JP3557073B2 - マッサージユニット及びマッサージ機 - Google Patents

マッサージユニット及びマッサージ機 Download PDF

Info

Publication number
JP3557073B2
JP3557073B2 JP06784997A JP6784997A JP3557073B2 JP 3557073 B2 JP3557073 B2 JP 3557073B2 JP 06784997 A JP06784997 A JP 06784997A JP 6784997 A JP6784997 A JP 6784997A JP 3557073 B2 JP3557073 B2 JP 3557073B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link
massage
treatment finger
treatment
finger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06784997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10258103A (ja
Inventor
芳年 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP06784997A priority Critical patent/JP3557073B2/ja
Publication of JPH10258103A publication Critical patent/JPH10258103A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3557073B2 publication Critical patent/JP3557073B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Massaging Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人手による肩揉みのようなマッサージ動作を実現できるマッサージユニット及びこれを具えたマッサージ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
人の肩を押圧、刺激して凝りを解消する様々なマッサージ機器が知られている。これら機器を形式で分類すると、椅子型、ベッド型、ハンディ型が挙げられる。患部への作用形態では、指圧型、振動型、電気刺激型を挙げることができる。
【0003】
これら機器の中でも、特に図14に示すような椅子型のマッサージ機(90)が普及している。このマッサージ機(90)は、マッサージを受ける人(以下「被施療者」という)の腰掛ける椅子(91)の背凭れ(92)から2本のアーム(93)(93)が突設しており、アーム(93)(93)の先端に、被施療者の患部に接触する施療指(94)(94)を具えている。アーム(93)(93)は、背凭れ(92)内部に配備されたアーム駆動部(95)に連繋され、該アーム駆動部(95)により、施療指(94)(94)が上下方向に往復動する叩き動作、横方向に接近離間する揉み動作等を行なって、被施療者にマッサージを施す。アーム駆動部は、上下動用モータ(96)によって駆動するチェーンまたはネジ(97)の推力により、背凭れ(92)の内部を上下動することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
施術者が被施療者の肩を揉む場合、親指を背中、多指側を肩の上部から前部に当て、肩を挟むようにマッサージする。肩の凝りの解消には、このマッサージ動作は非常に有効であるが、従来、この種の肩揉み動作を行なうことのできるマッサージ機は知られていない。
【0005】
本発明の目的は、人手による肩揉みのような揉みマッサージ動作を実現できるマッサージユニット及びこれを具えたマッサージ機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のマッサージユニット(10)は、
基端がアーム揺動機構に連繋されて揺動可能である第1リンク(61)と、
基端が第1リンク(61)の先端に枢支され、先端に第1施療指(71)を配した第2リンク(62)と、
中間が第1リンク(61)の中間に枢支され、第1リンク(61)に対して前記第1施療指(71)と同じ側に位置する先端に第2の施療指(72)を配した第3リンク(63)と、
基端が第1リンク(61)の基端と同じ回転中心を有し、該基端がハンド開閉機構に連繋されて揺動可能である第4リンク(64)と、
第2リンク(62)の中間と、第3リンク(63)の基端とを連繋する第5リンク(65)と、
第3リンク(63)の第1リンク(61)との枢支部と第2施療指(72)との連繋部との中間と、第4リンク(64)の先端とを連繋する第6リンク(66)を具え、
アーム揺動機構(33)及び/又はハンド開閉機構(36)の駆動によって、施療指(71)(72)を接近離間方向に揺動させるものである。アーム揺動機構(33)、ハンド開閉機構(36)の動力として、夫々モータ(32)(35)を用いることができる。
【0007】
【作用】
図1及び図2を用いて、上記マッサージユニット(10)の動作について説明する。
施療指離間動作
図1(a)に示す第1施療指(71)と第2施療指(72)が接近している状態から、アーム揺動機構(33)のアーム揺動モータ(32)と、ハンド開閉機構(36)のハンド開閉モータ(35)を駆動して、第1リンク(61)と第4リンク(64)を図1(a)の矢印方向に夫々揺動させる。第1及び第4リンク(61)(64)の動作により、第3リンク(63)は第6リンク(66)に引っ張られて、第1リンク(61)との枢支部を中心に図1(b)の矢印方向に揺動する。また、第2リンク(62)は第5リンク(65)に押されて、第1リンク(61)との枢支部を中心に図1(b)の矢印方向に揺動する。このリンク動作によって、第1施療指(71)と第2施療指(72)は互いに離れる方向に移動する。
施療指接近動作
図2(a)に示す第1施療指(71)と第2施療指(72)が離れている状態から、アーム揺動モータ(32)とハンド開閉モータ(35)を上記と逆向きに回転させて、第1リンク(61)と第4リンク(64)を上記とは逆方向(図2(a)中の矢印)に夫々揺動させる。第1及び第4リンク(61)(64)の動作により、第3リンク(63)は、第6リンク(66)に押し込まれて、第1リンク(61)の枢支部を中心に図2(b)の矢印方向に揺動する。また、第2リンク(62)は第5リンク(65)に引っ張られて、第1リンク(61)との枢支部を中心に図2(b)の矢印方向に揺動する。このリンク動作によって、第1施療指(71)と第2施療指(72)は互いに接近する方向に移動する。
【0008】
上記施療指(71)(72)の接近及び離間動作を繰り返すことにより、被施療者の肩を揉みマッサージすることができる。
なお、上記説明では、施療指の動作を人手による肩揉み動作に、より近いものとするために、アーム揺動モータ(32)とハンド開閉モータ(35)の両方を駆動して、施療指を接近と同時に下方向に移動させて、揉みの力を大きくするようにしているが、アーム揺動モータ(32)又はハンド開閉モータ(35)の一方だけを駆動しても、施療指の接近離間動作を行なうことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図13は、本発明のマッサージユニット(10)を搭載した椅子型のマッサージ機(12)に、被施療者(99)が腰掛けている状態(図示は上半身のみ)を示している。
【0010】
椅子(14)は、被施療者(99)が腰掛ける座面(15)、該座面の後端から上方に向けて形成された背凭れ(16)、座面の左右から上方に向けて形成された肘掛け(17)(17)とから構成される。
背凭れ(16)は、被施療者の背中が当接する背当り(18)と、該背当りの左右に連続し、夫々背当りよりも前方に食み出た側部(19)(19)とから構成される。背当り(18)は、被施療者が腰掛けた際に、被施療者の肩よりも少し低い位置まで形成され、側部(19)(19)は、被施療者の頭部よりも少し高い位置まで形成されている。
【0011】
背凭れ(16)の内部には、上下方向に伸びるレール(図示せず)に沿って昇降可能にマッサージ部本体(20)が配備される。マッサージ部本体(20)は、図3乃至図6に示すように、マッサージユニット(10)(10)を左右に1基ずつ具える。
図7は、マッサージ部本体(20)の分解図である。マッサージ部本体(20)は、背凭れ内部のレールに係合するローラ(21)(21)を左右に夫々2個ずつ配したフレーム(22)中に、マッサージユニット(10)(10)を収容している。フレーム(22)の背面は後プレート(23)により閉じられており、下面にはマッサージユニット(10)(10)を接近及び離間動作させる幅調節機構(24)が設けられている。
【0012】
幅調節機構(24)は、図7に示すように、下プレート(25)の下面に配備された幅調節モータ(26)の駆動力をベルト(27)と、ベルト(27)に連繋されたウオーム(図示せず)と、ウオームホイール(図示せず)を介して、下プレート(25)を貫通して下プレート上面に臨出する幅調節ピニオン(28)に伝達する。幅調節ピニオン(28)は、マッサージユニット(10)(10)の下部に夫々設けられたラック(30)(30)と噛合し、幅調節ピニオン(28)の回転によって、マッサージユニット(10)(10)が接近又は離間する。
【0013】
フレーム(22)の左右内側には、アーム揺動モータ(32)を具えるアーム揺動機構(33)と、ハンド開閉モータ(35)を具えるハンド開閉機構(36)を夫々具える。
アーム揺動機構(33)の内側には、2本のガイドロッド(40)(40)が突設されている。ガイドロッド(40)(40)は、マッサージユニット(10)(10)のガイド孔(41)(41)を貫通して、先端がハンド開閉機構(36)に嵌まっている。ガイドロッド(40)(40)は、マッサージユニット(10)(10)の回転を防止するとともに、マッサージユニット(10)(10)の左右方向の移動を案内する。
アーム揺動モータ(32)は、アーム揺動機構(33)の下部に配備され、ベルト(42)、ウオーム及びウオームホイール(図示せず)を介して、アーム揺動機構(33)のほぼ中央から突設されたアーム回転軸(43)に連繋される。アーム回転軸(43)は、両端に夫々アーム回転レバー(44)(44)を同じ方向に向けて配備しており、2本のアーム回転レバー(44)(44)の先端は、クランク軸(45)と補強用の補強軸(46)によって連繋されている。アーム揺動モータ(32)を回転させると、アーム回転軸(43)を回転中心として、アーム回転レバー(44)(44)間を連繋するクランク軸(45)と補強軸(46)が揺動する。
【0014】
ハンド開閉機構(36)は、下部にハンド開閉モータ(35)を具える。ハンド開閉モータ(35)の回転は、ベルト(47)、ウオーム及びウオームホイール(図示せず)を介して、外周形状が六角形である六角軸(48)に伝達される。六角軸(48)は、内部が中空であって、前記アーム回転軸(43)が回転自由な状態で貫通している。
【0015】
前記クランク軸(45)は、アーム回転レバー(44)(44)に枢支されており、クランク軸(45)の一端は、後プレート(23)の後面に配備された叩きモータ(50)とプーリ(51)(51)(51)及び該プーリ間を連繋するベルト(52)(52)を介して繋がっている(図5参照)。
【0016】
マッサージユニット(10)(10)は、上記ガイドロッド(40)(40)、クランク軸(45)及び六角軸(48)が貫通した状態で、マッサージ部本体(20)に配備される。
マッサージユニット(10)(10)の構造は、左右対称であるため、図7の手前に位置するマッサージユニット(10)について説明する。
【0017】
マッサージユニット(10)は、図8に示すように、第1リンク(61)〜第6リンク(66)からなるリンク機構と、第2リンク(62)の先端に取り付けられた第1施療指(71)及び第3リンク(63)の先端に取り付けられた第2施療指(72)から構成される。
第1リンク(61)は、前記六角軸(48)に嵌められ、該六角軸(48)を中心に回転可能となっている。第1リンク(61)の中間は、基端を前記クランク軸(45)に枢支された第1リンクレバー(74)の先端に枢支(61a)されている。なお、本明細書中、中間とは長さの半分の位置のみではなく、端部と端部との間を意味する。
第2リンク(62)は、第1リンク(61)の先端に基端を枢支(62a)され、先端に第1施療指(71)を具えている。
第3リンク(63)は、その中間を、枢支部(61a)(62a)の中間で第1リンク(61)に枢支されている。第3リンク(63)の先端には第2施療指(72)が回転自由に嵌められている。なお、第2施療指(72)の取付けについては後述する。
第4リンク(64)は、基端が六角軸(48)に嵌められ、該六角軸(48)と一体回転可能となっている。
第5リンク(65)は、基端を第3リンク(63)の基端に枢支(65a)され、先端を第2リンク(62)の中間に枢支(65b)されている。
第6リンク(66)は、基端を第4リンク(64)に枢支(66a)され、先端を第3リンク(63)の中間に枢支(66b)されている。
【0018】
上記構成のマッサージユニット(10)の動作を説明する。
幅調節モータ (26) の駆動
まず、被施療者(99)は椅子(14)に腰掛けると、自分の肩の幅にマッサージユニット(10)(10)の幅を一致させる(図11参照)。マッサージユニット(10)(10)の幅を変える場合には、幅調節モータ(26)を駆動して、幅調節ピニオン(28)を回転させる。幅調節ピニオン(28)は、マッサージユニット(10)(10)の下部に形成されたラック(30)(30)と噛み合っているから、幅調節ピニオン(28)を回転させると、マッサージユニット(10)(10)は、ガイドロッド(40)(40)に沿って移動し、マッサージユニット(10)(10)の間隔が変化する。
なお、マッサージユニット(10)(10)の高さを調節する場合には、マッサージ部本体(20)を昇降させる昇降モータ(図示せず)を駆動して、背凭れ(16)の内部に設けられたレール(図示せず)に沿ってマッサージ部本体(20)を上下に移動させればよい。なお、この昇降モータを駆動することにより、マッサージ部本体(20)を上下に移動させて、ローリングマッサージを施すこともできる。
【0019】
アーム揺動モータ (32) のみを駆動
図8に示すように、第1リンク(61)がほぼ水平状態にあり、第1施療指(71)と第2施療指(72)が接近している状態から、ハンド開閉モータ(35)は停止させたまま、アーム揺動モータ(32)のみを駆動して、アーム回転軸(43)を図9の矢印方向に回転させる。
アーム駆動軸(43)のみを回転させて、六角軸(48)は回転させていないから、第4リンク(64)は図8と同じ位置にあり、第1リンク(61)が図9の矢印方向に動く。第1リンク(61)に、第2、第3、第5及び第6リンク(62)(63)(65)(66)が追従して、マッサージユニット(10)は、アーム回転軸(43)を中心に全体として上方に回転移動すると共に、第1施療指(71)と第2施療指(72)は離間する方向に移動する。
図9の状態から、アーム揺動モータ(32)を逆向きに駆動して、アーム駆動軸(43)を逆回転させると、上記とは逆方向にリンク(61)(62)(63)(65)(66)が動いて、マッサージユニット(10)は、アーム回転軸(43)を中心に全体として下方に回転移動すると共に、第1施療指(71)と第2施療指(72)は接近する方向に移動する。
アーム揺動モータ(32)のみを駆動することにより、施療指(71)(72)の接近離間に合わせて、マッサージユニット(10)の上下方向に動かす揉みマッサージを施すことができる。
【0020】
ハンド開閉モータ (35) のみを駆動
図9に示す状態から、アーム揺動モータ(32)は停止させたまま、ハンド開閉モータ(35)のみを駆動して、六角軸(48)のみを図10の矢印方向に回転させる。
六角軸(48)のみを回転させて、アーム駆動軸(43)は回転させていないから、第1リンク(61)は図9と同じ位置にあり、第4リンク(64)が図10の矢印方向に動く。第4リンク(64)に、第2、第3、第5及び第6リンク(62)(63)(65)(66)が追従して、第1施療指(71)と第2施療指(72)は接近する方向に移動する。このとき、第1リンク(61)は動かないから、マッサージユニット(10)は、同じ位置にある。
図10の状態から、ハンド開閉モータ(35)を逆向きに駆動して、六角軸(48)を逆回転させると、上記とは逆方向にリンク(62)(63)(64)(65)(66)が動いて、第1施療指(71)と第2施療指(72)は離間する方向に移動する。
ハンド開閉モータ(35)のみを駆動することにより、マッサージユニット(10)を定位置にしたまま、施療指(71)(72)の接近離間による揉みマッサージを施すことができる。
【0021】
アーム揺動モータ(32)とハンド開閉モータ(35)の両方を駆動させて、第1施療指(71)と第2施療指(72)の距離を変えることなくマッサージユニット(10)を上方又は下方に移動させたり、施療指(71)(72)の接近、離間の移動量を大きくして強い揉み力を得ることもできる。
【0022】
叩きモータ (50) を駆動
叩きモータ(50)を駆動して、クランク軸(45)を回転させた場合、クランク軸(45)は、その回転中心に対して偏心した位置に第1リンクレバー(74)が枢支されているため、第1リンク(61)はアーム回転軸(43)を中心として上下に揺動する。この第1リンク(61)の動作によって、マッサージユニットが全体的に上下に揺動し、第1施療指(71)と第2施療指(72)は小刻みに振動し、被施療者に叩きマッサージを施すことができる。
【0023】
上記のごとく、各モータを独立して駆動させることによりバリエーションに富んだ揉みマッサージ、叩きマッサージ及びローリングマッサージを行なうことができる。また、複数のモータを同時に駆動させることにより、さらにバリエーションに富んだマッサージを実施することができる。
【0024】
図12は、第3リンク(63)と第2施療指(72)の取付形態を示す実施例である。
揉みマッサージは、第1施療指(71)を被施療者(99)の肩の前部から上部に当てて、第2施療指(72)を被施療者(99)の肩の後部から背中に当てて、夫々施療指(71)(72)を被施療者(99)に押し込むような動作で、マッサージを施している。従って、第2施療指(72)が第3リンク(63)に対して回転自由に取り付けられていると、第2施療指(72)を被施療者に押し付けた際に、第2施療指(72)が回転するから強い押力を得ることができない。このため、揉みマッサージの場合には、第2施療指(72)が第3リンク(63)に対して回転しないように取り付けられていることが望ましい。
一方、ローリングマッサージは、第1施療指(71)と第2施療指(72)を被施療者(99)に押し付けたまま、首筋から背中、腰にかけてマッサージするものである。従って、第2施療指(72)が第3リンク(63)に対して回転しないように取り付けられていると、ローリングマッサージを行なったときに、第2施療指(72)がスムーズに動かない不都合がある。このため、ローリングマッサージの場合には、第2施療指(72)が第3リンク(63)に対して回転するように取り付けられていることが望ましい。
そこで、本発明では、第2施療指(72)を図12に示すように、ブシュ(82)と該ブシュ(82)の周面を包囲する第2施療指体(86)から構成している。ブシュ(82)は、第3リンク(63)の内側に突設された取付ピン(80)に嵌められている。該ブシュ(82)には、ブシュの中心から半径方向に溝(83)が開設されており、取付ピン(80)は該溝(83)をスライド可能となっている。ブシュ(82)の溝(83)は、揉みマッサージを行なったときに、被施療者(99)からの反力を受ける方向に開設されており、ブシュ(82)の周面と取付ピン(80)との間には、取付ピン(80)をブシュ(82)の中央側に押し付ける弾性手段(85)を具えている。図12では、弾性手段(85)としてコイルバネを用いている。なお、弾性手段(85)として板バネ等を用いてもよい。
ブシュ(82)の外周には、被施療者(99)に当たるゴム製の第2施療指体(86)が、ブシュ(82)に回転自由に嵌められており、第2施療指体(86)には、第3リンク(63)側に周方向に係止手段(87)が設けられている。図12では、係止手段(87)は、凹凸を有する溝付リングである。
第3リンク(63)の内側には、ブシュ(82)の溝(83)の延長上であって、取付ピン(80)から溝付リングの半径長さ以上離れた位置に、溝付リングの周面の溝に係合して第2施療指体(86)の回転を阻止する係止受手段(81)が設けられている。図12では、係止受手段(81)は、溝付リングの溝に係合するピンである。
揉みマッサージを施すと、第2施療指体(86)が図12の矢印方向の力を受ける。この力が弾性手段(85)の付勢力を越えて作用すると、弾性手段(85)は縮んで矢印方向に移動する。第2施療指体(86)が所定量以上移動すると、溝付リングがピンに係合して、第2施療指体(86)は回転を阻止される。
揉みマッサージの際、第2施療指(72)は回転しないから、効果的な揉みマッサージを施すことができる。
【0025】
第2施療指(72)が被施療者(99)から離れると、弾性手段(85)により第2施療指(72)は元の位置に復帰する。
【0026】
ローリングマッサージを行なう場合には、第2施療指(72)は、図12の一点鎖線の矢印方向に力を受ける。このため、上記のように弾性手段(85)を縮める方向の力は作用しない。従って、第2施療指体(86)はブシュ(82)に対して回転自由のままとなり、スムーズなローリングマッサージを施すことができる。
【0027】
【発明の効果】
上記のごとく、同一の回転中心を有する第1リンク(61)と第4リンク(64)を夫々独立させて回転させることにより、第2リンク(62)と第3リンク(63)の先端に設けられた第1施療指(71)と第2施療指(72)は接近離間して、被施療者に人手による揉みマッサージの如きマッサージを施すことができる。
リンク(61)(64)を回転させるモータ(32)(35)は、マッサージ部本体(20)に取り付けられており、マッサージユニット(10)の上に直接設けられているのではないから、マッサージユニット(10)の小型化を図ることができる。
第2施療指(72)が揉み方向の力を受けたときは非回転とし、それ以外の力を受けたときには回転可能とすることにより、揉みマッサージの効果とローリングマッサージなどの効果をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】施療指及びリンクの動作を示す説明図である。
【図2】施療指及びリンクの動作を示す説明図である。
【図3】マッサージ部本体を右斜め後ろから見た斜視図である。
【図4】マッサージ部本体を正面上方から見た斜視図である。
【図5】マッサージ部本体を左上方から見た斜視図である。
【図6】マッサージ部本体を左斜め後ろから見た斜視図である。
【図7】マッサージ部本体の分解図である。
【図8】マッサージユニットの側面図である。
【図9】マッサージユニットの側面図である。
【図10】マッサージユニットの側面図である。
【図11】被施療者にマッサージユニットをセットした斜視図である。
【図12】第2施療指の取付形態を示す図である。
【図13】本発明のマッサージユニットを具えた椅子型マッサージ機の斜視図である。
【図14】従来のマッサージ機の斜視図である。
【符号の説明】
(10) マッサージユニット
(20) マッサージ部本体
(32) アーム揺動モータ
(35) ハンド開閉モータ
(61) 第1リンク
(62) 第2リンク
(63) 第3リンク
(64) 第4リンク
(65) 第5リンク
(66) 第6リンク
(71) 第1施療指
(72) 第2施療指

Claims (3)

  1. 基端がアーム揺動機構(33)に連繋されて揺動可能である第1リンク(61)と、
    基端が第1リンク(61)の先端に枢支され、先端に第1施療指(71)を配した第2リンク(62)と、
    中間が第1リンク(61)の中間に枢支され、第1リンク(61)に対して前記第1施療指(71)と同じ側に位置する先端に第2の施療指(72)を配した第3リンク(63)と、
    基端が第1リンク(61)の基端と同じ回転中心を有し、該基端がハンド開閉機構(36)に連繋されて揺動可能である第4リンク(64)と、
    第2リンク(62)の中間と、第3リンク(63)の基端とを連繋する第5リンク(65)と、
    第3リンク(63)の第1リンク(61)との枢支部と第2施療指(72)との連繋部との中間と、第4リンク(64)の先端とを連繋する第6リンク(66)を具え、
    アーム揺動機構(33)及び/又はハンド開閉機構(36)の駆動によって、施療指(71)(72)を接近離間方向に揺動させることを特徴とするマッサージユニット。
  2. 第2施療指(72)は、第3リンク(63)に回転自由に枢支され、揉みマッサージを行なう際に被施療者から受ける反力の方向に摺動可能であり、第3リンク(63)に対して前記反力に抗する方向に弾性手段(85)が介装され、第3リンク(63)との対向面に1又は複数の係止手段(87)を具えており、
    第3リンク(63)は、第2施療指(72)が反力を受けて弾性手段(85)が撓んで、第2施療指(72)が第3リンク(63)に対して所定距離移動したときに、前記係止手段(87)と係合して、第2施療指(72)の回転を阻止する係止受手段(81)を具えることを特徴とする請求項1に記載のマッサージユニット。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のマッサージユニット(10)(10)を、椅子(14)の背凭れ(16)の左右に1基ずつ、施療指(71)(72)が背凭れ(16)から突出するように設けたことを特徴とするマッサージ機。
JP06784997A 1997-03-21 1997-03-21 マッサージユニット及びマッサージ機 Expired - Fee Related JP3557073B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06784997A JP3557073B2 (ja) 1997-03-21 1997-03-21 マッサージユニット及びマッサージ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06784997A JP3557073B2 (ja) 1997-03-21 1997-03-21 マッサージユニット及びマッサージ機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10258103A JPH10258103A (ja) 1998-09-29
JP3557073B2 true JP3557073B2 (ja) 2004-08-25

Family

ID=13356831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06784997A Expired - Fee Related JP3557073B2 (ja) 1997-03-21 1997-03-21 マッサージユニット及びマッサージ機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3557073B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6412459B2 (ja) * 2015-04-13 2018-10-24 大東電機工業株式会社 マッサージ装置
CN111772386A (zh) * 2020-06-28 2020-10-16 嘉兴维特拉电气科技有限公司 一种新型保健办公按摩椅

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10258103A (ja) 1998-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4046702B2 (ja) マッサージユニット及び該ユニットを具えた椅子型マッサージ機
JP4104449B2 (ja) 椅子型マッサージ機
JP4104450B2 (ja) 椅子型マッサージ機
CN111067769A (zh) 按摩机
JP4270660B2 (ja) ハンド型マッサージ機及び椅子型マッサージ装置
JP4509987B2 (ja) 椅子型マッサージ装置
JP3557073B2 (ja) マッサージユニット及びマッサージ機
JP2001112826A (ja) マッサージユニット及び該ユニットを具えた椅子式マッサージ機
JP3490837B2 (ja) マッサージ機
JP3485722B2 (ja) マッサージ機の施療指
JP2001112831A (ja) 肩マッサージユニット及びこれを具えたマッサージ機
CN109223277A (zh) 一种多功能医用肩颈治疗仪
JP4241526B2 (ja) マッサージ機
JP4005709B2 (ja) マッサージ装置
JP7121998B2 (ja) 椅子型マッサージ機
JPH11128303A (ja) 椅子式マッサージ機
JP3490836B2 (ja) マッサージ機
JP2008136573A (ja) 施療機構及び椅子型マッサージ機
JP4194806B2 (ja) マッサージ機
JP3974221B2 (ja) マッサージ機
JPH11244348A (ja) マッサージ機
JP2005160866A (ja) 椅子型マッサージ装置
JP3089622U (ja) 背もたれローラーマッサージ器の構造
JP3625574B2 (ja) 椅子型マッサージ機
JP3625573B2 (ja) 椅子型マッサージ機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040329

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040427

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040514

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080521

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees