JP3559019B2 - 信頼できないネットワークが存在する場合にロバストなip/udp/rtpヘッダ圧縮を達成するシステム及び方法 - Google Patents

信頼できないネットワークが存在する場合にロバストなip/udp/rtpヘッダ圧縮を達成するシステム及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ・ネットワークにおけるデータの圧縮と解凍に関し、具体的には、信頼できないネットワークが存在する場合にロバストなIP/UDP/RTPヘッダ圧縮を達成するシステム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、インターネットの利用が増加した結果、ネットワーク容量の不足が生じて、従来のアプリケーションのパフォーマンスに対して否定的影響を与えるようになっている。同時に、テレビ会議やボイス・オーバーIP(VoIP)を含む双方向型オーディオ及び/又はビデオなどの、タイムリなデータ配信並びにはるかに改善されたサービス品質が要求される新しいアプリケーションが現れてきた。テレビ会議やボイス・オーバーIP(VoIP)のような、様々なタイプのネットワーク用リアルタイム・アプリケーション間でのインターオペラビリティ(相互運用性)を得るためにリアルタイム転送プロトコル(RTP)が利用されてきた。インターネット・プロトコル(IP)ベースのリアルタイム・マルチメディア用として、ユーザ・データグラム・プロトコル(UDP/IP)の上位でRTPを使用して、“RTP:リアルタイム・アプリケーション用トランスポート・プロトコル”(Henning Schulzrinne, Stephen L. Casner, Ron Frederick, and Van Jacobson共著、インターネットの技術標準文書(RFC)1889年、1996年1月)に記述されているような多重化及びチェックサム・サービスの利用が可能である。しかし、ダイアルアップ・モデムのような低速回線を介して伝送を行う場合、容認できる双方向型の応答と回線効率にとってRTPヘッダが大きくなりすぎるかもしれないという懸念がある。例えば、インターネット・プロトコル・バージョン4(IPv4)では、IP/UDP/RTPを含むヘッダ・フィールドは、パケット当たり40バイトを占めることができる。同様に、インターネット・プロトコル・バージョン6(IPv6)では、このようなヘッダ・フィールドはパケット当たり60バイトを占めることができる。音声ペイロードを(20msのGSM符号化音声に対応する)36バイトほどの小さなものとすることも可能な通話用音声のようなリアルタイム・アプリケーションでは、このヘッダ・オーバーヘッドはきわめて大きなものである。従って、リアルタイム・アプリケーションではこのようなヘッダ・オーバーヘッドを大幅に減らす必要がある。
【0003】
現在、ヘッダ・オーバーヘッドを低減して、低速及び中速リンクでの帯域の効率的な利用を可能にするための、IP/UDP/RTPデータグラムのヘッダ圧縮に利用可能なヘッダ圧縮手法はほとんどが存在しない。このようなヘッダ圧縮手法の最も最近の例が、“低速シリアルリンク用IP/UDP/RTPヘッダの圧縮”(Stephen L. Casner及びVan Jacobson、RFC2508、1999年2月)に記載されている。IP/UDP/RTPデータグラムのヘッダを圧縮して、2〜4バイトまでヘッダ・オーバーヘッドを低減する圧縮/解凍装置を備えたヘッダ圧縮メカニズムが提供されている。このヘッダ圧縮方式は、IPヘッダのほとんどのフィールドが、接続寿命(すなわちセッションの長さ)の間パケット・ストリームの中で一定のままであるという観察に基づくものである。したがって、解凍装置で圧縮状態を保持することにより、また、(エラー検出及びパケット紛失検出用として使用するセッション・コンテキスト識別子と小さなシーケンス番号のような)最低量のヘッダ・オーバーヘッドを圧縮装置から解凍装置へ単にトランスポートすることにより、ヘッダ圧縮を達成することも可能である。RFC2508によれば、解凍装置での圧縮状態は、すべてのパケットで変化するフィールド、及び、すべてのパケットで変化しないフィールドを含む未圧縮のヘッダ・フィールドに対応するようにしてもよい。(発信元と宛先のIPアドレス及びポート番号のような)変化しないフィールドの場合、解凍装置は、圧縮状態で保存されている対応フィールドを単に加算するだけでよい。しかし、変化するフィールドの場合、解凍装置は、圧縮パケット・ヘッダで送られる情報に依拠することができる。典型的には、圧縮パケット・ヘッダの中に内包される情報は、前回のパケット内のフィールドの値(すなわち変化するフィールドのノンゼロの2次差のみに関する変化の差)を含み、変化したフィールド自身を含むものではない。
【0004】
一般的処理を行うために、変化しないフィールドのコンテキスト状態及び変化するフィールドの1次差が解凍装置により確立されるまで完全なIP/UDP/RTPヘッダを解凍装置へ伝送することにより圧縮装置は始動する。いったんコンテキスト状態が確立されると、2次差(デルタ)がノンゼロである限り、圧縮装置は差(特に、RTPタイム・スタンプやRTPシーケンス番号などのようなRTPヘッダ・フィールドに対応する差)を伝送する必要はなくなる。パケットからパケットへのRTPヘッダの2次差(デルタ)がゼロである場合、解凍装置は、各圧縮パケットが受信されたとき、前回のパケットを表す保存されている未圧縮ヘッダに1次差を単純に加算することにより、情報ロスのないパケットの再構成(復元)が可能となる。通信の必要があるのはただ、圧縮装置と解凍装置との間のパケット紛失を検出するためのセッション・コンテキスト識別子(ID)と小さなシーケンス番号(RTPシーケンス番号とは関連しない)だけである。例えば、パケット#1、#2、#3のRTPタイム・スタンプが、20から40、60へと変化する場合、20と40及び40と60との間の1次差は20である。初期値20が既知である場合、2次差がゼロであることが圧縮ヘッダ内の適切なフィールドによって示されていれば、解凍装置はパケット#3の正しい増分値を単に加算するだけでよい。
【0005】
一方、いくつかのフィールドのRTPヘッダの2次差(デルタ)がゼロでない場合、コンパクトな符号化を用いてそれらのフィールドだけの新しい1次差を通信しなければならない。これらの新しい1次差の値は、解凍装置のセッション・コンテキスト内の未圧縮ヘッダ内の対応フィールドに加算され、次いで、セッション・コンテキストの中にはっきりと保存されて、2次差(デルタ)がゼロである各後続パケット内の対応フィールドに再び加算される。後続パケット内で1次差が変化する度にその差が伝送され、セッション・コンテキストの更新に利用される。
【0006】
しかし、インターネット共同体に利用可能なインターネット用の規格プロトコルが含まれるRFC2508及びその他のRFC文書に記載されているようなヘッダ圧縮方式は、帯域が不足し、多くのリンク・エラーや長いリンク待ち時間が生じる(セルラ無線ネットワークのような)環境での処理には適していない。パケットの紛失に起因して、解凍装置が、RTPタイム・スタンプやRTPシーケンス番号のような間違ったヘッダ情報を受信に成功した次のパケットに加算する可能性がある。同様に、圧縮パケット・ヘッダがエラーになった場合、RTPパケットの同様の間違った再構成が結果として生じる可能性がある。例えば、1フィールド(または複数のフィールド)の新しい1次差を含むパケットが(おそらくエラーに起因して)紛失したと考えられる場合、解凍装置が圧縮装置に通知するか、必要な1次差の再送に圧縮装置が成功するまで後続パケット用ヘッダの正しい再構成はできなくなる。この回復段階中、ヘッダの再構成を行うために伝送済みパケットと伝送中パケットの処理を行うことはできない。ボイス・オーバーIP(VoIP)やテレビ会議のようなリアルタイム・アプリケーションの場合、プレイアウト・デッドライン(play−out deadline)の期限切れに起因してこれらのパケットは破棄される可能性がある。例えば、(基地局のような)無線アクセス・ポイントから移動機への1方向遅延(または基地局から移動機へ、次いで基地局へもどる120msのラウンド・トリップ遅延)の60msを持つセルラ・リンク、及び、トーク・スパート(talkspurt)中の20msの音声パケット間でのパケット間(inter−packet)分離について考えてみよう。トーク・スパートの開始時に、一番最初のパケットのRTPタイム・スタンプは、無音間隔に起因してその2次差がノンゼロとなるように増分する。したがって、この一番最初のパケットで解凍装置へ新しい1次差を通信しなければならない。パケットがエラーに起因してなぜか紛失した場合、解凍装置が故障に関する情報を圧縮装置に与えるまで、次の3個のパケット(60ms/20ms)の再構成を行うことはできない。この故障時間中、(トーク・スパートが少なくとも6個のパケットで持続すると仮定した場合)別のさらに3個のパケットが圧縮装置により伝送されたであろう。解凍装置によって正しい1次差が受信されるまでこれら6個のパケットはすべて待機する必要があり、その結果、プレイアウト・デッドラインの期限切れのために破棄される可能性がある。
【0007】
したがって、信頼できないネットワークが存在する際のロバストなIP/UDP/RTPヘッダ圧縮方式に対する要望が存在する。さらに、ヘッダ・パケットの紛失やエラーの発生時に正しく再構成を行うことが可能な方式が必要とされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の様々な実施例は、パケットの紛失やエラーの発生時に、IP/UDP/RTPヘッダの正しい再構成が可能なロバストなIP/UDP/RTPヘッダ圧縮メカニズムと手法を目的とするものである。このヘッダ圧縮メカニズムには、RFC2508に類似して処理を行うように実現される圧縮/解凍装置であって、紛失が多く、エラーし易いネットワークで使用される場合、ロバスト性を処理できるように特別に設計された圧縮/解凍装置が含まれ、パケットの紛失やエラーの発生時にヘッダの正しい再構成が可能となる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの態様によれば、上記ロバストなヘッダ圧縮方式の要件として、フィールドの2次差がノンゼロである場合、ノンゼロの2次差を持つ或る特定のRTPパケットを新しい1次差と共に伝送することが求められるだけでなく、(a)ある時間が、チャンネル特性(リンク・ラウンド・トリップ時間RTP/パケット間分離など)のような係数により予め定められているか、(b)新しい1次差が正しく受信された旨の肯定の確認が圧縮装置により受信される限り、その新しい1次差と共に後続パケットを伝送することが求められる。その結果、後続パケットの“自制”が保証され、たとえ2次差をノンゼロとなるようにしたパケットが紛失しても、解凍装置は該後続のパケットのヘッダの正しい再構成を行うことが可能となる。
【0010】
本発明の別の態様によれば、ロバストなヘッダ圧縮方式の要件として、対応するRTPフィールドが1次差の通信時間中ノンゼロの2次差と共に再び変化した場合、これら2つの1次差を高い信頼性で通信する単純な手段としてこれら2つの1次差をまとめて後ろに付加することができるように“新しい”1次差は元の1次差と組み合わされる。しかし、本発明は効率を図る目的で1次差を組み合わせる別の手段を除外するものではない。
【0011】
【発明の実施の形態】
単に例として添付されている図面を参照しながら以下のパラグラフで本発明についてさらに具体的に説明する。
【0012】
本発明のさらに完全な理解、及び、本発明の付随する利点の多くは、添付図面と関連して考察し、以下の詳細な記述を参照して同発明をより良く理解したとき容易に明らかになる。上記添付図面では同じ参照記号により、同じまたは類似の構成要素が示されている。
【0013】
本発明は、すべてのタイプのデータ・ネットワークとリアルタイム通信サービスと共に使用するために適用可能である。例えば、データ・ネットワークは、ボイス・オーバーIP(VoIP)やテレビ会議(ビデオ・オーバーIP)のようなリアルタイム・アプリケーション用として利用される、イーサネット・ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、非同期転送モード(ATM)、フレーム・リレー及びインターネットを含むパケット・ネットワークであってもよい。上記とは別に、このようなデータ・ネットワークは、旧来の電話サービス(POTS)、公衆電話交換網(PSTN)、総合デジタル通信網(ISDN)、移動通信ネットワーク、衛星ネットワーク、及び、地上デジタルTVや無線、セルラ、短距離用無線(ブルートゥース、RFプロトコル、無線LAN)ネットワークなどのネットワークを含む私設ネットワークまたは公衆ネットワークであってもよい。しかし、説明を単純にするために、本解説では、ボイス・オーバーIP(VoIP)やテレビ会議(ビデオ・オーバーIP)のようなリアルタイム・アプリケーションのための様々な構成から成る単純なデータ・ネットワークが主として中心となる。但し、本発明の範囲と実現はこのようなデータ・ネットワークに限定されるものではない。
【0014】
図面、特に、図1の発信側端末20と受信側端末30からなる、本発明の実施例に従う単純なデータ・ネットワークに注意されたい。図1に図示のように、帯域限定リンク10を利用して発信側端末20を受信側端末30と接続するようにすることも可能である。帯域限定リンク10はダイアルアップ・モデムまたは高周波(RF)無線リンク(セルラ・リンク)などの低速回線を表すものであってもよい。上記とは別に、帯域限定リンク10は、インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)のIPベースのネットワーク、インターネット、例えば、公衆電話交換網(PSTN)、総合デジタル通信網(ISDN)及び発信側端末20と受信側端末30との間の通信を可能にするその他のアクセス・ネットワーク・インフラ・ストラクチャ(ANI)などを含む様々な発信側ネットワーク及び着信側ネットワークを含むものであってもよい。帯域限定リンク10がセルラ・リンクに対応する場合、発信側端末20及び受信側端末30は移動端末装置と基地局にそれぞれ対応するようにすることも可能であり、また、その逆も可能である。
【0015】
発信側端末20には、例えば、少なくともホスト22とネットワーク・インターフェース・コントローラ(NIC)24とが含まれる。同様に、受信側端末30には、例えば、少なくともホスト32とネットワーク・インターフェース・コントローラ(NIC)34とが含まれる。複数のホストが発信側端末20と受信側端末30に含まれるようにしてもよい。各ホストは、帯域限定リンク10を介して発信側端末20から受信側端末30へデータ・パケットを伝送するIP電話やスタンド・アローン型PCに対応するようにしもよい。
【0016】
発信側端末20では、ホスト22は、ネットワーク・インターフェース・コントローラ(NIC)24へ転送するデータを生成する。発信側端末20のNIC24は、例えば、ユーザ・データグラム・プロトコル(UDP/IP)の上位で用いられるリアルタイム転送プロトコル(RTP)を利用してホスト22からの着信データをデータ・パケットに変換し、帯域限定リンク10を介してこれらのデータ・パケットを注入する。帯域限定リンク10がIPベースのネットワークである場合、そのデータ・パケットのレートはIPベースのネットワーク10を介して注入されて、外へ向かうデータ・フローパケットの制御と管理がNIC24により行われ、IPベースのネットワーク10における輻輳状態の回避及びデータ・パケット帯域の使用の限定が図られる。IPベースのネットワーク10は着信データ・パケットを受け取り、次いで、ヘッダに含まれる情報に従って受信側端末30へ同着信データ・パケットを転送する。受信側端末30のNIC34は、IPベースのネットワーク10からこれらのデータ・パケットを受け取り、同データ・パケットをデータに変換し、次いでホスト32へ該データの転送を行う。
【0017】
図2A〜2Bは本発明の実施例に従う単純なデータ・ネットワークで利用する例示データ・パケットを示すものである。図2Aに図示のように、例示データ・パケット100は、データ・ペイロード130のセグメントと、データ・ペイロード130の前に付加される小さなヘッダ120とから構成される。パケット100は、ボイス・オーバーIP(VoIP)またはビデオ・オーバーIPのリアルタイム・トラフィックを表すものであってもよいが、これに限定されるものではない。例えば、ヘッダ・セグメント120には、IPアドレス・フィールド(一般にネットワークIDとホストIDとから成る32ビット・グローバル・インターネット・アドレス)と、IPのどのバージョンがIPパケットの中に表されているか(例えばIPバージョン4及びIPバージョン6など)を指定するために使用されるバージョン・フィールドと、様々なサービス品質を提供するIPベースのネットワークでのIPパケットの処理方法を指定するために使用されるサービス・フィールドのタイプと、伝送エラーの検証に使用されるヘッダ・チェックサム・フィールドとが含まれる。フラグとフラグメント・オフセット・フィールド、合計長フィールド、IDフィールド、TTL(time to live)フィールドと、プロトコル・フィールドなどのその他のIPフィールドをこのようなヘッダの中に含めてもよい。インターネット・プロトコル・バージョン4(IPv4)では、IP/UDP/RTPを含むヘッダ・フィールドはパケット当たり40バイト、また、インターネット・プロトコル・バージョン6(IPv6)の場合には、パケット当たり60バイトを占めることが可能である。ヘッダ・オーバーヘッドは、データ・ペイロードに比べて一般に相当の大きさになり、特に、実際の音声ペイロードが36バイト(20msのGSM符号化音声に対応する)ほどの小さなものである場合もある通話用音声のような、ユーザ・データグラム・プロトコル(UDP/IP)の上位で使用されるリアルタイム転送プロトコル(RTP)が用いられるリアルタイム・アプリケーションの場合には、ヘッダ・オーバーヘッドは相当の大きさのものになる。
【0018】
図2Bは、IPヘッダ122と、UDPヘッダ124と、RTPヘッダ126、及び、例えば、図2Aに図示の音声サンプルなどを含むデータ・ペイロード130の組合せを含む例示ヘッダ・セグメント120を示す。
【0019】
図3は、本発明の実施例に従う、未圧縮フォーマットの例示RTPヘッダ126を示す。図3に図示のように、未圧縮のRTPヘッダ126にはタイム・スタンプ(T)310と、シーケンス番号(SN)312と、その他のフィールド314とが含まれる。IPネットワークのパケット交換型の性質(図1を参照)に起因して、RTPパケットが間違った順序で着信する場合がある。受信側端末30でシーケンス番号312を使用して、RTP音声サンプルを正しい順序に組み立てることも可能である。しかし、RTPパケット内のシーケンス番号は、フィールドのいずれの非線形変化(音声信号の無音間隔)も反映しない場合がある。したがって、タイム・スタンプ(T)310を設けて各パケットの相対的タイミングを示すようにしてもよい。
【0020】
前述したように、各RTPパケット内のIP/UDP/RTPヘッダにより供給される40〜60バイトのヘッダ・オーバーヘッドが大きすぎる場合もある。特に、RTPタイム・スタンプがあまりに大きな負担となるためダイアルアップ・モデムや帯域限定リンクなどのような低速回線を介してRTPパケットがトランスポートを行うことができなくなる場合もある。したがって、図1に図示のデータ・ネットワークの発信側端末20のNIC24の中には(またエンド・ツー・エンド・ベースの双方向通信用受信側端末20のNIC34の中にも)、一般に、発信側端末20と受信側端末30においてヘッダ圧縮を行うヘッダ圧縮メカニズム26と36が含まれる。上記メカニズムは、ダイアルアップ・モデムまたは帯域限定リンクなどのような低速回線を介する作動時に、容認できる双方向型の応答と回線効率のためにヘッダのオーバーヘッドの低減を図るものである。ヘッダ圧縮メカニズム26と36に、IP/UDP/RTPデータグラムのヘッダを圧縮する圧縮/解凍装置を設けて、2〜4バイトまでヘッダ・オーバーヘッドを低減するようにしてもよい。CやC++のような高水準プログラム言語と汎用コンピュータを用いて標準的プログラミング方法により構成されるハードウェア及び/又はソフトウェアによりヘッダ圧縮メカニズム26と36を実現して、ヘッダ圧縮を達成するようにしてもよい。ソフトウェア・モジュールによりヘッダ圧縮メカニズム26と36を実現する場合、EPROM、EEPROMなどの半導体記憶装置、フラッシュメモリ・デバイス、磁気ディスク(固定ディスク、フロッピー・ディスク、リムーバブル)、テープなどのその他の磁気媒体及びCD−ROMディスクなどのような光媒体を含む有形の媒体(但しこれらに限定されるものではない)上にこのようなソフトウェア・モジュールを設けることも可能である。ホストのネットワーク・インターフェース・カードと共にこのようなソフトウェア・モジュールをバンドルしてもよい。上記とは別に、ヘッダ圧縮メカニズム26と36は、ファームウェア・モジュールまたはホストに組み込みが可能な包括的なハードウェア/ソフトウェア・モジュールとして利用できるものであってもよい。さらに、ヘッダ圧縮メカニズム26と36とは、RFC2508に類似の機能を行うために実現可能であるが、セルラ無線ネットワークのような多くのリンク・エラーや長いリンク待ち時間が生じることを特徴とする、紛失が多く、エラーし易いネットワーク環境で使用される場合、アドレスのロバスト性を処理できるように特別に設計されて、パケットの紛失やエラーの発生時にヘッダの正しい再構成が図られるようになっている。
【0021】
図1に図示の発信側端末と受信側端末及びリンクの具体的な数と構成は、帯域が不足し、エラーが稀ではない場合もあるデータ・リンクを介してデータ・パケットのヘッダ圧縮と伝送を行うヘッダ圧縮方式が利用される例示データ・ネットワークとして単に示されているものにすぎない。すべてのタイプのデータ・ネットワークにおいてどのような数の端末装置、交換機、リンクから成る多種多様な実現例と構成例が可能である。
【0022】
ヘッダ圧縮処理を行うために、RFC2508に記載されている方法と同じ方法で、変化しないフィールドのコンテキスト状態並びに変化するフィールドの1次差が解凍装置36により確立されるまで、受信側端末30の解凍装置36へ完全なIP/UDP/RTPヘッダを伝送することにより発信側端末20の圧縮装置26は始動する。すなわち、コンテキスト状態が確立されると、2次差(デルタ)がノンゼロでない場合、発信側端末20の圧縮装置26は、1次差(特に、例えば、RTPタイム・スタンプとRTPシーケンス番号などのようなRTPヘッダ・フィールドに対応する差)を伝送する必要はなくなる。パケットからパケットへのRTPヘッダ(またはデータ・パケットのIP/UDPヘッダ)の2次差(デルタ)がゼロである場合、各圧縮パケットが受信されたとき、受信側端末30の解凍装置36は、前回のパケットを表す保存された未圧縮ヘッダに1次差を単に加算するだけで、情報の紛失が皆無のパケットの再構成が可能となる。
【0023】
いずれかのフィールドのRTPヘッダの2次差(デルタ)がノンゼロである場合、発信側端末20の圧縮装置26は、RFC2508に記載の方法で、対応フィールドの新しい1次差を伝送するように機能する。しかし、RFC2508に加えて、(帯域が不足し、多くのリンク・エラーと長いリンク待ち時間が生じる可能性があるセルラ・ネットワークまたは無線ネットワークのような)紛失が多く、エラーし易い、信頼できないネットワークで使用する場合、ヘッダ圧縮メカニズム26と36がロバスト性を処理できるように特別に設計され、実現されて、パケットの紛失やエラーの発生時にヘッダの正しい再構成が行われる。
【0024】
一般に、本発明のヘッダ圧縮方式の要件として、フィールドの2次差がノンゼロである場合、ノンゼロの2次差を持つ或る特定のRTPパケットを発信側端末20の圧縮装置26から新しい1次差と共に伝送することが求められるだけでなく、(a)ある時間が、チャンネル特性(リンク・ラウンド・トリップ時間RTP/パケット間分離など;ラウンド・トリップ時間RTTとは、データ・パケットまたはフレームが発信側端末20から受信側端末30までどれだけの長さを進むかを示す推定値である)のような係数によって予め定められているか、(b)新しい1次差が正しく受信された旨の肯定の確認が発信側端末20の圧縮装置26により受信される限り、その新しい1次差と共に後続パケットの伝送も求められる。上記要件によって、後続パケットの“自制”が保証され、たとえ2次差をノンゼロとなるようにしたパケットが紛失しても、受信側端末30の解凍装置36による該後続パケットのヘッダの正しい再構成を行うことが可能となる。
【0025】
本発明の別の態様によれば、対応するRTPフィールドが1次差の通信時間中ノンゼロの2次差と共に再び変化した場合、これら2つの1次差を高い信頼性で通信する単純な手段としてこれら2つの1次差をまとめて後ろに付加することができるように“新しい”1次差は元の1次差と組み合わされる。しかし、本発明は効率を図る目的で1次差を組み合わせる別の手段を除外するものではない。
【0026】
ここで図4A〜4Bを参照しながら、変化するフィールドのための、発信側端末20の圧縮装置26及び受信側端末30の解凍装置36の機能、及び、パケットの紛失やエラーの発生時にヘッダを正しく再構成できる方法の諸例について以下本明細書で説明する。
【0027】
単一の変化するフィールドの場合、xを発信側端末20の圧縮装置26が伝送しなければならないフィールドgの1次差符号値(すなわち1次差の符号化された値)とする。なぜなら、該符号値は、パケットpの中で通常の予想値とは異なる量だけ変化し、受信側端末30の解凍装置36による受信に成功しなかったからである。
【0028】
=x(n−1)*f(n−1,n)*Xかつx(n+1)=X*f(n,n+1)*x(n+1)と定義する。但し、f(i,j)は、Xとx(n+1)とからX(共通入力)を計算し、所定のXとX、x(n−1)の一意的計算を可能にするものである。さらに、f(i,j)は、入力xまたはx(n−1)のうちのいずれか一方がゼロの場合、X=ノンゼロ入力を設定するようにするものである。
【0029】
f(i,j)の最も単純な形は、“アペンド(append)”関数であり、これは存在するフィールドに単に冗長性をつけ加えるだけの関数である。例えば、上記のXはx(n−1)とxの双方から構成されるものであってもよい。さらに優れた関数を利用してもよい。しかし、関数の複雑さとXを表すために必要とされるビットの減少との間でトレードオフが行われる。
【0030】
発信側端末20の圧縮装置26は、たとえ対応フィールドg(n+1)が予想量とは異なる量しか変化しない場合であっても(この場合x(n+1)はゼロになる)、パケットpに対応するXと、p(n+1)に対応するx(n+1)の計算を行うことが可能である。発信側端末20の圧縮装置26は、xの代わりにpでXを伝送し、x(n+1)の代わりにp(n+1)でX(n+1)を伝送する。
【0031】
パケットpが紛失し、p(n+1)とp(n+2)とが受信された場合、x(n+1)の計算が可能となり、X(n+1)が既知となるためXの計算も可能となる。したがって、パケットpの紛失がヘッダの正しい再構成に影響を与えることはない。その結果、単一パケットの紛失に対する保護を行うことが可能となる。
【0032】
f(i,j)が“アペンド”関数以外の場合、Xの計算をXとx(n−1)だけに限定する必要はない。xは上記すべてのxの関数とすることができる。但し、対応する関数f(i,i−j)が存在する限り、任意のi−jの値についてi=i,i−1,i−2,...i−jである。任意の2つのXとX(i+1)から、共通入力x、x(i−1)、x(i−2)、...、x(i−j)をxとx(i+1)から別個に計算することができる。このような場合、フィールドの変化が生じたとき、パケット紛失のバーストに対する保護を目的として、発信側端末20の圧縮装置26はx(i−j)までx値を計算しなければならない。
【0033】
f(i,j)が“アペンド”関数であるとき、本発明の1つの態様として記述される要件により、バースト・パケット紛失に対する保護が行われる。すなわち、フィールドの2次差がノンゼロである場合、ノンゼロの2次差を持つ或る特定のRTPパケットを新しい1次差と共に伝送することが求められるだけでなく、(a)ある時間が、チャンネル特性(リンク・ラウンド・トリップ時間RTP/パケット間分離など)のような係数によって予め定められているか、(b)新しい1次差が正しく受信された旨の肯定の確認が圧縮装置により受信される限り、上記新しい1次差と共に後続パケットの伝送も求められる。
【0034】
図4A〜4Bに図示のように、変化するフィールドのための、発信側端末20の圧縮装置26及び受信側端末30の解凍装置36のについて以下説明する。図4Aでは、本発明の実施例に従う、圧縮フォーマットでの例示RTPパケット100の中に、コンテキスト識別子(ID)フィールド、タイム・スタンプ(T)フィールドが変化しているかどうかを示すフラグ“T”により示されるタイム・スタンプ(T)フィールド及びシーケンス番号(SN)を含むようにしてもよい。残りのフィールドは図を明瞭にするために示されていない。
【0035】
Tは、RTPタイムスタンプ・フィールドが(RFC2508に記載されているような)予想値とは異なる値だけ変化したかどうかを示すために使用するビットとする。
【0036】
圧縮ヘッダにおいて、デルタ・タイムスタンプ(RTPタイム・スタンプの1次差の符号化された値)=シーケンス番号sを持つパケットpに対応するX、かつ、T=1とする。受信側端末30の解凍装置36からパケットpが紛失したと仮定する。この紛失は、シーケンス番号s(n+1)を持つ次のパケットp(n+1)が着信したとき、受信側端末30の解凍装置36により検知可能である。
【0037】
(n+1)でT=0の場合、受信側端末30の解凍装置36は、上記方法論に従って発信側端末20の圧縮装置26が配置したであろうデルタ・タイムスタンプ・フィールドをまだ探索している(前回のパケットが紛失したため)。デルタ・タイムスタンプ・フィールドはXを含むことになる。解凍装置36はx(n+1)からXを取得する。
【0038】
次に、図4Bに図示のように、T=1の場合、受信側端末30の解凍装置36はデルタ・タイムスタンプ・フィールドの探索を求められる。しかし、当該フィールドに含まれる値がx(n+1)になるため、“f(i,j)”関数が“アペンド”関数でない関数の場合、受信側端末30の解凍装置36はデルタ・タイムスタンプ(X)の実際の値を計算することはできない。f(i,j)が“アペンド”関数でない関数の場合、受信側端末30の解凍装置36は追加パケット・タイムの間待機を余儀なくされる。“f(i,j)”関数が単に2つの1次差を連結するにすぎない“アペンド”関数である場合、待機は本質的なことではないという点に留意されたい。
【0039】
f(i,j)が“アペンド”関数でない関数の場合であって、かつ、後続パケットp(n+2)の着信が成功したと仮定すると、受信側端末30の解凍装置36は(x(n+1)とx(n+2)内の)共通入力x(n+1)を復号化することができる。x(n+1)が既知であるため、受信側端末30の解凍装置36はデルタ・タイムスタンプX並びにx(n+2)の計算を行うことも可能となる。図4Bに図示のように、フィールド情報の再構成が成功するまで、受信側端末30の解凍装置36は追加パケットの着信を待機しなければならない。この待機時間は、同様に、バースティなパケットの紛失が生じる場合と同じで(かつ一定)ある。
【0040】
図5A〜5Dは、図4A〜4Bに図示の発信側端末20の圧縮装置26、及び、受信側端末30の解凍装置36の機能に従うデータ・パケットの様々なパケット・ヘッダ・フォーマットを例示する図である。これらのパケット・ヘッダ・フォーマットはf(i,j)が“アペンド”関数であると仮定して示されるものである。特に、図5Aは2次(SO)差がゼロの場合のデータ・パケットのヘッダ・フォーマットを例示する図である。データ・パケット100のヘッダ・セグメント120(図2Aを参照)には、(RFC2508に記載のものと同じであり、セルラ方式ネットワークなどのような或る種のネットワークでは暗黙のうちに了解され、オプションとする場合もある)コンテキスト識別子(ID)フィールドと、4ビット・シーケンス番号フィールドとを含めてもよい。図5Aに示されるヘッダ・フォーマットは、2次(SO)差がゼロのとき、RFC2508に記載の方法で発信側端末20の圧縮装置26から受信側端末30の解凍装置36へ通常伝送される。
【0041】
図5Bは、パケット“n”の2次(SO)差がノンゼロ(NONJEND)である場合のデータ・パケットのヘッダ・フォーマットを例示する図である。図5Bに図示のように、データ・パケット100のヘッダ・セグメント120は、4ビット・コンテキスト識別子(ID)フィールドと、パケット“n”の4ビット・シーケンス番号(n)フィールドと、(RTP圧縮ヘッダ、フル・ヘッダなどの)パケットタイプを特定する3ビット・パケットタイプ・フィールドと、伝送中の1次(FO)差がノンゼロの2次(SO)差を持つパケットについての差であるか、あるいは、該パケットの後続パケットについての差であるかを示す1ビット再転送(ReTX=0)ビットと、変化したフィールドを特定する、RFC2508に記載のような4ビットの組合せ(MSTI:マーカービット、シーケンス番号、タイム・スタンプ、IP−ID)フィールドと、ノンゼロの2次(SO)差を持つRTPフィールドの1次(FO)差を含む可変長フィールドと、を含むものであってもよい。例えば、タイム・スタンプ(T=1)が図4Aに図示されているように変化したとき、図5Bに図示のようなヘッダ・フォーマットは、発信側端末20の圧縮装置26から受信側端末30の解凍装置36へ伝送される。
【0042】
図5Cは、図5Bに図示の、(パケット“n+1”などの)パケット“n”に後続するパケット内の一次(FO)差を反復する際のヘッダ・フォーマットを例示する。図5Cに図示のように、データ・パケット100のヘッダ・セグメント120は、コンテキスト識別子(ID)フィールドと、パケット“n+1”のシーケンス番号(n+1)フィールドと、(RTP圧縮ヘッダ、フル・ヘッダなどの)パケットタイプを特定するパケットタイプ・フィールドと、伝送中の1次(FO)差がノンゼロの2次(SO)差を持つパケットについての差であるか、あるいは、該パケットの後続パケットについての差であるかを示す再転送(ReTX=1)ビットと、変化したフィールドを特定するRFC2508に記載のようなMSTIフィールドと、パケット“n”のシーケンス番号(n)フィールドと、パケット“n”のRTPフィールドの1次(FO)差を示す可変長フィールドと、を含むものであってもよい。例えば、タイム・スタンプ(T=0)が図4Aと4Bに図示されているように変化しなかったとき、図5Bに図示のようなヘッダ・フォーマットは、次のパケット(n+1)または(n+2)との関連で、発信側端末20の圧縮装置26から受信側端末30の解凍装置36へ伝送される。
【0043】
図5Dは、パケット“n”の1次(FO)差の通信中、パケット“n+k”(または図4Bを参照して説明したように“n+1”)の2次(SO)差がノンゼロである場合のヘッダ・フォーマットを例示する図である(図5Bと5Cの組合せなど)。図5Dに図示のように、データ・パケット100のヘッダ・セグメント120は、コンテキスト識別子(ID)フィールドと、パケット“n+k”のシーケンス番号(n+k)フィールド(または図4Bを参照して説明したように、パケット“n+1”の“n+1”フィールド)と、(RTP圧縮ヘッダ、フル・ヘッダなどの)パケットタイプを特定するパケットタイプ・フィールドと、伝送中の1次(FO)差がノンゼロの2次(SO)差を持つパケット“n+k”(または図4Bを参照して説明したように、“n+1”)についての差であること、あるいは、該パケットの後続パケットについての差であることを示す再転送(ReTX=0)ビットと、変化したフィールドを特定するRFC2508に記載のような、ビット組合せ(MSTI)フィールドと、パケット(n+k)(または図4Bを参照して説明したようにパケット“n+1”)についての1次(FO)差を示すフィールドと、パケット“n”のシーケンス番号(n)フィールドと、パケット“n”のタイプを特定する別のパケットタイプ・フィールドと、ノンゼロの2次(SO)差を持つパケット“n”のフィールドであることを示す再転送(RxTx=1)ビットと、変化したフィールドを特定する、RFC2508に記載されているような別のビット組合せ(MSTI)フィールドと、パケット(n)の1次(FO)差を示すフィールドと、を含むものであってもよい。例えば、図4Bに図示のように、タイム・スタンプ(T=1)が変化したとき、図5Dに図示のようなヘッダ・フォーマットは、次のパケット(n+1)と関連して発信側端末20の圧縮装置26から受信側端末30の解凍装置36へ伝送される。
【0044】
前述したように、図1に図示の発信側端末20と受信側端末30は単に例示のデータ・ネットワークとして設けられるものである。すべてのタイプのデータ・ネットワークで任意の数の端末装置、交換機、リンクから成る多種多様な実現例及び構成例が可能である。例えば、ヘッダ圧縮用として設けられたヘッダ圧縮メカニズムを含む、発信側端末と受信側端末から成るこのようなデータ・ネットワークの1つの推奨利用実現例として、図6に図示のようなボイス・オーバーIPとテレビ会議のようなリアルタイム・アプリケーション用セルラ方式ネットワークを挙げることもできよう。帯域限定リンク10は、セルラ通信を行うための、IPネットワーク12とアクセス・ネットワーク・インフラ・ストラクチャANI14とANI16との組合せとすることも可能である。発信側端末20は、RTP/UDP/IPを実行し、IPネットワーク12及びANI14と16を介する伝送用のパケット化された音声サンプルをRTPパケットで供給するホストPCまたは同種のものであってもよい。受信側端末30は、ANI14を備えたセルラ通信用の移動端末装置であってもよい。各端末20と30はRTPパケット用の発信側端末か受信側端末のいずれかとすることができる。
【0045】
端末20には、(例えばIPアドレス、ポート番号などを含む)この端末をRTPパケット用の発信元または宛先のいずれかとして特定するRTPエンドポイント22を含むことも可能である。IPネットワークが例として示されているが、代わりに別のタイプのパケット交換方式ネットワークや同種のネットワークの利用も可能である。また端末20には、タイム・スタンプ生成用ローカル・タイマ24も含まれる。
【0046】
アクセス・ネットワーク・インフラ・ストラクチャ(ANI)14をIPネットワーク12と接続してもよい。無線周波数(RF)リンク50を介して移動端末装置30をANI14と結合してもよい。RFリンク50には(端末30からANI14への)上り回線52と(ANI14から端末30への)下り回線54とが含まれる。ANI14は、ある領域で、1以上の無線(すなわち無線周波数)端末(端末30を含む)をIPネットワーク12とインターフェースすることも可能である。これには(IPネットワーク12から出力される)有線信号と、(端末30へまたは端末30から出力される)無線すなわちRF信号との間の変換が含まれる。したがって、IPネットワーク12から受信したRTPパケットをRFリンク50を介して移動端末装置30へ伝送することがANI14により可能になり、さらに、IPネットワーク12を介して移動端末装置30から端末20などのような別の端へRTPパケットの伝送を行うことが可能となる。
【0047】
本発明の実施例によれば、ANI14には、各々がタイマ42を含む1以上のANIアダプタ(ANI_AD)40を含むことが望ましい。RFC2508に類似したヘッダ圧縮処理を行うための、本発明の実施例に従うロバストなIP/UDP/RTPヘッダ圧縮方式であるが、図1〜4を参照して説明したように、紛失の多い、エラーし易いネットワークで使用する際、パケットの紛失やエラーの発生時にロバスト性を処理するIP/UDP/RTPヘッダ圧縮方式を用いて各ANI_AD40が構成され、実現されて、ヘッダの正しい再構成を行うことが可能となる。ANI_AD40は(下り回線の伝送に先行して)ヘッダ圧縮を実行し、次いで(上り回線の伝送後)解凍を実行することが可能である。IPネットワーク12から受信したRTPパケット用ヘッダ(またはタイム・スタンプのような1以上のヘッダ・フィールド)は、下り回線54を介する移動端末装置30への伝送に先行してANI_AD40により圧縮され、移動端末装置30から受信したパケット・ヘッダはIPネットワーク12への伝送前にANI_AD40により解凍される。したがって、各ANI_AD40はヘッダ圧縮装置/解凍装置と考えることもできる。また各ANI_AD40は、IPネットワーク12とつながる領域の範囲内の特定のエリアまたは異なるエリア内に位置する端末をインターフェースすることも可能である。
【0048】
ANI_AD40は、タイマ・ベースの解凍手法を実現するためのタイマ42を含むことも可能である。また、IPネットワーク12とつながる追加領域に位置する別の端末をインターフェースするために追加のANIを設けることも可能である。
【0049】
移動端末装置30は、RTPパケットの発信元及び/又は宛先(受信装置)であるRTPエンドポイント132を含むことも可能である。移動端末装置30は、(上り回線52で伝送されるパケットに対する)ヘッダ圧縮、及び、(下り回線54を介して受信されるパケットに対する)解凍を実行するターミナル・アダプタ(term_AD)36を含むことも可能である。したがって、ターミナル・アダプタ(term_AD)は、ANI_ADと類似のヘッダ圧縮装置/解凍装置と考えることもできる。
【0050】
また、ターミナル・アダプタ(term_AD)36にはカレント・ヘッダのRTPタイム・スタンプの近似値(または推定値)を計算するタイマ34も含まれる。次いで、ターミナル・アダプタ(term_AD)36は、RTPヘッダ内の追加情報を利用してタイム・スタンプの近似値の微調整または補正を行う。ローカル・タイマ及び圧縮されたタイム・スタンプを利用して、各RTPヘッダの正しいタイム・スタンプの再生が可能となる。各々がそれ自身のRTPエンドポイント、ターミナル・アダプタ及びタイマを含む別の端末を設けることも可能である。
【0051】
上述のように、本発明は、信頼できないネットワークが存在する場合にロバストなIPヘッダ圧縮を達成するためのロバストなヘッダ圧縮方式を好適に提供するものである。この提案された方式は、パケット紛失に対して必要な所望の保護に基づいて弾力的に適用することも可能である。奇数ビットの保護(但しこの場合ペイロードに対してヘッダへの保護)を行う、例えば音声符号化時などに利用される手法と類似の手法を用いることによりビット誤りに対する保護を行うことも可能である。
【0052】
本発明の推奨実施例と考えられるものを例示し、説明したが、様々な変更及び修正を行うことも可能であること、及び、本発明の真の範囲から逸脱することなく本発明の要素の代わりの均等物を用いることも可能であることを当業者は理解するであろう。さらに、多くの修正を行って、本発明の中心となる範囲から逸脱することなく、特定の状況を本発明の教示に適合させることも可能である。したがって、本発明の実行のために熟慮されたベストモードとして開示した特定の実施例に限定されるものではなく、本発明は添付の請求項の範囲に属するすべての実施例を含むものであることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に従う、帯域限定リンクを介してヘッダ圧縮及びデータ通信を行うために設けられたヘッダ圧縮メカニズムを含む、発信側端末と受信側端末とからなる例示データ・ネットワークを示す。
【図2A】本発明の実施例に従う、例示データ・ネットワークで使用する例示データ・パケットを示す。
【図2B】本発明の実施例に従う、例示データ・ネットワークで使用する例示データ・パケットを示す。
【図3】本発明の実施例に従う、未圧縮フォーマットでのデータ・パケットの例示RTPヘッダ・セグメントを示す。
【図4A】本発明の実施例に従う、変化するフィールドのための、発信側端末の圧縮装置と受信側端末の解凍装置の機能を例示する。
【図4B】本発明の実施例に従う、変化するフィールドのための、発信側端末の圧縮装置と受信側端末の解凍装置の機能を例示する。
【図5A】本発明の実施例に従う、データ・パケットの様々なパケット・ヘッダ・フォーマットを例示する。
【図5B】本発明の実施例に従う、データ・パケットの様々なパケット・ヘッダ・フォーマットを例示する。
【図5C】本発明の実施例に従う、データ・パケットの様々なパケット・ヘッダ・フォーマットを例示する。
【図5D】本発明の実施例に従う、データ・パケットの様々なパケット・ヘッダ・フォーマットを例示する。
【図6】本発明の実施例に従う、ヘッダ圧縮用、並びに、セルラ・リンクを介するデータ通信用として設けられたヘッダ圧縮メカニズムを含む、発信側端末と受信側端末とからなるIPベースのネットワークの1つの推奨利用実現例を例示する。
【符号の説明】
10 帯域限定リンク(IP)
20 発信側端末
22 ホスト
24 NIC
26 圧縮装置/解凍装置
30 受信側端末
32 ホスト
34 NIC
36 圧縮装置/解凍装置

Claims (33)

  1. データ・ネットワークにおいて、
    帯域限定リンクを介して伝送されるデータ・パケットのヘッダの圧縮/解凍を行うヘッダ圧縮/解凍装置を具備する第1のノードと、
    前記帯域限定リンクを介して伝送されるデータ・パケットのヘッダの圧縮/解凍を行うヘッダ圧縮/解凍装置を具備する第2のノードと、を具備し、
    変化しないフィールドのコンテキスト状態を最初に確立し、さらに、前記第1のノードと前記第2のノードのうちの一方の圧縮装置と、前記第1のノードと前記第2のノードのうちの他方の解凍装置との間の変化するフィールドの1次差を確立し、次いで、任意のフィールドの2次差がノンゼロであるとき、新しい1次差と共にノンゼロの2次差を持つ特定パケットを、上記新しい1次差が受信された旨の肯定の確認が上記圧縮装置により受信されるまで、もしくは、所定期間の期限切れまで、上記新しい1次差を持つ当該後続パケットと共に伝送することにより、ヘッダの圧縮と再構成とを行うことを特徴とするデータ・ネットワーク。
  2. 請求項1に記載のデータ・ネットワークにおいて、データ・パケットのラウンド・トリップ時間とパケット間分離時間との商として前記所定期間を設定することを特徴とするデータ・ネットワーク。
  3. 請求項1に記載のデータ・ネットワークにおいて、前記第1のノードを前記第2のノードと接続するために設けた前記帯域限定リンクが、ダイアルアップ・モデムのような低速回線に対応することを特徴とするデータ・ネットワーク。
  4. 請求項1に記載のデータ・ネットワークにおいて、前記第1のノードを前記第2のノードと接続するために設けた前記帯域限定リンクが、セルラ・リンクに対応することを特徴とするデータ・ネットワーク。
  5. 請求項1に記載のデータ・ネットワークにおいて、前記第1のノードを前記第2のノードと接続するために設けた前記帯域限定リンクが、インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)のIPベースのネットワークと、インターネットと、例えば公衆電話交換網(PSTN)、総合デジタル通信網(ISDN)、及び、前記第1のノードと前記第2のノードとの間の通信を可能にするその他のアクセス・ネットワーク・インフラ・ストラクチャ(ANI)などを含む様々な発信側ネットワークと着信側ネットワークと、に対応することを特徴とするデータ・ネットワーク。
  6. 請求項1に記載のデータ・ネットワークにおいて、ノンゼロの2次差を持つ上記対応フィールドが上記1次差の通信時間中再び変化したとき、上記圧縮装置が、上記解凍装置へ伝送するために上記新しい1次差を上記元の1次差と組み合わせることを特徴とするデータ・ネットワーク。
  7. 請求項1に記載のデータ・ネットワークにおいて、前記データ・パケットの各々が、タイム・スタンプとパケット・シーケンス番号とを有する少なくともヘッダ・フィールドを含むことを特徴とするデータ・ネットワーク。
  8. 請求項7に記載のデータ・ネットワークにおいて、前記ヘッダ圧縮メカニズムを実行して、上記パケットの紛失やエラーの発生時に前記データ・パケットのヘッダを正しく再構成するようにすることを特徴とするデータ・ネットワーク。
  9. 請求項7に記載のデータ・ネットワークにおいて、前記ヘッダが、上記インターネットでのリアルタイム通信のために、及び、ボイス・オーバーIPとテレビ会議などのようなアプリケーションのために用いられるIP/UDP/RTPヘッダであることを特徴とするデータ・ネットワーク。
  10. 請求項8に記載のデータ・ネットワークにおいて、上記コンテキスト状態が確立された後、上記対応する2次差がノンゼロでない限り、変化するフィールドの上記1次差の伝送を終了するために前記ヘッダ圧縮メカニズムを実行することを特徴とするデータ・ネットワーク。
  11. パケット・ネットワークにおいて、
    各パケットがヘッダ・フィールドを含む複数のパケットを供給する発信側端末と、
    受信側端末と、
    上記発信側端末と上記受信側端末との間で接続を行う帯域限定リンクと、を具備し、
    上記発信側端末または上記受信側端末の少なくとも一方のネットワーク・インターフェース・コントローラが、ヘッダの圧縮と再構成を行うための、該コントローラにインストールされたヘッダ圧縮メカニズムを具備し、前記ヘッダ圧縮メカニズムは、変化しないフィールドのコンテキスト状態、並びに、変化するフィールドの1次差を確立し、次いで、任意のフィールドの2次差がノンゼロであるとき、新しい1次差と共にノンゼロの2次差を持つ特定パケットを、上記新しい1次差が受信された旨を示す肯定の確認が受信されるまで、もしくは、所定期間の期限切れまで、上記新しい1次差を持つ当該後続パケットと共に伝送することを特徴とするパケット・ネットワーク。
  12. 請求項11に記載のパケット・ネットワークにおいて、データ・パケットのラウンド・トリップ時間とパケット間分離時間との商として前記所定期間を設定することを特徴とするパケット・ネットワーク。
  13. 請求項11に記載のパケット・ネットワークにおいて、前記第1のノードを前記第2のノードと接続するために設けた前記帯域限定リンクが、ダイアルアップ・モデムのような低速回線に対応することを特徴とするパケット・ネットワーク。
  14. 請求項11に記載のパケット・ネットワークにおいて、前記第1のノードを前記第2のノードと接続するために設けた前記帯域限定リンクが、セルラ・リンクに対応することを特徴とするパケット・ネットワーク。
  15. 請求項11に記載のパケット・ネットワークにおいて、前記第1のノードを前記第2のノードと接続するために設けた前記帯域限定リンクが、インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)のIPベースのネットワークと、インターネットと、例えば公衆電話交換網(PSTN)、総合デジタル通信網(ISDN)、及び、前記第1のノードと前記第2のノードとの間の通信を可能にするその他のアクセス・ネットワーク・インフラ・ストラクチャ(ANI)などを含む様々な発信側ネットワークと着信側ネットワークと、に対応することを特徴とするパケット・ネットワーク。
  16. 請求項11に記載のパケット・ネットワークにおいて、ノンゼロの2次差を持つ上記対応フィールドが上記1次差の通信時間中再び変化したとき、上記圧縮装置が、上記解凍装置へ伝送するために上記新しい1次差を上記元の1次差と組み合わせることを特徴とするパケット・ネットワーク。
  17. 請求項11に記載のパケット・ネットワークにおいて、前記ヘッダ・フィールドがタイム・スタンプとパケット・シーケンス番号とを含むことを特徴とするパケット・ネットワーク。
  18. 請求項11に記載のパケット・ネットワークにおいて、上記パケットの紛失やエラーの発生時に前記パケットのヘッダを正しく再構成するために前記ヘッダ圧縮メカニズムを実行することを特徴とするパケット・ネットワーク。
  19. 請求項11に記載のパケット・ネットワークにおいて、前記ヘッダが、上記インターネットでのリアルタイム通信のために、及び、ボイス・オーバーIPとテレビ会議などのようなアプリケーションのために用いられるIP/UDP/RTPヘッダであることを特徴とするパケット・ネットワーク。
  20. 請求項11に記載のパケット・ネットワークにおいて、上記コンテキスト状態が確立された後、上記対応する2次差がノンゼロでない限り、変化するフィールドの上記1次差の伝送を終了するために前記ヘッダ圧縮メカニズムを実行することを特徴とするパケット・ネットワーク。
  21. 信頼できないネットワークが存在する場合に、圧縮装置と解凍装置との間でロバストなヘッダ圧縮を達成する方法において、
    前記解凍装置が前記データ・パケットの変化しないフィールドのコンテキスト状態、並びに、変化するフィールドの1次差を確立するまで、帯域限定リンクを介して前記圧縮装置から前記解凍装置へデータ・パケットのヘッダを伝送するステップと、
    前記圧縮装置と前記解凍装置との間に上記コンテキスト状態が確立されたとき、任意のフィールドの2次差がノンゼロであるかどうかを決定するステップと、
    任意のフィールドの2次差がノンゼロであるとき、新しい1次差と共にノンゼロの2次差を持つ特定パケットを、上記新しい1次差が受信された旨を示す肯定の確認が受信されるまで、もしくは、所定期間の期限切れまで、上記新しい1次差を持つ当該後続パケットと共に伝送するステップと、を有することを特徴とする方法。
  22. 請求項21に記載の方法において、データ・パケットのラウンド・トリップ時間とパケット間分離時間との積として前記所定期間を設定することを特徴とする方法。
  23. 請求項21に記載の方法において、前記圧縮装置と前記解凍装置とを接続するために設けた前記帯域限定リンクが、ダイアルアップ・モデムのような低速回線に対応することを特徴とする方法。
  24. 請求項21に記載の方法において、前記圧縮装置と前記解凍装置とを接続するために設けた前記帯域限定リンクが、セルラ・リンクに対応することを特徴とする方法。
  25. 請求項21に記載の方法において、前記圧縮装置と前記解凍装置とを接続するために設けた前記帯域限定リンクが、インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)のIPベースのネットワークと、インターネットと、例えば公衆電話交換網(PSTN)、総合デジタル通信網(ISDN)、及び、前記第1のノードと前記第2のノードとの間の通信を可能にするその他のアクセス・ネットワーク・インフラ・ストラクチャ(ANI)などを含む様々な発信側ネットワークと着信側ネットワークと、に対応することを特徴とする方法。
  26. 請求項21に記載の方法において、ノンゼロの2次差を持つ上記対応フィールドが上記1次差の通信時間中再び変化したとき、上記解凍装置へ伝送するために、上記新しい1次差を上記元の1次差と組み合わせることを特徴とする方法。
  27. 請求項21に記載の方法において、前記データ・パケットの各々がタイム・スタンプとパケット・シーケンス番号と有するヘッダ・フィールドを含むことを特徴とする方法。
  28. 請求項21に記載の方法において、前記ヘッダが、上記インターネットでのリアルタイム通信のために、及び、ボイス・オーバーIPとテレビ会議などのようなアプリケーションのために用いられるIP/UDP/RTPヘッダであることを特徴とする方法。
  29. ホスト可読媒体であって、圧縮/解凍装置を含むホスト・システムにより命令が実行されるとき、
    前記解凍装置が前記データ・パケットの変化しないフィールドのコンテキスト状態、並びに、変化するフィールドの1次差を確立するまで、帯域限定リンクを介して前記圧縮装置から前記解凍装置へデータ・パケットのヘッダを伝送するステップと、
    前記圧縮装置と前記解凍装置との間に上記コンテキスト状態が確立されたとき、任意のフィールドの2次差がノンゼロであるかどうかを決定するステップと、
    任意のフィールドの2次差がノンゼロであるとき、新しい1次差と共にノンゼロの2次差を持つ特定パケットを、上記新しい1次差が受信された旨を示す肯定の確認が受信されるまで、もしくは、所定期間の期限切れまで、上記新しい1次差を持つ当該後続パケットと共に伝送するステップとによって、遠隔システムの圧縮装置と解凍装置との間でロバストなヘッダ圧縮を上記ホスト・システムに行わせる命令を含むことを特徴とするホスト可読媒体。
  30. 請求項28に記載のホスト可読媒体において、データ・パケットのラウンド・トリップ時間とパケット間分離時間との商として前記所定期間を設定することを特徴とするホスト可読媒体。
  31. 請求項28に記載のホスト可読媒体において、前記第1のノードを前記第2のノードと接続するために設けた前記帯域限定リンクが、低速回線かセルラ・リンクのいずれかに対応することを特徴とするホスト可読媒体。
  32. 請求項28に記載のホスト可読媒体において、ノンゼロの2次差を持つ上記対応フィールドが上記1次差の通信時間中再び変化したとき、上記圧縮装置が、上記解凍装置へ伝送するために上記新しい1次差を上記元の1次差と組み合わせることを特徴とするホスト可読媒体。
  33. 請求項28に記載のホスト可読媒体において、前記ヘッダ・フィールドが、タイム・スタンプとパケット・シーケンス番号とを含み、上記インターネットでのリアルタイム通信のために、及び、ボイス・オーバーIPとテレビ会議などのようなアプリケーションのために用いられるIP/UDP/RTPヘッダであることを特徴とするホスト可読媒体。
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