JP3552326B2 - 合成樹脂枠体付き窓用板状体の製造方法 - Google Patents

合成樹脂枠体付き窓用板状体の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は車両用ガラス窓や建築用ガラス窓に適した合成樹脂枠体付きガラス窓の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用、建築用の窓ガラス板のような窓用板状体とこの窓用板状体を嵌め込んだ開口部との隙間に、装飾またはシール性を高めるために合成樹脂のモール、ガスケット等の合成樹脂枠体を取り付けることが通常行われている。従来、この樹脂枠体の取り付けは、例えば特開昭57−158479、特開昭57−158480に記載されているように射出成形や押出成形などにより予め成形した合成樹脂枠体等を窓用板状体の周縁部に接着したり、窓用板状体を開口部に嵌め込んだ後、隙間に押出成形法などで作った枠体を押し込んだりするという後付け方法が行われている。
【0003】
しかし、これらの方法では、人手に頼る部分が多くて工程の自動化が困難であり、また工程数も多くコスト高となるという問題がある。そこで窓用板状体の周縁部に枠体を押出成形しつつ一体化するにあたり、押出成形ダイの押出口に窓用板状体の周縁部を差し込んで、窓用板状体とダイを相対的に移動させることが提案されている(特開平6−71722)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公報記載の方法では窓用板状体またはダイを駆動させるものの振動により、枠体の表面にうねり荒れが発生してしまう。また正確に、窓用板状体窓とダイの相対的位置を一定に保つことが困難であり、枠体の成形精度が減少するという欠点があった。
【0005】
本発明は、従来の押出一体成形法が有していたところの、窓用板状体またはダイを駆動させるものの振動により、枠体の表面にうねり荒れが発生してしまう、正確に窓用板状体窓とダイの相対的位置を一定に保つことが困難である、といった欠点を解決できる合成樹脂枠体付き窓用板状体の製造方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題を解決すべくなされたものであり、窓用板状体の周縁部を合成樹脂材料を押し出すダイに対して相対移動させながら、所定の形状に合成樹脂枠体を窓用板状体に一体化する合成樹脂枠体付き窓用板状体の製造方法において、前記窓用板状体の周縁部を、ダイに備えられた回動部材で挟持して、ダイに対して相対移動させるとともに、該回動部材は少なくとも前記板状体と前記回動部材とが当接する面と平行でありかつ前記相対移動の方向と垂直な方向に回動の軸を有することを特徴とする合成樹脂枠体付き窓用板状体の製造方法である。
【0007】
【実施例】
以下、図面に基づいて本発明の実施例について説明する。図1は、本発明の製造方法の一例を示す斜視図、図2はその正面図、図3はその側面図である。板状体11は、吸盤等の固定手段に固定されて、駆動装置(図示せず)に取り付けられている。そして、その周縁部を枠体用合成樹脂材料を押し出すダイ10に嵌合して、板状体11をダイ10に対して移動させながら、ダイ10から板状体11の周縁部に枠体用合成樹脂材料を押し出して、ダイ10の出口形状の断面形状を有する枠体を、板状体の周縁部に成形する。
【0008】
合成樹脂材料が押し出されるダイ10の出口13近傍には、円柱状のローラーからなる回動部材1、2が備えられている。そして、これらのローラーによって、板状体11の周縁部を上下から挟持しながら、板状体11をダイ10のまわりに周回させる。
【0009】
板状体の下面側に備えられるローラー1には、その板状体と当接する側と反対側に、ばね材などの弾性体を備えていて板状体を強固に挟持する。一方板状体の上面に当接するローラー2はその一部がダイ10に埋め込まれるようにして固定されている。これらの円柱状のローラーは、板状体11とそのローラーとが当接する面と平行でありかつ移動方向垂直な方向に回動の軸を有するように配されている。
【0010】
この図1に示すように板状体とダイとを配して、実際に合成樹脂材料を押し出した場合について、以下に示す。合成樹脂材料として、軟化した塩化ビニル樹脂を用い、板状体の周縁部をダイ10に沿って1m/分の速度で移動させながら、180℃の軟化した塩化ビニル樹脂を押し出すことにより、周縁部に図2に示す断面形状に成形された塩化ビニル樹脂枠体の成形体12を周縁部に有する板状体を得た。
【0011】
次いで、これを放熱するように保存して冷却することによって、塩化ビニル樹脂枠体が一体となった板状体の製品を得た。この製品の外観はうねり荒れがなく良好であった。
【0012】
上記例では、回動部材として円柱状のローラーを用いているので、ローラーと板状体の当接部分が大きくなり、板状体またはダイの振動を抑える効果が大きくなる。一方で、板状体が大きな曲率のコーナー部を有するような場合、板状体のコーナー部を成形するとき、ローラーが滑らかに動かない場合がある。
【0013】
そこで、回動部材として上記の円柱状のローラーの代わりに、回動部材として球状のものを用いてもよい。球状のローラー(41、42)を用いた場合には、大きな曲率のコーナーを有する板状体でも、そのコーナー部で、回動部材は滑らかに回動する(図4)。
【0014】
これら回動部材の備えられる位置は、ダイ内部、ダイの材料が押し出される出口近傍、出口の反対側であるダイの背後、さらにはある程度ダイから離れた位置等、板状体またはダイの駆動によって生じる振動を充分に抑えうる位置であれば、特に制限はない。上記のように板状体を移動させる場合には、押し出される材料に振動の影響を与えないために、出口の近傍に備えられることが好ましい。
【0015】
また上記例では、板状体を動かして枠体を成形しているが、逆にダイを動かして板状体を固定して成形してもよい。さらには、両者の移動を調整して、両者を同時に動かしてもよい。
【0016】
板状体を挟持する力は、表面にうねり、荒れのないきれいな枠体を得る程度の力が必要である。例えば、弾性体としてばね材を用いた場合、ばね材の弾性力としては10kg以上が好ましい。一方、板状体としてガラス板を用いる場合には、この弾性力が強すぎるとガラス板が割れてしまうおそれがあるため、ガラスが割れない程度の強さの弾性力とする。
【0017】
この弾性力は、上記の例のように板状体の下面側に当接する回動部材に、弾性体を備えつけても、両者に弾性体を備えつけても、さらには板状体の上面側に当接する回動部材に備えつけてもよい。そのうちで、上記の例に示したように、下面側に備えることによって、ダイ自身の形状の自由度が増し、押し出される合成樹脂材料の成形性を向上させることができる。
【0018】
回動部材の板状体と当接する表面は、これは、板状体との接触によって板状体に傷をつけないような合成樹脂で覆われていることが好ましく、特に、耐摩耗性、耐圧縮性に優れたポリエーテルイミド等の合成樹脂で覆われていることが好ましい。
【0019】
窓用板状体としては、通常窓に用いられるものが使用でき、単板の無機ガラス板、強化ガラス、合わせガラスや、ポリカーボネート、アクリルのようなプラスチック透明板、あるいはこれらを複数枚積層したもの等が、その用途に応じて適宜使用できる。さらには、これらの表面に、熱反射膜の機能膜をコーティングしたものも使用できる。
【0020】
合成樹脂材料としては、軟質塩化ビニル系樹脂、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂等の熱可塑性樹脂材料、ウレタン系等の湿気硬化性樹脂材料等、種々の材料を使用できる。そのうちで、軟質塩化ビニル系樹脂材料は、押し出し成形後に冷却固化がただちに行われ、養生時間、スペースを省くことができ、材料自身も安価であるため、好ましい。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、回動部材が合成樹脂材料が押し出されるダイの出口近傍に備えられており、板状体を挟持しているため、駆動体による板状体またはダイの振動を抑えうる。また、正確に窓用板状体とダイの相対的位置を一定に保つことができる。
【0022】
こうして、本発明によれば、表面にうねりや荒れのない外観の良好な合成樹脂枠体付き窓用板状体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の枠体付き窓用板状体の製造方法の一例を示す概略斜視図
【図2】図1の正面図
【図3】図1の側面図
【図4】本発明の枠体付き窓用板状体の製造方法の別の例を示す概略斜視図
【符号の説明】
1:回動部材
2:回動部材
10:ダイ
11:窓用板状体
12:合成樹脂枠体
13:ダイ出口

Claims (2)

  1. 窓用板状体の周縁部を合成樹脂材料を押し出すダイに対して相対移動させながら、所定の形状に合成樹脂枠体を窓用板状体に一体化する合成樹脂枠体付き窓用板状体の製造方法において、前記窓用板状体の周縁部を、ダイに備えられた回動部材で挟持して、ダイに対して相対移動させるとともに、該回動部材は少なくとも前記板状体と前記回動部材とが当接する面と平行でありかつ前記相対移動の方向と垂直な方向に回動の軸を有することを特徴とする合成樹脂枠体付き窓用板状体の製造方法。
  2. 前記回動部材が、合成樹脂材料が押し出されるダイの出口近傍に備えられていることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂枠体付き窓用板状体の製造方法。
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