JP2011066695A - 高周波回路装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回路基板の一方の面に高周波モジュールを実装し、回路基板の他方の面に金属導波管を接続する高周波回路装置において、高周波信号を伝送する際に、回路基板の持つ誘電率と誘電損失の影響を受けないようにした高周波回路装置を提供する。
【解決手段】回路基板の一方の面に高周波モジュールが実装され、回路基板の他方の面に導波管接続用の金属部材が取り付けられた高周波回路装置を、前記導波管接続用の金属部材には第1の貫通穴が設けられており、該貫通穴は、金属部材の導波管と接続される側の面に、接続される導波管の断面形状及び大きさと同一の形状及び大きさの第1の開口を有し、前記金属部材の回路基板と接続される側の面に第2の開口を有し、前記回路基板には、前記金属部材の第2の開口と同一の形状及び大きさの第2の貫通穴が設けられており、前記回路基板の第2の貫通穴が、高周波モジュールの送受信部に対応して設けられるよう構成する。
【選択図】図1
【解決手段】回路基板の一方の面に高周波モジュールが実装され、回路基板の他方の面に導波管接続用の金属部材が取り付けられた高周波回路装置を、前記導波管接続用の金属部材には第1の貫通穴が設けられており、該貫通穴は、金属部材の導波管と接続される側の面に、接続される導波管の断面形状及び大きさと同一の形状及び大きさの第1の開口を有し、前記金属部材の回路基板と接続される側の面に第2の開口を有し、前記回路基板には、前記金属部材の第2の開口と同一の形状及び大きさの第2の貫通穴が設けられており、前記回路基板の第2の貫通穴が、高周波モジュールの送受信部に対応して設けられるよう構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、マイクロ波帯およびミリ波帯で用いられる高周波信号(3GHz〜300GHz)を、導波管を用いて送受信する高周波回路装置に関するものである
マイクロ波帯およびミリ波帯において、低損失な伝送線路である導波管は、送受信アンテナとの間の入出力インターフェースとして広く用いられている。例えば、準ミリ波帯以上の移動無線端末や映像伝送等に用いられる高周波回路装置の低損失化と広帯域化と小型化とを実現する構造に関する技術が、下記の特許文献1(特開2007-006198公報)に開示されている。特許文献1に開示されている技術は、接地用の金属筐体の中に、高周波回路を形成する半導体と誘電体基板と金属電極と接地用金属電極の伝送線路を設け、金属筐体に設けた導波管と同一寸法の角穴から導波管に高周波信号を取り出すものである。
上記特許文献1における半導体と誘電体基板等は、大量生産が可能な高周波モジュールとして、セラミック材料をパッケージ母材に使用したセラミックパッケージに封入することができる。このようなセラミックパッケージ等で形成した表面実装型の高周波モジュールの入出力インターフェースに金属導波管を用いる場合において、回路基板の一方の面に高周波モジュールを実装し、回路基板の他方の面に金属導波管を接続することが考えられる。この場合、高周波モジュールと回路基板と金属導波管の間で高周波信号を伝送することになるので、回路基板の持つ誘電率と誘電損失の影響を受けることになる。
本発明の目的は、回路基板の一方の面に高周波モジュールを実装し、回路基板の他方の面に金属導波管を接続する高周波回路装置において、高周波信号を伝送する際に、回路基板の持つ誘電率と誘電損失の影響を受けないようにした高周波回路装置を提供することにある。
本発明の目的は、回路基板の一方の面に高周波モジュールを実装し、回路基板の他方の面に金属導波管を接続する高周波回路装置において、高周波信号を伝送する際に、回路基板の持つ誘電率と誘電損失の影響を受けないようにした高周波回路装置を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明においては、回路基板の一方の面に高周波モジュールを実装し、回路基板の他方の面に金属導波管を接続する高周波回路装置において、回路基板に、高周波信号を伝送するための貫通穴を設け、回路基板の持つ誘電率と誘電損失の影響を受けないようにするものである。
本発明の代表的な構成は、次のとおりである。
回路基板の一方の面に高周波モジュールが実装され、回路基板の他方の面に導波管接続用の金属部材が取り付けられた高周波回路装置であって、
前記導波管接続用の金属部材には第1の貫通穴が設けられており、該貫通穴は、金属部材の導波管と接続される側の面に第1の開口を有し、前記金属部材の回路基板と接続される側の面に第2の開口を有し、
前記回路基板には、前記金属部材の第2の開口と同一の形状及び大きさの第2の貫通穴が設けられており、
前記回路基板の第2の貫通穴が、高周波モジュールの送受信部に対応して設けられていることを特徴とする高周波回路装置。
本発明の代表的な構成は、次のとおりである。
回路基板の一方の面に高周波モジュールが実装され、回路基板の他方の面に導波管接続用の金属部材が取り付けられた高周波回路装置であって、
前記導波管接続用の金属部材には第1の貫通穴が設けられており、該貫通穴は、金属部材の導波管と接続される側の面に第1の開口を有し、前記金属部材の回路基板と接続される側の面に第2の開口を有し、
前記回路基板には、前記金属部材の第2の開口と同一の形状及び大きさの第2の貫通穴が設けられており、
前記回路基板の第2の貫通穴が、高周波モジュールの送受信部に対応して設けられていることを特徴とする高周波回路装置。
本発明の構成によれば、前記第1の開口に金属導波管を接続して、高周波モジュールと回路基板と金属導波管の間で高周波信号を伝送する際、回路基板の持つ誘電率と誘電損失の影響を受けないようにすることができる。
なお、上記の本発明の構成において、前記金属部材の第1の開口と第2の開口の形状及び大きさを同一とすることも可能である。このようにすると、前記金属部材を加工することが容易となる。
また、上記の本発明の構成において、前記金属部材の第1の開口と第2の開口の形状及び大きさを異なったものとすることが可能である。このようにすると、前記金属部材に接続する導波管として標準規格の導波管を使用することが容易となる。
また、上記の本発明の構成において、前記金属部材の第1の貫通穴の形状を階段状とすることも可能である。このようにすると、前記金属部材の厚さを小さくすることが容易となる。
また、上記の本発明の構成において、前記金属部材の第1の開口と第2の開口の形状及び大きさを異なったものとすることが可能である。このようにすると、前記金属部材に接続する導波管として標準規格の導波管を使用することが容易となる。
また、上記の本発明の構成において、前記金属部材の第1の貫通穴の形状を階段状とすることも可能である。このようにすると、前記金属部材の厚さを小さくすることが容易となる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
図1は、本発明の高周波回路装置100の構成例を示す図であり、また、実装方法を示す図である。図1において、1は、送信回路機能および受信回路機能を有する高周波モジュール、2は回路基板である。3は金属部材であり、本実施の形態では金属性の装置筐体である。本実施の形態の高周波回路装置100は、高周波モジュール1、回路基板2、装置筐体3から構成されている。装置筐体3には、例えば、送受信アンテナとの間の入出力インターフェースとしての導波管(図示せず)が取り付けられ接続される。高周波モジュール1は、表面実装技術により、回路基板2上に実装される。高周波モジュール1が実装された回路基板2は、装置筐体3に取り付けられ固定される。
図1は、本発明の高周波回路装置100の構成例を示す図であり、また、実装方法を示す図である。図1において、1は、送信回路機能および受信回路機能を有する高周波モジュール、2は回路基板である。3は金属部材であり、本実施の形態では金属性の装置筐体である。本実施の形態の高周波回路装置100は、高周波モジュール1、回路基板2、装置筐体3から構成されている。装置筐体3には、例えば、送受信アンテナとの間の入出力インターフェースとしての導波管(図示せず)が取り付けられ接続される。高周波モジュール1は、表面実装技術により、回路基板2上に実装される。高周波モジュール1が実装された回路基板2は、装置筐体3に取り付けられ固定される。
高周波モジュール1において、5は、1種類の半導体基板の上に、トランジスタ等の能動素子や、抵抗、容量、インダクタンス等の受動素子を集積しているMMIC(モノリシック マイクロ波集積回路)チップである。6は、MMICチップ5と後述する導波管との間で高周波信号を受け渡す送受信部である誘電体基板である。4は、MMICチップ5や誘電体基板6等を、その内部に収容するセラミック製のモジュールパッケージである。7は、MMICチップ5と回路基板2との間で信号や電力を受け渡すための、モジュールパッケージ4の電極パッドである。MMICチップ5上の電極(図示せず)は、モジュールパッケージ4の電極パッド7に、ワイヤボンディングされている。この電極パッド7のそれぞれは、後述する図2のモジュールパッケージ4の裏面(実装面)の端子8のそれぞれと導通する。このように、高周波モジュール1には、モジュールパッケージ4の内部に、MMICチップ5や誘電体基板6等が実装されている。9は、MMICチップ5等の各種部品を実装したモジュールパッケージ4を封止するための封止蓋である。
回路基板2において、11は、前記モジュールパッケージ4の実装面の端子8と接続するための接続パターンであり、高周波モジュール1内の回路素子と、回路基板2内の回路素子(図示せず)との間で、信号や電力を受け渡すためのものである。図1の回路基板2には、高周波モジュール1の実装部分近傍だけを示している。12は、接地(GND)面である。13は、高周波モジュール1の送受信部である誘電体基板6の位置に対応して設けられている貫通穴であり、スルーホールとして形成され、貫通穴13の内側は導体であり、GND面12と導通している。したがって、貫通穴13は、導波管として機能し、高周波モジュール1と金属部材3に取り付けられる導波管との間で送受される高周波信号を通過させるものである。貫通穴13は、後述するモジュールパッケージ4の裏面(実装面)の導波管接続パターン10と接続される。すなわち、貫通穴13の外郭と導波管接続パターン10の外郭が一致するように、回路基板2に高周波モジュール1が実装される。
装置筐体3において、14は、前記回路基板2の貫通穴13と接続される貫通穴であり、高周波モジュール1と導波管との間で送受される高周波信号を通過させるものである。貫通穴14における回路基板2側の開口の形状及び大きさは、貫通穴13の形状及び大きさと同じであり、貫通穴14における回路基板2側の開口の長辺14aと短辺14bの寸法は、それぞれ、貫通穴13の長辺13aと短辺13bの寸法と同じである。貫通穴14における回路基板2側の開口の長辺14aと短辺14bが、それぞれ、貫通穴13の長辺13aと短辺13bに一致するように、回路基板2は、装置筐体3に固定される。以上により、貫通穴13と貫通穴14は、導波管として機能する。
図2は、高周波モジュール1の実装面の例を示す図であり、図1の高周波モジュール1の裏面を示している。図2において、8は、前記モジュールパッケージ4の電極パッド7と導通する端子である。10は、前記回路基板2の貫通穴13と接続される導波管接続パターンである。導波管接続パターン10の形状及び大きさは、貫通穴13の形状及び大きさと同じであり、導波管接続パターン10の長辺10aと短辺10bの寸法は、それぞれ、貫通穴13の長辺13aと短辺13bの寸法と同じである。導波管接続パターン10の長辺10aと短辺10bが、それぞれ、貫通穴13の長辺13aと短辺13bに一致するように、高周波モジュール1は、回路基板2に実装される。22は、GND面である。導波管接続パターン10は、GND面22の一部を切り欠くようにして形成されている。
なお、導波管の伝送モードと、モジュールパッケージ4内部のMMICチップ5等の平面回路の伝送モードは異なるため、それぞれの構造の伝送モードを効率良く変換するためのモード変換構造が必要である。このモード変換構造の例としては、特開2008−193161“マイクロストリップ線路−導波管変換器”、特開2008−193162“マイクロストリップ線路-導波管変換器”等がある。図1の高周波モジュールも、このような変換構造が内蔵されており、モジュールパッケージ4の裏面には図2のような導波管接続パターン10が施されている。
図3は、図1の高周波モジュール1、回路基板2、装置筐体3の実装後に、装置筐体3を裏面から見た図である。装置筐体3には、標準規格の導波管断面寸法を採用した導波管フランジ15が設けられ、外部から標準規格の導波管寸法を持つ汎用の導波管付きアンテナ等を接続することができる。つまり、導波管フランジ15は、接続される導波管の断面形状及び大きさと同一の形状及び大きさである。導波管フランジ15の周囲の黒丸は、導波管を取り付ける際に用いる螺子穴や位置合わせピンである。標準規格の矩形導波管は、導波管断面の長辺と短辺の比は約2:1とされている。
装置筐体3には、標準規格の導波管が直接接続可能なことが望ましいが、回路基板2の貫通穴13及び高周波モジュール1の導波管接続パターン10は、必ずしも標準規格(断面寸法比2:1)である必要はない。種々の導波管寸法を持った高周波モジュール1、回路基板2、装置筐体3を接続する方法について、以下に説明する。
なお、以下の実施例では、使用する導波管は矩形導波管を想定しているが、本発明は、矩形導波管に限定されるものではなく、円形導波管等にも適用できる。
装置筐体3には、標準規格の導波管が直接接続可能なことが望ましいが、回路基板2の貫通穴13及び高周波モジュール1の導波管接続パターン10は、必ずしも標準規格(断面寸法比2:1)である必要はない。種々の導波管寸法を持った高周波モジュール1、回路基板2、装置筐体3を接続する方法について、以下に説明する。
なお、以下の実施例では、使用する導波管は矩形導波管を想定しているが、本発明は、矩形導波管に限定されるものではなく、円形導波管等にも適用できる。
(第1実施例)
第1実施例は、高周波モジュール1の導波管接続パターン10が、標準規格の導波管寸法(断面寸法比2:1)となるように設けられている場合である。回路基板2には、標準規格の導波管寸法になるように、矩形のスルーホールにより貫通穴13が形成される。
第1実施例を、図4(a)、図4(b)を用いて説明する。図4(a)、(b)は、第1実施例における高周波回路装置100の断面構造を示す図であり、高周波モジュール1の導波管接続パターン10、回路基板2の貫通穴13、および装置筐体3の貫通穴14の形状及び大きさは同一である。図4(a)は、図3のA−Aから見た、切断断面図である。図4(b)は、図3のB−Bから見た、切断断面図である。高周波モジュール1及び回路基板2内には、それぞれ複数個のスルーホール17、18が存在している。図4(a)、図4(b)における19は、貫通穴13のスルーホールを構成する導体を示す。
第1実施例は、高周波モジュール1の導波管接続パターン10が、標準規格の導波管寸法(断面寸法比2:1)となるように設けられている場合である。回路基板2には、標準規格の導波管寸法になるように、矩形のスルーホールにより貫通穴13が形成される。
第1実施例を、図4(a)、図4(b)を用いて説明する。図4(a)、(b)は、第1実施例における高周波回路装置100の断面構造を示す図であり、高周波モジュール1の導波管接続パターン10、回路基板2の貫通穴13、および装置筐体3の貫通穴14の形状及び大きさは同一である。図4(a)は、図3のA−Aから見た、切断断面図である。図4(b)は、図3のB−Bから見た、切断断面図である。高周波モジュール1及び回路基板2内には、それぞれ複数個のスルーホール17、18が存在している。図4(a)、図4(b)における19は、貫通穴13のスルーホールを構成する導体を示す。
第1実施例の場合は、高周波モジュール1の導波管接続パターン10、回路基板2の貫通穴13、および装置筐体3の貫通穴14の断面形状及び大きさが同一であり、高周波モジュール1の導波管接続パターン10の開口と回路基板2の貫通穴13の開口、及び回路基板2の貫通穴13の開口と装置筐体3の貫通穴14における回路基板2側の開口が、それぞれ一致するように取り付けられ接続される。
このように、回路基板2に貫通穴13を開けているので、導波管伝送モードにおいて、回路基板2の誘電体の影響を受けることがない。これにより、導波管伝送モードを乱さず、かつ誘電体損失を発生させずに高周波モジュール1と装置筐体3を接続することができる。また、高周波モジュール1の導波管接続パターン10は、標準規格の導波管寸法(断面寸法比2:1)となるように設けられているので、装置筐体3の加工が容易となり、標準規格の導波管を使用することが容易となる。
(第2実施例)
第2実施例は、高周波モジュール1の導波管接続パターン10が、標準規格(断面寸法比2:1)とは異なり、標準規格の導波管寸法に比べ、長辺の長さは同じだが、短辺の長さを短くした形であり、その断面寸法比は、長辺:短辺=6:1程度である場合である。
第2実施例を、図5(a)、図5(b)を用いて説明する。図5(a)、図5(b)は、第2実施例における高周波回路装置100の断面構造を示す図である。図5(a)は、図3のA−Aから見た、切断断面図である。図5(b)は、図3のB−Bから見た、切断断面図である。
第2実施例は、高周波モジュール1の導波管接続パターン10が、標準規格(断面寸法比2:1)とは異なり、標準規格の導波管寸法に比べ、長辺の長さは同じだが、短辺の長さを短くした形であり、その断面寸法比は、長辺:短辺=6:1程度である場合である。
第2実施例を、図5(a)、図5(b)を用いて説明する。図5(a)、図5(b)は、第2実施例における高周波回路装置100の断面構造を示す図である。図5(a)は、図3のA−Aから見た、切断断面図である。図5(b)は、図3のB−Bから見た、切断断面図である。
第2実施例の場合は、高周波モジュール1の導波管接続パターン10と、回路基板2の貫通穴13の形状及び大きさが同一となるように、回路基板2には、寸法比が長辺:短辺=6:1程度になるように、矩形の貫通スルーホールにより貫通穴13が形成されている。また、高周波モジュール1の導波管接続パターン10の開口と回路基板2の貫通穴13の開口が一致するように接続される。
また、回路基板2の貫通穴13(断面寸法比6:1)を、装置筐体3の貫通穴14により、装置筐体3に形成される標準規格の導波管フランジ15(断面寸法比2:1)に接続する。回路基板2の貫通穴13と、装置筐体3の貫通穴14は、いずれも導波管として機能する。
ところで、断面寸法比の異なる導波管は特性インピーダンスが異なるため、直接接続するとインピーダンスの不整合を招き、伝送特性の劣化が顕著となる。そのため、適切なインピーダンス変換構造が必要となる。そこで、回路基板2の貫通穴13を、装置筐体3の標準規格の導波管フランジ15につなぐために、装置筐体3の貫通穴14を、図5(b)に示すように、貫通穴14の長辺の長さは変わらないが、短辺の長さが次第に大きくなるようなテーパ状の貫通穴16となるよう形成する。これにより、断面寸法比の異なる導波管を接続することが可能となる。図5(a)、図5(b)に示すように、貫通穴16の長辺は、装置筐体3の両面において同一寸法であり、貫通穴16の短辺は、装置筐体3における回路基板2側の面の長さよりも、装置筐体3における導波管フランジ15側の面の長さが、長くなっている。
また、回路基板2の貫通穴13(断面寸法比6:1)を、装置筐体3の貫通穴14により、装置筐体3に形成される標準規格の導波管フランジ15(断面寸法比2:1)に接続する。回路基板2の貫通穴13と、装置筐体3の貫通穴14は、いずれも導波管として機能する。
ところで、断面寸法比の異なる導波管は特性インピーダンスが異なるため、直接接続するとインピーダンスの不整合を招き、伝送特性の劣化が顕著となる。そのため、適切なインピーダンス変換構造が必要となる。そこで、回路基板2の貫通穴13を、装置筐体3の標準規格の導波管フランジ15につなぐために、装置筐体3の貫通穴14を、図5(b)に示すように、貫通穴14の長辺の長さは変わらないが、短辺の長さが次第に大きくなるようなテーパ状の貫通穴16となるよう形成する。これにより、断面寸法比の異なる導波管を接続することが可能となる。図5(a)、図5(b)に示すように、貫通穴16の長辺は、装置筐体3の両面において同一寸法であり、貫通穴16の短辺は、装置筐体3における回路基板2側の面の長さよりも、装置筐体3における導波管フランジ15側の面の長さが、長くなっている。
このように、第2実施例においても、回路基板2に貫通穴13を開けるので、導波管伝送モードにおいて、回路基板2の誘電体の影響を受けることがない。これにより、導波管伝送モードを乱さず、かつ誘電体損失を発生させずに高周波モジュール1と装置筐体3をつなぐことができる。
(第3実施例)
第2実施例で用いたテーパ状の貫通穴16のような、テーパ導波管によるインピーダンス変換構造は、伝送方向に数波長分の導波管長さを必要とするため、装置筐体3が厚くなる傾向にある。そこで、インピーダンス変換構造に4分の1波長インピーダンス変換器を用いた構造を、第3実施例として図6(a)、図6(b)、図6(c)に示す。
まず、図6(a)、図6(b)を用いて説明する。第3実施例は、第2実施例と同様に、高周波モジュール1の導波管接続パターン10が、標準規格(断面寸法比2:1)とは異なり、標準規格の導波管寸法に比べ、長辺の長さは同じだが、短辺の長さを短くした形であり、その断面寸法比は、長辺:短辺=6:1程度である場合である。図6(a)、図6(b)は、第3実施例における高周波回路装置100の断面構造を示す図である。図6(a)は、図3のA−Aから見た、切断断面図である。図6(b)は、図3のB−Bから見た、切断断面図である。
第2実施例で用いたテーパ状の貫通穴16のような、テーパ導波管によるインピーダンス変換構造は、伝送方向に数波長分の導波管長さを必要とするため、装置筐体3が厚くなる傾向にある。そこで、インピーダンス変換構造に4分の1波長インピーダンス変換器を用いた構造を、第3実施例として図6(a)、図6(b)、図6(c)に示す。
まず、図6(a)、図6(b)を用いて説明する。第3実施例は、第2実施例と同様に、高周波モジュール1の導波管接続パターン10が、標準規格(断面寸法比2:1)とは異なり、標準規格の導波管寸法に比べ、長辺の長さは同じだが、短辺の長さを短くした形であり、その断面寸法比は、長辺:短辺=6:1程度である場合である。図6(a)、図6(b)は、第3実施例における高周波回路装置100の断面構造を示す図である。図6(a)は、図3のA−Aから見た、切断断面図である。図6(b)は、図3のB−Bから見た、切断断面図である。
第3実施例の場合も、第2実施例と同様に、高周波モジュール1の導波管接続パターン10と、回路基板2の貫通穴13の形状及び大きさが同一となるように、回路基板2には、寸法比が長辺:短辺=6:1程度になるように、矩形の貫通スルーホールにより貫通穴13が形成されている。また、高周波モジュール1の導波管接続パターン10の開口と回路基板2の貫通穴13の開口が一致するように接続される。
図6(b)に示すように、装置筐体3の貫通穴14の短辺の長さは、回路基板2側から順に、回路基板2の貫通穴13の短辺の長さと同じb2、b2よりも長いb3、b3よりも長いb1の3段階で変化している。b1は、標準規格導波管の短辺の長さである。このとき、4分の1波長インピーダンス変換構造の短辺の長さb3は、次式で求められる。
b3=(b1×b2)1/2
また、4分の1波長インピーダンス変換構造の伝送方向の長さL1は、次式で求められる
L1=λg/4(λgは管内波長)
このように、高周波モジュール1の導波管接続パターン10が、標準規格(断面寸法比2:1)とは異なる場合であっても、装置筐体3を厚くせず標準規格の導波管へインピーダンス変換し接続することが可能となる。
なお、図6(b)における長さL2の導波管部分を省略し、図6(c)のように長さL1の4分の1波長インピーダンス変換構造を、直接、回路基板2に接続すれば、更に装置筐体3を薄くすることも可能である。図6(c)に示すように、装置筐体3の貫通穴14の短辺の長さは、回路基板2側から順に、回路基板2の貫通穴13の短辺の長さであるb2よりも長いb3、b3よりも長いb1の2段階で変化している。b1は、標準規格導波管の短辺の長さである。
b3=(b1×b2)1/2
また、4分の1波長インピーダンス変換構造の伝送方向の長さL1は、次式で求められる
L1=λg/4(λgは管内波長)
このように、高周波モジュール1の導波管接続パターン10が、標準規格(断面寸法比2:1)とは異なる場合であっても、装置筐体3を厚くせず標準規格の導波管へインピーダンス変換し接続することが可能となる。
なお、図6(b)における長さL2の導波管部分を省略し、図6(c)のように長さL1の4分の1波長インピーダンス変換構造を、直接、回路基板2に接続すれば、更に装置筐体3を薄くすることも可能である。図6(c)に示すように、装置筐体3の貫通穴14の短辺の長さは、回路基板2側から順に、回路基板2の貫通穴13の短辺の長さであるb2よりも長いb3、b3よりも長いb1の2段階で変化している。b1は、標準規格導波管の短辺の長さである。
このように、第3実施例においても、回路基板2に貫通穴13を開けるので、導波管伝送モードにおいて、回路基板2の誘電体の影響を受けることがない。これにより、導波管伝送モードを乱さず、かつ誘電体損失を発生させずに高周波モジュール1と装置筐体3をつなぐことができる。
1:高周波モジュール、2:回路基板、3:装置筐体、4:モジュールパッケージ、5:MMICチップ、6:誘電体基板、7:電極パッド、8:端子、9:封止蓋、10:導波管接続パターン、11:接続パターン、12:GND面、13:貫通穴、14:貫通穴、15:導波管フランジ、16:貫通穴、17:スルーホール、18:スルーホール、22:GND面。
Claims (1)
- 回路基板の一方の面に高周波モジュールが実装され、回路基板の他方の面に導波管接続用の金属部材が取り付けられた高周波回路装置であって、
前記導波管接続用の金属部材には第1の貫通穴が設けられており、該貫通穴は、金属部材の導波管と接続される側の面に第1の開口を有し、前記金属部材の回路基板と接続される側の面に第2の開口を有し、
前記回路基板には、前記金属部材の第2の開口と同一の形状及び大きさの第2の貫通穴が設けられており、
前記回路基板の第2の貫通穴が、高周波モジュールの送受信部に対応して設けられていることを特徴とする高周波回路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009215721A JP2011066695A (ja) | 2009-09-17 | 2009-09-17 | 高周波回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009215721A JP2011066695A (ja) | 2009-09-17 | 2009-09-17 | 高周波回路装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011066695A true JP2011066695A (ja) | 2011-03-31 |
Family
ID=43952455
Family Applications (1)
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JP2009215721A Pending JP2011066695A (ja) | 2009-09-17 | 2009-09-17 | 高周波回路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011066695A (ja) |
-
2009
- 2009-09-17 JP JP2009215721A patent/JP2011066695A/ja active Pending
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