JP3556832B2 - フェーズドアレーアンテナ - Google Patents

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    • H01L2924/153Connection portion
    • H01L2924/1532Connection portion the connection portion being formed on the die mounting surface of the substrate

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主としてマイクロ波帯、およびミリ波帯におけフェーズドアレーアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置として図13に示すようなものがあった。この図は、B.J.Edward, D.R.Helms, R.S.Webb, and S.weinreb,“W‐Band Active Transmit and Recieve Phased Array Antennas,”1995 IEEE MTT‐S Iinternational MicrowaveSymposium Digest pp.1095‐1098, June, 1995 に示されたもので、送信用アクティブフェーズドアレーアンテナを構成する高周波モジュール400の回路構成を示したブロックダイアグラムである。
【0003】
図において、6はアンテナ素子である放射素子、7は電力増幅器、14は電源端子、60は可変移相器、61は電力分配器、62は段間増幅器、63は制御信号接続線路、64は制御回路、65は高周波信号入力端子、66は制御信号入力端子である。
【0004】
高周波入力端子65から入力された信号は、段間増幅器62によって増幅され、電力分配回路61によって放射素子6の数に分配される。分配された高周波信号は、それぞれ可変移相器60にて位相を制御され、そして電力増幅器7に加えられて電力増幅されて各放射素子6から空間に放射される。段間増幅器62は、電力分配回路61および可変移相器60における損失を補うために挿入されている。
【0005】
一方、制御信号入力端子66から入力されたデジタルの制御信号は、制御回路64で可変移相器60を制御するためのアナログまたはデジタルの制御信号に変換され、複数の制御信号接続線路63を通して各可変移相器60に加えられる。そして、電力増幅器7および段間増幅器62には電源端子14から動作用の電源が加えられている。
【0006】
このような構成の高周波モジュール400を複数個並べて配置し、各放射素子6から放射される放射信号の位相を制御することによって、所望の方向に電波ビームを形成することのできる大規模なフェーズドアレーアンテナを構成することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のフェーズドアレーアンテナを構成する高周波モジュール400は以上のように構成されているので、高周波モジュール400内に、高周波信号を分配して各放射素子6まで導く高周波用の回路と、可変移相器60を制御するための複数の制御信号用の回路と、各機器に電源を供給する電源供給用の回路を互いに交差するように配線する必要があるため、高周波モジュール400内部の回路パターンが非常に複雑になっていた。このため、高周波モジュール400の小形化が困難であるとともに、1つの高周波モジュール400に設けることのできる放射素子6の数に限界があり、放射素子6の多い大規模なフェーズドアレーアンテナを実現するためには、多くの高周波モジュール400が必要となり、アンテナのコストが高くなるという問題があった。
【0008】
また、高周波モジュール400の入出力として、高周波信号、複数の制御用デジタル信号および電源の接続が必要であり、使用する高周波信号の周波数が高くなると接続部における特性劣化を抑えるため精密な高周波コネクタなどを用いた接続が必要になり、また、制御用のデジタル信号の接続端子数も多いため、外部回路との接続構造が複雑になり、モジュール400の小形化や低価格化が困難になるという問題もあった。
【0009】
また、このような構成の高周波モジュール400では、周波数が高くなると可変移相器60や電力分配器61の挿入損失が非常に大きくなるため、それらの損失分を補うために、利得が高くかつ出力電力が大きな段間増幅器62が必要となってくる。このため、高周波モジュール400の小形化がさらに困難になるとともに、消費電力の増大およびそれに伴う発熱量の増大が生じるという問題もあった。さらにまた、周波数が高くなると、複雑な回路配線を必要とするこのような構成では、回路間の不要な結合などによる特性劣化も大きくなるという問題もあった。
【0010】
この発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、ミリ波帯などの高い周波数においても、小形で低価格なフェーズドアレーアンテナを実現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るフェーズドアレーアンテナは、複数のアンテナ素子と、複数のアンテナ素子にそれぞれ接続された複数の周波数変換器と、複数の周波数変換器にローカル信号を供給する分配回路とを有する複数の高周波モジュールと、複数の高周波モジュールに周波数変換用のローカル信号をそれぞれ供給するローカル信号供給手段と、複数の高周波モジュールにそれぞれ複数入出力される中間周波信号を分配合成する中間周波信号分配合成手段と、中間周波信号のそれぞれの振幅と位相のいずれか一方または両方を同時に制御する制御手段とを有する制御モジュールと、複数の高周波モジュールと制御モジュールの間でローカル信号および中間周波信号を接続する接続手段とを有し、制御モジュールは、多層積層基板で構成され、一方、複数の高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージを用いて構成され、複数の高周波モジュールは、制御モジュール上に載置されており、高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージの制御モジュールと反対側である第1の面に導体パターンで形成された複数のアンテナ素子を有すると共に、制御モジュール側である第2の面に複数のキャビティおよび平面実装用の接続電極を有し、さらに複数のキャビティ内部には、半導体チップが配設されており、高周波モジュールには、第1の面のアンテナ素子がない部分に熱伝導性の高い放熱板が設けられ、半導体チップと放熱板は、セラミック多層基板パッケージを貫通して設けられたサーマルバイアホールで接続されている。
【0012】
また、複数のアンテナ素子と、複数のアンテナ素子にそれぞれに接続された複数の変復調器と、複数の変復調器にローカル信号を供給する分配回路とを備えた複数の高周波モジュールと、複数の高周波モジュールに周波数変換用のローカル信号をそれぞれ供給するローカル信号供給手段と、複数の高周波モジュールにそれぞれ複数入出力される変復調波信号を分配合成するとともに、変復調波信号のそれぞれに対して、複数のアンテナ素子の励振振幅と励振位相のいずれか一方または両方を同時に可変するための信号処理を行なう信号処理手段とを有する制御モジュールと、複数の高周波モジュールと制御モジュールの間でローカル信号および変復調波信号を接続する接続手段とを有し、制御モジュールは、多層積層基板で構成され、一方、複数の高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージを用いて構成され、複数の高周波モジュールは、制御モジュール上に載置されており、高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージの制御モジュールと反対側である第1の面に導体パターンで形成された複数のアンテナ素子を有すると共に、制御モジュール側である第2の面に複数のキャビティおよび平面実装用の接続電極を有し、さらに複数のキャビティ内部には、半導体チップが配設されており、高周波モジュールには、第1の面のアンテナ素子がない部分に熱伝導性の高い放熱板が設けられ、半導体チップと放熱板は、セラミック多層基板パッケージを貫通して設けられたサーマルバイアホールで接続されている。
【0013】
また、複数のアンテナ素子と、複数のアンテナ素子にそれぞれ接続された複数の周波数変換器と、複数の周波数変換器にローカル信号を供給する分配回路とを有する複数の高周波モジュールと、複数の高周波モジュールに周波数変換用のローカル信号をそれぞれ供給するローカル信号供給手段と、複数の高周波モジュールにそれぞれ複数入出力される中間周波信号を分配合成する中間周波信号分配合成手段と、中間周波信号のそれぞれの振幅と位相のいずれか一方または両方を同時に制御する制御手段とを有する制御モジュールと、複数の高周波モジュールと制御モジュールの間でローカル信号および中間周波信号を接続する接続手段とを有し、制御モジュールは、多層積層基板で構成され、一方、複数の高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージを用いて構成され、複数の高周波モジュールは、制御モジュール上に載置されており、高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージの制御モジュールと反対側である第1の面に導体パターンで形成された複数のアンテナ素子を有すると共に、制御モジュール側である第2の面に複数のキャビティおよび平面実装用の接続電極を有し、さらに複数のキャビティ内部には、半導体チップが配設されており、第1の面に導体パターンで形成された複数のアンテナ素子には、それぞれ導電性のホーンが設けられ、半導体チップとホーンは、セラミック多層基板パッケージを貫通して設けられたサーマルバイアホールで接続されている。
【0014】
また、複数のアンテナ素子と、複数のアンテナ素子にそれぞれに接続された複数の変復調器と、複数の変復調器にローカル信号を供給する分配回路とを備えた複数の高周波モジュールと、複数の高周波モジュールに周波数変換用のローカル信号をそれぞれ供給するローカル信号供給手段と、複数の高周波モジュールにそれぞれ複数入出力される変復調波信号を分配合成するとともに、変復調波信号のそれぞれに対して、複数のアンテナ素子の励振振幅と励振位相のいずれか一方または両方を同時に可変するための信号処理を行なう信号処理手段とを有する制御モジュールと、複数の高周波モジュールと制御モジュールの間でローカル信号および変復調波信号を接続する接続手段とを有し、制御モジュールは、多層積層基板で構成され、一方、複数の高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージを用いて構成され、複数の高周波モジュールは、制御モジュール上に載置されており、高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージの制御モジュールと反対側である第1の面に導体パターンで形成された複数のアンテナ素子を有すると共に、制御モジュール側である第2の面に複数のキャビティおよび平面実装用の接続電極を有し、さらに複数のキャビティ内部には、半導体チップが配設されており、第1の面に導体パターンで形成された複数のアンテナ素子には、それぞれ導電性のホーンが設けられ、半導体チップとホーンは、セラミック多層基板パッケージを貫通して設けられたサーマルバイアホールで接続されている。
【0015】
また、複数のホーンは、一体に形成されている。
【0016】
また、複数のアンテナ素子と、複数のアンテナ素子にそれぞれ接続された複数の周波数変換器と、複数の周波数変換器にローカル信号を供給する分配回路とを有する複数の高周波モジュールと、複数の高周波モジュールに周波数変換用のローカル信号をそれぞれ供給するローカル信号供給手段と、複数の高周波モジュールにそれぞれ複数入出力される中間周波信号を分配合成する中間周波信号分配合成手段と、中間周波信号のそれぞれの振幅と位相のいずれか一方または両方を同時に制御する制御手段とを有する制御モジュールと、
複数の高周波モジュールと制御モジュールの間でローカル信号および中間周波信号を接続する接続手段とを有し、制御モジュールは、多層積層基板で構成され、一方、複数の高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージを用いて構成され、複数の高周波モジュールは、制御モジュール上に載置されており、高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージの制御モジュールと反対側である第1の面に、導体パターンで形成された複数のアンテナ素子を有し、一方、制御モジュール側である第2の面に第1のキャビティを設け、第1のキャビティの底面にさらに第1キャビティより小さな第2のキャビティを設け、第2のキャビティ内部に発熱量の大きな第1の半導体チップを取り付け、第1のキャビティの底面に複数の第2のキャビティを覆うように多層回路基板を取り付け、多層回路基板に第2の半導体チップを取り付け、セラミック多層基板パッケージと多層回路基板の間を、第1のキャビティの底面と多層回路基板の接する面において接続されている。
【0017】
また、複数のアンテナ素子と、複数のアンテナ素子にそれぞれに接続された複数の変復調器と、複数の変復調器にローカル信号を供給する分配回路とを備えた複数の高周波モジュールと、複数の高周波モジュールに周波数変換用のローカル信号をそれぞれ供給するローカル信号供給手段と、複数の高周波モジュールにそれぞれ複数入出力される変復調波信号を分配合成するとともに、変復調波信号のそれぞれに対して、複数のアンテナ素子の励振振幅と励振位相のいずれか一方または両方を同時に可変するための信号処理を行なう信号処理手段とを有する制御モジュールと、複数の高周波モジュールと制御モジュールの間でローカル信号および変復調波信号を接続する接続手段とを有し、制御モジュールは、多層積層基板で構成され、一方、複数の高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージを用いて構成され、複数の高周波モジュールは、制御モジュール上に載置されており、高周波モジュールは、高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージの制御モジュールと反対側である第1の面に、導体パターンで形成された複数のアンテナ素子を有し、一方、制御モジュール側である第2の面に第1のキャビティを設け、第1のキャビティの底面にさらに第1キャビティより小さな第2のキャビティを設け、第2のキャビティ内部に発熱量の大きな第1の半導体チップを取り付け、第1のキャビティの底面に複数の第2のキャビティを覆うように多層回路基板を取り付け、多層回路基板に第2の半導体チップを取り付け、セラミック多層基板パッケージと多層回路基板の間を、第1のキャビティの底面と多層回路基板の接する面において接続されている。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明のフェーズドアレーアンテナである送信用のアクティブフェーズドアレーアンテナの回路構成を示したブロックダイアグラムである。図1において、500は高周波モジュール、510は制御モジュールである。
【0021】
3は高周波モジュール500と制御モジュール510を接続する中間周波接続部、4は同じくローカル信号接続部、5は同じく電源接続部である。中間周波接続部3とローカル信号接続部4は、各々ローカル信号および中間周波信号を接続する接続手段を構成している。そして、高周波モジュール500には、また、アンテナ素子である放射素子6、電力増幅器7、周波数変換器8、ローカル信号分配回路9aおよび電源供給回路10aが設けられている。
【0022】
一方、制御モジュール510には、ビーム制御回路11、入力端子12、ローカル信号入力端子13、電源端子14、制御信号入力端子15、可変移相器16、制御信号接続線路17、中間周波信号分配回路18、ローカル信号分配回路9bおよび電源供給回路10bが設けられている。
【0023】
中間周波信号分配回路18は、中間周波信号分配合成手段を構成し、入力端子12から加えられた中間周波数の信号を各可変移相器16に分配する。一方、ローカル信号分配回路9bは、ローカル信号入力端子13から入力されたローカル信号を各高周波モジュール500に供給するローカル信号供給手段を構成している。そして、ビーム制御回路11、可変移相器16および制御信号接続線路17は、中間周波信号のそれぞれの位相ないし振幅を個別に制御する制御手段を構成している。
【0024】
各高周波モジュール500には、複数の放射素子6が設けられており、各々の放射素子6には、それぞれ電力増幅器7及び周波数変換器8が接続されている。各電力増幅器7には、電源供給回路10aによって動作電源が供給され、各周波数変換器8にはローカル信号分配回路9aによって、周波数変換のために必要なローカル信号が供給されている。
【0025】
一方、制御モジュール510には、各々の高周波モジュール500に設けられた放射素子6の数分の中間周波数で動作する可変移相器16が設けられている。各可変移相器16の移相量は、制御信号入力端子15から加えられたデジタル信号がビーム制御回路11で各移相器16ごとの制御信号に変換され、複数の制御信号接続線路17を介して各可変移相器16に加えられることにより設定される。制御信号接続線路17は、図1には、太い配線のように記載されているが、実際には、従来例の図13の制御信号接続線路63のような構成とされている。各々の可変移相器16は、中間周波接続部3によって各制御モジュール510の周波数変換器8に電気的に接続されている。
【0026】
制御モジュール510には、さらに各高周波モジュール500にローカル信号を供給するローカル信号分配回路9bと、各高周波モジュール500に動作電源を供給する電源供給回路10bが設けられている。ローカル信号分配回路9bは、ローカル信号分配回路9aとローカル信号接続部4にて電気的に接続されている。また、電源供給回路10bは、電源供給回路10aと電源接続部5にて電気的に接続されている。
【0027】
次に動作を説明する。制御モジュール510の入力端子12から加えられた中間周波数の信号は、中間周波信号分配回路18によって分配され、中間周波数で動作するそれぞれの可変移相器16に加えられる。可変移相器16によって所定の位相分布を与えられた各中間周波信号は、中間周波接続部3を介してそれぞれの周波数変換器8に加えられ、周波数変換器8によって送信される高周波信号の周波数に変換され、さらに電力増幅器7で増幅され放射素子6から空間に放射される。このとき、可変移相器16でそれぞれ設定された中間周波数の位相の情報は周波数変換器8にて周波数変換が行なわれても保持されるため、各可変移相器16の移相量を所定の値に設定することにより、所定の方向に高周波信号の放射ビームを形成することができる。
【0028】
このような構成において、周波数変換器8として高調波ミクサなどを用いると、ローカル信号および中間周波信号の周波数は、それぞれ送信する高周波信号に比べて十分に低く設定できる。このため、ローカル信号分配回路9a、9bおよび中間周波信号分配回路18は比較的簡単に構成することができ、また、これらの回路の挿入損失を小さくすることができる。
【0029】
一方、高周波信号の配線は、高周波モジュール500内部の放射素子6から周波数変換器8までの間のみになるため、配線が単純になるとともに、高周波信号の損失を補う段間増幅器が必要なくなる。さらに、高周波モジュール500の入出力としては、放射素子6の数分の中間周波信号と1つのローカル信号と1つ電源となり、複雑な接続構造を有する必要がなくなる。
【0030】
一方、制御モジュール510については、複数の可変移相器16とその制御回路を構成する必要があるが、中間周波信号の回路は動作周波数が低いため、通常の多層プリント基板などを用いて高密度に実装することが可能となる。
【0031】
以上のように、この実施の形態によれば、高周波モジュール500の構造が簡単になるとともに、高周波モジュール500と制御モジュール510の間の接続のために複雑な構造を用いる必要がなくなり、フェーズドアレーアンテナの小形軽量化および低価格化がはかれるという効果がある。
【0032】
尚、この例では送信用のアクティブフェーズドアレーアンテナの場合について説明したが、電力増幅器7を低雑音増幅器におきかえれば、受信用アクテイブフェーズドアレーアンテナとして同様の効果が得られることは言うまでもない。また、増幅器を設けないフェーズドアレーアンテナを構成する場合でも同様の効果がある。
【0033】
実施の形態2.
図2はこの発明のフェーズドアレーアンテナである送信用のアクティブフェーズドアレーアンテナの他の例を示す回路構成を示したブロックダイアグラムである。図2において、600は高周波モジュール、610は制御モジュールである。尚、図2中、符号1から15は実施の形態1と同一であり同様の動作をする。
【0034】
図2において、各高周波モジュール600に設けられた複数の放射素子6には、それぞれ電力増幅器7及び変調器19が接続されている。各変調器19にはローカル信号分配回路9aによって搬送波となるローカル信号が供給されている。
【0035】
一方、制御モジュール610には信号処理回路101が設けられている。信号処理回路101は、入力端子12から入力された変調波信号を各高周波モジュール600に設けられた放射素子6の全数分に分配するとともに、分配したそれぞれの変調波信号に対して、励振位相ないし励振振幅を個別に可変するための信号処理を行なう。すなわち、信号処理回路101は、複数の放射素子6の励振位相ないし励振振幅を個別に可変するための信号処理を行なう信号処理手段を構成している。その他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0036】
次に動作を説明する。制御モジュール610の入力端子12から加えられた変調波信号は、信号処理回路101によって放射素子6の全数分に分配され、それぞれ、デジタル信号処理などにより遅延時間や位相などの制御を受け、各高周波モジュール510の変調器19の信号入力端子に加えられる。
【0037】
そして、各変調器19においては、ローカル信号分配回路9a、9bによって分配されたローカル信号に対して変調波信号による直接変調がかけられ送信する高周波信号が発生される。この高周波信号は電力増幅器7によって増幅されて放射素子6から空間に放射される。このとき、信号処理回路101でそれぞれ制御された変調波の遅延時間や位相などの情報は変調された高周波信号においても保持されるため、信号処理回路101において各変調波信号の遅延時間や位相などの制御量を所定の値に設定することにより、所定の方向に高周波信号の放射ビームを形成することができる。
【0038】
このような構成のフェーズドアレーアンテナにおいては、高周波モジュール600の入出力信号としては、放射素子6の数分の変調波信号と1つのローカル信号および1つの電源となる。そして、ローカル信号以外は通常のデジタル回路と同等の接続方法で接続できるようになる。一方、制御モジュール610における配線は、ローカル信号の分配回路以外は高周波信号を扱う必要がなく、大半がデジタル回路技術によって構成できるため、制御モジュール610の大部分をデジタル回路の実装技術によって実現できる。
【0039】
以上のように、この実施の形態によれば、高周波モジュール600と制御モジュール610の間の接続構造をより簡単化できるとともに、制御モジュール610をデジタル回路の技術で実現できるため、フェーズドアレーアンテナの小形軽量化および低価格化がはかれるという効果がある。
【0040】
尚、本実施の形態においては、送信用のアクティブフェーズドアレーアンテナの場合について説明したが、電力増幅器を低雑音増幅器におきかえ、変調器を復調器におきかえれば、受信用アクテイブフェーズドアレーアンテナとして同様の効果が得られることは言うまでもない。また、増幅器を設けないフェーズドアレーアンテナを構成する場合でも同様の効果がある。
【0041】
実施の形態3.
図3はこの発明のフェーズドアレーアンテナの構造を示す斜視図、図4は図3に示したフェーズドアレーアンテナの接続構造を示す断面図である。図3および図4において、符号1、2、6、13、14は図1に示した実施の形態1と同様なものである。21はセラミック多層基板パッケージ、24および102は接続電極、103は半田、104は多層積層基板、105は制御回路用LSIである。
【0042】
高周波モジュール500は、セラミック多層基板パッケージ21の内部に半導体チップ等を実装され、上面にパッチアンテナを用いた複数の放射素子6を導体パターンで形成され、下面の周囲に複数の接続電極24が導体パターンで形成されて構成されている。
【0043】
一方、制御モジュール510は、多層積層基板104を用いて構成され、下面に信号処理用の複数のLSI105が実装され、上面に高周波モジュール500を取り付けるための接続電極102が設けられている。高周波モジュール500と制御モジュール510とは、両者の表面に設けられた接続電極24、102間が半田付けされて接続されている。
【0044】
このような構成においては、高周波モジュール500と制御モジュール510の間の接続部には高い周波数の高周波信号が通らないため、半田リフロー等の表面実装技術により、それぞれのモジュールに設けられた電極間を簡単な製造行程によって接続することができる。
【0045】
このような構成のフェーズドアレーアンテナにおいては、高周波モジュール500と制御モジュール510の間の接続を簡単な製造行程で実現することができ、製造コストを低減できるという効果がある。
【0046】
尚、本実施の形態においては、放射素子6としてパッチアンテナを用いた場合について説明したが、スロットアンテナなど導体パターンを用いて形成できる他の放射素子を用いた場合でも同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態においては、電極間の接続方法として半田リフローを用いたが、導電性接着剤などを用いた接続方法を用いても良い。
【0047】
実施の形態4.
図5はこの発明のフェーズドアレーアンテナ用高周波モジュールの断面図である。図5において符号6、21、24は図4と同様なものである。図5において、20はセラミック基板層、22はシールリング、23はシールド壁、25はキャビティ、26は蓋、27は半導体チップである。
【0048】
セラミック多層基板パッケージ21は複数のセラミック基板層20が積み重ねて構成されている。図5の上面には、導体パターンによって複数の放射素子6が形成され、一方、図5の下面には一部のセラミック基板層を取り除いて複数のキャビティ25が形成されている。
【0049】
キャビティ25の内部には、MMIC(Monolithic Microwave Integrated Circuit)などの半導体チップ27が実装されている。また、キャビティ25の周囲には、セラミックを積層して形成したシールド壁23が立設され、パッケージ下面を複数の空間に仕切っている。さらに、セラミック多層基板パッケージ21の下面の最外周部にはセラミックを積層して形成したシールリング22が全周に渡って立設され、さらに蓋26がシールリング22に掛け渡されて覆われ半導体チップの気密封止が行われている。
【0050】
また、シールリング22の頂部は、蓋26の位置決めのため、内側が低い段部が形成されており、この段部において蓋26を取り付けた面より高さが高くなっている部分には、複数の接続電極24が設けられている。電源供給回路、ローカル信号分配回路および高周波回路の一部は、積層したセラミック基板層の内層に設けられ、バイアホールなどを用いて層間接続されている。
【0051】
このようなセラミック多層基板パッケージは、各層の導体パターンをスクリーン印刷した焼成前のセラミック・グリーンシートを複数積層した後、同時焼成することによって製造できるため、同じ特性のものを低コストで大量に製造することが可能である。また、図5に示したような構成では、セラミック多層基板パッケージ21に半導体チップ27を実装して蓋26を取り付けるだけで放射素子6まで含めて高周波モジュール500を実現できるため、組立コストも低く抑えることが可能である。
【0052】
このような構成のフェーズドアレーアンテナ用高周波モジュールにおいては、高周波モジュール500を低価格で製造することができるという効果がある。
【0053】
尚、本実施の形態においては、半導体チップ27をシールリング22と蓋26によって気密封止しているが、半導体チップ27の上を樹脂でモールドしても良い。また、接続電極24としてシールリング22上に設けた導体パターンを用いているが、この導体パターンに金属などの接続端子を取り付けてもよい。
【0054】
実施の形態5.
図6はこの発明のフェーズドアレーアンテナ用高周波モジュールの他の例を示す断面図である。また、図7はこの高周波モジュールを放射素子側から見た平面図である。図6および図7において符号6、21乃至27は図5と同様である。28はサーマルバイアホール、29は放熱板であるヒートシンク、30は放射窓である。
【0055】
セラミック多層基板パッケージ21の放射素子6を設けた面に、放射素子6を避けるように複数の放射窓30を設けた金属などの熱伝導性の高い板からなるヒートシンク29を取り付け、このヒートシンク29と半導体チップ27は、セラミック多層基板パッケージ21の内部に貫通するように設けられた複数のサーマルバイアホール28で接続されている。サーマルバイアホール28は、熱伝導率向上のために設けられている。これにより、半導体チップ27で発生する熱をヒートシンク29から高周波モジュール500の外部に排出することができ、パッケージ内に熱の発生が多い高出力の電力増幅器を実装することが可能となる。なお、放射素子6に加えられた高周波信号は、放射窓30を通して空間に放射される。
【0056】
このような構成のフェーズドアレーアンテナ用高周波モジュールにおいては、簡単な構造で半導体チップ27の放熱を効率良く行なうことができ、より高出力の高周波モジュールを実現できるという効果がある。
【0057】
実施の形態6.
図8はこの発明のフェーズドアレーアンテナ用高周波モジュールの他の例を示す断面図である。図8において符号21乃至28は図6と同様である。図8において、31は放射スロット、32はホーン、33地導体パターンである。
【0058】
セラミック多層基板パッケージ21の図8の上面には、地導体パターン33が設けられ、この地導体パターン33には、所定の位置に穴が形成され放射スロット31が構成されている。各々の放射スロット31の上方には、放射スロット31の部分に開口を有する熱伝導性の高い素材で作製されたホーン32が、地導体パターン33の上面に接するように取り付けられている。そして、本実施の形態の放射素子は、地導体パターン33、放射スロット31およびホーン32から構成されている。
【0059】
半導体チップ27とホーン32との間は、地導体パターン33を介して、熱伝導率向上のために設けられた複数のサーマルバイアホール28にて接続されている。これにより、実施の形態5のヒートシンク29の代りにホーン32を用いて、半導体チップ27で発生する熱を高周波モジュール500の外部に排出することができ、パッケージ内に熱の発生が多い高出力の電力増幅器を実装することが可能となる。さらにまた、実施の形態5のヒートシンク29を設けた場合とは異なり、ホーン32を取り付けた状態で最良の特性が得られるように放射素子の設計を行なえるので、特性の良い放射素子を実現することが可能となる。さらに、ホーン32の表面全体が放熱面となるためより効率の良い放熱が行なえる。
【0070】
このような構成のフェーズドアレーアンテナ用高周波モジュールにおいては、良好な特性を有する放射素子を実現できるとともに、より効率の高い放熱が可能になるという効果がある。
【0071】
実施の形態7.
図9はこの発明のフェーズドアレーアンテナ用高周波モジュールの他の例を示す断面図である。また図10は高周波モジュールの斜視図である。図9および図10において符号21乃至28および符号31乃至33は図8と同様である。本実施の形態においては、セラミック多層基板パッケージ21の上面に、全ての放射素子のホーンが一体に形成された断面格子状のホーン32が取り付けられている。このような構成とすることにより、1個の高周波モジュール500用のホーンをプレスなどの加工技術によって一体に形成できるため、製造コストが安くなる。また、セラミック多層基板パッケージ21とホーン32の取り付けが容易に行なえるため組立コストも安くなる。
【0072】
このような構成のフェーズドアレーアンテナ用高周波モジュールにおいては、低価格な高周波モジュールを実現できるという効果がある。
【0073】
実施の形態8.
図11はこの発明のフェーズドアレーアンテナ用高周波モジュールの他の例を示す制御モジュールの方向から見た部品配置図である。図11において、符号22乃至24は図5と同様である。図11において、40は電力増幅器用MMIC、41はチップ部品、42はダイオードアレイである。本実施の形態においては、16個の放射素子を有する送信用高周波モジュールの例を示している。セラミック多層基板パッケージの内部にシールド壁23で囲まれた4つのキャビティが設けられ、それぞれのキャビティに4個の電力増幅器用MMIC40と4組の電力増幅器バイアス回路用チップ部品41と1つのダイオードアレイ42が配置され、4素子分の高周波回路が構成されている。電力増幅器40については、発熱量が大きいことなどから各放射素子ごとに分散して配置している。
【0074】
一方、周波数変換器や変調器については、回路構成によっては半導体素子として必要なものはダイオードのみにできるため、4素子分のダイオードを1枚の半導体基板にまとめたダイオードアレイ42をキャビティ中央に実装して4つの素子で分割して使用し、ダイオード以外の付属回路は4素子分それぞれをセラミック多層基板パッケージ側に導体パターンで形成して回路を構成している。このような構成とすることにより、面積の大きなMMICを用いることなく、単価の安い小さな半導体チップによって周波数変換器や変調器を構成することができるため、高周波モジュール500の部品コストを下げることができる。
【0075】
このような構成のフェーズドアレーアンテナ用高周波モジュールにおいては、安価な高周波モジュールを実現できるという効果がある。
【0076】
なお、本実施の形態においては、4素子分を1つのキャビテイィの中に構成した例を示したが、この数は4以外でも同様の効果が得られる。また、低出力の電力増幅器や低雑音増幅器についても、FET(Field Effect Transistor)部分のみをまとめて半導体チップ上に配置し、その他の回路をセラミック多層基板パッケージ上にパターン形成して回路を構成しても良い。
【0077】
実施の形態9.
図12はこの発明のフェーズドアレーアンテナ用高周波モジュールの他の例を示す断面図である。図において符号21、22、24、26乃至28、31乃至33は図9と同様である。50は多層回路基板、51は基板間接続部、52は半導体チップ、53は基板間接続用バイアホールである。本実施の形態においては、セラミック多層基板パッケージ21の一側の面に2段階のキャビティ構造が設けられている。まず、セラミック多層基板パッケージ21の全面に大きさの第1の第1のキャビティ54が設けられている。そして、その底面にさらに、小さな複数の第2のキャビティ25が設けられている。
【0078】
第2のキャビティ25の底部には、発熱量の大きな第1の半導体チップ27等が配置されている。そして、第1のキャビティ54の底部に、第2のキャビティ25を覆うように多層回路基板50が取り付けられ、この多層回路基板50上にその他の半導体チップである第2の半導体チップ52が実装されている。
【0079】
多層回路基板50は多層セラミック基板などを用いて作製され、多層回路基板50とセラミック多層基板パッケージ21の間は、セラミック多層基板パッケージ21に同時焼成で形成された基板間接続部51の内部に設けられた基板間接続用バイアホールによって接続されている。このような構成とすることにより、限られた高周波モジュールの底面積の中により多くの半導体チップを実装することができる。
【0080】
このような構成のフェーズドアレーアンテナ用高周波モジュールにおいては、小さな高周波モジュールの専有面積でより多くの半導体チップを実装できるという効果がある。低損失な高周波回路を実現できるという効果がある。
【0081】
【発明の効果】
この発明に係るフェーズドアレーアンテナは、複数のアンテナ素子と、複数のアンテナ素子にそれぞれ接続された複数の周波数変換器と、複数の周波数変換器にローカル信号を供給する分配回路とを有する複数の高周波モジュールと、複数の高周波モジュールに周波数変換用のローカル信号をそれぞれ供給するローカル信号供給手段と、複数の高周波モジュールにそれぞれ複数入出力される中間周波信号を分配合成する中間周波信号分配合成手段と、中間周波信号のそれぞれの振幅と位相のいずれか一方または両方を同時に制御する制御手段とを有する制御モジュールと、複数の高周波モジュールと制御モジュールの間でローカル信号および中間周波信号を接続する接続手段とを有する。そのため、高周波モジュールの構造が簡単になるとともに、高周波モジュールと制御モジュールの間の接続のために複雑な構造を用いる必要がなくなり、フェーズドアレーアンテナの小形軽量化および低価格化がはかれるという効果がある。
【0082】
また、複数のアンテナ素子と、複数のアンテナ素子にそれぞれに接続された複数の変復調器と、複数の変復調器にローカル信号を供給する分配回路とを備えた複数の高周波モジュールと、複数の高周波モジュールに周波数変換用のローカル信号をそれぞれ供給するローカル信号供給手段と、複数の高周波モジュールにそれぞれ複数入出力される変復調波信号を分配合成するとともに、変復調波信号のそれぞれに対して、複数のアンテナ素子の励振振幅と励振位相のいずれか一方または両方を同時に可変するための信号処理を行なう信号処理手段とを有する制御モジュールと、複数の高周波モジュールと制御モジュールの間でローカル信号および変復調波信号を接続する接続手段とを有する。そのため、高周波モジュールと制御モジュールの間の接続構造をより簡単化できるとともに、制御モジュールをデジタル回路の技術で実現できるため、フェーズドアレーアンテナの小形軽量化および低価格化がはかれるという効果がある。
【0083】
また、制御モジュールは、多層積層基板で構成され、一方、複数の高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージを用いて構成され、複数の高周波モジュールは、制御モジュール上に載置されている。そのため、高周波モジュールと制御モジュールの間の接続を簡単な製造行程で実現することができ、製造コストを低減できるという効果がある。
【0084】
また、高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージの制御モジュールと反対側である第1の面に導体パターンで形成された複数のアンテナ素子を有すると共に、制御モジュール側である第2の面に複数のキャビティおよび平面実装用の接続電極を有し、さらに複数のキャビティ内部には、半導体チップが配設されている。そのため、高周波モジュールを低価格で製造することができるという効果がある。
【0085】
また、高周波モジュールには、第1の面のアンテナ素子がない部分に熱伝導性の高い放熱板が設けられ、半導体チップと放熱板は、セラミック多層基板パッケージを貫通して設けられたサーマルバイアホールで接続されている。そのため、簡単な構造で半導体チップの放熱を効率良く行なうことができ、より高出力の高周波モジュールを実現できるという効果がある。
【0086】
また、第1の面に導体パターンで形成された複数のアンテナ素子には、それぞれ導電性のホーンが設けられ、半導体チップとホーンは、セラミック多層基板パッケージを貫通して設けられたサーマルバイアホールで接続されている。そのため、良好な特性を有する放射素子を実現できるとともに、より効率の高い放熱が可能になるという効果がある。
【0087】
また、複数のホーンは、一体に形成されている。そのため、低価格な高周波モジュールを実現できるという効果がある。
【0088】
また、高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージのキャビティ内に、複数の半導体素子が一体に形成された半導体チップが搭載され、複数のアンテナ素子に接続される複数の周波数変換器は、セラミック多層基板パッケージの表面および内層に形成された回路パターンと半導体チップ上の複数の半導体素子の一部を分割使用して構成されている。そのため、安価な高周波モジュールを実現できるという効果がある。
【0089】
さらに、高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージの制御モジュールと反対側である第1の面に、導体パターンで形成された複数のアンテナ素子を有し、一方、制御モジュール側である第2の面に第1のキャビティを設け、第1のキャビティの底面にさらに第1キャビティより小さな第2のキャビティを設け、第2のキャビティ内部に発熱量の大きな第1の半導体チップを取り付け、第1のキャビティの底面に複数の第2のキャビティを覆うように多層回路基板を取り付け、多層回路基板に第2の半導体チップを取り付け、セラミック多層基板パッケージと多層回路基板の間を、第1のキャビティの底面と多層回路基板の接する面において接続されている。そのため、所定の高周波モジュールの専有面積でより多くの半導体チップを実装できるという効果がある。また、低損失な高周波回路を実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のフェーズドアレーアンテナである送信用のアクティブフェーズドアレーアンテナの回路構成を示したブロックダイアグラムである。
【図2】この発明のフェーズドアレーアンテナである送信用のアクティブフェーズドアレーアンテナの他の例を示す回路構成を示したブロックダイアグラムである。
【図3】この発明のフェーズドアレーアンテナの構造を示す斜視図である。
【図4】図3に示したフェーズドアレーアンテナの接続構造を示す断面図である。
【図5】この発明のフェーズドアレーアンテナ用高周波モジュールの断面図である。
【図6】この発明のフェーズドアレーアンテナ用高周波モジュールの他の例を示す断面図である。
【図7】この高周波モジュールを放射素子側から見た平面図である。
【図8】この発明のフェーズドアレーアンテナ用高周波モジュールの他の例を示す断面図である。
【図9】この発明のフェーズドアレーアンテナ用高周波モジュールの他の例を示す断面図である。
【図10】高周波モジュールの斜視図である。
【図11】この発明のフェーズドアレーアンテナ用高周波モジュールの他の例を示す制御モジュールの方向から見た部品配置図である。
【図12】この発明のフェーズドアレーアンテナ用高周波モジュールの他の例を示す断面図である。
【図13】従来のフェーズドアレーアンテナの回路構成を示したブロックダイアグラムである。
【符号の説明】
3 中間周波接続部(接続手段)、4 ローカル信号接続部(接続手段)、6放射素子(アンテナ素子)、8 周波数変換器、9a ローカル信号分配回路(分配回路)、9b ローカル信号分配回路(ローカル信号供給手段)、11 ビーム制御回路(制御手段)、16 可変移相器(制御手段)、17 制御信号接続線路(制御手段)、18 中間周波信号分配回路(中間周波信号分配合成手段)、19 変調器(変復調器)、21 セラミック多層基板パッケージ、24 接続電極、25 キャビティ(第2のキャビティ)、27 半導体チップ(第1の半導体チップ)、29 ヒートシンク(放熱板)、28 サーマルバイアホール、32 ホーン、42 ダイオードアレイ(半導体チップ)、50 多層回路基板、52 半導体チップ(第2の半導体チップ)、54 第1のキャビティ、101 信号処理回路(信号処理手段)、104 多層積層基板、500,600 高周波モジュール、600,610 制御モジュール。

Claims (7)

  1. 複数のアンテナ素子と、該複数のアンテナ素子にそれぞれ接続された複数の周波数変換器と、該複数の周波数変換器にローカル信号を供給する分配回路とを有する複数の高周波モジュールと、
    上記複数の高周波モジュールに周波数変換用のローカル信号をそれぞれ供給するローカル信号供給手段と、上記複数の高周波モジュールにそれぞれ複数入出力される中間周波信号を分配合成する中間周波信号分配合成手段と、該中間周波信号のそれぞれの振幅と位相のいずれか一方または両方を同時に制御する制御手段とを有する制御モジュールと、
    上記複数の高周波モジュールと上記制御モジュールの間でローカル信号および中間周波信号を接続する接続手段と
    を有するフェーズドアレーアンテナにおいて、
    上記制御モジュールは、多層積層基板で構成され、一方、上記複数の高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージを用いて構成され、該複数の高周波モジュールは、該制御モジュール上に載置されており、該高周波モジュールは、上記セラミック多層基板パッケージの上記制御モジュールと反対側である第1の面に導体パターンで形成された上記複数のアンテナ素子を有すると共に、上記制御モジュール側である第2の面に複数のキャビティおよび平面実装用の接続電極を有し、さらに該複数のキャビティ内部には、半導体チップが配設されており、該高周波モジュールには、上記第1の面の上記アンテナ素子がない部分に熱伝導性の高い放熱板が設けられ、上記半導体チップと該放熱板は、上記セラミック多層基板パッケージを貫通して設けられたサーマルバイアホールで接続されていることを特徴とするフェーズドアレーアンテナ。
  2. 複数のアンテナ素子と、該複数のアンテナ素子にそれぞれに接続された複数の変復調器と、該複数の変復調器にローカル信号を供給する分配回路とを備えた複数の高周波モジュールと、
    上記複数の高周波モジュールに周波数変換用のローカル信号をそれぞれ供給するローカル信号供給手段と、上記複数の高周波モジュールにそれぞれ複数入出力される変復調波信号を分配合成するとともに、該変復調波信号のそれぞれに対して、上記複数のアンテナ素子の励振振幅と励振位相のいずれか一方または両方を同時に可変するための信号処理を行なう信号処理手段とを有する制御モジュールと、
    上記複数の高周波モジュールと上記制御モジュールの間でローカル信号および変復調波信号を接続する接続手段と
    を有するフェーズドアレーアンテナにおいて、
    上記制御モジュールは、多層積層基板で構成され、一方、上記複数の高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージを用いて構成され、該複数の高周波モジュールは、該制御モジュール上に載置されており、該高周波モジュールは、上記セラミック多層基板パッケージの上記制御モジュールと反対側である第1の面に導体パターンで形成された上記複数のアンテナ素子を有すると共に、上記制御モジュール側である第2の面に複数のキャビティおよび平面実装用の接続電極を有し、さらに該複数のキャビティ内部には、半導体チップが配設されており、該高周波モジュールには、上記第1の面の上記アンテナ素子がない部分に熱伝導性の高い放熱板が設けられ、上記半導体チップと該放熱板は、上記セラミック多層基板パッケージを貫通して設けられたサーマルバイアホールで接続されていることを特徴とするフェーズドアレーアンテナ。
  3. 複数のアンテナ素子と、該複数のアンテナ素子にそれぞれ接続された複数の周波数変換器と、該複数の周波数変換器にローカル信号を供給する分配回路とを有する複数の高周波モジュールと、
    上記複数の高周波モジュールに周波数変換用のローカル信号をそれぞれ供給するローカル信号供給手段と、上記複数の高周波モジュールにそれぞれ複数入出力される中間周波信号を分配合成する中間周波信号分配合成手段と、該中間周波信号のそれぞれの振幅と位相のいずれか一方または両方を同時に制御する制御手段とを有する制御モジュールと、
    上記複数の高周波モジュールと上記制御モジュールの間でローカル信号および中間周波 信号を接続する接続手段と
    を有するフェーズドアレーアンテナにおいて、
    上記制御モジュールは、多層積層基板で構成され、一方、上記複数の高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージを用いて構成され、該複数の高周波モジュールは、該制御モジュール上に載置されており、該高周波モジュールは、上記セラミック多層基板パッケージの上記制御モジュールと反対側である第1の面に導体パターンで形成された上記複数のアンテナ素子を有すると共に、上記制御モジュール側である第2の面に複数のキャビティおよび平面実装用の接続電極を有し、さらに該複数のキャビティ内部には、半導体チップが配設されており、上記第1の面に導体パターンで形成された上記複数のアンテナ素子には、それぞれ導電性のホーンが設けられ、上記半導体チップと該ホーンは、上記セラミック多層基板パッケージを貫通して設けられたサーマルバイアホールで接続されていることを特徴とするフェーズドアレーアンテナ。
  4. 複数のアンテナ素子と、該複数のアンテナ素子にそれぞれに接続された複数の変復調器と、該複数の変復調器にローカル信号を供給する分配回路とを備えた複数の高周波モジュールと、
    上記複数の高周波モジュールに周波数変換用のローカル信号をそれぞれ供給するローカル信号供給手段と、上記複数の高周波モジュールにそれぞれ複数入出力される変復調波信号を分配合成するとともに、該変復調波信号のそれぞれに対して、上記複数のアンテナ素子の励振振幅と励振位相のいずれか一方または両方を同時に可変するための信号処理を行なう信号処理手段とを有する制御モジュールと、
    上記複数の高周波モジュールと上記制御モジュールの間でローカル信号および変復調波信号を接続する接続手段と
    を有するフェーズドアレーアンテナにおいて、
    上記制御モジュールは、多層積層基板で構成され、一方、上記複数の高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージを用いて構成され、該複数の高周波モジュールは、該制御モジュール上に載置されており、該高周波モジュールは、上記セラミック多層基板パッケージの上記制御モジュールと反対側である第1の面に導体パターンで形成された上記複数のアンテナ素子を有すると共に、上記制御モジュール側である第2の面に複数のキャビティおよび平面実装用の接続電極を有し、さらに該複数のキャビティ内部には、半導体チップが配設されており、上記第1の面に導体パターンで形成された上記複数のアンテナ素子には、それぞれ導電性のホーンが設けられ、上記半導体チップと該ホーンは、上記セラミック多層基板パッケージを貫通して設けられたサーマルバイアホールで接続されていることを特徴とするフェーズドアレーアンテナ。
  5. 上記複数のホーンは、一体に形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載のフェーズドアレーアンテナ。
  6. 複数のアンテナ素子と、該複数のアンテナ素子にそれぞれ接続された複数の周波数変換器と、該複数の周波数変換器にローカル信号を供給する分配回路とを有する複数の高周波モジュールと、
    上記複数の高周波モジュールに周波数変換用のローカル信号をそれぞれ供給するローカル信号供給手段と、上記複数の高周波モジュールにそれぞれ複数入出力される中間周波信号を分配合成する中間周波信号分配合成手段と、該中間周波信号のそれぞれの振幅と位相のいずれか一方または両方を同時に制御する制御手段とを有する制御モジュールと、
    上記複数の高周波モジュールと上記制御モジュールの間でローカル信号および中間周波信号を接続する接続手段と
    を有するフェーズドアレーアンテナにおいて、
    上記制御モジュールは、多層積層基板で構成され、一方、上記複数の高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージを用いて構成され、該複数の高周波モジュールは、該制御モジュール上に載置されており、該高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージの上記制御モジュールと反対側である第1の面に、導体パターンで形成された複数のアンテナ素子を有し、一方、上記制御モジュール側である第2の面に第1のキャビティを 設け、上記第1のキャビティの底面にさらに第1キャビティより小さな第2のキャビティを設け、上記第2のキャビティ内部に発熱量の大きな第1の半導体チップを取り付け、上記第1のキャビティの底面に上記複数の第2のキャビティを覆うように多層回路基板を取り付け、該多層回路基板に第2の半導体チップを取り付け、上記セラミック多層基板パッケージと上記多層回路基板の間を、上記第1のキャビティの底面と上記多層回路基板の接する面において接続されていることを特徴とするフェーズドアレーアンテナ。
  7. 複数のアンテナ素子と、該複数のアンテナ素子にそれぞれに接続された複数の変復調器と、該複数の変復調器にローカル信号を供給する分配回路とを備えた複数の高周波モジュールと、
    上記複数の高周波モジュールに周波数変換用のローカル信号をそれぞれ供給するローカル信号供給手段と、上記複数の高周波モジュールにそれぞれ複数入出力される変復調波信号を分配合成するとともに、該変復調波信号のそれぞれに対して、上記複数のアンテナ素子の励振振幅と励振位相のいずれか一方または両方を同時に可変するための信号処理を行なう信号処理手段とを有する制御モジュールと、
    上記複数の高周波モジュールと上記制御モジュールの間でローカル信号および変復調波信号を接続する接続手段と
    を有するフェーズドアレーアンテナにおいて、
    上記制御モジュールは、多層積層基板で構成され、一方、上記複数の高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージを用いて構成され、該複数の高周波モジュールは、該制御モジュール上に載置されており、該高周波モジュールは、該高周波モジュールは、セラミック多層基板パッケージの上記制御モジュールと反対側である第1の面に、導体パターンで形成された複数のアンテナ素子を有し、一方、上記制御モジュール側である第2の面に第1のキャビティを設け、上記第1のキャビティの底面にさらに第1キャビティより小さな第2のキャビティを設け、上記第2のキャビティ内部に発熱量の大きな第1の半導体チップを取り付け、上記第1のキャビティの底面に上記複数の第2のキャビティを覆うように多層回路基板を取り付け、該多層回路基板に第2の半導体チップを取り付け、上記セラミック多層基板パッケージと上記多層回路基板の間を、上記第1のキャビティの底面と上記多層回路基板の接する面において接続されていることを特徴とするフェーズドアレーアンテナ。
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