JP3925929B2 - マイクロ波・ミリ波装置 - Google Patents

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Description

本発明は、小型且つ軽量で量産性に優れ、更に高周波特性に優れたマイクロ波・ミリ波装置に関する。
近年、情報処理装置の処理速度の向上や、画像処理装置の高解像化等に伴ない、マイクロ波やミリ波のような高周波での高速且つ大容量のパーソナル通信が注目されている。これらの通信機器に用いられるマイクロ波・ミリ波装置として、伝送線路を形成した誘電体基板上に、高周波用半導体チップを直接実装したモジュールが盛んに開発されている。特に、取り扱う周波数が高くなるに従って、誘電体基板上に半導体チップを金属バンプを介して接続する、フリップチップ実装が注目されている。
このようなマイクロ波・ミリ波装置のひとつとして、図21(a)にHMIC(Hybrid Microwave Integrated Circuit)5100の概略図を示す。また、図21(b)には、図21(a)に示すHMIC5100の線21A−21Bにおける断面図を示す。
このHMIC5100は、単体トランジスタチップ211、伝送線路で受動回路5150が形成された誘電体基板212、及び金属バンプ213で構成されており、誘電体基板212の表面と単体トランジスタチップ211の表面とがお互いに向き合うようにして、単体トランジスタチップ211の電極と誘電体基板212の信号線路214及び接地導体部215とが、金属バンプ213を介して物理的及び電気的に接続されている。誘電体基板212の表面の接地導体部215は、貫通孔216により、誘電体基板の裏面の接地導体面217に接続されている。誘電体基板212の表面上には、受動回路5150として、DCカット用キャパシタ218やラジアルスタブ219やチップ抵抗220、チップキャパシタ221などが形成されている。
このようなHMIC技術の一例は、非特許文献1に示されている。
更に、別の技術として、MMIC(Monolithic Microwave Integrated Circuit)を誘電体基板212にフリップチップ実装する技術がある。MMICは、トランジスタ等の能動素子と伝送線路、スパイラルインダクタ、薄膜キャパシタ等の受動素子とを同一半導体チップ上に作製し、増幅器、ミキサ、発振器等の機能ブロックを半導体チップ上に実現するものである。図22(a)に、MMIC222を誘電体基板212にフリップチップ実装した例を示す。また、図22(b)には、図22(a)の線22A−22Bにおける断面図を示す。
図示されるフリップチップ構造は、MMIC222、伝送線路が形成された誘電体基板212、及び金属バンプ213で構成されており、誘電体基板212の表面とMMIC222の表面とがお互いに向き合うようにして、MMIC222の周辺に配設された電極223と誘電体基板の信号線路224及び接地導体部215とが、金属バンプ213を介して物理的及び電気的に接続されている。誘電体基板の接地導体部215は、貫通孔216により、誘電体裏面の接地導体面217に接続されている。
MMICのフリップチップ技術の一例として、非特許文献2に示された技術がある。
1997年IEEE MTT−Sダイジェスト、pp.447〜450 1994年IEEE MTT−Sダイジェスト、pp.1707〜1710
しかし、従来の技術では、以下の問題点がある。
HMICに関しては、第1の問題として、単体の能動素子の半導体チップを一つずつ実装する必要があることから、製造コストが高い。第2の問題として、単体の能動素子の半導体チップが非常に小さいために取り扱いが困難であり、個々の能動素子と基板との位置ずれによって高周波特性にばらつきが生じやすいことが挙げられる。第3の問題として、一つの半導体チップに搭載することができる金属バンプの数に限りがあるために、充分な実装強度が得られず、更に放熱特性が悪くなる。第4の問題として、実装工程上、個々の半導体チップの間隔をある程度広げる必要があることから、誘電体基板の面積が大きくなる。更に、このように各半導体チップの間隔が広いため、各能動素子の接地端子間のインダクタンスが大きくなり、各素子の動作が不安定になることが挙げられる。
一方、MMICに関して、第1の問題として、能動素子と受動素子とを同一の半導体チップ上に設計及び製造するため、設計変更するためには最初から製造する必要があり、開発期間が長くなる。第2の問題として、誘電体基板と比較して半導体基板の抵抗率が低く、且つ高いQ値が得られないため、高性能な受動素子の作成が困難である。具体的には、半導体基板は誘電体基板と比較して低抵抗であるので、半導体基板上に作成した受動回路は、信号の基板への漏洩などによって特性が劣化することがある。第3の問題として、半導体チップの大部分の面積を受動素子が占めるため、材料のコストが高いことが挙げられる。第4の問題として、同一半導体チップ上に能動素子と受動素子とを高密度に集積化するため、各素子間の電気的なアイソレーション特性が悪いことが挙げられる。
以上に示したように、HMIC技術とMMIC技術とは、長所だけではなく、克服されるべき短所を有している。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであって、開発期間の短縮を可能にする、小形且つ低コストであって半導体チップの実装強度を向上し、更に優れた受動素子特性を有するマイクロ波・ミリ波装置を提供することを目的としている。
本発明のマイクロ波・ミリ波装置は、少なくとも1つの信号線路と受動回路と第1の接地導体部とが表面上に形成された誘電体基板と、複数の能動素子のみが表面上に形成された半導体基板と、を備えており、該信号線路と該能動素子の入出力端子との間、及び該第1の接地導体部と該能動素子の接地端子との間が、金属バンプを介して物理的及び電気的にそれぞれ接続されていて、そのことによって、上記の目的が達成される。
ある実施形態では、前記複数の能動素子の接地端子を互いに第1の導体で接続することにより形成された第2の接地導体部を、前記半導体基板の表面に更に備える。
ある実施形態では、前記半導体基板の裏面に第2の導体を有し、該半導体基板の表面の接地導体部と該第2の導体とが貫通孔で接続されている。
ある実施形態では、前記誘電体基板の裏面に接地導体面を有し、該接地導体面と該誘電体基板の表面の接地導体部とが貫通孔で接続されている。
ある実施形態では、前記誘電体基板は、第1の誘電体層と中間導体層と第2の誘電体層とを含み、該第2の誘電体層の裏面に接地導体面を有し、該第1の誘電体層の表面に接地導体部を有し、該接地導体部と該中間導体層との間、及び該中間導体層と該接地導体面との間が、それぞれ貫通孔で接続されている。
ある実施形態では、前記中間導体層にスロット結合孔を有し、前記第2の誘電体層の裏面に第2の信号線路を有し、前記第1の誘電体層の表面上に第1の信号線路を有しており、該第2の信号線路が該スロット結合孔を介して該第1の信号線路に所望の周波数に対して電磁気的に結合されている。
ある実施形態では、前記受動回路として、少なくともミキサ入力整合回路とフィルター回路とを有し、更に周波数変換装置を含む。
ある実施形態では、前記誘電体基板の表面上の周囲部に設けられた枠体と、前記半導体基板を覆うように該枠体の上部に配置されたリッドと、を有しており、該枠体と該リッドとは接地されている。
ある実施形態では、前記誘電体基板の表面に第1の信号線路を有し、前記誘電体基板の裏面に外部接続用端子及び第2の信号線路を有しており、該外部接続用端子は該第2の信号線路に接続され、該第2の信号線路は該第1の信号線路と貫通孔或いはスロット結合孔を介して接続され、該第1の信号線路は前記受動回路と接続している。
ある実施形態では、前記誘電体基板の表面に入力端子を有し、該誘電体基板の裏面に平面アンテナを有しており、該平面アンテナは該誘電体基板の表面に接続された給電部を有し、該給電部と該入力端子とは貫通孔或いはスロット結合孔を介して接続され、該入力端子から該受動回路へ入力が与えられる。
前記誘電体基板が表面上に絶縁膜を有するシリコンから形成され得て、前記受動回路は該シリコンに対する半導体プロセスにより形成され得る。
本発明の他のマイクロ波・ミリ波装置は、少なくとも1つの信号線路と、受動回路と、接地導体部と、が表面上に形成された誘電体基板と、所定の回路素子から構成される機能ブロックと、複数のトランジスタと、ダイオードと、が形成された半導体基板と、を備えており、該誘電体基板と該半導体基板とが、金属バンプを介して物理的及び電気的に接続されていて、そのことによって、前述の目的が達成される。
前記金属バンプは、前記誘電体基板及び前記半導体基板に設けられた端子を接続させ得る。
前記誘電体基板は、前記半導体基板の上に形成された多層薄膜基板であり得る。
前記機能ブロックは、トランジスタ対及びダイオード対を含み得る。
前記機能ブロックは、トランジスタ及び該トランジスタのためのバイアス回路を含み得る。
前記機能ブロックは、トランジスタ及び該トランジスタのための帰還回路を含み得る。
前記機能ブロックの接地端子及び前記複数のトランジスタの各々の接地端子が、前記誘電体基板の上に、該機能ブロック及び該複数のトランジスタを囲むような位置に設けられ得る。
或いは、前記機能ブロックの接地端子及び前記複数のトランジスタの各々の接地端子が、前記半導体基板の上に、該機能ブロック及び該複数のトランジスタを囲むような位置に設けられ得る。
前記機能ブロックの接地端子及び前記複数のトランジスタの各々の接地端子が、前記半導体基板及び前記誘電体基板の少なくとも一方の上に、該機能ブロック及び該複数のトランジスタを囲むような位置に設けられていてもよい。
ある実施形態では、前記複数のトランジスタは第1及び第2の列に配置されており、該第1の列のための入出力端子は、第1の方向に向いて前記半導体基板の上に形成され、該第2の列のための入出力端子は、該第1の方向とは実質的に反対方向の第2の方向に向いて該半導体基板の上に形成されている。
本発明によれば、マイクロ波・ミリ波装置の開発期間が短縮でき、小型、低コストで、且つ受動回路の特性の優れたマイクロ波・ミリ波装置が提供される。また、実装面積を広くすることができるので、マイクロ波・ミリ波装置の実装強度を強くすることができる。加えて、能動素子間の電気的アイソレーションをよくすることができ、更には、各能動素子の接地端子間のインダクタンスを低減することが可能となる。また、導体を半導体基板の裏面に設けて、半導体基板の表面と貫通孔を介して接続することによって、能動素子の放熱特性を良好にすることができる。
また、本発明によれば、マイクロ波・ミリ波装置における受動素子及び能動素子の接地電位を安定させることができるので、マイクロ波・ミリ波の特性を安定させることができる。また、誘電体基板を複数層とすることによって、誘電体基板の機械的強度が強くすることができる。
更に、本発明によれば、能動素子やダイオード素子を含む機能ブロックアレイによってマイクロ波・ミリ波装置を構成することによって、マイクロ波帯からミリ波帯にかけてのあらゆる回路に対応することができる。半導体基板上では半導体プロセスによる微細加工技術を使用することができるので、高い周波数帯域に対応するために必要な微細な受動回路を能動回路の直近に形成することが可能になって、安定した回路動作が実現される。加えて、セラミック基板などの誘電損失の小さい誘電体基板を各トランジスタを接続する配線として使用できるので、ミリ波帯での低損失配線が実現され、高利得且つ高効率な回路が実現される。更に、回路を熱的に安定させた上で、トランジスタの相互干渉に対する十分なアイソレーションの確保、及び半導体基板と誘電体基板との間に存在する不要電磁波モードの除去を、可能にする。
(第1の実施形態)
図1(a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置100の構造を示す図である。
図1(a)では、半導体基板2の表面の能動素子6と誘電体基板1との接続の様子を詳しく示すために、半導体基板2の裏面から透視した図を示している。また、図1(b)は、図1(a)の1A−1B断面図を示す。図1(c)は、図1(a)の1C−1D断面図を示す。
このマイクロ波・ミリ波装置100は、マイクロストリップ線路によって受動回路5が形成された誘電体基板1と、能動素子6が表面に複数個形成された能動素子群を有する半導体基板2と、複数の金属バンプ3とで構成されており、誘電体基板1の上の受動回路5を構成する受動素子と半導体基板2の上の能動素子6とが、お互いに金属バンプ3を介して物理的及び電気的に接続されている。
誘電体基板1は、セラミック基板や樹脂基板などを用いる。誘電体基板1の表面には、厚膜印刷、或いはエッチング及びメッキにより、マイクロストリップ線路4などによって、あらかじめ目的に応じた受動回路5を形成しておく。本実施形態では、誘電体基板1の上にマイクロストリップ線路を形成した例を示しているが、コプレーナ線路も用いることができる。受動回路5としては、インピーダンス整合回路や直流電源供給回路等があり、マイクロストリップ線路、コプレーナ線路の他、チップ抵抗、チップキャパシタ、チップインダクタ等を併用することも可能である。
半導体基板2には、高周波特性の優れたGaAs基板やInP基板を用いる。半導体基板2の表面上に、電界効果トランジスタやヘテロジャンクションバイポーラトランジスタ等の単体の能動素子6を、数個並べるようにレイアウトして、従来の半導体プロセスで形成する。マイクロ波・ミリ波装置の一般的な回路規模や半導体基板サイズの点で、配列する単体の能動素子6の個数は4〜6個程度が最適であるが、特に限定されるものではない。
個々の能動素子6としてヘテロジャンクションバイポーラトランジスタを有する場合について、図2(a)及び(b)に基づいて説明を行う。
図2(a)は、ヘテロジャンクションバイポーラトランジスタの概略図を示し、図2(b)には、ヘテロジャンクションバイポーラトランジスタの回路構成図を示す。
ヘテロバイポーラトランジスタのベースである入力端子7から信号が入力されると、その信号が増幅されて、コレクタである出力端子8により出力される。エミッタである接地端子9は、金属バンプ3により誘電体基板1の上の接地導体部10に接続されており、接地導体部10から貫通孔11を通して、接地導体面12により接地される。
同様に、個々の能動素子6が電界効果トランジスタである場合について、図3(a)にその概略図を示し、また、図3(b)にその回路構成図を示す。
電界効果トランジスタのゲートである入力端子7から信号が入力されると、その信号が増幅されて、ドレインである出力端子8により出力される。ソースである接地端子9は、金属バンプ3により誘電体基板1の上の接地導体部10に接続され、接地導体部10から貫通孔11を通して、接地導体面12により接地される。
上述したような能動素子6の入力端子7は、誘電体基板1の上のマイクロストリップ線4に接続され、能動素子6の出力端子8は、誘電体基板1の上のマイクロストリップ線4に金属バンプ3により接続される。半導体基板2の上の複数の能動素子6のうち、必要な端子の上に金属バンプを形成し、半導体基板2の表面を誘電体基板1側に向けて実装する。このとき、半導体基板1の上のそれぞれの金属バンプ3が、誘電体基板1の上の受動回路5の相対する端子に重なるように配置する。
半導体基板2と誘電体基板1との金属バンプ3による接続方法は、例えば、半導体基板2を誘電体基板1に圧着しながら熱を加えて、金属バンプ3として例えばAuバンプを用いて、誘電体基板1の上の接地導体部10やマイクロストリップ線路4と金属バンプ3との境界面を合金化させて、電気的及び物理的に接続することによって行われる。
一般的にマイクロ波・ミリ波装置は、信号の増幅や変調用の能動素子と、インピーダンスの整合回路や電源供給回路等用の受動素子とで、構成する。本発明では、能動素子6のみを半導体基板2の上で実現し、受動素子5のみを誘電体基板1の上で実現する。この構成では、複数の能動素子6を一つの半導体基板2の上に配列するため、一度のフリップチップ実装で半導体基板2を誘電体基板1の上に実装できる。半導体基板2が充分な面積を持つため、実装する上で取り扱いやすく、誘電体基板1との位置ずれが少ない。また、HMICと比較して、半導体基板2と誘電体基板1とを接続する金属バンプ3が多いため、充分な実装強度が得られる。また、半導体基板2の上には能動素子6のみを形成するため、材料コストを抑えることが可能となる。更に、本発明では、受動回路5は誘電体基板1の上に作製するため、高いQ値の受動回路5が得られる。
更に注目すべき点は、回路方式を問わない比較的汎用性の高い半導体基板2を作製することが可能であり、回路の設計は誘電体基板1のみで行うことである。また、必ずしも半導体基板2の上の全ての能動素子6や端子を使う必要がなく、必要な能動素子6と端子とを使うように、誘電体基板1の上の受動回路5を設計することも可能となる。しかも、設計変更の際は、誘電体基板1の上の受動回路5を変更するだけでよい。これにより開発期間が短縮される。
(第2の実施形態)
図4(a)及び(b)は、本発明の第2の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置200の構造を示す図である。
図4(a)は、半導体基板2の表面の能動素子41〜45と誘電体基板1との接続の様子を詳しく示すために、半導体基板2の裏面から透視した図を示している。また、図4(a)では、図4(b)の4A−4B断面図を示す。図1(a)〜(c)と同一部材には同一符号を付しており、同一部材の機能は第1の実施形態と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
本実施形態では、半導体基板2の上の能動素子41〜45の配置に特長を有する。つまり、第1の実施形態とは、半導体基板2の上の能動素子41〜45を、能動素子の入出力の向きが一つおきに逆になるように一列に配列した点のみが異なる。図示するように、能動素子41、43、45の入力方向と能動素子42、44の入力方向を1つおきに逆になるように配列することにより、隣り合う能動素子の入力端子7と出力端子8が同じ側に並ぶため、能動素子と能動素子とが接続される段間の受動回路5の配置が、容易になる。
(第3の実施形態)
図5(a)及び(b)、並びに図6(a)及び(b)は、本発明の第3の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置300の構造を示す図である。
図5(a)は、半導体基板2の表面の能動素子55、57〜59、61、62と誘電体基板1との接続の様子を詳しく示すために、半導体基板2の裏面から透視した図を示している。また、図5(b)では、図5(a)の5A−5B断面を矢印方向に見た図を示す。一方、図6(a)は、誘電体基板1の表面に配線した受動回路54、56、60、並びにマイクロストリップ線4、接地端子10を記載したものであり、図6(b)は、半導体基板2の上に形成した上記の複数の能動素子を記載したものである。図1(a)〜(c)と同一部材には同一符号を付しており、同一部材の機能は第1の実施形態と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
本実施形態では、半導体基板2の上の上記の複数の能動素子の接地端子10を互いに導体で接続している点と、具体的な回路形式としてパワーアンプの一例を挙げている点を、特徴としている。半導体基板2の上の上記の複数の能動素子の接地端子10は、接地導体部51、52、53でそれぞれ接続されている。全ての能動素子の接地端子10が、半導体基板2の上で接地導体部51、52、53によって接続されているため、上記の能動素子間のグランドインダクタンスが小さくなり、しかも各能動素子間の信号のアイソレーションが強化される。
図5(a)及び(b)、並びに図6(a)及び(b)に従って、本実施形態のパワーアンプの動作を説明する。
入力された信号は誘電体基板1の上の受動回路54を通り、半導体基板2の上の能動素子55に入力される。能動素子55で増幅された信号は、誘電体基板1の上の受動回路56を通り、マイクロストリップ線路4で3つの信号に分配され、半導体基板2の上の能動素子57、58、59に入力される。能動素子57、58、59でそれぞれ増幅された信号は、誘電体基板1の上のマイクロストリップ線路4で合成され、受動回路60を通り出力される。本実施形態では、能動素子61は使用せず、能動索子62は接地端子のみを使用している。
(第4の実施形態)
図7(a)〜(c)は、本発明の第4の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置400の構造を示す図である。
図7(a)は、半導体基板2の表面の能動素子55、57〜59、61、62と誘電体基板1との接続の様子を詳しく示すために、半導体基板2の裏面から透視した図を示している。また、図7(b)では、図7(a)の7A−7B断面を矢印方向に見た図を示す。図7(c)は、半導体基板2の上に形成した上記の複数の能動素子を記載したものである。図5(a)及び(b)と同一部材には同一符号を付しており、同一部材の機能は第3の実施形態と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
本実施形態と第3の実施形態との相違点は、図7(b)の断面図で示すように半導体基板2が裏面に導体71を有し、半導体基板2の表面の導体51、52、53と半導体基板2の裏面の導体71とが導電性の貫通孔72で接続している点である。重複する部分の機能は同じであるので、その詳細な説明は繰返さない。
特に上記の能動素子がパワーアンプである場合、これらの能動素子からの発熱が問題となるが、本実施形態では、能動素子からの発熱が、誘電体基板1側に伝わるだけでなく、半導体基板2の貫通孔72を通して半導体基板2の裏面の導体71から放熱される。
(第5の実施形態)
図8(a)〜(c)は、本発明の第5の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置500の構造を示す図である。
図8(a)は、半導体基板2の表面の能動素子6と誘電体基板1との接続の様子を詳しく示すために、半導体基板2の裏面から透視した図を示している。また、図8(b)では、図8(a)の8A−8B断面を矢印方向に見た図を示す。更に、図8(c)では、図8(a)の8C−8D断面を矢印方向に見た図を示す。図1(a)〜(c)と同一部材には同一符号を付しており、同一部材の機能は第1の実施形態と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
本実施形態と第1の実施形態との相違点は、誘電体基板1の上にコプレーナ線路によって受動回路5が形成されている点である。コプレーナ線路は、誘電体基板1の表面に信号線路81と接地導体部82とを有しており、信号線路81の幅、及び信号線路81と接地導体部82との間隔によって、特性インピーダンスが決定される。
コプレーナ線路で安定な伝送特性を得るためには、接地導体部82の電位を安定化させることが重要であり、本実施形態のように、誘電体基板1の表面の接地導体部82を貫通孔11を介して裏面の接地導体面12と接続することにより、コプレーナ線路の接地が強化され、安定な動作が可能となる。
(第6の実施形態)
図9(a)及び(b)は、本発明の第6の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置600を示す図である。
図9(a)は、半導体基板2の表面の能動素子6と誘電体基板1との接続の様子を詳しく示すために、半導体基板2の裏面から透視した図を示している。また、図9(b)では、図9(a)の9A−9B断面を矢印方向に見た図を示す。図1(a)〜(c)と同一部材には同一符号を付しており、同一部材の機能は第1の実施形態と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
本実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置600は、図1(a)〜(c)に示す第1の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置100と比較して、誘電体基板1として表面に絶縁層91が積層されたシリコン基板92を用いている点と、半導体プロセスで受動回路93が形成されている点が異なる。
シリコン基板92は他の誘電体に比べて抵抗率が低く、受動回路において高いQ値を得ることができないが、安価であり、しかも半導体プロセスを用いることができるため、薄膜キャパシタやスパイラルインダクタ、抵抗等の受動素子を高密度に基板上に集積化できる。また、絶縁層91を有したシリコン基板92を用いた場合には、半導体基板2の下部にもスパイラルインダクタなどの受動回路93を形成することかできるので、受動回路の高密度化に貢献する。従って、マイクロ波・ミリ波装置を非常に小型化することが可能となる。特に、信号の周波数が比較的低く、受動素子にあまり高い性能が要求されない用途に、適する。
(第7の実施形態)
図10は、本発明の第7の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置700の構造の断面図を示す図である。図1(a)〜(c)と同一部材には同一符号を付しており、同一部材の機能は第1の実施形態と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
本実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置700が、第1の実施形態の装置100と異なる点は、誘電体基板1として、第1の誘電体層101と中間導体層102と第2の誘電体層103が積層されており、第2の誘電体層103の裏面の全面或いは一部に接地導体面12を有し、第1の誘電体層101の表面の接地導体部10と中間導体層102との間、及び中間導体層102と接地導体面12との間が、それぞれ複数の貫通孔11で接続されている点である。
特に、第1の実施形態のようにマイクロストリップ線路で受動回路を形成する場合、周波数が高くなるに従って、マイクロストリップ線路と接地導体面12との間隔を小さくする必要があり、誘電体基板が薄くなる。これより、誘電体基板の機械的強度が弱くなる。しかし、本実施形態に示すように、誘電体基板1として、第1の誘電体層101と中間導体層102と第2の誘電体層103とを積層することにより、第1の誘電体層101の表面の信号線路と中間導体層102とによってマイクロストリップ線路の特性インピーダンスを決定する一方で、第2の誘電体層103によって誘電体基板1の機械的強度を強化することができる。また、第1の誘電体層101の材料と第2の誘電体層103との材料は、必ずしも一致させる必要はない。
(第8の実施形態)
図11(a)及び(b)は、本発明の第8の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置800の断面構造を示す図である。
図11(a)は、半導体基板2の表面の能動素子6と誘電体基板1との接続の様子を詳しく示すために、半導体基板2の裏面から透視した図を示している。また、図11(b)では、図11(a)の11A−11B断面図を示す。図1(a)〜(c)と同一部材には同一符号を付しており、同一部材の機能は第1の実施形態と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
本実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置800が第1の実施形態の装置100と異なる点は、誘電体基板1の表面の周囲部にメタライズされた側壁で構成された凹状の枠体111と、枠体111の上部に半導体基板2を覆うように配設されたメタライズされたリッド112とを有しており、誘電体基板1の表面の接地導体部10と枠体111との間、及び枠体111とリッド112との間が、それぞれ物理的及び電気的に接続されている点である。枠体111及びリッド112は、半導体基板2の上の能動素子6や誘電体基板1の上の受動素子からの不要放射や、外部からの不要入射を防ぐ。加えて、周波数が30GHz以上のミリ波帯で使用する場合には、枠体111及びリッド112が電気的に接地されており、且つ、半導体基板2と誘電体基板1とが金属バンプ3で3次元的に接地されているので、枠体111の内部で導波管モードの不要波を除去できる。その結果、入力と出力との間のアイソレーション特性も向上して、良好で安定な特性を実現することができる。
本実施形態では、枠体111及びリッド112としてメタライズされたものを用いているが、金属で構成されていても構わない。
(第9の実施形態)
図12は、本発明の第9の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置900を示す図である。図12は、半導体基板表面の能動素子と誘電体基板との接続の様子を詳しく示すために、半導体基板の裏面から透視した図を示している。
本実施形態の装置900の構成は、第5の実施形態で示した装置500と実質的に同じであるが、ここでは、具体的な回路として、高周波増幅器、ミキサ、中間周波増幅器の機能をもつダウンコンバータの構成例を示す。
入力端子121から入力整合回路・電源供給回路122に入力された高周波信号は、能動素子123で増幅され、段間整合回路・電源供給回路124を経て、能動素子125で更に増幅される。能動素子125から出力された高周波信号は、出力整合回路・電源供給回路・フィルター回路126で整合及び不要波除去が行われた後、ミキサ入力整合回路・ローカル供給回路127に入力される。高周波信号は、ローカル発振回路で生成した局部発振信号と合成され、能動素子128に入力される。能動素子128の非線形性により、高周波信号と局部発振信号とが混合され、高周波信号と局部発振信号との間の周波数の差成分にあたる中間周波数信号が生成される。中間周波数信号は、IF入力整合回路・電源供給回路129を通り、能動素子130で増幅されて、IF段間整合回路・電源供給回路131を経て、能動素子132で更に増幅され、IF出力整合回路・電源供給回路133を通り、出力される。なお、能動素子910は使用されない。
本実施形態では、受動回路をコプレーナ線路で構成した例を示しているが、第1の実施形態で示したように、マイクロストリップ線路で構成することも可能である。また本実施形態では、高周波信号を中間周波信号に変換するダウンコンバータの例を示しているが、中間周波信号を高周波信号に変換するアップコンバータも全く同じ様に構成することが可能である。
本実施形態によれば、1つの半導体チップで、ダウンコンバータやアップコンバータなどの周波数変換装置が構成できる。30GHz以上のミリ波帯になると、従来のMMICやHMICのような構成では周波数変換装置のミキサ回路及びフィルタ回路の特性劣化が生じていたが、本実施形態では、このような劣化を防ぐことができる。
(第10の実施形態)
図13(a)及び(b)は、本発明の第10の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置1000を示す図である。
図13(a)は、半導体基板表面の能動素子と誘電体基板との接続の様子を詳しく示すために、半導体基板の裏面から透視した図を示している。図13(b)では、図13(a)の13A−13B断面を矢印方向に見た図を示す。
本実施形態のマイクロ波・ミリ波装置1000は、第9の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置900とほぼ同じ構成を有するが、外部接続用端子が設けられている点で異なる。
具体的には、装置1000は、誘電体基板1の裏面に、一方の先端が外部接続用端子134となるコプレーナ線路で構成された信号線路135を有する。一方、誘電体基板1の表面では、入力端子がコプレーナ線路となる信号線路136によって引き出されており、この信号線路136は、貫通孔137を介して、誘導体基板1の裏面のコプレーナ線路となる信号線路135の他方の先端に接続されている。更に、誘電体基板1は、誘電体基板1の表面の周囲部にメタライズされた側壁で構成された凹状の枠体111と、半導体基板2を覆うように枠体111の上部に配設された、メタライズされたリッド112とを有しており、誘電体基板1の表面の接地導体部と枠体111との間、及び枠体111とリッド112との間が、それぞれ物理的及び電気的に接続されている。枠体111及びリッド112は、半導体基板2の上の能動素子や誘電体基板1の上の受動素子からの不要放射や外部からの不要入射を防ぐ。また、貫通孔137を通って誘電体基板1の裏面に配設したコプレーナ線路となる信号線路136、並びに枠体111及びリッド112を構成することによって、誘電体基板1の表面の回路から放射される電磁界の影響を受けずに、信号を出力することが可能となる。
(第11の実施形態)
図14(a)及び(b)、並びに図15は、本発明の第11の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置1100を示す図である。
図14(a)は、半導体基板表面の能動素子と誘電体基板との接続の様子を詳しく示すために、半導体基板の裏面から透視した図を示している。また、図14(b)では、図14(a)の14A−14B断面を矢印方向に見た図を示す。また、更に、図15には、誘電体基板1を裏面から見た図を示す。
本実施形態のマイクロ波・ミリ波装置1100は、第9の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置900とほぼ同じ構成を有するが、平面アンテナ141が誘電体基板1の裏面に設けられている点で異なる。
本実施形態のマイクロ波・ミリ波装置1100は、誘電体基板1の裏面に平面アンテナ141を有しており、平面アンテナ141から引き出されてコプレーナ線路に変換された信号線路の先端は、給電部142を有している。誘電体基板1の表面には、第9の実施形態で説明したダウンコンバータの入力端子121が、入力整合回路・電源供給回路122からコプレーナ線路で引き出されており、貫通孔143を介して、平面アンテナ141の給電部142に接続されている。
外部から基板裏面の平面アンテナ141に入射した高周波信号は、貫通孔143を介して、誘電体基板表面の入力整合回路・電源供給回路122に入力される。その後の動作は第9の実施形態で示したものと同じであるので、ここでは繰返さない。
誘電体基板1の裏面に平面アンテナ141を配設することにより、非常にサイズの小さいマイクロ波・ミリ波装置を実現できるのみならず、平面アンテナと高周波回路とを最短距離で接続することができるため、高周波信号の損失を少なくすることができる。
本実施形態では、高周波信号を平面アンテナ141で受信して中間周波信号に変換するマイクロ波・ミリ波装置1100の例を示したが、逆に、中間周波信号を高周波信号に変換して平面アンテナで送信するマイクロ波・ミリ波装置も、同様な考え方で構成することが可能である。
(第12の実施形態)
図16は、本発明の第12の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置1200を示す図である。
本実施形態のマイクロ波・ミリ波装置1200は、第11の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置1100とほぼ同じ構成を有するが、第8の実施形態における装置800のように、枠体111とリッド112とで半導体基板2を覆う点で異なる。
具体的には、本実施形態のマイクロ波・ミリ波装置1200では、誘電体基板1が、誘電体基板1の表面の周囲部にメタライズされた側壁で構成された凹状の枠体111と、枠体111の上部に半導体基板2を覆うように配設されたメタライズされたリッド112とを有しており、誘電体基板1の表面の接地導体部10と枠体111との間、及び枠体111とリッド112との間が、それぞれ物理的及び電気的に接続されている。
誘電体基板1の裏面に平面アンテナ141を配設した場合、特に誘電体基板1の表面への不要波の入射、或いは誘電体基板1の表面からの不要波の放射が問題となるが、本実施形態では、枠体111及びリッド112により、不要波の入射或いは反射を防ぐことが可能となる。
(第13の実施形態)
図17(a)及び(b)は、本発明の第13の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置1300を示す図である。
図17(a)は、半導体基板表面の能動素子と誘電体基板との接続の様子を詳しく示すために、半導体基板の裏面から透視した図を示している。また、図17(b)では、図17(a)の17A−17B断面を矢印方向に見た図を示す。
本実施形態のマイクロ波・ミリ波装置1300は、第10の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置1000とほぼ同じ構成を有するが、誘電体基板1が、第1の誘電体層101と中間導体属102と第2の誘電体層103とから構成されている点で異なる。
具体的には、本実施形態のマイクロ波・ミリ波装置1300では、誘電体基板1として、第1の誘電体層101と中間導体層102と第2の誘電体層103とが積層されている。中間導体層102には、スロット結合孔171が形成されており、第2の誘電体層103の裏面には、マイクロストリップ線路で構成した信号線路が形成されている。また、第1の誘電体層101の表面には、入力整合回路・電源供給回路へのマイクロストリップ線路172が設けられ、マイクロストリップ線路172の先端が、スロット結合孔171を介して、第2の誘電体層103の裏面の信号線路173に、所望の周波数に対して電磁気的に結合されている。また、信号線路173は、外部接続用端子174に接続されている。
第10の実施形態で示したように、誘電体基板の表面のコプレーナ線路と裏面のコプレーナ線路とを貫通孔を通して接続した場合、貫通孔は高インピーダンスであるため、周波数が高くなるにつれて、損失が大きくなる。しかし、本実施形態で示すように、第1の誘電体層101の表面と第2の誘電体層103の裏面のマイクロストリップ線路とをスロット孔を介して結合させることによリ、信号を損失させることなく伝送することが可能となる。
(第14の実施形態)
図18(a)及び(b)、並びに図19は、本発明の第14の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置1400を示す図である。
図18(a)は、半導体基板表面の能動素子と誘電体基板との接続の様子を詳しく示すために、半導体基板の裏面から透視した図を示している。また、図18(b)では、図18(a)の18A−18B断面を矢印方向に見た図を示す。更に、図19には、第2の誘電体層103を裏面から見た図を示す。
本実施形態のマイクロ波・ミリ波装置1400は、第13の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置1300とほぼ同じ構成を有するが、平面アンテナ141を誘電体基板1の裏面に設けている点で異なる。
具体的には、本実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置1400では、第2の誘電体層103の裏面に平面アンテナ141が形成されている。平面アンテナ141の端子は、スロット結合孔171を介して、第1の誘電体層101のマイクロストリップ線路172と、所望の周波数に対して電磁気的に結合されている。第1の誘電体層101の表面のマイクロストリップ線路172は、入力整合回路・電源供給回路122に接続されている。
外部から第2の誘電体層103の裏面の平面アンテナ141に入射した高周波信号は、スロット結合孔171を介して、第1の誘電体層101の表面の入力整合回路・電源供給回路122に入力される。その後の動作は、先の実施形態で示したものと同じであるので、ここでは繰返さない。
第2の誘電体層103の裏面に平面アンテナ141を配設することにより、非常にサイズの小さいマイクロ波・ミリ波装置を実現できるのみならず、平面アンテナ141と第1の誘電体層101の上に形成した高周波回路とを最短距離で接続することができるため、高周波信号の損失を少なくすることができる。
本実施形態では、高周波信号を平面アンテナで受信して中間周波信号に変換するマイクロ波・ミリ波装置1400の例を示したが、逆に、中間周波信号を高周波信号に変換して平面アンテナで送信するマイクロ波・ミリ波装置も、同様な考え方で構成することが可能である。
(第15の実施形態)
図20は、本発明の第15の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置1500の断面図である。
本実施形態のマイクロ波・ミリ波装置1500は、第14の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置1400とほぼ同じ構成を有しているが、第1の誘電体層101の表面の周囲部にメタライズされた側壁で構成された凹状の枠体111と、枠体111の上部に半導体基板2を覆うように配設されたメタライズされたリッド112とを有しており、第1の誘電体層101の表面の接地導体部10と枠体111との間、及び枠体111とリッド112との間が、それぞれ物理的及び電気的に接続されている点が異なる。
第2の誘電体層103の裏面に平面アンテナ141を配設した場合、特に第1の誘電体層101の表面への不要波の入射、或いは第1の誘電体層101の表面からの不要波の放射が問題となるが、本実施形態では、枠体111及びリッド112により、不要波の入射或いは反射を防ぐことが可能となる。
(第16の実施形態)
図23A、23B、及び23Cに、本発明の第16の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置として、半導体基板の上に構成された複数のトランジスタ及びダイオードペアを用いて周波数ダウンコンバータを構成した例を示す。
図23Aは全体の回路図であって、本実施形態のマイクロ波・ミリ波装置は、低雑音増幅器501及び周波数ミキサ502から構成されている。図23Bは、半導体基板上のトランジスタ及びダイオードから構成される機能素子アレイ508と誘電体基板との接続の様子を示す図である。機能素子アレイ508は、図23Aに示されるトランジスタ503、504、及び505とダイオードペア506とから構成されている。更に、図23Cは、全体の回路レイアウト図であって、半導体基板の上の機能素子アレイ508のレイアウト図と誘電体基板520の上の受動回路507のレイアウト図とを、あわせて描いている。なお、図23A〜23Cにおいて、同じ構成要素には同じ参照番号を付している。
図23Aの回路図において、低雑音増幅器501は、誘電体基板の上の伝送線路で構成される受動回路507と、トランジスタ503、504、及び505から構成される。一方、周波数ミキサ502は、誘電体基板の上に設けられたバンドパスフィルタ、ローパスフィルタ、及び伝送線路から構成される受動回路507と、ダイオードペア506とから構成される。図23Bにおいて、半導体基板の上の機能素子アレイ508は、マイクロ波トランジスタ503、504、及び505の3素子とダイオードペア506の1素子、計4素子で構成されている。マイクロ波トランジスタ503〜505の各々のベース端子B及びコレクタ端子C、並びにダイオードペア506の入出力端子は、誘電体基板上の各接続端子510に、金属バンプ509を介して物理的及び電気的に接続されている。加えて、半導体基板上のエミッタ端子Eは、誘電体基板上の接地端子511に、金属バンプ509を介して物理的及び電気的に接続されている。更に、誘電体基板の上の接地端子511は、ビアホール512によって、誘電体基板の裏面に形成された接地端子(不図示)と接続される。
図23Bに示すように、フリップチップ接続により金属バンプ509を介して物理的及び電気的に接続された半導体基板と誘電体基板とは、図23Cに示すように、誘電体基板520の上に形成された受動回路507と一体化して集積化することによって、周波数ダウンコンバータとして動作させることが可能になる。具体的には、低雑音増幅器501に入力される周波数fRFの高周波入力RFin、及び周波数ミキサ502に入力される周波数fLOの局部発振信号LOinから、fRF−2fLOに相当する周波数を有する中間周波数信号IFoutが生成されて、出力される。
誘電体基板を、半導体基板の上に形成された多層薄膜基板とすることもできる。この場合には、基板に対する微細加工が可能になって、高周波数で動作させる装置の形成に適する。
また、上記では、半導体基板の上に、マイクロ波トランジスタ503〜505とダイオードペア506とを形成しているが、図24A(a)及び(b)に示すように、トランジスタとバイアス回路とを半導体基板の上に集積化した機能ブロックを用いて、この機能ブロックを複数個配列する構成としても良い。この場合には、バイアス回路を構成する抵抗515やMIM(Metal Insulate Metal)キャパシタ516などの素子を、半導体基板の上において、マイクロ波トランジスタの直近に形成することができる。これによって、寄生容量成分や寄生インダクタンス成分が発生し難く、安定した回路動作を実現することが可能になる。
更に、本実施形態では、低雑音増幅器501と周波数ミキサ502とから構成される周波数ダウンコンバータの例を示しているが、必ずしも、この構成に限られるわけではない。
例えば、マイクロ波帯及びミリ波帯の発振器を構成する場合には、トランジスタに帰還をかける必要がある。そのような場合には、図24B(a)及び(b)に示すように、マイクロ波トランジスタの直近に容量素子516やショートスタブ517(インダクタ素子として動作する)などを形成して、直列帰還回路を含む機能ブロックを構成しても良い。或いは、図24C(a)及び(b)に示すように、伝送線路519と結合線路518とをトランジスタの近傍に形成して、並列帰還回路を含む機能ブロックを構成しても良い。
これらの帰還回路は、動作周波数が高くなるほど小型となる。このため、図24B(a)及び(b)の直列帰還回路の構成においては、容量素子516やインダクタ素子(ショートスタブ)517として、低容量値或いは低インダクタンス値を有する素子が必要になる。また、図24C(a)及び(b)の並列帰還回路の構成においては、結合線路518として、結合間隔dが小さい構成を実現する必要が生じる。
一般に、このような要件を満たす素子をセラミック基板などの誘電体基板の上に形成することは、加工及びプロセス技術の観点で困難である。しかし、本発明によれば、これらの素子は半導体基板の上に、半導体プロセス技術による微細加工技術を使用して形成することが可能である。例えば、半導体基板の上にマイクロ波トランジスタ503〜505を形成する際に、同時に上記の帰還回路が形成される。
また、トランジスタと帰還回路とを一体化した上記のような機能ブロックを、複数配列することも可能である。この場合には、帰還回路がマイクロ波トランジスタの直近に形成されることになるので、寄生容量成分及び寄生インダクタンス成分や寄生線路成分などが発生し難く、安定した回路動作が実現される。
なお、上記の周波数ダウンコンバータ回路では、誘電体基板の上に受動回路507のみを形成しているが、能動回路を形成しても構わない。例えば、周波数ダウンコンバータ回路の回路出力部では、前述のように、低周波数にダウンコンバートされた中間周波数帯の信号IFoutが出力されるので、中間周波数の信号処理回路やベースバンド信号への周波数変換回路などをパッケージングした単一トランジスタの組合せによるハイブリッド型ICやMMICなどの能動回路を形成することも、可能である。
(第17の実施形態)
次に、本発明の第17の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置として、複数のトランジスタを用いて周波数マルチプライアを構成した例を示す。なお、図23A〜23Cに示したものと同じ構成要素には同じ参照番号を付しており、その説明はここでは省略する。
図25Aは全体の回路図であって、本実施形態のマイクロ波・ミリ波装置は、半導体基板の上の4素子のトランジスタ521〜524、及び誘電体基板520の上の受動回路507から構成されている。図25B(a)は、半導体基板上のトランジスタ521〜524から構成されるトランジスタアレイ508に対して、金属バンプ509の位置を示す図であり、図25B(b)は、誘電体基板に対して、入出力端子(接続端子)510、接地端子511、金属バンプ509、及びビアホール512の位置を示す図である。また、図25B(c)は、半導体基板と誘電体基板とを一体化した状態を示す図である。更に、図25C(a)〜(c)並びに図25D(a)〜(c)は、それぞれトランジスタアレイ508に対する、やや異なった接地端子や金属バンプなどの配置を示す、図25B(a)〜(c)に対応する図である。更に、図25Eは全体の回路レイアウト図であって、半導体基板530の上の機能素子アレイ508のレイアウト図と誘電体基板520の上の受動回路507のレイアウト図とを、あわせて描いている。なお、これらの図において、同じ構成要素には同じ参照番号を付している。
図25Aの回路図において、本実施形態の周波数マルチプライアとして機能する装置は、誘電体基板の上の伝送線路で構成される受動回路507とトランジスタ521〜524とから構成される。与えられた入力信号の周波数f0は、各トランジスタ521〜524の内部でそれぞれ2倍され、最終的な出力信号の周波数は16・f0になる。例えば、f0=2GHzの信号を入力すると、出力周波数は32GHzとなる。
受動回路507は、各トランジスタ521〜524のインピーダンス整合を得て、効率的に周波数の増倍を実現する回路、及び不要波を除去する回路で、構成される。図25Eに示すように、トランジスタアレイ508が構成された半導体基板530は、誘電体基板の上に形成された各受動回路507と、金属バンプ509を介したフリップフロップ接続によって一体的に集積化されることによって、周波数マルチプライアとして動作する。
なお、誘電体基板上の接地端子511は、ビアホール512によって、誘電体基板の裏面に形成された接地端子(不図示)と接続される。
図25B(a)を参照すると、半導体基板530の上のトランジスタアレイ508は、4素子のマイクロ波トランジスタ521〜524で構成される。各トランジスタのベース、コレクタ、及びエミッタの各端子B、C、及びEは、図25B(b)に示される誘電体基板の上の入出力線路(端子)510及び接地端子511に、金属バンプ509を介して物理的及び電気的に接続されている。
このとき、4つのトランジスタ521〜524は2列に配列され、例えば、トランジスタ521及び522が1つの列を構成し、残りのトランジスタ523及び524が他の列を構成する。第1の列のトランジスタ521及び522は、どちらも矢印531の向きに配置され、第2の列のトランジスタ523及び524は、どちらも矢印532の向き(矢印531とは逆向き)に配置される。このように、各々の列のトランジスタの入出力端子の向きを反対に向けることによって、各トランジスタ521〜524を効率的に接続して、小型且つより高周波動作に適した受動回路を得ることができる。
なお、図25B(a)〜(c)などに示されるように、半導体基板上に形成される接地端子はエミッタ端子Eのみであり、一方、誘電体基板上には接地端子511が形成される。この際、接地端子511は、トランジスタ521〜524を囲むように誘電体基板上に形成されている。このような配置によって、トランジスタ521〜524の相互干渉に対するアイソレーションを確保することが可能になる。
或いは、図25C(a)に示されるように、半導体基板530の上に、接地端子526を更に形成しても良い。この接地端子526は、各エミッタ端子Eを相互に接続して拡張したものであって、各トランジスタ521〜524を囲むような形状を有している。一方、図25C(b)に示すように、誘電体基板上の接地端子511は、トランジスタ521〜524の各々に対して独立して形成される。これによって、結果として得られる図25C(c)に示す構成では、トランジスタ521〜524の相互干渉に対するアイソレーションが確保されると共に、放熱効果が得られる。
更に、図25D(a)〜(c)の構成では、半導体基板530の上に形成された接地端子526(図25D(a)参照)と誘電体基板上に形成された接地端子511(図25D(b)参照)とが、金属バンプ509によって接続されている。この金属バンプ509と接地端子511及び526とによって、各トランジスタ521〜524が3次元的に囲まれる(図25D(c)参照)。これによって、トランジスタ521〜524の相互干渉に対するアイソレーションが確保されると共に、放熱効果が大きくなり、更には、半導体基板と誘電体基板との間に存在する不要電磁波モードが除去される。
(a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構造を示す図である。 (a)及び(b)は、能動素子としてのヘテロジャンクションパイポーラトランジスタを説明する図である。 (a)及び(b)は、能動素子としての電界効果トランジスタを説明する図である。 (a)及び(b)は、本発明の第2の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構造を示す図である。 (a)及び(b)は、本発明の第3の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構造を示す図である。 (a)及び(b)は、本発明の第3の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構造を示す図である。 (a)〜(c)は、本発明の第4の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構造を示す図である。 (a)〜(c)は、本発明の第5の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構造を示す図である。 (a)及び(b)は、本発明の第6の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構造を示す図である。 本発明の第7の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構造を示す図である。 (a)及び(b)は、本発明の第8の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構造を示す図である。 本発明の第9の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構造を示す図である。 (a)及び(b)は、本発明の第10の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構造を示す図である。 (a)及び(b)は、本発明の第11の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構造を示す図である。 本発明の第11の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構造を示す図である。 本発明の第12の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構造を示す図である。 (a)及び(b)は、本発明の第13の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構造を示す図である。 (a)及び(b)は、本発明の第14の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構造を示す図である。 本発明の第14の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構造を示す図である。 本発明の第15の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構造を示す図である。 (a)及び(b)は、従来技術によるマイクロ波・ミリ波装置の一種であるHMICの概略図である。 (a)及び(b)は、従来技術によるマイクロ波・ミリ波装置の一種であるMMICの概略図である。 本発明の第16の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構成を示す回路図である。 本発明の第16の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構成を示す図である。 本発明の第16の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構成を示す回路レイアウト図である。 (a)及び(b)は、本発明の第16の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置に含まれ得る、異なる回路構成を示す図である。 (a)及び(b)は、本発明の第16の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置に含まれ得る、他の異なる回路構成を示す図である。 (a)及び(b)は、本発明の第16の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置における、更に他の異なる回路構成を示す図である。 本発明の第17の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構成を示す回路図である。 (a)〜(c)は、本発明の第17の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構成を示す図である。 (a)〜(c)は、本発明の第17の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の他の構成を示す、図25B(a)〜(c)にそれぞれ対応する図である。 (a)〜(c)は、本発明の第17の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の更に他の構成を示す、図25B(a)〜(c)にそれぞれに対応する図である。 本発明の第17の実施形態におけるマイクロ波・ミリ波装置の構成を示す回路レイアウト図である。
符号の説明
1 誘電体基板
2 半導体基板
3 金属バンプ
4 マイクロストリップ線路
5 受動回路
6 能動素子
7 入力端子
8 出力端子
9 接地端子
10 接地導体部
11 貫通孔
12 接地導体面
41、42、43、44、45 能動素子
51、52、53 導体部
54、56、60 受動回路
55、57、58、59、61、62 能動素子
71 導体
72 貫通孔
81 信号線路
82 接地導体部
91 絶縁層
92 シリコン基板
93 受動回路
101 第1の誘電体層
102 中間導体層
103 第2の誘電体層
111 枠体
112 リッド
121 入力端子
122 入力整合回路・電源供給回路
123、125、128、130、132 能動素子
124 段間整合回路・電源供給回路
126 出力整合回路・電源供給回路・フィルター回路
127 ミキサ入力整合回路・ローカル供給回路
129 IF入力整合回路・電源供給回路
131 IF段間整合回路・電源供給回路
133 IF出力整合回路・電源供給回路
134 外部接続用端子
135、136 信号線路
137 貫通孔
141 平面アンテナ
142 給電部
143 貫通孔
171 スロット結合孔
172 マイクロストリップ線路
173 信号線路
174 外部接続用端子
501 低雑音増幅器
502 周波数ミキサ
503、504、505 トランジスタ
506 ダイオードペア
507 受動回路
508 能動素子アレイ
509 金属バンプ
510 接続端子
511 接地端子
512 ビアホール
520 誘電体基板
521、522、523、524 トランジスタ
530 半導体基板
910 能動素子

Claims (6)

  1. 少なくとも1つの信号線路と、受動回路と、接地導体部とが表面上に形成された誘電体基板と、
    複数のトランジスタを有する機能ブロックが形成された半導体基板と、
    を備えており、
    前記誘電体基板に形成された前記接地導体部と、前記機能ブロックにおける前記各トランジスタの接地端子とが金属バンプを介して物理的及び電気的に接続されており、
    前記複数のトランジスタの前記各接地端子が、前記半導体基板の上において、前記機能ブロックおよび前記複数のトランジスタを囲むような位置に設けられるとともに、前記接地導体部が前記各接地端子にそれぞれ対向して設けられている、マイクロ波・ミリ波装置。
  2. 前記誘電体基板は、前記半導体基板の上に形成された多層薄膜基板である、請求項1に記載のマイクロ波・ミリ波装置。
  3. 前記機能ブロックは、ダイオード対を含む、請求項1または2に記載のマイクロ波・ミリ波装置。
  4. 前記機能ブロックは、前記トランジスタのためのバイアス回路を含む、請求項1または2に記載のマイクロ波・ミリ波装置。
  5. 前記機能ブロックは、前記トランジスタのための帰還回路を含む、請求項1または2に記載のマイクロ波・ミリ波装置。
  6. 前記複数のトランジスタは第1及び第2の列に配置されており、該第1の列のための入出力端子は、第1の方向に向いて前記半導体基板の上に形成され、該第2の列のための入出力端子は、該第1の方向とは実質的に反対方向の第2の方向に向いて該半導体基板の上に形成されている、請求項1から5の何れか一つに記載のマイクロ波・ミリ波装置。
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