JP3550562B2 - 側溝同士の連結構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排水路等として地中に埋設される例えばU字形をなす側溝同士を連結する連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
U字状の比較的長い排水路等を構築する際は、所定長さのU字形の側溝(以下、U字溝と略称する)同士を連結して地中に埋設されるが、従来は、図6及び図7に略示するようにしてU字溝同士を連結していた。
【0003】
すなわち、図6に示すものにおいては、U字溝aの長手方向の開口端同士を突合わせた状態で、その開口端の両側面に形成されたフランジ部b同士を、直接、ボルトcとナットdにより締付けて連結している。
【0004】
図7に示すものは、各U字溝aのフランジ部bに、開口端側が拡径するテーパ孔eを対向状に形成し、両テーパ孔eに、中央部が最大外径をなし、その部分を中心とする両側部が、側端に向かって漸次小径をなす逆テーパ状のテーパ軸となっているジョイントピンfを挿入し、それを挟む左右のフランジ部b同士の上下部を、ボルトcとナットdにより締付けて連結している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記図6に示す連結構造では、ボルトcと、それが挿通されるフランジ部bの挿通孔とには、がたが存在するため、両U字溝a同士を正確に位置決めして締付けることは困難であり、側方及び上下方向に位置ずれして連結されることがある。
【0006】
一方、上記図7に示す連結構造のものは、両U字溝a同士は、テーパ状のジョイントピンfの位置決め(調心)作用により、側方及び上下方向に位置ずれして連結される恐れは小さいが、この効果を得るためには、ジョイントピンfを挟む上下のボルトc及びナットdを均等に締付け、ジョイントピンfの両テーパ軸に偏荷重が作用しないようにする必要があり、その締付け作業が面倒である。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、側側同士を正確に位置決めした状態で容易に連結しうるようにした側溝同士の連結構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の側溝同士の連結構造は、連結しようとする側溝同士の対向端の両側面に、フランジ部を突設し、互いに対向するフランジ部の上下方向の適所に、側溝の長手方向を向いて互いに対向するとともに、対向端側が漸次拡径する少なくとも1個のテーパ状のボルト挿通孔を穿設し、該互いに対向する両ボルト挿通孔に、中心に軸孔を有するジョイントピンにおける両側部の、互いに逆テーパ状をなすテーパ軸をそれぞれ嵌合し、かつ互いに対向するフランジ部同士を、そのボルト挿通孔と前記ジョイントピンの軸孔に挿通したボルト及びその突出端部に螺合したナットにより締結したことを特徴としている。上記構成の連結構造にすると、ボルトとナットにより締付けると、ジョイントピンの両側部のテーパ軸が、両側溝のフランジ部のボルト挿通孔内に滑りながら食い込み、これにより両側溝同士は互いに相対的に引寄せられるとともに、上下及び側方に正確に位置決めされて連結される。また、ボルトの締付力は、ジョイントピンの軸線と同方向に作用するため、ジョイントピンには偏荷重が作用せず、両側溝を円滑に引寄せて連結することができる。
【0009】
上記連結構造において、対向するフランジ部に1個のボルト挿通孔を設けたものにおいて、ボルト挿通孔を側溝の上下方向のほぼ中央に設けるのが好ましい。このようにすると、1個のボルトのみでも、側溝同士を傾斜させることなく、容易に位置決めして連結することができる。
【0010】
上記連結構造において、ジョイントピンを、硬質でかつ摩擦抵抗の小さい合成樹脂により形成するのが好ましい。
このようにすると、ジョイントピンの破損が防止されるとともに、ボルト挿通孔との摩擦抵抗が小さくなるので、小さな力でも側溝同士を円滑に引寄せ、容易に連結することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1は、本発明を適用して連結されたU字溝1の側面図、図2は、同じく平面図、図3は、図2のIII−III線の拡大縦断面図、図4は、U字溝1同士の連結部の一部切欠側面図である。
【0013】
各図において、U字溝1の両側面には、互いに平行をなす複数の補強リブ2が、上下方向を向いて突設され、また、前後の開口端部の両側面における上下方向の中間部には、補強リブ2よりも突出寸法の大きいフランジ部3が突設されている。
【0014】
上記各フランジ部3における上下方向の中央部には、U字溝1の長手方向を向くとともに、開口端側が漸次拡径するテーパ状のボルト挿通孔4が穿設されている。
【0015】
5は、ボルト挿通孔4内に嵌合可能なジョイントピンで、図5に示すように、中心に後記するボルト8が挿通可能な軸孔6と備えるとともに、長手方向の中央部の最大外径部を中心とする左右両側部に、外径が側端に向かって漸次縮径する逆テーパ状のテーパ軸5a,5aが対照的に形成され、全体が、硬質でかつ摩擦抵抗の小さい、例えばアセタール樹脂,フッ素樹脂,ポリアミド,ポリカーボネート等の合成樹脂により成形されている。
【0016】
テーパ軸5aと上記フランジ部3のボルト挿通孔4のテーパ角度は、等しくしてある。
【0017】
U字溝1同士を連結するには、それらの連結端部を若干離間させた状態で、まず対向端面に形成されたU字状の凹溝のいずれか一方にパッキング(図3参照)を嵌め込んだ後、
【0018】
一方のU字溝1のフランジ部3に形成したボルト挿通孔4内に、ジョイントピン5の一方のテーパ軸5aを嵌合する。
【0019】
次いで、他方のU字溝1におけるフランジ部3のボルト挿通孔4を、一方のU字溝1より突出しているジョイントピン5の他方のテーパ軸5aに嵌合する。
【0020】
次いで、一方のフランジ部3のボルト挿通孔4より挿入したボルト8を、ジョイントピン5の軸孔6と他方のフランジ部3のボルト挿通孔4を挿通して貫通させた後、その突出端部にナット9を螺合し、締付ける。
【0021】
すると、ジョイントピン5の両テーパ軸5aが、双方のフランジ部3のテーパ状のボルト挿通孔4内に滑りながら食い込むことにより、左右のU字溝1同士が互いに相対的に引寄せられるとともに、それらのボルト挿通孔4同士は同軸に整合させられる。
【0022】
これにより、ボルト8とボルト挿通孔4との間にがたがあったとしても、左右のU字溝1同士は、上下及び側方に正確に位置決めされて連結される(図4参照)。
【0023】
また、ボルト8は、ジョイントピン5の軸孔6を貫通しているため、その締付力は、ほぼジョイントピン5の軸線と同方向に作用するようになる。従ってジョイントピン5には偏荷重が作用せず、1個のボルト8のみでも、両U字溝1同士を位置決めしながら円滑に引寄せて連結することができる。
【0024】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
【0025】
上記実施形態では、両U字溝1同士を、上下方向の中央部1個所において連結した例を示しているが、上下寸法の大きなU字溝の際には、上下複数個所を連結してもよい。
【0026】
本発明は、上記U字溝1の連結以外に、L字形またはその他の形状の側溝同士の連結にも適用することができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
【0028】
(a)請求項1に記載の発明によれば、ボルトとナットにより締付けるだけで、ジョイントピンの両テーパ軸が両側溝のフランジ部のボルト挿通孔内において食い込み、両側溝同士は互いに相対的に引寄せられながら正確に位置決めされて連結される。
【0029】
また、ボルトの締付力は、ジョイントピンの軸線と同方向に作用するため、ジョイントピンには偏荷重が加わることがなく、従って両側溝を円滑に引寄せて連結することができる。
【0030】
(b)請求項2記載の発明によれば、1個のボルトのみでも、側溝同士を傾斜させることなく、容易に位置決めして連結することができる。
【0031】
(c)請求項3記載の発明によれば、ジョイントピンの破損が防止されるとともに、ボルト挿通孔との摩擦抵抗が小さくなるため、小さな力でも側溝同士を円滑に引寄せ、容易に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して連結されたU字溝の側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】図2のIII−III線の拡大縦断面図である。
【図4】U字溝の連結部の一部切欠拡大側面図である。
【図5】ジョイントピンの一部切欠側面図である。
【図6】従来のU字溝の連結構造を略示する平面図である。
【図7】従来の他の連結構造を略示する一部切欠側面図である。
【符号の説明】
1 U字溝(側溝)
2 補強リブ
3 フランジ部
4 ボルト挿通孔
5 ジョイントピン
5a テーパ軸
6 軸孔
7 パッキン
8 ボルト
9 ナット

Claims (3)

  1. 連結しようとする側溝同士の対向端の両側面に、フランジ部を突設し、互いに対向するフランジ部の上下方向の適所に、側溝の長手方向を向いて互いに対向するとともに、対向端側が漸次拡径する少なくとも1個のテーパ状のボルト挿通孔を穿設し、該互いに対向する両ボルト挿通孔に、中心に軸孔を有するジョイントピンにおける両側部の、互いに逆テーパ状をなすテーパ軸をそれぞれ嵌合し、かつ互いに対向するフランジ部同士を、そのボルト挿通孔と前記ジョイントピンの軸孔に挿通したボルト及びその突出端部に螺合したナットにより締結したことを特徴をする側溝同士の連結構造。
  2. 対向するフランジ部に1個のボルト挿通孔を設けたものにおいて、ボルト挿通孔を側溝の上下方向のほぼ中央に設けた請求項1に記載の側溝同士の連結構造。
  3. ジョイントピンを、硬質でかつ摩擦抵抗の小さい合成樹脂により形成した請求項1または2に記載の側溝同士の連結構造。
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