JP3553807B2 - 機器の扉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄機等の機器の扉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、食器洗浄機の一例として、内部に洗浄室を有する洗浄機本体の前面に出入口を形成して、その下縁に扉を揺動可能に支持し、扉を水平姿勢に開放した状態で被洗浄物を出し入れし、扉を閉じて洗浄、すすぎ等を行うものが知られているが、例えば前面の出入口から洗浄室内を清掃したいような場合には、水平姿勢で突出した扉が邪魔になって作業がやりにくいという問題があった。
【0003】
そこで本願出願人は、洗浄室内の掃除がしやすいものとして、先に提出した特願平9−55128号(特開平10−248785号)において、扉にストッパアームを連結して、このストッパアームを洗浄機本体に設けた係止部に係合することで扉を水平姿勢の開放状態に保持し、ストッパアームを係止部から外すことで扉を自重により垂下姿勢に全開し得るようにした洗浄機を提案した。
そしてこの洗浄機では、扉が開放姿勢から全開姿勢に向けて揺動した場合に洗浄機本体の前面に勢い良くぶつからないように、扉と洗浄機本体との間に、緩衝機能を有するガススプリングが配設されている。
【0004】
このガススプリングは、例えば圧縮ガスを封入したシリンダ内に、オリフィスを設けたピストンを摺動可能に嵌装するとともに、ピストンの一面に突設したロッドをシリンダの一端から突出させた構造であって、ロッドの突出端とシリンダの基端とを洗浄機本体の下部と扉との間に差し渡して用いられる。すなわち、扉の揺動力がロッドに作用すると、一方のピストン室内の圧縮ガスが圧縮されて高圧となり、この高圧側の圧縮ガスがピストンのオリフィスを通して他方のピストン室に流入して両ピストン室の圧力が平衡するまでのタイムラグによる両ピストン室の圧力差によって、ロッドに反発力を付与し、もって扉の揺動を緩衝するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなガススプリングを洗浄機本体の下部と扉との間に差し渡して用いた場合、扉が水平姿勢から揺動し始めたときは、ロッドの押し込み速度が早く、圧力平衡のタイムラグが十分に生かせてロッドの反発力が大きく取れ、すなわち扉の揺動に対する緩衝機能が十分に発揮できる反面、扉が垂下姿勢に近づくにつれて、ロッドの押し込み速度が遅くなり、圧力平衡のタイムラグが小さくなることでロッドの反発力が小さく、すなわち緩衝機能が発揮できなくて扉が洗浄機本体の前面に衝撃的にぶつかるおそれがあった。
【0006】
もっとも、ピストンに設けたオリフィスの口径をより小さくすれば、垂下姿勢に近づいてロッドの押し込み速度が低下した場合にも、圧力平衡のタイムラグを得てそれなりの緩衝力を得ることができるが、それでは、扉が水平姿勢から揺動し始めたときのロッドの反発力が大きくなり過ぎて、扉の揺動速度をいたずらに遅くし、また扉を全開状態から逆に閉じる場合に、ガススプリングから大きな抵抗を受けて、閉扉作業に多大な力を要することになるので、単純には採用できない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、扉を下向きに全開する場合にゆっくりと揺動させることができるようにした扉装置を提供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、箱形をなす機器本体の前面に設けられた開口部には、扉が下縁を中心とした揺動可能に支持され、この扉に設けられたストッパアームを前記機器本体に設けられた係止部に係合することでこの扉が略水平姿勢の開放状態に保持されるとともに、このストッパアームの前記係止部に対する係合の解除により前記扉が垂下した全開状態に揺動可能とされた機器の扉装置において、前記機器本体における前記扉の軸支部分の近傍には、この扉に設けられた係合部の回動領域に一端が突出するレバーが回動可能に支持され、このレバーの他端側と前記機器本体との間に、レバーの一端側と前記係合部との係合を介して前記扉を閉鎖方向に揺動させるように前記レバーを回動付勢するスプリングが装着され、かつ前記係合部は、前記扉が略水平姿勢の開放状態から垂下した全開状態に向けて所定角度揺動したところで前記レバーの一端側と係合する設定となっているところに特徴を有する。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の記載において、前記扉と前記機器本体との間には、流体を封入したシリンダ内にオリフィスを設けたピストンロッドを嵌装して緩衝機能を有するガススプリングが設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の記載において、前記レバーの一端の側面には、前記扉の係合部の端縁を受ける受部が突設されているところに特徴を有する。
【0009】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
扉が略水平姿勢に開放された状態においてストッパアームを係止部から外すと、扉は自重により垂下した全開状態に向けて揺動するが、所定角度揺動すると扉に設けられた係合部がレバーの一端と係合し、それ以降はスプリングの弾力に抗してレバーを付勢方向とは逆方向に回動させつつ揺動する。すなわち、垂下した全開状態に達する手前から揺動速度に制動が加わり、扉をゆっくりと静かに全開することができる。
【0010】
<請求項2の発明>
扉の開閉操作をスムーズに行うといったガススプリング本来の機能を生かした上で、扉の全開をゆっくりと静かに行うことができる。
<請求項3の発明>
係合部の端縁をレバーの一端の側面に突設された受部で受けるようにしたから、係合部とレバーとの間で多少の位置ずれがあったとしても、両者を確実に係合させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図11に基づいて説明する。本実施形態では、例えば、ケーキ製造の際に用いるボールや泡立て器のような容器や調理器具等を洗浄するために用いる容器洗浄機を例示している。
この洗浄機は、縦長で二重壁構造の箱形をなす洗浄機本体1を備え、底面の四隅に設けられた脚4で支持されている。洗浄機本体1内の上部側は、図2に示すように洗浄室2となっており、その前面に出入口3が開口され、この出入口3に詳しくは後記するように扉10の下縁が揺動開閉可能に支持されている。
洗浄室2内の上下両側には、図示しない洗浄ノズルとすすぎノズルとが一対ずつ配設されており、容器等の被洗浄物がラック7に入れられて洗浄室2に収容されると、洗浄ノズルから洗浄水が噴出されて洗浄が行われ、続いてすすぎノズルからすすぎ水(温水)が噴出されてすすぎが行われるようになっている。
【0012】
続いて、洗浄室2の出入口3に設けられた扉10の開閉構造について詳細に説明する。
扉10は、出入口3の前面を覆うことのできる正面方形に形成されており、表面の上縁に沿って把手11が設けられているとともに、下縁側が手前側の揺動可能に支持されている。洗浄機本体1を形成する前側の左右の支柱6の前面には、図4及び図5に示すようにL型ブラケット13が取り付けられているとともに、扉10の左右の側縁の下端部にヒンジ板14が取り付けられており、このヒンジ板14の下端部(図5では奥側)と、上記のブラケット13における前面側への突出縁とが、軸15によって揺動可能に支持されている。
【0013】
一方、扉10の裏面の左右の側縁には、ストッパアーム17の収納溝19が形成されており、この収納溝19内には、先端にフック18を設けたストッパアーム17の基端部が軸20により回動可能に支持されている。また、上記した前側の支柱6には縦方向のスリット22が形成され(図2参照)、ストッパアーム17がそのスリット22を通してそれぞれ左右の二重壁23内に挿入可能とされている。この二重壁23内には、図4に示すように、ストッパアーム17の下縁を受ける転動ローラ25と、ストッパアーム17のフック18に係止可能な係止軸26とが並んで設けられている。
【0014】
したがって、図4の鎖線に示すように、扉10が閉鎖位置に揺動されると、ストッパアーム17の基端側の下縁が転動ローラ25で受けられつつ、ストッパアーム17は後方の斜め上方を向いた姿勢を取る。係る状態から扉10を開放し、同図の実線に示すように、水平姿勢を取るまでに揺動されると、ストッパアーム17のフック18が係止軸26に係止されることで、扉10が水平姿勢を取った開放状態に保持されるようになっている。
また、図4の実線の状態から扉10を少し起こすと、ストッパアーム17のフック18が係止軸26から後方に抜けるので、引き続いて図5に示すように、ストッパアーム17を軸20を中心に手前側に回動させることで、係止軸26から外すことができる。ストッパアーム17はスリット22を通してそのまま扉10側に反転させることができ、収納溝19に収納可能となる。
【0015】
扉10と洗浄機本体1との間には、扉10の閉鎖動作を助勢し、また扉10の開放動作を緩衝するためのガススプリング30が介設されている。このガススプリング30は、図6に示すように、シリンダ31内に、オリフィス33を設けたピストン32が摺動自由に嵌装されて、このピストン32の一面に突設されたロッド34がシリンダ31の一端から突出されているとともに、シリンダ31内に窒素ガス等の圧縮ガス35が封入された構造であって、常にはロッド34が伸長する方向に付勢され、また緩衝機能も有するものである。なお、ロッド34を覆うようにしてゴムブーツ36が装着されている。
【0016】
上記のようなゴムブーツ36付きのガススプリング30が、一対それぞれロッド34を下に向けた姿勢で扉10の左右両側に配されている。詳細には図4にも示すように、上記した扉10に設けられたヒンジ板14の前方に突出した部分に、シリンダ31の基端側の目玉部37が軸38により支持され、一方、ロッド34の先端に設けられた目玉部39が、前側の支柱6の前面に設けられた別のL型ブラケット40に軸41によりに支持されている。
【0017】
ここで、上記のガススプリング30における緩衝機能を考察すると以下のようである。例えば、図7の破線のように扉10を水平な開放姿勢に保持した状態からストッパアーム17を外すと、扉10は自重により同図の実線に示す垂下姿勢に揺動する。扉10が下方に揺動すると、その荷重がロッド34に加わってこれを後退させ、ピストン32の上面室32Uの圧縮ガス35が圧縮されて高圧となる。一方、ピストン32にはオリフィス33が形成されているから、上面室32U側の圧縮ガス35がオリフィス33を通って次第に下面室32D側に流入し、いずれは両室32U,32Dの圧力が平衡した状態となるが、圧縮ガス35の流入はオリフィス33を通る関係上少量ずつに限られるため、圧力が平衡するまでには時間が掛かり、その間、両室32U,32Dの間には圧力差が生じていて、その圧力差がロッド34を突出させるような反発力を生む。その結果、扉10を自重に抗して持ち上げる方向の力が作用して緩衝機能が発揮される。
【0018】
一方、扉10が出入口3を全閉した位置から全開するまでにおけるガススプリング30の上端部の軌跡は、図7の円弧線Xに示すようになる。上記のように、扉10が水平な開放姿勢から垂下した全開姿勢に揺動する場合、揺動のし始めでは、所定角度揺動する間のロッド34の後退ストロークが大きい。その結果、ピストン32の上面室32Uが急激に高圧となって、両室32U,32Dの圧力が平衡するまでに時間が掛かり、ロッド34の反発力、すなわち緩衝力が大きい。それに対して、例えば扉10が図7の一点鎖線に示す傾斜位置まで揺動すると、それ以降は、所定角度揺動する間のロッド34の後退ストロークが小さくなり、その結果、ピストン32の上面室32Uがゆっくりと圧力上昇することとなって、両室32U,32Dの圧力が平衡するのも早く、ロッド34の反発力、すなわち緩衝力も小さいものに留められる。すなわち緩衝力が不足して、条件によっては扉10が洗浄機本体1の前面に突き当たることも懸念される。
【0019】
そこでこの実施形態では、緩衝力の増強のために以下のような対策が講じられている。
上記の扉10を軸支したL型ブラケット13には、図5及び図8に示すように、扉10の軸15よりも後方の位置に別の軸43が設けられ、この軸43に、く字形をなすレバー45が回動可能に支持されている。一方、上記した扉10に設けられたヒンジ板14は、その突出した縁部がレバー45と係合する係合縁46として機能するようになっている。レバー45の一端側は、ヒンジ板14の係合縁46の回動域に突出しており、その先端の一面には、係合縁46と係合可能なカラー47が突設されている。レバー45の他端側は、支柱6の前面に設けられた縦長のスリット(図示せず)を貫通して二重壁23内に突出している。
レバー45の他端側には、複数の掛止孔48が長さ方向に所定の間隔を空けて形成されており、その掛止孔48の一つに、引張コイルバネ50の一端が掛止されている。この引張コイルバネ50の他端は、図4に示すように、支柱6の内面の下端に設けられた掛止板52に掛止されている。
【0020】
そして自然状態では、図5に示すように、レバー45の他端側が後方に向けてほぼ水平姿勢で延出しており、レバー45の一端側は、先端を斜め下向きにした姿勢を取っている。また、扉10が水平姿勢の開放状態にあるときには、ヒンジ板14の係合縁46は、先下がりの姿勢となってレバー45のカラー47の上方に離間している。そして、扉10が上記の水平姿勢から、およそ45度下方に揺動したところで、ヒンジ板14の係合縁46がレバー45のカラー47と当接する設定となっている。なお、係合縁46がカラー47と当接するタンミングは、引張コイルバネ50の上端を他の掛止孔48に変えて掛止し、カラー47の位置を上下に変化させることで調節することができる。
【0021】
本実施形態は上記のような構造であって、続いてその作用を説明する。
洗浄を行う場合は、図1に示すように扉10が閉じられた状態から、把手11に手を掛けて扉10を手前側に揺動させる。扉10はその自重も手伝ってガススプリング30の付勢力に抗してロッド34を後退させつつ開放される。その間、ストッパアーム17は転動ローラ25上を摺動しつつ手前側に引き出され、扉10が水平となる姿勢まで開放されると、図4に示すように、ストッパアーム17のフック18が係止軸26に係止して、扉10が水平姿勢の開放位置に保持される(図2)。
【0022】
続いて、被洗浄物を入れたラック7を扉10の上に載せ、そのまま洗浄室2の両側面に設けられたレール8(図3参照)に沿ってラック7を洗浄室2内に押し入れる。そして、再び把手11に手を掛けて扉10を起こしつつ閉じる。ガススプリング30はロッド34を突出させる方向の付勢力を有しているから、ガススプリング30により助勢力を得て扉10は小さい力でスムーズに閉じることができる。ストッパアーム17は転動ローラ25上を摺動しつつ二重壁23内に押し込まれる。図1のように扉10が閉じられたら、既述したように、洗浄工程とすすぎ工程とが順次に行われ、それらが完了したら、再び図2のように扉10を開放し、扉10の上に一旦ラック7を引き出して、引き続き回収すればよい。
【0023】
一方、出入口3を通して洗浄室2内を清掃したり、メンテナンスを行う場合は以下のようにする。まず、扉10を図4の実線に示すように一旦開く。続いて、扉10を少し起こしてストッパアーム17のフック18を係止軸26から外し、引き続いて図5に示すように、ストッパアーム17を持って手前側に回動させ、そのまま扉10側に反転して収納溝19に収納する。
左右のストッパアーム17を外したのち扉10の保持を解除すると、扉10は自重によりガススプリング30の付勢力に抗してロッド34を後退させつつ下方に揺動する。始めは揺動力が大きいが、既述したようにガススプリング30のロッド34の反発力も大きいので、扉10は適宜に制動を加えられてスムーズに揺動される。
【0024】
扉10が所定角度揺動すると、図9に示すように、扉10のヒンジ板14の係合縁46がレバー45のカラー47と当接し、引き続き図10に示すように、引張コイルバネ50を引張してレバー45を同図の反時計回り方向に回動させつつ揺動し、ついには図11に示すように、ほぼ真下を向いた姿勢まで揺動され、全開状態となる。
この間、既述したようにガススプリング30のロッド34の反発力は小さいが、引張コイルバネ50のバネ力に抗して扉10が揺動することになるから、揺動速度に制動が加わって扉10は静かに全開し、洗浄機本体1の前面に勢い良く衝突するようなことはない。
この全開状態では、出入口3の前方に出っ張った部分がほとんど無くなるので、出入口3に正面からより近づけて、出入口3を通した清掃作業やメンテナンスがきわめてやりやすくなる。
【0025】
扉10を通常状態に戻すには、図3及び図11の全開状態から扉10を起こし、それとともに収納溝19内に収納されたストッパアーム17を洗浄機本体1側に回動させる。そして、回動させたストッパアーム17の先端をスリット22を通して二重壁23内に挿入して転動ローラ25上に載せ、引き続いて扉10を起こして図1に示すように扉10を閉じればよい。
【0026】
以上説明したように本実施形態によれば、ガススプリング30の緩衝力が低下する全開状態の近傍に達したところで、引張コイルバネ50の付勢力を開扉方向に利かせるようにしたから、揺動速度に制動が加えられて、扉10をゆっくりと静かに全開状態に持ち来すことができる。
しかも、オリフィス33の口径を小さくする等、ガススプリング30自体の性能には変更が加えられていないから、扉10が水平姿勢から揺動し始めたときにその揺動速度がいたずらに遅くなったり、また扉10を全開状態から閉じる場合に、ガススプリング30から大きな抵抗を受けて閉扉作業に多大な力を要するといったことがない。逆に、引張コイルバネ50の付勢力で扉10を全開状態から閉める場合の助勢力を得ることができる。
【0027】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)扉が全開する場合の緩衝力を得ることに着目すれば、ガススプリングに変えて上記実施形態に例示した引張コイルバネを設けるだけでも十分にその機能を果たし、そのようなものも本発明に含まれる。
(2)本発明は、上記実施形態に例示した容器洗浄機に限らず、洗浄室の前面の出入口に手前側に揺動開閉する扉を備えた洗浄機全般に適用でき、さらに洗浄機に限らず、機器本体の前面の開口部に手前側に揺動開閉される扉を設けた機器の扉装置全般に広く適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る容器洗浄機の扉を閉じた状態の外観斜視図
【図2】扉を開いた状態の斜視図
【図3】扉を下向きに全開した状態の斜視図
【図4】扉を閉いた状態の一部切欠側面図
【図5】その部分拡大図
【図6】ガススプリングの断面図
【図7】ガススプリングの緩衝作用を説明する概略側面図
【図8】レバーの装着構造を示す斜視図
【図9】係合縁がレバーに当接した状態の部分側面図
【図10】レバーを回動させつつ扉が全開方向に向けて揺動している状態の部分側面図
【図11】扉が下向きに全開した状態の部分側面図
【符号の説明】
1…洗浄機本体 3…出入口(開口部) 6…支柱 10…扉 13…ブラケット 14…ヒンジ板 15…軸 17…ストッパアーム 18…フック 26…係止軸 30…ガススプリング 31…シリンダ 32…ピストン 33…オリフィス 34…ロッド 35…圧縮ガス 43…軸 45…レバー 46…係合縁 47…カラー 48…掛止孔 50…引張コイルバネ 52…掛止板

Claims (3)

  1. 箱形をなす機器本体の前面に設けられた開口部には、扉が下縁を中心とした揺動可能に支持され、この扉に設けられたストッパアームを前記機器本体に設けられた係止部に係合することでこの扉が略水平姿勢の開放状態に保持されるとともに、このストッパアームの前記係止部に対する係合の解除により前記扉が垂下した全開状態に揺動可能とされた機器の扉装置において、
    前記機器本体における前記扉の軸支部分の近傍には、この扉に設けられた係合部の回動領域に一端が突出するレバーが回動可能に支持され、このレバーの他端側と前記機器本体との間に、レバーの一端側と前記係合部との係合を介して前記扉を閉鎖方向に揺動させるように前記レバーを回動付勢するスプリングが装着され、かつ前記係合部は、前記扉が略水平姿勢の開放状態から垂下した全開状態に向けて所定角度揺動したところで前記レバーの一端側と係合する設定となっていることを特徴とする機器の扉装置。
  2. 前記扉と前記機器本体との間には、流体を封入したシリンダ内にオリフィスを設けたピストンロッドを嵌装して緩衝機能を有するガススプリングが設けられていることを特徴とする請求項1記載の機器の扉装置。
  3. 前記レバーの一端の側面には、前記扉の係合部の端縁を受ける受部が突設されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の機器の扉装置。
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