JP2000106386A - 高周波増幅器 - Google Patents

高周波増幅器

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JP2000106386A
JP2000106386A JP10273650A JP27365098A JP2000106386A JP 2000106386 A JP2000106386 A JP 2000106386A JP 10273650 A JP10273650 A JP 10273650A JP 27365098 A JP27365098 A JP 27365098A JP 2000106386 A JP2000106386 A JP 2000106386A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接地インダクタンスを低減して、特性が大幅
に向上できる高効率でかつ高利得な高周波増幅器を提供
する。 【解決手段】 半導体チップのHBTの電極上かつ半導
体チップの中心よりも縁側に接地用バンプを形成する。
フリップチップボンディング法により、回路基板10の
表面に形成された第1接地電極11Dに半導体チップの
接地用バンプを接合する。上記半導体チップの中心に対
して接地用バンプが接合された接合位置13よりも外側
でかつ接合位置13に対して所定の間隔をあけて回路基
板10に接地用のビアホール12を形成する。上記接地
用のビアホール12により回路基板10の表面の第1接
地電極11Dと回路基板10の裏面の第2接地電極とを
接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動体通信や衛
星通信等で用いられる高周波増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、高周波用パワートランジスタやMMIC(Monolit
hic Microwave Integrated Circuit)では、良好な放熱
と十分に低い接地インダクタンスとを実現することが極
めて重要である。これは、パワートランジスタやMMI
Cで消費される電力が大きいために発熱量が多いと共
に、高い周波数になるほど接地インダクタンスが素子特
性に大きな影響を与えるためである。特に高周波用パワ
ートランジスタに一般的に使用されている砒化ガリウム
(GaAs)などの化合物半導体は、GaAs基板の熱伝導
率が低い。上記GaAs基板を用いた高周波用パワートラ
ンジスタの中でも、バイポーラトランジスタの一種であ
るへテロジャンクションバイポーラトランジスタ(HB
T)は、発熱によりコレクタ電流が増幅され、さらに発
熱して熱暴走を起こすため、放熱を良くすることが極め
て重要である。また、上記高周波用パワートランジスタ
の出力がある程度大きくなると、図7に示すように、比
較的小さな単位トランジスタ68を複数集合して結線し
たトランジスタアレーが用いられるため、すべての単位
トランジスタ68で十分に低い接地インダクタンスを実
現することが重要となる。
【0003】そこで、高い放熱特性と低い接地インダク
タンスを実現する方法としてフリップチップボンディン
グが提案されている(たとえば「電子材料」1995年
2月号、46-49ページ)。上記フリップチップボンデ
ィングは、半導体チップに形成されたトランジスタの電
極上にバンプと呼ばれる金属の柱を形成し、半導体チッ
プを裏返して回路基板上の電極とバンプとを接合するも
ので、バンプの材料として金やはんだ等が用いられる。
そして、複数の単位トランジスタで構成されたパワート
ランジスタでは、個々の単位トランジスタの接地電極と
放熱性に優れた回路基板上の電極とを、高熱伝導でかつ
非常に短いバンプで接合することによって、パワートラ
ンジスタで発生する熱を効率よく回路基板に逃すと共
に、低い接地インダクタンスを実現している。このとき
のバンプの高さは、放熱性,接地インダクタンスおよび
製造上の制限などにより決定され、一般的に数μm〜数
100μmである。
【0004】このようなフリップチップボンディングを
行う場合には、半導体チップの接地電極だけでなく、信
号電極や電源電極,各種制御電極も同様にバンプ接合を
行うため、回路基板には、単なる金属の板ではなく、電
極パターンが形成された窒化アルミや炭化珪素の基板
(または絶縁膜を形成したシリコン基板や高抵抗シリコ
ン基板)等の高絶縁性,高熱伝導性を有する回路基板が用
いられる。したがって、半導体チップ上には、接地電極
以外にも信号電極や電源電極,各種制御電極上にバンプ
を夫々形成し、各バンプを回路基板の表面に形成された
複数の電極に接合する。
【0005】図6は従来の高周波増幅器の回路基板60
の平面図を示し、図7は上記高周波増幅器の半導体チッ
プの電極パターンとバンプを示している。図6に示すよ
うに、上記回路基板60の中央に所定の間隔をあけて信
号出力電極61A,信号入力電極61Bを設ける共に、
上記信号出力電極61A,信号入力電極61Bの両側と
その間にH字形状の接地電極61Cを設けている。ま
た、図7に示すように、上記半導体チップ70上に一列
に形成された複数の単位トランジスタ78の接地電極
(図示せず)を挟む信号出力電極76,信号入力電極77
を設けると共に、信号出力電極76,信号入力電極77
上に信号出力用バンプ74,信号入力用バンプ75を夫
々形成している。上記信号出力電極76,信号入力電極
77の間の接地電極61C上に接地用バンプ73を形成
している(MMIC等では、さらに電源電極用バンプや
各種制御電極用バンプ等を半導体チップに形成)。図7
に示す半導体チップ70のバンプが形成された側を、図
6に示す回路基板60の電極パターンの位置70Aに合
わせて、フリップチップボンディング法により、半導体
チップ70の信号出力用バンプ74を回路基板60の信
号出力電極61Aの信号出力用バンプ接合位置64に接
合し、半導体チップ70の信号入力用バンプ75を回路
基板60の信号入力電極61Bの信号出力用バンプ接合
位置65に接合すると共に、半導体チップ70の接地用
バンプ73を回路基板60の接地電極61Cの接地用バ
ンプ接合位置63に接合している。
【0006】このようにして作成された半導体チップと
回路基板とを備えた高周波増幅器は、他の回路素子が実
装されているプリント基板にはんだのリフロー等により
接合される。そのため、上記高周波増幅器の回路基板
は、半導体チップが接合されている面と反対側の裏面
に、プリント基板上の電極と接合するための電極を設け
なければならない。したがって、図9に示すように、半
導体チップ94の電極97がバンプ93により接合され
る回路基板95表面の電極91と回路基板95裏面に形
成された電極96とをビアホール92を介して接続して
いる。
【0007】ところで、上記フリップチップボンディン
グを実現するためには、回路基板の電極面の平坦度はバ
ンプの高さより小さいことが不可欠であり、各バンプの
電気的および機械的強度を均一にするためには、回路基
板の電極面は極力平坦であることが望ましい。上記回路
基板にビアホールを形成した場合には、図9の領域Eに
示すように、ビアホール92付近の平坦度が劣化し、良
好なフリップチップボンディングができないといった問
題が生じる。特に、セラミックの多層基板を用いる場合
は、電極やビアホールを形成する導体材料をセラミック
と同時に焼成を行うため、セラミックと導体材料との収
縮率や熱膨張係数の差などにより、ビアホール近傍の平
坦性が大幅に劣化する。したがって、バンプと電極とを
接合する個所は、ビアホールから一定の距離を離さなけ
ればならない。この平坦度が劣化する領域は、ビアホー
ル中心から半径数100μmの領域となり、半導体チッ
プのサイズに比べて比較的大きいため、多数の接地用バ
ンプが存在する半導体チップ直下にビアホールを形成す
ることはできず、さらに、回路基板側の信号電極,電源
電極および制御電極の存在も障害となる。このため、図
8に示す回路基板60では、ビアホール62の中心から
半径数100μmの領域D内に各バンプ接合位置63,
64,65が入らない位置にビアホール62を形成して
いる。
【0008】したがって、図6に示すように、半導体チ
ップ70の中心付近に形成されている接地用バンプ63
近傍には、接地用のビアホールを形成することができ
ず、図6中の領域Cにおいて、半導体チップ70の中心
付近から半導体チップ70が実装される領域の外側まで
接地電極61Cを引き出し、そこに接地用のビアホール
66,66,…を形成している。
【0009】上記高周波増幅器において、詳細な測定な
どを行った結果、接地電極パターンにより生じるインダ
クタンス成分は、半導体チップの特性に大きく影響する
ことが判明した。これは、接地インダクタンスにより負
帰還を発生し、トランジスタの利得を低下させるため
で、特に、トランジスタアレーの中央付近に存在する単
位トランジスタでは、接地用バンプと接地用のビアホー
ルとの距離が長くなるため、大きな特性劣化を引き起こ
すという問題がある。
【0010】そこで、この発明の目的は、接地インダク
タンスを低減して、増幅素子の特性を大幅に向上できる
高効率でかつ高利得な高周波増幅器を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の高周波増幅器は、少なくとも増幅素子と
上記増幅素子の信号入力電極および上記増幅素子の信号
出力電極とを有する半導体チップと、上記半導体チップ
がフリップチップボンディング法により実装された回路
基板とを備えた高周波増幅器において、上記半導体チッ
プの上記増幅素子の電極上かつ上記半導体チップの中心
よりも縁側に形成された接地用バンプと、上記回路基板
の表面に形成され、上記半導体チップの上記接地用バン
プが接合された第1接地電極と、上記回路基板の裏面に
形成された第2接地電極と、上記半導体チップの中心に
対して上記接地用バンプが接合された接合位置よりも外
側でかつ上記接合位置に対して所定の間隔をあけて上記
回路基板に形成され、上記第1接地電極と上記第2接地電
極とを接続するビアホールとを備えたことを特徴として
いる。
【0012】上記請求項1の高周波増幅器によれば、上
記半導体チップの接地用バンプの位置を従来の半導体チ
ップ中心よりも半導体チップの縁側に近づける。そし
て、上記回路基板の第1接地電極と第2接地電極とを接続
する接地用のビアホールを、上記半導体チップの中心に
対して上記接地用バンプが接合された接合位置よりも外
側でかつ上記接合位置に対して所定の間隔をあけて上記
回路基板に形成し、ビアホール周囲の平坦性が悪い接合
不可領域内に接地用バンプを接合しないようにする。こ
うして、上記ビアホール周囲の第1接地電極の平坦性が
悪い接合不可領域に半導体チップが重なる領域を少なく
して、回路基板への半導体チップの接合を容易にすると
共に、接地用バンプからビアホールまでの距離を可能な
限り短くすることによって、上記増幅素子の接地インダ
クタンスを大幅に低減することができ、増幅素子の特性
を大幅に向上でき、高効率でかつ高利得な高周波増幅器
を実現できる。
【0013】また、請求項2の高周波増幅器は、請求項
1の高周波増幅器において、上記回路基板がセラミック
基板であることを特徴としている。
【0014】上記請求項2の高周波増幅器によれば、上
記回路基板に窒化アルミ等からなるセラミック基板を用
いることによって、高絶縁性と高熱伝導性が得られ、上
記半導体チップから上記接地用バンプを介して回路基板
に効率よく放熱できる。
【0015】また、請求項3の高周波増幅器は、請求項
1の高周波増幅器において、上記回路基板がセラミック
多層基板であることを特徴としている。
【0016】上記請求項3の高周波増幅器によれば、上
記回路基板にセラミック多層基板を用いることによっ
て、高絶縁性と高熱伝導性が得られ、上記半導体チップ
から上記接地用バンプを介して回路基板に効率よく放熱
できる。また、上記セラミック多層基板において、電極
やビアホールを形成する導体材料をセラミックと同時に
焼成するときに、セラミックと導体材料との収縮率や熱
膨張係数の差などによりビアホール近傍の平坦性が劣化
しても、接地用バンプからビアホールまでの距離を可能
な限り短くすることによって、上記増幅素子の接地イン
ダクタンスを大幅に低減できる。
【0017】また、請求項4の高周波増幅器は、請求項
1乃至3のいずれか1つの高周波増幅器において、上記
半導体チップが砒化ガリウムGaAsからなることを特徴
としている。
【0018】上記請求項4の高周波増幅器によれば、上
記半導体チップに熱伝導率の低い砒化ガリウムGaAsを
用いても、フリップチップボンディングによって、高い
熱伝導性が得られ、上記増幅素子の温度上昇を抑えて熱
暴走を防止できる。
【0019】また、請求項5の高周波増幅器は、請求項
1乃至4のいずれか1つの高周波増幅器において、上記
増幅素子がへテロジャンクションバイポーラトランジス
タであることを特徴としている。
【0020】上記請求項5の高周波増幅器によれば、発
熱によりコレクタ電流が増幅されさらに発熱して熱暴走
を起こすへテロジャンクションバイポーラトランジスタ
を上記増幅素子に用いても、放熱をよくすることによっ
てへテロジャンクションバイポーラトランジスタの熱暴
走を防止でき、高周波増幅に適したへテロジャンクショ
ンバイポーラトランジスタを高周波増幅器に採用でき
る。
【0021】また、請求項6の高周波増幅器は、請求項
1乃至5のいずれか1つの高周波増幅器において、上記
半導体チップにおいて上記増幅素子の上記信号出力電極
が複数設けられていることを特徴としている。
【0022】上記請求項6の高周波増幅器によれば、上
記出力信号用電極を複数の電極に分割することによっ
て、1電極当りの出力電力が減り、出力インピーダンス
を高くして、低損失の出力整合回路を形成しやすくな
る。また、2倍波や3倍波などの高調波インピーダンス
を制御する場合にも、容易に制御できる。
【0023】また、請求項7の高周波増幅器は、請求項
1乃至6のいずれか1つの高周波増幅器において、上記
増幅素子が複数の単位増幅素子で構成されていることを
特徴としている。
【0024】上記請求項7の高周波増幅器によれば、例
えば、上記増幅素子が複数の単位増幅素子が一列に配列
されたアレー状の増幅素子(トランジスタアレー等)であ
る場合、単位増幅素子の接地電極上の接地用バンプから
ビアホールまでの距離、特にアレー状の増幅素子の中央
付近の単位増幅素子の接地用バンプから回路基板上の接
地用のビアホールまでの距離も短くでき、接地インダク
タンスを低減できる。また、上記各単位増幅素子の接地
用バンプから回路基坂上の接地用のビアホールまでの距
離が略一定になるようにすることによって、各単位増幅
素子の接地インダクタンスが揃い各単位増幅素子の特性
が均一化されて、増幅素子の特性を向上できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の高周波増幅器を
図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0026】図1はこの発明の実施の一形態の高周波増
幅器の回路基板10の平面図を示している。上記略長方
形状の回路基板10の両短辺側に、略長方形状の信号出
力電極11A,11Bを夫々形成し、回路基板10の一
方の長辺側中央に、略長方形状の信号入力電極11Cを
形成している。上記回路基板10上の信号出力電極11
A,11Bおよび信号入力電極11Cを除く領域に、信
号出力電極11A,11Bおよび信号入力電極11Cに
対して所定の間隔をあけて第1接地電極11Dを形成し
ている。上記回路基板10は、基板材料として高熱伝導
特性を有する窒化アルミを用い、気密封止が可能な多層
構造としている。
【0027】また、図2は上記回路基板10に実装する
略長方形状の半導体チップ20の平面図を示している。
上記半導体チップ20の一方の長辺近傍に長辺に沿って
延びる直線部26aとその直線部26aの両端が他方の長
辺側に屈曲して延びる屈曲部26b,26bとを有する信
号出力電極26を形成し、その両端の屈曲部26b,26
bに信号出力用バンプ24A,24Bを夫々設けている。
また、上記半導体チップ20に、信号出力電極26の直
線部26aに沿って配列された単位増幅素子としての複
数の単位トランジスタ21を形成し、各単位トランジス
タ21の接地電極(図示せず)上に接地用バンプ23を夫
々設けている。なお、上記複数の単位トランジスタ21
は、半導体チップ20の中心よりも縁側に設けている
(図2中上側の長辺側)。そして、上記複数の接地用バン
プ23に対して信号出力電極26の直線部26aの反対
側に、半導体チップ20の他方の長辺側に向かって延び
る凸部27aを有する信号入力電極27を設けている。
上記信号入力電極27の凸部27a上に信号入力用バン
プ25,25を設けている。
【0028】また、上記半導体チップ20のバンプが形
成された側を、図1に示す回路基板10上の電極パター
ン位置20Aに合わせて、フリップチップボンディング
法により、上記半導体チップ20の信号出力用バンプ2
4A,24Aを信号出力用バンプ接合位置14A,14A
(図1に示す)に接合し、信号出力用バンプ24B,24
Bを信号出力用バンプ接合位置14B,14B(図1に示
す)に接合すると共に、半導体チップ20の信号入力用
バンプ25,25を信号入力用バンプ接合位置15,15
(図1に示す)に接合する。
【0029】上記構成の高周波増幅器において、最初
に、上記回路基板10単体の特性評価として接地インダ
クタンスを測定した。この接地インダクタンス測定のた
め、入出力電極および接地電極をすべてショートした電
極パターン上にバンプを形成した半導体チップを、図1
に示す回路基板10と図6に示す従来の回路基板60と
に応じて夫々作成し、各半導体チップを回路基板10,
回路基板60表面の電極パターン上に夫々フリップチッ
プボンディング実装した。上記各回路基板10,60の
入出力間アイソレーション特性をネットワークアナライ
ザで測定し、そのS21特性に接地インダクタンスを示す
等価回路(図4に示す)でフィッティングすることにより
接地インダクタンスLの値を抽出した。その結果、従来
構造の回路基板60を用いた場合では、接地インダクタ
ンス値が50pHであるのに対して、本構造の回路基板
10を用いた場合では、接地インダクタンス値が20p
Hであることが判明した。
【0030】次に、増幅素子としてのパワー用バイポー
ラトランジスタを有する半導体チップを回路基板10に
実装して、その特性を評価した。上記パワー用バイポー
ラトランジスタの半導体チップとしては、1GHzで数
W程度の出力が可能な砒化ガリウム/砒化アルミニウム
ガリウムからなる高周波パワー用へテロジャンクション
バイポーラトランジスタ(以下、HBTという)を用い
た。このHBTは、図5に示すエミッタサイズが5×1
00μmの略長方形状の単位トランジスタ21を100
μm間隔で短辺方向に20個配列し、各単位トランジス
タ21を並列に接続している(図2参照)。上記各単位ト
ランジスタ21のエミッタ電極53の直上に29×92
μmの大きさの略長方形状の接地用バンプ54を形成し
ている。上記接地用バンプ54は、金製で高さ約20μ
mにメッキ法により形成し、この金製の接地用バンプ5
4は、熱と圧力により回路基板上の金電極と接合され、
接合後の高さは約10μmとなる。
【0031】図2に示すように、接地用バンプ23の列
を半導体チップ20の一方の長辺にできるだけ近接して
配置している。この実施形態では、大出力のHBTであ
るため、熱抵抗を低減することが重視され、放熱経路と
なる接地用バンプをHBTの直上に形成する配置となっ
ているが、出力電力が小さく発熱の小さなHBTでは、
HBTから半導体チップ端まで接地電極を引き出し、半
導体チップ端の接地電極に接地用バンプを形成し、信号
出力用の配線をHBT直上にエアーブリッジ等を利用し
て形成することも可能である。また、信号出力用の配線
をべース側に形成することも可能である。
【0032】また、図3は上記回路基板10の電極パタ
ーン,バンプ接合位置14A,14B,15およびバンプ
接合不可領域Bを示している。図3に示すように、上記
回路基板10の第1接地電極11Dの接地用バンプ接合
位置13は、半導体チップ20(図2に示す)上の接地用
バンプ23に対応している。また、上記回路基板10の
両面にある接地電極を接続する接地用のビアホール12
を、接地用バンプ接合位置13からの距離が一番短くな
るように、接地用バンプ23(図2に示す)の列に対向す
る位置に形成している。この実施形態で使用した回路基
板10では、ビアホール12,16の中心より半径17
0μmの領域B内では、5μm程度の平坦度の劣化が存
在するためにフリップチップ接合が安定して行えず、接
地電極からビアホール12,16まで最短で170μm
の距離が必要となる。なお、平坦度の高いパッケージや
高さがより高いバンプを用いれば、接地電極とビアホー
ルとの間の距離をさらに小さくすることができる。
【0033】上記構成の高周波増幅器では、上記接地用
のビアホール12の周囲の第1接地電極11Dの平坦性
が悪い接合不可領域Bに半導体チップ20が重なる領域
を少なくして、回路基板10への半導体チップ20の接
合を容易にすると共に、従来に比べて単位トランジスタ
21上に形成されている接地用バンプ23と回路基板1
0上の接地用のビアホール12との間の距離が大幅に短
くなる。したがって、上記HBTの接地インダクタンス
を大幅にして、特性を大幅に向上でき、高効率でかつ高
利得な高周波増幅器を実現することができる。なお、上
記高周波増幅器の高周波特性を測定した結果、接地イン
ダクタンスの低減によって利得が40%以上も向上して
いることが確認された。
【0034】また、上記回路基板10にセラミック多層
基板を用いることによって、高絶縁性と高熱伝導性が得
られ、半導体チップ20から接地用バンプ23を介して
回路基板10に効率よく放熱することができる。また、
上記セラミック多層基板において、電極やビアホールを
形成する導体材料をセラミックと同時に焼成するとき
に、セラミックと導体材料との収縮率や熱膨張係数の差
などによりビアホール近傍の平坦性が劣化しても、HB
Tの接地インダクタンスを大幅に低減することができ
る。
【0035】また、上記半導体チップ20に熱伝導率の
低い砒化ガリウムGaAsを用いても、フリップチップボ
ンディングによって半導体チップ20を回路基板10に
実装するので、高い熱伝導性が得られる。
【0036】また、発熱によりコレクタ電流が増幅され
さらに発熱して熱暴走する増幅素子としてのHBTを用
いても、放熱をよくすることによってHBTの熱暴走を
防止でき、高周波増幅に適したHBTを高調波増幅器に
採用することができる。
【0037】また、上記半導体チップ20の出力信号用
電極24A,24Bが2分割され、第1接地電極11D
の両側に引き出され、2つの出力信号用電極24A,2
4Bは回路基板10上で1つにまとめられている。この
ように出力信号用電極を2分割することによって、1電
極当りの出力電力が減って、出力インピーダンスが高く
なり、低損失の出力整合回路を形成しやすくなると共
に、2倍波や3倍波などの高調波インピーダンスを制御
する場合にも、制御が行いやすくなる。
【0038】さらに、複数の単位トランジスタが配列さ
れたトランジスタアレーのHBTでは、トランジスタア
レー中央付近の単位トランジスタの接地用バンプ23か
ら回路基板10上の接地用のビアホール12までの距離
を短くでき、接地インダクタンスを低減することができ
る。また、上記各単位トランジスタの接地用バンプ23
から回路基坂10上の接地用のビアホール12までの距
離が略一定になるようにすることによって、各単位トラ
ンジスタの接地インダクタンスの値が略同一となって、
各単位トランジスタの特性が均一化されて、HBTの特
性を向上することができる。
【0039】上記実施形態では、比較的大出力のパワー
アンプを用いた高周波増幅器を示したが、ミリ波などの
高い周波数では、小さな出力でも接地インダクタンスの
影響が大きく、この発明を適用することにより大幅に特
性を向上することができる。また、この実施形態ではパ
ワートランジスタを用いたが、利得の高いMMICでは
さらに接地インダクタンスの影響が大きいため、この発
明の高周波増幅器をMMICに用いることにより大幅に
特性を向上することができる。
【0040】また、上記実施の形態では、増幅素子とし
てHBT(へテロジャンクションバイポーラトランジス
タ)を用いた高周波増幅器について説明したが、増幅素
子はこれに限らず、電界効果トランジスタ等の増幅素子
を用いてもよく、また、複数の単位トランジスタを配列
したトランジスタアレーに限らず、1つの増幅素子でも
よい。
【0041】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の高周波増幅器は、上記半導体チップの接地用バンプ
の位置を従来の半導体チップ中心よりも半導体チップの
縁側に近づけて、上記回路基板の第1接地電極と第2接地
電極とを接続する接地用のビアホールを、上記半導体チ
ップの中心に対して上記接地用バンプが接合された接合
位置よりも外側でかつ上記接合位置に対して所定の間隔
をあけて上記回路基板に形成するものである。
【0042】したがって、請求項1の発明の高周波増幅
器によれば、上記ビアホール周囲の平坦性が悪い接合不
可領域に半導体チップが重なる領域を少なくして、回路
基板への半導体チップの接合を容易にすると共に、接地
用バンプから接地用のビアホールまでの距離を可能な限
り短くして、上記増幅素子の接地インダクタンスを大幅
に低減することができ、増幅素子の特性を大幅に向上で
き、高効率でかつ高利得な高周波増幅器を実現すること
ができる。この発明の高周波増幅器を携帯電話等の移動
体無線携帯端末に用いることによって、移動体無線携帯
端末の連続通話時間を大幅に延ばし、バッテリーを小型
化でき、さらに軽量化することが可能になる。
【0043】また、請求項2の発明の高周波増幅器は、
請求項1の高周波増幅器において、上記回路基板がセラ
ミック基板であるので、高絶縁性と高熱伝導性が得ら
れ、上記半導体チップから上記接地用バンプを介して回
路基板に効率よく放熱することができる。
【0044】また、請求項3の発明の高周波増幅器は、
請求項1の高周波増幅器において、上記回路基板がセラ
ミック多層基板であるので、高絶縁性と高熱伝導性が得
られ、上記半導体チップから上記接地用バンプを介して
回路基板に効率よく放熱することができる。また、ビア
ホール周囲の平坦性が悪いセラミック多層基板でも、接
地用バンプから接地用のビアホールまでの距離を可能な
限り短くでき、上記増幅素子の接地インダクタンスを大
幅に低減できる。
【0045】また、請求項4の発明の高周波増幅器は、
請求項1乃至3のいずれか1つの高周波増幅器におい
て、上記半導体チップが砒化ガリウムGaAsからなるの
で、フリップチップボンディングによって高い熱伝導性
が得られ、上記増幅素子の温度上昇を抑えて熱暴走を防
止することができる。
【0046】また、請求項5の発明の高周波増幅器は、
請求項1乃至4のいずれか1つの高周波増幅器におい
て、上記増幅素子がへテロジャンクションバイポーラト
ランジスタであるので、放熱をよくすることによってへ
テロジャンクションバイポーラトランジスタの熱暴走を
防止でき、高周波増幅に適したへテロジャンクションバ
イポーラトランジスタを高周波増幅器に採用することが
できる。
【0047】また、請求項6の発明の高周波増幅器は、
請求項1乃至5のいずれか1つの高周波増幅器におい
て、上記半導体チップにおいて上記増幅素子の上記信号
出力電極が複数設けられているので、1電極当りの出力
電力が減り、出力インピーダンスを高くして、低損失の
出力整合回路を形成しやすくなると共に、2倍波や3倍
波などの高調波インピーダンスを制御する場合にも、容
易に制御することができる。
【0048】また、請求項7の発明の高周波増幅器は、
請求項1乃至6のいずれか1つの高周波増幅器におい
て、上記増幅素子が複数の単位増幅素子で構成されてい
るので、特にアレー状の増幅素子の中央付近の単位増幅
素子の接地用バンプから回路基板上の接地用のビアホー
ルまでの距離を短くでき、接地インダクタンスを低減す
ることができる。また、上記各単位増幅素子の接地用バ
ンプから回路基坂上の接地用のビアホールまでの距離が
略一定になるようにすることによって、各単位増幅素子
の接地インダクタンスが揃い各単位増幅素子の特性が均
一化されて、増幅素子の特性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の一実施形態の高周波増幅器
の回路基板の平面図である。
【図2】 図2は上記半導体チップの電極パターンとバ
ンプを示す図である。
【図3】 図3は上記回路基板表面のバンプ接合不可領
域を示す図である。
【図4】 図4は上記高周波増幅器における接地インダ
クタンス抽出時の等価回路を示す図である。
【図5】 図5は上記高周波増幅器に用いたHBTの単
位トランジスタの電極構造を示す図である。
【図6】 図6は従来の高周波増幅器の回路基板の平面
図である。
【図7】 図7は上記高周波増幅器の半導体チップの電
極パターンとバンプを示す図である。
【図8】 図8は上記回路基板表面のバンプ接合不可領
域を示す図である。
【図9】 図9は上記半導体チップがバンプ接合された
回路基板の要部の断面図である。
【符号の説明】
11A,11B…信号出力電極、 11C…信号入力電極、 11D…接地電極、 12…ビアホール、 13…接地用バンプ接合位置、 14A,14B…信号出力用バンプ接合位置、 15…信号入力用バンプ接合位置、 20…半導体チップ、 20A…半導体チップの電極パターン位置、 23…接地用バンプ、 24A,24B…信号出力用バンプ、 25…信号入力用バンプ、 26…信号出力電極、 B…バンプ接合不可領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03F 3/189 H01L 29/72 3/60 Fターム(参考) 5F003 BF01 BF06 BG01 BH01 BH16 BJ99 BM02 BZ05 5F044 GG10 KK04 KK07 KK11 QQ02 5J067 AA01 CA35 CA36 FA16 HA06 HA24 KA66 KS00 QA03 QA04 QS02 SA13 5J092 AA01 CA35 CA36 FA16 HA06 HA24 KA66 QA03 QA04 SA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも増幅素子と上記増幅素子の信
    号入力電極および上記増幅素子の信号出力電極とを有す
    る半導体チップと、上記半導体チップがフリップチップ
    ボンディング法により実装された回路基板とを備えた高
    周波増幅器において、 上記半導体チップの上記増幅素子の電極上かつ上記半導
    体チップの中心よりも縁側に形成された接地用バンプ
    と、 上記回路基板の表面に形成され、上記半導体チップの上
    記接地用バンプが接合された第1接地電極と、 上記回路基板の裏面に形成された第2接地電極と、 上記半導体チップの中心に対して上記接地用バンプが接
    合された接合位置よりも外側でかつ上記接合位置に対し
    て所定の間隔をあけて上記回路基板に形成され、上記第
    1接地電極と上記第2接地電極とを接続するビアホールと
    を備えたことを特徴とする高周波増幅器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の高周波増幅器におい
    て、 上記回路基板がセラミック基板であることを特徴とする
    高周波増幅器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の高周波増幅器におい
    て、 上記回路基板がセラミック多層基板であることを特徴と
    する高周波増幅器。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    高周波増幅器において、 上記半導体チップが砒化ガリウムGaAsからなることを
    特徴とする高周波増幅器。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    高周波増幅器において、 上記増幅素子がへテロジャンクションバイポーラトラン
    ジスタであることを特徴とする高周波増幅器。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の
    高周波増幅器において、 上記半導体チップに上記増幅素子の上記信号出力電極が
    複数設けられていることを特徴とする高周波増幅器。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の
    高周波増幅器において、 上記増幅素子が複数の単位増幅素子で構成されているこ
    とを特徴とする高周波増幅器。
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