JP3550229B2 - 冷媒量検出装置および冷媒状態検出装置 - Google Patents

冷媒量検出装置および冷媒状態検出装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和装置等の冷媒量検出装置および冷媒循環路中の冷媒の状態を検出する冷媒状態検出装置に関する。さらに詳細には、空気調和装置等における冷媒循環路中の液バック量・冷媒の不足状態等の冷媒量を検出する冷媒量検出装置および空気調和装置の冷媒循環路中のボイド率・膨張弁,電動弁,キャピラリ等断熱膨張機器入り口側の液状態などの冷媒の状態を検出するために冷媒循環路中に設けるサイトグラスの働きを電気的に行うようにした冷媒状態検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用冷房装置などの空気調和装置などでは、図13に示すように、冷媒を圧縮する圧縮機2と、圧縮機により圧縮された高温・高圧のガスを冷却して液化する凝縮器3と、液化した冷媒を貯え気泡を分離するとともに水分やほこりを除去するレシーバタンク4と、液冷媒の液状態を確認するサイトグラス5と、液冷媒を断熱膨張させ低温・低圧の状態にする膨張弁などの断熱膨張器6と、室内空気を熱交換する蒸発器7と、アキュムレータ8を冷媒配管9で連結した循環路1に冷媒を封入した冷凍サイクルが用いられている。このような冷凍サイクルでは、液バック量・ボイド率・冷凍機油に溶け込んだ冷媒量(希釈度)・レシーバタンクやアキュムレータに挿入したドライアの乾燥剤の吸湿状態・膨張弁,電動弁,キャピラリ等の断熱膨張器の入り口側の液の状態など冷凍サイクル中の冷媒の状態を検出して、冷媒洩れによる冷却能力の低下や圧縮機のガス漏れによる焼付けなどの装置の損傷を防止することが行われている。
【0003】
ここで、液バック量について説明する。冷凍サイクルにおいて、▲1▼冷凍負荷に対して膨張弁の開度が大きい場合、▲2▼冷媒量が過多の場合、▲3▼冷凍負荷の変動が大きく急に負荷が減少した場合、▲4▼膨張弁の追従が悪い場合などには、冷却負荷に対して冷媒の流れ込む量が多くなり、冷媒は十分蒸発し切れず、圧縮機2には気体状の冷媒に液状の冷媒を含んだ冷媒が戻ってくるようになる。このような冷媒が圧縮機2に供給されると、正常な運転では霜が付かない圧縮機2であっても吸い込み口付近で蒸発が起こるので、空気中の水分が露結して霜が付いたりシリンダが冷たくなることがある。その他、▲5▼通常は膨張弁6の手前に電磁弁をいれて運転の停止前にあらかじめ電磁弁を閉じ、低圧部の冷媒を回収して液状の冷媒が蒸発器内に留まらないようにポンプダウン処理を行っているが、冷凍サイクルによってはこのような電磁弁を設けない場合がある。この場合は、圧縮機2が停止すると蒸発器7内は圧力が低くかつ低温であるので、液状の冷媒が流入したり気体状の冷媒が液化したりして、次の始動時に液状の冷媒が一度に圧縮機2に吸い込まれるおそれがある。
【0004】
このような液状の冷媒が戻ってくる液戻り量が多くなると、この液が圧縮機2の吸込弁や吐出弁をたたくこととなって、さらに液を圧縮することとなる。この場合、液は圧縮されてもその体積はほとんど変わらないので、圧縮機2の運転をそのまま続けると圧縮機2の動作に支障を招くおそれがある。
さらには、冷凍能力が残っている冷媒を圧縮機に返すのであるからそれだけ冷凍能力が無駄になることとなる。
以上のような、圧縮機2に液状の冷媒が戻ってくる現象を液バックと呼んでいる。このような液バック現象の発生を防ぐために、蒸発器7の出口と圧縮機2の吸込口を連絡する吸込管に液分離器(アキュムレータ)8を設けることが行われている。この場合、圧縮機に戻ってくる冷媒中に液量が含まれていることを検出する液バックセンサをアキュムレータに設けることが行われている。
【0005】
次に、希釈度について説明する。圧縮機2内部では高速回転および摺動を繰り返していることから潤滑油が不可欠である。潤滑油の役割は、摺動部の隙間に供給され、油膜をつくって金属どうしの接触を避け、円滑な摺動と金属の摩耗を防ぐこと、摺動面の摩擦によって生じる発熱を冷却すること、および、シャフトシール部やピストンリングなど気密が必要な摺動面では、シール作用をすることなどである。
冷凍サイクルにおいては、潤滑油と冷媒は同一サイクル内に混在していることから、潤滑油中の冷媒が溶解することを免れることはできない。冷媒と潤滑油の溶解性は冷媒の種類によって異なり、溶解性の大きい冷媒では圧縮機2から吐出しガスと一緒に排出されやすい。さらに冷媒が溶解した潤滑油は、その粘性が低下するのでシール性や潤滑性に影響を与えることとなる。
したがって、潤滑油中に含まれる冷媒量を把握しておくことが必要となる。この潤滑油中に含まれる冷媒量を希釈度と定義する。希釈度はできるだけ低く保っておくことが必要である。
圧縮機の潤滑油の希釈度を測定する方法としては、従来、▲1▼圧縮機内の潤滑油を抜き取る方法、▲2▼希釈度を潤滑油の冷媒溶解特性から求める方法などがある。
【0006】
次いで、ボイド率に付いて説明する。冷凍サイクルにおいて効率よく冷却するためには、液冷媒が過冷却の状態で膨張弁またはキャピラリに到達することが必要である。冷媒量の充填量が不足している場合や、冷媒の洩れによって冷媒量が不足した場合、凝縮器3と膨張弁6を結ぶ液配管内9にフラッシュガスが発生する。液配管内にフラッシュガスが存在すると膨張弁6を通る冷媒流量は減少し、冷却能力が減少する。この液冷媒に対するフラッシュガスの割合をボイド率と呼ぶ。冷媒の循環路中では、ボイド率も低く保っておくことが必要となる。
【0007】
従来、空気調和装置の冷媒循環路中の冷媒の不足を検出する方法としては、冷凍サイクルの高圧側配管に透明ガラス部を備えたサイトグラス5を設け目視によって、冷媒がガス状態であるか液満状態であるかを確認する方法や、冷凍サイクルの高圧側に、高圧側圧力が設定値以下に低下すると開放状態となる圧力スイッチを設置し、冷媒不足検出器とする方法が一般に用いられている。
ところが、これらの冷媒不足検出方式のうち、前者は、目視による確認を行うことから、冷媒の状態を常時監視することができず、しかも冷媒の状態を電気信号として取り出すことができないので、ガス状態と液状態の割合を数値的に表すことができなかった。また、後者は、圧力スイッチのON又はOFFによってガス状態か液満状態かを判別するのであり、連続的な電気信号の変化として取り出すことが困難であった。
【0008】
さらに最近は、特定フロンの使用廃止に伴い、代替冷媒が使用されるようになってきたが、これら代替冷媒を混合して用いるいわゆる混合冷媒については、その特性の解明が充分でないとともに非共沸の冷媒を混合している場合もあることから、配管内の冷媒の状態を検知するセンサが求められるようになってきた。
【0009】
このような冷凍サイクル中の冷媒の状態を電気的に検出する方法として、特公昭63−26856号公報には、下記のような冷媒量を電気的に検出する冷媒量検出方法が示されている。すなわち、この方法は、冷媒が気体であるか液体であるかの状態、もしくは、電極間の液体の量の状態に応じて電極間の誘電率が変化することを利用して、複数の電極間に冷媒を介在させることによって可変容量キャパシタを構成し、該キャパシタの電極を冷凍サイクル中に対抗させて設置し、このキャパシタと抵抗容量型発振回路と周波数−電圧変換回路を用いて検出装置を構成し、冷媒量を電圧として電気的に検出する冷媒量検出方法が提案されている。しかしながら、このような誘電率の変化に応答する形式の冷媒量状態出手段と抵抗容量型発信回路の組み合わせにおいては、冷媒量の変化に対する周波数の変化が小さいので、そのため誘電率検出手段としてのキャパシタの電極の形状を大型化したり複雑な構造でかつ精度を必要とする部品で組み立てることが必要となり、冷媒状態検出装置全体の価格が高価となってしまうなどの問題点があった。
【0010】
一方、前述の特公昭63−26856号公報や特公平6−78913号公報には、容量−電圧変換回路についても種々の回路が開示されているが、冷媒検出装置を通過する冷媒の直流抵抗分が高い場合に比較して、代替冷媒や水等の流体を用いた場合のように冷媒の直流抵抗分が低い場合、即ち導電性がある場合は、キャパシタへの充電電流が冷媒にバイパスされてしまうことから、正確に測定し難いなどの問題点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点を解消し、小型で精度がよく製造が容易で実用的な冷媒量検出装置を安価に提供することを目的とするものである。
さらに、本発明は、ガス状態と液状態の割合に比例した連続的な電気信号を出力して、十分な精度を有する冷媒状態検出装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、空気調和装置などの冷凍サイクル中のアキュ−ムレ−タまたはレシ−バタンク内に複数の電極を有するキャパシタを冷媒に浸して備え、このキャパシタの静電容量が冷媒の量に応じて変化することを利用して、冷媒量を連続的な電気信号の変化として検出するようにした。
【0013】
さらに、本発明は、空気調和装置などの冷凍サイクル中に設けたサイトグラス中に1組または複数組みの電極を有するキャパシタを冷媒に接触させて配置し、このキャパシタの静電容量が冷媒の気体と液体の存在割合に応じて変化することを利用して冷媒の状態を連続的な電気信号の変化として検出するようにした。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、空気調和装置の冷媒量不足検出装置の原理について説明する。この検出装置は、キャパシタの2枚の電極を所定の間隔を持って対向配置し、冷媒の液面に対して電極が垂直方向に置かれるようにキャパシタを配置したもので、対向する2電極間に存在する冷媒の量によって実質的な電極面積が変化することを利用した装置である。
【0015】
この原理を、図1および図2を用いて説明する。図1は、このキャパシタの原理的構成を示す図であり、図2は、キャパシタ間の液量と静電容量の関係を示す特性曲線図である。
図1において、面積Aの2枚の電極をdの間隔を持って対向配置したキャパシタにおいて、電極間に比誘電率εの気体が存在するときの静電容量Cは、真空中の誘電率をεとすると、下記(1)式で表現される。
【0016】
【数1】
Figure 0003550229
ここで、電極間に比誘電率εの液体が存在する場合を想定すると、電極間が全て液体で満たされたときの静電容量Cは、上記(1)式から下記(2)式で表わされる。同様に、電極間の1/2に液体が存在し1/2が気体の場合の静電容量CGLは、下記(3)式で表される。
【0017】
【数2】
Figure 0003550229
このように、電極間の液体と気体の存在割と静電容量との間には、図2に示すの関係が成り立つ。すなわち、電極間の液体の高さをhとすると、電極間が液体で満たされたとき(液満)の静電容量Cから電極間に液体が存在しないとき(液量0)のときの静電容量Cの間で、液体の量hに逆比例して静電容量は連続的に変化する。したがって、この原理を用いた検出手段を採用することによって、連続的な電気信号で液量(冷媒の量・液バック量)を検出することができる。
【0018】
次いで、本発明に係る空気調和装置の冷媒の希釈度,ボイド率検出装置の原理について説明する。この検出装置は、キャパシタの2枚の電極を所定の間隔を持って対向配置し、この電極の間を冷媒が流れるように配置したもので、対向する2電極間に存在する冷媒中への気体や油などの混合割合によって誘電率が変化することを利用した装置である。
【0019】
この原理を、図3および図4を用いて説明する。図3は、このキャパシタの原理的構成を示す図であり、図4は、キャパシタ間にある冷媒中への気体の混合割合率(ボイド率)と静電容量の関係を示す特性曲線図である。
図3において、面積Aの2枚の電極をdの間隔を持って対向配置したキャパシタにおいて、電極間に比誘電率εの第1の媒体が存在するときの静電容量Cは、真空中の誘電率をεとすると、下記(4)式で表現される。
【0020】
【数3】
Figure 0003550229
ここで、電極間に比誘電率εの第2の媒体が存在する場合を想定すると、電極間が全て第2の媒体で満たされたときの静電容量Cは、前記(4)式を用いて下記(5)式で表わされる。同様に、電極間の液体中に第1の媒体が1/2存在する場合の静電容量C05は、下記(6)式で表される。
【0021】
【数4】
Figure 0003550229
このように、電極間の第1の媒体と第2の媒体の存在割と静電容量との間には、図4に示すの関係が成り立つ。すなわち、電極間が第2の媒体で満たされたとき(液満)の静電容量Cから電極間が第1の媒体で満たされたときの静電容量Cの間で、第2の媒体の量比例して静電容量は連続的に変化する。したがって、この原理を用いた検出手段を採用することによって、連続的な電気信号で第1の媒体と第2の媒体の比率、すなわち、希釈度,ボイド率を検出することができる。
本発明のセンサを使用して希釈度を測定する方法としては、▲1▼圧縮機への液戻り量と希釈度との間に一定の相関関係があることに着目して圧縮機の吸い込み口近傍の配管に本センサをとりつけ、検出した液戻り量を演算して希釈度をもとめる方法(特開平5−87428号公報)、▲2▼圧縮機内に本センサを取付け潤滑油中の冷媒量を直接測定する方法などがある。
【0022】
【実施例】
以下、本出願の第1の発明の第1の実施例を説明する。図5は、本発明に係る液量検出手段を空気調和装置の冷凍サイクル中に設けられたアキュムレータに用いた実施例を示す。空気調和装置のアキュムレータ8は、液体が混合している気体状冷媒を受け入れる冷媒入口配管82と、気体状の冷媒のみを取り出す冷媒出口配管83とが設けられた冷媒容器81と、冷媒出口配管83から送り出す冷媒を乾燥した冷媒とする乾燥剤層84とから構成されている。このアキュムレータ8の内部に、本発明に係る液量検出素子10が挿入されている、この検出素子10は、容器81の底部近傍から立ち上げられた、平行して対向する2枚の電極板11a,11bから構成される。各電極は、容器の底部に向けられた絶縁シールを介して外部に引き出され、検出回路20に接続される。この検出信号は制御回路70に入力されて、冷凍サイクルの運転制御に使用される。容器81内の冷媒液量が所定の値例えば上限値を上回るかまたは下限値を下回ったことを検出手段の出力を監視することによって検出する。
【0023】
次に、本出願の第1の発明の第2の実施例を説明する。図6は、本発明に係る液量検出手段を空気調和装置の冷凍サイクル中に設けられたレシーバタンクに用いた実施例を示す。空気調和装置のレシーバタンク4は、気体が混合している液状冷媒を受け入れる冷媒入口配管42と、液体の冷媒のみを取り出す容器の底部付近にまで延びる冷媒出口配管43とが設けられた冷媒容器41と、冷媒入口配管42から取り入れられる冷媒中の水分を取り除き乾燥した冷媒とする乾燥剤層44とから構成されている。このレシーバタンク4の内部に、本発明に係る液量検出素子10が挿入されている、この検出素子10は、容器41の底部近傍から立ち上げられた、平行して対向する2枚の電極板11a,11bから構成される。各電極は、容器の底部に向けられた絶縁シールを介して外部に引き出され、検出回路20に接続される。この検出信号は制御回路21に入力されて、冷凍サイクルの運転制御に使用される。容器41内の冷媒液量が所定の値例えば下限値を下回ったことを検出手段の出力を監視することによって検出する。
【0024】
本出願の第1の発明の第3の実施例を説明する。図7は、本発明に係る第2の態様の液量検出手段を空気調和装置の冷媒循環系中に設けられたレシーバタンクに用いた例を示す。空気調和装置のレシーバタンク4は、気体が混合している液状冷媒を受け入れる冷媒入口配管42と、液体の冷媒のみを取り出す容器の底部付近にまで延びる冷媒出口配管43とが設けられた冷媒容器41と、冷媒入口配管42から取り入れられる冷媒中の水分を取り除き乾燥した冷媒とする乾燥剤層44とから構成されている。このレシーバタンク4の内部に、本発明に係る第2の態様の液量検出素子10が挿入されている、この検出素子10は、容器41の底部近傍に設けられ、平行して対向する複数枚の電極板11a,11b群から構成される。各電極群は、容器の底部に向けられた絶縁シールを介して外部に引き出され、検出回路20に接続される。この検出信号は制御回路70に入力されて、冷凍サイクルの運転制御に使用される。容器41内の冷媒液量が所定の値例えば下限値を下回ったことを検出手段の出力を監視することによって検出する。
【0025】
図8に、本出願の第2の発明の実施例を説明する。この発明は、冷媒循環回路中の液状体の冷媒の状態(量およびボイド率など)を監視する冷媒状態検出装置に関する。冷媒状態検出装置は、例えばレシーバタンク4の出口43と膨張弁6との間に配置され、液状冷媒の液の状態を監視するものである。この冷媒状態検出装置の冷媒状態検出手段50を、従来のサイトグラス5に併設することができる。冷媒液状態検出手段50は、電極手段60と、検出回路20から構成されている。電極手段60を収容したブロック本体51には、取り付け用継ぎ手52a,52bがろう付け等によって結合されており、公知のジョイントを用いて配管9の途中に接続されている。ブロック本体51には、上部開口に監視用のガラス53が設けられており、内部には電極手段60を収容するための空間54が設けられるとともに、下部開口には、電極手段を固定したホルダ55がOリングなどを介して密着固定されている。
【0026】
電極手段60は、平らな円板状の2組の電極61a,61bを小間隙を置いて層状に積層されたもので、各電極61a,61b間にキャパシタを構成している。電極61は、図9に示すように円周上の中心を介して対向する2ヵ所に切欠部62a,62bを有している。電極61の切欠部62aの幅は切欠き部62bの幅より狭く、かつ、切欠部62aの奥行は切欠き部62bの奥行より浅く構成されている。複数の電極61aは、絶縁性基板65に支持固定された支持管63aに設けた切込みに狭い切欠部62aが挿入されて支持固定されて電極群を構成している。他方の複数の電極61bは、絶縁性基板65に支持固定された支持管63bに設けた切込みに狭い切欠部62aが挿入されて支持固定されて電極群を構成している。支持管63の内部にはモールド部66を貫通して外部に引き出されている電極柱63が挿入されている。それぞれの電極群は、それぞれの電極の切欠部62bが相手側電極群の支持管63を接触せずに包囲するように所定の間隙を保持して互いに差し込まれてキャパシタからなる検知手段を構成している。
【0027】
次に、検出回路20の動作原理を図10を用いて説明する。検出回路20は、固定容量キャパシタC21と、抵抗22とダイオード23の並列接続体および前述の本発明の検出手段で構成された可変容量キャパシタC10と第2の固定容量キャパシタ24とが並列に接続された並列体との直列接続体と、電圧比較器(コンパレータ)25と、記憶手段26と、積分器27と、バッファアンプとして働くオペアンプ28と、タイミング信号発生器29と、参照電圧30から構成される。
前記固定容量キャパシタC21は、切替スイッチSWを介して電源間に接続されている。抵抗22とダイオード23の並列接続体と、可変容量キャパシタC10および第2の固定容量キャパシタ24の並列接続体との直列接続体は、抵抗22とダイオード23の並列体に直列に接続されて、スイッチSWを介して固定容量キャパシタC21に接続されている。
【0028】
コンパレータ25の−入力には、可変容量キャパシタC10の両端子間電圧Vがダイオード23を介して入力され、+入力にはあらかじめ定められた参照電圧V30が入力されている。このコンパレータ25は、可変容量キャバシタC10の両端子電圧Vを予め定められた参照電圧Vと比較し、可変容量キャパシタC10の両端電圧Vが参照電圧Vを越えると出力Vは高電位Vを出力し、可変容量キャパシタC10の両端電圧Vが参照電圧Vに満たないときは低電位Vを出力する。コンパレータ25の出力Vは、タイミング信号発生器29からのクロックパルス信号Sに同期して記憶手段26に記憶される。この記憶手段26の出力Vは積分回路27に供給され積分される。
【0029】
積分回路27の出力は、積分回路27の出力電圧の信号源インピーダンスを低下させるためのオペアンプ13に供給され、このオペアンプ13を通して得られる出力電圧Vは固定容量キャパシタC21の端子に帰還されると共に、出力端子tに加えられる。タイミング信号発生器29は、例えばヒステリシス入力インバータに帰還抵抗Rと入力電圧保持キャパシタCとを接続してなるヒステリシス型発信器から構成されている。
【0030】
なお、上記の例では、コンパレータ25にスレッシュホールド電圧Vを直流電源より与えるようにしたが、ほぼ一定のスレッシュホールドレベルを有するロジックICをコンパレータとして用いるようにしてもよい。
【0031】
この回路の動作を説明する。通常の動作では、まず、切替スイッチSWをX−C側に閉じると、固定容量キャパシタC21は、オペアンプ28の出力Vで充電され、キャパシタC21の電圧Vは、オペアンプ28の出力Vに等しくなる(状態1)。次いで、切替スイッチSWをY−C側に閉じると、固定容量キャパシタC21の電荷が抵抗22を介して可変容量キャパシタC10およびキャパシタ24に分化されて平衡状態になる(状態2)。
所定時間経過後前述の状態1に戻るとき、可変容量キャパシタC10の充電電圧Vがコンパレータ25へ読み込まれ、可変容量キャパシタC10の電圧Vがコンパレータ25で参照電圧Vと比較され、可変容量キャパシタC10の電圧Vが参照電圧Vを超えたときは、コンパレータ25の出力電圧Vは高電位Vとなり、可変容量キャパシタC10の電圧Vが参照電圧Vを超えないときは、コンパレータ25の出力電圧Vは低電位Vとなる。
コンパレータ25の出力Vは、タイミング信号発生器29からのクロックパルス信号Sに同期してフリップフロップ26に記憶される。このフリップフロップ26の出力は、積分回路27を通して電圧に変換される。
【0032】
積分回路27の出力は、積分回路27の出力電圧の信号源インピーダンスを低下させるためのオペアンプ28に供給され、このオペアンプ28を通して得られる出力電圧Vは固定容量キャパシタC21の端子に帰還される。
このようにして、オペアンプ13の出力電圧Vは、可変容量可変容量キャパシタC10の容量に比例した出力電圧として得ることができる。
【0033】
すなわち、このフィードバック回路は、可変容量キャパシタC10の容量が小さいとき、すなわちセンサ内の流量が少ないときには、可変容量キャパシタC10の充電電圧Vは低くなるので積分回路27の出力が小となり、オペアンプ28の出力は大となって固定容量キャパシタC21へフィードバックされる。
また、可変容量キャパシタC10の容量が大きいとき、すなわちセンサ内の流量が多いときには、可変容量キャパシタC10の充電電圧Vは高くなるので積分回路27の出力が大となり、オペアンプ28の出力は小となって固定容量キャパシタC21へフィードバックされる。
【0034】
ここで、冷媒として低い電気抵抗を有する材料を用いた場合について並列キャパシタ24の働きを説明する。このような低抵抗の冷媒を用いると、センサとしての可変容量キャパシタC10は、電極間にバイパス抵抗を並列に接続した形に相当する。初めに、可変容量キャパシタC10に並列に第2の固定容量キャパシタ24が接続されていない場合についてその動作を説明する。まず、切替スイッチSWがX−C側に閉じられると、固定容量キャパシタC21は、オペアンプ28の出力Vで充電され、固定容量キャパシタC21の電圧Vは、オペアンプ28の出力Vに等しくなる。次いで、切替スイッチSWがY−C側に閉じられると、固定容量キャパシタC21の電荷が抵抗22を介して可変容量キャパシタC10に分化されて平衡状態になる。このとき、可変容量キャパシタC10は低抵抗でバイパスされているので、可変容量キャパシタC10の電圧はV低い電圧で平衡状態になる。
【0035】
このときの可変容量キャパシタC10の電圧Vがコンパレータ25で参照電圧Vと比較されるので、可変容量キャパシタC10の電圧Vは参照電圧Vを超えず、コンパレータ25の出力は低電位でありフリップフロップ26の出力は0となる。このフリップフロップ26の出力は、積分回路27を通して電圧に変換され、オペアンプ28を介して、固定容量キャパシタC21へフィードバックされる。
【0036】
このフィードバックは、可変容量キャパシタC10の容量が小さいとき、すなわちセンサ内の流体の量が少ないとき、積分回路27の出力は過敏に反応してオペアンプ28の出力Vを大きくするように働く。
【0037】
その一方、オペアンプ28の出力Vが大きくなっても、可変容量キャパシタC10のバイパスが大きいことから参照電圧Vより低い電圧で平衡状態になる。これを繰り返すことから、オペアンプ28の出力Vは、オーバーフローの状態となって、センサ部の液量が変化しても出力電圧が変化しなくなる。このことはセンサとしての機能を充分に発揮できないことになる。
【0038】
そこで、本発明は、センサの可変容量キャパシタC10に並列に第2の固定容量キャパシタ24を接続した。この場合について、その動作を説明する。ここで、第2の固定容量キャパシタ24の容量は可変容量キャパシタC10の最大容量のおよそ1.5倍に設定することが望ましい。
まず、切替スイッチSWがX−C側に閉じられると、固定容量キャパシタC21は、オペアンプ28の出力Vで充電され、固定容量キャパシタC21の電圧Vは、オペアンプ28の出力Vに等しくなる。次いで、切替スイッチSWがY−C側に閉じられると、固定容量キャパシタC21の電荷が抵抗22を介して可変容量キャパシタC10およびキャパシタ24に分化されて平衡状態になる。
可変容量キャパシタC10は低抵抗でバイパスされているが、第2の固定容量キャパシタ24に充電されていた電荷も放電されるので、可変容量キャパシタC10は前述の状態よりは高い電圧で平衡状態になる。この時の電圧Vがコンパレータ25で参照電圧Vと比較され、電圧Vが参照電圧Vより小さいと低電位が出力され、大きいと高電位が出力される。これがフリップフロップ26を介して、積分回路27で電圧に変換され、オペアンプ28を介してフィードバックされる。
【0039】
このフィードバックは、前述のように第2の固定容量キャパシタ24が接続されていないときに比較して改善され、オペアンプ28の出力Vはオーバーフロー状態とはならず、センサ部の液量に比例出力電圧が変化するようになる。
この場合、直列抵抗22は、電流制限とともに回路インピーダンスのマッチングの役目をもはたしている。
【0040】
以上は、検出回路20の基本的な構成であるが、実使用に際してはキャパシタとして端子間の漏洩抵抗の影響を全く無視できるキャパシタ構体を得ることは現実的に困難である。このため、直列接続されたキャパシタに対して印加電圧の変動がなかったり、または遅いとき、直列キャパシタの電位分布は結局端子間の漏洩抵抗の分布比率に支配されてしまうことになる。そこで、直列キャパシタの電位分布の検出は早い周期でリフレッシュしつつ行なうことが実用的である。
【0041】
図11は、かかる点を考慮した本発明による検出回路20の一実施例を示す回路構成図である。図11において、図10と同一部品に対しては同一符号を付してその説明を省略し、ここでは直列接続された固定容量キャパシタC21と可変容量キャパシタC10に対して早い周期でリフレッシュを行なうための回路を中心に述べる。すなわち、本実施例ではクロックパルス発振器29から出力されるクロック発振出力信号Sをクロックパルス分配器31に与え、このクロックパルス分配器31で分配されたパルス信号により電子スイッチ回路32を切替制御して、オペアンプ28の出力電圧Vによって固定容量キャパシタC21を充電する充電回路と可変容量キャパシタC10および第2の固定容量キャパシタ24の電荷をダイオード23を介して放電を行なう放電回路を形成し、次いで、固定容量キャパシタC21の電荷によって、可変容量キャパシタC10および第2の固定容量キャパシタ24を抵抗22を介して充電する充電回路を形成し、この充放電回路を交互に形成して固定容量直列キャパシタC21および可変容量キャパシタC10ならびに第2の固定容量キャパシタ24をリフレッシュしながら電位分布の検出を行なうようにしたものである。
【0042】
ここで、クロックパルス分配器31は、クロックパルス発振器29から出力されるクロックパルス信号Sを遅延回路を通してインバータに与えることによって、反転した遅延信号31bを得るとともに、クロックパルス信号Sと反転遅延信号31bをNAND回路を通して得た信号31cとその反転信号31dを得るものである。電子スイッチ回路32は、パルス分配器31から出力されるパルスにより開閉制御される4個の電子スイッチS1,S2,S3,S4を直列に接続したもので、電子スイッチS1とS2は直列に接続され、電子スイッチS1の一端がオペアンプ28の出力端に接続され、電子スイッチS2の他端が固定容量キャパシタ21に接続されている。さらに、電子スイッチS2とS3は直列に接続され、その接続端が固定容量キャパシタ21に接続されている。電子スイッチS3およびS4の接続端は可変容量キャパシタC10およびコンパレータ25の入力端に接続されている。また電子スイッチS4の他端は接地されている。
上記容量回路は、積分器27からの充電および積分器27への放電を通して電荷の出し入れを行い、可変容量キャパシタの静電容量に見合う端子電圧が一義的に定まる。
【0043】
以上の例では、トランスジューサとして作動する可変容量のキャパシタと基準として固定容量のキャパシタを用いてトランスジューサの容量変化に比例した出力電圧を得る場合について述べたが、用途によってはトランスジューサの容量変化に反比例した出力電圧を得たい場合がある。
図12はかかる用途に適用する場合の本発明の他の実施例を示すもので、図11と同一部分には同一信号を付してその説明を省略し、ここでは異なる点についてのみ述べる。
本実施例ではクロックパルス発振器29から出力されるクロック発振出力信号Sをクロックパルス分配器33に与え、このクロックパルス分配器33で分配されたパルス信号により電子スイッチ回路34を切替制御してそれぞれの一端が電源の一端に共通接続された2個のキャパシタの他端を次のような形態に切替接続するようにしたものである。
すなわち、オペアンプ28の出力電圧により一方の固定容量キャパシタC21を充電する充電回路と、この充電された固定容量キャパシタC21をオペアンプ28の出力端側から切り離すと共に固定容量キャパシタC21から可変容量可変容量キャパシタCB10へ電荷を移動させる並列接続回路と、これら固定容量キャパシタC21および可変容量可変容量キャパシタCB10の充電電荷を放電させる放電回路の何れかに切替えられるようにしたものである。
【0044】
ここで、クロックパルス分配器33は、クロックパルス発振器29から出力されるクロックパルス信号Sをフリップフロップ回路に与えて出力信号33aを得るとともに、このフリップフロップ回路の反転出力とクロックパルス信号Sを遅延回路により遅延させた信号とをAND回路を通して得た信号33bとこの信号33bをさらに遅延回路により遅延させた信号33cを得るものである。電子スイッチ回路34はパルス分配器33から出力されるパルスにより開閉制御される3個の電子スイッチS5,S6,S7を直列に接続したもので、電子スイッチS5の一端はオペアンプ28の出力端に接続され、電子スイッチS7の一端はキャパシタC21および可変容量キャパシタCB10のそれぞれの一端に接続されると共に電源の一端に接続され、電子スイッチS6とS7の接続間にはコンパレータ25の入力端が接続されている。
【0045】
以上の構成とすることによって、本発明は、誘電率の変化もしくは、誘電体の量の変化によって変化する可変容量キャパシタの容量の変化を連続した電気信号量としてとりだすことができる。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかな様に、本発明の、冷媒量不足検出装置は、アキュ−ムレ−タ又はレシ−バタンク内に1組又は複数組の小間隙を有する電極を設置するだけでガス状態と液状態の割合に比例し、且つサ−ジによる誤動作を防止した連続的な電気信号が得られる。
【0047】
さらに、本発明によれば、可動部分がなく、連続出力を得ることができるので、任意の液面での流量を制御することが可能となる。また、本来、液化した冷媒を貯える役目のレシ−バタンクや気液分離の役目のアキュ−ムレ−タに液冷媒検知器を設けたことによりサ−ジによる誤動作を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷媒量不足検出装置の原理を説明する図。
【図2】本発明に係る冷媒量検不足出装置の特性を説明する図。
【図3】本発明に係る冷媒状態検出装置の原理を説明する図。
【図4】本発明に係る冷媒状態検出装置の特性を説明する図。
【図5】本発明に係る冷媒量不足検出手段をアキュムレータに備えた例の構成を説明する概略図。
【図6】本発明に係る冷媒量不足検出手段をレシーバタンクに備えた例の構成を説明する概略図。
【図7】本発明に係る冷媒量不足検出手段をレシーバタンクに備えた他の例の構成を説明する概略図。

【図8】本発明に係る冷媒状態検出手段をサイトグラスに備えた例の構成を説明する概念図。
【図9】図8に示した冷媒状態検出手段の電極の形状を示す図。
【図10】本発明に用いる検出回路の原理を説明する回路図。
【図11】本発明に用いる検出回路の具体的構成の例を示す回路図。
【図12】本発明に用いる検出回路の具体的構成の他の例を示す回路図。
【図13】空気調和装置の冷凍サイクルを説明する概念図。
【符号の説明】
1 冷媒循環路
2 圧縮器
3 凝縮器
4 レシーバタンク
5 サイトグラス
6 膨張弁
7 蒸発器
8 アキュムレータ
9 配管
10 液量検出手段(可変容量キャパシタ)
11 電極
20 検出回路
21 固定容量キャパシタ
22 抵抗
23 ダイオード
24 第2のキャパシタ
25 コンパレータ
26 記憶手段
27 積分器、
28 オペンプ、
29 クロックパルス発振回路
30 参照電圧
31,33 パルス分配回路
32,34 スイッチ回路
41 レシーバ容器
42,82 冷媒入口
43,83 冷媒液出口
44,84 乾燥剤
45,85 容器蓋
50 冷媒状態検出手段
51 ブロック本体
52 取付用配管
53 ガラス
54 検出手段収納空間
55 ホルダ
60 電極手段
61 電極
62 切欠部
63 支持管
64 電極柱
65 基板
70 制御回路

Claims (3)

  1. 冷媒循環路中の冷媒量の不足をレシーバタンクまたはアキュムレータ内で検出する冷媒量検出装置において、
    レシーバタンクまたはアキュムレータの内部に、2枚の平面電極を間に小間隙を保持して対向立設して構成した液位検出手段と、
    冷媒の液位の変化に応じた液位検出手段の静電容量の変化を電圧の変化として取り出す検出回路とを設け
    該検出回路が、抵抗とダイオードの並列接続体と、該並列接続体に直列に接続された可変容量キャパシタと第2の固定容量キャパシタの並列接続体と、前記可変容量キャパシタの端子電圧を検出するコンパレ−タと、前記コンパレ−タの出力をクロック信号に同期させて取り込む記憶手段と、該記憶手段の出力を積分しその出力電圧によって前記直列接続された可変容量キャパシタの容量に比例した電圧に変換する積分器と、前記固定容量キャパシタを前記積分器の出力電圧により充電する充電回路および前記積分器から切離して前記可変容量キャパシタに放電する放電回路を形成すると共に、これら充電回路または放電回路を前記クロック信号に同期して周期的に切替制御する切替手段と、前記積分器の出力をセンサの検出出力として送出する出力端子とを具備した回路である
    ことを特徴とする冷媒液量検出装置。
  2. 抵抗とダイオードの並列回路は、キャパシタの充電時には抵抗分の増加を補助し放電時には放電を補助する回路である請求項1記載の冷媒液量検出装置。
  3. 可変容量キャパシタが冷媒循環路中に設けたキャパシタである請求項1または請求項2記載の冷媒液量検出装置
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