JP3556136B2 - 透水性パネル - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歩道、公園、駐車場等の路面を形成するのに有用な透水性パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、建築・土木の分野では景観に関する関心の高まりから、歩道や駐車場、公園などの路面において、従来のアスファルト舗装を用いず、色彩豊かなタイルを敷き詰めて、より美感を高めるようになってきている。
さらに、降雨の際、表面に水が溜まらないように透水性のタイルを用いたものとして、実用新案登録第3032426号(以下、先願と称する)が提案されている。
先願は、透水性タイルの下面に敷設するコンクリート等から成るタイル用基台において、このタイル用基台の上面の中央部から相対する底面にかけて、貫通孔を設けている。
しかし、上記した従来技術には次のような問題点がある。
タイルを敷設して長年経過すると、次第にタイルが上下あるいは前後左右方向に位置がズレてしまい、外観を損ねるばかりか、歩行の際にも蹟くなどの支障を来してしまう。
また、先願においては次のような問題点がある。
基台の側縁に、前後左右方向の動きを規制して働く凹凸部を形成しているが、上下方向への規制がなされていない為、長年経過するとタイル用基台が上下にズレてしまう。
タイルおよびコンクリートでパネルを構成すると、パネル一枚の重量が非常に重くなり、施工が困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする課題は、多量の雨でも路面に水たまりができず、施工性に優れ、通行の際にも蹟くことがない安全な路面に敷設可能な透水性パネルを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記した課題を達成するために、上層の透水性ブロックと下層の基台とを一体的に形成したパネル本体からなる透水性パネルにおいて、基台は排水手段および/または貯留空間を有すると共に、基台の側縁に隣り合う透水性パネルの上下方向の動きを阻止して働く上下位置規制手段を有していることを特徴とする。
また本発明では、上下位置規制手段は、基台の少なくとも2つの側縁に設けられていることを特徴とする。
また本発明では、上下位置規制手段は、相互に適合する凹部と凸部からなることを特徴とする。
また本発明では、上下位置規制手段は、上下に重合可能な上重合部およびこれに対応する下重合部からなることを特徴とする。
また本発明では、基台が、地面と平行な挿入口を備えていることを特徴とする。
排水手段および/または貯留空間を有する基台が、中空構造状であることを特徴とする。
また本発明では、排水手段および/または貯留空間を有する基台が、ハニカム構造状であることを特徴とする。
また本発明では、排水手段および/または貯留空間を有する基台が、ブロックを固定する固定枠と、固定枠を支持する支持脚から成り、支持脚には沈下防止鍔が設けられていることを特徴とする。
また本発明では、パネル本体の側縁が、隣り合うパネル本体の側縁と相互に噛み合わせ可能な態様に形成されていることを特徴とする。
また本発明では、基台が合成樹脂から成ることを特徴とする。
【0005】
そして、本発明における排水手段は、上下に連通した連通孔とするか、または所定位置に排水可能な排水部材を設ける態様のいずれであっても良い。また、集中豪雨などでも表面に水が滞留しないよう、透水性ブロックにさらに通水孔を設けて排水能力を高めるようにしても良い。ブロック表面に溝を設けて雨水を素早く溝に集めてから徐々に下層へと吸水させるようにしても良い。この場合は、溝は滑り防止にもなる。
透水性ブロックは、透水性を有する各種の表面材であり、透水性のタイルやインターロッキングブロックやコンクリート平板等である。その形状は四角形に限らず、三角形、多角形、丸形、流線形等任意の形状で良く、同じ形のものによる組み合わせ、或いは、異なる形のものによる組み合わせでパネルを構成し、適宜の色彩と形状にすることによって、美感に優れた模様を形成自在である。この透水性ブロックの材質は、強度及び透水性ともに優れているものであれば良い。そして、透水性ブロックからなる上層は、1または複数の透水性ブロックで構成される。
ブロックと基台は、任意の接着材を使用して接着して一体的に形成するが、接着材の層によって透水性が損なわれないようにする。
基台の厚さ(高さ)は設置する場所の気候等を考慮して、浸透水の貯留可能量を設定する。この貯留可能量は、構造及び材質との関係で決定されるが、基台としての必要強度を維持して、基台体積の概ね50乃至90%になる。基台の材質は金属、合成樹脂、セメント、ゴム、複合材料等が考えられるが、敷設場所に負荷される荷重を考慮して適当な材料になる。
この貯留空間は、中空構造状に形成された基台の空間部分すなわち中空部、さらに排水空間として働く連通孔によって形成される。また、基台が脚を有する態様のものでは、脚の高さ分の空間も貯留空間になる。
上下位置規制手段は、パネルの一側縁または隣り合う両側縁或いは相対する両側縁のいずれに形成しても良い。この上下位置規制手段は、上下重合タイプまたは相互に適合する凹部と凸部からなる嵌め合いタイプであり、凸部は、丸棒状、角棒状、これらに類する他の突状のものであり、凹部は、凸部が挿入可能な孔状または溝状或いは凹窪状のもので良い。そして、この凹部および凸部は、各側縁に1または複数設けても良く、凸部を点で設けた場合、凹部は該凸部と1対1に対応させて形成しても良いし、或いは、溝状に設けてパネルを上下方向のみ規制し、前後左右方向は自由に接続できる関係にしても良い。また、凹部を溝状に、凸部を突条に、それぞれ形成した場合でも同様の接続関係にすることができる。さらに、凸部と凹部による接続関係は、各側縁において少なくとも2箇所で行なわれるのが望ましく、例えば、接続関係が1箇所で且つ凸部が丸棒状である場合のようにパネル同士で回転可能な接続関係になることは無い。この点、上下位置規制手段が上下重合タイプのものでは、パネル同士が回転してしまうような接続関係にはならない。
基台には、複数の孔を設けて地面に水を吸水させるようにしても良い。
挿入口は、フォークが挿脱可能な形状及び大きさの態様に形成し、この挿入口を利用して、フォークリフトで運んでも良いし、フォークリフトを使わないまでもジグを差し込んで持ち運びし易くしても良い。また、挿入口は、独立状に設けても良いし、凹部と兼用しても良く、この凹部兼用の挿入口を利用して、凸部を挿入することで隣り合うパネルとの接続関係を得るようにしても良い。
基台が中空構造状である場合の態様としては、上下および側方が囲まれている態様、上下が塞がれて側方が開いている態様、上下が開いていて側方が閉じられている態様等が挙げられるが、いずれの態様のものでも良く、貯留空間を形成し且つ軽量化を計り得る空間が確保されている態様のもの全てを含む。
基台のハニカム構造は、六角柱の集合体に限定されず、円柱、多角柱等、上下に連通する中空体の集合であれば良い。
基台における支持脚の沈下防止鍔は、接地面積を増して、脚の沈み込みを防止できれば良く、面積を取りすぎて吸水を妨げない程度とする。
隣り合うパネル本体の側縁における噛み合わせ部分は、側縁の一部または全幅のいずれであっても良い。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4には本発明の透水性パネルにおける実施の1形態を例示しており、四角板状のパネル本体1は、上層の透水性ブロック2と下層の基台3からなり、この透水性ブロック2と基台3は両者間の通水性が失われないように重合面を適宜接着して一体的に形成してある。
上層は、多数の透水性ブロック2を基台3に貼り合わせて、表面模様が各ブロックの境界線で形成された亀甲模様を呈する板状に仕上げてある。
基台3は、輪郭形状が透水性ブロック2と同形である合成樹脂製の中空構造状のものであり、前側縁3a左右と後側縁3b左右には丸棒状の凸部3cをそれぞれ前後対称状に突設すると共に、左右両側縁3d,3e前後には断面長方形状の凹部3fをそれぞれ両側縁に亘り貫通状に配設してある。この丸棒状の凸部3cの左右ピッチと凹部3fの前後ピッチは同ピッチにしており、パネル同士の接続時に、丸棒状の凸部3cが断面長方形状の凹部3f内で前後方向へ移動可能にして、縦横に整然と並ぶ接続状態(図4参照)または縦横にズレがある接続状態のいずれにも敷設し得るようにしてある。
そして、丸棒状の凸部3cの径は、断面長方形状で貫通状の凹部3fの高さと同等または若干小さい比率関係に形成していて、パネル同士の接続時に、丸棒状の凸部3cと断面長方形状の凹部3fとの間に上下方向の遊びが殆ど無くて、水平方向への移動調整は可能ではあるが、上下方向にはガタツキが発生しない接続関係(図4参照)になるようにしてある。断面長方形状の凹部3fは挿入口3gを兼ねていて、この前後の挿入口3gにフォークを差し込めるようにしてある。
また、基台3には、上下に貫通する多数の連通孔3hを形成していて、この多数の連通孔3hおよび挿入口3gを通じて水が通り抜けられるようにしてある。
挿入口3gおよび多数の連通孔3hは、貯留空間4を兼ねている。
【0007】
図5乃至図8には本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと挿入口3gが形成されていない点を除いて基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
上層は、多数の透水性ブロック2を基台3に貼り合わせて、表面模様が各ブロックの境界線で形成された市松模様を呈する板状に仕上げてある。
基台3は、補強材等を設けた中空構造状に形成していて、前側縁3a下半部および後側縁3b下半部には鍔状下重合部3iをそれぞれ前後対称状に突設すると共に、左右両側縁3d,3e上半部には顎状上重合部3jをそれぞれ左右対称状に配設してある。この鍔状下重合部3iと顎状上重合部3jは相互に係合可能な態様に形成しており、パネル同士の接続時に、鍔状下重合部3iが顎状上重合部3jに沿い左右方向へ移動可能にして、縦横に整然と並ぶ接続状態(図8参照)または縦横にズレがある接続状態のいずれにも敷設し得るようにしてある。
そして、鍔状下重合部3iの高さは、顎状上重合部3jの高さと同等に形成していて、パネル同士の接続時に、鍔状下重合部3iと顎状上重合部3jとの間に上下方向の遊びが殆ど無くて、水平方向への移動調整は可能ではあるが、上下方向にはガタツキが発生しない接続関係(図8参照)になるようにしてある。
また、基台3には、中空状内部3sを経て上下に貫通する多数の連通孔3hを形成していて、この多数の連通孔3hおよび中空状内部3sを通じて水が通り抜けられるようにしてある。
中空状内部3sおよび多数の連通孔3hは、貯留空間4を兼ねている。
【0008】
図9乃至図11には本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基台が中空構造状ではない点を除いて基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
透水性ブロック2は、ブロック表面模様が地模様の一枚板状に仕上げてある。基台3は、前側縁3aおよび左側縁3dに帯状の凸部3cを、右側縁3eおよび後側縁3bに溝状の凹部3fを、それぞれ形成してある。
この帯状の凸部3cと溝状の凹部3fは相互に嵌合可能な態様に形成しており、パネル同士の接続時に、帯状の凸部3cが溝状の凹部3fに沿い前後左右方向へ移動可能にして、縦横に整然と並ぶ接続状態または縦横にズレがある接続状態のいずれにも敷設し得るようにしてある。
そして、帯状の凸部3cの厚さは、溝状の凹部3fの溝幅と同等に形成していて、パネル同士の接続時に、帯状の凸部3cと溝状の凹部3fとの間に上下方向の遊びが殆ど無くて、水平方向への移動調整は可能ではあるが、上下方向にはガタツキが発生しない接続関係になるようにしてある。
また、基台3には、上下に貫通する多数の連通孔3hを形成すると共に、連通孔3h口に漏斗状開口部3kを形成していて、この漏斗状開口部3kから連通孔3hを通じて水が通り抜けられるようにしてある。
この態様のものでは、凹部3fがジグを差し込み可能な挿入口3gを兼ねていて、ジグによる持ち運びを可能にしてある。
【0009】
図12乃至図14には本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
透水性ブロック2は、ブロック表面模様が地模様の一枚板状に仕上げており、底面には嵌合部2bを基台3の固定枠3mに嵌合可能に形成してある。
基台3は中空構造状のもので、透水性ブロック2を受支可能な固定枠3mと、固定枠3mを支持する支持脚3nから成り、支持脚3n下端には沈下防止鍔3pを設けてある。支持脚3nの間にはフォークを差し込めるようにしている。
固定枠3mは、内部空間3tに補強梁3qを配設することで枠の強度を強化していると共に、固定枠3m内に嵌合した嵌合部2bを補強梁3q上縁で受支して一体的に保持している。また、固定枠3mは、右側縁3e前後に凸部3cを、左側縁3dに穴状の凹部3fを、それぞれ形成してある。
この凸部3cと穴状の凹部3fは相互に嵌合可能な態様に形成しており、パネル同士の接続時に、凸部3cと穴状の凹部3fとの間に上下及び前後方向への遊びが殆ど無くて、上下および前後方向にガタツキが発生しない接続関係になるようにしてある。
内部空間3tは、水が通る排水手段として働くと共に貯留空間4を兼ねている。この態様のものでは、凹部3fがジグを差し込み可能な挿入口3gを兼ねていて、ジグによる持ち運びを可能にしてある。
【0010】
図15乃至図17には本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
上層は、多数の透水性ブロック2を基台3に貼り合わせて、表面模様が各ブロックの境界線で形成された菱模様を呈する板状に仕上げてある。
基台3は中空構造状のもので、内部をハニカム構造にして各目の連通孔3hが上下に開口しているように形成してあり、前側縁3a左右には角棒状の凸部3cを、後側縁3bには長穴状の凹部3fを、それぞれ形成してある。
この角棒状の凸部3cと長穴状の凹部3fは相互に嵌合可能な態様に形成しており、パネル同士の接続時に、角棒状の凸部3cが長穴状の凹部3f内で左右方向へ移動可能にして、縦横に整然と並ぶ接続状態または縦横にズレがある接続状態のいずれにも敷設し得るようにしてある。
そして、角棒状の凸部3cの径は、長穴状の凹部3fの高さと同等または若干小さい比率関係に形成していて、パネル同士の接続時に、角棒状の凸部3cと長穴状の凹部3fとの間に上下方向の遊びが殆ど無くて、水平方向への移動調整は可能ではあるが、上下方向にはガタツキが発生しない接続関係(図15に想像線で示す)になるようにしてある。
多数の連通孔3hは、水が通る排水手段として働くと共に貯留空間4を兼ねている。
この態様のものでは、凹部3fがジグを差し込み可能な挿入口3gを兼ねていて、ジグによる持ち運びを可能にしてある。
【0011】
図18乃至図20には本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基台が中空構造状ではない点を除いて基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
上層は、多数の透水性ブロック2を基台3に貼り合わせて、表面模様が各ブロックの境界線で形成されたブロック地模様を呈する板状に仕上げてある。
基台3は、右側縁3e前後には丸棒状の凸部3cを、左側縁3dには長穴状の凹部3fを、それぞれ形成してある。
この丸棒状の凸部3cと長穴状の凹部3fは相互に嵌合可能な態様に形成しており、パネル同士の接続時に、丸棒状の凸部3cが長穴状の凹部3f内で前後方向へ移動可能にして、縦横に整然と並ぶ接続状態または縦横にズレがある接続状態のいずれにも敷設し得るようにしてある。
丸棒状の凸部3cの径は、長穴状の凹部3fの高さと同等または若干小さい比率関係に形成していて、パネル同士の接続時に、丸棒状の凸部3cと長穴状の凹部3fとの間に上下方向の遊びが殆ど無くて、水平方向への移動調整は可能ではあるが、上下方向にはガタツキが発生しない接続関係になるようにしてある。
そして、パネル本体1は、前側縁1aに前噛合せ部1bを、後側縁1cに後噛合せ部1dを、相互に噛合わせ可能な凹凸状の態様に形成してあり、前後に隣り合うパネル本体1と、凹部3fに凸部3cが挿入した状態でスライドさせることで、前後の噛合せ部1b,1dを相互に噛み合わせて接続可能に形成してある。
この態様のものでは、凹部3fがジグを差し込み可能な挿入口3gを兼ねていて、ジグによる持ち運びを可能にしてある。
【0012】
図21乃至図23には本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図18の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
長穴状の凹部3fは、同部下辺における前後に通り部3rを切り欠いて形成してあり、この前後の通り部3rの間隔は凸部3cの前後ピッチと同等にしていて、前後に隣り合うパネル本体1と、凸部3c上に通り部3rを一致させて、凹部3f内に凸部3cが挿入した状態でスライドさせることで、前後の噛合せ部1b,1dを相互に噛み合わせて接続可能に形成してある。
【0013】
前記した各形態の透水性パネルにおけるパネル本体1の材質を以下に例示する。 透水性ブロック2は、▲1▼天然珪酸塩鉱物の微細粉粒とホワイトセメントとガラス粉粒と水溶性合成樹脂エマルジョンを混合して固化したもの、▲2▼砕石、シラス、シラス微粉、ガラス粉、接着材、水を混合して攪拌した後、プレス成形し焼成して得たものであり、ガラス粉粒として、家庭用食品や飲料容器として用いられたガラス屑廃材を処理して再利用でき、粒度が大きい粉粒を多量に含むほど透水性が増すことになる。
そして、透水性パネルとしては、例えば、陶石および/または粘土と廃硝子および/または水硝子からなる透水性ブロック2と、フライアッシュまたは製紙過程で発生する廃スラッジの焼却廃棄物のSiO2 含有燃焼材凝固物と廃硝子と水硝子とからなる基台3とで構成される。
以下に、具体例を示す。
▲1▼透水性ブロック
天然珪酸塩鉱物の微細粉粒+ホワイトセメント:25〜35重量部、ガラス粉粒:65〜75重量部(粒度1〜10mm)、水溶性合成樹脂エマルジョン:4〜5重量部を混合、固化して得た。透水係数は0.5〜12.0×10−2cm/s であった。
また、好適な透水性を示した例として、天然珪酸塩鉱物の微細粉粒+ホワイトセメント:25重量部、ガラス粉粒:75重量部(粒度1〜5mm:20重量部、5〜10mm:55重量部)、水溶性合成樹脂エマルジョン:4重量部のとき、透水係数は4.8×10−2cm/s であった。
▲2▼透水性ブロック
骨材A(砕石2〜5mm粒子+シラス1〜2mm粒子+杉山石):68%、骨材B(シラス微紛+ガラス粉):22重量%、接着剤:2.5重量%、水:7.5重量%を混合攪拌して得られた原料をプレス成形、焼成して得られる。
▲3▼透水性パネル
フライアッシュまたは製紙過程で発生する廃スラッジの焼却廃棄物のいずれかである粒径10mm以内のSiO2 含有燃焼材凝固物60〜90重量%、廃ガラス5〜20重量%、水硝子5〜20重量%からなり、1000〜1200℃の温度で焼成された基台と、粒径3mm以内の陶石および/または粘土と廃硝子および/または水硝子からなる透水性ブロックで構成した。
【0014】
【発明の効果】
A.請求項1により、複数の透水性ブロックを予め一枚のパネル基台に一体的に設置しているので、施工性が向上する。
透水性ブロックと基台をパネル化しているので、透水性ブロック単体の場合のような局部的な沈下や浮き上がりさらにはズレが生じにくい。
基台に排水手段を設けたことにより、排水許容量が増加し、透水性ブロック自体を薄型化できる。
予め透水性ブロックをパネルと一体化しているので、輸送時に透水性ブロック同士の接触による破損の恐れが少ない。
集中豪雨などで水が地面に素早く吸収されない場合でも、基台部分に一端貯留されて徐々に吸収されていく。
B.請求項2により、さらに、隣接するパネルとの接続関係が強固になるので、上下位置ズレ防止の安定感が増す。
C.請求項3により、さらに、構造簡単で且つ強固な接続関係となり、上下位置ズレ防止の安定感が増す。
D.請求項4により、さらに、成形容易であると共に、強固な接続関係となり、上下位置ズレ防止の安定感が増す。
E.請求項5により、さらに、フォークリフトを使用してトラックヘの積み卸し、施工が容易に行える。また、フォークリフトが使用できないような場所においては、挿入口にジグを差し込み持ち運びしやすいようにできる。
F.請求項6により、中空構造状であるので軽量であると共に、貯留空間を大きく確保することが出来る。
G.請求項7により、ハニカム構造状であるので軽量であると共に、強度が高く、しかも、貯留空間を大きく確保することが出来る。
H.請求項8により、支持脚の間にフォークを差し込めるので、フォークリフトを使用してトラックヘの積み卸し、施工が容易に行える。また、支持脚における沈下防止鍔がパネルの沈下を阻止して働く。
I.請求項9により、さらに、パネルが隣接のパネルと噛合って水平方向への移動を規制している為、新たに水平方向の位置規制手段を設ける必要がない。
J.請求項10により、さらに、合成樹脂製であるので非常に軽量である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透水性パネルにおける実施の1形態を例示している正面図。
【図2】図1の(2)−(2)横断面図。
【図3】分解斜視図。
【図4】透水性パネル同士の接続状態を示す平面図。
【図5】本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示している正面図。
【図6】図5の(6)−(6)横断面図。
【図7】分解斜視図。
【図8】透水性パネル同士の接続状態を示す平面図。
【図9】本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示している縦断面図。
【図10】図9の(10)−(10)横断面図。
【図11】分解斜視図。
【図12】本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示している縦断面図。
【図13】図12の(13)−(13)横断面図。
【図14】分解斜視図。
【図15】本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示している縦断面図。
【図16】斜視図。
【図17】分解斜視図。
【図18】本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示している正面側斜視図。
【図19】背面側斜視図。
【図20】透水性パネル同士の接続状態を示す平面図。
【図21】本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示している正面側斜視図。
【図22】背面側斜視図。
【図23】透水性パネル同士の接続状態を示す平面図。
【符号の説明】
1 パネル本体
2 透水性ブロック
2b 嵌合部
3 基台
3a 前側縁
3b 後側縁
3c 凸部(上下位置規制手段)
3d 左側縁
3e 右側縁
3f 凹部(上下位置規制手段)
3g 挿入口(排水手段および/または貯留空間)
3h 連通孔(排水手段および/または貯留空間)
3i 鍔状下重合部(上下位置規制手段)
3j 顎状上重合部(上下位置規制手段)
3k 漏斗状開口部
3m 固定枠
3n 支持脚
3p 沈下防止鍔
3q 補強梁
3r 通り部
3s 中空状内部(排水手段兼貯留空間)
3t 内部空間(排水手段兼貯留空間)
4 貯留空間
【発明の属する技術分野】
本発明は、歩道、公園、駐車場等の路面を形成するのに有用な透水性パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、建築・土木の分野では景観に関する関心の高まりから、歩道や駐車場、公園などの路面において、従来のアスファルト舗装を用いず、色彩豊かなタイルを敷き詰めて、より美感を高めるようになってきている。
さらに、降雨の際、表面に水が溜まらないように透水性のタイルを用いたものとして、実用新案登録第3032426号(以下、先願と称する)が提案されている。
先願は、透水性タイルの下面に敷設するコンクリート等から成るタイル用基台において、このタイル用基台の上面の中央部から相対する底面にかけて、貫通孔を設けている。
しかし、上記した従来技術には次のような問題点がある。
タイルを敷設して長年経過すると、次第にタイルが上下あるいは前後左右方向に位置がズレてしまい、外観を損ねるばかりか、歩行の際にも蹟くなどの支障を来してしまう。
また、先願においては次のような問題点がある。
基台の側縁に、前後左右方向の動きを規制して働く凹凸部を形成しているが、上下方向への規制がなされていない為、長年経過するとタイル用基台が上下にズレてしまう。
タイルおよびコンクリートでパネルを構成すると、パネル一枚の重量が非常に重くなり、施工が困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする課題は、多量の雨でも路面に水たまりができず、施工性に優れ、通行の際にも蹟くことがない安全な路面に敷設可能な透水性パネルを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記した課題を達成するために、上層の透水性ブロックと下層の基台とを一体的に形成したパネル本体からなる透水性パネルにおいて、基台は排水手段および/または貯留空間を有すると共に、基台の側縁に隣り合う透水性パネルの上下方向の動きを阻止して働く上下位置規制手段を有していることを特徴とする。
また本発明では、上下位置規制手段は、基台の少なくとも2つの側縁に設けられていることを特徴とする。
また本発明では、上下位置規制手段は、相互に適合する凹部と凸部からなることを特徴とする。
また本発明では、上下位置規制手段は、上下に重合可能な上重合部およびこれに対応する下重合部からなることを特徴とする。
また本発明では、基台が、地面と平行な挿入口を備えていることを特徴とする。
排水手段および/または貯留空間を有する基台が、中空構造状であることを特徴とする。
また本発明では、排水手段および/または貯留空間を有する基台が、ハニカム構造状であることを特徴とする。
また本発明では、排水手段および/または貯留空間を有する基台が、ブロックを固定する固定枠と、固定枠を支持する支持脚から成り、支持脚には沈下防止鍔が設けられていることを特徴とする。
また本発明では、パネル本体の側縁が、隣り合うパネル本体の側縁と相互に噛み合わせ可能な態様に形成されていることを特徴とする。
また本発明では、基台が合成樹脂から成ることを特徴とする。
【0005】
そして、本発明における排水手段は、上下に連通した連通孔とするか、または所定位置に排水可能な排水部材を設ける態様のいずれであっても良い。また、集中豪雨などでも表面に水が滞留しないよう、透水性ブロックにさらに通水孔を設けて排水能力を高めるようにしても良い。ブロック表面に溝を設けて雨水を素早く溝に集めてから徐々に下層へと吸水させるようにしても良い。この場合は、溝は滑り防止にもなる。
透水性ブロックは、透水性を有する各種の表面材であり、透水性のタイルやインターロッキングブロックやコンクリート平板等である。その形状は四角形に限らず、三角形、多角形、丸形、流線形等任意の形状で良く、同じ形のものによる組み合わせ、或いは、異なる形のものによる組み合わせでパネルを構成し、適宜の色彩と形状にすることによって、美感に優れた模様を形成自在である。この透水性ブロックの材質は、強度及び透水性ともに優れているものであれば良い。そして、透水性ブロックからなる上層は、1または複数の透水性ブロックで構成される。
ブロックと基台は、任意の接着材を使用して接着して一体的に形成するが、接着材の層によって透水性が損なわれないようにする。
基台の厚さ(高さ)は設置する場所の気候等を考慮して、浸透水の貯留可能量を設定する。この貯留可能量は、構造及び材質との関係で決定されるが、基台としての必要強度を維持して、基台体積の概ね50乃至90%になる。基台の材質は金属、合成樹脂、セメント、ゴム、複合材料等が考えられるが、敷設場所に負荷される荷重を考慮して適当な材料になる。
この貯留空間は、中空構造状に形成された基台の空間部分すなわち中空部、さらに排水空間として働く連通孔によって形成される。また、基台が脚を有する態様のものでは、脚の高さ分の空間も貯留空間になる。
上下位置規制手段は、パネルの一側縁または隣り合う両側縁或いは相対する両側縁のいずれに形成しても良い。この上下位置規制手段は、上下重合タイプまたは相互に適合する凹部と凸部からなる嵌め合いタイプであり、凸部は、丸棒状、角棒状、これらに類する他の突状のものであり、凹部は、凸部が挿入可能な孔状または溝状或いは凹窪状のもので良い。そして、この凹部および凸部は、各側縁に1または複数設けても良く、凸部を点で設けた場合、凹部は該凸部と1対1に対応させて形成しても良いし、或いは、溝状に設けてパネルを上下方向のみ規制し、前後左右方向は自由に接続できる関係にしても良い。また、凹部を溝状に、凸部を突条に、それぞれ形成した場合でも同様の接続関係にすることができる。さらに、凸部と凹部による接続関係は、各側縁において少なくとも2箇所で行なわれるのが望ましく、例えば、接続関係が1箇所で且つ凸部が丸棒状である場合のようにパネル同士で回転可能な接続関係になることは無い。この点、上下位置規制手段が上下重合タイプのものでは、パネル同士が回転してしまうような接続関係にはならない。
基台には、複数の孔を設けて地面に水を吸水させるようにしても良い。
挿入口は、フォークが挿脱可能な形状及び大きさの態様に形成し、この挿入口を利用して、フォークリフトで運んでも良いし、フォークリフトを使わないまでもジグを差し込んで持ち運びし易くしても良い。また、挿入口は、独立状に設けても良いし、凹部と兼用しても良く、この凹部兼用の挿入口を利用して、凸部を挿入することで隣り合うパネルとの接続関係を得るようにしても良い。
基台が中空構造状である場合の態様としては、上下および側方が囲まれている態様、上下が塞がれて側方が開いている態様、上下が開いていて側方が閉じられている態様等が挙げられるが、いずれの態様のものでも良く、貯留空間を形成し且つ軽量化を計り得る空間が確保されている態様のもの全てを含む。
基台のハニカム構造は、六角柱の集合体に限定されず、円柱、多角柱等、上下に連通する中空体の集合であれば良い。
基台における支持脚の沈下防止鍔は、接地面積を増して、脚の沈み込みを防止できれば良く、面積を取りすぎて吸水を妨げない程度とする。
隣り合うパネル本体の側縁における噛み合わせ部分は、側縁の一部または全幅のいずれであっても良い。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4には本発明の透水性パネルにおける実施の1形態を例示しており、四角板状のパネル本体1は、上層の透水性ブロック2と下層の基台3からなり、この透水性ブロック2と基台3は両者間の通水性が失われないように重合面を適宜接着して一体的に形成してある。
上層は、多数の透水性ブロック2を基台3に貼り合わせて、表面模様が各ブロックの境界線で形成された亀甲模様を呈する板状に仕上げてある。
基台3は、輪郭形状が透水性ブロック2と同形である合成樹脂製の中空構造状のものであり、前側縁3a左右と後側縁3b左右には丸棒状の凸部3cをそれぞれ前後対称状に突設すると共に、左右両側縁3d,3e前後には断面長方形状の凹部3fをそれぞれ両側縁に亘り貫通状に配設してある。この丸棒状の凸部3cの左右ピッチと凹部3fの前後ピッチは同ピッチにしており、パネル同士の接続時に、丸棒状の凸部3cが断面長方形状の凹部3f内で前後方向へ移動可能にして、縦横に整然と並ぶ接続状態(図4参照)または縦横にズレがある接続状態のいずれにも敷設し得るようにしてある。
そして、丸棒状の凸部3cの径は、断面長方形状で貫通状の凹部3fの高さと同等または若干小さい比率関係に形成していて、パネル同士の接続時に、丸棒状の凸部3cと断面長方形状の凹部3fとの間に上下方向の遊びが殆ど無くて、水平方向への移動調整は可能ではあるが、上下方向にはガタツキが発生しない接続関係(図4参照)になるようにしてある。断面長方形状の凹部3fは挿入口3gを兼ねていて、この前後の挿入口3gにフォークを差し込めるようにしてある。
また、基台3には、上下に貫通する多数の連通孔3hを形成していて、この多数の連通孔3hおよび挿入口3gを通じて水が通り抜けられるようにしてある。
挿入口3gおよび多数の連通孔3hは、貯留空間4を兼ねている。
【0007】
図5乃至図8には本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと挿入口3gが形成されていない点を除いて基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
上層は、多数の透水性ブロック2を基台3に貼り合わせて、表面模様が各ブロックの境界線で形成された市松模様を呈する板状に仕上げてある。
基台3は、補強材等を設けた中空構造状に形成していて、前側縁3a下半部および後側縁3b下半部には鍔状下重合部3iをそれぞれ前後対称状に突設すると共に、左右両側縁3d,3e上半部には顎状上重合部3jをそれぞれ左右対称状に配設してある。この鍔状下重合部3iと顎状上重合部3jは相互に係合可能な態様に形成しており、パネル同士の接続時に、鍔状下重合部3iが顎状上重合部3jに沿い左右方向へ移動可能にして、縦横に整然と並ぶ接続状態(図8参照)または縦横にズレがある接続状態のいずれにも敷設し得るようにしてある。
そして、鍔状下重合部3iの高さは、顎状上重合部3jの高さと同等に形成していて、パネル同士の接続時に、鍔状下重合部3iと顎状上重合部3jとの間に上下方向の遊びが殆ど無くて、水平方向への移動調整は可能ではあるが、上下方向にはガタツキが発生しない接続関係(図8参照)になるようにしてある。
また、基台3には、中空状内部3sを経て上下に貫通する多数の連通孔3hを形成していて、この多数の連通孔3hおよび中空状内部3sを通じて水が通り抜けられるようにしてある。
中空状内部3sおよび多数の連通孔3hは、貯留空間4を兼ねている。
【0008】
図9乃至図11には本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基台が中空構造状ではない点を除いて基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
透水性ブロック2は、ブロック表面模様が地模様の一枚板状に仕上げてある。基台3は、前側縁3aおよび左側縁3dに帯状の凸部3cを、右側縁3eおよび後側縁3bに溝状の凹部3fを、それぞれ形成してある。
この帯状の凸部3cと溝状の凹部3fは相互に嵌合可能な態様に形成しており、パネル同士の接続時に、帯状の凸部3cが溝状の凹部3fに沿い前後左右方向へ移動可能にして、縦横に整然と並ぶ接続状態または縦横にズレがある接続状態のいずれにも敷設し得るようにしてある。
そして、帯状の凸部3cの厚さは、溝状の凹部3fの溝幅と同等に形成していて、パネル同士の接続時に、帯状の凸部3cと溝状の凹部3fとの間に上下方向の遊びが殆ど無くて、水平方向への移動調整は可能ではあるが、上下方向にはガタツキが発生しない接続関係になるようにしてある。
また、基台3には、上下に貫通する多数の連通孔3hを形成すると共に、連通孔3h口に漏斗状開口部3kを形成していて、この漏斗状開口部3kから連通孔3hを通じて水が通り抜けられるようにしてある。
この態様のものでは、凹部3fがジグを差し込み可能な挿入口3gを兼ねていて、ジグによる持ち運びを可能にしてある。
【0009】
図12乃至図14には本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
透水性ブロック2は、ブロック表面模様が地模様の一枚板状に仕上げており、底面には嵌合部2bを基台3の固定枠3mに嵌合可能に形成してある。
基台3は中空構造状のもので、透水性ブロック2を受支可能な固定枠3mと、固定枠3mを支持する支持脚3nから成り、支持脚3n下端には沈下防止鍔3pを設けてある。支持脚3nの間にはフォークを差し込めるようにしている。
固定枠3mは、内部空間3tに補強梁3qを配設することで枠の強度を強化していると共に、固定枠3m内に嵌合した嵌合部2bを補強梁3q上縁で受支して一体的に保持している。また、固定枠3mは、右側縁3e前後に凸部3cを、左側縁3dに穴状の凹部3fを、それぞれ形成してある。
この凸部3cと穴状の凹部3fは相互に嵌合可能な態様に形成しており、パネル同士の接続時に、凸部3cと穴状の凹部3fとの間に上下及び前後方向への遊びが殆ど無くて、上下および前後方向にガタツキが発生しない接続関係になるようにしてある。
内部空間3tは、水が通る排水手段として働くと共に貯留空間4を兼ねている。この態様のものでは、凹部3fがジグを差し込み可能な挿入口3gを兼ねていて、ジグによる持ち運びを可能にしてある。
【0010】
図15乃至図17には本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
上層は、多数の透水性ブロック2を基台3に貼り合わせて、表面模様が各ブロックの境界線で形成された菱模様を呈する板状に仕上げてある。
基台3は中空構造状のもので、内部をハニカム構造にして各目の連通孔3hが上下に開口しているように形成してあり、前側縁3a左右には角棒状の凸部3cを、後側縁3bには長穴状の凹部3fを、それぞれ形成してある。
この角棒状の凸部3cと長穴状の凹部3fは相互に嵌合可能な態様に形成しており、パネル同士の接続時に、角棒状の凸部3cが長穴状の凹部3f内で左右方向へ移動可能にして、縦横に整然と並ぶ接続状態または縦横にズレがある接続状態のいずれにも敷設し得るようにしてある。
そして、角棒状の凸部3cの径は、長穴状の凹部3fの高さと同等または若干小さい比率関係に形成していて、パネル同士の接続時に、角棒状の凸部3cと長穴状の凹部3fとの間に上下方向の遊びが殆ど無くて、水平方向への移動調整は可能ではあるが、上下方向にはガタツキが発生しない接続関係(図15に想像線で示す)になるようにしてある。
多数の連通孔3hは、水が通る排水手段として働くと共に貯留空間4を兼ねている。
この態様のものでは、凹部3fがジグを差し込み可能な挿入口3gを兼ねていて、ジグによる持ち運びを可能にしてある。
【0011】
図18乃至図20には本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図1の態様のものと基台が中空構造状ではない点を除いて基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
上層は、多数の透水性ブロック2を基台3に貼り合わせて、表面模様が各ブロックの境界線で形成されたブロック地模様を呈する板状に仕上げてある。
基台3は、右側縁3e前後には丸棒状の凸部3cを、左側縁3dには長穴状の凹部3fを、それぞれ形成してある。
この丸棒状の凸部3cと長穴状の凹部3fは相互に嵌合可能な態様に形成しており、パネル同士の接続時に、丸棒状の凸部3cが長穴状の凹部3f内で前後方向へ移動可能にして、縦横に整然と並ぶ接続状態または縦横にズレがある接続状態のいずれにも敷設し得るようにしてある。
丸棒状の凸部3cの径は、長穴状の凹部3fの高さと同等または若干小さい比率関係に形成していて、パネル同士の接続時に、丸棒状の凸部3cと長穴状の凹部3fとの間に上下方向の遊びが殆ど無くて、水平方向への移動調整は可能ではあるが、上下方向にはガタツキが発生しない接続関係になるようにしてある。
そして、パネル本体1は、前側縁1aに前噛合せ部1bを、後側縁1cに後噛合せ部1dを、相互に噛合わせ可能な凹凸状の態様に形成してあり、前後に隣り合うパネル本体1と、凹部3fに凸部3cが挿入した状態でスライドさせることで、前後の噛合せ部1b,1dを相互に噛み合わせて接続可能に形成してある。
この態様のものでは、凹部3fがジグを差し込み可能な挿入口3gを兼ねていて、ジグによる持ち運びを可能にしてある。
【0012】
図21乃至図23には本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示しており、構成は前記した図18の態様のものと基本的に同一であるため、共通している構成の説明は符合を準用して省略し、相違する構成について説明する。
長穴状の凹部3fは、同部下辺における前後に通り部3rを切り欠いて形成してあり、この前後の通り部3rの間隔は凸部3cの前後ピッチと同等にしていて、前後に隣り合うパネル本体1と、凸部3c上に通り部3rを一致させて、凹部3f内に凸部3cが挿入した状態でスライドさせることで、前後の噛合せ部1b,1dを相互に噛み合わせて接続可能に形成してある。
【0013】
前記した各形態の透水性パネルにおけるパネル本体1の材質を以下に例示する。 透水性ブロック2は、▲1▼天然珪酸塩鉱物の微細粉粒とホワイトセメントとガラス粉粒と水溶性合成樹脂エマルジョンを混合して固化したもの、▲2▼砕石、シラス、シラス微粉、ガラス粉、接着材、水を混合して攪拌した後、プレス成形し焼成して得たものであり、ガラス粉粒として、家庭用食品や飲料容器として用いられたガラス屑廃材を処理して再利用でき、粒度が大きい粉粒を多量に含むほど透水性が増すことになる。
そして、透水性パネルとしては、例えば、陶石および/または粘土と廃硝子および/または水硝子からなる透水性ブロック2と、フライアッシュまたは製紙過程で発生する廃スラッジの焼却廃棄物のSiO2 含有燃焼材凝固物と廃硝子と水硝子とからなる基台3とで構成される。
以下に、具体例を示す。
▲1▼透水性ブロック
天然珪酸塩鉱物の微細粉粒+ホワイトセメント:25〜35重量部、ガラス粉粒:65〜75重量部(粒度1〜10mm)、水溶性合成樹脂エマルジョン:4〜5重量部を混合、固化して得た。透水係数は0.5〜12.0×10−2cm/s であった。
また、好適な透水性を示した例として、天然珪酸塩鉱物の微細粉粒+ホワイトセメント:25重量部、ガラス粉粒:75重量部(粒度1〜5mm:20重量部、5〜10mm:55重量部)、水溶性合成樹脂エマルジョン:4重量部のとき、透水係数は4.8×10−2cm/s であった。
▲2▼透水性ブロック
骨材A(砕石2〜5mm粒子+シラス1〜2mm粒子+杉山石):68%、骨材B(シラス微紛+ガラス粉):22重量%、接着剤:2.5重量%、水:7.5重量%を混合攪拌して得られた原料をプレス成形、焼成して得られる。
▲3▼透水性パネル
フライアッシュまたは製紙過程で発生する廃スラッジの焼却廃棄物のいずれかである粒径10mm以内のSiO2 含有燃焼材凝固物60〜90重量%、廃ガラス5〜20重量%、水硝子5〜20重量%からなり、1000〜1200℃の温度で焼成された基台と、粒径3mm以内の陶石および/または粘土と廃硝子および/または水硝子からなる透水性ブロックで構成した。
【0014】
【発明の効果】
A.請求項1により、複数の透水性ブロックを予め一枚のパネル基台に一体的に設置しているので、施工性が向上する。
透水性ブロックと基台をパネル化しているので、透水性ブロック単体の場合のような局部的な沈下や浮き上がりさらにはズレが生じにくい。
基台に排水手段を設けたことにより、排水許容量が増加し、透水性ブロック自体を薄型化できる。
予め透水性ブロックをパネルと一体化しているので、輸送時に透水性ブロック同士の接触による破損の恐れが少ない。
集中豪雨などで水が地面に素早く吸収されない場合でも、基台部分に一端貯留されて徐々に吸収されていく。
B.請求項2により、さらに、隣接するパネルとの接続関係が強固になるので、上下位置ズレ防止の安定感が増す。
C.請求項3により、さらに、構造簡単で且つ強固な接続関係となり、上下位置ズレ防止の安定感が増す。
D.請求項4により、さらに、成形容易であると共に、強固な接続関係となり、上下位置ズレ防止の安定感が増す。
E.請求項5により、さらに、フォークリフトを使用してトラックヘの積み卸し、施工が容易に行える。また、フォークリフトが使用できないような場所においては、挿入口にジグを差し込み持ち運びしやすいようにできる。
F.請求項6により、中空構造状であるので軽量であると共に、貯留空間を大きく確保することが出来る。
G.請求項7により、ハニカム構造状であるので軽量であると共に、強度が高く、しかも、貯留空間を大きく確保することが出来る。
H.請求項8により、支持脚の間にフォークを差し込めるので、フォークリフトを使用してトラックヘの積み卸し、施工が容易に行える。また、支持脚における沈下防止鍔がパネルの沈下を阻止して働く。
I.請求項9により、さらに、パネルが隣接のパネルと噛合って水平方向への移動を規制している為、新たに水平方向の位置規制手段を設ける必要がない。
J.請求項10により、さらに、合成樹脂製であるので非常に軽量である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透水性パネルにおける実施の1形態を例示している正面図。
【図2】図1の(2)−(2)横断面図。
【図3】分解斜視図。
【図4】透水性パネル同士の接続状態を示す平面図。
【図5】本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示している正面図。
【図6】図5の(6)−(6)横断面図。
【図7】分解斜視図。
【図8】透水性パネル同士の接続状態を示す平面図。
【図9】本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示している縦断面図。
【図10】図9の(10)−(10)横断面図。
【図11】分解斜視図。
【図12】本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示している縦断面図。
【図13】図12の(13)−(13)横断面図。
【図14】分解斜視図。
【図15】本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示している縦断面図。
【図16】斜視図。
【図17】分解斜視図。
【図18】本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示している正面側斜視図。
【図19】背面側斜視図。
【図20】透水性パネル同士の接続状態を示す平面図。
【図21】本発明の透水性パネルにおける実施の他の1形態を例示している正面側斜視図。
【図22】背面側斜視図。
【図23】透水性パネル同士の接続状態を示す平面図。
【符号の説明】
1 パネル本体
2 透水性ブロック
2b 嵌合部
3 基台
3a 前側縁
3b 後側縁
3c 凸部(上下位置規制手段)
3d 左側縁
3e 右側縁
3f 凹部(上下位置規制手段)
3g 挿入口(排水手段および/または貯留空間)
3h 連通孔(排水手段および/または貯留空間)
3i 鍔状下重合部(上下位置規制手段)
3j 顎状上重合部(上下位置規制手段)
3k 漏斗状開口部
3m 固定枠
3n 支持脚
3p 沈下防止鍔
3q 補強梁
3r 通り部
3s 中空状内部(排水手段兼貯留空間)
3t 内部空間(排水手段兼貯留空間)
4 貯留空間
Claims (10)
- 上層の透水性ブロックと下層の基台とを一体的に形成したパネル本体からなる透水性パネルにおいて、基台は排水手段および/または貯留空間を有すると共に、基台の側縁に隣り合う透水性パネルの上下方向の動きを阻止して働く上下位置規制手段を有していることを特徴とする透水性パネル。
- 上下位置規制手段は、基台の少なくとも2つの側縁に設けられていることを特徴とする請求項1記載の透水性パネル。
- 上下位置規制手段は、相互に適合する凹部と凸部からなることを特徴とする請求項1または2記載の透水性パネル。
- 上下位置規制手段は、上下に重合可能な上重合部およびこれに対応する下重合部からなることを特徴とする請求項1または2記載の透水性パネル。
- 基台が、地面と平行な挿入口を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の透水性パネル。
- 排水手段および/または貯留空間を有する基台が、中空構造状であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の透水性パネル。
- 排水手段および/または貯留空間を有する基台が、ハニカム構造状であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の透水性パネル。
- 排水手段および/または貯留空間を有する基台が、ブロックを固定する固定枠と、固定枠を支持する支持脚から成り、支持脚には沈下防止鍔が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の透水性パネル。
- パネル本体の側縁が、隣り合うパネル本体の側縁と相互に噛み合わせ可能な態様に形成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の透水性パネル。
- 基台が合成樹脂から成ることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項記載の透水性パネル。
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