JP3552689B2 - 画像印刷装置および方法、印刷媒体、並びにプログラム - Google Patents

画像印刷装置および方法、印刷媒体、並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像印刷装置および方法、印刷媒体、並びにプログラムに関し、特に、撮影画像のサイズの縮小処理を複数回行うことによる画像劣化を抑制し、より高品質のシール画像を提供することで、ユーザの満足度を向上させることができるようにした画像印刷装置および方法、印刷媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラでユーザを撮影し、これを予め用意されたフレーム画像と合成してシール紙などに印刷して提供する画像印刷装置(例えば、プリントクラブ(商標))が知られている。
【0003】
従来の画像印刷装置による撮影印刷処理を図1のフローチャートを参照して説明する。
【0004】
最初に、画像印刷装置を制御するCPUは、ステップS1において、ディスプレイにデモ画面を表示する。そしてCPUは、ステップS2においてユーザが硬貨投入口に代金を投入したと判定するとステップS3に進み、ユーザをデジタルカメラで撮影する。CPUはステップS4において、その撮影画像のサイズを画面に表示可能なサイズに縮小した画面表示用画像に対応する画面表示用画像データを生成し、ステップS5において、その画面表示用画像をディスプレイに表示し、ユーザによる入力を受け付ける。
【0005】
そしてCPUは、ステップS6において、ユーザが再撮影を指示したか否かを判定し、指示していないと判定すると、ステップS7において落書きに関する処理を行う。ステップS8において落書きが終了したと判定すると、CPUは、ステップS9に進み、撮影画像に落書き結果を反映させた落書き結果画像に対応する落書き結果画像データを生成する。
【0006】
ステップS10において、ユーザによる印刷の設定に関する入力を受け付けたCPUは、ステップS11において、その入力に基づいて落書き結果画像のサイズを縮小し、編集して印刷用の画像である印刷用画像に対応する印刷用画像データを生成し、ステップS12において、その印刷用画像を印刷し、ステップS1に戻る。
【0007】
このように、ユーザは料金を投入し、表示される操作ガイダンスや音声指示に従い、デジタルカメラによる写真撮影を行い、その撮影結果に対して任意の文字や図形などを編集(いわゆる落書き)し、写真シールを得ることができる。
【0008】
最近このような画像印刷装置において、近年のデジタルカメラの性能向上に伴い、高画質な写真シールを提供するために、ユーザを撮影するカメラの画素数も増加している。しかしながら、カメラの画素数が向上すると、そのカメラによる撮影画像のサイズも増加し、データサイズが大きくなってしまう。例えば、画素数300万ピクセルのデジタルカメラによる1回の撮影の場合に必要なメモリ空き容量は約13メガバイトである。画像印刷装置において、撮影画像は、ディスプレイにおいての表示や、落書き編集の合成などの処理に何度も利用される。そのため撮影画像が拡大すると、必要とするメモリ空き容量が増加し、画像印刷装置は実用的な操作応答性を確保できなくなる。
【0009】
この問題を解決するために、図1に示すように、撮影画像のサイズを扱いやすいサイズに縮小して記憶し、処理を行う画像印刷装置がある。
【0010】
図2は、図1の撮影印刷処理における撮影画像データが処理される様子を示す模式図である。
【0011】
図2において、カメラ10が撮影した撮影画像データ11(縦1800ドット×横2400ドット)は、CPU20に供給され、画面表示用画像データ生成処理21においてその画像のサイズが縮小され、画面表示用画像データ31(縦480ドット×横640ドット)としてRAM30に記憶される。なお、画面表示用画像データ生成処理21は、図1のステップS4に対応する。
【0012】
画面表示用画像データ31は、CPU20に供給され、対応する画面表示用画像がディスプレイに表示される。そして、その表示された画面表示用画像は、図1のステップS5に対応する撮影結果保存/取消し確認処理22、または図1のステップS7に対応する落書き処理23に利用される。そして、その画面表示用画像は、落書き処理23において、ユーザによる編集入力に基づいて編集され、落書き結果画像に対応する落書き結果画像データ32(縦480ドット×横640ドット)が生成され、RAM30に記憶される。
【0013】
落書き結果画像データ32はCPU20に供給され、印刷用画像データ生成処理24においてその落書き結果画像データ32に対応する落書き結果画像のサイズが縮小され、印刷用画像に対応する印刷用画像データ33(縦280ドット×横374ドット、縦249ドット×横332ドット、または縦187ドット×横249ドット)としてRAM30に記憶される。なお、印刷用画像データ生成処理24は、図1のステップS11に対応する。
【0014】
印刷用画像データ24はプリンタ40に供給され、対応する印刷用画像がシールシートに印刷される。
【0015】
以上のように、この画像印刷装置は、撮影画像のサイズの縮小処理を複数回行うことでデータサイズを調整し、処理を行っている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画像のサイズの縮小処理において撮影画像は劣化するので、上述したような複数回縮小処理を行う方法では、シールシートに印刷された画像が劣化し、ユーザの満足度を低下させるという課題があった。
【0017】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、撮影画像のサイズの縮小処理による画像劣化を抑制して、より高品質のシール画像を提供することができるようにするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像印刷装置は、被写体を撮影する撮影手段と、撮影手段により撮影して得られた被写体の撮影画像のサイズを縮小する第1の縮小手段と、撮影手段により撮影して得られた被写体の撮影画像であって、第1の縮小手段により縮小されていない元のサイズの撮影画像に対応する撮影画像データを記憶する記憶手段と、第1の縮小手段によりサイズが縮小された撮影画像を表示する表示手段と、表示手段により表示された撮影画像に対して合成される、元のサイズの撮影画像よりも小さいサイズの編集画像の入力を受け付ける受付手段と、記憶手段により記憶されている撮影画像データ、および受付手段により受け付けられた編集画像の編集画像データを処理することにより、撮影画像データの撮影画像のサイズ、および編集画像データの編集画像のサイズを印刷画像のサイズに縮小する第2の縮小手段と、第2の縮小手段により各画像のサイズが縮小された撮影画像データと編集画像データを互いに合成することにより、撮影画像および編集画像が合成された印刷画像に対応する印刷画像データを生成する合成手段と、合成手段により合成されて得られた印刷画像データの印刷画像を印刷する印刷手段とを備えることを特徴とする。
【0019】
撮影手段は、例えば、図3の撮影装置60により構成され、第1の縮小手段は、例えば、図6のステップS36の処理を実行する図5のCPU101により構成され、記憶手段は、例えば、図5のRAM103により構成され、表示手段は、例えば、図3の確認・編集用モニタ71により構成され、受付手段は、例えば、図3のタッチペン82および図5のタッチパネル113により構成され、第2の縮小手段は、図8のステップS61およびステップS62の処理を実行する CPU 101により構成され、合成手段は、図8のステップS63およびS64の処理を実行する CPU 101により構成され、印刷手段は、例えば、図5のプリンタ107により構成される。
【0020】
CPU 101は、 RAM 103に記憶されている撮影画像データに対応する撮影画像のサイズ(例えば、縦1800ドット×横2400ドット)を、ユーザに指定されたシールのサイズ(例えば、縦280ドット×横374ドット、縦249ドット×横332ドット、または縦187ドット×横249ドット)に縮小する。同様に、 CPU 101は、ユーザによる編集入力のデータである編集データ(落書きデータ)に対応する編集画像のサイズ(例えば、縦480ドット×横640ドット)を、ユーザに指定されたシールのサイズ(例えば、縦280ドット×横374ドット、縦249ドット×横332ドット、または縦187ドット×横249ドット)に縮小する。そして、 CPU 101は、縮小した撮影画像と編集画像を合成し、その合成結果画像に対応する合成結果画像データを、ユーザに指定されたレイアウトに配置し、印刷用の画像である印刷用画像に対応する印刷用画像データを生成する。印刷用画像は、例えば、図9または図10のように配置された合成結果画像により構成される。
以上のように構成することにより、確認・編集用モニタ71に表示された撮影画像に対する編集画像のサイズと、サイズが縮小されずに RAM 103に記憶されている撮影画像データに対応する撮影画像のサイズを、印刷する画像サイズで合成することができる。これにより画像印刷装置は、撮影から印刷までに行われる撮影画像のサイズの縮小処理を1回に抑えて、より高品質のシール画像を提供することができる。
【0021】
なお、撮影装置60のカメラ61が縮小機能を有し、撮影画像のサイズを縮小し、画面表示用画像として、対応する画像データ(画面表示用画像データ)を直接RAM103に記憶する、または確認・編集用モニタ71に表示させるようにしてもよい。この場合、第1の縮小手段は、例えば、図5のカメラ61により構成される。
【0022】
撮影装置60の撮影したときの撮影画像のサイズは、例えば図11に示すように、縦1800ドット×横2400ドットである。また、縮小処理され、確認・編集用モニタ71に表示された撮影画像のサイズは、例えば図11に示すように、縦480ドット×横640ドットである。
【0023】
前記合成手段は、第2の縮小手段により各画像のサイズが縮小された撮影画像データと編集画像データを互いに合成することにより印刷画像データを複数生成し、印刷手段は、合成手段により合成されて得られた複数の印刷画像データのそれぞれについて印刷画像を印刷するようにすることができる。
【0024】
CPU 101は、図9および図10に示されるように、縮小した撮影画像と編集画像を合成し、その合成結果画像に対応する複数の合成結果画像データを、ユーザに指定されたレイアウトに配置する。これにより、画像印刷装置は、複数の画像が印刷されたシールシートを提供することができる。
【0025】
前記第2の縮小手段は、撮影画像データおよび編集画像データを処理することにより、撮影画像および編集画像のサイズを複数のサイズに縮小し、合成手段は、第2の縮小手段により各画像のサイズが縮小された撮影画像データと編集画像データをサイズ毎に互いに合成することにより、各サイズの印刷画像にそれぞれ対応する複数の印刷画像データを生成し、印刷手段は、合成手段により合成されて得られた複数の印刷画像データを用いて、各サイズの印刷画像を印刷するようにすることができる。
【0026】
例えば、図10に示されるように、プリンタ107は、 CPU 101により合成された複数の合成結果画像が配置された印刷用の画像をシールシートに印刷する。なお、シールシートに配置される合成結果画像のレイアウトは、どのようなレイアウトでもよい。また、印刷される撮影画像のサイズも、印刷可能なサイズであれば、どのようなサイズであってもよい。このようにすることにより、画像印刷装置は、複数のサイズの画像が印刷されたシールシートを提供することができる。
【0027】
以上のように構成することにより、確認・編集用モニタ71に表示された撮影画像に対する編集画像のサイズと、サイズが縮小されずにRAM103に記憶されている撮影画像データに対応する撮影画像のサイズを、印刷する画像サイズで合成することができる。これにより画像印刷装置は、撮影から印刷までに行われる撮影画像のサイズの縮小処理を1回に抑えて、より高品質のシール画像を提供することができる。
【0032】
前記記憶手段は、前記撮影手段を構成するカメラに内蔵されているようにすることができる。
【0033】
例えば、図12に示すように、撮影装置60を構成するカメラ61がメモリ61aを内蔵し、そのメモリ61aに撮影画像データを画像のサイズを縮小せずに記憶する。これにより、RAM103に必要とする空き容量を減らすことができる。
【0034】
なお、カメラ61が縮小機能を有し、メモリ61aより撮影画像データを出力する際に、画像のサイズを縮小して出力することもできる。
【0042】
本発明の画像印刷装置の画像印刷方法は、被写体を撮影する撮影ステップと、撮影ステップの処理により撮影して得られた被写体の撮影画像のサイズを縮小する第1の縮小ステップと、撮影ステップの処理により撮影して得られた被写体の撮影画像であって、第1の縮小ステップの処理により縮小されていない元のサイズの撮影画像に対応する撮影画像データを記憶する記憶ステップと、第1の縮小ステップの処理によりサイズが縮小された撮影画像を表示する表示ステップと、表示ステップの処理により表示された撮影画像に対して合成される、元のサイズの撮影画像よりも小さいサイズの編集画像の入力を受け付ける受付ステップと、記憶ステップの処理により記憶されている撮影画像データ、および受付ステップの処理により受け付けられた編集画像の編集画像データを処理することにより、撮影画像データの撮影画像のサイズ、および編集画像データの編集画像のサイズを印刷画像のサイズに縮小する第2の縮小ステップと、第2の縮小ステップの処理により各画像のサイズが縮小された撮影画像データと編集画像データを互いに合成することにより、撮影画像および編集画像が合成された印刷画像に対応する印刷画像データを生成する合成ステップと、合成ステップの処理により合成されて得られた印刷画像データの印刷画像を印刷する印刷ステップとを含むことを特徴とする。
【0043】
撮影ステップは、例えば、図6のステップS35により構成され、第1の縮小ステップは、例えば、図6のステップS36により構成され、記憶ステップは、例えば、図6のステップS35により構成され、表示ステップは、例えば、図6のステップS37により構成され、受付ステップは、例えば、図7のステップS43により構成され、第2の縮小ステップは、例えば、図8のステップS61およびステップS62により構成され、合成ステップは、例えば、図8のステップS63により構成され、印刷ステップは、例えば、図7のステップS48により構成される。
【0044】
前記合成ステップの処理は、第2の縮小ステップの処理により各画像のサイズが縮小された撮影画像データと編集画像データを互いに合成することにより印刷画像データを複数生成し、印刷ステップの処理は、合成ステップの処理により合成されて得られた複数の印刷画像データのそれぞれについて印刷画像を印刷するようにすることができる。
第2の縮小ステップの処理は、撮影画像データおよび編集画像データを処理することにより、撮影画像および編集画像のサイズを複数のサイズに縮小し、合成ステップの処理は、第2の縮小ステップの処理により各画像のサイズが縮小された撮影画像データと編集画像データをサイズ毎に互いに合成することにより、各サイズの印刷画像にそれぞれ対応する複数の印刷画像データを生成し、印刷ステップの処理は、合成ステップの処理により合成されて得られた複数の印刷画像データを用いて、各サイズの印刷画像を印刷するようにすることができる。
【0045】
印刷媒体は、例えば、図9および図10に示すような所定の枚数のシールからなるシールシートとされる。このシールシートは、それぞれが等しい大きさのシールからなるシートとすることもできるし、様々な大きさのシールからなるシートとすることもできる。当然、1枚の大きなシールであってもよい。なお、印刷媒体は、シールシートに限定されるものではなく、紙であってもよいし、例えば、テレホンカードなどのカード、Tシャツなどの布地、熱転写シール、または大型ポスタなどであってもよい。
【0046】
本発明のプログラムは、上述した画像印刷方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0047】
本発明のプログラムは、所定の記録媒体に記録されて、例えば、図5のドライブ120により読み出され、画像印刷装置にインストールされる。記録媒体は、フロッピディスクなどよりなる磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk)などよりなる光ディスク、MD(Mini Disk)(商標)などよりなる光磁気ディスク、または半導体メモリなどより構成される。
【0048】
【発明の実施の形態】
図3は、本発明を適用した画像印刷装置50の構成例を示す斜視図である。
【0049】
画像印刷装置50の筐体51の面51−1の上方には、左右方向中間部において撮影装置60が設置されている。この撮影装置60の所定の角度だけ斜め下方向を向いた面には、CCD(Charge Coupled Device)、あるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などよりなるカメラ61、および小型のLCDなどよりなる取り込み画像表示部62が配置されている。カメラ61は、被写体の画像を取り込み、取り込まれた画像(動画像)は、取り込み画像表示部62に表示される。取り込み画像表示部62がカメラ61の近傍に設けられているため、ユーザは、取り込み画像表示部62に表示されている自分の画像を確認しながら、視線をほぼカメラ61に向けた状態で撮影することができる。
【0050】
カメラ61は、図5のカメラ制御部105の制御の基、ユーザにより選択される「全身」のモードまたは「アップ」のモードに応じて、設置位置が移動され、さらに、「正面」のモードでの撮影時には設置角度がほぼ0度に設定され、「見上げ」のモードでの撮影時には設置角度がほぼ30度に設定される。また、カメラ61により撮影された撮影画像のサイズは、縦1800ドット×横2400ドットである。
【0051】
なお、カメラ61により撮影された撮影画像のサイズを一例としてあげたが、これに限らず、得られた撮影画像データのデータサイズが処理可能な大きさであれば、いくつでも良い。
【0052】
面51−1の撮影装置60の下方には、確認・編集用モニタ71が設置されている。確認・編集用モニタ71は、撮影方法を案内する画面や、後述するように撮影装置60により撮影された被写体の画像を表示する。確認・編集用モニタ71に表示される撮影画像のサイズは、縦480ドット×横640ドットである。
【0053】
なお、確認・編集用モニタ71に表示される撮影画像のサイズを一例としてあげたが、これに限らず、表示可能なサイズであれば、いくつでも良い。
【0054】
また、確認・編集用モニタ71にはタッチパネル113(図5)が積層されており、ユーザは、確認・編集用モニタ71に表示されている画像に対して後述するタッチペン82を操作することにより、確認・編集用モニタ71に表示された撮影画像に任意の文字や図形などを書き込む(入力する)ことができる。
【0055】
確認・編集用モニタ71は、撮影画像とともに、様々な編集ツールの選択ボタンなどを表示する。そして、確認・編集用モニタ71は、ユーザによりタッチペン82で書き込みがなされたとき、その入力に応じて生成した編集済みの画像を表示する。
【0056】
面51−1の下方にある、所定の角度だけ斜め上方を向いた面51−2の左側には、操作パネル81が設置されている。操作パネル81は、ユーザにより操作される各種の操作ボタンにより構成され、例えば、カメラ61のズームを調整するときなどに操作される。操作パネル81には、例えば、確認・編集用モニタ71に表示される各種の選択項目に対して、その項目を決定するときに操作される「○ボタン」、決定した項目をキャンセルするときに操作される「×ボタン」、確認・編集用モニタ71に表示されるカーソルなどを移動するときに操作される「+ボタン」、および「−ボタン」などが配置され、そのほか、撮影の開始を指示するときに操作される「撮影スタートボタン」などが適宜配置される。
【0057】
また、面51−2の右側には、タッチペン82が設置されている。タッチペン82は、確認・編集用モニタ71に積層されるタッチパネル113の位置検出方式(例えば、抵抗膜式、超音波式など)に応じて構成され、画像編集に使用されないとき、図3に示されるように面51−2に設置されている突起部に引っかけられる。
【0058】
面51−1の下方にある面51−3の左側には、硬貨投入口83が設けられており、ユーザが、画像印刷装置50を利用するとき、所定の金額を投入することができるようになされている。また、面51−3の右側には、スピーカ84が設けられており、ユーザに対して、各種の音声ガイダンスなどを出力し、撮影方法(シール作成の進行方法)を案内するようになされている。
【0059】
また、筐体51の左側面である面51−4の下方には、印刷物取り出し口85が設けられており、所定の数および所定の大きさの複数のシールからなる、編集済みの画像が印刷されたシールシートを排出する。
【0060】
面51−1の左右および上には、面51−1の前方を照らすように照明装置86a、86b、および86cが設置されている。照明装置86a乃至86cは、内部に発光体(フラッシュ)を有しており、ユーザから操作パネル81が操作されることにより、撮影の開始が指示され、カメラ61が取り込む画像を静止画像として記憶するとき(キャプチャするとき)、そのタイミングに合わせて、被写体を照射する。
【0061】
このような構成を有する画像印刷装置50の正面には、例えば、図4に示すように、所定の大きさの撮影ボックス91が配置される。
【0062】
図4に示すように、画像印刷装置50の正面側(面51−1側)には、その対向する位置に、所定の距離だけ離間して背景パネル92が配置されている。そして、背景パネル92と筐体51の間にある撮影ボックス91の入口の上部には、カーテンフレーム93が設けられており、カーテン94が取り付けられている。すなわち、カーテン94により入口が覆われ、撮影ボックス91の内部の空間(以下、適宜、撮影空間と称する)が、外部から見えないようになされている。
【0063】
図5は、図3の画像印刷装置50の内部の構成例を示すブロック図である。図3において説明した部分についてはその説明を省略する。
【0064】
CPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102に記憶されているプログラム、または、プログラム記憶部104からRAM(Random Access Memory)103にロードしたプログラムに従って画像印刷装置50の全体の動作を、バス110を介して制御する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0065】
プログラム記憶部104は、ハードディスクやそのドライブからなり、CPU101が実行する様々なプログラムなどを記憶する。ドライブ120は、フロッピディスクやハードディスクなどの磁気ディスク131や、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)などの光ディスク132、MD(Mini Disk)(商標)などよりなる光磁気ディスク133、または半導体メモリ134などの記録媒体に記憶されているプログラムを読み出し、バス110を介してプログラム記憶部104などに供給する。例えば、ドライブ120からは、被写体の画像と合成する新たなフレーム画像、もしくは編集画像(手作りスタンプ)などが供給される。
【0066】
撮影装置60の内部には、上述したカメラ61および取り込み画像表示部62の他に、カメラ制御部105が配置されている。カメラ制御部105は、ユーザが操作パネル81を操作することにより入力したカメラ61の調節要求に応じて、カメラ61のズーム率、および取り込む光量などを制御する。
【0067】
硬貨処理部106は、硬貨投入口83から投入された硬貨をカウントし、画像の作成代金として予め設定されている所定の金額が投入されたと判定したとき、それをCPU101に通知する。
【0068】
プリンタ107は、筐体51内部に設置され、所定の数および所定の大きさに分割されたシールのシールシートを複数種類ストックし、ユーザから選択されたシールシートに、編集済みの画像を印刷する。プリンタ107により印刷されたシールシートは、印刷物取り出し口85から排出され、ユーザに提供される。
【0069】
音声出力制御部111は、CPU101からの制御に基づいてスピーカ84を制御し、例えば、撮影および編集方法などを説明する各種の音声ガイダンス、静止画像を取り込むときのシャッター音などの効果音、または、画像に書き込まれるときに発生される効果音などを出力する。
【0070】
表示プロセッサ112は、撮影処理が終了し、ユーザが画像編集を開始するとき、RAM103からバス110を介して転送されてくる撮影画像データを内蔵するメモリ112aに記憶する。そして、表示プロセッサ112は、タッチパネル113において編集入力がされたとき、編集対象画像上における、その入力位置を検出し、編集対象画像に反映させて確認・編集用モニタ71に表示させる。なお、図5においては、確認・編集用モニタ71とタッチパネル113は別の位置に示されているが、実際には積層して配置されている。
【0071】
次に、図6および図7のフローチャートを参照して、画像印刷装置50による撮影印刷処理について説明する。
【0072】
最初にステップS31において、CPU101は、プログラム記憶部104に記憶されている、撮影の進行方法などのデモンストレーション画面(以下、デモ画面と称する)を、表示プロセッサ112を制御し、確認・編集用モニタ71に表示させる。
【0073】
ステップS32において、CPU101は、硬貨処理部107からの出力に基づいて、所定の代金(シールシートの作成代金)が投入されたか否かを判定し、投入されたと判定するまでステップS31に戻り、デモ画面を表示して待機する。一方、CPU101は、代金が投入されたと判定した場合、ステップS33に進み、操作パネル81からの入力を受け付け、ユーザの指示によるカメラ61の調整処理を行う。このとき、CPU101は、各種の機能や撮影方法を説明する説明画面を確認・編集用モニタ71に表示させる。ユーザは、その確認・編集用モニタ71に表示された説明画面に従って、カメラ61の調整などを行う。なお、硬貨が投入されることに応じて、取り込み画像表示部62には、カメラ61が撮影している動画像が表示される。
【0074】
CPU101は、ステップS34において、ユーザにより撮影開始のボタンが操作されたか否かを判定し、ユーザにより撮影開始のボタンが操作されたと判定するまでステップS33に戻り、待機する。
【0075】
ユーザにより撮影開始のボタンが操作されたと判定した場合、CPU101は、ステップS35に進み、編集・確認用モニタ71に、カウントダウンインジケータを表示させ、撮影を行う。このとき、カメラ61により撮影されている画像が静止画の撮影画像データとしてRAM103に記憶される。RAM103に記憶された撮影画像データに対応する撮影画像のサイズは縦1800ドット×横2400ドットである。
【0076】
また、CPU101は、撮影するタイミングとなったとき、照明装置86a乃至86cを制御してフラッシュを被写体に照射する。
【0077】
CPU101は、ステップS36において、撮影画像のサイズを縮小した、確認・編集用モニタ71に表示するための撮影画像である画面表示用画像に対応する画面表示用画像データを生成し、RAM103に記憶する。確認・編集用モニタ71が撮影画像を縦480ドット×横640ドットのサイズで表示するので、画面表示用画像のサイズは、縦480ドット×横640ドットである。なお、RAM103に記憶される画面表示用画像データに対応する画面表示用画像のサイズは、確認・編集用モニタ71が表示する画像のサイズでなくても良い。その場合、その画面表示用画像のサイズを、確認・編集用モニタ71に表示する際に、確認・編集用モニタ71が表示する画像のサイズに合わせる処理が必要である。
【0078】
ステップS37において、CPU101は、ステップS36で生成した画面表示用画像データに対応する画面表示用画像を確認・編集用モニタ71に表示させ、操作パネル81からの入力を受け付ける。ユーザは、操作パネル81を操作することにより、確認・編集用モニタ71に表示した画面表示用画像をキープ画像として保存させるか否かの指示を行う。
【0079】
CPU101は、ステップS38において、ユーザによる操作パネル81の操作により、確認・編集用モニタ71に表示した画面表示用画像をキープ画像として保存することが指示されたか否かを判定する。指示されていないと判定した場合、CPU101は、ステップS39に進み、RAM103に記憶されている撮影画像データ(縦1800ドット×横2400ドット)および画面表示用画像データ(縦480ドット×横640ドット)を消去し、再撮影を行うためにステップS33に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0080】
また、ステップS38において、確認・編集用モニタ71に表示した画面表示用画像をキープ画像として保存することが指示されたと判定した場合、CPU101は、ステップS40に進み、RAM103に記憶されている撮影画像データ(縦1800ドット×横2400ドット)および画面表示用画像データ(縦480ドット×横640ドット)をキープ画像としてそのまま保存する。
【0081】
撮影は予め決められた回数(例えば5回)行うことができ、キープ画像も予め決められた枚数(例えば2枚)指定することができる。撮影回数、およびキープ画像枚数は、例えばROM102、またはプログラム記憶部104等に予め記憶されており、処理可能な数であれば何回(何枚)でも良いことはもちろんである。
【0082】
CPU101は、ユーザに再度撮影を行うか否かを選択させる再撮影確認画面を確認・編集用モニタ71に表示させ、ステップS41に進み、残り撮影可能枚数が0枚になったか、または、ユーザが操作パネル81を操作することにより、再撮影確認画面の撮影終了ボタンが操作されたか否かを判定する。
【0083】
残り撮影可能枚数が1枚以上あり、かつ、ユーザが撮影終了ボタンを操作していないと判定した場合、CPU101は、再撮影を行うためにステップS33に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0084】
残り撮影可能枚数が0枚になった、または、ユーザにより撮影終了ボタンが操作されたと判定した場合、CPU101は、図7のステップS42に進む。
【0085】
図7のステップS42において、CPU101は、確認・編集用モニタ71に編集画面を表示し、RAM103にキープ画像として記憶されている画面表示用画像データに対応する画面表示用画像を表示させ、入力を受け付ける。ユーザは、編集画面に基づいてタッチペン82を操作して、確認・編集用モニタ71に表示された画面表示用画像に対する編集(落書き)を行う。ステップS43において、CPU101は、タッチパネル113からの入力に基づいて、確認・編集用モニタ71に表示された画面表示用画像に対する編集(落書き)情報である落書きデータを生成する。この落書きデータは、入力された編集(落書き)情報をイメージで表したイメージデータであり、その画像のサイズは、画面表示用画像と同じ、縦480ドット×横640ドットである。
【0086】
落書きデータを生成したCPU101は、ステップS44に進み、生成された落書きデータに対応する編集画像を画面表示用画像と合成し、確認・編集用モニタ71に表示する。これにより、ユーザは確認・編集用モニタ71で編集内容を確認しながら、さらなる編集を行うことができる。
【0087】
ステップS45において、CPU101は、予め定められた編集作業の制限時間が経過、または、ユーザにより終了ボタンが操作されたか否かを判定する。制限時間が経過しておらず、かつ、ユーザにより終了ボタンが操作されていないと判定した場合、CPU101は、ステップS43に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0088】
予め定められた編集作業の制限時間が経過した、または、ユーザにより終了ボタンが操作されたと判定した場合、CPU101は、ステップS46に進み、印刷設定画面を表示し、ユーザによる印刷に関する設定の入力を受け付け、ステップS47において、印刷用画像データ生成処理を行う。印刷用画像データ生成処理の詳細は、図8を参照して後述する。
【0089】
印刷用画像データを生成したCPU101は、ステップS48において、生成した印刷用画像データに基づいて印刷を行う。印刷が終了すると、CPU101は、図6のステップS31に戻り、それ以降の処理を繰り返し、次のユーザに対する処理を行う。
【0090】
次に、図8のフローチャートを参照して、図7のステップS47において実行される印刷用画像データ生成処理の詳細を説明する。
【0091】
最初にステップS61において、CPU101は、図6のステップS35においてRAM103に記憶された撮影画像データに対応する撮影画像のサイズ(縦1800ドット×横2400ドット)を、図7のステップS46において受け付けたユーザの指示に基づいて、シールに印刷する画像のサイズであるシールサイズ(縦280ドット×横374ドット、縦249ドット×横332ドット、または縦187ドット×横249ドット)に縮小する。
【0092】
ステップS62において、CPU101は、図7のステップS43において生成され、RAM103により記憶されている落書きデータに対応する編集画像のサイズ(縦480ドット×横640ドット)を、図7のステップS46において受け付けたユーザの指示に基づいて、シールサイズ(縦280ドット×横374ドット、縦249ドット×横332ドット、または縦187ドット×横249ドット)に縮小する。
【0093】
CPU101は、ステップS63に進み、ステップS61においてシールサイズに縮小した撮影画像、および、ステップS62においてシールサイズに縮小した編集画像を合成した合成結果画像に対応する合成結果画像データを生成する。
【0094】
合成結果画像データを生成したCPU101は、ステップS64に進み、図7のステップS46において受け付けたユーザの指示に基づいて、生成した合成結果画像データに対応する合成結果画像をシール印刷面に合わせてレイアウトした印刷用画像に対応する印刷用画像データを生成する。
【0095】
図9は、撮影画像が印刷されるシールシートのレイアウトの例を示す図である。
【0096】
図9において、シールシート150には、互いに同サイズの撮影画像151a乃至151d、152a乃至152d、153a乃至153d、並びに154a乃至154dが配置されている。この場合、配置された撮影画像のサイズは、縦280ドット×横374ドットである。また、このときの撮影画像151a乃至151d、並びに152a乃至152dは1回目の撮影画像であり、153a乃至153d、並びに154a乃至154dは2回目の撮影画像である。
【0097】
また、シールシート150の中央部分に、縦方向に切り取り線155が印刷されており、切り取り線155の左側の撮影画像151a乃至151d、並びに153a乃至153dが印刷されたシールシートは1人目のユーザ用のシールシートであり、切り取り線155の右側の撮影画像152a乃至152d、並びに154a乃至154dが印刷されたシールシートは2人目のユーザ用のシールシートである。
【0098】
図10は、撮影画像が印刷されるシールシートのレイアウトの他の例を示す図である。
【0099】
図10において、シールシート160には、小サイズの撮影画像161a乃至161g,162a乃至162d,162f,163a乃至163f,163h,164a乃至164c,164e、並びに164gと、中サイズの撮影画像161h,162e,162g,163g,164d,並びに164fが配置されている。この場合、配置された撮影画像のサイズは、小サイズが縦187ドット×横249ドットであり、中サイズが縦249ドット×横332ドットである。
【0100】
また、このときの撮影画像161a乃至161h、並びに162a乃至162gは1回目の撮影画像であり、163a乃至163h、並びに164a乃至164gは2回目の撮影画像である。また、シールシート160の中央部分に、縦方向に切り取り線165が印刷されており、切り取り線165の左側の撮影画像161a乃至161h、並びに163a乃至163hが印刷されたシールシートは1人目のユーザ用のシールシートであり、切り取り線155の右側の撮影画像162a乃至162g、並びに164a乃至164gが印刷されたシールシートは2人目のユーザ用のシールシートである。
【0101】
図9および図10において、撮影画像が印刷されるシールシートのレイアウトの例を示したが、これに限らず、どのようなレイアウトでもよい。また、印刷される撮影画像のサイズも、印刷可能なサイズであれば、どのようなサイズであってもよい。
【0102】
図8に戻り、印刷用画像データを生成したCPU101は、印刷用画像データ生成処理を終了し、図7のステップS48に戻る。
【0103】
図11は、図6および図7の撮影印刷処理、並びに図8の印刷用画像データ生成処理における撮影画像データが処理される様子を示す模式図である。
【0104】
図11において、カメラ61が撮影した撮影画像(縦1800ドット×横2400ドット)に対応する撮影画像データ171は、RAM103に記憶される。これは、図6のステップS35に対応する。また一方で、カメラ61が撮影した撮影画像に対応する撮影画像データ171は、CPU101に供給され、画面表示用画像データ生成処理181において撮影画像のサイズが縮小された画面表示用画像(縦480ドット×横640ドット)に対応する画面表示用画像データ172としてRAM103に記憶される。なお、画面表示用画像データ生成処理181は、図6のステップS36に対応する。
【0105】
画面表示用画像データ172は、CPU101に供給される。そして、画面表示用画像データ172に対応する画面表示用画像は確認・編集用モニタ71に表示され、図6のステップS37に対応する撮影結果保存/取消し確認処理182、または図7のステップS43に対応する落書き処理183に利用される。そして、落書き処理183において、ユーザによる編集入力に基づいて、編集画像(縦480ドット×横640ドット)に対応する落書きデータ173が生成され、RAM103に記憶される。
【0106】
落書きデータ173および撮影画像データ171は、CPU101に供給され、印刷用画像データ生成処理184においてそれらに対応する編集画像および撮影画像のサイズが縮小され、印刷用画像(縦280ドット×横374ドット、縦249ドット×横332ドット、または縦187ドット×横249ドット)に対応する印刷用画像データ174としてRAM103に記憶される。なお、印刷用画像データ生成処理184は、図7のステップS47、並びに図8のステップS61乃至ステップS64に対応する。
【0107】
印刷用画像データ174はプリンタ107に供給され、対応する印刷用画像がシールシートに印刷される
【0108】
以上のように、この撮影印刷処理において、撮影画像は撮影から印刷されるまでに1回の縮小処理しか行われておらず、縮小処理による画像劣化を抑制している。そのため、プリンタ107によりシールシートに印刷された印刷画像の画質は向上し、より高品質のシール画像を提供することができる。
【0109】
図12は、図3の画像印刷装置50の内部の他の構成例を示すブロック図である。図3および図5において説明した部分についてはその説明を省略する。
【0110】
撮影装置60の内部のカメラ61には、メモリ61aが内蔵されており、カメラ61による撮影により得られた撮影画像データは、メモリ61aに記憶される。これにより、RAM103に必要なメモリ空き容量を減少させることができる。
【0111】
次に、図13および図14のフローチャートを参照して、図12の画像印刷装置50による撮影印刷処理について説明する。
【0112】
最初にステップS81において、CPU101は、プログラム記憶部104に記憶されているデモ画面を、表示プロセッサ112を制御し、確認・編集用モニタ71に表示させる。
【0113】
ステップS82において、CPU101は、硬貨処理部107からの出力に基づいて、所定の代金が投入されたか否かを判定し、投入されたと判定するまでステップS81に戻り、デモ画面を表示して待機する。一方、CPU101は、代金が投入されたと判定した場合、ステップS83に進み、操作パネル81からの入力を受け付け、ユーザの指示によるカメラ61の調整処理を行い、ステップS84において、ユーザにより撮影開始のボタンが操作されたか否かを判定し、操作されたと判定するまでステップS83に戻り、待機する。ユーザにより撮影開始のボタンが操作されたと判定した場合、CPU101は、ステップS85に進む。
【0114】
これらのステップS81乃至S84の処理は、図6のステップS31乃至S34の処理に対応する。
【0115】
ステップS85において、CPU101は、編集・確認用モニタ71に、カウントダウンインジケータを表示させ、撮影を行う。このとき、カメラ61により撮影されている画像が静止画の撮影画像データとして、カメラ61に内蔵されるメモリ61aに記憶される。
【0116】
CPU101は、ステップS86において、画面表示用画像データを生成し、RAM103に記憶し、ステップS87において、画面表示用画像を確認・編集用モニタ71に表示させ、操作パネル81からの入力を受け付け、ステップS88において、ユーザによる操作パネル42の操作により、確認・編集用モニタ71に表示した画面表示用画像に対応する撮影画像をキープ画像として保存することが指示されたか否かを判定する。指示されていないと判定した場合、CPU101は、ステップS89に進み、カメラ61に内蔵されるメモリ61aに記憶されている撮影画像データ、およびRAM103に記憶されている画面表示用画像データを消去し、再撮影を行うためにステップS83に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0117】
また、ステップS88において、確認・編集用モニタ71に表示した画面表示用画像に対応する撮影画像をキープ画像として保存することが指示されたと判定した場合、CPU101は、ステップS90に進み、カメラ61に内蔵されるメモリ61aに記憶されている撮影画像データ、およびRAM103に記憶されている画面表示用画像データをキープ画像としてそのまま保存する。
【0118】
CPU101は、ユーザに再度撮影を行うか否かを選択させる再撮影確認画面を確認・編集用モニタ71に表示させ、ステップS91に進み、残り撮影可能枚数が0枚になったか、または、ユーザが操作パネル81を操作することにより、再撮影確認画面の撮影終了ボタンが操作されたか否かを判定する。
【0119】
残り撮影可能枚数が1枚以上あり、かつ、ユーザが撮影終了ボタンを操作していないと判定した場合、CPU101は、再撮影を行うためにステップS83に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0120】
残り撮影可能枚数が0枚になった、または、ユーザにより撮影終了ボタンが操作されたと判定した場合、CPU101は、図14のステップS92に進む。
【0121】
これらのステップS86乃至S91の処理は、図6のステップS36乃至S41の処理に対応する。
【0122】
図14のステップS92において、CPU101は、確認・編集用モニタ71に編集画面を表示し、画面表示用画像を表示させ、入力を受け付ける。ステップS93において、CPU101は、タッチパネル113からの入力に基づいて、落書きデータを生成する。
【0123】
落書きデータを生成したCPU101は、ステップS94に進み、生成された落書きデータに対応する編集画像を画面表示用画像と合成し、確認・編集用モニタ71に表示し、ステップS95において、予め定められた編集作業の制限時間が経過、または、ユーザにより終了ボタンが操作されたか否かを判定する。制限時間が経過しておらず、かつ、ユーザにより終了ボタンが操作されていないと判定した場合、CPU101は、ステップS93に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0124】
予め定められた編集作業の制限時間が経過した、または、ユーザにより終了ボタンが操作されたと判定した場合、CPU101は、ステップS96に進み、印刷設定画面を表示し、ユーザによる印刷に関する設定の入力を受け付ける。これらのステップS92乃至S96の処理は、図7のステップS42乃至S46の処理に対応する。
【0125】
CPU101は、ステップS97において、カメラ61に内蔵されるメモリ61aに記憶されている撮影画像データを取得し、ステップS98において、印刷用画像データ生成処理を行う。印刷用画像データ生成処理の詳細は、図8と同様であるので、その説明は省略する。
【0126】
印刷用画像データを生成したCPU101は、ステップS99において、生成した印刷用画像データに基づいて印刷を行う。印刷が終了すると、CPU101は、図13のステップS81に戻り、それ以降の処理を繰り返し、次のユーザに対する処理を行う。
【0127】
図15は、図13および図14の撮影印刷処理、並びに図8の印刷用画像データ生成処理における撮影画像データが処理される様子を示す模式図である。
【0128】
図15において、カメラ61が撮影した撮影画像(縦1800ドット×横2400ドット)に対応する撮影画像データ201は、カメラ61に内蔵されるメモリ61aに記憶される。これは、図13のステップS85に対応する。また一方で、カメラ61が撮影した撮影画像に対応する撮影画像データ201はCPU101に供給され、画面表示用画像データ生成処理211において撮影画像を縮小した画面表示用画像(縦480ドット×横640ドット)に対応する画面表示用画像データ202が生成され、RAM103に記憶される。なお、画面表示用画像データ生成処理211は、図13のステップS86に対応する。
【0129】
画面表示用画像データ202はCPU101に供給される。そして、画面表示用画像は、CPU101の制御により確認・編集用モニタ71に表示され、図13のステップS87に対応する撮影結果保存/取消し確認処理212、または図14のステップS93に対応する落書き処理213に利用される。そして、落書き処理213において、ユーザによる編集入力に基づいて、編集画像(縦480ドット×横640ドット)に対応する落書きデータ203が生成され、RAM103に記憶される。
【0130】
落書きデータ203および撮影画像データ201は、CPU101に供給される。そして、印刷用画像データ生成処理214において、落書きデータ203に対応する編集画像、および撮影画像データ201に対応する撮影画像は、そのサイズが縮小され、印刷用画像(縦280ドット×横374ドット、縦249ドット×横332ドット、または縦187ドット×横249ドット)に対応する印刷用画像データ204が生成され、RAM103に記憶される。なお、印刷用画像データ生成処理214は、図14のステップS98、並びに図8のステップS61乃至ステップS64に対応する。
【0131】
印刷用画像データ204はプリンタ107に供給され、対応する印刷用画像がシールシートに印刷される
【0132】
以上のように、この撮影印刷処理において、撮影画像は撮影から印刷されるまでに1回の縮小処理しか行われておらず、縮小処理による画像劣化を抑制している。そのため、プリンタ107によりシールシートに印刷された印刷画像の画質は向上し、より高品質のシール画像を提供することができる。また、印刷用画像データの生成に用いられる撮影画像データは、カメラ61に内蔵されるメモリ61aに記憶されるため、RAM103に必要とされる空き容量を減らすことができる。
【0133】
次に、図16および図17のフローチャートを参照して、図5の画像印刷装置50による撮影印刷処理の他の例について説明する。
【0134】
最初にステップS111において、CPU101は、プログラム記憶部104に記憶されているデモ画面を確認・編集用モニタ71に表示させ、ステップS112において、硬貨処理部107からの出力に基づいて、所定の代金が投入されたか否かを判定し、投入されたと判定するまでステップS111に戻り、デモ画面を表示して待機する。一方、CPU101は、代金が投入されたと判定した場合、ステップS113に進み、操作パネル81からの入力を受け付け、ユーザの指示によるカメラ61の調整処理を行う。このとき、CPU101は、各種の機能や撮影方法を説明する説明画面を確認・編集用モニタ71に表示させ、ステップS114において、ユーザにより撮影開始のボタンが操作されたか否かを判定し、ユーザにより撮影開始のボタンが操作されたと判定するまでステップS113に戻り、待機する。
【0135】
ユーザにより撮影開始のボタンが操作されたと判定した場合、CPU101は、ステップS115に進み、編集・確認用モニタ71に、カウントダウンインジケータを表示させ、撮影を行う。このとき、カメラ61により撮影されている画像が静止画の撮影画像データとしてRAM103に記憶される。これらのステップS111乃至S115の処理は、図6のステップS31乃至S35の処理に対応する。
【0136】
CPU101は、ステップS116において、RAM103に記憶されている撮影画像データに対応する撮影画像のサイズを縮小し、確認・編集用モニタ71に表示させ、操作パネル81からの入力を受け付ける。ユーザは、操作パネル81を操作することにより、サイズを縮小して確認・編集用モニタ71に表示した撮影画像をキープ画像として保存させるか否かの指示を行う。
【0137】
CPU101は、ステップS117において、ユーザによる操作パネル42の操作により、サイズを縮小して確認・編集用モニタ71に表示した撮影画像をキープ画像として保存することが指示されたか否かを判定する。指示されていないと判定した場合、CPU101は、ステップS118に進み、RAM103に記憶されている撮影画像データを消去し、再撮影を行うためにステップS113に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0138】
また、ステップS117において、サイズを縮小して確認・編集用モニタ71に表示した撮影画像をキープ画像として保存することが指示されたと判定した場合、CPU101は、ステップS119に進み、RAM103に記憶されている撮影画像データをそのまま保存する。
【0139】
CPU101は、ユーザに再度撮影を行うか否かを選択させる再撮影確認画面を確認・編集用モニタ71に表示させ、ステップS120に進み、残り撮影可能枚数が0枚になったか、または、ユーザが操作パネル81を操作することにより、再撮影確認画面の撮影終了ボタンが操作されたか否かを判定し、残り撮影可能枚数が1枚以上あり、かつ、ユーザが撮影終了ボタンを操作していないと判定した場合、再撮影を行うためにステップS113に戻り、それ以降の処理を繰り返す。また、残り撮影可能枚数が0枚になった、または、ユーザにより撮影終了ボタンが操作されたと判定した場合、CPU101は、図17のステップS121に進む。
【0140】
図17のステップS121において、CPU101は、確認・編集用モニタ71に編集画面を表示し、RAM103に記憶されている撮影画像データに対応する撮影画像のサイズを縮小して表示させ、ユーザによる入力を受け付ける。ユーザは、編集画面に基づいてタッチペン82を操作して、確認・編集用モニタ71に表示された撮影画像に対する編集(落書き)を行う。
【0141】
ステップS122において、CPU101は、タッチパネル113からの入力に基づいて、落書きデータを生成し、ステップS123に進み、生成された落書きデータに対応する編集画像を、サイズを縮小した撮影画像と合成し、確認・編集用モニタ71に表示する。
【0142】
ステップS124において、CPU101は、予め定められた編集作業の制限時間が経過、または、ユーザにより終了ボタンが操作されたか否かを判定する。制限時間が経過しておらず、かつ、ユーザにより終了ボタンが操作されていないと判定した場合、CPU101は、ステップS122に戻り、それ以降の処理を繰り返す。また、予め定められた編集作業の制限時間が経過した、または、ユーザにより終了ボタンが操作されたと判定した場合、CPU101は、ステップS125に進む。これらのステップS122乃至S124の処理は、図7のステップS43乃至S45の処理に対応する。
【0143】
ステップS125において、CPU101は、ステップS122において生成した落書きデータに対応する編集画像を拡大し、RAM103に記憶されている撮影画像データの撮影画像とサイズを一致させ、さらに、その撮影画像に合成させて、落書き結果画像データを生成し、ステップS126において、生成した落書き結果画像データをRAM103に記憶されている撮影画像データに上書きして記憶させる。
【0144】
CPU101は、ステップS127において、確認・編集用モニタ71に印刷設定画面を表示し、ユーザによる印刷に関する設定の入力を受け付け、ステップS128において、印刷用画像データ生成処理を行う。印刷用画像データ生成処理の詳細は、図18を参照して後述する。
【0145】
印刷用画像データを生成したCPU101は、ステップS129において、生成した印刷用画像データに基づいて印刷を行う。印刷が終了すると、CPU101は、図16のステップS111に戻り、それ以降の処理を繰り返し、次のユーザに対する処理を行う。
【0146】
次に、図18のフローチャートを参照して、図17のステップS128において実行される印刷用画像データ生成処理の詳細を説明する。
【0147】
最初にステップS141において、CPU101は、図17のステップS126においてRAM103に記憶された落書き結果画像データに対応する落書き結果画像を、図17のステップS127において受け付けたユーザの指示に基づいて、シールサイズに縮小する。
【0148】
ステップS142において、CPU101は、シールサイズに縮小した落書き結果画像をシール印刷面に合わせてレイアウトした印刷用画像に対応する印刷用画像データを生成し、印刷用画像データ生成処理を終了し、図17のステップS129に戻る。
【0149】
図19は、図16および図17の撮影印刷処理、並びに図18の印刷用画像データ生成処理における撮影画像データが処理される様子を示す模式図である。
【0150】
図19において、カメラ61が撮影した撮影画像(縦1800ドット×横2400ドット)に対応する撮影画像データ221はRAM103に記憶される。これは、図16のステップS115に対応する。RAM103に記憶された撮影画像データ222は、CPU101に供給され、画像データ縮小処理232において、確認・編集用モニタ71に表示できるように、対応する撮影画像を縦480ドット×横640ドットのサイズに縮小される。画像データ縮小処理232は、図16のステップS116に対応する。
【0151】
CPU101は、画像データ縮小処理232によりサイズが縮小された撮影画像を確認・編集用モニタ71に表示させる。表示された撮影画像は、図16のステップS116に対応する撮影結果保存/取消し確認処理231、または図17のステップS122に対応する落書き処理233に利用される。そして、落書きデータ拡大合成処理234において、落書き処理233においてユーザによる編集入力に基づいて生成された落書きデータに対応する編集画像と、RAM103に記憶されている撮影画像データ221に対応する撮影画像を合成した落書き結果画像に対応する落書き結果画像データ222が生成され、RAM103に記憶されている撮影画像データ221に上書きして記憶される。この落書きデータ拡大合成処理234は、図17のステップS125に対応する。
【0152】
RAM103に記憶された落書き結果画像データ222はCPU101に供給される。そして、落書き結果画像データ222に対応する落書き結果画像は、印刷用画像データ生成処理235においてそのサイズが縮小され、印刷用画像(縦280ドット×横374ドット、縦249ドット×横332ドット、または縦187ドット×横249ドット)に対応する印刷用画像データ223が生成され、RAM103に記憶される。なお、印刷用画像データ生成処理235は、図17のステップS128、並びに図18のステップS141およびS142に対応する。
【0153】
印刷用画像データ223はプリンタ107に供給され、対応する印刷用画像がシールシートに印刷される。
【0154】
以上のように、この撮影印刷処理において、撮影画像は撮影から印刷されるまでに1回の縮小処理しか行われておらず、縮小処理による画像劣化を抑制している。そのため、プリンタ107によりシールシートに印刷された印刷画像の画質は向上し、より高品質のシール画像を提供することができる。また、画面表示用画像データを生成せずに、RAM103に記憶されている撮影画像データに対応する撮影画像を縮小処理して表示するようにし、さらに、落書き処理により生成される落書きデータに対応する編集画像のサイズを拡大し、RAM103に記憶されている撮影画像データに対応する撮影画像に合成し、落書き結果画像データを生成し、上書きするようにしたので、RAM103に必要とされる空き領域を減らすことができる。
【0155】
次に、図20および図21のフローチャートを参照して、図5の画像印刷装置50による撮影印刷処理のさらに他の例について説明する。
【0156】
最初にステップS161において、CPU101は、プログラム記憶部104に記憶されているデモ画面を確認・編集用モニタ71に表示させ、ステップS162において、硬貨処理部107からの出力に基づいて、所定の代金が投入されたか否かを判定し、投入されたと判定するまでステップS161に戻り、デモ画面を表示して待機する。一方、CPU101は、代金が投入されたと判定した場合、ステップS163に進み、操作パネル81からの入力を受け付け、ユーザの指示によるカメラ61の調整処理を行う。そして、CPU101は、ステップS164において、ユーザにより撮影開始のボタンが操作されたか否かを判定し、操作されたと判定するまでステップS163に戻り、待機する。ユーザにより撮影開始のボタンが操作されたと判定した場合、CPU101は、ステップS165に進む。
【0157】
これらのステップS161乃至S164の処理は、図6のステップS31乃至S34の処理に対応する。
【0158】
ステップS165において、CPU101は、編集・確認用モニタ71に、カウントダウンインジケータを表示させ、撮影を行う。このとき、CPU101は、カメラ61により撮影されている静止画像である撮影画像データを、所定の圧縮方式により圧縮し、RAM103に記憶させる。圧縮方式は、例えばLZH方式等、可逆性圧縮方式であれば、何でも良い。
【0159】
CPU101は、ステップS166において、RAM103に記憶されている撮影画像データを伸長し、その伸長した撮影画像データに対応する撮影画像のサイズを縮小し、確認・編集用モニタ71に表示させ、操作パネル81からの入力を受け付ける。ユーザは、操作パネル81を操作することにより、サイズを縮小して確認・編集用モニタ71に表示されている撮影画像をキープ画像として保存させるか否かの指示を行う。
【0160】
CPU101は、ステップS167において、ユーザによる操作パネル42の操作により、確認・編集用モニタ71に表示されている撮影画像をキープ画像として保存することが指示されたか否かを判定する。指示されていないと判定した場合、CPU101は、ステップS168に進み、RAM103に圧縮して記憶されている撮影画像データを消去し、再撮影を行うためにステップS163に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0161】
また、ステップS167において、確認・編集用モニタ71に表示した撮影画像をキープ画像として保存することが指示されたと判定した場合、CPU101は、ステップS169に進み、RAM103に圧縮して記憶されている撮影画像データをキープ画像としてそのまま保存する。
【0162】
CPU101は、ユーザに再度撮影を行うか否かを選択させる再撮影確認画面を確認・編集用モニタ71に表示させ、ステップS170に進み、残り撮影可能枚数が0枚になったか、または、ユーザが操作パネル81を操作することにより、再撮影確認画面の撮影終了ボタンが操作されたか否かを判定し、残り撮影可能枚数が1枚以上あり、かつ、ユーザが撮影終了ボタンを操作していないと判定した場合、再撮影を行うためにステップS163に戻り、それ以降の処理を繰り返す。また、残り撮影可能枚数が0枚になった、または、ユーザにより撮影終了ボタンが操作されたと判定した場合、CPU101は、図21のステップS171に進む。
【0163】
図21のステップS171において、CPU101は、確認・編集用モニタ71に編集画面を表示し、RAM103にキープ画像として圧縮して記憶されている撮影画像データを伸長し、対応する撮影画像を、サイズを縮小して表示させ、入力を受け付ける。ユーザは、編集画面に基づいてタッチペン82を操作して、確認・編集用モニタ71に表示された撮影画像に対する編集(落書き)を行う。
【0164】
ステップS172において、CPU101は、タッチパネル113からの入力に基づいて、落書きデータを生成し、ステップS173に進み、生成された落書きデータに対応する編集画像を、サイズを縮小した撮影画像に合成し、確認・編集用モニタ71に表示する。
【0165】
ステップS174において、CPU101は、予め定められた編集作業の制限時間が経過、または、ユーザにより終了ボタンが操作されたか否かを判定する。制限時間が経過しておらず、かつ、ユーザにより終了ボタンが操作されていないと判定した場合、CPU101は、ステップS172に戻り、それ以降の処理を繰り返す。また、予め定められた編集作業の制限時間が経過した、または、ユーザにより終了ボタンが操作されたと判定した場合、CPU101は、ステップS175に進む。これらのステップS172乃至S174の処理は、図7のステップS43乃至S45の処理に対応する。
【0166】
ステップS175において、CPU101は、ステップS172において生成した落書きデータに対応する編集画像のサイズを拡大し、そのサイズをRAM103に圧縮して記憶されている撮影画像データに対応する撮影画像のサイズと一致させ、その編集画像と撮影画像を合成させて、落書き結果画像データを生成し、ステップS176において、生成した落書き結果画像データを所定の圧縮方式で圧縮し、RAM103に圧縮して記憶されている撮影画像データに上書きして記憶させる。
【0167】
CPU101は、ステップS177において、確認・編集用モニタ71に印刷設定画面を表示し、ユーザによる印刷に関する設定の入力を受け付け、ステップS178において、印刷用画像データ生成処理を行う。印刷用画像データ生成処理の詳細は、図22を参照して後述する。
【0168】
印刷用画像データを生成したCPU101は、ステップS179において、生成した印刷用画像データに基づいて印刷を行う。印刷が終了すると、CPU101は、図20のステップS161に戻り、それ以降の処理を繰り返し、次のユーザに対する処理を行う。
【0169】
次に、図22のフローチャートを参照して、図21のステップS178において実行される印刷用画像データ生成処理の詳細を説明する。
【0170】
最初にステップS191において、CPU101は、図21のステップS176においてRAM103に圧縮して記憶された落書き結果画像データを、対応する伸長方式により伸長し、ステップS192において、図21のステップS177において受け付けたユーザの指示に基づいて、対応する落書き結果画像のサイズをシールサイズに縮小する。
【0171】
ステップS193において、CPU101は、シールサイズに縮小した落書き結果画像をシール印刷面に合わせてレイアウトした印刷用画像に対応する印刷用画像データを生成し、印刷用画像データ生成処理を終了し、図21のステップS179に戻る。
【0172】
図23は、図20および図21の撮影印刷処理、並びに図22の印刷用画像データ生成処理における撮影画像データが処理される様子を示す模式図である。
【0173】
図20において、カメラ61が撮影した撮影画像(縦1800ドット×横2400ドット)に対応する撮影画像データ241は、CPU101により画像データ圧縮処理251を施され、圧縮されてRAM103に記憶される。これは、図20のステップS165に対応する。RAM103に圧縮して記憶された撮影画像データ242は、CPU101に供給され、画像データ伸長処理252において、対応する伸長方式により伸長され、画像データ縮小処理253において、確認・編集用モニタ71に表示できるように、対応する撮影画像のサイズを縦480ドット×横640ドットに縮小される。画像データ伸長処理252および画像データ縮小処理253は、図20のステップS166に対応する。
【0174】
CPU101は、その撮影画像データ241に対応する撮影画像を、確認・編集用モニタ71に表示させる。表示された撮影画像は、図20のステップS166に対応する撮影結果保存/取消し確認処理254、または図21のステップS172に対応する落書き処理255に利用される。そして、落書きデータ拡大合成処理256において、落書き処理255により生成された落書きデータに対応する編集画像と、RAM103に圧縮して記憶されている撮影画像データ242を伸長した撮影画像データ241に対応する撮影画像が合成され、落書き結果画像データ243が生成される。その生成された落書き結果画像データ243が画像データ圧縮処理257により圧縮され、RAM103に圧縮して記憶されている撮影画像データ242に上書きして記憶される。落書きデータ拡大合成処理256は、図21のステップS175に対応する。
【0175】
RAM103に圧縮して記憶された落書き結果画像データ243は、CPU101に供給され、画像データ伸長処理258により伸長される。そして、印刷用画像データ生成処理259において、その落書き結果画像データ243に対応する落書き結果画像のサイズが縮小された印刷用画像(縦280ドット×横374ドット、縦249ドット×横332ドット、または縦187ドット×横249ドット)に対応する印刷用画像データ244が生成され、RAM103に記憶される。なお、印刷用画像データ生成処理259は、図21のステップS178、並びに図22のステップS191およびS193に対応する。
【0176】
印刷用画像データ244はプリンタ107に供給され、対応する印刷用画像がシールシートに印刷される。
【0177】
以上のように、この撮影印刷処理において、撮影画像は撮影から印刷されるまでに1回の縮小処理しか行われておらず、縮小処理による画像劣化を抑制している。そのため、プリンタ107によりシールシートに印刷された印刷画像の画質は向上し、より高品質のシール画像を提供することができる。また、画面表示用画像データを生成せずに、RAM103に記憶されている撮影画像データに対応する撮影画像を縮小処理して表示するようにし、落書き処理により生成される落書きデータに対応する編集画像と撮影画像とを合成した画像に対応する落書き結果画像データを、RAM103に記憶されている撮影画像データに上書きするようにし、さらに、撮影画像データおよび落書き結果画像データを圧縮してRAM103に記憶するようにしたので、RAM103に必要とされる空き領域をさらに減らすことができる。
【0178】
次に、図24および図25のフローチャートを参照して、図5の画像印刷装置50による撮影印刷処理のさらに他の例について説明する。
【0179】
最初にステップS211において、CPU101は、プログラム記憶部104に記憶されているデモ画面を、表示プロセッサ112を制御し、確認・編集用モニタ71に表示させ、ステップS212において、硬貨処理部107からの出力に基づいて、所定の代金が投入されたか否かを判定し、投入されたと判定するまでステップS211に戻り、デモ画面を表示して待機する。一方、CPU101は、代金が投入されたと判定した場合、ステップS213に進み、操作パネル81からの入力を受け付け、ユーザの指示によるカメラ61の調整処理を行う。このとき、CPU101は、各種の機能や撮影方法を説明する説明画面を確認・編集用モニタ71に表示させる。
【0180】
CPU101は、ステップS214において、ユーザにより撮影開始のボタンが操作されたか否かを判定し、操作されたと判定するまでステップS33に戻り、待機する。ユーザにより撮影開始のボタンが操作されたと判定した場合、CPU101は、ステップS215に進み、編集・確認用モニタ71に、カウントダウンインジケータを表示させ、撮影を行う。このとき、カメラ61により撮影されている画像が静止画の撮影画像データとしてRAM103に記憶される。
【0181】
CPU101は、ステップS216において、画面表示用画像データを生成し、RAM103に記憶する。ステップS217において、CPU101は、その画面表示用画像データに対応する画面表示用画像を確認・編集用モニタ71に表示させ、操作パネル81からの入力を受け付ける。CPU101は、ステップS218において、ユーザによる操作パネル42の操作により、確認・編集用モニタ71に表示した画面表示用画像をキープ画像として保存することが指示されたか否かを判定する。指示されていないと判定した場合、CPU101は、ステップS219に進み、RAM103に記憶されている撮影画像データおよび画面表示用画像データを消去し、再撮影を行うためにステップS213に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0182】
また、ステップS218において、確認・編集用モニタ71に表示した画面表示用画像をキープ画像として保存することが指示されたと判定した場合、CPU101は、ステップS220に進み、RAM103に記憶されている撮影画像データおよび画面表示用画像データをそのまま保存する。
【0183】
CPU101は、ユーザに再度撮影を行うか否かを選択させる再撮影確認画面を確認・編集用モニタ71に表示させ、ステップS221に進み、残り撮影可能枚数が0枚になったか、または、ユーザが操作パネル81を操作することにより、再撮影確認画面の撮影終了ボタンが操作されたか否かを判定する。残り撮影可能枚数が1枚以上あり、かつ、ユーザが撮影終了ボタンを操作していないと判定した場合、CPU101は、再撮影を行うためにステップS213に戻り、それ以降の処理を繰り返す。残り撮影可能枚数が0枚になった、または、ユーザにより撮影終了ボタンが操作されたと判定した場合、CPU101は、図25のステップS222に進む。
【0184】
図25のステップS222において、CPU101は、確認・編集用モニタ71に編集画面を表示し、RAM103に記憶されている画面表示用画像データに対応する画面表示用画像を表示させ、入力を受け付ける。
【0185】
これらのステップS211乃至S222の処理は、図6および図7のステップS31乃至S42の処理にそれぞれ対応する。
【0186】
ユーザは、編集画面に基づいてタッチペン82を操作して、確認・編集用モニタ71に表示された画面表示用画像に対する編集(落書き)を行い、その編集情報(落書き情報)を確認・編集用モニタ71に重畳されたタッチパネル113より入力する。例えば、ユーザは、編集画面に表示された絵柄をタッチペン82で指定することで選択し、その選択された絵柄を画面表示用画像上に配置する。編集画面に表示された絵柄は、座標情報で表されたベクトルデータであり、プログラム記憶部104等に予め記憶されている。
【0187】
図26は、プログラム記憶部104に記憶されている絵柄データの例を示す模式図である。
【0188】
図26に示すように、絵柄データにはデータの番号を示すデータ番号291、および絵柄を表現する平面の直行座標列である座標列292が含まれる。絵柄の座標は、少数値に設定されている。絵柄データは、所定の数のデータからなり、図26の例においては、N個のデータで構成されている。また、絵柄データは、後でデータを追加したり、書き換えたりすることができるようにしてもよい。
【0189】
絵柄データの絵柄は編集画面に表示される。ユーザは編集画面に表示された絵柄をタッチペン82で指定することで選択する。また、編集画面は選択した絵柄の大きさを選択でき、ユーザは、例えば、大きい、中くらい、小さいの3段階の大きさから選択し、絵柄のサイズを決定する。選択できる絵柄のサイズは何段階でもよく、その大きさも表示可能な範囲で自由である。また、ユーザは編集画面に基づいて、タッチペン82を操作して、選択した絵柄の回転角度を決定することができるようにしてもよい。
【0190】
ユーザにタッチペン82で絵柄の配置位置を指定されると、そのユーザに指示されたXY座標(指示XY座標)が画面表示用画像のサイズ(縦480ドット×横640ドット)でそれぞれ割算され、絵柄配置XY座標が算出される。即ち、絵柄配置XY座標は以下の式のように求められる。
【0191】
絵柄配置X座標=指示X座標/画面横サイズ(640) ・・・(1)
絵柄配置Y座標=指示Y座標/画面縦サイズ(480) ・・・(2)
【0192】
また、指定された絵柄の座標列が読み込まれ、選択された大きさに対応する拡大率が乗算された後、絵柄配置XY座標が加算され、さらに、画面表示用画像のサイズ(縦480ドット×横640ドット)が乗算される。即ち、絵柄の編集画面に表示される際の座標である絵柄表示XY座標は、以下の式のように求められる。
【0193】
絵柄表示X座標=(読み出した絵柄X座標×拡大率+絵柄配置X座標)×画面横サイズ(640) ・・・(3)
絵柄表示Y座標=(読み出した絵柄Y座標×拡大率+絵柄配置Y座標)×画面縦サイズ(480) ・・・(4)
【0194】
CPU101は、以上のように、読み出した絵柄の座標列全てについて絵柄表示XY座標を算出する。そして、CPU101は、演算結果で得られた座標列(絵柄表示XY座標列)に基づいて、その絵柄を編集画面に表示させる。
【0195】
また、CPU101は、指定された絵柄番号、算出された絵柄配置XY座標、指定された拡大率、および指定された絵柄の回転角度を落書きデータとして、RAM103に記憶する。
【0196】
図27は、RAM103に記憶される落書きデータの絵柄に関するデータの例を示す模式図である。
【0197】
図27に示すように、落書きデータには、データの番号を表すデータ番号301、絵柄データにおける絵柄の番号を表す絵柄番号302、上述したように算出された絵柄の配置座標を表す絵柄配置XY座標303、ユーザに指定された絵柄の拡大率を表す絵柄拡大率304、および絵柄の配置時における回転角度を表す絵柄回転角度305が含まれる。
【0198】
例えば、データ番号301の項目の値が「3」であるデータは、絵柄番号302が「3」、絵柄配置XY座標303が「(XX3,YY3)」、絵柄拡大率304が「Q3」、絵柄回転角度305が「R3」からなるデータである。
【0199】
落書きデータの絵柄に関するデータは、ユーザに指定され、編集に用いられた絵柄データの個数のデータにより構成される。図27の例においては、落書きデータの絵柄に関するデータの個数はn個である。
【0200】
図25に戻り、ステップS223において、CPU101は、タッチパネル113からの入力に基づいて、確認・編集用モニタ71に表示された画面表示用画像に対する編集(落書き)情報である落書きデータを生成する。この落書きデータは、上述したように、入力された編集(落書き)情報をベクトルで表したベクトルデータであり、その落書きデータに対応する編集画像のサイズは、画面表示用画像と同じ、縦480ドット×横640ドットである。
【0201】
落書きデータを生成したCPU101は、ステップS224に進み、生成された落書きデータをイメージデータに変換し、画面表示用画像と合成し、確認・編集用モニタ71に表示し、ステップS225において、予め定められた編集作業の制限時間が経過、または、ユーザにより終了ボタンが操作されたか否かを判定する。制限時間が経過しておらず、かつ、ユーザにより終了ボタンが操作されていないと判定した場合、CPU101は、ステップS223に戻り、それ以降の処理を繰り返す。
【0202】
予め定められた編集作業の制限時間が経過した、または、ユーザにより終了ボタンが操作されたと判定した場合、CPU101は、ステップS226に進み、印刷設定画面を表示し、ユーザによる印刷に関する設定の入力を受け付け、ステップS227において、印刷用画像データ生成処理を行う。印刷用画像データ生成処理の詳細は、図28を参照して後述する。
【0203】
印刷用画像データを生成したCPU101は、ステップS228において、生成した印刷用画像データに基づいて印刷を行う。印刷が終了すると、CPU101は、図24のステップS211に戻り、それ以降の処理を繰り返し、次のユーザに対する処理を行う。
【0204】
次に、図28のフローチャートを参照して、図25のステップS227において実行される印刷用画像データ生成処理の詳細を説明する。
【0205】
最初にステップS241において、CPU101は、図24のステップS215においてRAM103に記憶された撮影画像データに対応する撮影画像のサイズ(縦1800ドット×横2400ドット)を、図25のステップS226において受け付けたユーザの指示に基づいて、シールサイズ(縦280ドット×横374ドット、縦249ドット×横332ドット、または縦187ドット×横249ドット)に縮小する。
【0206】
ステップS242において、CPU101は、図25のステップS223において生成され、RAM103により記憶されているベクトルデータの落書きデータを、その対応する編集画像のサイズがシールサイズ(縦280ドット×横374ドット、縦249ドット×横332ドット、または縦187ドット×横249ドット)となるようなイメージデータに変換する。
【0207】
即ち、例えば、シールサイズが縦280ドット×横374ドットの場合、絵柄表示XY座標はシールサイズに合わせられて以下の式のように求められ、その絵柄表示XY座標に基づいた編集画像がそのサイズでイメージデータに変換される。
【0208】
絵柄表示X座標=(読み出した絵柄X座標×拡大率+絵柄配置X座標)×シール横サイズ(374) ・・・(5)
絵柄表示Y座標=(読み出した絵柄Y座標×拡大率+絵柄配置Y座標)×シール縦サイズ(280) ・・・(6)
【0209】
なお、指定されたシールサイズが上述した例と異なる場合は、乗算されるシールサイズが対応して変化する。
【0210】
CPU101は、ステップS243に進み、ステップS241においてシールサイズに縮小した撮影画像、および、ステップS242においてシールサイズのイメージデータに変換された編集画像を合成し、合成結果画像データを生成する。
【0211】
合成結果画像データを生成したCPU101は、ステップS244に進み、図25のステップS226において受け付けたユーザの指示に基づいて、生成した合成結果画像データに対応する合成結果画像をシール印刷面に合わせてレイアウトした印刷用画像データを生成する。印刷用画像データを生成したCPU101は、印刷用画像データ生成処理を終了し、図25のステップS228に戻る。
【0212】
図29は、図24および図25の撮影印刷処理、並びに図28の印刷用画像データ生成処理における撮影画像データが処理される様子を示す模式図である。
【0213】
図29において、カメラ61が撮影した撮影画像(縦1800ドット×横2400ドット)に対応する撮影画像データ351は、RAM103に記憶される。これは、図24のステップS215に対応する。また一方で、その撮影画像データ351はCPU101に供給される。そして、画面表示用画像データ生成処理361において撮影画像のサイズが縮小された画面表示用画像(縦480ドット×横640ドット)に対応する画面表示用画像データ352が生成される。生成された画面表示用画像データ352はRAM103に記憶される。なお、画面表示用画像データ生成処理361は、図24のステップS216に対応する。
【0214】
画面表示用画像データ352はCPU101に供給され、対応する画面表示用画像が確認・編集用モニタ71に表示される。表示された画面表示用画像は、図24のステップS217に対応する撮影結果保存/取消し確認処理182、または図25のステップS223に対応する落書き処理363に利用される。そして、落書き処理363において、ユーザによる編集入力に基づいて、編集画像(縦480ドット×横640ドット)に対応する落書きデータ353が生成され、RAM103に記憶される。
【0215】
ベクトルで表されたベクトルデータある落書きデータ353は、落書きデータイメージ変換処理364において、シールサイズのイメージデータに変換される。落書きデータイメージ変換処理364は、図28のステップS242に対応する。
【0216】
シールサイズのイメージデータに変換された落書きデータ353および撮影画像データ351は、CPU101に供給される。そして、印刷用画像データ生成処理365において、撮影画像データ351に対応する撮影画像は、サイズをシールサイズ(縦280ドット×横374ドット、縦249ドット×横332ドット、または縦187ドット×横249ドット)に縮小され、シールサイズのイメージデータである落書きデータに対応する編集画像と合成され、印刷用画像データ354が生成される。生成された印刷用画像データ354は、RAM103に記憶される。なお、印刷用画像データ生成処理364は、図28のステップS241、並びにステップS243乃至S245に対応する。
【0217】
印刷用画像データ354はプリンタ107に供給され、対応する印刷用画像がシールシートに印刷される
【0218】
以上のように、この撮影印刷処理において、撮影画像は撮影から印刷されるまでに1回の縮小処理しか行われておらず、縮小処理による画像劣化を抑制している。そのため、プリンタ107によりシールシートに印刷された印刷画像の画質は向上し、より高品質のシール画像を提供することができる。落書きデータをベクトルデータで作成することにより、印刷シールサイズ(縦280ドット×横374ドット、縦249ドット×横332ドット、または縦187ドット×横249ドット)に直接ベクトルデータからラスター(イメージ)データに変換した後で、撮影画像と合成することにより、落書き絵柄を高画質化することができる。また、一般的に、ベクトルデータはイメージデータよりもデータサイズが小さく、落書き絵柄データによるRAM103に必要な空き容量を減らすことができる。
【0219】
以上においては、画像のサイズを縦1800ドット×横2400ドット、縦480ドット×横640ドット、縦280ドット×横374ドット、縦249ドット×横332ドット、または縦187ドット×横249ドットとしたが、これに限らず、どのようなサイズでもよい。
【0220】
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0221】
この記録媒体は、図5に示すように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク131(フロッピディスクを含む)、光ディスク132(CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク133(MD(Mini−Disk)(商標)を含む)、もしくは半導体メモリ134などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているCPU101に内蔵されているROM、またはROM102などで構成される。
【0222】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0223】
【発明の効果】
以上のように、本発明の画像印刷装置および方法、印刷媒体、並びにプログラムによれば、撮影画像のサイズの縮小処理による画像劣化を抑制して、より高品質のシール画像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の画像印刷装置による撮影印刷処理を説明するフローチャートである。
【図2】図1の撮影印刷処理における撮影画像データが処理される様子を示す模式図である。
【図3】本発明を適用した画像印刷装置の構成例を示す斜視図である。
【図4】図3の画像印刷装置の配置例を示す斜視図である。
【図5】図3の画像印刷装置の内部の構成例を示すブロック図である。
【図6】図5の画像印刷装置による撮影印刷処理について説明するフローチャートである。
【図7】図5の画像印刷装置による撮影印刷処理について説明する図6に続くフローチャートである。
【図8】図7のステップS47において実行される印刷用画像データ生成処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図9】撮影画像が印刷されるシールシートのレイアウトの例を示す図である。
【図10】撮影画像が印刷されるシールシートのレイアウトの他の例を示す図である。
【図11】図6および図7の撮影印刷処理、並びに図8の印刷用画像データ生成処理における撮影画像データが処理される様子を示す模式図である。
【図12】図3の画像印刷装置の内部の他の構成例を示すブロック図である。
【図13】図12の画像印刷装置による撮影印刷処理について説明するフローチャートである。
【図14】図12の画像印刷装置による撮影印刷処理について説明する図13に続くフローチャートである。
【図15】図13および図14の撮影印刷処理、並びに図8の印刷用画像データ生成処理における撮影画像データが処理される様子を示す模式図である。
【図16】図5の画像印刷装置による撮影印刷処理の他の例について説明するフローチャートである。
【図17】図5の画像印刷装置による撮影印刷処理の他の例について説明する図16に続くフローチャートである。
【図18】図17のステップS128において実行される印刷用画像データ生成処理の詳細を説明する。
【図19】図16および図17の撮影印刷処理、並びに図18の印刷用画像データ生成処理における撮影画像データが処理される様子を示す模式図である。
【図20】図5の画像印刷装置による撮影印刷処理のさらに他の例について説明するフローチャートである。
【図21】図5の画像印刷装置による撮影印刷処理のさらに他の例について説明する図20に続くフローチャートである。
【図22】図21のステップS178において実行される印刷用画像データ生成処理の詳細を説明する。
【図23】図20および図21の撮影印刷処理、並びに図22の印刷用画像データ生成処理における撮影画像データが処理される様子を示す模式図である。
【図24】図5の画像印刷装置による撮影印刷処理のさらに他の例について説明するフローチャートである。
【図25】図5の画像印刷装置による撮影印刷処理のさらに他の例について説明する図24に続くフローチャートである。
【図26】プログラム記憶部104に記憶されている絵柄データの例を示す模式図である。
【図27】RAM103に記憶される落書きデータの絵柄に関するデータの例を示す模式図である。
【図28】図25のステップS227において実行される印刷用画像データ生成処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図29】図24および図25の撮影印刷処理、並びに図28の印刷用画像データ生成処理における撮影画像データが処理される様子を示す模式図である。
【符号の説明】
50 画像印刷装置
60 撮影装置
61 カメラ
61a メモリ
71 確認・編集用モニタ
81 操作パネル
82 タッチペン
85 印刷物取り出し口
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 プログラム記憶部
107 プリンタ
112 表示プロセッサ
113 タッチパネル
120 ドライブ

Claims (8)

  1. 被写体を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影して得られた前記被写体の撮影画像のサイズを縮小する第1の縮小手段と、
    前記撮影手段により撮影して得られた前記被写体の撮影画像であって、前記第1の縮小手段により縮小されていない元のサイズの撮影画像に対応する撮影画像データを記憶する記憶手段と、
    前記第1の縮小手段によりサイズが縮小された前記撮影画像を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された前記撮影画像に対して合成される、前記元のサイズの撮影画像よりも小さいサイズの編集画像の入力を受け付ける受付手段と、
    前記記憶手段により記憶されている前記撮影画像データ、および前記受付手段により受け付けられた前記編集画像の編集画像データを処理することにより、前記撮影画像データの前記撮影画像のサイズ、および前記編集画像データの前記編集画像のサイズを印刷画像のサイズに縮小する第2の縮小手段と、
    前記第2の縮小手段により各画像のサイズが縮小された前記撮影画像データと前記編集画像データを互いに合成することにより、前記撮影画像および前記編集画像が合成された前記印刷画像に対応する印刷画像データを生成する合成手段と、
    前記合成手段により合成されて得られた前記印刷画像データの前記印刷画像を印刷する印刷手段と
    を備えることを特徴とする画像印刷装置。
  2. 前記合成手段は、前記第2の縮小手段により各画像のサイズが縮小された前記撮影画像データと前記編集画像データを互いに合成することにより前記印刷画像データを複数生成し、
    前記印刷手段は、前記合成手段により合成されて得られた複数の前記印刷画像データのそれぞれについて前記印刷画像を印刷する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像印刷装置。
  3. 前記第2の縮小手段は、前記撮影画像データおよび前記編集画像データを処理することにより、前記撮影画像および前記編集画像のサイズを複数のサイズに縮小し、
    前記合成手段は、前記第2の縮小手段により各画像のサイズが縮小された前記撮影画像データと前記編集画像データを前記サイズ毎に互いに合成することにより、各サイズの前記印刷画像にそれぞれ対応する複数の印刷画像データを生成し、
    前記印刷手段は、前記合成手段により合成されて得られた複数の前記印刷画像データを用いて、各サイズの前記印刷画像を印刷する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像印刷装置。
  4. 前記記憶手段は、前記撮影手段を構成するカメラに内蔵されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像印刷装置。
  5. 被写体を撮影する撮影ステップと、
    前記撮影ステップの処理により撮影して得られた前記被写体の撮影画像のサイズを縮小する第1の縮小ステップと、
    前記撮影ステップの処理により撮影して得られた前記被写体の撮影画像であって、前記第1の縮小ステップの処理により縮小されていない元のサイズの撮影画像に対応する撮影画像データを記憶する記憶ステップと、
    前記第1の縮小ステップの処理によりサイズが縮小された前記撮影画像を表示する表示ステップと、
    前記表示ステップの処理により表示された前記撮影画像に対して合成される、前記元のサイズの撮影画像よりも小さいサイズの編集画像の入力を受け付ける受付ステップと、
    前記記憶ステップの処理により記憶されている前記撮影画像データ、および前記受付ステップの処理により受け付けられた前記編集画像の編集画像データを処理することにより、前記撮影画像データの前記撮影画像のサイズ、および前記編集画像データの前記編集画 像のサイズを印刷画像のサイズに縮小する第2の縮小ステップと、
    前記第2の縮小ステップの処理により各画像のサイズが縮小された前記撮影画像データと前記編集画像データを互いに合成することにより、前記撮影画像および前記編集画像が合成された前記印刷画像に対応する印刷画像データを生成する合成ステップと、
    前記合成ステップの処理により合成されて得られた前記印刷画像データの前記印刷画像を印刷する印刷ステップと
    を含むことを特徴とする画像印刷方法。
  6. 前記合成ステップの処理は、前記第2の縮小ステップの処理により各画像のサイズが縮小された前記撮影画像データと前記編集画像データを互いに合成することにより前記印刷画像データを複数生成し、
    前記印刷ステップの処理は、前記合成ステップの処理により合成されて得られた複数の前記印刷画像データのそれぞれについて前記印刷画像を印刷する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像印刷方法。
  7. 前記第2の縮小ステップの処理は、前記撮影画像データおよび前記編集画像データを処理することにより、前記撮影画像および前記編集画像のサイズを複数のサイズに縮小し、
    前記合成ステップの処理は、前記第2の縮小ステップの処理により各画像のサイズが縮小された前記撮影画像データと前記編集画像データを前記サイズ毎に互いに合成することにより、各サイズの前記印刷画像にそれぞれ対応する複数の印刷画像データを生成し、
    前記印刷ステップの処理は、前記合成ステップの処理により合成されて得られた複数の前記印刷画像データを用いて、各サイズの前記印刷画像を印刷する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の画像印刷方法。
  8. 請求項5乃至7のいずれかに記載の画像印刷方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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