JP3552430B2 - アームレストの構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用シートの外側面に備えるアームレストに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のシートバック(背凭部)に設けたアームレストには、基部側をシートバック側に回動自在に軸着して、使用状態である略水平状態及び格納状態である略垂直状態(起立状態)に回動操作できるようにしたものがある。
【0003】
そして、アームレストの起立状態を保持するためのロック装置がアームレスト内のフレームに内蔵され、このロック装置によるロック状態を解除するために、ストラップをアームレストの先端面より外方に突出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上のアームレストにはアームレストの外形と略相似形の箱体形状(長尺体状)のフレームが内蔵され、このフレームによって発泡体製パッドを支持している。
【0005】
従って、フレームによってパッドの肉厚が薄くなり、アームレストの格納時に、着座者の上半身にフレームが異物感となる不具合があった。
【0006】
しかし、着座者側のパッド厚を厚くすると、アームレストの格納時に、前記フレーム内に配設したストラップのアームレスト先端面より突出する位置が後方になるため、ストラップを引きアームレストを前方に倒すための操作性が悪くなる欠陥がある。
【0007】
そこで、本発明はストラップによるロック解除の操作性を損なわずにフレームによる異物感がないアームレストを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するための本発明は、シートバックに、格納状態及び使用状態に基部を回動自在に軸着すると共に先部に格納状態のロック解除用の操作部材を設けてなるアームレストであって、該アームレスト内のフレームはアームレストの格納状態である起立状態において着座者側に位置する前板を、上部から下部方向に前方に膨出状に形成し、該前板に、下部より上部方向に肉厚が厚い発泡体製パッドを支持させてなることを特徴とするものである。
【0009】
アームレストが起立状態において、パッドの下部前側は肉厚が薄くなり、この部分で着座者の腰椎部を支持し、パッドの上部前側は肉厚が厚くなり、この上部で着座者の肩部等を支持する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図1はアームレスト(A)の格納状態である起立状態を示し、アームレスト(A)はシートバック(SB)の側面より突出する回転軸(4)に回動自在に軸着され、ロック装置によって起立状態を保持している。
【0011】
ロック装置はアームレスト(A)内のフレーム(1)に内蔵され、図示するロック装置はシートバック(SB)側のロック軸(41)と、このロック軸(41)に係合するロック片(31)と、ロック片(31)に直接又はワイヤなどの連動部材を介して連結されているストラップ(3)とから構成され、ロック片(31)はバネ(17)によりロック方向に付勢され、ロック軸(41)はフレーム(2)に設けた弧状の長孔(15)に挿通されている。また、フレーム(2)にはシートバック(SB)側のガイド軸(42)を挿通するガイド長孔(16)が側板に開孔されている。
【0012】
そして、前記ストラップ(3)の先端はフレーム(1)の先端部より突設した挿通部(12)から外部に突出しており、この突出部を操作部(30)としている。
【0013】
従って、ストラップ(3)の操作部(30)をバネ(17)の弾力に抗して引くことにより、ロック片(31)がロック軸(41)から離脱するため、ロック片(31)のロック軸(41)に対する係合によるロック状態が解除になり、アームレスト(A)は図1鎖線に示すようにアームレスト(A)としての使用状態である略水平状態になり得る。
【0014】
以上のストラップ(3)の操作部(30)をシートクッション(SC)方向である前方に引きロック状態を解除した際、ストラップ(3)の引張力はアームレスト(A)を前倒方向に作用するため、アームレスト(A)のロック解除と、使用状態にする前倒操作とを同時に行うことができる。
【0015】
従って、ストラップ(3)の操作部(30)はアームレスト(A)の先端面において、前側に位置するのが望ましい。そのため、後述するように、フレーム(1)の先端部にはアームレスト(A)が格納状態において、斜前方に突設する操作部(12)を設け、この操作部(12)内にストラップ(3)を挿通している。
【0016】
アームレスト(A)が図1に示す状態で、着座者(M)側に位置するフレーム(1)の前板(10)は、上部から下部方向に前方に膨出状、また、裏板(11)は全体が平板状に成形されている。図1において、図中(HD)はヘッドレスト(2)は発泡体製パッド、(5)はパッドを被覆する表皮を夫々示す。
【0017】
フレーム(1)は図2に示すように、前板(10)と、裏板(11)と、側板(13)(13′)とから中空状に形成され、前、後端部内にはパイプ製補強杆(18)(19)が横架されている。
【0018】
前板(10)は挿通部(12)側より、回転軸(4)を挿通する部分の前方位置までを徐々に高く傾斜するように、またその補強杆(18)方向に低く傾斜するように形成されており、この前板(10)における回転軸(4)に対応する部分を腰椎支持部(10A)、腰椎支持部(10A)から挿通部(12)までの間を背部支持部(10B)とする。
【0019】
以上の前板(10)における腰椎支持部(10A)が着座者(M)の腰椎部を、また、背部支持部(10B)が着座者(M)の背部を夫々パッド(2)を介して支持する。図中(14)は側板(13)に開孔した回転軸(4)挿通孔を示す。
【0020】
フレーム(1)の先端部に設けた挿通部(12)はアームレスト(A)の起立状態において、フレーム(1)の先端部に対して斜前方に突出するように形成されている。図中(12A)はストラップ(3)の挿通口を示す。そのため、この挿通部(2)に挿通したストラップ(3)の操作部(30)は図1に示すようにアームレスト(A)の先端面より前方に向いて突出される。
【0021】
パッド(2)はアームレスト(A)の全体が長方体状になるように、即ち、フレーム(2)の前板(10)における背部支持部(10B)に支持される部分が厚く、腰椎支持部(10A)に支持される部分が薄く形成されている。そして、裏板(11)に支持されるパッド(20)は全体が同一の厚さに夫々形成されている。
【0022】
従って、アームレスト(A)が起立状態で、着座者の(M)の背部を支持部分のパッド厚が厚いため、フレーム(1)が異物感となることがなく、また、ストラップ(3)の操作部(30)を引き、アームレスト(A)のロック状態を解除してアームレスト(A)を使用状態に前倒しするための操作性が良好になる。
【0023】
また、アームレスト(A)を使用状態にした際、着座者の腕を支持する部分のパッド厚が均一であるため、使用感が良好になる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、アームレストが格納状態において、着座者の背部に対応する部分のパッドが厚く形成されているため、アームレストのフレームが異物感となることがない。
また、フレームの先端部に、アームレストが格納状態で斜前方に突設する挿通部を設けていたるめ、ロック解除用の操作部材がアームレストの前方に突出し易くなり、ロック解除とアームレストの前倒し操作が行い易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断面図である。
【図2】本発明に使用するフレームの斜視図である。
【符号の説明】
1 フレーム
2 パッド
10 フレームの前板
12 フレームに設けた挿通部

Claims (2)

  1. シートバックに、格納状態及び使用状態に基部を回動自在に軸着すると共に先部に格納状態のロック解除用の操作部材を設けてなるアームレストであって、
    該アームレスト内のフレームはアームレストの格納状態である起立状態において着座者側に位置する前板を、上部から下部方向に前方に膨出状に形成し、該前板に、下部より上部方向に肉厚が厚い発泡体製パッドを支持させてなることを特徴とするアームレストの構造。
  2. 前記フレームの先端部には前記操作部材挿通用の挿通部をアームレストの起立状態において斜前方に向けて突設してなる請求項1記載のアームレストの構造。
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