JP3554600B2 - プリンタ仕様取得システム - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、プリンタ仕様取得システムに係り、特に、コンピュータとプリンタをネットワークで接続して、そのプリンタのプリンタ仕様を取得して、取得したプリンタ仕様を活用し、管理するのに好適なプリンタ仕様取得システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷システムにおいてホストコンピュータがプリンタ仕様を取得するシステムについては、例えば、特開平2−67168号公報に記載されているように、プリンタ識別コードにより、ホストコンピュータがプリンタの仕様情報を認識するシステムが開示されている。このシステムは、プリンタが、その記憶装置にプリンタ識別コードを保有し、ホストコンピュータが、その記憶装置に接続可能なすべてのプリンタのプリンタ仕様情報を保有している。そして、ホストコンピュータは前記プリンタ仕様情報を以下の手順で作成するものである。
【0003】
(1)プリンタからプリンタ識別コードを受信する。
【0004】
(2)ホストコンピュータは、受信したプリンタ識別コードに対応するプリンタ仕様情報を認識する。
【0005】
また、特開平5−138994号公報では、複数のプリンタがホストコンピュータに接続され、そのプリンタ種別情報の切替をハードウェアスイッチでおこなう技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平2−67168公報記載の従来技術では、プリンタが接続されたホストコンピュータの要求に対し、プリンタ種別コードを送信する。そして、ホストコンピュータは受信したプリンタ種別コードを認識して、そのプリンタ種別コードに対応するプリンタのメーカー名、コード体系、機種名などを認識する技術について述べている。
【0007】
しかしながら、上記従来技術は、ホストコンピュータの記憶装置の使用効率については考慮されていない。というのも、ホストコンピュータ用のプリンタ制御プログラムの提供者は、プリンタを認識するためのプリンタ仕様情報を予め作成しなければならない。したがって、ホストコンピュータの記憶装置に、接続される可能性のあるすべてのプリンタ仕様情報を格納しておく必要があり、そのための記憶容量が大きくなるという問題点があるからである。また、そのようなすべてのプリンタ仕様情報を予め把握するのは、現実的に難しいことが多いという問題点もあった。
【0008】
また、プリンタ仕様情報として予め設定可能なものは、一部の限られた情報であることが多い。そのため、上記従来技術では、メーカー名、コード体系、機種名等の一部の限られた情報のみを利用していたに過ぎない。したがって、ホストコンピュータは、プリンタがサポートしている用紙サイズ、フォントなどの他の詳細なプリンタ仕様情報を記憶しておらず、そのユーザは、詳細なプリンタ仕様情報を把握した上で、それを利用することができないという問題点があった。
【0009】
また、新しいプリンタ仕様をもつプリンタを利用する場合には、いちいちホストコンピュータに仕様情報を登録しなければならず、その手間が煩わしいという問題点もあった。
【0010】
次ぎに、上記特開平5−138994号公報に記載の技術は、複数のプリンタが1台のホストコンピュータに接続されていて、利用するプリンタのプリンタ種別情報を、プリンタ側のハードウェアスイッチを用いて切替るものである。
【0011】
しかしながら、この従来技術においても、ホストコンピュータの記憶装置に、接続される可能性のあるすべてのプリンタ仕様情報を格納しておく必要があるため、そのための記憶容量が大きくなるという問題点があるという点では上記特開平2−67168公報記載の従来技術と同様である。
【0012】
さらに、複数のホストコンピュータがネットワークで接続されている場合であっても、そのネットワーク内のプリンタ仕様情報を、一元的に管理できないという問題があった。
【0013】
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたもので、その第一の目的は、プリンタからそのプリンタに接続されているホストコンピュータに対してのプリンタ仕様情報登録のための手間を無くし、登録ミスを防ぐことにある。 また、その第二の目的は、プリンタ仕様情報を利用する場合に、現に接続されているプリンタのプリンタ仕様情報のみを記憶することにより、ホストコンピュータのプリンタ仕様情報を格納するための記憶容量の節減を図ることにある。
【0014】
さらに、その第三の目的は、1台のホストコンピュータがネットワークに接続されているすべてのプリンタのプリンタ仕様情報を取得して、それによって1台のホストコンピュータでネットワーク上の全プリンタの詳細なプリンタ仕様情報を一元的に管理することが可能になり、ユ−ザの印刷要求仕様(例えば、ドット密度、両面印刷、PDL、フォント等のユ−ザが要求する印刷仕様)に対応したプリンタを、即座に検索できるようにすることである。また、逆にユ−ザがプリンタ名やプリンタ型番を指定して、プリンタの仕様情報を、即座に得ることができるようにすることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のプリンタ取得システムに係る発明の第一の構成は、複数のプリンタとホストコンピュータとが互いに通信可能なように接続されている印刷システムにおいて、前記プリンタは、前記接続されたホストコンピュータと通信する手段と、そのプリンタの仕様情報を記憶する手段とを有し、前記ホストコンピュータは、前記接続されたプリンタと通信する手段と、接続されたプリンタを特定するプリンタ名の入力手段と、前記接続されたプリンタの仕様情報を記憶する手段とを有し、前記複数のプリンタのうちの一つは、そのプリンタの仕様情報を記憶する手段に、そのプリンタ仕様情報を記憶していて、前記ホストコンピュータは、プリンタ名の入力があったときに、前記プリンタ名で特定されるプリンタに、プリンタ仕様情報問合せコマンドを発行し、そのプリンタ仕様情報問合せコマンドを受信したプリンタは、そのプリンタ仕様情報を前記接続されたホストコンピュータに送信あるいは応答せず、そのプリンタ仕様情報を受信しあるいは応答のなかったホストコンピュータは、プリンタ仕様情報の取得方法に応じて、その前記接続されたプリンタの仕様情報を記憶する手段に、プリンタ名ごとにプリンタ仕様情報を記憶するようにしたものである。
【0016】
また、上記目的を達成するために、本発明のプリンタ取得システムに係る発明の第二の構成は、複数のプリンタとプリントサーバとが互いに通信可能なように接続され、かつ、プリントサーバとプリントサーバを管理する分散印刷管理サーバとが互いに通信可能なように接続されている印刷システムにおいて、前記プリンタは、前記接続されたプリントサーバと通信する手段と、そのプリンタの仕様情報を記憶する手段とを有し、前記プリントサーバは、前記接続されたプリンタと前記分散印刷管理サーバと通信する手段を有し、前記分散印刷管理サーバは、前記接続されたプリントサーバとプリンタを特定するプリンタサーバ名とプリンタ名の入力手段と、前記印刷システムに接続されたプリンタの仕様情報を記憶する手段とを有し、前記複数のプリンタのうちの一つは、そのプリンタの仕様情報を記憶する手段に、そのプリンタ仕様情報を記憶していて、前記分散印刷管理サーバは、プリントサーバ名とプリンタ名の入力があったときに、その特定されたプリントサーバに、プリンタ仕様問合せコマンドを発行し、そのプリンタ仕様問合せコマンドを受信したプリントサーバは、前記特定されたプリンタに、プリンタ仕様情報問合せコマンドを発行し、そのプリンタ仕様情報問合せコマンドを受信したプリンタは、そのプリンタ仕様情報を、前記プリンタ仕様情報問合せコマンドを発行したプリントサーバに送信あるいは応答せず、そのプリンタ仕様情報を受信あるいは応答のなかったプリントサーバは、前記プリンタ仕様問合せコマンドを発行した分散印刷管理サーバに問合せの回答を送信し、前記問合せの回答を受信した分散印刷管理サーバは、プリンタ仕様情報の取得方法に応じて、その印刷システムに接続されたプリンタの仕様情報を記憶する手段に、プリンタ名ごとにプリンタ仕様情報を記憶するようにしたものである。
【0017】
また、第一の構成において、前記ホストコンピュータは、ユーザからプリンタ仕様情報を入力する手段をも有し、前記接続されたプリンタが、プリンタ仕様情報を記憶するタイプ1のプリンタとプリンタ仕様情報を記憶しないタイプ1以外のプリンタの両者のうちいずれでもありうるときに、前記接続されたホストコンピュータから、前記プリンタ仕様情報問合せコマンドを受信したときに、タイプ1のプリンタは、前記接続されたホストコンピュータに、そのプリンタ仕様情報を送信し、タイプ1以外のプリンタは、前記接続されたホストコンピュータに、そのプリンタ仕様情報を送信せず、前記プリンタ仕様情報問合せコマンドを発行したホストコンピュータが、前記接続されたプリンタから、そのプリンタ仕様情報を受信したときに、その接続されたプリンタの仕様情報を記憶する手段に、前記接続されたプリンタから受信したプリンタ仕様情報を記憶し、前記プリンタ仕様情報問合せコマンドを発行したホストコンピュータが、前記接続されたプリンタから、そのプリンタ仕様情報を受信しないときに、ユーザからプリンタ仕様情報を入力させ、その接続されたプリンタの仕様情報を記憶する手段に、前記ユーザから入力されたプリンタ仕様情報を記憶するようにしたものである。
【0018】
また、第二の構成において、前記分散印刷管理サーバは、ユーザからプリンタ仕様情報を入力する手段をも有し、前記印刷システムに接続されたプリンタが、プリンタ仕様情報を記憶するタイプ1のプリンタとプリンタ仕様情報を記憶しないタイプ1以外のプリンタの両者のうちいずれでもありうるときに、前記接続されたプリントサーバから、プリンタ仕様情報問合せコマンドを受信したときに、タイプ1のプリンタは、前記接続されたプリントサーバに、そのプリンタ仕様情報を送信し、タイプ1以外のプリンタは、前記接続されたプリントサーバに、そのプリンタ仕様情報を送信せず、前記プリンタ仕様情報問合せコマンドを発行したプリントサーバが、前記接続されたプリンタから、そのプリンタ仕様情報を受信したときに、前記プリンタ仕様問合せコマンドを発行した分散印刷管理サーバに、前記接続されたプリンタから受信したプリンタ仕様情報を送信し、前記プリンタ仕様情報問合せコマンドを発行したプリントサーバが、前記接続されたプリンタから、そのプリンタ仕様情報を受信しないときに、前記プリンタ仕様問合せコマンドを発行した分散印刷管理サーバに、プリンタ仕様情報入力要求コマンドを送信し、前記プリンタ仕様問合せコマンドを発行した分散印刷管理サーバが、前記接続されたプリントサーバから、そのプリンタ仕様情報を受信したときに、その接続されたプリンタの仕様情報を記憶する手段に、前記接続されたプリンタから受信したプリンタ仕様情報を記憶し、前記プリンタ仕様問合せコマンドを発行した分散印刷管理サーバが、前記接続されたプリントサーバから、そのプリンタ仕様情報入力要求コマンドを受信したときに、ユーザからプリンタ仕様情報を入力させ、その接続されたプリンタの仕様情報を記憶する手段に、前記ユーザから入力されたプリンタ仕様情報を記憶するようにしたものである。
【0019】
さらに、第二の構成において、前記分散印刷管理サーバは、ユーザからプリンタ仕様情報を入力する手段をも有し、前記接続されたプリンタが、プリンタ仕様情報を記憶するタイプ1のプリンタとプリンタ仕様情報を記憶しないタイプ1以外のプリンタの両者のうちいずれでもありうるときに、前記特定されたプリンタのタイプを判別する手段を有し、前記接続されたプリントサーバは、特定されたプリンタのタイプがタイプ1のときにのみ、プリンタ仕様情報問合せコマンドを発行し、特定されたプリンタのタイプがタイプ1以外のプリンタであったときは、ユーザからプリンタ仕様情報を入力させ、分散印刷管理サーバは、前記特定されたプリンタのタイプがタイプ1のときは、プリントサーバを介して得られるそのプリンタのプリンタ仕様情報を、その接続されたプリンタの仕様情報を記憶する手段に記憶し、分散印刷管理サーバは、前記特定されたプリンタのタイプがタイプ1以外のときは、ユーザからプリンタ仕様情報を入力されたそのプリンタのプリンタ仕様情報を、その接続されたプリンタの仕様情報に記憶するようにしたものである。
【0020】
より詳しくは、上記のプリンタ仕様取得システムにおいて、前記分散印刷管理サーバは、ユーザからプリンタのタイプを入力する手段をも有し、前記特定されたプリンタのタイプを判別する手段が、ユーザから入力されたプリンタのタイプであるようにしたものである。
【0021】
また詳しくは、上記のプリンタ仕様取得システムにおいて、前記分散印刷管理サーバは、プリンタのタイプを判定するためのテーブルと、そのテーブルから特定されたプリンタのタイプを検索する手段とを有し、前記特定されたプリンタのタイプを判別する手段が、前記分散印刷管理サーバが有する前記プリンタのタイプを判定するためのテーブルから特定されたプリンタのタイプを検索する手段であるようにしたものである。
【0022】
また別に詳しくは、上記のプリンタ仕様取得システムにおいて、前記プリントサーバは、プリンタのタイプを判定するためのテーブルと、そのテーブルから特定されたプリンタのタイプを検索する手段とを有し、前記特定されたプリンタのタイプを判別する手段が、前記プリントサーバが有するプリンタのタイプを判定するためのテーブルと、そのテーブルから特定されたプリンタのタイプを検索する手段であるようにしたものである。
【0023】
上記発明のプリンタ取得システムに係る発明の第一と第二の構成において、前記プリンタを特定するための入力について詳しくは、前記プリンタを特定するための入力がプリンタ型番であるようにしたものである。
【0024】
また、上記発明のプリンタ取得システムに係る発明の第一と第二の構成において、前記プリンタを特定するための入力について別に詳しくは、前記プリンタを特定するための入力が、プリンタ名であるようにしたものである。
【0025】
さらに詳しくは、前記プリンタを特定するための入力が、プリンタ名である場合において、前記分散印刷管理サーバは、ユーザからプリンタ型番を入力するための手段をも有し、前記分散印刷管理サーバに、ユーザがプリンタ型番を入力するようにしたものである。
【0026】
【作用】
ユーザが、プリンタを特定するための必要な情報を入力すると、ホストコンピュータは、プリンタにプリンタ仕様情報問合せコマンドを発行する。プリンタは、これに応えて、ホストコンピュータにプリンタ仕様情報を送信し、ホストコンピュータは、これを記憶装置内のプリンタ仕様管理テーブルに格納する。このように、プリンタ仕様情報登録の手順が自動化され、ホストコンピュータのプリンタ制御プログラムの提供者にとって、プリンタ仕様情報登録の手間を大幅に減少することができる。
【0027】
また、ホストコンピュータの記憶装置内のテーブルに格納されるプリンタ仕様情報は、現に接続されているプリンタのみなので、記憶装置の容量をむだ使いすることがない。
【0028】
さらに、複数のホストコンピュータをプリンタサーバとして位置付け、そのプリンタサーバの上位に、一台の分散印刷管理サーバをおく。そして、一定の通信手段により、プリンタ仕様情報をその分散印刷管理サーバに取得せしめ、ネットワーク上のすべてのプリンタ仕様情報を集中させることにより、プリンタ仕様情報の一元的な管理が可能になる。
【0029】
また、各プリンタの持つ情報にしたがって、プリンタをタイプ分けし、そのタイプごとにプリンタ−ホスト間の通信手段を異ならしめることによって、プリンタ仕様情報を保有していないプリンタでもネットワーク上に接続可能とし、しかも、プリンタ仕様情報を保有していないプリンタとの通信の際の通信トラフィクがそれほど増加せずにすむという作用がある。
【0030】
【実施例】
以下、本発明に係る各実施例を、図1ないし図27を用いて説明する。
〔実施例1〕
以下、本発明に係る一実施例について、図1ないし図7を用いて説明する。
最初に、図1を用いて、本発明に係る一実施例の機能構成について説明する。
図1は、実施例1の機能構成を説明するためのブロック図である。
【0031】
図1は、ホストコンピュータ101とプリンタ102を、ホスト−プリンタ間インタフェース113(以下、「インタフェース」のことを略して「I/F」と記述することもある)によって接続した様子を示している。
【0032】
ホストコンピュータ101は、その記憶装置内に、テーブルとして、プリンタ管理テーブル103、プリンタ仕様管理テーブル104を持ち、機能単位としては、プリンタ印刷処理部105、ホスト側I/F部106、プリンタ仕様情報問合せコマンド送信処理部107、プリンタ仕様情報受信処理部108、プリンタテーブル100を持つ。
【0033】
後に詳説するプリンタ管理テーブル103は、プリンタ名、プリンタ型番、プリンタ状態の項目で構成されている。また、後に詳説するプリンタ仕様管理テーブル104は、プリンタ102の様々な仕様情報、例えば、ドット密度セット、印刷速度、用紙サイズなどの項目で構成されている。
【0034】
プリンタ印刷処理部105は、プリンタ102が印刷するデータを作成する。ホスト側I/F部106は、プリンタ102とホスト−プリンタ間I/F113を介して通信するためのホスト側の必要な処理をおこなう。プリンタ仕様情報問合せコマンド送信処理部107は、ホストコンピュータ101にプリンタ名などが入力されたとき、プリンタ仕様情報問合せコマンドを発行する。プリンタ仕様情報受信処理部108は、プリンタ102から受信するプリンタ仕様情報111を処理し、プリンタ管理テーブル103やプリンタ仕様管理テーブル104に登録する。また、プリンタテーブル100は、ホストコンピュータ101とプリンタ102間で通信を行うために、プリンタ名とプリンタドライバ名等を登録してあるテーブルである。
【0035】
プリンタドライバとは、ホストコンピュータがプリンタを制御するためのプログラムであり、ホストコンピュータに組み込まれるプログラムである。プリンタドライバは、あらかじめホストコンピュータに組み込まれている場合もあるが、プリンタ側にあるフロッピーディスク等の記憶媒体に格納して提供されている場合もある。
【0036】
プリンタ102は、記憶装置内に、データとして、プリンタ仕様情報111、機能単位として、プリンタ側I/F部109、プリンタ仕様情報問合せコマンド受信処理部110、プリンタ仕様情報送信処理部112から構成されている。
【0037】
後に詳説するプリンタ仕様情報111は、プリンタ仕様管理テーブルに設定されるプリンタの仕様情報と同じものである。
【0038】
プリンタ側I/F部109は、プリンタ102とホスト−プリンタ間I/F113を介して通信するためのプリンタ側の必要な処理をおこなう。プリンタ仕様情報問合せコマンド受信処理部110は、ホストコンピュータ101からプリンタ仕様情報問合せコマンドを受信して、後の処理につなげる。プリンタ仕様情報送信処理部112は、プリンタ仕様情報111をホストコンピュータ101に送信する。
【0039】
これらのホストコンピュータ101とプリンタ102は、各々のホスト側I/F部106とプリンタ側I/F部109の所で、ホスト−プリンタ間I/F113によって接続されている。このインタフェースのプロトコルとしては、SCSI(Small Computer System Interface)、RS232C、RS422、GP−IB(General Purpose Interface Bus)、双方向セントロニクス、HDLC(High−Level Date Link Control)、Ethernet、Fast Ethernet、Token−Ring、FDDI(Fiber Distributed Date Interface)、ISDN(Integrated Services Digital Network)などの双方向通信が可能なものを用いる。
【0040】
次ぎに、図2および図3を用いて、本発明に係る一実施例のハードウェア構成について説明する。
図2は、本実施例に係るホストコンピュータのハードウェア構成図である。
図3は、本実施例に係るプリンタのハードウェア構成図である。
【0041】
ホストコンピュータ101は、CPU201、ROMメモリ202、RAMメモリ203、キーボード204、マウス205、システムバス206、ディスクコントローラ207、ディスク208、表示コントローラ209、ディスプレイ210、外部I/Fコントローラ211、外部I/F212、プリンタアダプタ213、プリンタケーブル214から構成されている。
【0042】
システムバス206は、CPU201の各種入出力信号(アドレス信号、データ信号、その他の制御信号)の通信路である。
【0043】
CPU201は、システムバス206を介して、キーボード204、ディスク208、ディスプレイ210、プリンタ102などの周辺装置や、ROMメモリ202、RAMメモリ203などとの入出力をおこない、かつ、データの演算処理とプログラム制御をおこなう。
【0044】
なお、前述のプリンタ管理テーブル103とプリンタ仕様管理テーブル104プリンタテーブル100等のテーブルは、ディスク208に格納するものとする。 キーボード204は、複数の入力用鍵盤からなる入力装置であり、ポインティングデバイスの一種であるマウス205が接続されている。ディスク208は、補助記憶装置として使用され、ディスクコントローラ207によって制御される。
【0045】
プリンタ102は、プリンタアダプタ213を介して、システムバス206に接続されており、この経路によって印刷データの授受をおこなう。他のホストコンピュータやプリンタとのプリンタ仕様情報などの通信は、外部I/F212を介して、外部I/Fコントローラ211がおこなう。
【0046】
プリンタ102は、図3の如く、プリンタエンジン部301とそれを制御するプリンタコントローラ部302とから構成されている。
【0047】
CPU303は、CPUバス310を介して、ROMメモリ304、RAMメモリ305、プリンタメモリコントローラ306、サブCPU307、外部I/F部309らとの入出力をおこない、かつ、必要なデータ演算とプログラム制御とをおこなう。ROMメモリ304は、プリンタコントローラ302の初期化立ち上げプログラム、フォントの一部、プリンタ仕様情報111などの固定的な情報を保有する。また、ROMメモリ304の代わりにフラッシュメモリやICカード等の2次記憶装置を用いてもよい。RAMメモリ305は、プリンタコントローラ302の制御プログラム、残りのフォント、プリンタ状態、印刷データなどを格納する。
【0048】
サブCPU307は、CPU303の指示に従い、ユーザ操作パネル308やプリンタエンジン部301との間で入出力処理をおこなう。より具体的には、プリンタエンジン部301への問合せや指示のためのコマンドを送信し、プリンタエンジン部301からの応答ステータスを受信したり、読み出し手順を制御する制御信号を搬送する。
【0049】
プリンタメモリコントローラ306は、信号線B313を用いて、RAMメモリ305の印刷データをプリンタエンジン部301へ送信する。
【0050】
信号線A312は、サブCPU307とプリンタエンジン部301とでやり取りされるデータや制御信号を受け渡す。
【0051】
外部I/F部309は、外部I/F311を介してホストコンピュータ101と通信をおこなう。
【0052】
次ぎに、図4ないし図6を用いて、本実施例に係るテーブルとデータ構造について説明する。
図4は、本発明に係るプリンタ管理テーブルの説明図である。
図5は、本発明に係るプリンタ仕様管理テーブルの説明図である。
図6は、本発明に係るプリンタ仕様情報の説明図である。
【0053】
プリンタ管理テーブルは、ホストコンピュータ内に置かれ、システム内に存在するプリンタを管理するためのものであり、プリンタ名401からプリンタ型番402の検索、あるいはその逆、または、そのプリンタのプリンタ状態403の参照をおこなうためのものである。
【0054】
プリンタ名401は、プリンタ名称を表し、英字や数字を用いて、例えば、「printer001」のように記述する。プリンタ型番402は、仕様の異なる様々なプリンタを識別するためのコードで文字や数字などの記号を用いて表される。例えば、「p001−003」の如くである。ここで、プリンタ型番402は、プリンタを識別するためのキーとなるものであるため、システムで一意的でなければならないことに留意しておこう。また、プリンタ名401も一意的であるが、一つのプリンタ型番402に、複数のプリンタ名401が対応することは、許容するものとする。
【0055】
プリンタ状態403は、エラーの有無、エラーコード、エラークラス(エラーの軽重に従って、対応づけられたクラス)や、プリンタが選択しているドット密度、PDL(ページ記述言語、「Page Description Language」の略である)、用紙サイズ、フォント、書式等のそのプリンタの現在のプリンタ状態を表わす。
【0056】
プリンタ仕様管理テーブルは、ホストコンピュータ内に置かれ、各プリンタから受信したプリンタ仕様情報を格納して、ホストコンピュータ上で利用に供するためのものである。すなわち、ユーザは、これらのプリンタ情報を印刷したり、参照することによって、自分が望むプリンタ仕様のプリンタを選択して利用できるのである。
【0057】
各項目の内容は、例えば、図5に示すように、プリンタ型番501、ドット密度セット502、印刷速度503、仕様コード504、用紙サイズセット505、PDLセット506、フォントセット507、書式セット508である。
【0058】
プリンタ型番501は、このプリンタ仕様情報が、どのプリンタに係るものなのかを示すキーである。そして、▲1▼に示すように、図4のプリンタ型番402と図5のプリンタ型番501が同じプリンタ型番であることで、プリンタ管理テーブルからプリンタ仕様管理テーブルへの対応付けがなされるのである。
【0059】
ドット密度セット502は、プリンタのサポート可能なドット密度の集合を表わし、ドット密度の単位として、通常、dpi:dot per inchを用いる。
【0060】
ドット密度コードとしては、例えば、1:180dpi、1:240dpi、2:300dpi、3:400dpi、4:480dpi、5:600dpi、6:800dpiの中から1つ以上のコードが選択される。ただし、このコードは、プリンタの機能に応じて、拡張可能である。
【0061】
印刷速度503は、A4サイズの用紙におけるプリンタエンジンの最大印刷速度であり、印刷速度を数字でその単位を英字を用いて表す。単位としては、例えば、ppm:page per minute、cps:character per second、lpm:line per minuteのいずれか適切なものを用いることができる。
【0062】
仕様コード504は、両面印刷の可否509(0:片面印刷のみ可、1:片面/両面印刷共に可の中から1つのコードが選択される)、カラー仕様510(0:モノクロ、1:マルチカラー、2:フルカラーの中から1つのコードが選択される)から構成されている。
【0063】
用紙サイズセット505は、プリンタが印刷可能な用紙サイズの集合を表す。用紙サイズコードとしては、日本工業規格のA列、B列の仕様を用いて、例えば、0:A3、1:A4、2:A5、3:A6、4:B4、5:B5、6:B6、7:レター、8:レジャー、9:ミニ、10:リーガル、11:はがきの中から1つ以上のコードが選択される。
【0064】
PDLセット506は、そのプリンタでサポート可能なページ記述言語の集合のことである。PDLコードとしては、例えば、0:LIPS H、1:LIPSI、2:LIPSII、3:LIPSIII、4:ESC/P、5:ESC/PAGE、6:PostScriptレベル1、7:PostScriptレベル2、8:PC−PR201の中から1つ以上のコードが選択される。
【0065】
フォントセット507は、プリンタで使用可能なフォントの集合を表わす。フォントコードとしては、例えば、0:ゴシック体、1:明朝体・・・の中から1つ以上のコードが選択される。
【0066】
書式セット508は、プリンタの使用可能な書式の集合を表す。書式とは、ユーザが利用可能なように予め定められた定型的なフォーマットである。書式コードとしては、例えば、0:書式1、1:書式2・・・の中から1つ以上のコードが選択される。
【0067】
プリンタ仕様情報は、各プリンタが持つ情報であり、プリンタ仕様管理テーブルのソースとなるものであり、内容としては、プリンタ仕様管理テーブルと同じものである。
【0068】
さて、それでは、図7を用いて、実施例1についての動作手順について説明する。
【0069】
図7は、ホストコンピュータとプリンタを配し、その中で実行される手順をPAD(「Program Analysis Diagram」の略である)で示した手順図である。
【0070】
なお、本手順においては、ユーザが(a)の処理をおこなった後、(b)以降は、ホストコンピュータとプリンタの制御プログラムに従って自動的に実行される。以下、ホストコンピュ−タのことを「ホスト」とも呼ぶことにする。
【0071】
あらかじめ、ユーザは、プリンタテーブルにプリンタ名、プリンタドライバ名等を登録する。
【0072】
(a)ユーザは、ホストコンピュータのキーボードから「setprn プリンタ名 プリンタ型番」と入力する。ここで、「setprn」とは(b)以後を処理すための制御プログラムを実行するコマンドのコマンド名である。
【0073】
(b)ホストコンピュータのCPUは、プリンタ管理テーブルに(a)で入力したプリンタ名、プリンタ型番を登録する(701)。
【0074】
(c)CPUは、プリンタテーブルから、(a)で入力されたプリンタ名に対応するプリンタドライバ名を取り出す(702)。
【0075】
(d)CPUは、プリンタドライバをオープンし、ホスト側I/F部を介してプリンタへ通信要求コマンドを送信する(703)。
【0076】
(e)CPUはプリンタドライバをオープンできないか、プリンタドライバがホストに組み込まれていないときには、エラー処理をおこない処理を終了する(704)。
【0077】
(f)プリンタのCPUは無限ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信すると、breakして無限ループから抜ける(705)。
【0078】
(g)CPUは、受信したコマンドを通信要求コマンドと認識する。コマンドを認識できないときは、エラー処理を行ない通信を切断して無限ループに戻る(706)。
【0079】
(h)CPUはプリンタ側I/F部を介して、ホストへ通信準備完コマンドを送信する(707)。
【0080】
(i)ホストのCPUは一定時間ループしていて、受信待ちしている。何かコマンドを受信すると、breakしてループから抜ける(708)。
【0081】
(j)CPUは受信したコマンドが通信準備完コマンドと認識する。コマンドを認識できなかったり、何も受信しない時はエラー処理を行ない通信を切断し、処理を終了する(709)。
【0082】
(k)CPUはホスト側I/F部を介して、プリンタへプリンタ仕様情報問合せコマンドを送信する(710)。
【0083】
(l)プリンタのCPUは一定時間ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信するとbreakして、ループから抜ける(711)。
【0084】
(m)CPUは受信したコマンドをプリンタ仕様情報問合せコマンドと認識する。コマンドを認識できなかったり、何も受信しない時はエラー処理をおこない通信を切断し、処理を終了して無限ループに戻る(712)。
【0085】
(n)CPUはROMメモリ等に格納してあるプリンタ仕様情報を読み出して、プリンタ側I/F部を介して、プリンタ仕様情報をホストへ送信する(713)。
【0086】
(o)ホストのCPUは、一定時間ループしていて、受信待ちしている。そして、何か受信すると、breakしてループから抜ける(714)。
【0087】
(p)CPUは受信したプリンタ仕様情報をプリンタ仕様管理テーブルに書き込む。プリンタ仕様管理テーブルに正常に書き込まれなかったり、プリンタ仕様情報を受信しなかったときは、エラー処理をおこない通信を切断し処理を終了する(715)。
【0088】
(q)CPUはプリンタへ通信切断コマンドを送信する(716)。その後、CPUはプリンタドライバをクローズする(717)。
【0089】
(r)プリンタのCPUは一定時間ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信すると、breakしてループから抜ける(718)。
【0090】
(s)CPUは受信したコマンドを通信切断コマンドと認識するか。コマンドを認識できなかったり、何も受信しないときは、エラー処理を行ない通信を切断し、処理を終了し無限ループに戻る(719)。
【0091】
本実施例によれば、ホストコンピュータにプリンタを接続して、ホストコンピュータにプリンタ名、プリンタ型番を入力すると上記手順でホストコンピュータに詳細なプリンタ仕様情報が格納されることになる。したがって、ホストコンピュータへのプリンタ仕様情報登録の手間を無くし、登録ミスを防ぐことができるという効果がある。
【0092】
〔実施例2〕
次に、本発明に係る第二の実施例について、図8ないし図13を用いて説明する。
【0093】
最初に、用語について注意しておく。
【0094】
本明細書全般にわたって、ホストコンピュータからプリンタに発行されるコマンドおよびプリントサーバからプリンタに発行されるコマンドを「プリンタ仕様情報問合せコマンド」、分散印刷管理サーバからプリントサーバに発行されるコマンドを「プリンタ仕様問合せコマンド」と呼び、両者を区別して用いることにする。
【0095】
さて、図8を用いて、本実施例に係るシステム構成について説明する。
【0096】
図8は、実施例2の機能構成を説明するためのブロック図である。
【0097】
本実施例の特徴は、プリンタにプリントサーバを配し、さらにその上位に分散印刷管理サーバを設けて、プリンタとそのプリンタ仕様情報を一元的に管理せしめようとする所にある。
【0098】
分散印刷管理サーバ801は、このように、プリントサーバの上位にあって、ネットワーク上のすべてのプリントサーバとプリンタの構成、各機器の状態、プリンタ仕様を一元的に管理するためのものである。この分散印刷管理サーバ801は、図8に示すように、ネットワークI/F823を介し、1台以上のプリントサーバと接続されている。なお、1台のプリントサーバが分散印刷管理サーバの役割を分担することによって、分散印刷管理サーバを兼ねることもできる。
【0099】
ネットワークI/F823は、分散印刷管理サーバ801とプリントサーバ802,803を、分散印刷管理サーバ801の通信I/F部809とプリントサーバ802、803の通信I/F部809の所で、接続するインターフェースである。このインタフェースのプロトコルとしては、FDDI(Fiber DistributedDate Interface)、Ethernet、Fast Ethernet、Token−Ring、ISDN(Integrated Services Digital Network)などを使用することができる。また、ネットワークの構成は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などを用いる。
【0100】
プリントサーバ802,803は、実施例1のホストコンピュータ101とほぼ同じ機能を持つ。また、分散印刷管理サーバとプリンタの間でデータと制御の流れを中継する機能を持つ。プリントサーバとプリンタは、サーバ−プリンタ間I/Fによって接続されている。このインタフェースのプロトコルは、実施例1のホスト−プリンタ間I/Fと同様である。
【0101】
分散印刷管理サーバ801は、実施例1のホストコンピュータ101とほぼ同じ機能を持つが、ホスト側I/F部106の代わりに、プリントサーバ802、803と通信するための通信I/F部809がある。また、プリンタテーブル100の代りに、ホストテーブル825がある。また、プリンタ印刷処理部105の機能は持たない。さらに、プリンタ仕様情報問合せコマンド送信処理部107の代わりに、プリンタ仕様問合せコマンド送信処理部810があることに留意する必要がある。したがって、その構成は、テーブルとして、プリンタ構成管理テーブル807、プリンタ仕様管理テーブル808、ホストテーブル825、機能単位として、通信I/F部809、プリンタ仕様問合せコマンド送信処理部810、プリンタ仕様情報受信処理部811を持つものである。
【0102】
後に詳述するプリンタ構成管理テーブル807は、システム内のプリントサーバとプリンタならびにその構成および状態を管理するためのテーブルである。また、プリンタ仕様管理テーブル808は、図1のプリンタ仕様管理テーブル104と同じである。ホストテーブル825は分散印刷管理サーバとプリントサーバが通信を行うために、プリントサーバ名とプリントサーバのアドレスを登録するテーブルである。通信I/F部809は、ネットワークI/F823によって、分散印刷管理サーバ801とプリントサーバ802,803の間の通信をおこなうための分散印刷管理サーバ側の処理を担当する。
【0103】
プリンタ仕様問合せコマンド送信処理部810は、ユーザが分散印刷管理サーバ801にプリンタ名、プリンタ型番などを入力すると、入力されたプリンタ型番と同じプリンタ型番がプリンタ仕様管理テーブル808にあるか否かを検索する。同じプリンタ型番がなければ、プリントサーバ802,803にプリンタ仕様問合せコマンドを送信する機能を持つ。
【0104】
プリンタ仕様情報受信処理部811は、プリントサーバ802,803から送信されるプリンタ仕様情報821を受信するためのものである。そして、受信したプリンタ仕様情報821をプリンタ仕様管理テーブル808に格納する。
【0105】
プリントサーバ802,803は、通信I/F部809、コマンド処理部813、プリンタ仕様情報送受信処理部816、プリンタ印刷処理部817、ホスト側I/F部818、プリンタテーブル826から構成されている。
【0106】
コマンド処理部813は、プリンタ仕様問合せコマンド受信処理部814とプリンタ仕様情報問合せコマンド送信処理部815からなる。
【0107】
このプリンタ仕様問合せコマンド受信処理部814は、分散印刷管理サーバ801から送信されたプリンタ仕様問合せコマンドを受信する。また、プリンタ仕様情報問合せコマンド送信処理部815は、プリンタ804,805,806にプリンタ仕様情報問合せコマンドを送信する。
【0108】
プリンタ仕様情報送受信処理部816は、プリンタ804,805,806からプリンタ仕様情報821を受信し、分散印刷管理サーバ801にそれを送信する。
【0109】
プリンタ印刷処理部817は、プリンタ804,805,806で印刷するデータを作成する。
【0110】
ホスト側I/F部818はサーバ−プリンタ間I/F824によって、プリンタ804と通信をおこなうためのサーバ側の処理をおこなう。
【0111】
プリンタ804,805,806は図1のプリンタ102の構成と同じ構成である。
【0112】
次ぎに、図9および図10を用いて、本実施例に係るテーブルとデータ構造について説明する。
【0113】
図9は、本発明に係るプリンタ構成管理テーブルの説明図である。
【0114】
図10は、本発明の他の実施例に係るプリンタ仕様管理テーブルの説明図である。
【0115】
プリンタ構成管理テーブルは、分散印刷管理サーバ801が保有し、システム内のプリントサーバ、プリンタの構成とそれらの機器の状態を管理するものであり、図9に示されるように、プリントサーバ名、プリントサーバ状態、プリンタ名、プリンタ型番、プリンタ状態の各項目から構成されている。
【0116】
プリントサーバ名、プリンタ名は、それぞれプリントサーバ名称、プリンタ名称を表し、英字や数字を用いて記述する。プリントサーバ状態は、電源のON/OFFまたは、致命的エラーなど現在のプリントサーバの状態を記述する。プリンタ型番は、実施例1で説明したように、プリンタを識別するためのコードである。プリンタ状態は、エラーの有無、エラーコード、エラークラスや、現在選択されているドット密度、PDL、用紙サイズ、フォント、書式等の現在のプリンタ状態を表すことは実施例1と同様である。
【0117】
プリントサーバ1に対して、p台のプリンタが接続されているものとしよう。先ず、プリントサーバ1自身情報として、プリントサーバ1名902、プリントサーバ1状態903がある。
【0118】
また、これに接続されたプリンタの情報として、1台目のプリンタ11のプリンタ11名904、プリンタ11型番905、プリンタ11状態906から、p台目のプリンタ1pのプリンタ1p名907、プリンタ1p型番908、プリンタ1p状態909のようにテーブルを構成していく。
【0119】
同様にして、プリントサーバ2にはq台のプリンタ、プリントサーバiにはr台のプリンタ、プリントサーバnにはs台のプリンタが接続されているものとすると、同様の考え方によって、プリンタ構成管理テーブル901は、図9に示される構造を持つことになる。
【0120】
このようにして、分散印刷管理サーバにn台のプリントサーバが接続されている場合には、プリンタ構成管理テーブル901は、接続されたすべてのプリントサーバ、プリンタについて、プリントサーバ名、プリントサーバ状態、プリンタ名、プリンタ型番、プリンタ状態を図9に示される構造で管理することになる。
【0121】
プリンタ仕様管理テーブル808は、図10に示すようにその内容においては、実施例1で示されたものと同じである。ただし、そのプリントサーバに複数のプリンタが接続されている場合には、各々のプリンタに対応したプリンタ型番を持つプリンタ仕様管理テーブルがあることになる。
【0122】
次に、図11ないし図13を用いて、実施例2についての動作手順について説明する。
図11は、分散印刷管理サーバ、プリントサーバ、プリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である(分散印刷管理サーバ部分)。
図12は、分散印刷管理サーバ、プリントサーバ、プリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である(プリントサーバ部分)。
図13は、分散印刷管理サーバ、プリントサーバ、プリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である(プリンタ部分)。
【0123】
今、図11から図13で、一つの手順を表していて、丸にギリシア文字またはアルファベットは、分散印刷管理サーバ、プリントサーバ、プリンタ間で通信をおこなうことを示すコネクタであり、手順を追うときは一つにつなげてみられたい。ここで、分散印刷管理サーバとプリントサーバ間の通信は、丸にギリシア文字のコネクタで、また、プリントサーバとプリンタ間の通信は、丸にアルファベットのコネクタで表している。
【0124】
なお、本手順においては、ユーザが(b)の手順をおこなった後、(c)以後は、分散印刷管理サーバ、プリントサーバとプリンタの制御プログラムに従って実行される。
【0125】
先ず、あらかじめ、分散印刷管理サーバのホストテーブルにプリントサーバ名とアドレスを登録する。また、プリントサーバのプリンタテーブルにプリンタ名とプリンタドライバ名等を登録する。
【0126】
(a)印刷システム内の全プリンタについて、以下の(b)から(K)のループを繰り返す(1101)。
【0127】
(b)ユーザは、分散印刷管理サーバのキーボードから「setprn プリントサーバ名 プリンタ名 プリンタ型番」と入力する。ここで、「setprn」とは(b)以降を処理するための制御プログラムを実行するコマンドである。
【0128】
(c)分散印刷管理サーバのCPUは、プリンタ仕様管理テーブルから、入力されたプリンタ型番と同じプリンタ型番がないか検索し、同じプリンタ型番があれば、処理を終了する。(1102)。
【0129】
(d)CPUは、ホストテーブルから、(b)で入力されたプリントサーバ名を捜す。なければ、エラー処理をおこない処理を終了する(1103)。
【0130】
(e)CPUは、通信I/F部を介して、プリントサーバへ通信要求コマンドを送信する(1104)。
【0131】
(f)プリントサーバのCPUは、無限ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信すると、breakして無限ループから抜ける(1105)。
【0132】
(g)CPUは受信したコマンドを通信要求コマンドと認識する。コマンドを認識できない時は、エラー処理を行い、通信を切断して無限ループに戻る(1106)。
【0133】
(h)CPUは通信I/F部を介して、分散印刷管理サーバへ通信準備完コマンドを送信する(1107)。
【0134】
(i)分散印刷管理サーバのCPUは一定時間ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信すると、breakしてループから抜ける(1108)。
【0135】
(j)CPUは受信したコマンドを通信準備完コマンドと認識する。コマンドを認識できなかったり、何も受信しないときは、エラー処理をおこない通信を切断し、処理を終了する(1109)。
【0136】
(k)CPUは通信I/F部を介して、プリントサーバへプリンタ仕様問合せコマンドを送信する。本コマンドには、入力されたプリンタ名が含まれている(1110)。
【0137】
(l)プリントサーバのCPUは一定時間ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信すると、breakしてループから抜ける(1111)。
【0138】
(m)CPUは、受信したコマンドをプリンタ仕様問合せコマンドと認識する。コマンドを認識できなかったり、何も受信しないときは、エラー処理をおこない通信を切断し、処理を終了する(1112)。
【0139】
(n)CPUはプリンタテーブルを検索し、送信されたプリンタ名からプリンタドライバ名を得る。もし、プリンタテーブルにプリンタ名や、プリンタドライバ名が登録されてなく、プリンタドライバ名を得られなかったときは、エラー処理をおこない通信を切断し、処理を終了する(1113)。
【0140】
(o)CPUはプリンタドライバをオープンし、ホスト側I/F部を介してプリンタへ通信要求コマンドを送信する(1114)。
【0141】
(p)プリンタのCPUは、無限ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信すると、breakして無限ループから抜ける(1115)。
【0142】
(q)CPUは受信したコマンドを通信要求コマンドと認識する。コマンドを認識できないときは、エラー処理を行い無限ループに戻る(1116)。
【0143】
(r)CPUはプリンタ側I/F部を介して、プリントサーバへ通信準備完コマンドを送信する(1117)。
【0144】
(s)プリントサーバのCPUは一定時間ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信すると、breakしてループから抜ける(1118)。
【0145】
(t)CPUは受信したコマンドを通信準備完コマンドと認識する。コマンドを認識できなかったり、何も受信しないときは、エラー処理をおこない通信を切断し、処理を終了する(1119)。
【0146】
(u)CPUはホスト側I/F部を介して、プリンタへプリンタ仕様情報問合せコマンドを送信する(1120)。
【0147】
(v)プリンタのCPUは一定時間ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信すると、breakしてループから抜ける(1121)。
【0148】
(w)CPUは受信したコマンドをプリンタ仕様情報問合せコマンドと認識する。コマンドを認識できなかったり、何も受信しないときは、エラー処理をおこない通信を切断し、処理を終了する(1122)。
【0149】
(x)CPUはROMメモリ等に格納してあるプリンタ仕様情報を読み出して、プリンタ側I/F部を介して、プリンタ仕様情報をプリントサーバへ送信する(1123)。
【0150】
(y)プリントサーバのCPUは、一定時間ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信すると、breakしてループから抜ける(1124)。
【0151】
(z)CPUは、受信したプリンタ仕様情報をRAMメモリに書き込む。RAMメモリに正常に書き込まれなかったり、プリンタ仕様情報を受信しなかったときは、エラー処理をおこない通信を切断し、処理を終了する(1125)。
【0152】
(A)CPUはプリンタへ通信切断コマンドを送信する(1126)。
【0153】
(B)プリンタのCPUは、一定時間ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信すると、breakしてループから抜ける(1127)。
【0154】
(C)CPUは、受信したコマンドを通信切断コマンドと認識するか、コマンドを認識できなかったり、何も受信しないときは、エラー処理をおこない通信を切断し、処理を終了し無限ループに戻る(1128)。
【0155】
(D)プリントサーバのCPUは、プリンタドライバをクローズする(1129)。
【0156】
(E)CPUはRAMメモリやファイルメモリに書込んだプリンタ仕様情報を読み出して分散印刷管理サーバへ送信する(1130)。なお、ステップ1125,1130で用いているRAMメモリの代わりに、ディスク等のファイルメモリを用いてもよい。
【0157】
(F)分散印刷管理サーバのCPUは、一定時間ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信すると、breakしてループから抜ける(1131)。
【0158】
(G)CPUは、受信したプリンタ仕様情報をプリンタ仕様管理テーブルに書込む。プリンタ仕様管理テーブルに正常に書き込まれなかったり、プリンタ仕様情報を受信しなかったときは、エラー処理をおこない通信を切断し、処理を終了する(1132)。
【0159】
(H)CPUは、プリンタ構成管理テーブルに(b)で入力したプリンタ名、プリンタ型番、プリントサーバ名を登録する(1133)。
【0160】
(I)CPUは、プリントサーバへ通信切断コマンドを送信する(1134)。
【0161】
(J)プリントサーバのCPUは一定時間ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信すると、breakしてループから抜ける(1135)。
【0162】
(K)CPUは、受信したコマンドを通信切断コマンドと認識するか、コマンドを認識できなかったり、何も受信しないときは、エラー処理をおこない通信を切断し、処理を終了し無限ループに戻る(1136)。
【0163】
本実施例によれば、1台のホストコンピュータに接続されているプリンタだけでなく、ネットワークに接続されている全プリンタの詳細なプリンタ仕様情報を自動取得する。そのため、各プリンタのプリンタ仕様情報を1台のコンピュータで集中管理するので、ユーザの印刷要求仕様(例えば、ドット密度、両面印刷、PDL、フォント等のユーザが要求する印刷仕様)に対応したプリンタを、即座に検索できる、という効果がある。また、逆にユ−ザがプリンタ名やプリンタ型番を指定して、プリンタの仕様情報を、即座に得ることができるという効果もある。
【0164】
〔実施例3〕
次に、本発明に係る第三の実施例について、図14および図15を用いて説明する。
最初に、プリンタのタイプという考え方について説明する。これは、プリンタの持つ情報によって、便宜上プリンタをタイプ分けしたものである。
【0165】
タイプ1のプリンタは、プリンタ仕様情報をその記憶装置に蓄えているプリンタである。
【0166】
タイプ2のプリンタは、プリンタ仕様情報は持たないが、自らのプリンタ型番をその記憶装置に蓄えているプリンタである。
【0167】
タイプ3のプリンタは、プリンタ仕様情報もプリンタ型番も持たないプリンタである。
【0168】
実施例1は、ホストコンピュータに接続されているプリンタは、上記タイプ1のもののみであった。実施例3は、上記タイプ1のプリンタに加えて、上記タイプ2、タイプ3のプリンタが接続されたときのプリンタ仕様情報の取得を可能ならしめるものである。
【0169】
先ず、図14を用いて、本発明に係る第3の実施例の機能構成について説明する。
図14は、実施例3の機能構成を説明するためのブロック図である。
【0170】
実施例3のシステム構成は、実施例1の構成をベースにしているが、ホストコンピュータ101に、接続されるプリンタがタイプ1のプリンタに加えて、タイプ2およびタイプ3のプリンタが接続されることが異なっている。また、複数のプリンタを接続するので、プリンタ管理テーブルとプリンタ仕様管理テーブルが複数になることも留意する必要がある。
【0171】
さらに、タイプ2のプリンタ1205の構成において、タイプ1のプリンタではプリンタ仕様情報1221であったのが、プリンタ型番情報1223におきかわっている。タイプ3のプリンタ1206は、プリンタ仕様情報1221やプリンタ型番情報1223を保有しておらず、また、ホストコンピュータ101からのコマンドに関する部分も有していない。
【0172】
次ぎに、図15を用いて、実施例3についての動作手順図について説明する。図15は、ホストコンピュータとタイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である。
【0173】
この手順は、実施例1のものをベースとしているが、通信したプリンタのタイプのチェックを1304でおこない、タイプ2、タイプ3の場合は、ユーザが自らプリンタ仕様情報を入力することが異なっている。また、当然、タイプ2とタイプ3のプリンタの処理は、タイプ1とは異なったものである。
【0174】
以下、図15の順を追って説明しよう。
なお、本手順においては、ユーザが(a)の入力をおこなった後、(b)以降は、ホストコンピュータとプリンタの制御プログラムに従って自動的に実行される。そして、(e)においてもユーザが入力する。
【0175】
(a)ユーザは、ホストコンピュータにプリンタ名、プリンタ型番を入力する。ホストコンピュータは、プリンタ管理テーブルにプリンタ名、プリンタ型番を登録する(1301)。
【0176】
(b)ホストコンピュータのプリンタ仕様情報問合せコマンド送信処理部は、プリンタにプリンタ仕様問合せコマンドを発行する(1302)。
【0177】
(c)プリンタが、プリンタ仕様情報問合せコマンドを受信する(1307,1308,1309)。
【0178】
タイプ1とタイプ2のプリンタは、プリンタ仕様情報問合せコマンド受信処理部が、ホストコンピュータからプリンタ仕様情報問合せコマンドを受信する(1307,1309)。
【0179】
そして、タイプ1のプリンタは、ホストコンピュータにプリンタ仕様情報を送信する(1308)。
【0180】
タイプ2のプリンタは、ホストコンピュータにプリンタ型番情報を送信する(1310)。
【0181】
タイプ3のプリンタは、ホストコンピュータからプリンタ仕様問合せコマンドを受信しても(1311)、なにも返さない(1312)。
【0182】
(d)ホストコンピュータは、タイプ1のプリンタからプリンタ仕様情報を受信する。タイプ2のプリンタの場合は、プリンタ型番情報を受信する(1303)。
【0183】
(e)受信したものが、プリンタ仕様情報のときは、プリンタ仕様管理テーブルに格納する(1305)。
【0184】
受信したものが、プリンタ型番情報のとき、または、なにも受信しないときは、ホストコンピュータは、ユーザに入力を促す。ユーザがプリンタ仕様情報の入力をおこなうと、ホストコンピュータは、それをプリンタ仕様管理テーブルに格納する(1306)。
【0185】
本実施例によれば、プリンタのタイプに従って、その手順を異ならしめることにより、すべてタイプのプリンタのプリンタ仕様を円滑に取得できる。すなわち、プリンタからの返答を識別することにより。タイプ1のプリンタのときは、実施例1と同様に、自動的に、また、タイプ2とタイプ3のプリンタのときは、ユーザにプリンタ仕様情報を入力させることによって、プリンタ仕様情報がホストコンピュータのプリンタ仕様管理テーブルに登録されることになる。
【0186】
〔実施例4〕
次に、本発明に係る第四の実施例について、図16および図19を用いて説明する。
実施例3は、ホストコンピュータに、タイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタを接続したシステムであった。これに対して、実施例4は、実施例2で示した分散管理サーバ、プリンタサーバ、プリンタというシステム構成で、タイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタを用いたシステムである。
【0187】
先ず、図16を用いて、本発明に係る第四の実施例の機能構成について説明する。
図16は、実施例4の機能構成を説明するためのブロック図である。
【0188】
実施例4のシステム構成は、実施例2の構成をベースにしているが、システム内のプリンタサーバに接続されるプリンタがタイプ1のプリンタに加えて、タイプ2およびタイプ3のプリンタが接続されることが異なっている。
【0189】
プリンタ側の構成は、実施例3と同様である。すなわち、タイプ2のプリンタ1405の構成において、タイプ1のプリンタではプリンタ仕様情報1421であったのが、プリンタ型番情報1423におきかわっている。タイプ3のプリンタ1406は、プリンタ仕様情報1421やプリンタ型番情報1423を保有しておらず、また、プリントサーバ1403からのコマンドを処理する部分も有していない。
【0190】
次ぎに、図17ないし図19を用いて、実施例4の動作手順について説明する。
図17は、分散印刷管理サーバ、プリントサーバとタイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である(分散印刷管理サーバ部分)。
図18は、分散印刷管理サーバ、プリントサーバとタイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である(プリントサーバ部分)。
図19は、分散印刷管理サーバ、プリントサーバとタイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である(プリンタ部分)。
【0191】
図面の見方は、図11ないし図13と同じであり、分散印刷管理サーバとプリントサーバ間の通信は、丸にギリシア文字のコネクタで、また、プリントサーバとプリンタ間の通信は、丸にアルファベットのコネクタで表している。
【0192】
この手順は、実施例2のものをベースとしているが、実施例3でおこなったように、通信したプリンタのタイプのチェックを1534でおこない、タイプ2、タイプ3の場合は、分散印刷管理サーバに、ユーザが自らプリンタ仕様情報を入力することが異なっている。また、当然、タイプ2とタイプ3のプリンタの処理は、タイプ1とは、異なったものである。
【0193】
さてそれでは、図17ないし図19を用いて、実施例4について動作手順について説明する。
なお、本手順においては、ユーザが(b)の手順をおこなった後、(c)以降は、分散印刷管理サーバ、プリントサーバとプリンタの制御プログラムに従って実行される。
【0194】
先ず、あらかじめ、分散印刷管理サーバのホストテーブルにプリントサーバ名とアドレスを登録する。また、プリントサーバのプリンタテーブルにプリンタ名とプリンタドライバ名等を登録する。
【0195】
(a)印刷システム内の全プリンタについて、以下の(b)から(K)のループを繰り返す(1501)。
【0196】
(b)ユーザは分散印刷管理サーバのキーボードから「setprn プリントサーバ名 プリンタ名 プリンタ型番」と入力する。ここで、「setprn」とは、(b)以降を処理するための制御プログラムを実行するコマンドのコマンド名である。
【0197】
(c)分散印刷管理サーバのCPUは、プリンタ仕様管理テーブルから、入力されたプリンタ型番と同じプリンタ型番がないか検索し、同じプリンタ型番があれば、処理を終了する。(1502)。
【0198】
(d)CPUは、ホストテーブルから、入力されたプリントサーバ名を捜す。なければ、エラー処理をおこない処理を終了する(1503)。
【0199】
(e)CPUは通信I/F部を介して、プリントサーバへ通信要求コマンドを送信する(1504)。
【0200】
(f)プリントサーバのCPUは、無限ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信すると、breakして無限ループから抜ける(1505)。
【0201】
(g)CPUは受信したコマンドを通信要求コマンドと認識する。コマンドを認識できないときは、エラー処理をおこない、通信を切断して無限ループに戻る(1506)。
【0202】
(h)CPUは通信I/F部を介して、分散印刷管理サーバへ通信準備完コマンドを送信する(1507)。
【0203】
(i)分散印刷管理サーバのCPUは一定時間ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信すると、breakしてループから抜ける(1508)。
【0204】
(j)CPUは、受信したコマンドを通信準備完コマンドと認識する。コマンドを認識できなかったり、何も受信しないときは、エラー処理をおこない通信を切断し、処理を終了する(1509)。
【0205】
(k)CPUは、通信I/F部を介して、プリントサーバへプリンタ仕様問合せコマンドを送信する。本コマンドには、入力されたプリンタ名が含まれている(1510)。
【0206】
(l)プリントサーバのCPUは、一定時間ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信すると、breakしてループから抜ける(1511)。
【0207】
(m)CPUは受信したコマンドをプリンタ仕様問合せコマンドと認識する。コマンドを認識できなかったり、何も受信しないときは、エラー処理をおこない通信を切断し、処理を終了する(1512)。
【0208】
(n)CPUは、プリンタテーブルを検索し、送信されたプリンタ名からプリンタドライバ名を得る。もし、プリンタテーブルにプリンタ名や、プリンタドライバ名が登録されてなく、プリンタドライバ名が得られなかったときは、エラー処理を行い通信を切断し、処理を終了する(1513)。
【0209】
(o)CPUはプリンタドライバをオープンし、ホスト側I/F部を介してプリンタへ通信要求コマンドを送信する(1514)。
【0210】
(p)タイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタのCPUは、無限ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信すると、breakして無限ループから抜ける(1515,1518,1521)。
【0211】
CPUは、受信したコマンドを通信要求コマンドと認識する。コマンドを認識できないときは、エラー処理をおこない、無限ループに戻る(1516,1519,1522)。
【0212】
CPUはプリンタ側I/F部を介して、プリントサーバへ通信準備完コマンドを送信する(1517,1520,1523)。
【0213】
(q)プリントサーバのCPUは一定時間ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信すると、breakしてループから抜ける(1524)。
【0214】
(r)CPUは受信したコマンドを通信準備完コマンドと認識する。コマンドを認識できなかったり、何も受信しないときは、エラー処理をおこない通信を切断し、処理を終了する(1525)。
【0215】
(s)CPUはホスト側I/F部を介して、プリンタへプリンタ仕様情報問合せコマンドを送信する(1526)。
【0216】
(t)タイプ1とタイプ2のプリンタのCPUは、一定時間ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信すると、breakしてループから抜ける(1527、1530)。
【0217】
タイプ1とタイプ2のプリンタのCPUは、受信したコマンドをプリンタ仕様情報問合せコマンドと認識する。コマンドを認識できなかったり、何も受信しないときは、エラー処理をおこない通信を切断し、処理を終了する(1528、1531)。
【0218】
タイプ1のプリンタのCPUは、ROMメモリ等に格納してあるプリンタ仕様情報を読み出して、プリンタ側I/F部を介して、プリンタ仕様情報をプリントサーバへ送信する(1529)。
【0219】
タイプ2のプリンタのCPUは、ROMメモリ等に格納してあるプリンタ型番情報を読み出して、プリンタ側I/F部を介して、プリンタ型番情報をプリントサーバへ送信する(1532)。
【0220】
(u)プリントサーバのCPUは、一定時間ループしていて、受信待ちしている。何かコマンドを受信すると、breakしてループから抜ける(1533)。
【0221】
(v)CPUは受信した情報をプリンタ仕様情報であるか判定する(1534)。
【0222】
(w)ステップ1534において、CPUが、受信した情報をプリンタ仕様情報と認識すると、RAMメモリに書き込み(1535)、さらにCPUは、RAMメモリに書込んだプリンタ仕様情報を読み出して、分散印刷管理サーバへ送信する(1536)。なお、ステップ1535,1536におけるRAMメモリの代わりに、ディスク等のファイルメモリを用いてもよい。
【0223】
(x)ステップ1534において、CPUが、受信した情報をプリンタ型番情報と認識するか、何も受信しないときは(1537)、分散印刷管理サーバへプリンタ仕様情報入力要求コマンドを送信する(1538)。CPUが、そのような情報を認識できないときは、エラー処理をおこない、処理を終了する。
【0224】
(y)CPUは、プリンタへ通信切断コマンドを送信する(1539)。
【0225】
(z)プリントサーバのCPUは、プリンタドライバをクローズする(1540)。
【0226】
(A)タイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタのCPUは、一定時間ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信すると、breakしてループから抜ける(1541,1543,1545)。
【0227】
(B)各タイプのプリンタのCPUは、受信したコマンドを通信切断コマンドと認識するか、コマンドを認識できなかったり、何も受信しないときは、エラー処理をおこない通信を切断し、処理を終了し無限ループに戻る(1542,1544,1546)。
【0228】
(C)分散印刷管理サーバのCPUは、一定時間ループしていて、受信待ちしている。何かコマンドを受信すると、breakしてループから抜ける(1547)。
【0229】
(D)CPUは受信した情報をプリンタ仕様情報であるか否かを判定する(1548)。
【0230】
(E)ステップ1548において、CPUが、受信した情報をプリンタ仕様情報と認識すると、プリンタ仕様管理テーブルに書込む。プリンタ仕様管理テーブルに正常に書き込まれなかったときは、エラー処理をおこない通信を切断し、処理を終了する(1549)。
【0231】
(F)ステップ1548において、CPUが、受信した情報をプリンタ仕様情報入力コマンドと認識すると(1550)、ユーザにプリンタ仕様情報を登録させるメッセージを表示する(1551)。もし、CPUが、受信した情報をプリンタ仕様情報入力コマンドと認識できないときは、エラ−処理をおこない、処理を終了する。
【0232】
(G)ユーザは、入力したプリンタ型番に対応するプリンタ仕様情報を、プリンタ仕様情報管理テーブルに登録する。もし、登録できないときは、エラー処理をおこない、処理を終了する(1552)。
【0233】
(H)CPUは、プリンタ構成管理テーブルに、(b)で入力したプリンタ名、プリンタ型番、プリントサーバ名を登録する(1553)。
【0234】
(I)CPUは、プリントサーバへ通信切断コマンドを送信する(1554)。
【0235】
(J)プリントサーバのCPUは、一定時間ループしていて、受信待ちしている。そして、何かコマンドを受信すると、breakしてループから抜ける(1555)。
【0236】
(K)CPUは、受信したコマンドを通信切断コマンドと認識するか、コマンドを認識できなかったり、何も受信しないときは、エラー処理をおこない通信を切断し、処理を終了し無限ループに戻る(1556)。
【0237】
ここで、分散印刷管理サーバ、プリントサーバ間でやり取りされるプリンタ仕様問合せコマンドの形式の実現方法について付言しておく。
【0238】
上記手順の(d)において、プリンタ仕様問合せコマンドを次の2通りの方法で実現することができる。
【0239】
(ア)タイプ1とタイプ2のプリンタに発行するプリンタ仕様問合せコマンドを同じ形式のコマンドとする。
【0240】
(イ)タイプ1のプリンタに発行するコマンドとタイプ2のプリンタに発行するコマンドの指示パラメータを異ならしめ、タイプ1へのプリンタ仕様問合せコマンドでは、プリンタ型番情報とプリンタ型番情報以外のプリンタ仕様情報の送信を要求し、タイプ2へのプリンタ仕様問合せコマンドでは、プリンタ型番情報のみ要求する意味を持たせる。
【0241】
このプリンタ仕様問合せコマンドは、プリントサーバからプリンタへのプリンタ仕様情報問合せコマンドに、ほぼ同じ形式で受け継がれることになる。
【0242】
ところで、(イ)の場合は、対象としているプリンタが、プリンタ1とプリンタ2である場合、分散印刷管理サーバで作成するコマンドは、異なったものを作成する必要がある。したがって、分散印刷管理サーバで、そのプリンタのタイプがタイプ1とタイプ2のいずれかであるかが予め判明している必要がある。
【0243】
本実施例では、分散印刷管理サーバで、各プリンタのタイプが判明している必要がないため、(ア)を採用するのが望ましいと考えられる。
【0244】
本実施例によれば、実施例2と同様の構成の分散印刷管理サーバ、プリントサーバ、プリンタというネットワーク構成であっても、タイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタを接続でき、実施例3と同様にプリンタのタイプに従って、処理を異ならしめることにより、円滑なプリンタの仕様取得が可能になる。
【0245】
〔実施例5〕
次ぎに、本発明に係る第五の実施例について、図16、図20ないし図24を用いて説明する。
実施例5の特徴は、実施例4のように分散印刷管理サーバ、プリントサーバ、プリンタで構成されたネットワークシステムで、プリンタのタイプとして、プリンタ1、プリンタ2、プリンタ3がある場合、予めプリンタのタイプを判別し、必要な場合にだけ、プリントサーバにプリンタ仕様問合せコマンドを、また、プリンタにプリンタ仕様情報問合せコマンドを発行するところにある。
【0246】
〔実施例5−1〕
以下、本発明に係る第五の実施例の構成の一つを、図20および図24を用いて説明する。
実施例5−1の機能構成は、実施例4の図16で示したものと同様である。
【0247】
次ぎに、図20を用いて、実施例5−1の動作手順について説明する。
図20は、分散印刷管理サーバ、プリントサーバとタイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である。
【0248】
この実施例5−1での動作手順で、実施例4と違うところは、予めユーザがプリンタのタイプを入力し、分散印刷管理サーバでは、タイプ1のときだけプリンタ仕様問合せコマンドを発行することである。
【0249】
以下、図20の順を追って説明しよう。
なお、本手順においては、ユーザが(b)の入力をおこなった後、(c)以降は、分散印刷管理サーバ、プリントサーバとプリンタの制御プログラムに従って自動的に実行される。そして、(m)においてもユーザが入力する。
【0250】
(a)印刷システム内の全プリンタについて、以下の(b)から(m)のループを繰り返す(1613)。
【0251】
(b)ユーザは、分散印刷管理サーバにプリントサーバ名、プリンタ名、プリンタ型番、プリンタタイプを入力する。分散印刷管理サーバは、プリンタ構成管理テ−ブルにプリントサーバ名、プリンタ名、プリンタ型番を登録する(1601)。プリンタタイプは、以下の(d)のステップでプリンタ仕様問合せコマンドを発行するか否かの判断に用いられる。
【0252】
(c)分散印刷管理サーバは、プリンタ仕様管理テ−ブルに同じプリンタ型番があるかどうか検索する(1602)。
【0253】
同じプリンタ型番があれば、プリンタ仕様情報は登録済みなので、go toL(1614)を実行し、L enterと記した部分へ制御を移す(1616)。
【0254】
同じプリンタ型番がなければ、プリンタ仕様情報を得るために、以下の処理(d)以降を続行する。
【0255】
(d)処理(b)で入力されたプリンタタイプがタイプ1のとき(1603)、分散印刷管理サーバは、プリントサーバにプリンタ仕様問合せコマンド発行をする(1604)。
【0256】
処理(b)で入力されたプリンタタイプがタイプ1以外のとき、すなわち、タイプ2またはタイプ3のとき(1603)、以下の(m)の処理をおこなう。
【0257】
(e)プリントサーバは、分散印刷管理サーバからプリンタ仕様問合せコマンドを受信する(1607)。
【0258】
(f)プリントサーバは、プリンタにプリンタ仕様情報問合せコマンドを発行する(1608)。
【0259】
(g)プリンタは、プリントサーバからプリンタ仕様情報問合せコマンドを受信する(1611)。
【0260】
(h)プリンタは、プリントサーバにプリンタ仕様情報を送信する(1612)。
【0261】
(i)プリントサーバは、プリンタからプリンタ仕様情報を受信する(1609)。
【0262】
(j)プリントサーバは、プリンタ仕様情報を、分散印刷管理サーバに送信する(1610)。
【0263】
(k)分散印刷管理サーバは、プリントサーバからプリンタ仕様情報を受信する(1604)。
【0264】
(l)受信したプリンタ仕様情報をプリンタ仕様管理テーブルに格納する(1606)。
【0265】
(m)分散印刷管理サーバは、ユーザに入力を促す。ユーザがプリンタ仕様情報の入力をおこなうと、分散印刷管理サーバは、それをプリンタ仕様管理テーブルに格納する(1607)。そして、go to L(1615)を実行し、L
enterと記した部分へ制御を移す(1616)。
【0266】
〔実施例5−2〕
以下、本発明に係る第五の実施例の構成の他の一つを、図21ないし図23を用いて説明する。
先ず、図21を用いて、実施例5−2の機能構成を説明しよう。
図21は、実施例5−2を説明するためのブロック図である。
【0267】
実施例5−2の機能構成は、実施例4のものとほぼ同じであるが、分散印刷管理サーバが、プリンタ仕様種別テーブル1725を有しているのが異なっている。すなわち、実施例5−1では、ユーザにプリンタタイプを入力させたのをこの実施例では、このテーブルを検索することによって、プリンタ種別を得るのである。
【0268】
図22は、本発明に係るプリンタ種別テーブルの説明図である。
図からも明らかなとおり、プリンタのタイプによって、プリンタ型番を分類したものである。
【0269】
次ぎに、図23を用いて、実施例5−2の動作手順について説明する。
図23は、分散印刷管理サーバ、プリントサーバとタイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタを示し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である。
【0270】
この実施例5−2での動作手順で、実施例5−1と違うところは、予めユーザがプリンタのタイプを入力するのではなく、分散印刷管理サーバが、入力されたプリンタ型番を用いて、プリンタ種別テーブルを検索することにより、プリンタタイプを得ることにある。
【0271】
以下、図23の順を追って説明しよう。
なお、本手順においては、ユーザが(b)の入力をおこなった後、(c)以降は、分散印刷管理サーバ、プリントサーバとプリンタの制御プログラムに従って自動的に実行される。そして、(m)においてもユーザが入力する。
【0272】
(a)印刷システム内の全プリンタについて、以下の(b)から(m)のループを繰り返す(1914)。
【0273】
(b)ユーザは、分散印刷管理サーバにプリントサーバ名、プリンタ名、プリンタ型番を入力する。分散印刷管理サーバは、プリンタ構成管理テ−ブルにプリントサーバ名、プリンタ名、プリンタ型番を登録する(1901)。プリンタタイプは、以下の(e)のステップでプリンタ仕様問合せコマンドを発行するか否かの判断に用いられる。
【0274】
(c)分散印刷管理サーバは、プリンタ仕様管理テ−ブルに同じプリンタ型番があるかどうか検索する(1902)。
【0275】
同じプリンタ型番があれば、プリンタ仕様情報は登録済みなので、go toL(1915)を実行し、L enterと記した部分へ制御を移す(1917)。
【0276】
同じプリンタ型番がなければ、プリンタ仕様情報を得るために、以下の処理(d)以降を続行する。
【0277】
(d)プリンタ型番を用いて、プリンタ種別テーブルを検索しプリンタタイプを得る(1903)。プリンタタイプは、以下の(e)のステップでプリンタ仕様問合せコマンドを発行するか否かの判断に用いられる。
【0278】
(e)処理(d)で得られたプリンタタイプがタイプ1のとき(1904)、分散印刷管理サーバは、プリントサーバにプリンタ仕様問合せコマンド発行をする(1905)。
【0279】
処理(d)で得られたプリンタタイプがタイプ1以外のとき、すなわち、タイプ2またはタイプ3のとき(1903)、以下の(m)以降の処理をおこなう。
(f)プリントサーバは、分散印刷管理サーバからプリンタ仕様問合せコマンドを受信する(1908)。
【0280】
(g)プリントサーバは、プリンタにプリンタ仕様情報問合せコマンドを発行する(1909)。
【0281】
(h)プリンタは、プリントサーバからプリンタ仕様情報問合せコマンドを受信する(1912)。
【0282】
(i)プリンタは、プリントサーバにプリンタ仕様情報を送信する(1913)。
【0283】
(j)プリントサーバは、プリンタからプリンタ仕様情報を受信する(1910)。
【0284】
(k)プリントサーバは、プリンタ仕様情報を、分散印刷管理サーバに送信する(1911)。
【0285】
(l)分散印刷管理サーバは、プリントサーバからプリンタ仕様情報を受信して、受信したプリンタ仕様情報をプリンタ仕様管理テーブルに格納する(1907)。
【0286】
(m)分散印刷管理サーバは、ユーザに入力を促す。ユーザがプリンタ仕様情報の入力をおこなうと、分散印刷管理サーバは、それをプリンタ仕様管理テーブルに格納する(1906)。そして、go to L(1916)を実行し、L
enterと記した部分へ制御を移す(1917)。
【0287】
〔実施例5−3〕
以下、本発明に係る第五の実施例の構成のまた他の一つを、図24および図25を用いて説明する。
先ず、図24を用いて、実施例5−3の機能構成を説明しよう。
図24は、実施例5−3を説明するためのブロック図である。
【0288】
実施例5−3の機能構成は、実施例5−2のものとほぼ同じであるが、実施例5−2では、分散印刷管理サーバ内にあったプリンタ仕様種別テーブル1725が、、プリントサーバ内にあるのが異なっている。すなわち、実施例5−2では、分散管理サーバ内で、プリンタタイプを求めたが、この実施例5−3では、同様のことをプリントサーバ内でおこなうのである。
【0289】
次ぎに、図25を用いて、実施例5−3の動作手順について説明する。
図25は、分散印刷管理サーバ、プリントサーバとタイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタを示し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である。
【0290】
この実施例5−3での動作手順で、実施例5−2と違うところは、実施例5−2では、プリントタイプを分散印刷管理サーバ内で求めていたのに対し、実施例5−3では、プリントサーバ内で求め、それによって以降の処理をすすめる所が異なっている。
【0291】
以下、図25の順を追って説明しよう。
なお、本手順においては、ユーザが(b)の入力をおこなった後、(c)以降は、分散印刷管理サーバ、プリントサーバとプリンタの制御プログラムに従って自動的に実行される。そして、(k)においてもユーザが入力する。
【0292】
(a)印刷システム内の全プリンタについて、以下の(b)から(k)のループを繰り返す(2117)。
【0293】
(b)ユーザは、分散印刷管理サーバにプリントサーバ名、プリンタ名、プリンタ型番を入力する。分散印刷管理サーバは、プリンタ構成管理テ−ブルにプリントサーバ名、プリンタ名、プリンタ型番を登録する(2101)。
【0294】
(c)分散印刷管理サーバは、プリンタ仕様管理テ−ブルに同じプリンタ型番があるかどうか検索する(2102)。
【0295】
同じプリンタ型番があれば、プリンタ仕様情報は登録済みなので、go toL(2118)を実行し、L enterに記した部分へ制御を移す(2119)。
【0296】
同じプリンタ型番がなければ、プリンタ仕様情報を得るために、以下の処理(d)以降を続行する。
【0297】
(d)分散印刷管理サーバは、プリントサーバにプリンタ仕様問合せコマンド発行をする(2103)。
【0298】
(e)プリントサーバは、分散印刷管理サーバからプリンタ仕様問合せコマンドを受信する(2115)。
【0299】
(f)プリンタ型番を用いて、プリンタ種別テーブルを検索しプリンタタイプを得る(2116)。プリンタタイプは、以下の(g)のステップでプリンタ仕様情報問合せコマンドを発行するか否かの判断に用いられる。
【0300】
(g)処理(f)で得られたプリンタタイプがタイプ1のとき(2110)、プリントサーバは、プリンタにプリンタ仕様情報問合せコマンド発行をする(2111)。
【0301】
処理(f)で得られたプリンタタイプがタイプ1以外のとき、すなわち、タイプ2またはタイプ3のとき(2110)、分散印刷管理サーバに、プリンタ仕様情報登録要求コマンドを発行する(2114)。
【0302】
(h)プリンタは、プリントサーバからプリンタ仕様情報問合せコマンドを受信する(2115)。
【0303】
(i)プリンタは、プリントサーバにプリンタ仕様情報を送信する(2116)。
【0304】
(j)プリントサーバは、プリンタからプリンタ仕様情報を受信する(2112)。
【0305】
(k)プリントサーバは、分散印刷管理サーバにプリンタ仕様情報を送信する(2113)。
【0306】
(l)分散印刷管理サーバは、プリントサーバからプリンタ仕様情報、または、プリンタ仕様情報入力要求コマンドを受信する(2105)。
【0307】
(k)受信したものが、プリンタ仕様情報のときは、プリンタ仕様管理テーブルに格納する。(2106)
受信したものが、プリンタ仕様情報入力要求コマンドのとき、分散印刷管理サーバは、ユーザに入力を促す。ユーザがプリンタ仕様情報の入力をおこなうと、分散印刷管理サーバは、それをプリンタ仕様管理テーブルに格納する(2107)。
【0308】
この実施例5によれば、実施例4と同様に、ネットワーク上に接続されたプリンタのタイプに従って、適切なプリンタ仕様情報の取得ができる。さらに、それに加えて、プリンタ仕様情報を保有していないプリンタに対しては、分散印刷管理サーバが、プリンタ仕様問合せコマンドを発行しない、あるいは、プリントサーバが、プリンタ仕様情報問合せコマンドを発行せず済むため、通信処理を削減でき、通信トラフィックを減少できるという本実施例特有の効果がある。
【0309】
〔実施例6〕
次ぎに、本発明に係る第六の実施例について、図8および図26を用いて説明する。
実施例6の特徴は、実施例2では、分散印刷管理サーバにプリントサーバ名、プリンタ名、プリンタ型番を入力していたのに対し、分散印刷管理サーバにプリントサーバ名、プリンタ名のみを入力し、プリンタにはプリンタ名を用いてアクセスし、プリンタ型番は、プリンタからのプリンタ仕様情報から求めることにする。
【0310】
実施例6の機能構成は、図8に示した実施例2の機能構成と同じである。
【0311】
次ぎに、実施例6の動作手順を、図22を用いて説明する。
図26は、分散印刷管理サーバ、プリントサーバとプリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である。
【0312】
実施例2と比べると、分散印刷管理サーバにプリントサーバ名、プリンタ名のみを入力する処理と、以後の処理は、プリンタ名を用いてプリンタを特定すること、プリンタ仕様情報からプリンタ型番を抽出し、分散印刷管理サーバ内にあるプリンタ構成管理テーブルに、それを格納する処理が付け加わっていることが異なっている。
【0313】
以下、図26の順を追って説明しよう。
なお、本手順においては、ユーザが(b)の入力をおこなった後、(c)以降は、分散印刷管理サーバ、プリントサーバとプリンタの制御プログラムに従って実行される。
【0314】
(a)印刷システム内の全プリンタについて、以下の(b)から(j)のループを繰り返す(2211)。
【0315】
(b)ユーザは、分散印刷管理サーバに、プリントサーバ名、プリンタ名を入力する(2201)。分散印刷管理サーバは、そのプリンタ構成管理テーブルに、入力されたプリントサーバ名、プリンタ名を登録する(2201)。
【0316】
(c)分散印刷管理サーバは、プリントサーバにプリンタ仕様問合せコマンドを送信する(2202)。
【0317】
(d)プリントサーバは、分散印刷管理サーバからプリンタ仕様問合せコマンドを受信する(2205)。
【0318】
(e)プリントサーバは、プリンタにプリンタ仕様情報問合せコマンドを発行する(2206)。
【0319】
(f)プリンタは、プリントサーバからプリンタ仕様情報問合せコマンドを受信する(2209)。
【0320】
(g)プリンタは、プリントサーバにプリンタ仕様情報を送信する(2210)。
【0321】
(h)プリントサーバは、プリンタからプリンタ仕様情報を受信する(2207)。
【0322】
(i)プリントサーバは、分散印刷管理サーバにプリンタ仕様情報を送信する(2208)。
【0323】
(j)分散印刷管理サーバがプリンタからプリンタ仕様情報を受信する。そして、そのプリンタ仕様管理テーブルにプリンタ仕様情報を格納する(2203)。 また、プリンタ仕様情報からプリンタ型番を抽出し、それをプリンタ構成管理テーブルに格納する(2204)。
【0324】
本実施例によれば、実施例2の効果に加えて、ユーザはプリンタ登録時にプリンタ型番を知らなくても、プリンタ仕様情報を取得でき、入力のための手間も軽減されるという利点がある。
【0325】
さらに、実施例1ないし実施例5では、ユーザの錯誤のためにユーザの入力したプリンタ型番と、プリンタが保有しているプリンタ型番で不一致が生じる可能性があったが、本実施例では、分散印刷管理サーバにプリンタ型番を登録しないので、そのような不一致が生じることがなく、印刷システムの信頼性を向上することができる。
【0326】
〔実施例7〕
次ぎに、本発明に係る第七の実施例について、図16および図27を用いて説明する。
実施例7の特徴は、実施例6に示されたアイディアを、図16に示された実施例4のシステムに適用したものである。
実施例7の機能構成は、図16に示した実施例2の機能構成と同じである。
【0327】
次ぎに、実施例7の動作手順を、図27を用いて説明する。
図27は、分散印刷管理サーバ、プリントサーバとタイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である。
【0328】
実施例4と比べると、分散印刷管理サーバにプリントサーバ名、プリンタ名のみを入力する処理と、以後の処理は、プリンタ名を用いてプリンタを特定すること、プリンタ仕様情報からプリンタ型番を抽出し、分散印刷管理サーバ内にあるプリンタ構成管理テーブルに、それを格納する処理が付け加わっていることが異なっている。
【0329】
以下、図27の順を追って説明しよう。
なお、本手順においては、ユーザが(b)の入力をおこなった後、(c)以降は、ホストコンピュータとプリンタの制御プログラムに従って自動的に実行される。そして、(j)においてもユーザが入力する。
【0330】
(a)印刷システム内の全プリンタについて、以下の(b)から(j)のループを繰り返す(2321)。
【0331】
(b)ユーザは、分散印刷管理サーバにプリントサーバ名、プリンタ名を入力する。分散印刷管理サーバは、プリンタ構成管理テーブルにプリントサーバ名、プリンタ名を登録する(2301)。
【0332】
(c)分散印刷管理サーバは、プリントサーバにプリンタ仕様問合せコマンド発行をする(2302)。
【0333】
(d)プリントサーバは、分散印刷管理サーバからプリンタ仕様問合せコマンドを受信する(2309)。
【0334】
(e)プリントサーバは、プリンタにプリンタ仕様情報問合せコマンドを発行する(2310)。
【0335】
(f)プリンタがプリントサーバからプリンタ仕様情報問合せコマンドを受信する(2315,2317,2319)。
【0336】
タイプ1とタイプ2のプリンタは、プリンタ仕様問合せコマンド受信処理部が、プリントサーバからプリンタ仕様問合せコマンドを受信する(2315,2317)。
【0337】
そして、タイプ1のプリンタは、プリントサーバにプリンタ仕様情報を送信する(2316)。
【0338】
タイプ2のプリンタは、プリントサーバにプリンタ型番情報を送信する(2318)。
【0339】
タイプ3のプリンタは、ホストコンピュータからプリンタ仕様問合せコマンドを受信しても(2319)、なにも返さない(2320)。
【0340】
(g)プリントサーバは、タイプ1のプリンタからプリンタ仕様情報を受信する。タイプ2のプリンタの場合は、プリンタ型番情報を受信する(2311)。(h)受信したものが、プリンタ仕様情報のときは、プリントサーバは、プリンタ仕様情報を、分散印刷管理サーバに送信する(2313)。
【0341】
受信したものが、プリンタ型番情報のとき、または、なにも受信しないときは、プリントサーバは、プリンタ仕様情報入力要求コマンドを発行する(2314)。
【0342】
(i)分散印刷管理サーバは、プリントサーバからプリンタ仕様情報、または、プリンタ仕様情報入力要求コマンドを受信する(2303)。
【0343】
(j)受信したものが、プリンタ仕様情報のときは(2304)、プリンタ仕様管理テーブルに格納する(2305)。また、受信したプリンタ仕様情報からプリンタ型番を抽出し、それをプリンタ構成管理テーブルに格納する(2306)。
【0344】
受信したものが、プリンタ仕様情報入力要求コマンドのとき(2304)、分散印刷管理サーバは、ユーザに入力を促す。ユーザがプリンタ仕様情報の入力をおこなうと、分散印刷管理サーバは、それをプリンタ仕様管理テーブルに格納する(2307)。また、入力されたプリンタ仕様情報からプリンタ型番を抽出し、それをプリンタ構成管理テーブルに格納する(2308)。
【0345】
本実施例によれば、実施例6の効果に加えて、さまざまなタイプのプリンタのプリンタ仕様情報を取得するという実施例4の効果も得ることができる。
【0346】
以上の実施例はキ−ボ−ドからのコマンド入力により実現したが、マウスを用いたメニュ−選択形式等のGUI(Graphical User Interface)により実現することもできる。
【0347】
【発明の効果】
本発明によれば、プリンタからそのプリンタに接続されているホストコンピュータに対してのプリンタ仕様情報登録のための手間を無くし、登録ミスを防ぐことができる。
【0348】
また、本発明によれば、プリンタ仕様情報を利用する場合に、現に接続されているプリンタのプリンタ仕様情報のみを記憶することにより、ホストコンピュータのプリンタ仕様情報を格納するための記憶容量の節減を図ることができる。
【0349】
さらに、本発明によれば、1台のホストコンピュータがネットワークに接続されているすべてのプリンタのプリンタ仕様情報を取得して、それによって1台のホストコンピュータでネットワーク上の全プリンタの詳細なプリンタ仕様情報を一元的に管理することが可能になり、ユ−ザの印刷要求仕様(例えば、ドット密度、両面印刷、PDL、フォント等のユ−ザが要求する印刷仕様)に対応したプリンタを、即座に検索することができる。また、逆にユ−ザがプリンタ名やプリンタ型番を指定して、プリンタの仕様情報を、即座に得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の機能構成を説明するためのブロック図である。
【図2】本実施例に係るホストコンピュータのハードウェア構成図である。
【図3】本実施例に係るプリンタのハードウェア構成図である。
【図4】本発明に係るプリンタ管理テーブルの説明図である。
【図5】本発明に係るプリンタ仕様管理テーブルの説明図である。
【図6】本発明に係るプリンタ仕様情報の説明図である。
【図7】ホストコンピュータとプリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である。
【図8】実施例2の機能構成を説明するためのブロック図である。
【図9】本発明に係るプリンタ構成管理テーブルの説明図である。
【図10】本発明の他の実施例に係るプリンタ仕様管理テーブルの説明図である。
【図11】分散印刷管理サーバ、プリントサーバとプリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である(分散印刷管理サーバ部分)。
【図12】分散印刷管理サーバ、プリントサーバとプリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である(プリントサーバ部分)。
【図13】分散印刷管理サーバ、プリントサーバとプリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である(プリンタ部分)。
【図14】実施例3の機能構成を説明するためのブロック図である。
【図15】ホストコンピュータとタイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である。
【図16】実施例4の機能構成を説明するためのブロック図である。
【図17】分散印刷管理サーバ、プリントサーバとタイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である(分散印刷管理サーバ部分)。
【図18】分散印刷管理サーバ、プリントサーバとタイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である(プリントサーバ部分)。
【図19】分散印刷管理サーバ、プリントサーバとタイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である(プリンタ部分)。
【図20】分散印刷管理サーバ、プリントサーバとタイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である。
【図21】実施例5−2を説明するためのブロック図である。
【図22】本発明に係るプリンタ種別テーブルの説明図である。
【図23】分散印刷管理サーバ、プリントサーバとタイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタを示し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である。
【図24】実施例5−3を説明するためのブロック図である。
【図25】分散印刷管理サーバ、プリントサーバとタイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタを示し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である。
【図26】分散印刷管理サーバ、プリントサーバとプリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である。
【図27】分散印刷管理サーバ、プリントサーバとタイプ1、タイプ2、タイプ3のプリンタを配し、その中で実行される手順をPADで示した手順図である。

Claims (11)

  1. 複数のプリンタとホストコンピュータとが互いに通信可能なように接続されている印刷システムにおいて、
    前記プリンタは、前記接続されたホストコンピュータと通信する手段と、
    そのプリンタの仕様情報を記憶する手段とを有し、
    前記ホストコンピュータは、前記接続されたプリンタと通信する手段と、
    接続されたプリンタを特定するプリンタ名の入力手段と、
    前記接続されたプリンタの仕様情報を記憶する手段とを有し、
    前記複数のプリンタのうちの一つは、そのプリンタの仕様情報を記憶する手段に、そのプリンタ仕様情報を記憶していて、
    前記ホストコンピュータは、プリンタ名の入力があったときに、前記プリンタ名で特定されるプリンタに、プリンタ仕様情報問合せコマンドを発行し、
    そのプリンタ仕様情報問合せコマンドを受信したプリンタは、そのプリンタ仕様情報を前記接続されたホストコンピュータに送信あるいは応答せず
    そのプリンタ仕様情報を受信しあるいは応答のなかったホストコンピュータは、プリンタ仕様情報の取得方法に応じて、その前記接続されたプリンタの仕様情報を記憶する手段に、プリンタ名ごとにプリンタ仕様情報を記憶することを特徴とするプリンタ仕様取得システム。
  2. 複数のプリンタとプリントサーバとが互いに通信可能なように接続され、かつ、プリントサーバとプリントサーバを管理する分散印刷管理サーバとが互いに通信可能なように接続されている印刷システムにおいて、
    前記プリンタは、前記接続されたプリントサーバと通信する手段と、
    そのプリンタの仕様情報を記憶する手段とを有し、
    前記プリントサーバは、前記接続されたプリンタと前記分散印刷管理サーバと通信する手段を有し、
    前記分散印刷管理サーバは、前記接続されたプリントサーバとプリンタを特定するプリンタサーバ名とプリンタ名の入力手段と、
    前記印刷システムに接続されたプリンタの仕様情報を記憶する手段とを有し、
    前記複数のプリンタのうちの一つは、そのプリンタの仕様情報を記憶する手段に、そのプリンタ仕様情報を記憶していて、
    前記分散印刷管理サーバは、プリントサーバ名とプリンタ名の入力があったときに、その特定されたプリントサーバに、プリンタ仕様問合せコマンドを発行し、
    そのプリンタ仕様問合せコマンドを受信したプリントサーバは、前記特定されたプリンタに、プリンタ仕様情報問合せコマンドを発行し、
    そのプリンタ仕様情報問合せコマンドを受信したプリンタは、そのプリンタ仕様情報を、前記プリンタ仕様情報問合せコマンドを発行したプリントサーバに送信あるいは応答せず
    そのプリンタ仕様情報を受信あるいは応答のなかったプリントサーバは、前記プリンタ仕様問合せコマンドを発行した分散印刷管理サーバに問合せの回答を送信し、
    前記問合せの回答を受信した分散印刷管理サーバは、プリンタ仕様情報の取得方法に応じて、その印刷システムに接続されたプリンタの仕様情報を記憶する手段に、プリンタ名ごとにプリンタ仕様情報を記憶することを特徴とするプリンタ仕様取得システム。
  3. 前記ホストコンピュータは、ユーザからプリンタ仕様情報を入力する手段をも有し、
    前記接続されたプリンタが、プリンタ仕様情報を記憶するタイプ1のプリンタとプリンタ仕様情報を記憶しないタイプ1以外のプリンタの両者のうちいずれでもありうるときに、
    前記接続されたホストコンピュータから、前記プリンタ仕様情報問合せコマンドを受信したときに、
    タイプ1のプリンタは、前記接続されたホストコンピュータに、そのプリンタ仕様情報を送信し、
    タイプ1以外のプリンタは、前記接続されたホストコンピュータに、そのプリンタ仕様情報を送信せず、
    前記プリンタ仕様情報問合せコマンドを発行したホストコンピュータが、前記接続されたプリンタから、そのプリンタ仕様情報を受信したときに、その接続されたプリンタの仕様情報を記憶する手段に、前記接続されたプリンタから受信したプリンタ仕様情報を記憶し、
    前記プリンタ仕様情報問合せコマンドを発行したホストコンピュータが、前記接続されたプリンタから、そのプリンタ仕様情報を受信しないときに、ユーザからプリンタ仕様情報を入力させ、その接続されたプリンタの仕様情報を記憶する手段に、前記ユーザから入力されたプリンタ仕様情報を記憶することを特徴とする請求項1記載のプリンタ仕様取得システム。
  4. 前記分散印刷管理サーバは、ユーザからプリンタ仕様情報を入力する手段をも有し、
    前記印刷システムに接続されたプリンタが、プリンタ仕様情報を記憶するタイプ1のプリンタとプリンタ仕様情報を記憶しないタイプ1以外のプリンタの両者のうちいずれでもありうるときに、
    前記接続されたプリントサーバから、プリンタ仕様情報問合せコマンドを受信したときに、
    タイプ1のプリンタは、前記接続されたプリントサーバに、そのプリンタ仕様情報を送信し、
    タイプ1以外のプリンタは、前記接続されたプリントサーバに、そのプリンタ仕様情報を送信せず、
    前記プリンタ仕様情報問合せコマンドを発行したプリントサーバが、前記接続されたプリンタから、そのプリンタ仕様情報を受信したときに、前記プリンタ仕様問合せコマンドを発行した分散印刷管理サーバに、前記接続されたプリンタから受信したプリンタ仕様情報を送信し、
    前記プリンタ仕様情報問合せコマンドを発行したプリントサーバが、前記接続されたプリンタから、そのプリンタ仕様情報を受信しないときに、前記プリンタ仕様問合せコマンドを発行した分散印刷管理サーバに、プリンタ仕様情報入力要求コマンドを送信し、
    前記プリンタ仕様問合せコマンドを発行した分散印刷管理サーバが、前記接続されたプリントサーバから、そのプリンタ仕様情報を受信したときに、その接続されたプリンタの仕様情報を記憶する手段に、前記接続されたプリンタから受信したプリンタ仕様情報を記憶し、
    前記プリンタ仕様問合せコマンドを発行した分散印刷管理サーバが、前記接続されたプリントサーバから、そのプリンタ仕様情報入力要求コマンドを受信したときに、ユーザからプリンタ仕様情報を入力させ、その接続されたプリンタの仕様情報を記憶する手段に、前記ユーザから入力されたプリンタ仕様情報を記憶することを特徴とする請求項2記載のプリンタ仕様取得システム。
  5. 前記分散印刷管理サーバは、ユーザからプリンタ仕様情報を入力する手段をも有し、
    前記接続されたプリンタが、プリンタ仕様情報を記憶するタイプ1のプリンタと、プリンタ仕様情報を記憶しないタイプ1以外のプリンタの両者のうちいずれでもありうるときに、
    前記特定されたプリンタのタイプを判別する手段を有し、
    前記接続されたプリントサーバは、特定されたプリンタのタイプがタイプ1のときにのみ、プリンタ仕様情報問合せコマンドを発行し、
    特定されたプリンタのタイプがタイプ1以外のプリンタであったときは、ユーザからプリンタ仕様情報を入力させ、
    分散印刷管理サーバは、前記特定されたプリンタのタイプがタイプ1のときは、プリントサーバを介して得られるそのプリンタのプリンタ仕様情報を、その接続されたプリンタの仕様情報を記憶する手段に記憶し、
    分散印刷管理サーバは、前記特定されたプリンタのタイプがタイプ1以外のときは、ユーザからプリンタ仕様情報を入力されたそのプリンタのプリンタ仕様情報を、その接続されたプリンタの仕様情報に記憶することを特徴とする請求項2記載のプリンタ仕様取得システム。
  6. 前記分散印刷管理サーバは、ユーザからプリンタのタイプを入力する手段をも有し、
    前記特定されたプリンタのタイプを判別する手段が、ユーザから入力されたプリンタのタイプであることを特徴とする請求項5記載のプリンタ仕様取得システム。
  7. 前記分散印刷管理サーバは、プリンタのタイプを判定するためのテーブルと、そのテーブルから特定されたプリンタのタイプを検索する手段とを有し、
    前記特定されたプリンタのタイプを判別する手段が、前記分散印刷管理サーバが有する前記プリンタのタイプを判定するためのテーブルから特定されたプリンタのタイプを検索する手段であることを特徴とする請求項5記載のプリンタ仕様取得システム。
  8. 前記プリントサーバは、プリンタのタイプを判定するためのテーブルと、そのテーブルから特定されたプリンタのタイプを検索する手段とを有し、
    前記特定されたプリンタのタイプを判別する手段が、前記プリントサーバが有するプリンタのタイプを判定するためのテーブルと、そのテーブルから特定されたプリンタのタイプを検索する手段であることを特徴とする請求項5記載のプリンタ仕様取得システム。
  9. 前記プリンタを特定するための入力が、プリンタ型番であることを特徴とする請求項2および請求項3記載のいずれかのプリンタ仕様取得システム。
  10. 前記プリンタを特定するための入力が、プリンタ名であることを特徴とする請求項2および請求項3記載のいずれかのプリンタ仕様取得システム。
  11. 前記分散印刷管理サーバは、ユーザからプリンタ型番を入力するための手段をも有し、前記分散印刷管理サーバに、ユーザがプリンタ型番を入力することを特徴とする請求項10記載のプリンタ仕様取得システム。
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