JP3547102B2 - ガス検出装置とその設定方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の利用分野】
この発明はガス検出装置とその設定方法に関する。
【0002】
【従来技術】
ガス漏れ警報機やCO警報機、あるいは臭い検出装置等のガス検出装置では、ガスセンサと設定用の可変抵抗とを設け、可変抵抗の値を操作してガスの検出いき値を定める。設定の目的は、1つにはガスセンサ毎のばらつきを除き、所定の濃度で警報が行われるようにすることである。また1つには、検出目標のガス濃度を変更し、例えば高濃度で検出するのか低濃度で検出するのかを定めることである。
【0003】
ガス検出装置の設定に関して、発明者は特開平6−314389号公報において、以下のことを提案した。ガス検出装置のマイクロコンピュータをガス調整モードにセットして設定槽に収容し、所定のガス濃度でのガスセンサの出力信号をマイクロコンピュータに記憶させる。ガス検出装置を設定槽から取り出し、可変抵抗を操作して設定する。この時、可変抵抗で設定した値が低すぎる場合、正しい場合、並びに高すぎる場合に応じて、LEDの表示を使い分ける。例えば設定値が低すぎる場合、LEDをオフさせ、正しい場合には点滅させる。そして設定値が高すぎる場合には連続してオンさせる。このため可変抵抗の設定が正しいか否かを容易に判別でき、しかもガス検出装置を設定槽から取り出して設定できるので可変抵抗の調整が容易である。
【0004】
ところでマイクロコンピュータをガス調整モードに置くためには、その旨のフラグをセットしなければならない。前記の特開平6−314389号公報では、例えば雌コネクタを用い、設定時にはこのコネクタに雄コネクタを差し込んで、ガス調整モードにあることをマイクロコンピュータに入力する。これ以外にディップスイッチやジャンパー線等を用いても良いが、いずれの場合もガス調整モードにあることをマイクロコンピュータに入力するために専用の部品が必要で、しかも設定前に雌コネクタに雄コネクタを差し込んだり、ディップスイッチをオンしたり、あるいはジャンパー線を接続したりしなければならない。また設定が終了すると、雄コネクタを雌コネクタから外し、あるいはディップスイッチの値を変え、またジャンパー線を外さなければならない。これらのことはガス検出装置の部品コストを増加させると共に、設定作業を面倒にする。
【0005】
【発明の課題】
この発明の課題は、設定用の可変抵抗自体を用いて、ガス検出装置のマイクロコンピュータにガス調整モードにあることを入力できるようにすることにある(請求項1,2)。
【0006】
【発明の構成】
この発明は、ガスセンサ及び該ガスセンサと並列に配置したガス検出濃度の設定用の可変抵抗を含むガスセンサ回路と、前記ガスセンサの出力信号並びに前記可変抵抗からの出力信号をAD変換し、AD変換後のガスセンサの出力信号と前記可変抵抗の出力信号とを比較してガスを検出するためのマイクロコンピュータと、前記マイクロコンピュータがガスを検出した際に駆動されるLEDとを設けたガス検出装置において、前記マイクロコンピュータには、AD変換した前記可変抵抗の出力信号が、ガス検出装置の設定用の信号としてあり得ない範囲内にあることを検出して、ガス調整モードのフラグをセットして記憶するための手段と、該フラグのセット後に、所定のタイミングで、設定用の所定濃度のガス中での前記ガスセンサの出力信号をAD変換させて記憶するための手段と、所定の濃度でガスを検出するように該フラグのセット後に繰り返し前記可変抵抗の出力信号をAD変換させ、AD変換した可変抵抗の出力信号と記憶したガスセンサの出力信号とを比較し、その比較結果に応じて前記LEDを異なる動作条件で駆動するための手段とを設けたことを特徴とする。
【0007】
この発明はまた、ガス検出濃度の可変抵抗の出力信号をAD変換し、AD変換した可変抵抗の出力信号が、ガス検出装置の設定用の信号としてあり得ない範囲内にある場合に、ガス調整モードのフラグをマイクロコンピュータにセットして記憶し、該フラグをセットすると、所定のタイミングで、設定用の所定濃度のガス中での前記ガスセンサの出力信号をAD変換して記憶し、かつ所定の濃度でガスを検出するように前記可変抵抗の出力信号をAD変換して、AD変換した可変抵抗の出力信号を記憶したガスセンサの出力信号と比較し、比較結果に基づいて前記LEDを駆動して比較結果を表示し、表示結果に応じて前記可変抵抗の値を調整することからなるループを、設定が完了するまで繰り返すことを特徴とする。
【0008】
ガスセンサの種類は任意で、設定用の可変抵抗はガスセンサと並列に配置されていればよく、ガスセンサと設定用の可変抵抗とをブリッジに組み込むか否かは任意である。またガスセンサの出力信号はガスセンサの抵抗値や起電力等を直接/間接に現すものであれば良く、出力信号の取り出し方自体は任意である。可変抵抗の出力信号も取り出し方自体は任意で、検出のいき値や基準値との関係も任意で、例えば可変抵抗の出力信号に温度補正等の処理を加えたものをそのまま警報いき値としても良く、あるいは可変抵抗の出力信号に他の定数を加味してマイクロコンピュータの内部等で警報いき値を発生させても良い。ガス調整モードで、可変抵抗の出力信号のAD変換と記憶したガスセンサの出力信号の比較、LEDでの表示等のループは、良好な設定が行えたとのLED表示が行われるまで繰り返せば良い。
【0009】
【発明の作用】
この発明では、設定用の可変抵抗からの出力信号を用いて、ガス調整モードにあることをマイクロコンピュータに入力する。例えばガスセンサや可変抵抗を5Vで駆動するとして、設定後の可変抵抗の出力信号は1〜4V程度の範囲にあり、極端に低い値や極端に高い値となることはない。例えばガス漏れ警報機の場合、可変抵抗の出力信号が2.5Vを中心に設定するものとすると、ガスセンサの抵抗ばらつきの範囲が5倍として、設定用の可変抵抗の出力範囲は1.5〜3.5Vとなる。またガスセンサの抵抗ばらつきの範囲が10倍の場合でも、設定用の可変抵抗の出力範囲は1〜4Vとなる。そこで例えば設定用の可変抵抗の出力が0.5V以下あるいは4.5V以上の領域は通常は用いることがなく、可変抵抗の出力信号がこの範囲にある場合に、マイクロコンピュータのガス調整モードを起動させれば良い。なおここで示した0.5V以下あるいは4.5V以上は、単なる例である。
【0010】
ガス調整モードではガス検出装置を設定槽に収容し、所定のガス濃度でのガスセンサの出力信号を所定のタイミングでサンプリングして記憶させる。設定に用いるガス濃度やガスセンサの出力信号のサンプリングのタイミングは、設定に関する約束事であり、適宜に定めれば良い。サンプリングしたガスセンサの出力信号を記憶し、可変抵抗を操作して設定する。ここで設定結果が正しいかどうかの表示にLEDを用い、設定した可変抵抗の出力信号と記憶したガスセンサの出力信号とを比較し、比較結果に応じてLEDを異なる動作条件で駆動する。
【0011】
【実施例】
図1,図2に、CO用の警報機を例に実施例を示す。図において2は例えば商用電源で、4はトランス、6は整流用のダイオード、8,10は電解コンデンサである。12は定電圧ICで、例えば5Vの出力電圧(VDD)を取り出し、金属酸化物半導体ガスセンサ20のヒータ22にトランジスタ26を介してヒータ電流を供給する。28は金属酸化物半導体24に接続した負荷抵抗で、例えば負荷抵抗28への出力電圧をガスセンサ20の出力信号V5と呼ぶ。
【0012】
32,34,36,38は抵抗、40は設定用の可変抵抗、42は温度補償用のサーミスタである。可変抵抗40は、警報機の外部からドライバ等で回転でき、例えば設定後に接着剤で値を固定する。可変抵抗40の出力信号V1に応じて、マイクロコンピュータ50のモードは変化し、例えば0.5V以下でガス調整モードとし、0.5Vを越えると通常モードとする。これは可変抵抗40の出力信号V1は設定後は1.5〜3.5Vの範囲にあり、0.5V以下の場合は有り得ず、この電圧範囲をガス調整モードのフラグのセットに利用する。
【0013】
ガス警報機では、ガス調整前に基板検査を行い、そこではマイクロコンピュータ50を基板検査モードに置く。そこで例えば可変抵抗40からの出力信号V1が4.5以上で基板検査モードにおき、基板検査の終了後に可変抵抗40を回して抵抗値を0にしておいても良い。
【0014】
サーミスタ42はガスセンサ20の周囲温度依存性を補正するためのもので、例えば抵抗32と直列に配置しても良い。抵抗36は、高濃度のCO、例えば400ppmのCOに対する警報用の定数を入力するためのもので、抵抗38は低濃度のCO、例えば100ppmのCOに対する警報用の定数を入力するためのものである。実施例では可変抵抗40から抵抗38を4つ並列に配置したが、例えば警報濃度が1種類しかない場合、抵抗32と直列にサーミスタ42を配置し、抵抗36,38を取り除いても良い。この場合には、サーミスタ42と可変抵抗40との分圧点の出力信号をマイクロコンピュータ50に入力する。可変抵抗40をガスセンサ20と並列にするのは、ガスセンサ20と直列に可変抵抗40を配置すると、設定槽内で記憶したガスセンサ20の出力信号V5の意味が、その後の設定過程で、可変抵抗40を操作する毎に変化し、設定できなくなるためである。
【0015】
50はマイクロコンピュータで、52はバス、CPUは中央処理装置である。マイクロコンピュータ50は、ADコンバータ54、プログラムを記憶させたROM56,変数を記憶させたRAM58、入力ポートI1〜I3、出力ポートO1〜O4を備えている。ROM56には、ガス検出装置の初期化プログラム、ガス調整モードでの動作プログラム、トランジスタ26を介してヒータ22を制御し、金属酸化物半導体24の温度を高温域と低温域とに交互に変化させるためのヒータ制御プログラム、信号V1〜V5からガスを検出するためのガス検出プログラム、入力ポートI1〜I3と出力ポートO1〜O4を制御するための入出力プログラムを備えている。
【0016】
RAM58には、ガス調整モードにあることのフラグや、センサ信号V5から求めたセンサ抵抗RS、信号V1〜V4、信号V1〜V4から算出した高濃度の検出いき値SH,低濃度の検出いき値SL、ポートI1〜I3,O1〜O4を制御するための変数等を記憶させる。信号V1〜V5のAD変換は、入力ポートI1〜I2を介して行い、例えば低温域の終了直前に入力ポートI1からセンサ信号V5を読み込んでADコンバータ54でAD変換する。AD変換したセンサ信号V5はセンサ抵抗RSに換算し、RAM58に記憶する。信号V1〜V4の読み込みでは、出力ポートO2を利用し、出力ポートO2の各ポートを1ポートずつ順にアースし、入力ポートI2から信号V1〜V4を読み込み、ADコンバータ54でAD変換する。
【0017】
60は基板検査モードを起動するためのコネクタスイッチで、可変抵抗40の出力信号が例えば4.5V以上で基板検査モードとすると、コネクタスイッチ60は不要になる。なお実施例ではコネクタスイッチ60からの基板検査モードの信号は可変抵抗40からのガス調整モードの信号に優先する。62,64はLEDで、62は電源表示用の緑のLED、64は低濃度のCOが発生していることを示すための赤のLEDである。また66は圧電ブザーで、高濃度のCOが発生した際に駆動される。
【0018】
図2に実施例の動作を示す。商用電源2をガス検出装置に接続すると、可変抵抗40の出力信号V1を読み込み、V1が定数C1よりも大きい場合にはノーマルモードに移行し、C1以下の場合にはガス調整モードに移行する。ノーマルモードは通常のCO検出用のモードで、例えば5〜60秒程度の間、トランジスタ26のオンのデューテイ比を増して、金属酸化物半導体24の温度を高め、ヒートクリーニングする。ヒートクリーニングが終了すると、トランジスタ26のデューテイ比を低下させ、例えば5〜90秒程度の間、金属酸化物半導体24を低温域に保持する。例えば低温域で信号V1〜V4をAD変換し、これらの信号を組み合わせて、高濃度側のCOの検出いき値SHと低濃度側のCOの検出いき値SLとを算出する。ここでは信号V1〜V4を別個に入力し、演算によりいき値SH,SLを算出したが、いき値SH,SLの算出手法は任意である。例えば低温域の終了直前に、センサ信号V5を読み込みAD変換して、センサ抵抗RSに換算する。換算したRSと高濃度のCOに対するいき値SHとを比較し、RSがSH未満の場合、即ちCO濃度が400ppm以上の場合、ブザー66とLED64をオンさせる。またセンサ抵抗RSが低温側のいき値SLよりも小さい場合、即ちCO濃度が100ppm以下の場合、赤のLED64をオンさせる。ヒートクリーニングからガスの検出までの周期は繰り返して行い、常時CO濃度を監視する。CO警報機の回路は多数知られており、設定の部分を除いて任意である。
【0019】
可変抵抗40の出力信号V1が定数C1以下の場合、ガス調整モードにマイクロコンピュータ50が移行する。この場合まず、RAM58にガス調整モードにあることのフラグをセットし、実施例ではフラグを消去するための条件を設けていないので、電源がオフされるまでガス調整モードが維持される。しかしながら例えば、ガス調整が30分以内に終了することが明らかな場合、フラグセット後に30分経過すると、ガス調整モードからノーマルモードに移行するようにしてもよい。
【0020】
ガス調整モードでもヒートクリーニングを行い、その後金属酸化物半導体24の温度を低下させ、低温域の終了時直前にセンサ抵抗RSを読み込む。ガス検出装置をガス調整モードにおくと、電源を接続したまま設定槽に収容し、所定濃度のCOを注入する。そして例えば電源投入後3周期の最後でのセンサ信号V5を読み込み、センサ抵抗RSを算出する。何周期目のセンサ信号V5を読み込むかは、設定の約束事であり、任意に定めれば良い。読み込んだセンサ抵抗RSをRAM58に記憶し、検出装置を設定槽から取り出す。次いで信号V1〜V4を読み込み、ノーマルモードと同様にしていき値SH,SLを算出する。算出したいき値SHを記憶したセンサ抵抗RSと比較し、比較結果に応じてLED62,64を3種類に駆動する。例えば正しく設定されている場合、LED62,64を点滅させ、SHの値が高すぎる場合LED62,64をオフさせ、低すぎる場合にはオンさせる。図2でのCは設定時の許容幅を示す定数である。ここではオフと点滅とオンの3種類の表示を2つのLED62,64で行ったが、信号V1が低すぎる場合,正しい場合,高すぎる場合の3種類の表示をすればよく、例えば信号V1が低すぎる場合、LED62,64を共にオフし、正しい場合にLED62のみをオンし、高すぎる場合LED64のみをオンさせるようにしても良い。
【0021】
信号V1〜V4の読み込みと、LED62,64による表示は繰り返して行い、可変抵抗40を操作して、いき値SHが正しい値になるまで、このサイクルを繰り返す。従って可変抵抗40が正しい値に設定されると、LED62,64は共に点滅するようになり、このようになれば設定作業を完了する。またいき値SHが正しく設定されれば、自動的にいき値SLも正しく設定される。設定後に可変抵抗40に外部から接着剤等を塗布し、値が動かないように固定する。
【0022】
このようにすればガス調整モードを指定するためのディップスイッチやコネクタあるいはジャンパー線等が不要になり、部品コストが減少する。また可変抵抗40は最初に短絡した状態でセットし、マイクロコンピュータ50はガス調整モードで起動され、設定が終了すると可変抵抗40の値がガス調整モードの指定範囲から外れる。このためジャンパー線を付け外しし、あるいはディップスイッチやコネクタ等の状態を変えて、ガス調整モードやノーマルモードを指定する必要もない。
【0023】
図3,図4に第2の実施例を示す。70は新たな金属酸化物半導体ガスセンサで、CO検出用の金属酸化物半導体24とメタン検出用の金属酸化物半導体72を並列に配置し、共通のヒータ22で加熱する。ここでガスセンサ70の基板形状を工夫し、メタン用の金属酸化物半導体72をヒータ22に近い側に配置し、CO用の金属酸化物半導体24よりも高い温度に加熱するようにする。そしてヒータ22をトランジスタ26でオンオフさせ、ガスセンサ70の温度を高温域と低温域に交互に変化させ、メタンとCOとを検出する。即ち高温域の終了時直前の金属酸化物半導体72の抵抗値(負荷抵抗73への出力信号V6)からメタンを検出し、低温域の終了時直前の金属酸化物半導体24の抵抗値RS(負荷抵抗28への出力信号V5)からCOを検出する。これに伴って設定用の可変抵抗は、CO用の可変抵抗40とメタン用の可変抵抗78の2つに増加し、検出いき値を定めるための抵抗も、CO用の抵抗36,38の他に、高濃度のメタン用の抵抗74と低濃度のメタン用の抵抗76の2つを追加する。この結果検出条件を定めるための入力信号はV1〜V4と、V7〜V9の7種類となる。
【0024】
80は新たなマイクコンピュータで、メタンとCOの双方を検出することに対応してガス検出プログラムを変更し、またこれらに応じてポートを変更した点以外は、図1のマイクロコンピュータ50と類似である。
【0025】
図4に、図3の実施例の動作を示す。ノーマルモードでは、CO用の検出いき値SHCO,SLCOを用い、CO中での金属酸化物半導体24の抵抗値RSCOと比較して、400ppm以上のCOと100ppm以上のCOとを検出する。またメタン用の検出いき値SHCH4とSLCH4を用いて、メタン中での金属酸化物半導体72の抵抗値RSCH4とを比較し、高濃度のメタンと低濃度のメタンとを検出する。これ以外の点は図2のプログラムと類似である。
【0026】
マイクロコンピュータ80に電源を投入すると、信号V1あるいはV7のいずれかが所定値よりも低い場合にガス調整モードに移行する。ここでは信号V1,V7のいずれかが所定値よりも低ければガス調整モードに移行するようにしたが、オアではなくアンドでガス調整モードに移行させても良い。低温域では金属酸化物半導体24はほとんどメタン感度を示さず、高温域では金属酸化物半導体72はほとんどCO感度を示さないものとする。そこで警報機をメタン5000ppmとCO400ppmの混合ガスを充した設定槽にセットし、電源投入から例えば3周期目のセンサ信号V5,V6を読み込む。読み込んだセンサ信号V5とV6とからCOに対する抵抗値RSCO及びメタンに対する抵抗値RSCH4を算出し、警報機を設定槽から取り出す。次いで信号V1〜V4とV7〜V9を読み込み、定数SHCO,SLCO,SHCH4,SLCH4を算出する。COに対する設定には緑のLED62を割り当て、例えばSHCOとRSCOとを比較し、これらがほぼ等しい場合に緑のLED62をオンオフさせ,SHCOが低すぎる場合にオンさせ、高すぎる場合にオフさせる。同様にメタンの設定には赤のLED64を割り当て、SHCH4とRSCH4とがほぼ等しい場合に赤のLED64をオンオフさせ、SHCH4が低すぎる場合にオンさせ、高すぎる場合にオフさせる。V1〜V4,V7〜V9の読み込みからLED62,64の駆動前のサイクルはガス調整モードが終了するまで繰り返し、2つのLED62,64が共にオンオフするようになれば設定が終了する。
【0027】
図1〜図4の実施例では金属酸化物半導体ガスセンサを用いたが、ガスセンサの種類は任意である。接触燃焼式ガスセンサを用いた例を図5に示す。図において94は接触燃焼式ガスセンサの検知片、96は補償片で、98は抵抗、100は設定用の可変抵抗である。90は新たなマイクロコンピュータで、検知片94〜可変抵抗100からなるブリッジの出力電圧からガスを検出する。92は分圧回路で、5Vの定電圧IC12の出力電圧を検知片94と補償片96の駆動に適した、例えば1.5V程度の電圧に分圧する。これ以外の点は図1の実施例と同様で、例えば可変抵抗100の出力電圧V1が0.3V以下の場合にガス調整モードを起動し、設定槽中でセンサの出力信号V5を読み込み、警報機を設定槽から取り出した後に、記憶したV5と出力信号V1とが一致する場合にLED62,64をオンオフさせ、V1が低い場合LED62,64をオフし、高すぎる場合オンさせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のガス検出装置の要部回路図
【図2】実施例のガス検出装置の動作を示すフローチャート
【図3】変形例のガス検出装置の要部回路図
【図4】変形例のガス検出装置の動作を示すフローチャート
【図5】他の変形例のガス検出装置の要部回路図
【符号の説明】
2 商用電源
4 トランス
6 ダイオード
8,10 電解コンデンサ
12 定電圧IC
20,70 金属酸化物半導体ガスセンサ
22 ヒータ
24,72 金属酸化物半導体
26 トランジスタ
28,73 負荷抵抗
32−38,74,76 抵抗
40,78,100 可変抵抗
42 サーミスタ
50,80,90 マイクロコンピュータ
52 バス
54 ADコンバータ
56 ROM
58 RAM
60 コネクタスイッチ
62,64 LED
66 圧電ブザー
92 分圧回路
94 検知片
96 補償片
98 抵抗
CPU 中央処理装置
I1〜I4 入力ポート
O1〜O5 出力ポート

Claims (2)

  1. ガスセンサ及び該ガスセンサと並列に配置したガス検出濃度の設定用の可変抵抗を含むガスセンサ回路と、前記ガスセンサの出力信号並びに前記可変抵抗からの出力信号をAD変換し、AD変換後のガスセンサの出力信号と前記可変抵抗の出力信号とを比較してガスを検出するためのマイクロコンピュータと、前記マイクロコンピュータがガスを検出した際に駆動されるLEDとを設けたガス検出装置において、
    前記マイクロコンピュータには、AD変換した前記可変抵抗の出力信号が、ガス検出装置の設定用の信号としてあり得ない範囲内にあることを検出して、ガス調整モードのフラグをセットして記憶するための手段と、該フラグのセット後に、所定のタイミングで、設定用の所定濃度のガス中での前記ガスセンサの出力信号をAD変換させて記憶するための手段と、所定の濃度でガスを検出するように、該フラグのセット後に繰り返し前記可変抵抗の出力信号をAD変換させ、AD変換した可変抵抗の出力信号と記憶したガスセンサの出力信号とを比較し、その比較結果に応じて前記LEDを異なる動作条件で駆動するための手段とを設けたことを特徴とする、ガス検出装置。
  2. ガスセンサ及び該ガスセンサと並列に配置したガス検出濃度の設定用の可変抵抗を含むガスセンサ回路と、前記ガスセンサの出力信号並びに前記可変抵抗からの出力信号をAD変換し、AD変換後のガスセンサの出力信号と前記可変抵抗の出力信号とを比較してガスを検出するためのマイクロコンピュータと、前記マイクロコンピュータがガスを検出した際に駆動されるLEDとを設けたガス検出装置の設定方法において、
    前記可変抵抗の出力信号をAD変換し、
    AD変換した可変抵抗の出力信号が、ガス検出装置の設定用の信号としてあり得ない範囲内にある場合に、ガス調整モードのフラグをマイクロコンピュータにセットして記憶し、
    該フラグをセットすると、
    所定のタイミングで、設定用の所定濃度のガス中での前記ガスセンサの出力信号をAD変換して記憶し、
    かつ所定の濃度でガスを検出するように、前記可変抵抗の出力信号をAD変換して、AD変換した可変抵抗の出力信号を記憶したガスセンサの出力信号と比較し、比較結果に基づいて前記LEDを駆動して比較結果を表示し、表示結果に応じて前記可変抵抗の値を調整することからなるループを、設定が完了するまで繰り返すことを特徴とする、ガス検出装置の設定方法。
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