JP3546497B2 - スワールコントロールバルブ - Google Patents
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- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、内燃機関のインテークマニホールドに設けられているスワールコントロールバルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来、スワールコントロールバルブ付内燃機関において、図5に正面図で、また図6に左側面図で示すように、インテークマニホールド51には例えば4個のポートP,P,P,Pが形成されており、各ポートP,P,P,P内にはそれぞれバルブ52,52,52,52が配設されており、この各バルブ52,52,52,52はシャフト53により連結されており、シャフト53の端部には回動レバー54が設けられ、この回動レバー54にバキュームアクチュエーター55のロッド55aが連結されており、このバキュームアクチュエーター55は、エンジンコントロールユニット57からの電気信号により開閉するソレノイドバルブ56に連結されており、ソレノイドバルブ56のオンオフ制御によりバキュームアクチュエーター55を介し前記回動レバー54が回動されて、これによりシャフト53を介し各ポートP,P,P,Pの各バルブ52,52,52,52が開閉されるように構成されている。
【0003】
このように従来においては、各ポートP,P,P,Pのバルブ52,52,52,52は1本のシャフト53で連結されているため、各ポートP,P,P,Pの中心をシャフト53が横切る構造となっており、各ポートP,P,P,P内を流れる吸入空気量が多い高負荷時には、このシャフト53が通気抵抗となってしまい吸入効率が落ち、これにより内燃機関の出力が低下してしまうという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、スワールコントロールバルブを持たないエンジンと同等な高負荷時の吸入効率を得て、出力の低下を防止できるスワールコントロールバルブを提供せんことを目的とし、その要旨は、インテークマニホールドのポート内に配設されたバルブをバキュームアクチュエーターを介し開閉制御するスワールコントロールバルブであって、前記ポートは、上部に吸入空気を流入可能な切欠き部を有し、前記バルブは、前記ポート内に突出する低負荷位置から、ポートが全開状態となるようポート内から引き下げられる高負荷位置に亘り上下動可能に設けられていることである。
【0005】
【作用】
各バルブは従来のように回動して開閉するものではなく、上下動により開閉されるものであるため、従来のような各ポートの中心を横切るシャフトがなく、高負荷時に通気抵抗となるものがないため、スワールコントロールバルブを持たないエンジンと同等な高負荷時における出力を得ることができるものとなる。
【0006】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本例のスワールコントロールバルブの概略断面構成図であり、また図2は、図1の左側面概略図である。
インテークマニホールド1には横方向に所定間隔で4個のポートP,P,P,Pが形成されており、各ポートP,P,P,P内を吸入空気が通過するものであり、各ポートP,P,P,Pには開閉可能にバルブ4,4,4,4がそれぞれ設けられているが、本例における各バルブ4は、各ポートPの下部にインテークマニホールド1から垂下状に取り付けられたバキュームタンク2内に内装されたスプリング3の上端に取り付けられており、各バキュームタンク2にはバキューム管路7が接続され、バキューム管路7内にはソレノイドバルブ5が配置されて、このソレノイドバルブ5はエンジンコントロールユニット6からの電気信号によりオンオフ制御されるように構成されており、エンジンコントロールユニット6からの信号によりソレノイドバルブ5が開かれると、前記バキュームタンク2内は負圧となって図3及び図4に示すように、スプリング3が縮んでバルブ4はバキュームタンク2内に収納状態とされるものである。
【0007】
即ち、図1の状態はエンジンの低負荷時の状態を示しており、この状態ではソレノイドバルブ5は閉じられバキュームタンク2内は正圧となっており、バキュームタンク2内のスプリング3の上方への付勢力によりバルブ4はポートP内に突出しており、この状態ではポートPの内壁Paとバルブ4間の狭い隙間を通り吸入空気が通過するため、吸入空気の流速が速まり、スワール及びタンブルを積極的に発生させることができるものである。
【0008】
一方、エンジンの高負荷時には、ソレノイドバルブ5を介し図3及び図4のようにバキュームタンク2内が負圧とされ、前述した如く、スプリング3の付勢力に抗してバルブ4がポートP内からバキュームタンク2内に引き下げられるため、ポートPは全開状態となり、従来のようなシャフトが存在しないため、高負荷時における各ポートPの通気抵抗が少なく、従って図3の状態での吸入効率はスワールコントロールバルブを持たないエンジンと同等なものとなり、高負荷時におけるエンジンの出力の低下を防ぐことができるものとなる。
【0009】
【発明の効果】
本発明は、インテークマニホールドのポート内に配設されたバルブをバキュームアクチュエーターを介し開閉制御するスワールコントロールバルブであって、前記ポートは、上部に吸入空気を流入可能な切欠き部を有し、前記バルブは、前記ポート内に突出する低負荷位置から、ポートが全開状態となるようポート内から引き下げられる高負荷位置に亘り上下動可能に設けられていることにより、各バルブは従来のように回動して開閉するものではなく、上下動により開閉されるものであるため、従来のような各ポートの中心を横切るシャフトがなく、高負荷時に通気抵抗となるものがないため、スワールコントロールバルブを持たないエンジンと同等な高負荷時における出力を得ることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】上下動可能なバルブを備えたインテークマニホールドのポートの要部断面概略構成図である。
【図2】図1の左側面概略図である。
【図3】高負荷時にバルブが引き下げられた状態の図1に対応した要部断面概略構成図である。
【図4】図3の左側面概略図である。
【図5】従来のスワールコントロールバルブの正面概略図である。
【図6】図5の左側面概略図である。
【符号の説明】
1 インテークマニホールド
2 バキュームタンク
3 スプリング
4 バルブ
5 ソレノイドバルブ
7 バキューム管路
P ポート
Pa ポート内壁
【産業上の利用分野】
この発明は、内燃機関のインテークマニホールドに設けられているスワールコントロールバルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来、スワールコントロールバルブ付内燃機関において、図5に正面図で、また図6に左側面図で示すように、インテークマニホールド51には例えば4個のポートP,P,P,Pが形成されており、各ポートP,P,P,P内にはそれぞれバルブ52,52,52,52が配設されており、この各バルブ52,52,52,52はシャフト53により連結されており、シャフト53の端部には回動レバー54が設けられ、この回動レバー54にバキュームアクチュエーター55のロッド55aが連結されており、このバキュームアクチュエーター55は、エンジンコントロールユニット57からの電気信号により開閉するソレノイドバルブ56に連結されており、ソレノイドバルブ56のオンオフ制御によりバキュームアクチュエーター55を介し前記回動レバー54が回動されて、これによりシャフト53を介し各ポートP,P,P,Pの各バルブ52,52,52,52が開閉されるように構成されている。
【0003】
このように従来においては、各ポートP,P,P,Pのバルブ52,52,52,52は1本のシャフト53で連結されているため、各ポートP,P,P,Pの中心をシャフト53が横切る構造となっており、各ポートP,P,P,P内を流れる吸入空気量が多い高負荷時には、このシャフト53が通気抵抗となってしまい吸入効率が落ち、これにより内燃機関の出力が低下してしまうという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、スワールコントロールバルブを持たないエンジンと同等な高負荷時の吸入効率を得て、出力の低下を防止できるスワールコントロールバルブを提供せんことを目的とし、その要旨は、インテークマニホールドのポート内に配設されたバルブをバキュームアクチュエーターを介し開閉制御するスワールコントロールバルブであって、前記ポートは、上部に吸入空気を流入可能な切欠き部を有し、前記バルブは、前記ポート内に突出する低負荷位置から、ポートが全開状態となるようポート内から引き下げられる高負荷位置に亘り上下動可能に設けられていることである。
【0005】
【作用】
各バルブは従来のように回動して開閉するものではなく、上下動により開閉されるものであるため、従来のような各ポートの中心を横切るシャフトがなく、高負荷時に通気抵抗となるものがないため、スワールコントロールバルブを持たないエンジンと同等な高負荷時における出力を得ることができるものとなる。
【0006】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本例のスワールコントロールバルブの概略断面構成図であり、また図2は、図1の左側面概略図である。
インテークマニホールド1には横方向に所定間隔で4個のポートP,P,P,Pが形成されており、各ポートP,P,P,P内を吸入空気が通過するものであり、各ポートP,P,P,Pには開閉可能にバルブ4,4,4,4がそれぞれ設けられているが、本例における各バルブ4は、各ポートPの下部にインテークマニホールド1から垂下状に取り付けられたバキュームタンク2内に内装されたスプリング3の上端に取り付けられており、各バキュームタンク2にはバキューム管路7が接続され、バキューム管路7内にはソレノイドバルブ5が配置されて、このソレノイドバルブ5はエンジンコントロールユニット6からの電気信号によりオンオフ制御されるように構成されており、エンジンコントロールユニット6からの信号によりソレノイドバルブ5が開かれると、前記バキュームタンク2内は負圧となって図3及び図4に示すように、スプリング3が縮んでバルブ4はバキュームタンク2内に収納状態とされるものである。
【0007】
即ち、図1の状態はエンジンの低負荷時の状態を示しており、この状態ではソレノイドバルブ5は閉じられバキュームタンク2内は正圧となっており、バキュームタンク2内のスプリング3の上方への付勢力によりバルブ4はポートP内に突出しており、この状態ではポートPの内壁Paとバルブ4間の狭い隙間を通り吸入空気が通過するため、吸入空気の流速が速まり、スワール及びタンブルを積極的に発生させることができるものである。
【0008】
一方、エンジンの高負荷時には、ソレノイドバルブ5を介し図3及び図4のようにバキュームタンク2内が負圧とされ、前述した如く、スプリング3の付勢力に抗してバルブ4がポートP内からバキュームタンク2内に引き下げられるため、ポートPは全開状態となり、従来のようなシャフトが存在しないため、高負荷時における各ポートPの通気抵抗が少なく、従って図3の状態での吸入効率はスワールコントロールバルブを持たないエンジンと同等なものとなり、高負荷時におけるエンジンの出力の低下を防ぐことができるものとなる。
【0009】
【発明の効果】
本発明は、インテークマニホールドのポート内に配設されたバルブをバキュームアクチュエーターを介し開閉制御するスワールコントロールバルブであって、前記ポートは、上部に吸入空気を流入可能な切欠き部を有し、前記バルブは、前記ポート内に突出する低負荷位置から、ポートが全開状態となるようポート内から引き下げられる高負荷位置に亘り上下動可能に設けられていることにより、各バルブは従来のように回動して開閉するものではなく、上下動により開閉されるものであるため、従来のような各ポートの中心を横切るシャフトがなく、高負荷時に通気抵抗となるものがないため、スワールコントロールバルブを持たないエンジンと同等な高負荷時における出力を得ることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】上下動可能なバルブを備えたインテークマニホールドのポートの要部断面概略構成図である。
【図2】図1の左側面概略図である。
【図3】高負荷時にバルブが引き下げられた状態の図1に対応した要部断面概略構成図である。
【図4】図3の左側面概略図である。
【図5】従来のスワールコントロールバルブの正面概略図である。
【図6】図5の左側面概略図である。
【符号の説明】
1 インテークマニホールド
2 バキュームタンク
3 スプリング
4 バルブ
5 ソレノイドバルブ
7 バキューム管路
P ポート
Pa ポート内壁
Claims (1)
- インテークマニホールドのポート内に配設されたバルブをバキュームアクチュエーターを介し開閉制御するスワールコントロールバルブであって、前記ポートは、上部に吸入空気を流入可能な切欠き部を有し、前記バルブは、前記ポート内に突出する低負荷位置から、ポートが全開状態となるようポート内から引き下げられる高負荷位置に亘り上下動可能に設けられていることを特徴とするスワールコントロールバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29402894A JP3546497B2 (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | スワールコントロールバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29402894A JP3546497B2 (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | スワールコントロールバルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08128328A JPH08128328A (ja) | 1996-05-21 |
JP3546497B2 true JP3546497B2 (ja) | 2004-07-28 |
Family
ID=17802333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29402894A Expired - Fee Related JP3546497B2 (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | スワールコントロールバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3546497B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE29916333U1 (de) | 1999-09-16 | 2000-01-13 | Montaplast GmbH, 51597 Morsbach | Lagervorrichtung |
DE102005050508A1 (de) * | 2005-10-21 | 2007-04-26 | Bayerische Motoren Werke Ag | Zylinderkopf für eine Brennkraftmaschine |
CN112664335B (zh) * | 2019-10-16 | 2023-09-29 | 上海汽车集团股份有限公司 | 匹配汽油机不同工况下滚流强度的汽油机燃烧系统及方法 |
-
1994
- 1994-11-01 JP JP29402894A patent/JP3546497B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08128328A (ja) | 1996-05-21 |
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