JP3268113B2 - 鉄筋連結具及び鉄筋連結方法 - Google Patents

鉄筋連結具及び鉄筋連結方法

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JP3268113B2
JP3268113B2 JP07676594A JP7676594A JP3268113B2 JP 3268113 B2 JP3268113 B2 JP 3268113B2 JP 07676594 A JP07676594 A JP 07676594A JP 7676594 A JP7676594 A JP 7676594A JP 3268113 B2 JP3268113 B2 JP 3268113B2
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伸夫 佐藤
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株式会社ディビーエス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築構造物等の鉄筋を
連結するための鉄筋連結具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平5−89642号、実開昭
58−17423号、実公昭63−45459号に示す
ように、鉄筋の連結ジョイントが極めて簡単かつ確実と
なり、コストの安価な鉄筋結合具が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
5−89642号は、くさび内部にねじ溝が切られてい
るし、接合しようとする鉄筋の端面を平らにカットし
て、専用のカット工具で鉄筋の端部に浅いねじ溝を切っ
ており、その手間が大変であり、時間的にロスがで易
い。C型スナップリングで中央を間仕切っており、強度
的に弱い。係合スリーブ20に楔形握持片30が嵌合さ
れているだけであるので、引張試験を行ってみると、鉄
筋50とともに楔形握持片30が抜けてしまう可能性が
あるのである。大きな力によって鉄筋50自体が引張さ
れて半径が小さくなったり、係合スリーブ20が開いた
りして、鉄筋50とともに楔形握持片30が抜けてしま
い、鉄筋(母材)が切断される前に、鉄筋結合具が破壊
されてしまい易い可能性があり、鉄筋結合具の基本的条
件を満足できない可能性があるのである。鉄筋の結合具
の引張試験にあっては、鉄筋が切断するよりも前に、結
合具自体の切断が起こることは絶対に許されず、このよ
うな鉄筋結合具を使用することはできないこととなって
いる。テーパ部後部の六角ヘッドをスパナで締める必要
から、六角ヘッドが外に飛び出しており、全体の長さが
長くならざるをえず、鉄筋のピッチが所定長さ、例え
ば、10センチ以下に制約される工事では、使用できる
ものの、不便な点がある。実開昭58−17423号、
実公昭63−45459号にも同様に改善点があり実際
には普及していないものであった。
【0004】そこで、本発明は、鉄筋結合具の結合強度
を向上させるとともに、現場での作業性を向上させ、鉄
筋ピッチの小さい工事箇所でも使用でき、信頼性、簡易
性、互換性、安全性、経済性を確保する鉄筋連結具を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端部に向か
って厚さが増大するとともに連結すべき鉄筋の表面に取
り付けたとき一端部に向かって外周面がテーパ状になる
一対の分割スリーブ体と、その分割スリーブ体の内周面
の周方向に間隔をおいて形成された複数個の突状と、前
記分割スリーブの外周面の周方向に設けられた略半円環
溝と、他端部の内周面から略半円環条の突起を半径方向
内側に延びださせ、一端部に向かって厚さが減少すると
ともに内周面がテーパ状で平滑としてなり前記一対の分
割スリーブ体を嵌挿できる大きさに形成された中ねじ
と、その中ねじの外周面に形成された雄ねじと、前記中
ねじの一端部の内周面に形成された雌ねじと、前記中ね
じを二つ嵌挿できる大きさに形成され、外周面を平滑に
した円筒形状のカップラと、そのカップラの内周面に前
記中ねじの雄ねじと螺合できる雌ねじと、前記中ねじの
雌ねじに螺合できる雄ねじを側周面に設けた円板状のス
トッパとからなり、一方の分割スリーブ体の突条が他方
の分割スリーブ体の前記突条とは相互に位置がずれるよ
うに設けられ、前記一方の分割スリーブ体と他方の分割
スリーブ体の厚みに差を設けてなることを特徴とする鉄
筋連結具を要旨としている。
【0006】前記ストッパの平面に二個の孔を設けると
ともに、前記中ねじの他端部の外面にも同様の孔を設け
てなることが好ましい。
【0007】本発明は、一端部に向かって厚さが増大す
るとともに連結すべき鉄筋の表面に取り付けたとき一端
部に向かって外周面がテーパ状になる一対の分割スリー
ブ体と、その分割スリーブ体の内周面の周方向に間隔を
おいて形成された複数個の突状と、前記分割スリーブの
外周面の周方向に設けられた略半円環溝と、他端部の内
周面から略半円環条の突起を半径方向内側に延びださ
せ、一端部に向かって厚さが減少するとともに内周面が
テーパ状で平滑としてなり前記一対の分割スリーブ体を
嵌挿できる大きさに形成された中ねじと、その中ねじの
外周面に形成された雄ねじと、前記中ねじを二つ嵌挿で
きる大きさに形成され、外周面を平滑にした円筒形状の
カップラと、そのカップラの内周面に前記中ねじの雄ね
じと螺合できる雌ねじと、前記カップラの略中央に隔壁
として設けられた円板状のストッパとからなり、一方の
分割スリーブ体の突条が他方の分割スリーブ体の前記突
条とは相互に位置がずれるように設けられるとともに、
前記一方の分割スリーブ体と他方の分割スリーブ体の厚
みに差を設けてなり、前記ストッパにより隔てられたカ
ップラの一方の径を他方よりも小径にしてなることを特
徴とする鉄筋連結具を要旨としている。
【0008】前記カップラのストッパが、そのカップラ
を貫通するピンによって構成されてなるものであっても
よく、また、前記カップラが、ストッパにより隔てられ
た両側において独立した雌ねじを有するカップラであっ
てもよい。さらに、前記分割スリーブ体のうち、分割さ
れた一方に設けられる突条と他方に設けられる突条と
が、互い違いに整列させてなることが好ましい。また、
前記ストッパの他端側円形表面に、その直径方向に整列
するように穿孔された二つの丸孔を設けることが好まし
い。
【0009】本発明は、請求項1の鉄筋連結具を使用す
る鉄筋連結方法であって、前記カップラに鉄筋を挿通
し、前記テーパが鉄筋の突き合わせ端部に向かって拡大
するように前記分割スリーブ体で鉄筋の端部側面を挟
み、必要により鉄筋の軸方向に前記分割スリーブ体を移
動させて、前記突条と鉄筋の溝とを嵌合させ、前記分割
スリーブ体の環状溝に弾性を持つ環体を嵌合させること
によって分割スリーブ体を鉄筋に仮止めし、鉄筋に仮止
めされた分割スリーブ体を前記中ねじに嵌挿し、前記ス
トッパを回転させることにより前記雌ねじに螺合させ、
前記分割スリーブ体とストッパと中ねじとを合体させ、
ストッパを突き合わせることにより、鉄筋の突き合わせ
端部を突き合わせ、前記カップラを回転させることによ
って、前記カップラ内周面に設けた雌ねじを前記中ねじ
の外周面に設けた雄ねじに螺合して前記鉄筋を連結して
なることを特徴とする鉄筋連結方法を要旨としている。
【0010】本発明は、請求項3の鉄筋連結具を使用す
る鉄筋連結方法であって、前記カップラに鉄筋を挿通
し、前記テーパが鉄筋の突き合わせ端部に向かって拡大
するように前記分割スリーブ体で鉄筋の端部側面を挟
み、必要により鉄筋の軸方向に前記分割スリーブ体を移
動させて、前記突条と鉄筋の溝とを嵌合させ、前記分割
スリーブ体の環状溝に弾性を持つ環体を嵌合させること
によって分割スリーブ体を鉄筋に仮止めし、鉄筋に仮止
めされた分割スリーブ体を前記中ねじに嵌挿し、さらに
中ねじを前記カップラに嵌挿しつつその中ねじを回転さ
せることによって、前記カップラ内周面に設けた雌ねじ
を前記中ねじの外周面に設けた雄ねじに螺合して前記鉄
筋を連結してなることを特徴とする鉄筋連結方法を要旨
としている。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例の鉄筋連結具1を図1
ないし図23に基づいて説明する。第一実施例の鉄筋連
結具1は、図1ないし図8に示すものであり、特殊鋼で
あるJIS・S45Cからなっている。図1に示すよう
に、カップラ2と一対のテーパ状の中ねじ3と一対のス
トッパ4と二対のテーパ状の分割スリーブ体5,6とか
らなるものであり、異形鉄筋7,8を結合するためのも
のである。第一実施例は、主として、梁又は柱用の異形
鉄筋を結合するためのものである。図4(a)(b)の
カップラ2は、円筒状に形成され内周全面に雌ねじ2a
が切られ、長さが9センチにされており、肉厚が5ミリ
であり、小さくなっており、異形鉄筋を十字に交差させ
るときに、邪魔にならないようになっている。図5
(a)(b)(c)のように、中ねじ3は略円筒状に形
成されており、外周全面に雄ねじ3a、右端の内周面に
雌ねじ3bが切られており、左端の周面に一対の丸孔3
cが直径方向に対向して設けられており、丸孔3cに工
具を差し込むことができるようになっており、中ねじ3
とカップラ2とを螺合させることができることから、ボ
ルト等の外部への突出物をなくし、全長を短くできるの
である。また左端から右端に向かって肉厚が減少すると
ともに内周面3dが拡大するようにテーパ状とされてい
る。中ねじ3の外周の直径は、その雄ねじ3aがカップ
ラ2の雌ねじ2aに螺合できるような大きさにされてい
る。左端の円周面から、半径方向内方に向かって円環状
の突起3eが延出し分割スリーブ体5,6の抜け止めと
なっている。図6(a)(b)(c)のストッパ4は薄
肉の円板状に形成されており、外周側面には雄ねじ4a
が円周方向に切られており、上面側には小円盤4bが設
けられ、一対の丸孔4cが、直径方向に対向するよう
に、軸方向に貫設されている。ストッパ4の直径は、そ
の雄ねじ4aがカップラ2の雌ねじ2aに螺合できるよ
うな大きさにされている。図7(a)〜(e)の分割ス
リーブ体5,6は、肉厚が多少異なるものの、ほぼ同様
の形状、構造となっている。図7(a)ないし(e)に
示すように、分割スリーブ体5はテーパ状のスリーブ体
を切断した形状となっており、半割体より小さく形成さ
れており、テーパ状の外周面5aには略半円環溝5b
(半円よりも小さい)が設けられており、内周面5cは
テーパが付けられておらず内径が一定となっており、内
周面5cには略半円環状の突条5d,5eが設けられ、
両端部5f,5gに傾斜が付けられ、細長状の横分割面
5j,5kと縦分割面5l,5mが設けられ、これらは
直角よりもわずかに鋭角となっている。図8(a)ない
し(e)に示すように、分割スリーブ体6はテーパ状の
スリーブ体を二分割した形状となっており、その肉厚が
分割スリーブ体5よりも1,2ミリ程厚くなっている。
テーパ状の外周面6aには半円環溝6bが設けられてお
り、内周面6cはテーパが付けられておらず内径が一定
となっており、内周面6cには半円環状の突条6d,6
e,6fが設けられ、突条5d,5eとは位置がずれた
所に配置されている。これは異形鉄筋7,8の突起は、
通常、同一のメーカーでも製造上の理由で位置が揃って
いないため、また異形鉄筋の種類によりかなり位置が異
なる場合もありうるため、それに対応するためであり、
分割スリーブ体5,6を軸方向に適宜ずらすことによ
り、突条5d,5e,6d,6e,6fが異形鉄筋7,
8の凹面に嵌入することができるようになっている。ま
た、両端部6g,6h,6iは傾斜が付けられ細長状の
横分割面6j,6kと縦分割面6l,6mが設けられ、
これらは直角よりもわずかに鋭角となっている。また、
分割スリーブ体5,6の横分割面5j,5kと横分割面
6j,6kとを当接させた場合には、横から見ると、全
体が円ではなく楕円状となっている。これは分割スリー
ブ体5,6は、半割体より小さく形成されているからで
ある。
【0027】次に異形鉄筋7,8を鉄筋結合具1で結合
させる順序を説明すると、まず、カップラ2を予め異形
鉄筋7に嵌めておき、次に、分割スリーブ体5,6を異
形鉄筋7,8の縦筋7a,8aの両横側から接近させ
て、横分割面5j,5kと横分割面6j,6kと対面さ
せて接近するようにし、必要により鉄筋の軸方向に分割
スリーブ体5,6を適宜移動させて、突条5d,5e,
6d,6e,6fと異形鉄筋7,8の溝7c,8cとを
嵌合させ、輪ゴム9を略半円環状溝5b,6bに嵌めて
分割スリーブ体5,6を仮固定して後の作業を容易とす
る。中ねじ3をその雌ねじ3bが先頭になるようにし
て、異形鉄筋7,8にそれぞれ挿通して、中ねじ3と分
割スリーブ体5,6とを嵌合する。ストッパ4を小円盤
4b側から中ねじ3の雌ねじ3bにねじ込んで、雄ねじ
4aと雌ねじ3bとを螺合させて、小円盤4bと異形鉄
筋7,8の突き合わせ端部7d,8dとが当接できるよ
うにする。こうして、中ねじ3とストッパ4と分割スリ
ーブ体5,6と異形鉄筋7,8を合体して、図1に示す
ように左右の二つの結合体を形成し、ストッパ4を突き
合わせて、カップラ2を捩じりながら雌ねじ2aと雄ね
じ3aを螺合させることにより、カップラ2内に中ねじ
3を収容することができ、図2,図3の状態となる。図
3のように、分割スリーブ体5,6の外周面と中ねじ3
の内周面とがピッタリと当接する場合は、摩擦力が働
き、異形鉄筋7,8が鉄筋結合具1から抜けることは少
ない。しかし、異形鉄筋7,8の径は製造上のばらつき
があり、異形鉄筋7,8の径が小さいときは、前記の摩
擦力は小さくなり、あるいは、引張力によって異形鉄筋
7,8の径自体が小さくなり、異形鉄筋7,8が鉄筋結
合具1から抜けようとする。このときは、中ねじ3の円
環状の突起3eが分割スリーブ体5,6の縦分割面5
m,6mとが係合することから、図23のように、円環
状の突起3eによって分割スリーブ体5,6が逆に湾曲
するように変形し、突条5d,5e,6d,6e,6f
が異形鉄筋7,8の溝7c,8cを緊締することから、
異形鉄筋7,8の脱抜を確実に防止しており、異形鉄筋
7,8の切断よりも前に異形鉄筋7,8が脱抜すること
がなく、この点は、本発明の優れた特徴の一つである。
【0028】図9ないし図11に基づいて第二実施例の
鉄筋結合具11を説明する。鉄筋結合具11は鉄筋結合
具1と同様、異形鉄筋17,18を結合するものであ
り、本実施例は、主として、梁用の異形鉄筋を結合する
ためのものである。第二実施例は第一実施例のストッパ
4を除去し、その代わりにストッパ14をカップラ2の
内部中央部に隔壁として固設して二つの室を形成すると
ともに、中ねじ3の雌ねじ3bを設けないものである。
雌ねじ12aは当然に前記二つの室の内周に設けられる
こととなり、二つの部分に分離することとなる。その他
の構成は第一実施例と同様であり、番号を10を加えた
番号として示す。次に組み立て順序を図24に基づいて
説明すると、中ねじ13を異形鉄筋17,18に挿通し
て、前記第一実施例と同様に、分割スリーブ体15,1
6を異形鉄筋17,18の端部に仮固定し、中ねじ13
を分割スリーブ体15,16に嵌め込み、中ねじ13の
丸孔13cに工具を差し込み、静止したカップラ2の両
側から、分割スリーブ体15,16と中ねじ13との合
体したものを螺じ込んでカップラ12内に収容する。異
形鉄筋17,18と鉄筋結合具11との結合状態を図9
に示す。ストッパの組付けがないだけ作業は容易である
が、柱の組付けでは、鉄筋を抜け落ちないように、手で
支持する必要が生ずる場合があり得る。
【0029】図12に基づいて第三実施例の鉄筋結合具
21を説明する。鉄筋結合具21は、カップラ22が長
尺状の円筒となっており、内周面の両端部だけに雌ねじ
22aが設けられ、中央の内周面は平滑な面となってい
る。左側部分に、ストッパ4がないこと、空間部24a
を設けたことは、図22の適用例に示すように、コンク
リート間隔が決まっていることから、異形鉄筋27をや
り越すためであり、これがないと異形鉄筋27を取り付
けることが不可能となってしまうからである。右側部分
はストッパ24が仕切りピンの形状に変更されストッパ
が容易に取り付けられるとともに全長を短くしている。
これらを除いて、第一実施例と構成は同様であり、第一
実施例の部品番号に20を加えた番号として示してい
る。使用方法は、図22に示すように、建物と建物の間
に連絡通路を増設する計画がある場合、予め異形鉄筋連
結具21をコンクリートに埋設しておき、中間異形鉄筋
27’を抜いた状態で、外表面に図示せぬプラスチック
の蓋をしておく。従来では、異形鉄筋がコンクリート表
面30aより突出しているため、コンクリート枠に丸孔
を開けた上で、異形鉄筋を貫通させた後でなければ、コ
ンクリートを打設して壁を形成できなかったが、本実施
例では、カップラが完全にコンクリートに埋設されてい
ることから、そのような不都合がなくなる。そして、連
絡通路を増設するときには、前述のプラスチック蓋を除
去し、異形鉄筋27’の右端を右側の空間部24aに挿
入して、異形鉄筋27’の左端を左側の空間部24aに
挿入し、そして、前述実施例と同様に、鉄筋を結合さ
せ、その後、鉄筋27’の周囲にコンクリート30bを
打設する。
【0030】図13,14に基づいて第四実施例の鉄筋
結合具31を説明する。鉄筋結合具31は、カップラ3
2の中央部に異形鉄筋の径より幅の大きな円環状の凹部
32bが設けられることにより、異形鉄筋37,38と
同様の径の円筒状のストッパ34が中央部に設けられ、
左側部分と右側部分を連結している。他の構成は、第二
実施例の構成と同様であるので、第二実施例の番号に2
0を加えた番号として示している。第四実施例によれ
ば、点線に示すように、異形鉄筋37’を凹部32bに
嵌め込んで、異形鉄筋37,38と直交させることがで
き、カップラ32が邪魔にならない利点がある。鉄筋連
結方法は、第二実施例とほぼ同様である。
【0031】図15,16に基づいて第五実施例の鉄筋
結合具41を説明する。鉄筋結合具41は、第二実施例
の隔壁としてのストッパ14を除去し、仕切りピンをス
トッパ44として用いたものである。カップラ42に設
けた孔へストッパ44を抜き差しすることにより、簡単
にストッパ44を取り付けることができるとともに、全
長をさらに短くすることができる。他の構成は、第二実
施例の構成と同様であるので、第二実施例の番号に30
を加えた番号として示している。鉄筋連結方法は、第二
実施例とほぼ同様である。
【0032】図17に基づいて第六実施例の鉄筋結合具
51を説明する。鉄筋結合具51は、第一実施例の異形
鉄筋7,8の径が異なる場合に適用されるものであり、
異形鉄筋8が異形鉄筋7よりもその直径が小さいことか
ら、中ねじ53’の肉厚を中ねじ53よりも厚くしてお
り、ストッパ54’、分割スリーブ体55’,56’
を、ストッパ54、分割スリーブ体55,56よりも直
径が小径な構成としている。鉄筋連結方法は、第一実施
例とほぼ同様である。
【0033】図18に基づいて第七実施例の鉄筋結合具
61を説明する。鉄筋結合具61は、第二実施例の細部
を変形したものであり、ストッパ14の代わりに、隔壁
としてのストッパ64を設けたものであり、また、カッ
プラ62に段部62cを設け、右側のカップラ62bを
左側のカップラ62aよりも直径を小径なものとし、中
ねじ63’、ストッパ64’、分割スリーブ体65’,
66’を、中ねじ63、ストッパ64、分割スリーブ体
65,66よりも直径が小径な構成としている。鉄筋連
結方法は、第二実施例とほぼ同様である。
【0034】図19に基づいて第八実施例の鉄筋結合具
71を説明する。鉄筋結合具71は異形鉄筋77を建築
構造物の要素である鉄骨78に直角に取り付けるもので
あり、第二実施例の鉄筋連結具11のストッパ14の左
側部分で切断したものと同様な形状、構造のものであ
り、ストッパ74の左側面を鉄骨78に当接させて周囲
を溶接して接続したものである。鉄筋連結方法は、第二
実施例とほぼ同様であるが、カップラ72に、分割スリ
ーブ体75,76と中ねじ73の合体したものを嵌入し
て一体とし、カップラ72の円板状の外壁面72aを鉄
骨78に溶接するものである。
【0035】図20に基づいて第九実施例の鉄筋結合具
81を説明する。鉄筋結合具81は異形鉄筋87を鉄骨
88に直角に取り付けるものであり、第一実施例の鉄筋
連結具1を中央で分割した左側のものと同様な形状、構
造であり、さらに、カップラ2と中ねじ3とが合体して
一体となりカップラ82となっているものであり、当
然、雄ねじ3aと雌ねじ2aとは存在しないものとなっ
ている。鉄骨88には丸孔88aが穿孔されている。取
り付けは、輪ゴム89で分割スリーブ体85,86を仮
止めした後、分割スリーブ体85,86をカップラ82
に挿入し、ストッパ84を雌ねじ83bと螺合させ、カ
ップラ82の開口が丸孔88aと合致するようにし、円
環状のリング90を嵌め、これを鉄骨88に溶接で固定
するようになっている。本実施例の鉄筋連結方法を説明
すると、鉄骨88に丸孔88aを穿孔し、この丸孔88
aの周囲にリング90を溶接により固着し、この丸孔8
8aに異形鉄筋87を挿通し、テーパが異形鉄筋87の
突き合わせ端部87aに向かって拡大するように分割ス
リーブ体95,96で異形鉄筋87の端部側面を挟み、
必要により鉄筋の軸方向に前記分割スリーブ体を移動さ
せて、分割スリーブ体95,96の突条と鉄筋の溝とを
嵌合させ、ストッパ84の孔84cに工具を差し込んで
ストッパ84を回転させることにより雄ねじ83bを中
ねじの雌ねじに螺合させ、分割スリーブ体95,96と
カップラ92とを合体させ、このカップラ92の端部を
リング90に嵌合させる。
【0036】図21に基づいて第十実施例の鉄筋結合具
91を説明する。本実施例は第二実施例とほぼ同様な構
成であるが、カップラ92と中ねじ93と分割スリーブ
体95,96がやや異なっている。カップラ92には、
雌ねじが全周にわたっては設けられておらず、入口から
部分的に設けられている。分割スリーブ体95,96の
テーパが他端から部分的に設けられて途中で終わってお
り、テーパの終端で凹状の湾曲面95aを設けている.
また、中ねじ93は、カップラ92の雌ねじに対応した
形状となっており、対応した雄ねじが外周に切られると
ともに、その一端部に凹状の湾曲面95aと係合できる
凸状の湾曲部93aを設ていることが特徴である。従っ
て、分割スリーブ体の滑りを止め、中ねじに設けた円環
状突起とともに、鉄筋連結具91の結合を強化すること
ができることが特徴である。鉄筋連結方法は、第二実施
例とほぼ同様である。
【0037】以上、本実施例を説明したが、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で本発明の構成を適宜変更できるこ
とは当然である。円環状突起3e,13e・・・は、補
強のため長さを長くする等、大きさ、形状等を適宜変更
できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、一端部
に向かって厚さが増大するとともに連結すべき鉄筋の表
面に取り付けたとき一端部に向かって外周面がテーパ状
になる一対の分割スリーブ体と、その分割スリーブ体の
内周面の周方向に間隔をおいて形成された複数個の突状
と、前記分割スリーブの外周面の周方向に設けられた略
半円環溝と、他端部の内周面から略半円環条の突起を半
径方向内側に延びださせ、一端部に向かって厚さが減少
するとともに内周面がテーパ状で平滑としてなり前記一
対の分割スリーブ体を嵌挿できる大きさに形成された中
ねじと、その中ねじの外周面に形成された雄ねじと、
記中ねじの一端部の内周面に形成された雌ねじと、前記
中ねじを二つ嵌挿できる大きさに形成され、外周面を平
滑にした円筒形状のカップラと、そのカップラの内周面
に前記中ねじの雄ねじと螺合できる雌ねじと、前記中ね
じの雌ねじに螺合できる雄ねじを側周面に設けた円板状
のストッパとからなり、一方の分割スリーブ体の突条が
他方の分割スリーブ体の前記突条とは相互に位置がずれ
るように設けられ、前記一方の分割スリーブ体と他方の
分割スリーブ体の厚みに差を設けてなる。したがって、
全長が極めて短くなっており、異形鉄筋を十字に交差さ
せるときに、鉄筋結合具が鉄筋の組み立ての邪魔になら
ないようになっており、鉄筋ピッチの小さい工事箇所で
も使用できる。また鉄筋の筋が同一のメーカーでも製造
上の理由で位置が揃っていなくとも、また異形鉄筋の種
類によりかなり筋の位置が異なっていても、分割スリー
ブ体を好適に鉄筋に嵌合することができ汎用性、互換性
が高い。鉄筋の径は製造上のばらつきがあり、鉄筋の径
が小さいときは、嵌合の摩擦力は小さくなり、あるい
は、引張力によって鉄筋の径自体が小さくなり、鉄筋が
鉄筋結合具から抜けようとしても、中ねじの円環状の突
起と分割スリーブ体の端面とが係合することから、円環
状の突起によって分割スリーブ体が逆に湾曲するように
変形し、突条が異形鉄筋の溝を緊締することから、鉄筋
の切断よりも前に鉄筋が脱抜することがなく、極めて高
い強度を達成できることとなる。さらに、分割スリーブ
体を鉄筋に嵌合した状態では、外周面に設けた略円環溝
が環状溝を構成することとなり、この環状溝に弾性のあ
る環体(例輪ゴム)を嵌めて、分割スリーブ体を仮止め
することができることから、作業性が向上する。
【0039】前記ストッパの平面に二個の孔を設けると
ともに、前記中ねじの他端部の外面にも同様の孔を設け
ることにより、孔に工具を差し込むことができるように
なっており、中ねじとカップラとを容易に螺合させるこ
とができることから、ボルト等の外部への突出物をなく
し、さらに全長を短くできるのである。
【0040】
【0041】本発明は、一端部に向かって厚さが増大す
るとともに連結すべき鉄筋の表面に取り付けたとき一端
部に向かって外周面がテーパ状になる一対の分割スリー
ブ体と、その分割スリーブ体の内周面の周方向に間隔を
おいて形成された複数個の突状と、前記分割スリーブの
外周面の周方向に設けられた略半円環溝と、他端部の内
周面から略半円環条の突起を半径方向内側に延びださ
せ、一端部に向かって厚さが減少するとともに内周面が
テーパ状で平滑としてなり前記一対の分割スリーブ体を
嵌挿できる大きさに形成された中ねじと、その中ねじの
外周面に形成された雄ねじと、前記中ねじを二つ嵌挿で
きる大きさに形成され、外周面を平滑にした円筒形状の
カップラと、そのカップラの内周面に前記中ねじの雄ね
じと螺合できる雌ねじと、前記カップラの略中央に隔壁
として設けられた円板状のストッパとからなり、一方の
分割スリーブ体の突条が他方の分割スリーブ体の前記突
条とは相互に位置がずれるように設けられるとともに、
前記一方の分割スリーブ体と他方の分割スリーブ体の厚
みに差を設けてなり、前記ストッパにより隔てられたカ
ップラ一方の径を他方よりも小径にしてなることを特徴
とする鉄筋連結具を要旨としているので、ストッパの取
付けがないだけ作業は容易である。また、ストッパによ
り隔てられたカップラの一方の径を他方よりも小径にし
ているので、異なる鉄筋径の鉄筋を結合することができ
るものである。
【0042】前記カップラのストッパが、そのカップラ
を貫通するピンによって構成されてなるものであれば、
ピンをカップラに設けた孔に嵌挿して前記中ねじのスト
ッパとしている。したがって、建物と建物の間に連絡通
路等を増設する計画がある場合、予め鉄筋連結具をコン
クリートに埋設しておくことができ、鉄筋が外部に突出
していないので、コンクリート打設工事が容易となる。
連絡通路等を増設するときには、鉄筋を差し込んで鉄筋
連結具で連結させるだけであるので、増設工事が非常に
楽である。しかも鉄筋が露出していないので、安全性が
高い。
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施例の組付け順序を示す分解状態の斜
視図である。
【図2】 第一実施例の結合状態の斜視図である。
【図3】 第一実施例の結合状態の断面平面図である。
【図4】 (a)はカップラの部分断面正面図、(b)
は右側面図である。
【図5】 (a)はテーパ中ねじの右側面図、(b)は
同正面断面図、(c)は同左側面図である。
【図6】 (a)はストッパの平面図、(b)は同正面
図、(c)は同背面図である。
【図7】 (a)はくさびの正面図、(b)は同背面
図、(c)は同左側面図、(d)は右側面図、(e)は
(a)のA−A断面図である。
【図8】 (a)は他のくさびの正面図、(b)は同背
面図、(c)は同左側面図、(d)は右側面図、(e)
は(a)のB−B断面図である。
【図9】 第二実施例の結合状態の断面平面図である。
【図10】 (a)はカップラの断面正面図、(b)は
同右側面図である。
【図11】 (a)はテーパ中ねじの右側面図、(b)
は同正面断面図、(c)は同左側面図である。
【図12】 第三実施例の結合状態の断面平面図であ
る。
【図13】 第四実施例の結合状態の断面平面図であ
る。
【図14】 (a)はカップラの断面正面図、(b)は
同右側面図である。
【図15】 第五実施例の結合状態の断面平面図であ
る。
【図16】 (a)はカップラの断面正面図、(b)は
同右側面図である。
【図17】 第六実施例の結合状態の断面平面図であ
る。
【図18】 第七実施例の結合状態の断面平面図であ
る。
【図19】 第八実施例の結合状態の断面平面図であ
る。
【図20】 第九実施例の結合状態の断面平面図であ
る。
【図21】 第十実施例の結合状態の一部断面平面図で
ある。
【図22】 第三実施例と第九実施例の組み合わせを用
いた結合状態の断面平面図である。
【図23】 第一実施例の引張試験時の第一実施例の状
態を示す断面平面図である。
【図24】 第二実施例の組付け順序を示す分解状態の
斜視図である。
【符号の説明】
1,11,21,31,41,51,61,71,8
1,91 鉄筋連結具 2,12,22,32,42,52,62,72,8
2,92 カップラ 3,13,23,33,43,53,63,73 中ね
じ 4,14,24,34,44,54,64,74,84
ストッパ 5,6,15,16,25,26,35,36,45,
46,55,56,65,66,75,76,85,8
6 分割スリーブ体 3e,13e 突起 5a,6a 外周面 5b,6b 半円環溝 5c,6c 内周面 5d,5e,6d,6e,6f 突条 5f,5g,6f,6g,6i 両端部 5j,5k,6j,6k 横分割面 5l,5m,6l,6m 縦分割面 7,8,17,18,27,28,37,38,47,
48,57,58,67,68,77,78,87,8
8,97,98 異形鉄筋 7a,8a 縦筋 7b,8b 横筋 7c,8c 溝 7d,8d 突き合わせ端面 9,19,29,39,49,59,69,79,89
輪ゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−49812(JP,U) 実開 昭58−17423(JP,U) 実開 平2−139231(JP,U) 実開 平5−89642(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04C 5/00 - 5/20

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に向かって厚さが増大するととも
    連結すべき鉄筋の表面に取り付けたとき一端部に向か
    って外周面がテーパ状になる一対の分割スリーブ体と、
    その分割スリーブ体の内周面の周方向に間隔をおいて形
    成された複数個の突状と、前記分割スリーブの外周面の
    周方向に設けられた略半円環溝と、他端部の内周面から
    略半円環条の突起を半径方向内側に延びださせ、一端部
    に向かって厚さが減少するとともに内周面がテーパ状で
    平滑としてなり前記一対の分割スリーブ体を嵌挿できる
    大きさに形成された中ねじと、その中ねじの外周面に形
    成された雄ねじと、前記中ねじの一端部の内周面に形成
    された雌ねじと、前記中ねじを二つ嵌挿できる大きさに
    形成され、外周面を平滑にした円筒形状のカップラと、
    そのカップラの内周面に前記中ねじの雄ねじと螺合でき
    る雌ねじと、前記中ねじの雌ねじに螺合できる雄ねじを
    側周面に設けた円板状のストッパとからなり、一方の分
    割スリーブ体の突条が他方の分割スリーブ体の前記突条
    とは相互に位置がずれるように設けられ、前記一方の分
    割スリーブ体と他方の分割スリーブ体の厚みに差を設け
    てなることを特徴とする鉄筋連結具。
  2. 【請求項2】 前記ストッパの平面に二個の孔を設ける
    とともに、前記中ねじの他端部の外面にも同様の孔を設
    けてなることを特徴とする請求項1の鉄筋連結具。
  3. 【請求項3】 一端部に向かって厚さが増大するととも
    に連結すべき鉄筋の表面に取り付けたとき一端部に向か
    って外周面がテーパ状になる一対の分割スリーブ体と、
    その分割スリーブ体の内周面の周方向に間隔をおいて形
    成された複数個の突状と、前記分割スリーブの外周面の
    周方向に設けられた略半円環溝と、他端部の内周面から
    略半円環条の突起を半径方向内側に延びださせ、一端部
    に向かって厚さが減少するとともに内周面がテーパ状で
    平滑としてなり前記一対の分割スリーブ体を嵌挿できる
    大きさに形成された中ねじと、その中ねじの外周面に形
    成された雄ねじと、前記中ねじを二つ嵌挿できる大きさ
    に形成され、外周面を平滑にした円筒形状のカップラ
    と、そのカップラの内周面に前記中ねじの雄ねじと螺合
    できる雌ねじと、前記カップラの略中央に隔壁として設
    けられた円板状のストッパとからなり、 一方の分割スリーブ体の突条が他方の分割スリーブ体の
    前記突条とは相互に位置がずれるように設けられるとと
    もに、前記一方の分割スリーブ体と他方の分割スリーブ
    体の厚みに差を設けてなり、前記ストッパにより隔てら
    れたカップラの一方の径を他方よりも小径にしてなる
    とを特徴とする鉄筋連結具。
  4. 【請求項4】 前記カップラのストッパが、そのカップ
    ラを貫通するピンによって構成されてなることを特徴と
    する請求項3の鉄筋連結具。
  5. 【請求項5】 前記カップラが、ストッパにより隔てら
    れた両側において独立した雌ねじを有するカップラであ
    ることを特徴とする請求項3の鉄筋連結具。
  6. 【請求項6】 前記分割スリーブ体のうち、分割された
    一方に設けられる突条と他方に設けられる突条とが、互
    い違いに整列させてなることを特徴とする請求項1ない
    し5のいずれかに記載の鉄筋連結具。
  7. 【請求項7】 前記ストッパの他端側円形表面に、その
    直径方向に整列するように穿孔された二つの丸孔を設け
    たことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載
    鉄筋連結具。
  8. 【請求項8】 請求項1の鉄筋連結具を使用する鉄筋連
    結方法であって、前記カップラに鉄筋を挿通し、前記テ
    ーパが鉄筋の突き合わせ端部に向かって拡大するように
    前記分割スリーブ体で鉄筋の端部側面を挟み、必要によ
    り鉄筋の軸方向に前記分割スリーブ体を移動させて、前
    記突条と鉄筋の溝とを嵌合させ、前記分割スリーブ体の
    環状溝に弾性を持つ環体を嵌合させることによって分割
    スリーブ体を鉄筋に仮止めし、鉄筋に仮止めされた分割
    スリーブ体を前記中ねじに嵌挿し、前記ストッパを回転
    させることにより前記雌ねじに螺合させ、前記分割スリ
    ーブ体とストッパと中ねじとを合体させ、ストッパを突
    き合わせることにより、鉄筋の突き合わせ端部を突き合
    わせ、前記カップラを回転させることによって、前記カ
    ップラ内周面に設けた雌ねじを前記中ねじの外周面に設
    けた雄ねじに螺合して前記鉄筋を連結してなることを特
    徴とする鉄筋連結方法。
  9. 【請求項9】 請求項3の鉄筋連結具を使用する鉄筋連
    結方法であって、前記カップラに鉄筋を挿通し、前記テ
    ーパが鉄筋の突き合わせ端部に向かって拡大するように
    前記分割スリーブ体で鉄筋の端部側面を挟み、必要によ
    り鉄筋の軸方向に前記分割スリーブ体を移動させて、前
    記突条と鉄筋の溝とを嵌合させ、前記分割 スリーブ体の
    環状溝に弾性を持つ環体を嵌合させることによって分割
    スリーブ体を鉄筋に仮止めし、鉄筋に仮止めされた分割
    スリーブ体を前記中ねじに嵌挿し、さらに中ねじを前記
    カップラに嵌挿しつつその中ねじを回転させることによ
    って、前記カップラ内周面に設けた雌ねじを前記中ねじ
    の外周面に設けた雄ねじに螺合して前記鉄筋を連結して
    なることを特徴とする鉄筋連結方法。
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