JP3546767B2 - データ配信システム及びプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は衛星通信を利用した同報通信によりデータを配信するデータ配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
遠隔地に散在する端末、コンピュータ等をそれぞれ配信先システムとして、一箇所の配信元システムから衛星通信によりデータを配信する場合、衛星通信の効率的な使用を目的として、一般に同報通信によりデータを配信している。また、コスト的な問題により配信先システムは衛星通信の送信設備を持っていないことが多いため、配信先システムから配信元システムへの応答通信には地上回線を利用している。このようなデータ配信システムの例が特開平10−336089号公報(以下、文献1と称す)に記載されている。
【0003】
文献1に記載のデータ配信システムでは、配信元システムから複数の配信先システムに対して衛星通信によりデータを同報通信し、各配信先システムでは、正常に受信できなかった場合、地上回線を介して配信元システムに再送を依頼する。配信元システムは、再送依頼のあった全配信先システムを対象に、衛星通信によりデータを最初から全て同報通信する。
【0004】
他方、特許第2525669号公報(以下、文献2と称す)には、配信元システムが配信データをブロックに分割して1ブロックずつ複数の配信先システムに同報通信し、全ブロックの同報通信が終了した時点で、各配信先システム毎に、確認応答要求電文を送出し、これを受けた配信先システムは受信漏れがあったか否か、ある場合にはそのブロック番号を指定した再送要求を含む確認応答電文を配信元システムに返却し、配信元システムは再送要求のあったブロックのみをその配信先システムに送信するデータ配信システムが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
文献1に記載の従来技術では、データの一部分だけ受信できなかった配信先システムに対しても全データの再送を行うため、配信対象データのサイズが大きい場合、再送に時間がかかり、衛星通信の効率的な使用が困難になる。他方、文献2に記載の従来技術ではブロック単位で再送するため、再送を要求する配信先システム単位で見ればデータの無駄な再送はない。しかし、データの再送を各配信先システム個別に実施しているため、同じブロックの再送を要求する配信先システムが複数存在する場合、同じブロックを時を異にして再送する必要があり、システム全体で見れば無駄なデータの再送を行っていることになる。
【0006】
このように従来においては、再送データを同報通信する場合には全データの一括送信を採用し、再送データをブロック単位で送信する場合には個別送信を採用していた。その為、無駄なデータの再送が発生するという問題が生じていた。
【0007】
そこで本発明の目的は、再送データをブロック単位で同報通信することにより効率的なデータ配信を可能とすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するために、配信対象データを複数のブロックに分割して1ブロックずつブロック番号を付加して衛星通信によって複数の配信先システムに同報通信で配信するデータ配信システムであって、配信先システムから地上回線網を経由して送信される受信済最大ブロック番号を含む応答を受信して各配信先システム毎の配信状況を配信元システムで管理し、データ再送が必要となったときには、前記各配信先システム毎の配信状況から再送が必要な最小のブロック番号を決定し、該決定したブロック番号以降のブロックを1ブロックずつブロック番号を付加して衛星通信によって複数の配信先システムに同報通信で配信する。
【0009】
より具体的には、配信元システムから衛星通信を使用した同報通信により複数の配信先システムにデータを配信するデータ配信システムにおいて、配信元システムは、配信対象データを所定サイズで分割したときに生成される複数のブロックのうち、指定されたブロック番号のブロックにその番号を付加して衛星通信により複数のデータ配信先システムに同報通信する衛星通信送信手段と、地上回線網を経由して各データ配信先システムから送られてくる受信済最大ブロック番号を含む応答に基づいて、各データ配信先システム毎の配信状況を管理する配信状況管理手段と、配信対象データを構成する先頭のブロックから順に1ブロックずつその番号を前記衛星通信送信手段に指定することにより配信対象データをブロック単位で配信する制御を開始し、前記配信状況管理手段で管理されている各データ配信先システム毎の配信状況に基づいて再送の要否を判断し、再送が必要となった場合には前記衛星通信送信手段に指定するブロック番号を、再送が必要な最小のブロック番号まで後退させて、以後そのブロックから順に1ブロックずつその番号を前記衛星通信送信手段に指定することにより配信対象データをブロック単位で配信する制御を続行する制御手段とを備え、各配信先システムは、衛星通信により同報通信されたブロックを受信し、そのブロックに付加されたブロック番号が自システムで受信済の最大ブロック番号の次の番号であれば当該ブロックを記憶装置に記憶して受信済最大ブロック番号を更新する衛星通信受信手段と、ブロック番号の連続するブロックを所定個数受信する毎、および、受信ブロック抜けが検出される毎に、受信済最大ブロック番号を含む応答を地上回線網を経由して配信元システムに送信する通信制御手段とを備え、配信元システムの配信状況管理手段は、各データ配信先システム毎の配信状況として、受信済最大ブロック番号に加えて、送信成功ブロック数および送信失敗ブロック数を管理し、配信元システムの制御手段は、再送が必要となった場合に、各データ配信先システムの送信成功ブロック数および送信失敗ブロック数から判明する転送失敗率と未送信ブロック数とから以後送信に必要なブロック数を予測し、該予測したブロック数の総ブロック数に対する割合が所定値を越えたときは、受信済最大ブロック番号の最も小さい配信先システムをブロックの再送信の対象から除外することを特徴とする。
【0010】
このように本発明のデータ配信システムにあっては、各配信先システム毎の受信済最大ブロック番号を含む配信状況を配信元システムで管理しているため、データ再送が必要となったときに、最低どのブロック番号から再送すれば良いかを判断でき、配信対象データを全て再送している文献1記載の従来技術のような無駄な再送を防止することができる。また、データの再送が必要になったとき、再送が必要な最小のブロック番号以降のブロックを1ブロックずつ順番にブロック番号を付加して衛星通信によって複数の配信先システムに同報通信で配信するため、各配信先システム個別にブロックの再送を行っている文献2記載の従来技術のような無駄な再送を防止することができる。
【0012】
配信元システムが同報通信したブロックに関して各配信先システムから受信済最大ブロック番号を含む応答が返るまでに或る程度の時間がかかるため、全てのブロックを中断なく送信し続けると、何れかの配信先システムで受信ブロック抜けが生じた場合の後戻り量が多くなる。そこで好ましくは、配信元システムの制御手段は、前回送信したブロックのブロック番号と最大受信済ブロック番号の最小値との差が所定値を越えた場合、衛星通信送信手段による以降のブロック送信を一時停止し、前記差が所定値以下となった時点でブロック送信を再開する。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態の例について図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
図1を参照すると、本発明の一実施の形態にかかるデータ配信システムは、データの配信を行う配信元システム1と、この配信元システム1から配信されたデータを受け取る複数の配信先システム2−1〜2−Nと、配信元システム1から配信先システム2−1〜2−Nへのデータの送信に利用される通信衛星3と、その逆に配信先システム2−1〜2−Nから配信元システム1への応答の送信に利用される地上回線網4とから構成されている。
【0016】
配信元システム1は、システム管理者が操作する図示しない入出力装置と配信元システム1との間の入出力を司る入出力手段11と、配信対象ファイルを保持する記憶装置12と、通信衛星3経由で配信元システム2−1〜2−Nに同報通信で配信対象ファイルを送信する衛星通信送信手段13と、各配信先システム2−1〜2−Nから地上回線網4経由で送られてくる各種の応答を受信する地上通信受信手段14と、各配信先システム毎の配信状況を管理する配信状況管理手段15と、配信元システム1の主たる制御を司る通信制御手段16および再送制御手段17とを含んでいる。
【0017】
また、各配信先システム2−1〜2−Nは、配信元システム1から通信衛星3経由で配信される配信対象ファイルを受信する衛星通信受信手段21と、受信した配信対象ファイルを記憶する記憶装置23と、地上回線網4経由で各種の応答を配信元システム1に送信する地上通信送信手段22と、自システムの主たる制御を司る通信制御手段24とを含んでいる。
【0018】
以下、配信元システム1および配信先システム2−1〜2−N内の各部の機能を、全体の動作とともに詳細に説明する。
【0019】
(1)配信元システム1の配信処理
図2は配信元システム1における配信処理の流れを示すフローチャートである。配信元システム1の管理者等が、配信先システム2−1〜2−Nの任意のシステムにファイルを配信したい場合、図示しない外部記憶装置に格納された配信対象ファイルの名前(例えばABCとする)を指定してその格納を図示しないキーボード等の入力装置から入出力手段11に入力すると、入出力手段11は、指定されたファイル名(ABC)の配信対象ファイルを外部記憶装置から読み込んで、記憶装置12に記憶する(ステップ1)。次に管理者が、配信対象ファイルを配信する先を入力装置から入力して配信を指示すると、入出力手段11は、配信要求を作成し、通信制御手段16に入力する(ステップS2)。配信要求では、配信先と配信対象ファイル名とが指定される。ここで、配信先としては、例えば各配信先システム2−1〜2−Nに一意に割り振られている識別子を用いることができる。また、配信先は複数指定することが可能である。ここでは、配信先システム2−1〜2−Nの識別子をM1〜MNとし、M1、M2、M3の3つが指定されたものとする。
【0020】
通信制御手段16は、入出力手段11から配信先(M1、M2、M3)とファイル名(ABC)とを指定した配信要求を受けると、記憶装置12中の配信対象ファイルにアクセスして、そのファイルサイズを取得し、このファイルサイズを予めシステムで定められたブロックサイズLで除算することにより、配信対象ファイルが幾つのブロックに分割されるか、つまり総ブロック数を計算する(ステップS3)。ここでは、総ブロック数をXとする。その後、配信元システム1において各種の管理情報の初期生成処理が以下のように実施される(ステップS4)。
【0021】
まず、通信制御手段16は、ファイル名(ABC)に対応して配信先M1、M2、M3の情報を保持する。次に、通信制御手段16は、再送制御手段17に対して、配信先(M1、M2、M3)、ファイル名(ABC)、総ブロック数Xを指定した送信開始通知を出す。再送制御手段17は、この送信開始通知を受けると、図3に示すような、ファイル名(ABC)、総ブロック数X、前回送信ブロック番号0とした送信管理情報171を生成し、かつ、配信状況管理手段15に対し、配信先、ファイル名(ABC)、ブロック番号0を指定した送信状況通知を全配信先M1、M2、M3について行う。つまり、配信先(M1)、ファイル名(ABC)、ブロック番号0を指定した配信先M1用の送信状況通知、配信先(M2)、ファイル名(ABC)、ブロック番号0を指定した配信先M2用の送信状況通知、配信先(M3)、ファイル名(ABC)、ブロック番号0を指定した配信先M3用の送信状況通知を、順番に配信状況管理手段15に送出する。
【0022】
配信状況管理手段15は、ブロック番号が0に設定された送信状況通知を1つ受け取るごとに、その配信先用の配信状況管理情報を1つ生成する。生成する配信状況管理情報は、配信先、ファイル名、配信状況、配信先状態、送信成功ブロック数、送信失敗ブロック数の各項目を有する。従って、配信先M1、M2、M3用の3つの送信状況通知を受けた今の例では、図3に示す3つの配信状況管理情報151、152、153が生成される。
【0023】
ここで、配信状況は、当該配信先で当該配信対象ファイルの何番目のブロックまで受信確認がとれているかを示すブロック番号が設定される項目であり、初期生成時には図3に示すようにブロック番号0が設定される。また、配信先状態は、「送信中」、「NG」、「NG確定」、「終了」の内の何れかの状態が設定される項目であり、当該配信先へ当該ファイルの送信が開始される初期状態においては「送信中」が設定され、その後、支障なくファイルの配信が完了すると「終了」が設定される。また、ファイル送信中に何らかの原因でうまく送信されなくなった場合は「NG」が設定され、当該配信先への当該ファイルの配信を断念した場合は「NG確定」が設定される。更に、送信成功ブロック数および送信失敗ブロック数は、当該配信先への当該ファイルの送信に際して送信に成功したブロックの総数および送信に失敗したブロックの総数を設定する項目であり、初期状態ではそれぞれ0が設定される。
【0024】
以上のような管理情報171、151〜153の初期生成を終えると、配信元システム1は、図2のステップS5以降の処理を実行する。
【0025】
まず、通信制御手段16は、再送制御手段17に対して、ファイル名(ABC)を指定してブロック番号の問い合わせを行う(ステップS5)。
【0026】
再送制御手段17は、ブロック番号の問い合わせがあると、配信状況管理手段15で管理されている各配信先システム毎の配信状況管理情報151〜153の内容と自身が保持している送信管理情報171とに基づいて、問い合わせ回答を決定し、通信制御手段16にブロック番号問い合わせ回答を返す(ステップS6)。再送制御手段17からの回答には、次に送信すべきブロック番号を指定した問い合わせ回答と、送信終了処理を行わせるために回答を「最終データ」とした問い合わせ回答と、送信を一時停止することを指示した問い合わせ回答と、処理を終了することを指示する問い合わせ回答との4種類がある。問い合わせ回答には、ブロック番号の項目があり、次に送信すべきブロック番号を指定する問い合わせ回答ではブロック番号の項目にブロック番号そのものが設定される。最終データ、送信の一時停止、処理終了を指定する問い合わせ回答では、ブロック番号の項目に「最終データ」、「一時停止」、「終了」が設定される。
【0027】
再送制御手段17が実行する問い合わせ回答決定処理の詳細は後述するが、配信先システムにおける受信ブロック抜け等の受信障害が一切なく理想的な状況の下では、通信制御手段16からブロック番号問い合わせがある毎に、ブロック番号1を指定した問い合わせ回答、ブロック番号2を指定した問い合わせ回答、…、ブロック番号Xを指定した問い合わせ回答というように、1から始まるブロック番号を総ブロック数Xまで順に回答する処理となり、次に最終データの問い合わせ回答、最後に処理終了の問い合わせ回答となる。但し、配信先システムからの応答遅れがあると、一時停止の回答が出される場合があり、また、受信ブロック抜け等の受信障害が配信先システムで発生していたためにデータの再送が必要となった場合には、指定するブロック番号がデータ再送の必要な過去の番号まで巻き戻される。
【0028】
再送制御手段17からブロック番号問い合わせ回答を得た通信制御手段16は、その回答内容に応じて以下のような制御を実行する。
【0029】
次に送信すべきブロック番号を指定した問い合わせ回答を受けたときは(ステップS7でYES)、衛星通信送信手段13に対して、配信先(M1、M2、M3)、ファイル名(ABC)、ブロック番号Pを指定した送信指示を出す(ステップS9)。ここで、送信指示で指定するブロック番号Pは、問い合わせ回答で再送制御手段17から指定されたブロック番号である。
【0030】
衛星通信送信手段13は、通信制御手段16から上記の送信指示を受けると、記憶装置12をアクセスして、ファイル名(ABC)の配信対象ファイルを先頭から順にブロックサイズ分読み取って、ブロック番号Pに該当するブロックを読み出す。そして、この読み出したブロックのデータに、配信元(M0)と、送信指示で指定された配信先(M1、M2、M3)、ファイル名(ABC)、ブロック番号Pを付加した送信データを作成し、通信衛星3を経由して配信先システム2−1〜2−Nに同報送信する。ここで、送信データ中の配信元の項目の値M0は、配信元システム1を一意に識別する識別子を用いることができる。
【0031】
また、一時停止を指定した問い合わせ回答を受けたときは(ステップS8でYES)、通信制御手段16はシステムで予め定められた所定時間だけ待ち合わせを行い(ステップS10)、その後にステップS5に戻り、再送制御手段17に対して再びブロック番号の問い合わせを行う。
【0032】
また、最終データを指定した問い合わせ回答を受けたときは(ステップS11でYES)、通信制御手段16は、衛星通信送信手段13に対して、配信先(M1、M2、M3)、ファイル名(ABC)、総ブロック数Xを指定した送信終了指示を出す(ステップS12)。衛星通信送信手段13は、この送信終了指示を受けると、送信終了指示で指定された配信先(M1、M2、M3)、ファイル名(ABC)、総ブロック数Xに、配信元(M0)、ブロック番号(“送信終了”)を付加した送信データを作成し、通信衛星3を経由して配信先システム2−1〜2−Nに同報送信する。
【0033】
また、処理終了の問い合わせ回答を受けたときは(ステップS11でNO)、通信制御手段16は当該ファイルに関する配信制御の処理を終了する。
【0034】
(2)各配信先システムでのデータ受信、応答処理
図4は各配信先システムでのデータ受信、応答処理の流れを示すフローチャートである。衛星通信受信手段21は、配信元システム1から通信衛星3経由で同報通信されたデータを受信すると、受信データに含まれる配信先(M1、M2、M3)を抽出し(ステップS21)、その配信先の中に自システムが含まれるか否かを判別する(ステップS22)。自システムが配信先に含まれない場合、受信データを廃棄して処理を終える。
【0035】
配信先に自システムが含まれる場合、衛星通信受信手段21は、受信データから配信元(M0)、ファイル名(ABC)を抽出し、同じ配信元、ファイル名を持つ受信管理情報が既に存在するかを判別し(ステップS23)、未だ存在しておらず(ステップS23でNO)、かつ、受信データにブロック番号1が指定されていれば(ステップS24でYES)、当該ファイルの1番目のブロックを自システムが初めて受信したと判断し、受信管理情報を初期生成する(ステップS25)。この初期生成では、図5に示すような、配信元、ファイル名、前回受信ブロック番号を各項目として持つ受信管理情報211を生成し、配信元にM0、ファイル名にABC、前回受信ブロック番号に0をそれぞれ設定する。次に、衛星通信受信手段21は、受信データ中のブロックデータを、ファイル名ABCの1番目のブロックデータとして記憶装置23に記憶し(ステップS26)、受信管理情報211の前回受信ブロック番号に今回受信したブロック番号を設定して「1」とする(ステップS27)。その後、当該配信先システムにおいて配信元システム1への受信応答処理が行われる(ステップS28)。
【0036】
また、該当する受信管理情報が存在していないにもかかわらず(ステップS23でNO)、受信データに1以外のブロック番号が指定されているときは(ステップS24でNO)、自システムが受信ブロック抜けの受信障害を起こしていたと判断する。このときは、当該配信先システムにおいて配信元システム1への受信NG応答処理が行われる(ステップS32)。
【0037】
また、該当する受信管理情報が存在していて(ステップS23でYES)、受信データ中のブロック番号の値が「送信終了」を示す値以外、つまりブロック番号そのもののとき(ステップS29でNO)、そのブロック番号(Pとする)が受信管理情報211の前回受信ブロック番号の次の番号に一致するか否かを判別する(ステップS30)。一致する場合は、連続するブロックを順に受信していると判断し、受信データ中のブロックデータを、ファイル名ABCのP番目のブロックデータとして記憶装置23に記憶し(ステップS26)、受信管理情報211の前回受信ブロック番号に今回受信したブロック番号Pを設定する(ステップS27)。その後、当該配信先システムにおいて配信元システム1への受信応答処理が行われる(ステップS28)。
【0038】
他方、ブロック番号Pが受信管理情報211の前回受信ブロック番号の次の番号と一致しない場合(ステップS30でNO)、ブロック番号Pが前回受信ブロック番号の次の番号より大きいか否かを判別する(ステップS31)。ブロック番号Pが前回受信ブロック番号の次の番号より大きくない場合(ステップS31でNO)、今回の受信データは他の配信先システムへの再送のために同報通信されたものであると判断し、受信データを廃棄して処理を終える。しかし、ブロック番号Pが前回受信ブロック番号の次の番号より大きいときは(ステップS31でYES)、自システムが受信ブロック抜けの受信障害を起こしていたと判断する。このときは、当該配信先システムにおいて配信元システム1への受信NG応答処理が行われる(ステップS32)。
【0039】
また、該当する受信管理情報が存在していて(ステップS23でYES)、受信データ中のブロック番号の値が「送信終了」を示す値のとき(ステップS29でYES)、受信データに含まれる総ブロック番号(X)が受信管理情報211の前回受信ブロック番号と一致するか否かを判別する(ステップS33)。一致しない場合は(ステップS33でNO)、自システムが受信ブロック抜けの受信障害を起こしていたと判断する。このときは、当該配信先システムにおいて配信元システム1への受信NG応答処理が行われる(ステップS32)。他方、一致する場合は(ステップS33でYES)、当該配信先システムにおいて配信元システム1への受信終了応答処理が行われる(ステップS34)。
【0040】
ステップS28の受信応答処理では、次のような処理が実行される。まず、衛星通信受信手段21は、受信データ中に含まれる配信元(M0)、ファイル名(ABC)、ブロック番号(P)を指定した受信通知を通信制御手段24に出す。通信制御手段24は、ブロック番号が1の受信通知を受けたときは、受信通知で指定された配信元(M0)、ファイル名(ABC)、受信通知回数1を各項目として持つ図5に示すような受信通知管理情報241を生成し、ブロック番号が1以外の受信通知を受けたときは、受信通知で指定された配信元(M0)、ファイル名(ABC)を持つ受信通知管理情報241における受信通知回数を+1する。そして、受信通知回数がシステムで予め定められた値(Dとする)に達していなければ処理を終える。反対に値Dに達していたら、今回の受信通知で指定された配信元(M0)、ファイル名(ABC)、ブロック番号(P)を含む受信応答通知を地上通信送信手段22に送り、受信通知管理情報241の受信通知回数を0に初期化する。地上通信送信手段22は、受信応答通知で指定された配信先(M0)を相手先として、地上回線網4経由で、受信応答を送信する。この受信応答には、応答元、ファイル名、ブロック番号の各項目が含まれ、応答元には自システムの識別子が、ファイル名、ブロック番号には受信応答指示で指定されたファイル名(ABC)、ブロック番号(P)がそれぞれ設定される。ここで、前記Dは、衛星回線の通信速度と地上系回線の通信速度との差などに基づいて、事前に調整されている。
【0041】
ステップS32の受信NG応答処理では、次のような処理が実行される。まず、衛星通信受信手段21は、受信データに含まれる配信元(M0)、ファイル名(ABC)、及びそれらに一致する配信元およびファイル名を持つ受信管理情報211中の前回受信ブロック番号を指定した受信データ抜け通知を通信制御手段24に出す。通信制御手段24は、受信データ抜け通知を受けると、この通知で指定された配信元(M0)、ファイル名(ABC)、前回受信ブロック番号を、それぞれ配信元、ファイル名、ブロック番号として指定した受信NG応答指示を地上通信送信手段22に出す。地上通信送信手段22は、受信NG応答指示を受けると、その指示で指定された配信先(M0)を相手先として、地上回線網4経由で、受信NG応答を送信する。この受信NG応答には、応答元、ファイル名、ブロック番号の各項目が含まれ、応答元には自システムの識別子が、ファイル名、ブロック番号には受信NG応答指示で指定されたファイル名(ABC)、ブロック番号(前回受信ブロック番号)がそれぞれ設定される。
【0042】
ステップS34の受信終了応答処理では、次のような処理が実行される。まず、衛星通信受信手段21は、受信データに含まれる配信元(M0)、ファイル名(ABC)、総ブロック数(X)を指定した終了通知を通信制御手段24に出し、当該配信元(M0)とファイル名(ABC)を持つ受信管理情報211を廃棄する。通信制御手段24は、終了通知を受けると、この通知で指定された配信元(M0)、ファイル名(ABC)、総ブロック数(X)を、それぞれ配信元、ファイル名、ブロック番号として指定した受信終了応答指示を地上通信送信手段22に出し、配信元(M0)とファイル名(ABC)を持つ受信通知管理情報241を廃棄する。地上通信送信手段22は、受信終了応答指示を受けると、その指示で指定された配信先(M0)を相手先として、地上回線網4経由で、受信終了応答を送信する。この受信終了応答には、応答元、ファイル名、ブロック番号の各項目が含まれ、応答元には自システムの識別子が、ファイル名、ブロック番号には受信終了応答指示で指定されたファイル名(ABC)、ブロック番号(総ブロック数X)がそれぞれ設定される。
【0043】
このように各配信先システム2−1〜2−Nから配信元システム1へは、ブロックを正常に受信している場合にはD個のブロックを受信する毎に、どのブロック番号まで受信したかを示す受信応答が送られ、受信データ抜けがあったときはその時点で直ちに、どのブロック番号まで受信したかを示す受信NG応答が送られる。また、送信終了を示すデータを受信した場合は、自システムが全ブロックを受信完了していればその旨を示す受信終了応答が送られ、若し受信データが抜けていれば、どのブロック番号まで受信したかを示す受信NG応答が送られる。
【0044】
(3)配信先システムから受けた応答の配信元システムでの処理
図6は配信先システム2−1〜2−Nから地上回線網4経由で応答を受けた際の配信元システム1の処理の流れを示すフローチャートである。地上通信受信手段14は、地上回線網4経由で何れかの配信先システムから何らかの応答を受信すると、その内容を通信制御手段16に通知する(ステップS41)。具体的には、受信応答を受信した場合にはその応答に含まれる応答元、ファイル名、ブロック番号を含む応答受信通知を出し、受信NG応答を受信した場合にはその応答に含まれる応答元、ファイル名、ブロック番号を含むNG応答受信通知を出し、受信終了応答を受信した場合にはその応答に含まれる応答元、ファイル名、ブロック番号を含む終了応答受信通知を出す。
【0045】
通信制御手段16は、地上通信受信手段14から上記の通知を受けると、その内容を再送制御手段17へ通知する(ステップS42)。具体的には、応答受信通知を受けた場合にはその応答に含まれる応答元、ファイル名、ブロック番号を、配信先、ファイル名、ブロック番号として含む送信状況通知を出し、NG応答受信通知を受けた場合にはその応答に含まれる応答元、ファイル名、ブロック番号を、配信先、ファイル名、ブロック番号として含む送信状況NG通知を出し、終了応答受信通知を受けた場合にはその応答に含まれる応答元、ファイル名、ブロック番号(総ブロック数)を、配信先、ファイル名、ブロック番号(総ブロック数)として含む送信終了通知を出す。
【0046】
再送制御手段17は、通信制御手段16から上記の通知を受けると、通知を受けた配信先およびファイルに対応する配信状況管理情報151〜153中の配信状況を配信状況管理手段15から取得し、この取得した配信状況が示すブロック番号と通知の種類と通知されたブロック番号とから、新たに送信成功したブロック数、送信失敗したブロック数を計算する(ステップS43)。
【0047】
具体的には、送信状況通知および送信終了通知を受けた場合、その通知に含まれるブロック番号をa、取得した配信状況が示すブロック番号をbとすると、a−bを新たに送信成功したブロック数とし、新たに送信失敗したブロック数は0とする。
【0048】
また、送信状況NG通知を受けた場合、その通知に含まれるブロック番号をa、取得した配信状況が示すブロック番号をcとすると、a−cを新たに送信成功したブロック数とし、新たに送信失敗したブロック数は予めシステムで定められた定数とする。ここで、定数としては、受信障害の発生頻度等に基づいて事前に定めれば良い。例えば、受信障害が高々1ブロック送信中にのみ生じるような状況では、データ受信抜けを起こした1ブロックの次のブロック以降、各ブロック受信時に送信状況NG通知が発生することを考慮すれば、前記定数は例えば1として良い。勿論、2,3等の値としても良い。
【0049】
再送制御手段17は、上述のようにして新たな送信成功/失敗ブロック数を計算すると、通信制御手段16から受けた送信状況通知、送信状況NG通知、送信終了通知に、計算した送信成功/失敗ブロック数の情報を付加して、配信状況管理手段15に転送する(ステップS44)。
【0050】
配信状況管理手段15は、再送制御手段17から送信状況通知、送信状況NG通知、送信終了通知を受けると、通知にかかる配信先およびファイル名に対応する配信状況管理情報151〜153中の配信状況に、当該通知で指定されたブロック番号を設定する(ステップS45)。また、通知の内容に応じて配信先状態を更新する(ステップS46)。つまり、配信先状態に、送信状況通知の場合には「送信中」を、送信状況NG通知の場合には「NG」を、送信終了通知の場合には「終了」をそれぞれ設定する。更に、当該通知で指定された新たな送信成功ブロック数を配信状況管理情報中の送信成功ブロック数に加算し、当該通知で指定された新たな送信失敗ブロック数を配信状況管理情報中の送信失敗ブロック数に加算する(ステップS47)。
【0051】
このようにして、配信先システム2−1〜2−Nから地上回線網4を経由して送信される受信済最大ブロック番号を含む応答に基づき、配信元システム1の配信状況管理手段15は、図3のように初期生成した各配信先システム毎の配信状況管理情報151〜153を適宜更新していく。従って、これらの配信状況管理情報151〜153を参照すれば、どの配信先システムでデータ再送が必要になったか、再送が必要な最小のブロック番号は幾つであるか等が即決定できることになる。
【0052】
次に、再送制御手段17が通信制御手段16からブロック番号の問い合わせがあったときに実行する処理について、図7および図8のフローチャートを参照しながら説明する。
【0053】
再送制御手段17は、ファイル名(ABC)を指定したブロック番号の問い合わせを受けると、図7に示す処理を開始する(ステップ200)。先ず、配信状況管理手段15から該当ファイルの配信状況管理情報151〜153を取得し(ステップ201)、全配信先状態が終了またはNG確定であるか否かを調べる(ステップ202)。全配信先状態が終了またはNG確定であれば、当該ファイルの配信処理を終了して良いので、終了の問い合わせ回答を通信制御手段16に返し(ステップ220)、処理を終了する(ステップ221)。
【0054】
全配信先状態が終了またはNG確定でなければ(ステップ202でNO)、配信先状態がNGの配信先が存在するか否かを調べ(ステップ203)、存在すれば図8の処理へと進む。図8の処理は後述する。他方、存在しなければ、NG確定の配信先を除いて、受信応答を受けた中で最も小さいブロック番号(これをNeとする)と、その配信先(これをHeとする)を調べ(ステップ204)、送信管理情報171中の前回送信ブロック番号と前記Neのブロック番号との差がシステムで予め定められた閾値Tnを超えたか、または、前回送信ブロック番号と総ブロック数X+1が等しいかを調べる(ステップ205)。
【0055】
前回送信ブロック番号と前記Neのブロック番号との差がシステムで予め定められた閾値Tnを超えておらず、且つ、前回送信ブロック番号が総ブロック数X+1になっていない場合には(ステップ205でNO)、後述する遅延配信先情報があればそれを消去すると共に遅延回数に0をセットした後(ステップ206)、前回送信ブロック番号と総ブロック数Xが等しいか否かを調べ(ステップ207)、等しくなければ、前回送信ブロック番号を+1して、その番号をセットした問い合わせ回答を通信制御手段16に返し(ステップ208)、今回の処理を終了する(ステップ221)。前回送信ブロック番号と総ブロック数Xが等しければ(ステップ207でYES)、最後のブロック番号まで回答し終えているので、前回送信ブロック番号を+1して、最終データの問い合わせ応答を通信制御手段16に返し(ステップ208)、今回の処理を終了する(ステップ221)。
【0056】
また、前回送信ブロック番号と前記Neのブロック番号との差が閾値Tnを超えたか、または、前回送信ブロック番号と総ブロック数X+1が等しい場合(ステップ205でYES)、遅延配信先情報を保持していて、それが前記Heと同じ配信先にかかる情報であって、且つ、遅延回数がシステムで予め定められた閾値を超えたか否かを調べる(ステップ210)。遅延配信先情報を保持していないか、保持していてもHeと同じでないか、或いは遅延回数が閾値を超えていない場合(ステップ210でNO)、遅延配信先情報としてHeを、遅延回数(その初期値は0)を+1してそれぞれ保持し、一時停止の問い合わせ応答を通信制御手段16に返し(ステップ211)、今回の処理を終了する(ステップ221)。他方、ステップ210の判断結果がYESの場合、つまり、所定回数にわたって一時停止の問い合わせ回答を出すことにより受信応答を待っていたにもかかわらず、受信応答が返ってこない配信先がある場合は、受信応答を受けたブロック番号が最も小さい配信先に対応する配信状況管理情報中の送信失敗ブロック数を+Tnし、図8の処理へと進む(ステップ212)。
【0057】
図8の処理では、先ず、NG確定の配信先を除いた全配信先に関する送信成功/送信失敗ブロック数に基づいて、転送失敗率を計算する(計算した転送失敗率をReとする)(ステップS213)。例えば、配信先M1、M2、M3の送信成功ブロック数をs1、s2、s3、送信失敗ブロック数をf1、f2、f3とすると、転送失敗率は例えば以下の式で求めることができる。
転送失敗率=(f1+f2+f3)/(s1+s2+s3+f1+f2+f3)…(1)
また、送信成功/送信失敗ブロック数に加えて、システムで予め定めた補正係数を加味して転送失敗率を求めるようにしても良い。
【0058】
次に、総ブロック数Xと前回送信ブロック番号とから、未送信ブロック数を計算する(計算した未送信ブロック数をNlとする)(ステップ214)。
【0059】
次に、ReとNlとに基づき、再送することになると予想されるブロック数を計算する(この計算したブロック数をNrとする)(ステップ215)。この計算には例えば以下の式が使用できる。
Nr=Nl×(1+Re)
…(2)
また、ReとNlとに加えて、システムで予め定めた補正係数を加味して、再送することになると予想されるブロック数を計算しても良い。
【0060】
次に、Nrの総ブロック数Xに対する割合がシステムで予め定められた一定値を超えたか否かを調べ(ステップ216)、超えていなければ、配信先状態がNGの場合、これを「送信中」とし(ステップ217)、NG確定の配信先を除いて、受信応答を受けた最も小さいブロック番号に+1した番号をセットした問い合わせ回答を、通信制御手段16に返し(ステップ218)、今回の処理を終了する(ステップ221)。
【0061】
他方、Nrの総ブロック数Xに対する割合がシステムで予め定められた一定値を超えていた場合(ステップ216でYES)、受信応答を受けたブロック番号が最も小さい配信先に関して、NG確定通知を行う(ステップ219)。このNG確定通知によって、配信状況管理手段15が管理している情報151〜153の内、受信応答を受けたブロック番号が最も小さい配信先の配信先状態がNG確定にセットされる。また、通信制御手段16は当該ファイルABCの配信先からNG確定通知のあった配信先を除外する。その後、再送制御手段17はステップ201に戻って処理を続ける。
【0062】
次に、具体的な例を挙げて本実施例の動作を説明する。
【0063】
今、配信対象ファイル(ファイル名ABC)の総ブロック数を「150」、配信先を配信先システム2−1、2−2、2−3、図7のステップ205中の閾値Tnを「10」とする。また、各配信先システム2−1〜2−3は5個のブロックを受信する毎に受信応答を返すものとする。
【0064】
図3に示したような管理情報171、151〜153が初期生成された後、配信元システム1の通信制御手段16が再送制御手段17に対してブロック番号問い合わせを送ると、再送制御手段17は、配信状況管理情報151〜153を取得し(ステップ201)、全配信先状態が終了またはNG確定でなく(ステップ202でNO)、配信先状態がNGの配信先が存在しないため(ステップ203でNO)、ステップ204に進み、Ne=0、He=M1〜M3とし、前回送信ブロック番号(=0)−Ne(=0)<Tn(=10)、且つ、前回送信ブロック番号(=0)<総ブロック数(=150)+1(ステップ205でNO)、前回送信ブロック番号(=0)≠総ブロック数(=150)(ステップ207でNO)なので、前回送信ブロック番号(=0)を+1し、ブロック番号「1」をセットした問い合わせ応答を通信制御手段16に返す(ステップ208)。これにより、通信制御手段16の指示の下に衛星通信送信手段13が配信対象ファイルABCの第1ブロックを通信衛星3経由で、配信先システム2−1〜2−3に同報配信する。
【0065】
各配信先システム2−1〜2−3では、ブロック番号「0」のブロックを受信した時点で図5に示したような管理情報211、241を生成し、配信対象ファイルABCの第1ブロックを記憶装置23に格納する。
【0066】
以後、再送制御手段17は、通信制御手段16からのブロック番号問い合わせに対し、ブロック番号「2」、ブロック番号「3」、ブロック番号「4」、ブロック番号「5」を順次に回答していき、それに伴って、衛星通信送信手段13から配信対象ファイルABCの第2ブロック、第3ブロック、第4ブロック、第5ブロックが順次に同報送信される。各配信先システム2−1〜2−3では、これらのブロックを受信するごとに記憶装置23に格納していき、第5ブロックの受信時に、通信制御手段24の制御の下に地上通信送信手段22から配信元システム1に、ブロック番号「5」を指定した受信応答が返され、配信元システム1の配信状況管理手段15で管理されている配信状況管理情報151〜153の各配信状況がブロック番号「5」に更新される。
【0067】
このように支障なく配信が行われている場合は、図9のシーケンス図に示すように、配信元システム1が5個のブロックを送信する毎に、配信先システムから1回の受信応答が返されてくる。
【0068】
さて、送信管理情報171中の前回送信ブロック番号が「91」、配信先システム2−1、2−2、2−3の配信状況管理情報151、152、153における配信状況がブロック番号「85」、「87」、「90」、配信先状態がそれぞれ「NG」、「NG」、「送信中」になっている状況を考える。つまり、衛星通信障害等により、配信先システム2−1がブロック番号「86」のブロックを受信し損ね、配信先システム2−2がブロック番号「88」のブロックを受信し損ねた状況を想定する。
【0069】
このような状況の下で、再送制御手段17が通信制御手段16からブロック番号問い合わせを受けると、図7のステップ203においてNGの配信先が存在することが検出され、図8の処理が実行される。先ず、ステップ213で転送失敗率Reが計算され、次いでステップ214で未送信ブロック数Nlが計算され、次いでステップ215で再送することになると予想されるブロック数Nrが計算される。そして、Nrの総ブロック数(=150)に対する割合が一定値を超えていなければ(ステップ216でNO)、配信先システム2−1、2−2の配信先状態のNGが消去され、受信応答を受けた最も小さいブロック番号(=85)に+1したブロック番号「86」をセットした問い合わせが通信制御手段16に返される。これにより、ブロック番号「86」のブロックが同報通信にて再送される。このとき、送信管理情報171中の前回送信ブロック番号が「86」に戻される。
【0070】
ブロック番号「86」のブロックの送信後、再送制御手段17が通信制御手段16からブロック番号問い合わせを受けると、配信先状態がNGの配信先が存在しないので(ステップ203でNO)、ステップ204〜207を経由してステップ209へ進み、ブロック番号「87」をセットした問い合わせ応答が返され、ブロック番号「87」のブロックが同報通信される。以後、ブロック番号「88」、「89」、「90」、「91」、…と順次に同報送信される。
【0071】
配信先システム2−1では、ブロック番号「86」以降のブロックを順次に受信して記憶装置23に格納していく。また、配信先システム2−2では、ブロック番号「86」、「87」は無視するが、ブロック番号「88」以降のブロックは順次に受信して記憶装置23に格納していく。さらに、配信先システム2−3では、既に受信したブロック番号までのブロックは無視するが、それ以降のブロック番号のブロックは順次に受信して記憶装置23に格納していく。このようにして、再送が必要となった配信先システムが複数存在していても、同報送信により無駄なくブロックの再送が行える。
【0072】
他方、例えば配信先システム2−1からのNG応答受信が繰り返されると、配信先システム2−1に関する送信失敗ブロック数が増加するため、再送に必要になると予想されるブロック数Nrも増加していく。その結果、総ブロック数に対するNrの割合が一定値を超えた時点で、受信応答を受けたブロック番号が最も小さい配信先システム2−1に関する配信先状態が「NG確定」とされ(ステップ219)、この後は、配信先システム2−2、2−3のみを対象として配信が継続される。
【0073】
以上のように、一時的な衛星通信障害等が発生した配信先に対して全ブロックを再送することなく、受信に失敗したブロック以降の必要なだけの再送を行い、一方でデータ受信失敗を繰り返す配信先が含まれる場合には、その配信先を再送対象外とすることで、再送を繰り返し続けることに起因する転送速度の低下が防止される。
【0074】
以上はNG応答受信を繰り返した場合の動作であるが、NG応答受信すら送信してこない状況の下では、以下のような動作となる。例えば配信先システム2−1に対してブロック番号「86」から再送を開始しても、配信先システム2−1から受信応答もNG応答も返送されてこなかった場合、前回送信ブロック番号が「96」になった時点で、図7のステップ205において、前回送信ブロック番号(=96)−Ne(=85)>Tn(=10)と判断され、配信先システム2−1の遅延配信先情報が保持され、その遅延回数が「1」となり、一時停止の問い合わせ回答が再送制御手段17から通信制御手段16に出され(ステップ211)、通信制御手段16は一定時間のウエイト後に、再びブロック番号問い合わせを出す。配信先システム2−1が尚も応答を返してこないと、上述した処理が繰り返され、遅延回数が閾値を超えた時点で、図8の処理が開始される。これによって、若し、総ブロック数に対する、再送が必要になると予測されるブロック数Nrの割合が一定値を超えていると、配信先システム2−1がNG確定となり、再送対象から除外される。
【0075】
さて、配信元システム1から配信対象ファイルABCの最後のブロックが同報通信された後、通信制御手段16から再送制御手段17に対してブロック番号問い合わせが出されると、図7のステップ209において、前回送信ブロック番号が+1されて「151」となり、最終データの問い合わせ応答が返される。これにより、配信元システム1から配信先システムに対して、ブロック番号に「送信終了」をセットした送信データが配信される。この送信データを受けた配信先システムは、総ブロック数分のブロックを受信していれば受信終了応答を返し(図4のステップS34)、若し、受信抜けがあれば、受信NG応答を返す(ステップS32)。
【0076】
受信終了応答が返ってきた配信先システムに対応する配信状況管理情報中の配信先状態は「終了」に設定される。また、配信先から除外された配信先システムは前述のように「NG確定」になっている。従って、その後に通信制御手段16からブロック番号問い合わせを受けると、再送制御手段17は、図7のステップ202においてYESと判断し、終了の問い合わせ回答を返し、通信制御手段16は当該配信対象ファイルABCにかかる制御を終了する。なお、各配信先システムからの受信終了応答が遅延し、配信先状態が「終了」になる前に通信制御手段16からブロック番号問い合わせを受けた場合には、再送制御手段17は、ステップ205において、前回送信ブロック番号(=151)=総ブロック数(=150)+1を検出し、遅延配信先情報および遅延回数を保持して、一時停止の問い合わせ回答を通信制御手段16に返すことになる。そして、通常なら、遅延していた受信終了応答が、遅延回数が閾値を超える前に配信先システムから送られてきて、配信先状態が「終了」となる。
【0077】
また、「最終データ」をセットした送信データの応答として、一部の配信先システムから受信NG応答が返されてきた場合、その配信先システムの配信先状態が「NG」となる。このため、次のブロック番号問い合わせ時、再送制御手段17は、ステップ203から図8の処理へ進む。そして、総ブロック数に対するNrの割合が一定値を超えていなければ、NGを消去し(ステップ217)、受信NG応答で通知されてきたブロック番号+1をセットした問い合わせ回答を返すことで、ブロックの再送を行う。その後、再びブロック番号問い合わせがあると、再送制御手段17は、前回送信ブロック番号が総ブロック数に等しければ(ステップ207でYES)、再び、最終データの問い合わせ応答を返し(ステップ209)、等しくなければ、次のブロック番号をセットした問い合わせ回答を返すことになる。
【0078】
図10は本発明の別の実施の形態の構成例を示すブロック図である。図10において、H1は図1に示した配信元システム1を構成するコンピュータ、T1〜TNは図1に示した配信先システム2−1〜2−Nを構成するコンピュータ、MはCD−ROM、磁気ディスク、半導体メモリ等の機械読み取り可能な記録媒体であり、配信元プログラムおよび配信先プログラムが記録されている。記録媒体Mに記録された配信元プログラムは、コンピュータH1の立ち上げ時などにコンピュータH1によって読み取られ、コンピュータH1の動作を制御することにより、コンピュータH1上に、図1に示した入出力手段11、記憶装置12、衛星通信送信手段13、地上通信受信手段14、配信状況管理手段15、通信制御手段16および再送制御手段17を実現する。また、記録媒体Mに記録された配信先プログラムは、コンピュータT1〜TNの立ち上げ時などにコンピュータT1〜TNによって読み取られ、コンピュータT1〜TNの動作を制御することにより、コンピュータT1〜TN上に、図1に示した衛星通信受信手段21、地上通信送信手段22、記憶装置23および通信制御手段24を実現する。
【0079】
以上本発明の実施例について説明したが、本発明は以上の実施例にのみ限定されず、その他各種の付加変更が可能である。例えば、各配信先システムにおける通信制御手段24が衛星通信受信手段21から次の受信通知を受け取るまでの時間を監視し、或る一定時間を超えても受信通知を受け取ることができない場合には、配信元システム1等に障害が発生したものと判断して、受信中ファイルの受信処理を終了するようにしても良い。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、以下のような効果が得られる。
【0081】
再送データをブロック単位で同報通信したことにより、効率的なデータ配信が可能となる。
【0082】
各配信先システムが、正常な受信時には複数個のブロックを受信する毎に応答を配信元システムに返すようにしたので、配信先システムおよび配信元システムの負荷を抑えることができ、配信先システムが受信ブロック抜けを検出した場合には、その都度応答を返すので、早急なデータ再送が可能となる。
【0083】
配信元システムが、前回送信したブロックのブロック番号と最大受信済ブロック番号の最小値との差が所定値を越えた場合に衛星通信送信手段による以降のブロック送信を一時停止し、前記差が所定値以下となった時点でブロック送信を再開することにより、何れかの配信先システムで受信ブロック抜けが生じた場合のデータ再送にかかる後戻り量を少なくすることができる。
【0084】
配信元システムが、ブロックの受信障害の多い配信先システムをブロックの再送信の対象から除外することにより、受信障害の頻発する特定の配信先システムが原因となって他の正常な配信先システムへのデータ配信完了が遅延する弊害を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかるデータ配信システムのブロック図である。
【図2】配信元システムにおける配信処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】配信元システムが保持する管理情報の例を示す図である。
【図4】配信先システムでのデータ受信、応答処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】配信先システムが保持する管理情報の例を示す図である。
【図6】配信先システムから地上回線網経由で応答を受けた際の配信元システムの処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】再送制御手段が通信制御手段からブロック番号の問い合わせがあったときに実行する処理例の一部を示すフローチャートである。
【図8】再送制御手段が通信制御手段からブロック番号の問い合わせがあったときに実行する処理例の残りの部分を示すフローチャートである。
【図9】配信元システムと配信先システム間の送受信シーケンス図である。
【図10】本発明の別の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…配信元システム
11…入出力手段
12…記憶装置
13…衛星通信送信手段
14…地上通信受信手段
15…配信状況管理手段
16…通信制御手段
17…再送制御手段
2−1〜2−N…配信先システム
21…衛星通信受信手段
22…地上通信送信手段
23…記憶装置
24…通信制御手段
3…通信衛星
4…地上回線網
Claims (3)
- 配信元システムから衛星通信を使用した同報通信により複数の配信先システムにデータを配信するデータ配信システムにおいて、
配信元システムは、
配信対象データを所定サイズで分割したときに生成される複数のブロックのうち、指定されたブロック番号のブロックにその番号を付加して衛星通信により複数のデータ配信先システムに同報通信する衛星通信送信手段と、
地上回線網を経由して各データ配信先システムから送られてくる受信済最大ブロック番号を含む応答に基づいて、各データ配信先システム毎の配信状況を管理する配信状況管理手段と、
配信対象データを構成する先頭のブロックから順に1ブロックずつその番号を前記衛星通信送信手段に指定することにより配信対象データをブロック単位で配信する制御を開始し、前記配信状況管理手段で管理されている各データ配信先システム毎の配信状況に基づいて再送の要否を判断し、再送が必要となった場合には前記衛星通信送信手段に指定するブロック番号を、再送が必要な最小のブロック番号まで後退させて、以後そのブロックから順に1ブロックずつその番号を前記衛星通信送信手段に指定することにより配信対象データをブロック単位で配信する制御を続行する制御手段とを備え、
各配信先システムは、
衛星通信により同報通信されたブロックを受信し、そのブロックに付加されたブロック番号が自システムで受信済の最大ブロック番号の次の番号であれば当該ブロックを記憶装置に記憶して受信済最大ブロック番号を更新する衛星通信受信手段と、
ブロック番号の連続するブロックを所定個数受信する毎、および、受信ブロック抜けが検出される毎に、受信済最大ブロック番号を含む応答を地上回線網を経由して配信元システムに送信する通信制御手段とを備え、
配信元システムの配信状況管理手段は、各データ配信先システム毎の配信状況として、受信済最大ブロック番号に加えて、送信成功ブロック数および送信失敗ブロック数を管理し、
配信元システムの制御手段は、再送が必要となった場合に、各データ配信先システムの送信成功ブロック数および送信失敗ブロック数から判明する転送失敗率と未送信ブロック数とから以後送信に必要なブロック数を予測し、該予測したブロック数の総ブロック数に対する割合が所定値を越えたときは、受信済最大ブロック番号の最も小さい配信先システムをブロックの再送信の対象から除外することを特徴とするデータ配信システム。 - 配信元システムの制御手段は、前回送信したブロックのブロック番号と最大受信済ブロック番号の最小値との差が所定値を越えた場合、衛星通信送信手段による以降のブロック送信を一時停止し、前記差が所定値以下となった時点でブロック送信を再開する請求項1記載のデータ配信システム。
- 配信元システムから衛星通信を使用した同報通信により複数の配信先システムにデータを配信するデータ配信システムにおける前記配信元システムを構成するコンピュータを、
配信対象データを所定サイズで分割したときに生成される複数のブロックのうち、指定されたブロック番号のブロックにその番号を付加して衛星通信により複数のデータ配信先システムに同報通信する衛星通信送信手段、
地上回線網を経由して各データ配信先システムから送られてくる受信済最大ブロック番号を含む応答に基づいて、各データ配信先システム毎の配信状況を管理する配信状況管理手段、
配信対象データを構成する先頭のブロックから順に1ブロックずつその番号を前記衛星通信送信手段に指定することにより配信対象データをブロック単位で配信する制御を開始し、前記配信状況管理手段で管理されている各データ配信先システム毎の配信状況に基づいて再送の要否を判断し、再送が必要となった場合には前記衛星通信送信手段に指定するブロック番号を、再送が必要な最小のブロック番号まで後退させて、以後そのブロックから順に1ブロックずつその番号を前記衛星通信送信手段に指定することにより配信対象データをブロック単位で配信する制御を続行する制御手段、
として機能させ、
前記配信先システムを構成するコンピュータを、
衛星通信により同報通信されたブロックを受信し、そのブロックに付加されたブロック番号が自システムで受信済の最大ブロック番号の次の番号であれば当該ブロックを記憶装置に記憶して受信済最大ブロック番号を更新する衛星通信受信手段、
ブロック番号の連続するブロックを所定個数受信する毎、および、受信ブロック抜けが検出される毎に、受信済最大ブロック番号を含む応答を地上回線網を経由して配信元システムに送信する通信制御手段、
として機能させるプログラムであり、且つ、
配信元システムの配信状況管理手段は、各データ配信先システム毎の配信状況として、受信済最大ブロック番号に加えて、送信成功ブロック数および送信失敗ブロック数を管理し、
配信元システムの制御手段は、再送が必要となった場合に、各データ配信先システムの送信成功ブロック数および送信失敗ブロック数から判明する転送失敗率と未送信ブロック数とから以後送信に必要なブロック数を予測し、該予測したブロック数の総ブロック数に対する割合が所定値を越えたときは、受信済最大ブロック番号の最も小さい配信先システムをブロックの再送信の対象から除外するものであることを特徴とするプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体。
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