JPH0996618A - 冷媒量検出装置および冷媒状態検出装置 - Google Patents

冷媒量検出装置および冷媒状態検出装置

Info

Publication number
JPH0996618A
JPH0996618A JP7252909A JP25290995A JPH0996618A JP H0996618 A JPH0996618 A JP H0996618A JP 7252909 A JP7252909 A JP 7252909A JP 25290995 A JP25290995 A JP 25290995A JP H0996618 A JPH0996618 A JP H0996618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
state
capacitor
circuit
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7252909A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3550229B2 (ja
Inventor
Shunichi Nagashima
俊一 長島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikoki Corp filed Critical Fujikoki Corp
Priority to JP25290995A priority Critical patent/JP3550229B2/ja
Publication of JPH0996618A publication Critical patent/JPH0996618A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3550229B2 publication Critical patent/JP3550229B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2700/00Sensing or detecting of parameters; Sensors therefor
    • F25B2700/04Refrigerant level

Landscapes

  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス状態と液状態の割合に比例した連続的な
電気信号を出力して、十分な精度を有する冷媒状態検出
装置を提供する。 【解決手段】 冷媒循環路中の冷媒状態を検出する冷媒
状態検出装置において、冷媒循環路中に、少なくとも2
枚の平板状電極61を間に小間隙を保持して流れに沿っ
て平行に配置して構成した状態検出手段50と、冷媒の
液の誘電率の変化に応じた状態検出手段の静電容量の変
化を電圧の変化として取り出す検出回路20とを設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置等の
冷媒量検出装置および冷媒循環路中の冷媒の状態を検出
する冷媒状態検出装置に関する。さらに詳細には、空気
調和装置等における冷媒循環路中の液バック量・冷媒の
不足状態等の冷媒量を検出する冷媒量検出装置および空
気調和装置の冷媒循環路中のボイド率・膨張弁,電動
弁,キャピラリ等断熱膨張機器入り口側の液状態などの
冷媒の状態を検出するために冷媒循環路中に設けるサイ
トグラスの働きを電気的に行うようにした冷媒状態検出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用冷房装置などの空気調和装置な
どでは、図13に示すように、冷媒を圧縮する圧縮機2
と、圧縮機により圧縮された高温・高圧のガスを冷却し
て液化する凝縮器3と、液化した冷媒を貯え気泡を分離
するとともに水分やほこりを除去するレシーバタンク4
と、液冷媒の液状態を確認するサイトグラス5と、液冷
媒を断熱膨張させ低温・低圧の状態にする膨張弁などの
断熱膨張器6と、室内空気を熱交換する蒸発器7と、ア
キュムレータ8を冷媒配管9で連結した循環路1に冷媒
を封入した冷凍サイクルが用いられている。このような
冷凍サイクルでは、液バック量・ボイド率・冷凍機油に
溶け込んだ冷媒量(希釈度)・レシーバタンクやアキュ
ムレータに挿入したドライアの乾燥剤の吸湿状態・膨張
弁,電動弁,キャピラリ等の断熱膨張器の入り口側の液
の状態など冷凍サイクル中の冷媒の状態を検出して、冷
媒洩れによる冷却能力の低下や圧縮機のガス漏れによる
焼付けなどの装置の損傷を防止することが行われてい
る。
【0003】ここで、液バック量について説明する。冷
凍サイクルにおいて、冷凍負荷に対して膨張弁の開度
が大きい場合、冷媒量が過多の場合、冷凍負荷の変
動が大きく急に負荷が減少した場合、膨張弁の追従が
悪い場合などには、冷却負荷に対して冷媒の流れ込む量
が多くなり、冷媒は十分蒸発し切れず、圧縮機2には気
体状の冷媒に液状の冷媒を含んだ冷媒が戻ってくるよう
になる。このような冷媒が圧縮機2に供給されると、正
常な運転では霜が付かない圧縮機2であっても吸い込み
口付近で蒸発が起こるので、空気中の水分が露結して霜
が付いたりシリンダが冷たくなることがある。その他、
通常は膨張弁6の手前に電磁弁をいれて運転の停止前
にあらかじめ電磁弁を閉じ、低圧部の冷媒を回収して液
状の冷媒が蒸発器内に留まらないようにポンプダウン処
理を行っているが、冷凍サイクルによってはこのような
電磁弁を設けない場合がある。この場合は、圧縮機2が
停止すると蒸発器7内は圧力が低くかつ低温であるの
で、液状の冷媒が流入したり気体状の冷媒が液化したり
して、次の始動時に液状の冷媒が一度に圧縮機2に吸い
込まれるおそれがある。
【0004】このような液状の冷媒が戻ってくる液戻り
量が多くなると、この液が圧縮機2の吸込弁や吐出弁を
たたくこととなって、さらに液を圧縮することとなる。
この場合、液は圧縮されてもその体積はほとんど変わら
ないので、圧縮機2の運転をそのまま続けると圧縮機2
の動作に支障を招くおそれがある。さらには、冷凍能力
が残っている冷媒を圧縮機に返すのであるからそれだけ
冷凍能力が無駄になることとなる。以上のような、圧縮
機2に液状の冷媒が戻ってくる現象を液バックと呼んで
いる。このような液バック現象の発生を防ぐために、蒸
発器7の出口と圧縮機2の吸込口を連絡する吸込管に液
分離器(アキュムレータ)8を設けることが行われてい
る。この場合、圧縮機に戻ってくる冷媒中に液量が含ま
れていることを検出する液バックセンサをアキュムレー
タに設けることが行われている。
【0005】次に、希釈度について説明する。圧縮機2
内部では高速回転および摺動を繰り返していることから
潤滑油が不可欠である。潤滑油の役割は、摺動部の隙間
に供給され、油膜をつくって金属どうしの接触を避け、
円滑な摺動と金属の摩耗を防ぐこと、摺動面の摩擦によ
って生じる発熱を冷却すること、および、シャフトシー
ル部やピストンリングなど気密が必要な摺動面では、シ
ール作用をすることなどである。冷凍サイクルにおいて
は、潤滑油と冷媒は同一サイクル内に混在していること
から、潤滑油中の冷媒が溶解することを免れることはで
きない。冷媒と潤滑油の溶解性は冷媒の種類によって異
なり、溶解性の大きい冷媒では圧縮機2から吐出しガス
と一緒に排出されやすい。さらに冷媒が溶解した潤滑油
は、その粘性が低下するのでシール性や潤滑性に影響を
与えることとなる。したがって、潤滑油中に含まれる冷
媒量を把握しておくことが必要となる。この潤滑油中に
含まれる冷媒量を希釈度と定義する。希釈度はできるだ
け低く保っておくことが必要である。圧縮機の潤滑油の
希釈度を測定する方法としては、従来、圧縮機内の潤
滑油を抜き取る方法、希釈度を潤滑油の冷媒溶解特性
から求める方法などがある。
【0006】次いで、ボイド率に付いて説明する。冷凍
サイクルにおいて効率よく冷却するためには、液冷媒が
過冷却の状態で膨張弁またはキャピラリに到達すること
が必要である。冷媒量の充填量が不足している場合や、
冷媒の洩れによって冷媒量が不足した場合、凝縮器3と
膨張弁6を結ぶ液配管内9にフラッシュガスが発生す
る。液配管内にフラッシュガスが存在すると膨張弁6を
通る冷媒流量は減少し、冷却能力が減少する。この液冷
媒に対するフラッシュガスの割合をボイド率と呼ぶ。冷
媒の循環路中では、ボイド率も低く保っておくことが必
要となる。
【0007】従来、空気調和装置の冷媒循環路中の冷媒
の不足を検出する方法としては、冷凍サイクルの高圧側
配管に透明ガラス部を備えたサイトグラス5を設け目視
によって、冷媒がガス状態であるか液満状態であるかを
確認する方法や、冷凍サイクルの高圧側に、高圧側圧力
が設定値以下に低下すると開放状態となる圧力スイッチ
を設置し、冷媒不足検出器とする方法が一般に用いられ
ている。ところが、これらの冷媒不足検出方式のうち、
前者は、目視による確認を行うことから、冷媒の状態を
常時監視することができず、しかも冷媒の状態を電気信
号として取り出すことができないので、ガス状態と液状
態の割合を数値的に表すことができなかった。また、後
者は、圧力スイッチのON又はOFFによってガス状態
か液満状態かを判別するのであり、連続的な電気信号の
変化として取り出すことが困難であった。
【0008】さらに最近は、特定フロンの使用廃止に伴
い、代替冷媒が使用されるようになってきたが、これら
代替冷媒を混合して用いるいわゆる混合冷媒について
は、その特性の解明が充分でないとともに非共沸の冷媒
を混合している場合もあることから、配管内の冷媒の状
態を検知するセンサが求められるようになってきた。
【0009】このような冷凍サイクル中の冷媒の状態を
電気的に検出する方法として、特公昭63−26856
号公報には、下記のような冷媒量を電気的に検出する冷
媒量検出方法が示されている。すなわち、この方法は、
冷媒が気体であるか液体であるかの状態、もしくは、電
極間の液体の量の状態に応じて電極間の誘電率が変化す
ることを利用して、複数の電極間に冷媒を介在させるこ
とによって可変容量キャパシタを構成し、該キャパシタ
の電極を冷凍サイクル中に対抗させて設置し、このキャ
パシタと抵抗容量型発振回路と周波数−電圧変換回路を
用いて検出装置を構成し、冷媒量を電圧として電気的に
検出する冷媒量検出方法が提案されている。しかしなが
ら、このような誘電率の変化に応答する形式の冷媒量状
態出手段と抵抗容量型発信回路の組み合わせにおいて
は、冷媒量の変化に対する周波数の変化が小さいので、
そのため誘電率検出手段としてのキャパシタの電極の形
状を大型化したり複雑な構造でかつ精度を必要とする部
品で組み立てることが必要となり、冷媒状態検出装置全
体の価格が高価となってしまうなどの問題点があった。
【0010】一方、前述の特公昭63−26856号公
報や特公平6−78913号公報には、容量−電圧変換
回路についても種々の回路が開示されているが、冷媒検
出装置を通過する冷媒の直流抵抗分が高い場合に比較し
て、代替冷媒や水等の流体を用いた場合のように冷媒の
直流抵抗分が低い場合、即ち導電性がある場合は、キャ
パシタへの充電電流が冷媒にバイパスされてしまうこと
から、正確に測定し難いなどの問題点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解消し、小型で精度がよく製造が容易で実用的な冷媒
量検出装置を安価に提供することを目的とするものであ
る。さらに、本発明は、ガス状態と液状態の割合に比例
した連続的な電気信号を出力して、十分な精度を有する
冷媒状態検出装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、空気調和装置などの冷凍サイクル中のア
キュ−ムレ−タまたはレシ−バタンク内に複数の電極を
有するキャパシタを冷媒に浸して備え、このキャパシタ
の静電容量が冷媒の量に応じて変化することを利用し
て、冷媒量を連続的な電気信号の変化として検出するよ
うにした。
【0013】さらに、本発明は、空気調和装置などの冷
凍サイクル中に設けたサイトグラス中に1組または複数
組みの電極を有するキャパシタを冷媒に接触させて配置
し、このキャパシタの静電容量が冷媒の気体と液体の存
在割合に応じて変化することを利用して冷媒の状態を連
続的な電気信号の変化として検出するようにした。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、空気調和装置の冷媒量不足
検出装置の原理について説明する。この検出装置は、キ
ャパシタの2枚の電極を所定の間隔を持って対抗配置
し、冷媒の液面に対して電極が垂直方向に置かれるよう
にキャパシタを配置したもので、対抗する2電極間に存
在する冷媒の量によって実質的な電極面積が変化するこ
とを利用した装置である。
【0015】この原理を、図1および図2を用いて説明
する。図1は、このキャパシタの原理的構成を示す図で
あり、図2は、キャパシタ間の液量と静電容量の関係を
示す特性曲線図である。図1において、面積Aの2枚の
電極をdの間隔を持って対抗配置したキャパシタにおい
て、電極間に比誘電率εGの気体が存在するときの静電
容量CGは、真空中の誘電率をε0とすると、下記(1)
式で表現される。
【0016】
【数1】 ここで、電極間に比誘電率εLの液体が存在する場合を
想定すると、電極間が全て液体で満たされたときの静電
容量CLは、上記(1)式から下記(2)式で表わされ
る。同様に、電極間の1/2に液体が存在し1/2が気
体の場合の静電容量CGLは、下記(3)式で表される。
【0017】
【数2】 このように、電極間の液体と気体の存在割と静電容量と
の間には、図2に示すの関係が成り立つ。すなわち、電
極間の液体の高さをhとすると、電極間が液体で満たさ
れたとき(液満)の静電容量CLから電極間に液体が存
在しないとき(液量0)のときの静電容量CGの間で、
液体の量hに逆比例して静電容量は連続的に変化する。
したがって、この原理を用いた検出手段を採用すること
によって、連続的な電気信号で液量(冷媒の量・液バッ
ク量)を検出することができる。
【0018】次いで、本発明に係る空気調和装置の冷媒
の希釈度,ボイド率検出装置の原理について説明する。
この検出装置は、キャパシタの2枚の電極を所定の間隔
を持って対抗配置し、この電極の間を冷媒が流れるよう
に配置したもので、対抗する2電極間に存在する冷媒中
への気体や油などの混合割合によって誘電率が変化する
ことを利用した装置である。
【0019】この原理を、図3および図4を用いて説明
する。図3は、このキャパシタの原理的構成を示す図で
あり、図4は、キャパシタ間にある冷媒中への気体の混
合割合率(ボイド率)と静電容量の関係を示す特性曲線
図である。図3において、面積Aの2枚の電極をdの間
隔を持って対抗配置したキャパシタにおいて、電極間に
比誘電率ε1の第1の媒体が存在するときの静電容量C1
は、真空中の誘電率をε0とすると、下記(4)式で表
現される。
【0020】
【数3】 ここで、電極間に比誘電率ε2の第2の媒体が存在する
場合を想定すると、電極間が全て第2の媒体で満たされ
たときの静電容量C2は、前記(4)式を用いて下記
(5)式で表わされる。同様に、電極間の液体中に第1
の媒体が1/2存在する場合の静電容量C05は、下記
(6)式で表される。
【0021】
【数4】 このように、電極間の第1の媒体と第2の媒体の存在割
と静電容量との間には、図4に示すの関係が成り立つ。
すなわち、電極間が第2の媒体で満たされたとき(液
満)の静電容量C2から電極間が第1の媒体で満たされ
たときの静電容量C1の間で、第2の媒体の量比例して
静電容量は連続的に変化する。したがって、この原理を
用いた検出手段を採用することによって、連続的な電気
信号で第1の媒体と第2の媒体の比率、すなわち、希釈
度,ボイド率を検出することができる。本発明のセンサ
を使用して希釈度を測定する方法としては、圧縮機へ
の液戻り量と希釈度との間に一定の相関関係があること
に着目して圧縮機の吸い込み口近傍の配管に本センサを
とりつけ、検出した液戻り量を演算して希釈度をもとめ
る方法(特開平5−87428号公報)、圧縮機内に
本センサを取付け潤滑油中の冷媒量を直接測定する方法
などがある。
【0022】
【実施例】以下、本出願の第1の発明の第1の実施例を
説明する。図5は、本発明に係る液量検出手段を空気調
和装置の冷凍サイクル中に設けられたアキュムレータに
用いた実施例を示す。空気調和装置のアキュムレータ8
は、液体が混合している気体状冷媒を受け入れる冷媒入
口配管82と、気体状の冷媒のみを取り出す冷媒出口配
管83とが設けられた冷媒容器81と、冷媒出口配管8
3から送り出す冷媒を乾燥した冷媒とする乾燥剤層84
とから構成されている。このアキュムレータ8の内部
に、本発明に係る液量検出素子10が挿入されている、
この検出素子10は、容器81の底部近傍から立ち上げ
られた、平行して対抗する2枚の電極板11a,11b
から構成される。各電極は、容器の底部に向けられた絶
縁シールを介して外部に引き出され、検出回路20に接
続される。この検出信号は制御回路70に入力されて、
冷凍サイクルの運転制御に使用される。容器81内の冷
媒液量が所定の値例えば上限値を上回るかまたは下限値
を下回ったことを検出手段の出力を監視することによっ
て検出する。
【0023】次に、本出願の第1の発明の第2の実施例
を説明する。図6は、本発明に係る液量検出手段を空気
調和装置の冷凍サイクル中に設けられたレシーバタンク
に用いた実施例を示す。空気調和装置のレシーバタンク
4は、気体が混合している液状冷媒を受け入れる冷媒入
口配管42と、液体の冷媒のみを取り出す容器の底部付
近にまで延びる冷媒出口配管43とが設けられた冷媒容
器41と、冷媒入口配管42から取り入れられる冷媒中
の水分を取り除き乾燥した冷媒とする乾燥剤層44とか
ら構成されている。このレシーバタンク4の内部に、本
発明に係る液量検出素子10が挿入されている、この検
出素子10は、容器41の底部近傍から立ち上げられ
た、平行して対抗する2枚の電極板11a,11bから
構成される。各電極は、容器の底部に向けられた絶縁シ
ールを介して外部に引き出され、検出回路20に接続さ
れる。この検出信号は制御回路21に入力されて、冷凍
サイクルの運転制御に使用される。容器41内の冷媒液
量が所定の値例えば下限値を下回ったことを検出手段の
出力を監視することによって検出する。
【0024】本出願の第1の発明の第3の実施例を説明
する。図7は、本発明に係る第2の態様の液量検出手段
を空気調和装置の冷媒循環系中に設けられたレシーバタ
ンクに用いた例を示す。空気調和装置のレシーバタンク
4は、気体が混合している液状冷媒を受け入れる冷媒入
口配管42と、液体の冷媒のみを取り出す容器の底部付
近にまで延びる冷媒出口配管43とが設けられた冷媒容
器41と、冷媒入口配管42から取り入れられる冷媒中
の水分を取り除き乾燥した冷媒とする乾燥剤層44とか
ら構成されている。このレシーバタンク4の内部に、本
発明に係る第2の態様の液量検出素子10が挿入されて
いる、この検出素子10は、容器41の底部近傍に設け
られ、平行して対抗する複数枚の電極板11a,11b
群から構成される。各電極群は、容器の底部に向けられ
た絶縁シールを介して外部に引き出され、検出回路20
に接続される。この検出信号は制御回路70に入力され
て、冷凍サイクルの運転制御に使用される。容器41内
の冷媒液量が所定の値例えば下限値を下回ったことを検
出手段の出力を監視することによって検出する。
【0025】図8に、本出願の第2の発明の実施例を説
明する。この発明は、冷媒循環回路中の液状体の冷媒の
状態(量およびボイド率など)を監視する冷媒状態検出
装置に関する。冷媒状態検出装置は、例えばレシーバタ
ンク4の出口43と膨張弁6との間に配置され、液状冷
媒の液の状態を監視するものである。この冷媒状態検出
装置の冷媒状態検出手段50を、従来のサイトグラス5
に併設することができる。冷媒液状態検出手段50は、
電極手段60と、検出回路20から構成されている。電
極手段60を収容したブロック本体51には、取り付け
用継ぎ手52a,52bがろう付け等によって結合され
ており、公知のジョイントを用いて配管9の途中に接続
されている。ブロック本体51には、上部開口に監視用
のガラス53が設けられており、内部には電極手段60
を収容するための空間54が設けられるとともに、下部
開口には、電極手段を固定したホルダ55がOリングな
どを介して密着固定されている。
【0026】電極手段60は、平らな円板状の2組の電
極61a,61bを小間隙を置いて層状に積層されたも
ので、各電極61a,61b間にキャパシタを構成して
いる。電極61は、図9に示すように円周上の中心を介
して対抗する2ヵ所に切欠部62a,62bを有してい
る。電極61の切欠部62aの幅は切欠き部62bの幅
より狭く、かつ、切欠部62aの奥行は切欠き部62b
の奥行より浅く構成されている。複数の電極61aは、
絶縁性基板65に支持固定された支持管63aに設けた
切込みに狭い切欠部62aが挿入されて支持固定されて
電極群を構成している。他方の複数の電極61bは、絶
縁性基板65に支持固定された支持管63bに設けた切
込みに狭い切欠部62aが挿入されて支持固定されて電
極群を構成している。支持管63の内部にはモールド部
66を貫通して外部に引き出されている電極柱63が挿
入されている。それぞれの電極群は、それぞれの電極の
切欠部62bが相手側電極群の支持管63を接触せずに
包囲するように所定の間隙を保持して互いに差し込まれ
てキャパシタからなる検知手段を構成している。
【0027】次に、検出回路20の動作原理を図10を
用いて説明する。検出回路20は、固定容量キャパシタ
A21と、抵抗22とダイオード23の並列接続体お
よび前述の本発明の検出手段で構成された可変容量キャ
パシタCB10と第2の固定容量キャパシタ24とが並
列に接続された並列体との直列接続体と、電圧比較器
(コンパレータ)25と、記憶手段26と、積分器27
と、バッファアンプとして働くオペアンプ28と、タイ
ミング信号発生器29と、参照電圧30から構成され
る。前記固定容量キャパシタCA21は、切替スイッチ
SWを介して電源間に接続されている。抵抗22とダイ
オード23の並列接続体と、可変容量キャパシタCB
0および第2の固定容量キャパシタ24の並列接続体と
の直列接続体は、抵抗22とダイオード23の並列体に
直列に接続されて、スイッチSWを介して固定容量キャ
パシタCA21に接続されている。
【0028】コンパレータ25の−入力には、可変容量
キャパシタCB10の両端子間電圧VBがダイオード23
を介して入力され、+入力にはあらかじめ定められた参
照電圧VR30が入力されている。このコンパレータ2
5は、可変容量キャバシタCB10の両端子電圧VBを予
め定められた参照電圧VRと比較し、可変容量キャパシ
タCB10の両端電圧VBが参照電圧VRを越えると出力
Cは高電位VHを出力し、可変容量キャパシタCB10
の両端電圧VBが参照電圧VRに満たないときは低電位V
Lを出力する。コンパレータ25の出力VCは、タイミン
グ信号発生器29からのクロックパルス信号SPに同期
して記憶手段26に記憶される。この記憶手段26の出
力VDは積分回路27に供給され積分される。
【0029】積分回路27の出力は、積分回路27の出
力電圧の信号源インピーダンスを低下させるためのオペ
アンプ13に供給され、このオペアンプ13を通して得
られる出力電圧VOは固定容量キャパシタCA21の端子
に帰還されると共に、出力端子tOに加えられる。タイ
ミング信号発生器29は、例えばヒステリシス入力イン
バータに帰還抵抗RHと入力電圧保持キャパシタCHとを
接続してなるヒステリシス型発信器から構成されてい
る。
【0030】なお、上記の例では、コンパレータ25に
スレッシュホールド電圧VRを直流電源より与えるよう
にしたが、ほぼ一定のスレッシュホールドレベルを有す
るロジックICをコンパレータとして用いるようにして
もよい。
【0031】この回路の動作を説明する。通常の動作で
は、まず、切替スイッチSWをX−C側に閉じると、固
定容量キャパシタCA21は、オペアンプ28の出力VO
で充電され、キャパシタCA21の電圧VAは、オペアン
プ28の出力VOに等しくなる(状態1)。次いで、切
替スイッチSWをY−C側に閉じると、固定容量キャパ
シタCA21の電荷が抵抗22を介して可変容量キャパ
シタCB10およびキャパシタ24に分化されて平衡状
態になる(状態2)。所定時間経過後前述の状態1に戻
るとき、可変容量キャパシタCB10の充電電圧VBがコ
ンパレータ25へ読み込まれ、可変容量キャパシタCB
10の電圧VBがコンパレータ25で参照電圧VRと比較
され、可変容量キャパシタCB10の電圧VBが参照電圧
Rを超えたときは、コンパレータ25の出力電圧VC
高電位Vhとなり、可変容量キャパシタCB10の電圧V
Bが参照電圧VRを超えないときは、コンパレータ25の
出力電圧VCは低電位Vlとなる。コンパレータ25の出
力VCは、タイミング信号発生器29からのクロックパ
ルス信号SPに同期してフリップフロップ26に記憶さ
れる。このフリップフロップ26の出力は、積分回路2
7を通して電圧に変換される。
【0032】積分回路27の出力は、積分回路27の出
力電圧の信号源インピーダンスを低下させるためのオペ
アンプ28に供給され、このオペアンプ28を通して得
られる出力電圧VOは固定容量キャパシタCA21の端子
に帰還される。このようにして、オペアンプ13の出力
電圧VOは、可変容量可変容量キャパシタCB10の容量
に比例した出力電圧として得ることができる。
【0033】すなわち、このフィードバック回路は、可
変容量キャパシタCB10の容量が小さいとき、すなわ
ちセンサ内の流量が少ないときには、可変容量キャパシ
タCB10の充電電圧VBは低くなるので積分回路27の
出力が小となり、オペアンプ28の出力は大となって固
定容量キャパシタCA21へフィードバックされる。ま
た、可変容量キャパシタCB10の容量が大きいとき、
すなわちセンサ内の流量が多いときには、可変容量キャ
パシタCB10の充電電圧VBは高くなるので積分回路2
7の出力が大となり、オペアンプ28の出力は小となっ
て固定容量キャパシタCA21へフィードバックされ
る。
【0034】ここで、冷媒として低い電気抵抗を有する
材料を用いた場合について並列キャパシタ24の働きを
説明する。このような低抵抗の冷媒を用いると、センサ
としての可変容量キャパシタCB10は、電極間にバイ
パス抵抗を並列に接続した形に相当する。初めに、可変
容量キャパシタCB10に並列に第2の固定容量キャパ
シタ24が接続されていない場合についてその動作を説
明する。まず、切替スイッチSWがX−C側に閉じられ
ると、固定容量キャパシタCA21は、オペアンプ28
の出力VOで充電され、固定容量キャパシタCA21の電
圧VAは、オペアンプ28の出力VOに等しくなる。次い
で、切替スイッチSWがY−C側に閉じられると、固定
容量キャパシタCA21の電荷が抵抗22を介して可変
容量キャパシタCB10に分化されて平衡状態になる。
このとき、可変容量キャパシタCB10は低抵抗でバイ
パスされているので、可変容量キャパシタCB10の電
圧はVB低い電圧で平衡状態になる。
【0035】このときの可変容量キャパシタCB10の
電圧VBがコンパレータ25で参照電圧VRと比較される
ので、可変容量キャパシタCB10の電圧VBは参照電圧
Rを超えず、コンパレータ25の出力は低電位であり
フリップフロップ26の出力は0となる。このフリップ
フロップ26の出力は、積分回路27を通して電圧に変
換され、オペアンプ28を介して、固定容量キャパシタ
A21へフィードバックされる。
【0036】このフィードバックは、可変容量キャパシ
タCB10の容量が小さいとき、すなわちセンサ内の流
体の量が少ないとき、積分回路27の出力は過敏に反応
してオペアンプ28の出力VOを大きくするように働
く。
【0037】その一方、オペアンプ28の出力VOが大
きくなっても、可変容量キャパシタCB10のバイパス
が大きいことから参照電圧VRより低い電圧で平衡状態
になる。これを繰り返すことから、オペアンプ28の出
力VOは、オーバーフローの状態となって、センサ部の
液量が変化しても出力電圧が変化しなくなる。このこと
はセンサとしての機能を充分に発揮できないことにな
る。
【0038】そこで、本発明は、センサの可変容量キャ
パシタCB10に並列に第2の固定容量キャパシタ24
を接続した。この場合について、その動作を説明する。
ここで、第2の固定容量キャパシタ24の容量は可変容
量キャパシタCB10の最大容量のおよそ1.5倍に設
定することが望ましい。まず、切替スイッチSWがX−
C側に閉じられると、固定容量キャパシタCA21は、
オペアンプ28の出力VOで充電され、固定容量キャパ
シタCA21の電圧VAは、オペアンプ28の出力VO
等しくなる。次いで、切替スイッチSWがY−C側に閉
じられると、固定容量キャパシタCA21の電荷が抵抗
22を介して可変容量キャパシタCB10およびキャパ
シタ24に分化されて平衡状態になる。可変容量キャパ
シタCB10は低抵抗でバイパスされているが、第2の
固定容量キャパシタ24に充電されていた電荷も放電さ
れるので、可変容量キャパシタCB10は前述の状態よ
りは高い電圧で平衡状態になる。この時の電圧VBがコ
ンパレータ25で参照電圧VRと比較され、電圧VBが参
照電圧VRより小さいと低電位が出力され、大きいと高
電位が出力される。これがフリップフロップ26を介し
て、積分回路27で電圧に変換され、オペアンプ28を
介してフィードバックされる。
【0039】このフィードバックは、前述のように第2
の固定容量キャパシタ24が接続されていないときに比
較して改善され、オペアンプ28の出力VOはオーバー
フロー状態とはならず、センサ部の液量に比例出力電圧
が変化するようになる。この場合、直列抵抗22は、電
流制限とともに回路インピーダンスのマッチングの役目
をもはたしている。
【0040】以上は、検出回路20の基本的な構成であ
るが、実使用に際してはキャパシタとして端子間の漏洩
抵抗の影響を全く無視できるキャパシタ構体を得ること
は現実的に困難である。このため、直列接続されたキャ
パシタに対して印加電圧の変動がなかったり、または遅
いとき、直列キャパシタの電位分布は結局端子間の漏洩
抵抗の分布比率に支配されてしまうことになる。そこ
で、直列キャパシタの電位分布の検出は早い周期でリフ
レッシュしつつ行なうことが実用的である。
【0041】図11は、かかる点を考慮した本発明によ
る検出回路20の一実施例を示す回路構成図である。図
11において、図10と同一部品に対しては同一符号を
付してその説明を省略し、ここでは直列接続された固定
容量キャパシタCA21と可変容量キャパシタCB10に
対して早い周期でリフレッシュを行なうための回路を中
心に述べる。すなわち、本実施例ではクロックパルス発
振器29から出力されるクロック発振出力信号SPをク
ロックパルス分配器31に与え、このクロックパルス分
配器31で分配されたパルス信号により電子スイッチ回
路32を切替制御して、オペアンプ28の出力電圧VO
によって固定容量キャパシタCA21を充電する充電回
路と可変容量キャパシタCB10および第2の固定容量
キャパシタ24の電荷をダイオード23を介して放電を
行なう放電回路を形成し、次いで、固定容量キャパシタ
A21の電荷によって、可変容量キャパシタCB10お
よび第2の固定容量キャパシタ24を抵抗22を介して
充電する充電回路を形成し、この充放電回路を交互に形
成して固定容量直列キャパシタCA21および可変容量
キャパシタCB10ならびに第2の固定容量キャパシタ
24をリフレッシュしながら電位分布の検出を行なうよ
うにしたものである。
【0042】ここで、クロックパルス分配器31は、ク
ロックパルス発振器29から出力されるクロックパルス
信号SPを遅延回路を通してインバータに与えることに
よって、反転した遅延信号31bを得るとともに、クロ
ックパルス信号SPと反転遅延信号31bをNAND回
路を通して得た信号31cとその反転信号31dを得る
ものである。電子スイッチ回路32は、パルス分配器3
1から出力されるパルスにより開閉制御される4個の電
子スイッチS1,S2,S3,S4を直列に接続したも
ので、電子スイッチS1とS2は直列に接続され、電子
スイッチS1の一端がオペアンプ28の出力端に接続さ
れ、電子スイッチS2の他端が固定容量キャパシタ21
に接続されている。さらに、電子スイッチS2とS3は
直列に接続され、その接続端が固定容量キャパシタ21
に接続されている。電子スイッチS3およびS4の接続
端は可変容量キャパシタCB10およびコンパレータ2
5の入力端に接続されている。また電子スイッチS4の
他端は接地されている。上記容量回路は、積分器27か
らの充電および積分器27への放電を通して電荷の出し
入れを行い、可変容量キャパシタの静電容量に見合う端
子電圧が一義的に定まる。
【0043】以上の例では、トランスジューサとして作
動する可変容量のキャパシタと基準として固定容量のキ
ャパシタを用いてトランスジューサの容量変化に比例し
た出力電圧を得る場合について述べたが、用途によって
はトランスジューサの容量変化に反比例した出力電圧を
得たい場合がある。図12はかかる用途に適用する場合
の本発明の他の実施例を示すもので、図11と同一部分
には同一信号を付してその説明を省略し、ここでは異な
る点についてのみ述べる。本実施例ではクロックパルス
発振器29から出力されるクロック発振出力信号SP
クロックパルス分配器33に与え、このクロックパルス
分配器33で分配されたパルス信号により電子スイッチ
回路34を切替制御してそれぞれの一端が電源の一端に
共通接続された2個のキャパシタの他端を次のような形
態に切替接続するようにしたものである。すなわち、オ
ペアンプ28の出力電圧により一方の固定容量キャパシ
タCA21を充電する充電回路と、この充電された固定
容量キャパシタCA21をオペアンプ28の出力端側か
ら切り離すと共に固定容量キャパシタCA21から可変
容量可変容量キャパシタCB10へ電荷を移動させる並
列接続回路と、これら固定容量キャパシタCA21およ
び可変容量可変容量キャパシタCB10の充電電荷を放
電させる放電回路の何れかに切替えられるようにしたも
のである。
【0044】ここで、クロックパルス分配器33は、ク
ロックパルス発振器29から出力されるクロックパルス
信号SPをフリップフロップ回路に与えて出力信号33
aを得るとともに、このフリップフロップ回路の反転出
力とクロックパルス信号SPを遅延回路により遅延させ
た信号とをAND回路を通して得た信号33bとこの信
号33bをさらに遅延回路により遅延させた信号33c
を得るものである。電子スイッチ回路34はパルス分配
器33から出力されるパルスにより開閉制御される3個
の電子スイッチS5,S6,S7を直列に接続したもの
で、電子スイッチS5の一端はオペアンプ28の出力端
に接続され、電子スイッチS7の一端はキャパシタCA
21および可変容量キャパシタCB10のそれぞれの一
端に接続されると共に電源の一端に接続され、電子スイ
ッチS6とS7の接続間にはコンパレータ25の入力端
が接続されている。
【0045】以上の構成とすることによって、本発明
は、誘電率の変化もしくは、誘電体の量の変化によって
変化する可変容量キャパシタの容量の変化を連続した電
気信号量としてとりだすことができる。
【0046】
【発明の効果】以上の説明からも明らかな様に、本発明
の、冷媒量不足検出装置は、アキュ−ムレ−タ又はレシ
−バタンク内に1組又は複数組の小間隙を有する電極を
設置するだけでガス状態と液状態の割合に比例し、且つ
サ−ジによる誤動作を防止した連続的な電気信号が得ら
れる。
【0047】さらに、本発明によれば、可動部分がな
く、連続出力を得ることができるので、任意の液面での
流量を制御することが可能となる。また、本来、液化し
た冷媒を貯える役目のレシ−バタンクや気液分離の役目
のアキュ−ムレ−タに液冷媒検知器を設けたことにより
サ−ジによる誤動作を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷媒量不足検出装置の原理を説明
する図。
【図2】本発明に係る冷媒量検不足出装置の特性を説明
する図。
【図3】本発明に係る冷媒状態検出装置の原理を説明す
る図。
【図4】本発明に係る冷媒状態検出装置の特性を説明す
る図。
【図5】本発明に係る冷媒量不足検出手段をアキュムレ
ータに備えた例の構成を説明する概略図。
【図6】本発明に係る冷媒状態検出手段をレシーバタン
クに備えた例の構成を説明する概略図。
【図7】本発明に係る冷媒状態検出手段をレシーバタン
クに備えた他の例の構成を説明する概略図。
【図8】本発明に係る冷媒状態検出手段をサイトグラス
に備えた例の構成を説明する概念図。
【図9】図8に示した冷媒状態検出手段の電極の形状を
示す図。
【図10】本発明に用いる検出回路の原理を説明する回
路図。
【図11】本発明に用いる検出回路の具体的構成の例を
示す回路図。
【図12】本発明に用いる検出回路の具体的構成の他の
例を示す回路図。
【図13】空気調和装置の冷凍サイクルを説明する概念
図。
【符号の説明】
1 冷媒循環路 2 圧縮器 3 凝縮器 4 レシーバタンク 5 サイトグラス 6 膨張弁 7 蒸発器 8 アキュムレータ 9 配管 10 液量検出手段(可変容量キャパシタ) 11 電極 20 検出回路 21 固定容量キャパシタ 22 抵抗 23 ダイオード 24 第2のキャパシタ 25 コンパレータ 26 記憶手段 27 積分器、 28 オペンプ、 29 クロックパルス発振回路 30 参照電圧 31,33 パルス分配回路 32,34 スイッチ回路 41 レシーバ容器 42,82 冷媒入口 43,83 冷媒液出口 44,84 乾燥剤 45,85 容器蓋 50 冷媒状態検出手段 51 ブロック本体 52 取付用配管 53 ガラス 54 検出手段収納空間 55 ホルダ 60 電極手段 61 電極 62 切欠部 63 支持管 64 電極柱 65 基板 70 制御回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒循環路中の冷媒量の不足をレシーバ
    タンクまたはアキュムレータ内で検出する冷媒量検出装
    置において、レシーバタンクまたはアキュムレータの内
    部に、2枚の平面電極を間に小間隙を保持して対抗立設
    して構成した液位検出手段と、冷媒の液位の変化に応じ
    た液位検出手段の静電容量の変化を電圧の変化として取
    り出す検出回路とを設けたことを特徴とする冷媒液量検
    出装置。
  2. 【請求項2】 冷媒循環路中の冷媒状態を検出する冷媒
    状態検出装置において、冷媒循環路中に、少なくとも2
    枚の平板状電極を間に小間隙を保持して流れに沿って平
    行に配置して構成した状態検出手段と、冷媒の液の誘電
    率の変化に応じた状態検出手段の静電容量の変化を電圧
    の変化として取り出す検出回路とを設けたことを特徴と
    する冷媒状態検出装置。
  3. 【請求項3】 誘電率が、液体状態の冷媒の量と気体状
    態の冷媒の量の割合によって変化する請求項2記載の冷
    媒状態検出装置。
  4. 【請求項4】 状態検出手段が、冷媒循環路中に設けた
    サイトグラス部に設けられて請求項2または請求項3に
    記載の冷媒状態検出装置。
  5. 【請求項5】 誘電率が、冷媒の量と冷凍機油の量の割
    合によって変化する請求項2記載の冷媒状態検出装置。
  6. 【請求項6】 抵抗とダイオードの並列接続体と、該並
    列接続体に直列に接続された可変容量キャパシタと第2
    の固定容量キャパシタの並列接続体と、前記可変容量キ
    ャパシタの端子電圧を検出するコンパレ−タと、前記コ
    ンパレ−タの出力をクロック信号に同期させて取り込む
    記憶手段と、該記憶手段の出力を積分しその出力電圧に
    よって前記直列接続された可変容量キャパシタの容量に
    比例した電圧に変換する積分器と、前記固定容量キャパ
    シタを前記積分器の出力電圧により充電する充電回路お
    よび前記積分器から切離して前記可変容量キャパシタに
    放電する放電回路を形成すると共に、これら充電回路ま
    たは放電回路を前記クロック信号に同期して周期的に切
    替制御する切替手段と、前記積分器の出力をセンサの検
    出出力として送出する出力端子とを具備したことを特徴
    とする可変容量検出装置の検出回路。
  7. 【請求項7】 抵抗とダイオードの並列回路は、キャパ
    シタの充電時には抵抗分の増加を補助し放電時には放電
    を補助する回路である請求項6記載の可変容量検出装置
    の検出回路。
  8. 【請求項8】 可変容量キャパシタが冷媒循環路中に設
    けたキャパシタである請求項6または請求項7記載の可
    変容量検出装置の検出回路。
JP25290995A 1995-09-29 1995-09-29 冷媒量検出装置および冷媒状態検出装置 Expired - Fee Related JP3550229B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25290995A JP3550229B2 (ja) 1995-09-29 1995-09-29 冷媒量検出装置および冷媒状態検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25290995A JP3550229B2 (ja) 1995-09-29 1995-09-29 冷媒量検出装置および冷媒状態検出装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003414379A Division JP3834030B2 (ja) 2003-12-12 2003-12-12 冷媒状態検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0996618A true JPH0996618A (ja) 1997-04-08
JP3550229B2 JP3550229B2 (ja) 2004-08-04

Family

ID=17243862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25290995A Expired - Fee Related JP3550229B2 (ja) 1995-09-29 1995-09-29 冷媒量検出装置および冷媒状態検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3550229B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09196476A (ja) * 1996-01-17 1997-07-31 Shinko Atomosu Kk 冷媒循環システムの膨張弁の制御装置
JPH11108735A (ja) * 1997-10-03 1999-04-23 Nitta Ind Corp 水位センサ
JP2000105032A (ja) * 1998-09-30 2000-04-11 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍機の冷媒リーク検知システム
JP2003185615A (ja) * 2001-10-10 2003-07-03 Lifescan Inc 試料体積の十分性の決定
JP2004125393A (ja) * 2003-12-12 2004-04-22 Fuji Koki Corp 冷媒状態検出装置
US6776029B2 (en) 2001-07-06 2004-08-17 Denso Corporation Oil content measuring device and refrigeration system using the same
JP2008196829A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
WO2012062329A1 (en) 2010-11-12 2012-05-18 Hb Products A/S System or method for measuring the phase of refrigerant in a cooling system
JP2016090299A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社鷺宮製作所 液体検知器、圧縮機及び空気調和機
JP2016090301A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社鷺宮製作所 液体検知器、圧縮機及び空気調和機
JP2016090303A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社鷺宮製作所 液体検知ユニット、圧縮機及び空気調和機
JP2016090300A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社鷺宮製作所 液体検知器、圧縮機及び空気調和機
JP2016090302A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社鷺宮製作所 液体検知ユニット、圧縮機及び空気調和機
WO2016180276A1 (zh) * 2015-05-08 2016-11-17 丹佛斯(天津)有限公司 测量润滑油稀释度的方法、传感器和检测油位的方法
WO2018042809A1 (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 三菱電機株式会社 静電容量検出装置及び電力変換装置
JPWO2018073902A1 (ja) * 2016-10-19 2019-06-24 三菱電機株式会社 液面検知装置及び冷凍サイクル装置
JP2019179041A (ja) * 2019-06-27 2019-10-17 株式会社鷺宮製作所 液体検知ユニット、圧縮機及び空気調和機

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09196476A (ja) * 1996-01-17 1997-07-31 Shinko Atomosu Kk 冷媒循環システムの膨張弁の制御装置
JPH11108735A (ja) * 1997-10-03 1999-04-23 Nitta Ind Corp 水位センサ
JP2000105032A (ja) * 1998-09-30 2000-04-11 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍機の冷媒リーク検知システム
US6776029B2 (en) 2001-07-06 2004-08-17 Denso Corporation Oil content measuring device and refrigeration system using the same
JP2003185615A (ja) * 2001-10-10 2003-07-03 Lifescan Inc 試料体積の十分性の決定
KR100968354B1 (ko) * 2001-10-10 2010-07-06 라이프스캔, 인코포레이티드 바이오센서 디바이스에서의 적절한 샘플 볼륨의 결정
CN102621211A (zh) * 2001-10-10 2012-08-01 生命扫描有限公司 生物传感器装置中取样体积适当的测定
JP2004125393A (ja) * 2003-12-12 2004-04-22 Fuji Koki Corp 冷媒状態検出装置
JP2008196829A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
US9587866B2 (en) 2010-11-12 2017-03-07 HP Products A/S System or method for measuring the phase of ammonia in a cooling system
WO2012062329A1 (en) 2010-11-12 2012-05-18 Hb Products A/S System or method for measuring the phase of refrigerant in a cooling system
US10174978B2 (en) 2010-11-12 2019-01-08 Hb Products A/S System or method for measuring the phase of ammonia in a cooling system
JP2016090299A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社鷺宮製作所 液体検知器、圧縮機及び空気調和機
JP2016090300A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社鷺宮製作所 液体検知器、圧縮機及び空気調和機
JP2016090302A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社鷺宮製作所 液体検知ユニット、圧縮機及び空気調和機
JP2016090303A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社鷺宮製作所 液体検知ユニット、圧縮機及び空気調和機
JP2016090301A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社鷺宮製作所 液体検知器、圧縮機及び空気調和機
WO2016180276A1 (zh) * 2015-05-08 2016-11-17 丹佛斯(天津)有限公司 测量润滑油稀释度的方法、传感器和检测油位的方法
WO2018042809A1 (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 三菱電機株式会社 静電容量検出装置及び電力変換装置
JPWO2018042809A1 (ja) * 2016-08-29 2018-12-06 三菱電機株式会社 静電容量検出装置及び電力変換装置
JPWO2018073902A1 (ja) * 2016-10-19 2019-06-24 三菱電機株式会社 液面検知装置及び冷凍サイクル装置
US11493248B2 (en) 2016-10-19 2022-11-08 Mitsubishi Electric Corporation Liquid level detection device and refrigeration cycle apparatus
JP2019179041A (ja) * 2019-06-27 2019-10-17 株式会社鷺宮製作所 液体検知ユニット、圧縮機及び空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3550229B2 (ja) 2004-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0996618A (ja) 冷媒量検出装置および冷媒状態検出装置
US4878355A (en) Method and apparatus for improving cooling of a compressor element in an air conditioning system
Grace et al. Sensitivity of refrigeration system performance to charge levels and parameters for on-line leak detection
JP3211405B2 (ja) 冷媒組成検出装置
EP0853221B1 (en) Refrigeration air-conditioner using a non-azeotrope refrigerant and having a control-information detecting apparatus
Boghosian et al. Density, coefficient of thermal expansion, and entropy of compression of liquid helium-3 under pressure below 1.2 K
KR890004395B1 (ko) 냉동 사이클 장치
EP0597597A2 (en) Air conditioner
WO1999056066A1 (en) Electronic controlled expansion valve
EP0631095B1 (en) Method of sealing in a non-azeotrope refrigerant and controlling the composition of the refrigerant in a refrigeration cycle
US20100037637A1 (en) Oil circulation observer for hvac systems
JP3834030B2 (ja) 冷媒状態検出装置
JP3238973B2 (ja) 冷凍装置
JPH10103820A (ja) 冷凍装置
US6776029B2 (en) Oil content measuring device and refrigeration system using the same
KR20140048620A (ko) 터보 냉동기
JPH10253203A (ja) 冷媒回収方法
US11493248B2 (en) Liquid level detection device and refrigeration cycle apparatus
JP2000105032A (ja) 冷凍機の冷媒リーク検知システム
JPH1183250A (ja) 空気調和機の冷媒量判定方法
JPH06201626A (ja) 冷媒気液センサー
JPH09113078A (ja) 冷媒圧縮熱処理装置の制御装置および制御方法
JP7356006B2 (ja) 冷凍装置
JPH0719622A (ja) 冷凍装置
KR100596573B1 (ko) 공기조화기

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040423

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120430

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees