JP3549407B2 - 定着装置の加圧力切換機構 - Google Patents

定着装置の加圧力切換機構 Download PDF

Info

Publication number
JP3549407B2
JP3549407B2 JP23384498A JP23384498A JP3549407B2 JP 3549407 B2 JP3549407 B2 JP 3549407B2 JP 23384498 A JP23384498 A JP 23384498A JP 23384498 A JP23384498 A JP 23384498A JP 3549407 B2 JP3549407 B2 JP 3549407B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
arm
shaped member
shaped
fixing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23384498A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000066547A (ja
Inventor
寛 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP23384498A priority Critical patent/JP3549407B2/ja
Publication of JP2000066547A publication Critical patent/JP2000066547A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3549407B2 publication Critical patent/JP3549407B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機等の電子写真装置に具えられた定着装置の加圧力切換機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の定着装置における加圧力切換機構としては、例えば特開平5−119663号公報に開示されたようなものがあり、それは図12に示すようなものである。この定着装置において、1は定着ローラ、2はこの定着ローラ1に圧接して回転する加圧ローラ、3は加圧ローラ2を定着ローラ1に圧接させるための圧接レバー、4は圧接レバー3に比較的弱い加圧力を付与するための加圧ばね、5は圧接レバー3に強い加圧力を付与するための加圧ばね、6は圧接レバー3をカム7の変位(偏倚)により回動させる揺動レバーをそれぞれ示している。すなわち、この加圧力切換機構8では通常は定着ローラ1と加圧ローラ2とは加圧ばね5による強い加圧力によって、圧接されており、カム7を作動させることにより定着ローラ1と加圧ローラ2とを今度は加圧ばね4による弱い加圧力によって圧接させ、その加圧力を切り換えるものである。これによって、封筒や特殊紙の場合には定着圧を少し弱めて行なうことにより、紙詰まりやシワの発生を防止することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来の加圧力切換装置の場合には、封筒や特殊紙のシワ及びジャム防止や加圧ローラの変形防止等の観点からは効果的に機能するものではあるが、その反面加圧力切換機構自体の構成が複雑なため部品点数が多くなる上、組付け性が悪い等の不具合を招き、この結果製造コストが嵩むという問題が生じるため、組付け性及び性能が安定している加圧力切換装置が望まれている。
【0004】
そこでこの発明の目的は、前記のような従来の定着装置における加圧力切換機構のもつ問題を解消し、部品点数が少ないうえ組付け性及び性能の安定を図ることのできる定着装置の加圧力切換機構を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記のような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、用紙を挟持し、対向する定着ローラに対して用紙を加圧し搬送する少なくとも1本の加圧ローラと、この加圧ローラの両端に圧力を加える一対のアーム状部材と、これらのアーム状部材の支点を構成し、回動可能に支持され軸状部材と、アーム状部材の力点に加重を付与するばね状部材とを有した電子写真装置の定着装置において、前記軸状部材は、アーム状部材との当接部を、丸棒の一部をDカット形状に形成したDカット部とすると共に、前記アーム状部材、軸状部材との当接部を、定着装置の完成時に加圧ローラ側とは反対側に開口を有する略コの字形に形成、この略コの字形の開口幅が、軸状部材の軸径寸法とほぼ等しく設定しており、前記アーム状部材の支点位置が、軸状部材の回動によって加圧ローラの加重方向と略反対側に移動できるようになっていることを特徴とする定着装置の加圧力切換機構である。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において定着装置本体の下側構造体にはアーム状部材の開口部を軸状部材の装着方向に対して対向するように、且つ仮置き部としての機能を有する係止部材を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において軸状部材の受け部はU字溝部として形成され、このU字溝部開口方向からの軸状部材の抜け止めは、アーム状部材より軸状部材が受ける加重方向がU溝状の非開口方向にその加重ベクトルを有するように、アーム状部材の加重点及び作用点を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において軸状部材の受け部はU字溝部として形成され、このU字溝部開口方向からの軸状部材の抜け止めは、アーム状部材の一部を規制することにより行なわれることを特徴とするものである。
【0009】
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明においてDカット部には、アーム状部材の外側から取り付けられると共に、Dカット部と嵌合可能なレバー部材を有し、このレバー部材の回動により軸状部材が回動されることを特徴とするものである。
【0010】
請求項6に記載の発明は、用紙を挟持し、対向する定着ローラに対して用紙を加圧し搬送する少なくとも1本の加圧ローラと、この加圧ローラの両端に圧力を加える一対のアーム状部材と、これらのアーム状部材の支点を構成し、回動可能に支持され軸状部材と、アーム状部材の力点に加重を付与するばね状部材とを有した電子写真装置の定着装置において、前記軸状部材は、アーム状部材との当接部を、丸棒の一部をDカット形状に形成したDカット部とし、前記アーム状部材は、軸状部材との当接部を、定着装置の完成時に加圧ローラ側とは反対側に開口を有する略コの字形に形成し、この略コの字形の開口幅を、軸状部材の軸径寸法とほぼ等しく設定し、アーム状部材の支点位置が軸状部材の回動により、加圧ローラの加重方向と略反対側に移動するようにしており、定着装置の本体は、少なくともフレーム形状となる下側構造体と、前記加圧ローラの両端に設けられた軸受部を保持する側板部を有し、下側構造体には軸状部材の位置決め及び仮置き部としての機能を有する係止部材を設け、軸状部材は下側構造体と側板部とに、それぞれ設けられたU字溝部によって回動自在に挟持されていることを特徴とする定着装置の加圧力切換機構である。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1〜3には、この発明の第1実施形態が示されており、図1は加圧力切換機構8aの全体構成を示す斜視図であって、図2は定着ローラ1に対する加圧力を大きく、図3はその加圧力を小さく切り換えたときの側面図を示している。図1に示すように定着装置は装置本体21(フレーム)内に設けられた定着ローラ1と、この定着ローラ1に圧接する加圧ローラ2とを有し、加圧力切換機構8aは一対の加圧アーム9,9(アーム状部材)及びこの加圧アーム9に対して強い張力(加圧力)を付与する加圧ばね11と、加圧アーム9の回動支点としての機能をもつ丸棒14(軸状部材)とにより構成されている。また、この実施形態では本体21の内側に位置する、一対の側板15,15の一端側(図2では、右側)にはU字溝部17が形成され、このU字溝部17に丸棒14の両端部が回転自在に設けられている。このため、丸棒14の両端は加圧アーム9の支点部と一体的に回動することができる。また、この丸棒14の両端部には共にDカット形状に形成(切削加工)されたDカット部10が設けられている。このDカット部10は丸棒14の軸径のほぼ半分以上の幅寸法を有するものとする。
【0012】
また、加圧アーム9の下半部はその上半部よりも、僅かに幅広であってこの部分にはコの字形の切欠き部12が形成されている。この切欠き部12に丸棒14の両端部がそれぞれ係合し、加圧ばね11の側板15の片側(図2では左側)と加圧アーム9の上端部との間に設けられている。したがって、加圧アーム9は加圧ばね11の張力により丸棒14を支点として定着ローラ1側に加圧されている。実際には、加圧ローラ2の両側に設けられた軸受13に加圧アーム9の端縁が当接するため、ここが加圧力の作用点(図2中、A点)となる。また、加圧ばね11の張力が直接付与する加圧アーム9の上端部が力点としての加重点(図2中、B点)となる。さらに、この実施形態では切欠き部12の幅寸法Dと丸棒14の軸径寸法とはほぼ等しく設定(図3参照)されているため、切欠き部12に挿入される丸棒14の位置がずれることはなく、これに伴って、加圧アーム9と丸棒14との相対位置関係が安定する。
【0013】
ここで、図2に示すように、丸棒14の中心点(支点位置)と軸受13(A点)との距離をL、丸棒14の中心点(支点)と加圧アーム9の上端部(B点)との距離をLとすると、このレバー比(L:L)は2から4程度に設定されている。このため、実際には移動支点である「Dカット部10」が支点の移動量となるが、ばねの伸長量はそこを支点とした、所謂「てこの原理」により、前述した「レバー比」が2のときでも、ほぼ等倍、「レバー比」が4のときにおいては約3倍に増大させることができる。したがって、支点として機能する丸棒14の太さは4mm〜10mm程度の比較的細いものでも充分機能させることができる。
【0014】
そして、本実施形態では丸棒14を回動させることにより、加圧力を切り換えることができる。すなわち、図2に示すように丸棒14を回動させ切欠き部12とDカット部10の円弧部とが当接するときには、定着ローラ1に対する加圧ローラ2の加圧力が大きくなり、反対に図3に示すように切欠き部12とDカット部10の平坦部とが当接するときには、その加圧力が小さくなるため、これによって加圧力の切り換えを行なうことができる。
【0015】
図4,5には、この発明の第2実施形態が示されており、この実施形態では定着装置の本体21(フレーム)を構成する下側構造体22には加圧アーム9の切欠き部12を丸棒14の装着方向に対して対向するように、且つ加圧アーム9の仮置き部として機能する係止部材23,24が設けられている。すなわち、図4に示すように、下側構造体22の下面板22aの2箇所位置には係止部材23,24が突設され、ここに加圧アーム9の頭部と側面部とを係止させることができる。また、下面板22aの一端部(図4では、右側)には加圧アーム9の下半部を係止させるための湾曲部26が形成されている。25は加圧アーム9の下縁部を支持する係止溝である。そして、定着装置の組付け時には図4に示すように、加圧アーム9を係止部材23,24を利用して仮置きした後、丸棒14を上方からU字溝部17に落とし込むと共に、Dカット部10を切欠き部12に係合させる。そして、落とし込み後は図5に示すように、加圧アーム9を矢印方向に回動させ、次工程である定着ローラ1及び加圧ローラ2の組付け及び加圧ばね11(図1参照)の取り付けを実施する。
【0016】
また、図6に示すように丸棒14のDカット部10と当接するU字溝部17に作用する加重Fの分力F,Fのうちの分力Fは、常にU字溝部17の下側(直下)に向けてに作用するため、U字溝部17からの丸棒14の脱落防止が図られると共に、加圧アーム9は常に安定した位置に配置される。以上のように、本実施形態では丸棒14をわずかに動かし、その支点位置をずらしただけでも実際の加圧力を大きく変化させることができる。
【0017】
図7は、この発明の第3実施形態が示されており、この実施形態では加圧アーム9の上部側と近接した位置にユニットカバー18が設けられている点で、上述した第1,2実施形態と相違し、その他の構成は特に異なるところがない。すなわち、図7に示すように、ユニットカバー18の配設位置は、このユニットカバー18の下面部18aに加圧アーム9の上端部が近接する位置である。したがって、加圧アーム9はユニットカバー18によりその位置が規制されるため、加圧アーム9の脱落や配置不良の発生を防止することができる。
【0018】
図8,9には、この発明の第4実施形態が示されており、この実施形態では丸棒14の一端部(図8では、外側)に調整レバー19が設けられている点で、上述した第1,2実施形態と相違し、その他の構成は特に異なるところがない。そして、前記の相違点である調整レバー19を設けることによって加圧アーム9の脱落や抜け出しを防止するものである。ここで、この実施形態では調整レバー19の基端部に設けられる嵌合部20はDカット部10と嵌合するように同形状に形成され、その先端部(図8では、下側)は手動による操作性を良くするために幅広に形成されている。また、スラスト方向の位置決めが容易に行なわれるように、その寸法が設計的に選定されている。したがって、丸棒14に設けられたDカット部10を調整レバー19の回り止めと、加圧アーム9の支点位置切り換えの機能を持たせることができるため、丸棒14自体の加工費が安価になり、さらに調整レバー19によってスラスト方向からの丸棒14の脱落防止を図ることができる。
【0019】
図10,11には、この発明の第5実施形態が示されており、この実施形態では定着装置の本体21を構成する側板29が下側構造体22と分割構成である点で、上述した第2実施形態と相違し、その他の構成は第2実施形態と異なるところがない。すなわち、図10に示すように、下側構造体22の両支持板22b,22bには内方に向けてガイドリブ27,27が設けられ、これらガイドリブ27に側板29をガイドさせつつ下側構造体22に結合させることができる。具体的には、側板29に対してほぼ直角に固設された固定板30が取り付けビス31,31により下板部22aに固定される。また、側板29の一端部(図10では、右側)には下板部22aのU字溝部17に対向する位置にU字溝部28が形成され、これらU字溝部17,28によって丸棒14が回転自在に挟持される。すなわち、定着装置本体21の組付け時には図11に示すように、加圧アーム9を係止部材23,24を利用して仮置きした後、丸棒14を上方から落とし込み、Dカット部10を切欠き部12に係合させる。そして、落とし込み後は側板29の固定板30を取り付けビス31,31により下板部22aに固定し、加圧アーム9を矢印方向に回動させその後は、次工程である定着ローラ1及び加圧ローラ2(図1参照)の組付けを実施する。
【0020】
【発明の効果】
この発明は上記のようであって、請求項1に記載の発明は、用紙を挟持し、対向する定着ローラに対して用紙を加圧し搬送する少なくとも1本の加圧ローラと、この加圧ローラの両端に圧力を加える一対のアーム状部材と、これらのアーム状部材の支点を構成し、回動可能に支持され軸状部材と、アーム状部材の力点に加重を付与するばね状部材とを有した電子写真装置の定着装置において、軸状部材は、アーム状部材との当接部を、丸棒の一部をDカット形状に形成したDカット部とすると共に、アーム状部材、軸状部材との当接部を、定着装置の完成時に加圧ローラ側とは反対側に開口を有する略コの字形に形成、この略コの字形の開口幅が、軸状部材の軸径寸法とほぼ等しく設定し、アーム状部材の支点位置が、軸状部材の回動によって加圧ローラの加重方向と略反対側に移動できるように構成した定着装置の加圧力切換機構としたので、軸状部材の組付けを容易に行なえると共に、アーム状部材と軸状部材の相対位置関係を加圧力切換方向どちらのポジションによっても確実に設定することができる。また、Dカット部によって支点位置の移動が容易に行なわれると共に、軸状部材に余分な部品を付設する必要がなくなるという効果がある。さらに、その支点位置をわずかにずらしただけでも実際の加圧力を大きく変化させることができる。この結果、加圧力切換機構の構成は単純な構成とすることができ、組付け性及び性能の安定及びコスト低減が図れるという効果がある。
【0021】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において定着装置本体の下側構造体にはアーム状部材の開口部を軸状部材に対して対向するように、且つ仮置き部としての機能を有する係止部材を設けたので、アーム状部材を下側構造体に仮置きした上で、軸状部材を上方から落とし込むだけで組付けが完了するため組立て性が大幅に向上するという効果がある。
【0022】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において軸状部材の受け部はU字溝部として形成され、このU字溝部開口方向からの軸状部材の抜け止めは、アーム状部材より軸状部材が受ける加重方向がU溝状の非開口方向にその加重ベクトルを有するように、アーム状部材の加重点及び作用点を設けたので、加圧力を常に均等に保持することができ操作性が向上すると共に、紙のスキューや紙詰り等の発生を防止でき、アーム状部材に外力が加わった場合でも、このアーム状部材の脱落防止が図れると共に、その配置位置も常に安定するという効果がある。
【0023】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において軸状部材の受け部はU字溝部として形成され、このU字溝部開口方向からの軸状部材の抜け止めは、アーム状部材の一部を規制することにより行なわれるので、アーム状部材の脱落防止が図れると共に、その配置位置も常に安定するという効果がある。
【0024】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明においてDカット部には、アーム状部材の外側から取り付けられると共に、Dカット部と嵌合可能なレバー部材を有し、このレバー部材の回動により軸状部材が回動されるので、このレバー部材によって、簡単に軸状部材を回動させ加圧力の切り換えが行なえると共に、アーム状部材のスラスト方向からの脱落防止を図ることができるという効果がある。
【0025】
請求項6に記載の発明は、用紙を挟持し、対向する定着ローラに対して用紙を加圧し搬送する少なくとも1本の加圧ローラと、この加圧ローラの両端に圧力を加える一対のアーム状部材と、これらのアーム状部材の支点を構成し、回動可能に支持され軸状部材と、アーム状部材の力点に加重を付与するばね状部材とを有した電子写真装置の定着装置において、軸状部材は、アーム状部材との当接部を、丸棒の一部をDカット形状に形成したDカット部とし、アーム状部材は、軸状部材との当接部を、定着装置の完成時に加圧ローラ側とは反対側に開口を有する略コの字形に形成し、この略コの字形の開口幅を、軸状部材の軸径寸法とほぼ等しく設定し、アーム状部材の支点位置が軸状部材の回動により、加圧ローラの加重方向と略反対側に移動するようにし、定着装置の本体は、少なくともフレーム形状となる下側構造体と、加圧ローラの両端に設けられた軸受部を保持する側板部を有し、下側構造体には軸状部材の位置決め及び仮置き部としての機能を有する係止部材を設け、軸状部材は下側構造体と側板部とに、それぞれ設けられたU字溝部によって回動自在に挟持された構成の定着装置の加圧力切換機構としたので、定着装置の本体に対する軸状部材の位置設定を正確に決められると共に、組付け性が大幅に向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を示す加圧力切換機構の斜視図である。
【図2】同加圧力が大きくなるように切り換えた時の側面図である。
【図3】同加圧力が小さくなるように切り換えた時の側面図である。
【図4】この発明の第2実施形態の加圧力切換装置の側面図である。
【図5】同組付け完成時の加圧力切換装置の側面図である。
【図6】同側板のU字溝部に作用するベクトルを示す拡大図である。
【図7】この発明の第3実施形態の加圧力切換装置の側面図である。
【図8】この発明の第4実施形態を示す調整レバーの斜面図である。
【図9】同調整レバーと軸状部材との嵌合状態を示す斜視図である。
【図10】この発明の第5実施形態の加圧力切換装置の側面図である。
【図11】同組付け完成時の加圧力切換装置の側面図である。
【図12】この発明と同種の従来の加圧力切換機構を示す正面図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ
2 加圧ローラ
3 加圧レバー
4 加圧ばね
5 加圧ばね
6 揺動レバー
7 カム
8,8a 加圧力切換機構
9 加圧アーム
10 Dカット部
11 加圧ばね
12 切欠き部
13 軸受
14 丸棒
15,29 側板
17,28 U字溝部
18 ユニットカバー
19 調整レバー
20 嵌合部
21 本体
22 下側構造体
23,24 係止部材
25 係止溝
26 湾曲部

Claims (6)

  1. 用紙を挟持し、対向する定着ローラに対して用紙を加圧し搬送する少なくとも1本の加圧ローラと、この加圧ローラの両端に圧力を加える一対のアーム状部材と、これらのアーム状部材の支点を構成し、回動可能に支持され軸状部材と、アーム状部材の力点に加重を付与するばね状部材とを有した電子写真装置の定着装置において、
    前記軸状部材は、アーム状部材との当接部を、丸棒の一部をDカット形状に形成したDカット部とすると共に、
    前記アーム状部材、軸状部材との当接部を、定着装置の完成時に加圧ローラ側とは反対側に開口を有する略コの字形に形成、この略コの字形の開口幅が、軸状部材の軸径寸法とほぼ等しく設定しており、
    前記アーム状部材の支点位置が、軸状部材の回動によって加圧ローラの加重方向と略反対側に移動できるようになっていることを特徴とする定着装置の加圧力切換機構。
  2. 定着装置本体の下側構造体にはアーム状部材の開口部を軸状部材の装着方向に対して対向するように、且つ仮置き部としての機能を有する係止部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置の加圧力切換機構。
  3. 軸状部材の受け部はU字溝部として形成され、このU字溝部開口方向からの軸状部材の抜け止めは、アーム状部材より軸状部材が受ける加重方向がU字溝部の非開口方向にその加重ベクトルを有するように、アーム状部材の加重点及び作用点を設けたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置の加圧力切換機構。
  4. 軸状部材の受け部はU字溝部として形成され、このU字溝部開口方向からの軸状部材の抜け止めは、アーム状部材の一部を規制することにより行なわれることを特徴とする請求項1に記載の定着装置の加圧力切換機構。
  5. Dカット部には、アーム状部材の外側から取り付けられると共に、Dカット部と嵌合可能なレバー部材を有し、このレバー部材の回動により軸状部材が回動されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置の加圧力切換機構。
  6. 用紙を挟持し、対向する定着ローラに対して用紙を加圧し搬送する少なくとも1本の加圧ローラと、この加圧ローラの両端に圧力を加える一対のアーム状部材と、これらのアーム状部材の支点を構成し、回動可能に支持され軸状部材と、アーム状部材の力点に加重を付与するばね状部材とを有した電子写真装置の定着装置において、
    前記軸状部材は、アーム状部材との当接部を、丸棒の一部をDカット形状に形成したDカット部とし、前記アーム状部材は、軸状部材との当接部を、定着装置の完成時に加圧ローラ側とは反対側に開口を有する略コの字形に形成し、この略コの字形の開口幅を、軸状部材の軸径寸法とほぼ等しく設定し、アーム状部材の支点位置が軸状部材の回動により、加圧ローラの加重方向と略反対側に移動するようにしており、
    定着装置の本体は、少なくともフレーム形状となる下側構造体と、前記加圧ローラの両端に設けられた軸受部を保持する側板部を有し、下側構造体には軸状部材の位置決め及び仮置き部としての機能を有する係止部材を設け、軸状部材は下側構造体と側板部とに、それぞれ設けられたU字溝部によって回動自在に挟持されていることを特徴とする定着装置の加圧力切換機構。
JP23384498A 1998-06-08 1998-08-20 定着装置の加圧力切換機構 Expired - Fee Related JP3549407B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23384498A JP3549407B2 (ja) 1998-06-08 1998-08-20 定着装置の加圧力切換機構

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15910898 1998-06-08
JP10-159108 1998-06-08
JP23384498A JP3549407B2 (ja) 1998-06-08 1998-08-20 定着装置の加圧力切換機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000066547A JP2000066547A (ja) 2000-03-03
JP3549407B2 true JP3549407B2 (ja) 2004-08-04

Family

ID=26486007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23384498A Expired - Fee Related JP3549407B2 (ja) 1998-06-08 1998-08-20 定着装置の加圧力切換機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3549407B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4724290B2 (ja) 2000-10-31 2011-07-13 キヤノン株式会社 定着装置
KR100433422B1 (ko) * 2002-07-19 2004-05-31 삼성전자주식회사 롤러 이격장치
JP2009145417A (ja) * 2007-12-11 2009-07-02 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
CN114002924B (zh) * 2020-07-28 2023-12-22 柯尼卡美能达株式会社 定影装置以及具备该定影装置的图像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000066547A (ja) 2000-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3641357B2 (ja) 原稿圧着板開閉装置
KR101019775B1 (ko) 원고압착판 개폐장치 및 원고압착판을 구비한 사무기기
US8513551B2 (en) Interlock mechanism and image forming apparatus
JP3549407B2 (ja) 定着装置の加圧力切換機構
JP3798921B2 (ja) 原稿圧着装置の開閉装置
US4718343A (en) Resilient sheet gripper for a sheet-fed rotary printing press
US7614809B2 (en) Head support structure, printing device, thermally activating device, and printer
JP4351597B2 (ja) 原稿圧着板開閉装置
US11697956B1 (en) Hinge
JP2598506Y2 (ja) 原稿圧着板開閉装置
JP3194632B2 (ja) 原稿圧着板開閉装置
US20230314985A1 (en) Fixing device and image forming apparatus
JP3052963B1 (ja) シ―リングパネルの開閉構造
KR970003825Y1 (ko) 원고압착판 개폐장치
JPH0442994B2 (ja)
JP2001054892A (ja) カッターユニット
KR100431422B1 (ko) 상호이동가능한레코드캐리어구동용롤러및프린팅디바이스를갖는장치
JPH06258977A (ja) 定着装置
WO2011161733A1 (ja) スイッチレバー装置および開閉検知装置
JP2589708Y2 (ja) 原稿圧着板の開閉装置並びにこの開閉装置を取り付けた複写機
JPH0529341Y2 (ja)
JP2582475Y2 (ja) 原稿圧着板開閉装置
JPH0423014Y2 (ja)
JPS64701B2 (ja)
JPH05260258A (ja) 原稿読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040120

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080430

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120430

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees