JP3558989B2 - 給排同時ファン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、換気送風機器および空気調和機器に使用される給排同時ファンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の給排同時ファンは、実公昭63−17948号公報、または実公平6−3323号公報に記載されているものが知られている。その給排同時ファンについて図7および図8を参照しながら説明する。
【0003】
図7に示すように、電動機101と、この電動機101によって回転し、排気を行う軸流ファン102と、この軸流ファン102の外周を覆い一体となったベルマウス103と、このベルマウス103の手前に設置されたオリフィス104と、前記ベルマウス103の外側に遠心ファン105が設置されており、このベルマウス103の外側は箱体106によって囲まれ、箱体106部分に遠心ファン105の吸込用のオリフィス107が設置され、遠心ファン105の回転により給気が行われる構造となっている。
【0004】
また、図8に示すように箱体111の中に1枚の壁112を隔てて上ブレ−ド113と下ブレ−ド114の一体となった遠心ファン115と、その遠心ファン115を回転させる電動機116とにより構成される。この遠心ファン115を回転することにより上ブレード113および下ブレード114が別々に給気と排気を行い、給気と排気の交錯する通路には静止した熱交換素子117が設置され、この熱交換素子117において顕熱および潜熱を交換している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の給排同時ファンでは、給気と排気を行うファンのブレードが別となるため、送風経路が複雑になり本体が大きくなるという課題がある。
【0006】
また、常時運転するため、電力消費を抑える必要があるという課題がある。
【0007】
また、常時運転するため、深夜での騒音が大きいという課題がある。
【0008】
また、給気と排気の空気漏れによる換気効率の低下があるという課題がある。
【0009】
また、換気時の室内外温度差によるエネルギー損失が発生するという課題がある。
【0010】
また、換気時の室内外温度差および湿度差のよるエネルギー損失が発生するという課題がある。
【0011】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、給気と排気を同一ブレードにより行い、送風経路を簡易化させ、給気と排気流れをいろんな方向に送風させ、小型化することができ、また換気効率を良くすることができ、また騒音低減を行うことができ、また、空気漏れの防止を行うことができ、また顕熱交換エネルギー損失を低減することができ、また全熱交換エネルギー損失を低減することができる給排同時ファンを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の給排同時ファンは、上記目的を達成するため、給排気用ブレードを主板に固定し回転軸を固定するためのハブを持ち、前記ブレードは平板状で、かつ矩形断面であり、かつ円周方向にある間隙を有して1段おきに風の出入口部を形成されている斜流送風機形状としたものである。
【0013】
本発明によれば、給気と排気を同一ブレードにより行い、送風経路を簡易化させ、給気と排気流れのどちらも斜流方向に送風させ、小型化することができる給排同時ファンが得られる。
【0014】
また、他の手段では、給排気用ブレードを主板に固定し回転軸を固定するためのハブを持ち、前記ブレードは円周方向に前曲した曲板状で、かつ矩形断面であり、かつ円周方向にある間隙を有して1段おきに風の出入口部を形成されている斜流送風機形状としたものである。
【0015】
本発明によれば、給気と排気を同一ブレードにより行い、送風経路を簡易化させ、給気と排気流れのどちらも斜流方向に送風させ、小型化することができるとともに、ブレードは円周方向に前曲した形状をしているので同回転でより大風量で、かつ同風量でより低騒音の給排同時ファンが得られる。
【0016】
また、他の手段では、給排気用ブレードを主板に固定し回転軸を固定するためのハブを持ち、前記ブレードは軸方向の最大幅の径より外周部側で回転方向に前曲した平板状で、かつ円周方向にある間隙を有して1段おきに風の出入口部を形成されている斜流送風機形状としたものである。
【0017】
本発明によれば、給気と排気を同一ブレードにより行い、送風経路を簡易化させ、給気と排気流れのどちらも斜流方向に送風させ、小型化することができるとともに、ブレードは軸方向の最大幅の径より外周側で回転方向に前曲した平板状をしているので、全部曲率の付いたブレード形状より安価で製作でき、かつ同回転でより大風量で、かつ同風量でより低騒音の給排同時ファンが得られる。
【0018】
また、他の手段では、電動機と給排気用ブレードを固定したハブをもつ羽根車と、この羽根車の周囲に、左から流入した気流は右方向に吐出し、右から流入した気流は左方向に吐出する軸方向流れを形成するケースを有する斜流送風機形状としたものである。
【0019】
本発明によれば、給気と排気を同一ブレードにより行い、送風経路を簡易化させ、小型化することができるとともに、給気と排気流れのどちらも軸方向に送風させることができる給排同時ファンが得られる。
【0020】
また、他の手段では、電動機と給排気用ブレードを固定したハブをもつ羽根車と、この羽根車の周囲に、左から流入した気流は右上方向に吐出し、右から流入した気流は左下方向に吐出する遠心方向流れを形成するケースを有する斜流送風機形状の給排同時ファンとしたものである。
【0021】
本発明によれば、給気と排気を同一ブレードにより行い、送風経路を簡易化させ、小型化することができるとともに、左から流入した給気気流は、遠心流れで右上方向に吐出し、右から流入した排気気流は遠心流れで左下方向に吐出し、反対方向に吐出することができる給排同時ファンが得られる。
【0022】
また、他の手段では、電動機と給排気用ブレードを固定したハブをもつ羽根車と、この羽根車の周囲に、左から流入した気流は右上または右下方向に、右から流入した気流は左上または左下方向に、左右同方向に吐出する遠心方向流れを形成するケースを有する斜流送風機形状の給排同時ファンとしたものである。
【0023】
本発明によれば、給気と排気を同一ブレードにより行い、送風経路を簡易化させ、小型化することができるとともに、左から流入した給気気流は、遠心流れで右下方向に吐出し、右から流入した排気気流は遠心流れで左下方向に吐出し、同方向に吐出することができる給排同時ファンが得られる。
【0024】
また、他の手段では、電動機と給排気用ブレードを固定したハブをもつ羽根車と、この羽根車の周囲に、左から流入した気流は右方向に吐出し、右から流入した気流は左上または左下方向に吐出し、遠心方向流れと軸方向流れとを形成するケースを有する斜流送風機形状の給排同時ファンとしたものである。
【0025】
本発明によれば、給気と排気を同一ブレードにより行い、送風経路を簡易化させ、小型化することができるとともに、左から流入した給気気流は、軸方向流れで右方向に吐出し、右から流入した排気気流は遠心流れで左上または左下方向に吐出し、軸流流れと遠心流れで吐出することができる給排同時ファンが得られる。
【0026】
また、他の手段では、排気吸込部と給気吐出部と排気吐出部と給気吸込部をそれぞれ回転体と静止部を分離部に毛状繊維を取り付けた給排同時ファンとしたものである。
【0027】
本発明によれば、給気と排気を同一ブレードにより行い、送風経路を簡易化させ、小型化することができるとともに、給気通風路と排気通風路との間の圧力差で、気流が相互に逆流することを防止し、効率よく送風するとともに、同風量での騒音を上昇しない給排同時ファンが得られる。
【0028】
また、他の手段では、ブレードの材質をアルミまたは樹脂製とし、給気流と排気流とで顕熱交換する給排同時ファンとしたものである。
【0029】
本発明によれば、給気と排気を同一ブレードにより行い、送風経路を簡易化させ、小型化することができるとともに、顕熱エネルギー損失を低減することができる給排同時ファンが得られる。
【0030】
また、他の手段では、ブレードの材質を紙またはフィルム製とし、給気流と排気流とで顕熱および潜熱交換をする給排同時ファンとしたものである。
【0031】
本発明によれば、給気と排気を同一ブレードにより行い、送風経路を簡易化させ、小型化することができるとともに、全熱エネルギー損失を低減することができる給排同時ファンが得られる。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明は、給排同時ファンの給排気用ブレードを主板に固定し回転軸を固定するためのハブを持ち、前記ブレードは平板状で、かつ矩形断面であり、かつ円周方向にある間隙を有して1段おきに風の出入口部を形成されている斜流送風機形状としたものである。
【0033】
このようにすることで、一つの羽根車で給気と排気を同時に行うことができ、給気と排気に別々のブレードを必要としないため、送風経路を簡略にでき、小型の給排同時ファンが得られる。
【0034】
また、給排気用ブレードを主板に固定し回転軸を固定するためのハブを持ち、前記ブレードは円周方向に前曲した曲板状で、かつ矩形断面であり、かつ円周方向にある間隙を有して1段おきに風の出入口部を形成されている斜流送風機形状としたものである。
【0035】
また、給排気用ブレードを主板に固定し回転軸を固定するためのハブを持ち、前記ブレードは軸方向の最大幅の径より外周部側で回転方向に前曲した平板状で、かつ円周方向にある間隙を有して1段おきに風の出入口部を形成されている斜流送風機形状としたものである。
【0036】
このようにすることで、小型になるのみでなく、ブレードを回転方向に対し、前傾させているので、出口角度が大きくなり、低回転で同風量を送風することができ低騒音とすることができる。
【0037】
また、電動機と給排気用ブレードを固定したハブをもつ羽根車と、この羽根車の周囲に、左から流入した気流は右方向に吐出し、右から流入した気流は左方向に吐出する軸方向流れを形成するケースを有する斜流送風機形状とした給排同時ファンとしたものである。
【0038】
また、電動機と給排気用ブレードを固定したハブをもつ羽根車と、この羽根車の周囲に、左から流入した気流は右上方向に吐出し、右から流入した気流は左下方向に吐出する遠心方向流れを形成するケースを有する斜流送風機形状の給排同時ファンとしたものである。
【0039】
また、電動機と給排気用ブレードを固定したハブをもつ羽根車と、この羽根車の周囲に、左から流入した気流は右上または右下方向に、右から流入した気流は左上または左下方向に、左右同方向に吐出する遠心方向流れを形成するケースを有する斜流送風機形状の給排同時ファンとしたものである。
【0040】
また、電動機と給排気用ブレードを固定したハブをもつ羽根車と、この羽根車の周囲に、左から流入した気流は右方向に吐出し、右から流入した気流は左上または左下方向に吐出し、遠心方向流れと軸方向流れとを形成するケースを有する斜流送風機形状の給排同時ファンとしたものである。
【0041】
このようにすることで、小型にするのみでなく低騒音給気と排気の吐出方向を、任意の方向にすることができ、種々の商品に適した流れを作ることができる。
【0042】
また、排気吸込部と給気吐出部と排気吐出部と給気吸込部をそれぞれ回転体と静止部を分離部に毛状繊維を取り付けた給排同時ファンとしたものである。
【0043】
このようにすることで、小型にするのみでなく、給気と排気の流れ間の空気漏れを遮断するとともに、回転摩擦を極力上昇させなくすることができ、ファンとしての送風効率を上昇させることができる。
【0044】
また、ブレードの材質をアルミまたは樹脂製とし、給気流と排気流とで顕熱交換する給排同時ファンとしたものである。
【0045】
このようにすることで、小型にするのみでなく、給気と排気の温度差によるエンタルピを交換することで、顕熱交換ができることになる。
【0046】
また、ブレードの材質を紙またはフィルム製とし、給気流と排気流とで顕熱および潜熱交換をする給排同時ファンとしたものである。
【0047】
このようにすることで、小型にするのみでなく、給気と排気の温度差によるエンタルピを交換することで、顕熱および潜熱交換ができることになる。
【0048】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0049】
【実施例】
(実施例1)
図1に示すように、本発明の第1の実施例の給排同時ファンは、給排気用ブレード1を主板2に固定し回転軸を固定するためのハブ3を持ち、前記ブレード1は平板状で、かつ矩形断面であり、かつ円周方向にある間隙を有して1段おきに風の出入口部を形成されている斜流送風機形状としたものである。ファンを回転させると、左吸込口4および右吸込口5より空気が流入し、吸い込まれた空気は各々右吐出口6および左吐出口7から吐出される。このとき、1段おきにある間隙を有して通風路が形成されているので、左右の吸気空気が混ざりあうことはない。これにより、給気と排気を同一ブレードにより行い、送風経路を簡易化させ、給気と排気流れのどちらも斜流方向に送風させ、小型化することができる給排同時ファンが得られる。
【0050】
(実施例2)
実施例1と同じ部分は同じ番号とし詳細な説明は省略する。
【0051】
図2に示すように実施例1に対して、ブレード8は円周方向に前曲した曲板状で、かつ矩形断面であり、かつ円周方向にある間隙を有して1段おきに風の出入口部を形成されている斜流送風機形状としたものである。ファンを回転させると、左吸込口4および右吸込口5より空気が流入し、吸い込まれた空気は各々右吐出口6および左吐出口7から吐出される。このとき、1段おきにある間隙を有して通風路が形成されているので、左右の吸気空気が混ざりあうことはない。またブレード8は、吐出側を回転方向に対し前傾させているので、より低回転で風量をだすことができる。
【0052】
このようにすることで、小型になるのみでなく、ブレードを回転方向に対し、前傾させているので、出口角度が大きくなり、低回転で同風量を送風することができ低騒音とすることができる。
【0053】
(実施例3)
実施例1と同じ部分は同じ番号とし詳細な説明は省略する。
【0054】
図3に示すように、実施例1に対して、ブレード9は軸方向の最大幅の径より外周部側で回転方向に前曲した平板状で、かつ円周方向にある間隙を有して1段おきに風の出入口部を形成されている斜流送風機形状としたものである。
【0055】
吸込空気の動きは、実施例1と同じだが、ブレード9の吐出側で前曲しており低回転で風量がでるのみでなく板状に曲折しているので安価につくることができる。このようにすることで、小型になるのみでなく、ブレードを回転方向に対し、平板状に前傾させているので、安価で、出口角度が大きくなり低回転で同風量を送風することができ低騒音とすることができる。
【0056】
(実施例4)
実施例1と同じ部分は同じ番号とし詳細な説明は省略する。
【0057】
図4に示すように、電動機10と給排気用ブレード1を固定したハブ3をもつ羽根車と、この羽根車の周囲に、左から流入した気流は右方向に吐出し、右から流入した気流は左方向に吐出する軸方向流れを形成するケース11を有する斜流送風機形状とした給排同時ファンとしたものである。このケース11により軸流方向に給排気のできる送風機を形成することができる。
【0058】
(実施例5)
実施例1と同じ部分は同じ番号とし詳細な説明は省略する。
【0059】
図5に示すように、電動機10と給排気用ブレード1を固定したハブ3をもつ羽根車と、この羽根車の周囲に、左から流入した気流は右上方向に吐出し、右から流入した気流は左下方向に吐出する遠心方向流れを形成するケースを有する斜流送風機形状の給排同時ファンとしたものである。左から流入した気流はスクロール型ケース12で昇圧されたのち右上方向に、また右から流入した気流は、スクロール型ケース13で昇圧されたのち左下方向に吐出される。このようにケース12,13により圧力の大きい給排気流を作ることができる。
【0060】
(実施例6)
実施例1と同じ部分は同じ番号とし詳細な説明は省略する。
【0061】
図6に示すように、電動機10と給排気用ブレード1を固定したハブ3をもつ羽根車と、この羽根車の周囲に、左から流入した気流は右上または右下方向に、右から流入した気流は左上または左下方向に、左右同方向に吐出する遠心方向流れを形成するケースを有する斜流送風機形状の給排同時ファンとしたものである。左から流入した気流はスクロール型ケース14で昇圧されたのち右上方向に、また右から流入した気流は、スクロール型ケース15で昇圧されたのち左下方向に吐出される。このようにケース14,15により圧力の大きい給排気流を作ることができる。
【0062】
(実施例7)
実施例1と同じ部分は同じ番号とし詳細な説明は省略する。
【0063】
図7に示すように、電動機10と給排気用ブレード1を固定したハブ3をもつ左から流入した気流は軸方向ケース16で右方向に、また右から流入した気流は、スクロール型ケース17で昇圧されたのち左下方向に吐出される。このようにケース16,17により圧力の大きい気流と圧力の低い気流を作ることができる。
【0064】
また、電動機と給排気用ブレードを固定したハブをもつ羽根車と、この羽根車の周囲に、左から流入した気流は右方向に吐出し、右から流入した気流は左上または左下方向に吐出し、遠心方向流れと軸方向流れとを形成するケースを有する斜流送風機形状の給排同時ファンとしたものである。
【0065】
このようにすることで、小型にするのみでなく低騒音でかつ給気と排気の吐出方向を、任意の方向にすることができ、種々の商品に適した流れを作ることができる。
【0066】
(実施例8)
実施例1と同じ部分は同じ番号とし詳細な説明は省略する。
【0067】
図8に示すように、排気吸込部と給気吐出部と排気吐出部と給気吸込部に、それぞれ回転体と静止部を分離するための毛状繊維18が取り付けてあるので、毛状であるので摩擦損失が小さい状態で、空気の流れが混ざることを極力防止することができる。
【0068】
このようにすることで、小型にするのみでなく、給気と排気および排気間との流れが混ざることを防止するとともに、回転摩擦を極力上昇させなくすることができ、ファンとしての送風効率を上昇させることができる。
【0069】
(実施例9)
実施例1から8のファンにおいて、ブレードの材質をアルミまたは樹脂製とし、給気流と排気流とで顕熱交換する給排同時ファンとしたものである。
【0070】
このようにすることで、小型にするのみでなく、給気と排気の温度差によるエンタルピを交換することで、顕熱交換ができることになる。
【0071】
(実施例10)
実施例1から8のファンにおいて、ブレードの材質を紙またはフィルム製とし、給気流と排気流とで顕熱および潜熱交換をする給排同時ファンとしたものである。
【0072】
このようにすることで、小型にするのみでなく、給気と排気の温度差によるエンタルピを交換することで、顕熱および潜熱交換ができることになる。
【0073】
【発明の効果】
以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、このようにすることで、一つの羽根車で給気と排気を同時に行うことができ、給気と排気に別々のブレードを必要としないため、送風経路を簡略にでき、小型の給排同時ファンが得られる。
【0074】
また、ブレードを回転方向に対し、前傾させているので、出口角度が大きくなり、低回転で同風量を送風することができ低騒音とすることができる。
【0075】
また、給気と排気の吐出方向を、任意の方向にすることができ、種々の商品に適した流れを作ることができる。
【0076】
また、給気と排気の温度差によるエンタルピを交換することで、顕熱または全熱交換ができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1の給排同時ファンの側断面図
(b)同半切断した正面図
【図2】(a)本発明の実施例2の給排同時ファンの側断面図
(b)同半切断した正面図
【図3】(a)本発明の実施例3の給排同時ファンの側断面図
(b)同半切断した正面図
【図4】本発明の実施例4の給排同時ファンの構成図
【図5】本発明の実施例5の給排同時ファンの構成図
【図6】本発明の実施例6の給排同時ファンの構成図
【図7】本発明の実施例7の給排同時ファンの構成図
【図8】本発明の実施例8の給排同時ファンの構成図
【図9】従来の実施例の給排同時ファンの構成図
【図10】従来の他の実施例の給排同時ファンの構成図
【符号の説明】
1 ブレード
2 主板
3 ハブ
4 左吸込口
5 右吸込口
6 右吐出口
7 左吐出口
8 ブレード
9 ブレード
10 電動機
11 ケース
12 スクロール型ケース
13 スクロール型ケース
14 スクロール型ケース
15 スクロール型ケース
16 軸方向ケース
17 スクロール型ケース
18 毛状繊維
101 電動機
102 軸流ファン
103 ベルマウス
104 オリフィス
105 遠心ファン
106 箱体
107 オリフィス
111 箱体
112 壁
113 上ブレード
114 下ブレード
115 遠心ファン
116 電動機
117 熱交換素子

Claims (3)

  1. 給排気用ブレードを主板に固定し回転軸を固定するためのハブを持ち、前記ブレードは平板状で、かつ矩形断面であり、かつ円周方向にある間隙を有し、ハブ取り付け側中心部よりハブ無し側外周側の斜流方向に設けた通風路と、ハブ無し側中心部よりハブ取り付け側外周側の斜流方向に設けた通風路を1段おきに形成されている斜流送風機形状とした給排同時ファン。
  2. 給排気用ブレードを主板に固定し回転軸を固定するためのハブを持ち、前記ブレードは円周方向に前曲した曲板状で、かつ矩形断面であり、かつ円周方向にある間隙を有し、ハブ取り付け側中心部よりハブ無し側外周側の斜流方向に設けた通風路と、ハブ無し側中心部よりハブ取り付け側外周側の斜流方向に設けた通風路を1段おきに形成されている斜流送風機形状とした給排同時ファン。
  3. 給排気用ブレードを主板に固定し回転軸を固定するためのハブを持ち、前記ブレードは軸方向の最大幅の径より外周部側で回転方向に前曲した平板状で、かつ円周方向にある間隙を有し、ハブ取り付け側中心部よりハブ無し側外周側の斜流方向に設けた通風路と、ハブ無し側中心部よりハブ取り付け側外周側の斜流方向に設けた通風路を1段おきに形成されている斜流送風機形状とした給排同時ファン。
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