JP3555519B2 - 圧縮画像再生方法及び装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像再生装置及び方法に関し、特に、圧縮画像から再生画像を得る際の復号制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、ビデオ信号は、例えばMPEG(Motion Picture Experts Group)2等の動画像符号化方式を用いて符号化(圧縮)されて、蓄積メディアに記録される。MPEG2方式で符号化された映像信号を再生、復号するにあたり、蓄積媒体(メディア)に記憶されているあるファイルの任意のフレーム迄の再生を行った後、他ファイルの任意のフレームからの再生を行い、双方を連続してシームレスで再生するというフレーム切替機能について説明する。
【0003】
MPEG2では、ランダム・アクセスを可能とするため、何枚かの画面データを一まとまりとし画面内だけで閉じた情報によるフレーム内符号化画面が少なくとも一枚入っている画面群構造であるGOP(Group of Pictures)と呼ばれる構造が用いられており、このGOPは、ランダムアクセスの単位となる画面グループの最小単位とされ、複数のピクチャ・タイプの画面データから構成されており、ピクチャ・タイプとしては、Iピクチャ(Intra−Picture:フレーム内符号化画像)、Pピクチャ(Predictive−Picture:フレーム間順方向予測符号化画像)、Bピクチャ(Bidirectionally predictive−Picture:双方向予測符号化画像)よりなり、Iピクチャは画面のすべてをフレーム内符号化する画面であり前後の画面情報を要することなく復号できるものであり、PピクチャはIピクチャからの差分情報を用いて復号できる画面であり、Bピクチャは前のIピクチャと後のPピクチャの各差分情報を用いて復号できる画面である。
【0004】
1GOPは15フレーム(15枚の画面)とされ、以下では、GOP内の画像が他のGOPから独立に再生可能とされるクローズドGOP(Closed GOP)であるものとする。
【0005】
MPEG2では、任意のフレームを再生する場合には、当該フレームが属するGOPの先頭から順次再生を行うことで、所望のフレームを再生することになる。蓄積媒体に格納されているファイル1を先頭から再生し、例えば10GOPの5フレームまでの再生を行う場合には、10GOPの先頭から順次デコード(復号)していき5フレームまで再生したところで、以降の6フレームから15フレームまでを破棄すればよい。
【0006】
次に、蓄積媒体上に格納されているファイル2について20GOPの10フレームからファイル2の終了まで再生する場合、20GOPの先頭からデコードを行い、1フレームから9フレームを破棄し、10フレーム以降から再生を行う。
【0007】
図5に示すように、ファイル1の10GOPの5フレームに引き続いてファイル2の20GOPの10フレームをシームレスに(継ぎ目無しに)再生させる場合について説明する。
【0008】
GOP構造については、GOPの先頭データから復号(デコード)することが必要とされているため、ファイル1の10GOPをすべてをデコードした後、ファイル2の20GOPをすべてデコードすることになる。
【0009】
ファイル1については、10GOPまで順次デコードを行った後、10GOPの6フレームから15フレームを破棄し、次に、ファイル2の20GOPをデコードすることになる。この場合、20GOPの1フレームから9フレームをデコードするに要する時間が必要とされ、その分、20GOPの10フレームの出力までに、時間的な遅延が生じてしまう。
【0010】
ところで、シームレスな再生出力を実現するためには、ファイル2の20GOPの1フレームから9フレームのデコードに要する時間分、ファイル1をデコードした再生出力の出力タイミングを遅らせればよい。
【0011】
そこで、ファイル1を復号して再生した出力信号を一旦メモリに蓄えておき、ファイル2の20GOPの1フレームから9フレームの復号に要する時間分、遅らせてメモリから出力し、該メモリからのファイル1の再生出力と、ファイル2の再生出力とを切り替えることで、ファイル1とファイル2とを、指定されたフレームにて、シームレスに切り替えることが可能となる。
【0012】
図6は、任意のフレームでのシームレスな切り替えを実現可能とした従来の圧縮画像データの再生装置の構成を示す図である。
【0013】
再生入力1は、デコーダ24によって復号され、ファイル1は第1のメモリ25に、ファイル2は第2のメモリ26にそれぞれ書き込まれ、双方の復号時間等を制御部27で制御して第1、及び第2のメモリ25、26から読み出した復号再生出力をセレクタ9に入力し、セレクタ9で選択出力することで、指定フレームで、シームレスな再生画像出力を得ることができる。
【0014】
なお、MPEG2のGOP構造に関連して、例えば特開平11−155128号公報には、GOP内で指定された分割位置に相当するピクチャのピクチャタイプに依存することなく、分割位置を基準とした映像情報の分割を可能とした編集方法が提案されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の装置及び方法は、下記記載の問題点を有している。
【0016】
すなわち、上記したように、ファイル1で必要なGOPの転送を行った後にファイル2の再生に必要なGOPの転送を行う場合、ファイル2がデコード可能状態となるまでの間、空白時間が生じてしまう、ということである。
【0017】
そこで、図6に示した従来の再生装置においては、ファイル1の復号出力を遅延させるために、これを一時的に第1のメモリに保持しておき、また、ファイル2の復号出力も第2のメモリに蓄積して、時間調整を行い、シームレスなフレーム切り替えを行っている。
【0018】
しかしながら、図6に示した従来の装置では、ファイル1、2がともにメモリを経由する分、再生画像出力の出力タイミングが遅れ、また、ファイルが複数ある場合には、ファイル3、ファイル4、……、これらを順次切り替えていく場合、使用メモリを交互に切り替えても、更なるメモリ容量が必要とされることになり、複数のファイルを交互に切り替える場合、メモリの切り替え制御も複雑化する、という問題がある。
【0019】
したがって本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、符号化された画像情報を格納するファイルの再生出力に際して、任意のフレームでシームレスに切り替え再生可能とした装置及び方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明は、蓄積メディアに記憶されている符号化済みファイルについて、一のファイル関して指定されたGOP(「最終GOP」という)の指定フレームまでを再生し、他のファイルに関して指定されたGOP(「先頭GOP」という)の指定フレームからシームレスに再生を行うにあたり、入力GOPストリームに対して前記先頭GOPが最終GOPよりも時間的に前に位置するようにGOPの順序の入れ替えを行い、前記GOPの順序の入れ替えられた前記一のファイルと前記他のファイルを第1及び第2のメモリにそれぞれ書き込むとともに、前記第1及び第2のメモリから、前記先頭GOPと前記最終GOPを、それぞれ同時に2つのデコーダに供給して復号し、前記2つのデコーダの出力を入力とするセレクタにて、前記他のファイルの先頭GOPの指定フレームが、前記一のファイルの最終GOPの指定フレームの次のフレームの位置に再生出力されるように切り替え出力するようにしたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について以下に説明する。本発明の圧縮画像再生システムは、その好ましい実施の形態において、一のファイルについて指定された最終GOPの指定フレームまで再生し、つづいて他のファイルについて指定された先頭GOPの指定フレームにシームレスに切り替え再生を行うにあたり、一のファイルの最終GOPと他のファイルの先頭GOPのデコーダへの供給の順序を入れ替える手段(図1の2)と、一のファイルの1系メモリへの書き込み時、最終GOPの再生出力の時刻管理基準であるPTS(Presentation Time Stamp:プレゼンテーション・タイム・スタンプ)を検出する手段(図3の13)と、一のファイルの1系メモリからの読み出し時、最終GOPのPTSを検出する手段(図3の15)と、他のファイルの第2のメモリからの読み出し時、先頭GOPのPTSを検出する手段(図3の19)と、一のファイル、及び他のファイルの読み出し時に、それぞれPTSが検出された時に、1系メモリと2系メモリの読み出しを停止する手段(図3の16、20)と、1系メモリと2系メモリがともに読み出し停止になった時点で、再度、1系メモリと2系メモリの読み出しを再開する手段(図3の21)と、を備える。一のファイルの最終GOPと前記他のファイルの先頭GOPを、それぞれ同時に1系、2系デコーダに供給して復号し、1系、2系デコーダの出力を入力とするセレクタを介して、前記他のファイルの先頭GOPの指定フレームが、前記一のファイルの最終GOPの指定フレームの次のフレームの位置に再生出力されるように切り替え出力する。
【0022】
このように、一のファイルの最終GOPと他のファイルの先頭GOPとを各デコーダで同時にデコードすることで、異なるファイル間で、任意のフレームにおけるシームレスな再生出力を可能としている。
【0023】
【実施例】
上記した本発明の実施の形態について更に詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照して以下に説明する。図1は、本発明の第1の実施例の構成を示す図である。図1を参照すると、本発明の第1の実施例は、再生入力1を入力し、そのGOP入力順序を変更するGOP入力順序変更部2と、GOP単位でいずれかに書き込みが行われる1系メモリ3、2系メモリ4と、1系、2系メモリ3、4からそれぞれ読み出されたデータをそれぞれデコードする1系、2系デコーダ5、6と、1系、2系メモリ3、4と各デコーダ5、6の制御を行う1系、2系制御部7、8と、1系、2系デコーダ5、6でそれぞれ復号されたデータを入力し一方を選択出力するセレクタ9と、を備え、セレクタ9から再生画像出力10が出力される。
【0024】
GOP入力順序変更部2は、再生入力1の符号化ストリームを受け、GOP単位で並び替えを行う。GOP入力順序変更部2は、内部に図示されないメモリ部を備えており、現在再生を行っている1GOP分のストリームを保持しておき、次に入力される1GOP分のストリームを先に出力した後に、メモリ部に保持している1GOP分のストリームを出力するという具合に、入力された符号化ストリームについて、GOP単位で、1系、2系メモリ3、4に送る順序の入れ替えを行う。
【0025】
図3は、1系と2系の各メモリへの書き込み、読み出し制御を説明するための図である。図3には、1系から2系に切り替わる動作が示されている。
【0026】
ファイル1の再生入力は、1系メモリ書き込み処理12により、1系メモリ3への書き込みが行われ、その際、最終GOPのPTS検出処理13において、ファイル1の最終GOPのPTSが検出される。
【0027】
次に、1系メモリ読み出し処理14により、1系メモリ3からの読み出しが行われ、その際、最終GOPのPTS検出処理15において、1系メモリ3への書き込み時に検出された最終GOPのPTSが1系メモリ3から出力されるかチェックが行われ、最終GOPのPTSが出力された時に、1系メモリ読み出し停止処理16により、1系メモリ3の読み出しが停止される。
【0028】
次に、ファイル2の再生入力は、2系メモリ書き込み処理17において2系メモリ4に書き込みが行わる。
【0029】
そして、2系メモリ読み出し処理18により2系メモリ4からの読み出しが行われ、この時、先頭GOPのPTS検出処理19において先頭GOPのPTSが2系メモリ4から出力されるかチェックが行われ、先頭GOPのPTSが出力された時には、2系メモリ読み出し停止処理20により、2系メモリ4の読み出しが停止される。
【0030】
そして、1系、及び2系でともに、PTSの検出がされ、1系、2系のメモリの読み出しが停止した場合、メモリ読み出し再開処理21により、双方の読み出しが再開され、デコーダ5、6、セレクタ9を介して、再生画像出力10が得られる。
【0031】
次に図1、図3、図4を参照して、本発明の第1の実施例の動作について説明する。
【0032】
蓄積媒体上にいくつかのMPEG2を用いて圧縮したビデオファイルが記録されているものとし、これらをファイル1、ファイル2、ファイル3、……、とする。なお、これらのファイルは、1GOP=15フレームとし、そのGOP内で圧縮が閉じているクローズドGOPとする。
【0033】
ここで、ファイル1を1GOPから10GOPの5フレームまで再生を行い、続いてファイル2を20GOPの10フレームからシームレスに再生を行うものとする。
【0034】
この時、ファイル1の1GOPをGOP101、2GOPをGOP102、……、とし、ファイル2の1GOPをGOP201、2GOPをGOP202、……、とする。
【0035】
蓄積媒体には、符号化された順に記録されているため、ファイル1をGOP101、GOP102、……、GOP110まで順に再生を行い、続いてファイル2が記録されている領域に移り、GOP220、GOP221、……、と順に再生を行う。このままでは、上記した従来の技術と同様、シームレス再生には問題が生じてしまう。
【0036】
そこで、本発明の第1の実施例では、まず、切り替え先のファイル2の先頭GOPをファイル1の最終GOPより時間的に先に再生を行い、ファイル2を復号可能状態にしておく。
【0037】
すなわち、図4に示すように、ファイル1の最終GOPであるGOP110と、ファイル2の先頭GOPであるGOP220の順序を入れ替える。なお、GOP220は、GOP110より時間的に前であれば、どの位相に配置してもよい。
【0038】
次に、ファイル1の各GOPストリームは、1系メモリ3に書き込まれ、ファイル2の各GOPストリームは、2系メモリ4に書き込まれる。
【0039】
ファイル1とファイル2の切り替えを行うべきGOPストリームの復号タイミングについて説明する。デコーダは、1GOP分の圧縮したストリームをすべて取り込んで、映像信号に復号し、これを映像同期信号に合わせて出力を行うものであり、任意のフレームまでの復号、及び任意のフレームからの復号が可能とされているものとする。
【0040】
ここで、ファイル1の最終GOPであるGOP110と、ファイル2の先頭GOPであるGOP220を同時に各デコーダに入力するためには、各GOPストリームに基準となる信号が必要である。
【0041】
各GOPストリームは、2048バイトを単位とするようなセクタからなり、このセクタには、先頭を示すパック・ヘッダ(Pack_Header)、GOPの先頭を示すシステム・ヘッダ(System_Header)、PTS等を有するPES(Packetized Elementary System)_Private_Header等のヘッダ(Header)部と、符号化されたビデオ信号であるストリーム・データ(Stream_Data)とから成るものとする。
【0042】
これらのヘッダ部は、各セクタの先頭に設けられており、ストリーム・データ中からは検出されない構成とされており、1セクタ中に1回、あるいは1GOP中に1回だけ検出され、検出位置がセクタ内、あるいはGOPの何バイト目であるか検出できる。
【0043】
また、システム・ヘッダ(System_Header)は、GOPの先頭セクタにだけ設けられることから、1系メモリ3、2系メモリ4から読み出す際に検出されることで、GOPの先頭であると認識できる。
【0044】
PES_Private_Headerには、PTS(Presentation_Time_Stamp)という再生出力の時間管理情報が設けられている。PTSは90kHzのクロックで計測した値を33ビット長で表しており、現GOPのPTSは、前GOPのPTS+90kHzクロックによる15フレーム時間の値が設定される。
【0045】
すなわち、各GOPで、PTSの値が異なり、これを用いることで、各GOPを認識することが可能となる。
【0046】
GOP110が1系メモリ3に書き込まれる際に、GOP110のPTSの検出を行っておく。
【0047】
そして、1系メモリ3からの読み出し時に、1系メモリ3に書き込む前に検出しておいたGOP110のPTSと一致するPTSが得られ場合、その位置が、GOP110の先頭部であると認識することができ、その時点で、1系メモリ3の読み出しを一旦停止する。
【0048】
そして、2系メモリ4に書き込まれたファイル2のGOP220の読み出しを行い、最初のPTSが得られたとき、そこがGOP220の先頭部であると認識することができ、その時点で2系メモリ4の読み出しを一旦停止する。
【0049】
このようにして、GOP110、GOP220ともにPTS部までの読み出しを行った状態で一旦読み出しを停止となる。
【0050】
そして、双方のPTSが検出された時点で、改めて1系メモリ3、2系メモリ4から読み出しを再開してデコーダ5、6に供給することで、GOP110、GOP220を同時に復号することが可能となる。
【0051】
図4の1系メモリ読み出し14、2系メモリ読み出し18が、各メモリ3、4の読み出し制御信号になる。
【0052】
そして、デコーダ5、6で同時に復号を開始し、デコーダ5では、GOP110は指定されたフレームまで、この場合、5フレームまで、順次再生を行う。
【0053】
またGOP220もデコーダ6で順次復号を行うが、再生出力が要求されないフレームは破棄していき、再生出力が要求されているフレームである10フレームをGOP110の再生出力で6フレームの位置に出力するよう制御し、セレクタ9で選択して、画像再生出力10から任意のフレームで切り替えた画像がシームレスに出力されてくる。
【0054】
なお、GOP220の10フレーム以降を出力するのには、当然、1フレーム目から順次復号していかなければならないため、復号処理に要する時間が必要であるが、実際には、復号に要する時間は、再生フレーム時間に比べ、僅かであり、問題とはならない。
【0055】
本発明においては、1系、2系のメモリ3、4から出力されるGOP110、GOP220をデコーダ5、6でそれぞれ同時に復号処理を開始するように構成したことで、任意のフレームで切り替えた画像がシームレスで出力される。2系統のデコーダを備えたLSIも実用化されており、デコーダを2つを備えた構成としても、コストの上昇を抑止し、シームレスなフレーム切り替えが可能となる。
【0056】
また、音声についても、例えばAAU(Audio Access Unit)等にもとづき同様な制御を行うことで、音声の任意のフレームでのシームレス切り替えを可能とすることができる。
【0057】
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図2は、本発明の第2の実施例の構成を示す図である。図2を参照すると、本発明の第2の実施例は、図1に示した前記実施例のGOP入力順序変更部2を省略したものである。
【0058】
すなわち、図1の再生入力1(GOPストリーム)が、本発明の第2の実施例においては、GOP入力順序が変更されている再生入力11とされており、蓄積媒体からのGOP入力順序を変更した順序での入力が行われる。本発明の第2の実施例において、圧縮画像の蓄積媒体は、光ディスクやハードディスク等のように、ランダムアクセスが可能な記録媒体とされ、テープ等のように順次アクセス型の蓄積媒体には適用できない。
【0059】
図4に示したGOPの入力順序を変更した後のものと同様にして、GOP101からGOP109まで順次再生を行い、次にGOP220を再生し、その次にGOP110を再生し、以降GOP221、GOP222、……、と順次再生を行っていく。
【0060】
この場合、GOP220、GOP110と再生順序を変えるようにアクセスするため、光ディスクであれば、ヘッドの移動に伴うシーク時間が必要とされる。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、任意のフレームでのシームレス切り替えが可能とし、編集等を容易化する、という効果を奏する。
【0062】
その理由は、本発明においては、第1のファイルの指定GOP(最終GOP)の第1の指定フレームまでを再生し第2のファイルの指定GOP(先頭GOP)の第2の指定フレームから再生を行う場合、前記先頭GOPが最終GOPよりも時間的に前に位置するように入力されてGOPの順序の入れ替えを行い、先頭GOPと最終GOPを同時にデコーダで復号し、前記第2のファイルの先頭GOPの第2指定フレームを、前記第1のファイルの最終GOPの再生出力で第1指定フレームの次のフレームの位置に再生出力するように切り替えるようにしたためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施例の構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例の制御を説明するための図である。
【図4】本発明の第1の実施例においてGOP入力順序変更に伴うメモリ読み出し動作を説明するための図である。
【図5】本発明の第1の実施例におけるフレーム切り替え動作を説明するための図である。
【図6】従来の再生装置の構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 再生入力
2 GOP入力順序変更
3 1系メモリ
4 2系メモリ
5 1系デコーダ
6 2系デコーダ
7 1系制御部
8 2系制御部
9 セレクタ
10 再生画像出力
11 GOP入力順序変更再生入力
12 1系メモリ書き込み
13 最終GOPのPTS検出
14 1系メモリ読み出し
15 最終GOPのPTS検出
16 1系メモリ読み出し停止
17 2系メモリ書き込み
18 2系メモリ読み出し
19 先頭GOPのPTS検出
20 2系メモリ読み出し停止
21 1系2系PTS検出後メモリ読み出し再開
22 1系デコーダ5への出力
23 2系デコーダ6への出力
24 デコーダ
25 メモリ1
26 メモリ2
27 制御部

Claims (10)

  1. 蓄積媒体に記憶されており圧縮符号化された画像情報を含むファイルについて、一のファイルに関して指定された画面群構造(Group Of Pictures;グループ・オブ・ピクチャ、「GOP」という)の指定フレームまでを再生し、次に他のファイルに関して指定されたGOPの指定フレームからシームレスに再生を行うにあたり、入力ストリームに対して前記一のファイルの指定GOPが前記他のファイルの指定GOPよりも時間的に前に位置するようにGOPの順序の入れ替えを行い、
    前記GOPの順序の入れ替えられた前記一のファイルと前記他のファイルを第1及び第2のメモリにそれぞれ書き込むとともに、前記第1及び第2のメモリから、前記一のファイルの指定GOPと前記他のファイルの指定GOPとをそれぞれ同時に2つのデコーダに供給して復号し、
    前記2つのデコーダからの復号出力を入力とするセレクタにて、前記他のファイルの指定GOPの指定フレームが、前記一のファイルの指定GOPの指定フレームの次のフレームの位置に再生出力されるように切り替え出力する、ことを特徴とする圧縮画像再生方法。
  2. 蓄積媒体に記憶されており圧縮符号化された画像情報を含むファイルについて、一のファイルに関して指定された画面群構造(Group Of Pictures;グループ・オブ・ピクチャ、「GOP」という)の指定フレームまでを再生し、次に他のファイルに関して指定されたGOPの指定フレームからシームレスに再生を行うにあたり、
    前記一のファイルの指定GOPが前記他のファイルの指定GOPよりも時間的に前に位置する順序とされてなるストリームを入力し、
    前記GOPの順序の入れ替えられた前記ストリームの前記一のファイルと前記他のファイルを第1及び第2のメモリにそれぞれ書き込むとともに、前記第1及び第2のメモリから、前記一のファイルの指定GOPと前記他のファイルの指定GOPを、それぞれ同時に2つのデコーダに供給して復号し、
    前記2つのデコーダからの復号出力を入力とするセレクタにて、前記他のファイルの指定GOPの指定フレームが、前記一のファイルの指定GOPの指定フレームの次のフレームの位置に再生出力されるように切り替え出力する、ことを特徴とする圧縮画像再生方法。
  3. MPEG2方式で圧縮符号化されて蓄積媒体に記憶されている複数のファイルについて、一のファイルに関して指定された最終GOP(Group Of Pictures;グループ・オブ・ピクチャ)の指定フレームまでを再生し、次に他のファイルに関して指定された先頭GOPの指定フレームからシームレスに再生を行う方法であって、
    入力ストリームについて、前記一のファイルの最終GOPと前記他のファイルの先頭GOPとの順序入れ替えを行い、
    前記一のファイルと前記他のファイルとをそれぞれ第1、第2のメモリへ書き込みを行い、その際、前記一のファイルの最終GOPのPTS(Presentation Time Stamp;プレゼンテーション・タイムス・タンプ)の検出を行っておき、
    前記一のファイルの前記第1メモリからの読み出し時に、前記一のファイルの最終GOPのPTSが検出された場合、前記一のファイルの前記第1のメモリからの読み出しを停止し、
    前記他のファイルの前記第2のメモリからの読み出し時に前記他のファイルの先頭GOPのPTSが検出された場合、一旦、前記他のファイルの前記第2のメモリからの読み出しを停止し、
    前記第1及び第2のメモリからの読み出しがともに停止された時点で、再度、前記第1及び第2のメモリからの読み出しを再開することで、前記一のファイルの最終GOPと前記他のファイルの先頭GOPとを第1、第2のデコーダで同時に復号し、
    前記一のファイルの最終GOPの指定フレームまでの再生と前記他のファイルの先頭GOPの指定フレームからの再生を切り替えることで、異なるファイルにおける任意のフレームでのシームレス再生を可能とした、ことを特徴とする圧縮画像再生方法。
  4. 蓄積媒体に記憶されており圧縮符号化された画像情報を含む複数のファイルのうち、一のファイル関して指定された画面群構造であるGOP(Group Of Pictures;グループ・オブ・ピクチャ、「GOP」という)の指定フレームまでを再生し、次に他のファイルに関して指定されたGOPの指定フレームからシームレスに再生を行う画像再生装置において、
    入力ストリームに対して前記一のファイルの指定GOPが前記他のファイルの指定GOPよりも時間的に前に位置するようにGOPの順序の入れ替えを行う手段と、
    前記GOPの順序の入れ替えられた前記一のファイルと前記他のファイルを第1及び第2のメモリにそれぞれ書き込むとともに、前記第1及び第2のメモリから、前記一のファイルの指定GOPと前記他のファイルの指定GOPを、それぞれ同時に2つのデコーダに供給して復号するように制御する手段を備え、
    前記2つのデコーダの出力を入力とするセレクタにて、前記他のファイルの指定GOPの指定フレームが、前記一のファイルの指定GOPの指定フレームの次のフレームの位置に再生出力されるように切り替え出力する、ことを特徴とする圧縮画像再生装置。
  5. MPEG2方式で圧縮符号化された複数のファイルのうち、一のファイルについて指定され最終GOP(Group Of Pictures;グループ・オブ・ピクチャ)と、他のファイルについて指定された先頭GOPのデコーダへの供給順序を入れ替えるGOP入力順序変更手段と、
    前記一のファイルの1系メモリへの書き込み時、前記一のファイルの最終GOPのPTS(プレゼンテーション・タイムスタンプ)を検出する手段と、
    前記一のファイルの前記1系メモリから読み出し時に前記最終GOPのPTSを検出する第1のPTS検出手段と、
    前記他のファイルの2系メモリからの読み出し時に前記他のファイルの先頭GOPのPTSを検出する第2のPTS手段と、
    前記第1のPTS検出手段で前記最終GOPのPTSを検出した際に、前記1系メモリの読み出しを停止する手段と、
    前記第2のPTS検出手段で前記他のファイルの先頭GOPのPTSを検出した際に、前記2系メモリの読み出しを停止する手段と、
    前記1系メモリ及び2系メモリの読み出しがともに停止となった時点で、再度、前記1系メモリ及び2系メモリの読み出しを再開する手段と、
    前記1系メモリと前記2系メモリからそれぞれ読み出されたデータを入力して復号する1系及び2系のデコーダと、
    前記1系及び2系のデコーダの出力を入力し一方を選択出力するセレクタと、
    を備え、
    前記一のファイルの最終GOPと前記他のファイルの先頭GOPとを同時に復号し、前記他のファイルの先頭GOPの指定フレームが、前記一のファイルの最終GOPの指定フレームの次のフレームの位置に再生出力されるように切り替え出力することで、異なるファイル間での任意のフレームでのシームレス再生を可能としたことを特徴とする圧縮画像再生装置。
  6. MPEG2方式で圧縮符号化された複数のファイルのうち、一のファイルについて指定された最終GOP(Group Of Pictures;グループ・オブ・ピクチャ)が、前記他のファイルについて指定された先頭GOPよりも時間的に前に位置するように設定されてなるGOPストリームを入力し、
    前記一のファイルの1系メモリへの書き込み時、前記一のファイルの最終GOPのPTS(プレゼンテーション・タイムスタンプ)を検出する手段と、
    前記一のファイルの前記1系メモリから読み出し時に前記最終GOPのPTSを検出する第1のPTS検出手段と、
    前記他のファイルの2系メモリからの読み出し時に前記他のファイルの先頭GOPのPTSを検出する第2のPTS検出手段と、
    前記第1のPTS検出手段で前記最終GOPのPTSを検出した際に、前記1系メモリの読み出しを停止する手段と、
    前記第2のPTS検出手段で前記他のファイルの先頭GOPのPTSを検出した際に、前記2系メモリの読み出しを停止する手段と、
    前記1系メモリ及び2系メモリの読み出しがともに停止となった時点で、再度、前記1系メモリ及び2系メモリの読み出しを再開する手段と、
    前記1系メモリと前記2系メモリからそれぞれ読み出されたデータを入力して復号する1系及び2系のデコーダと、
    前記1系及び2系のデコーダの出力を入力し一方を選択出力するセレクタと、
    を備え、
    前記一のファイルの最終GOPと前記他のファイルの先頭GOPとを同時に復号し、前記他のファイルの先頭GOPの指定フレームが、前記一のファイルの最終GOPの指定フレームの次のフレームの位置に再生出力されるように切り替え出力することで、異なるファイル間での任意のフレームでのシームレス再生を可能としたことを特徴とする圧縮画像再生装置。
  7. 前記一のファイルの再生入力の前記一系メモリへの書き込み時、前記一のファイルの最終GOPのPTSが検出され、
    前記1系メモリからの読み出しが行われた時、前記1系メモリ書き込み時に検出しておいた最終GOPのPTSが前記1系メモリから出力されるかチェックが行われ、前記最終GOPのPTSが出力された時に、前記1系メモリの読み出しが停止され、
    前記他のファイルの再生入力は前記2系メモリに書き込まれ、前記2系メモリからの読み出しが行われた際に、前記他のファイルの先頭GOPのPTSの検出が行われ、PTSが検出された時には、前記2系メモリの読み出しが停止される、ことを特徴とする請求項5又は6記載の圧縮画像再生装置。
  8. MPEG2により画像圧縮された複数のファイルが記録されている蓄積媒体からの再生において、
    第1のファイルについて指定された最終GOPのPTSを検出する手段と、
    前記第1のファイルを第1のメモリに書き込む手段と、
    前記第1のメモリから第1のファイルを読み出した際に前記検出した最終GOPのPTSを検出する手段と、
    前記PTSが検出された際に前記第1のメモリからの読み出しを停止する手段と、
    第2のファイルを第2のメモリに書き込む手段と、
    前記第2のメモリから読み出した際に指定された先頭GOPのPTSを検出する手段と、
    前記PTSが検出された際に前記第2のメモリからの読み出しを停止する手段と、
    前記第1、第2のメモリからの読み出しが停止された時に、再び、前記第1、第2のメモリからの読み出しを再開する手段と、
    を備え、
    前記第1のファイルの最終GOPと前記第2のファイルの先頭GOPとを同時にデコードを行い、任意のフレームで切り替えを行うことによりシームレスなフレーム切り替えを行うことを特徴とする圧縮画像再生システム。
  9. 請求項8記載の圧縮画像再生システムにおいて、
    蓄積媒体から前記第1のファイルと、前記第2のファイル再生する際、デコーダへ供給するGOPの入力順序として、前記第1のファイルのGOPを順次入力し、最終GOPの前に、前記第2のファイルの先頭GOPを入力し、その後、前記第1のファイルの最終GOPを入力し、以降、前記第2のファイルの2番目のGOP以降を順次入力する、ことを特徴とする圧縮画像再生システム。
  10. 請求項8記載の圧縮画像再生システムにおいて、
    前記蓄積媒体から前記第1のファイルのGOPを順次再生し、最終GOPの前に前記第2のファイルの先頭GOPを再生し、その後、前記第1のファイルの最終GOPを再生し、以降、前記第2のファイルの2番目のGOP以降を順次再生する、ことを特徴とする圧縮画像再生システム。
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