JP3545941B2 - 内面螺旋案内路付き管 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自然流下式の垂直下水道管路に使用して好適な内面螺旋案内路付き管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マンホール内に下水を流入させる際に、マンホール内に流入した下水を減衰させるため、マンホール内に垂直下水管路(ドロップシャフト)を配置する方法が実施されている。垂直下水管路には、垂直に配置された直管状の管本体部の内部に、下水を螺旋状態で流下するように案内する螺旋案内路が設けられた螺旋案内路付き管が使用されている。
【0003】
このような螺旋案内路付き管としては、長い螺旋案内路を製造する煩雑さを解消するために、例えば、特開平9─292065号公報に記載されているように、2ピッチ以下の螺旋案内路が直管状の短管本体内に設けられた螺旋案内路付き短管が同心状態で接合されて、隣接する螺旋案内路同士が連続した状態になっているものが提案されている。
【0004】
このうよな螺旋案内路付き管では、螺旋案内路の継目部分は若干の段差が生ずることとなり、その段差部に下水中の浮遊物が引っ掛かったり、又は、細かい砂、ゴミ等の堆積物が滞留するおそれがある。
この一つの解決方法としては、段差を樹脂を含浸したガラスマット等で埋める方法が考えられる。しかしながら、この方法は、外観に問題があり、手間もかかる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような従来の問題点を解消し、内面に螺旋案内路が設けられた複数の内面螺旋案内路付き短管が積み重ねられて接合された内面螺旋案内路付き管の螺旋案内路の継目部分に、浮遊物が引っ掛かったり、又は、細かい砂、ゴミ等の堆積物が滞留するおそれのない内面螺旋案内路付き管を提供することを目的としなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、短管本体の両端部に接合部が形成され、内面に螺旋案内路が設けられた複数の内面螺旋案内路付き短管が積み重ねられ、相対する前記接合部間を、前記螺旋案内路が一つの連続する螺旋案内路を形成するように順次接合された内面螺旋案内路付き管であって、前記内面螺旋案内路付き短管の螺旋案内路の幅が、上流側から下流側にいくに従って次第に狭くされている内面螺旋案内路付き管である。
【0007】
本発明において、内面螺旋案内路付き短管を形成する材質としては、硬質ポリ塩化ビニルをはじめ、メタクリル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ジシクロペンタジエン等の熱硬化性樹脂が挙げられ、ガラス繊維等の無機繊維、炭素繊維、アラミド繊維、ビニロン繊維等の有機繊維にて強化した繊維強化樹脂等が挙げられる。
【0008】
本発明に使用される内面螺旋案内路付き短管における、螺旋案内路の最も上流側の端部の幅に対する最も下流側の端部の幅の比は、0.97〜0.7(3〜30%減)が好ましい。
【0009】
【作用】
本発明の内面螺旋案内路付き管は、前記内面螺旋案内路付き短管の螺旋案内路の幅が、上流側から下流側にいくに従って次第に狭くされていることにより、螺旋案内路の幅は、上流側の端部から下流側の端部にいくにつれて次第に狭くされているので、内面に螺旋案内路が設けられた複数の内面螺旋案内路付き短管が積み重ねられて接合された内面螺旋案内路付き管の螺旋案内路の継目部分において、上段の内面螺旋案内路付き短管の下流側の端部で流路が最も狭くなった部分で流速が最も速くなり、次いで、下段の内面螺旋案内路付き短管の上流側の端部の流路が最も広くなった部分で流速が最も遅くなるように緩和されるので、継目部分に、浮遊物が引っ掛かったり、又は、細かい砂、ゴミ等の堆積物が滞留するおそれがない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に使用される内面螺旋案内路付き短管の一例を示す一部断面図、図2はその平面図、図3は図2の一部拡大図である。
図1に示すように、内面螺旋案内路付き短管1は、短管本体11の両端部にフランジ接合部12,12が形成され、短管11の内面には螺旋案内路13が1ピッチ分設けられている。
【0011】
図2及び図3に示すように、螺旋案内路13の上流側の端部は図中abにて現われ、下流側の端部は図中cdにて現れている。螺旋案内路13の幅は、上流側の端部abから下流側の端部cdにいくにつれて次第に狭くされている。
尚、接合部12は、突合わせ溶接型の接合部であってもよいし、又、一方が受口で他方が挿口からなるものであってもよい。
【0012】
次に、図1〜図3に示す内面螺旋案内路付き短管1を重ね合わせて接合された本発明の内面螺旋案内路付き管の一例を、図4及び図2を参照して説明する。
内面螺旋案内路付き短管1,1を積み重ねられ、相対するフランジ接合部間12,12を、各螺旋案内路が連続するよう接合されている。順次、同様に積み重ねて接合されていって、内面に一つの連続する螺旋案内路を形成するように内面螺旋案内路付き管が形成されている。
螺旋案内路の継目部分においては、上段の内面螺旋案内路付き短管の下流側の端部cdにおいて流路が最も狭くなり、下段の内面螺旋案内路付き短管の上流側の端部abの流路が最も広くなされている。
【0013】
以下、この内面螺旋案内路付き管内に下水を流下した状態を、図5を参照して説明する。
螺旋案内路13の幅は、上流側の端部abから下流側の端部cdにいくにつれて次第に狭くされているので、内面に螺旋案内路が設けられた複数の内面螺旋案内路付き短管が積み重ねられて接合された内面螺旋案内路付き管の螺旋案内路の継目部分において、上段の内面螺旋案内路付き短管の下流側の端部cdで流路が最も狭くなった部分で流速が最も速くなり、次いで、下段の内面螺旋案内路付き短管の上流側の端部abの流路が最も広くなった部分で流速が最も遅くなるように緩和されるので、継目部分に、浮遊物が引っ掛かったり、又は、細かい砂、ゴミ等の堆積物が滞留するおそれがない。
【0014】
【実施例】
以下、本発明を実施例により説明する。
実施例1
射出成形にて、硬質ポリ塩化ビニルを用いて、図1に示す構造の、長さ160mm、肉厚7.5mmの短管本体11の両端部に肉厚30mmのフランジ接合部12が設けられ、短管本体11の内面に外径250mm、内径117mm、肉厚7.5mmの螺旋案内路13を1ピッチ分有し、螺旋案内路13が上流側の端部ab(幅80mm)から下流側の端部cd(幅70mm)にいくにつれて次第に狭くされている内面螺旋案内路付き短管1を成形した。フランジ接合部12に、径16mmのボルト孔を4箇所切削で形成した。
【0015】
この内面螺旋案内路付き短管1を、図4に示すように、パッキング2を介して積み重ね、内面に一つの連続する螺旋案内路を形成するように調整しつつ、相対するフランジ接合部12,12間をボルトにて締め付けるようにして順次接続して内面螺旋案内路付き管を得た。
この内面螺旋案内路付き管内に泥水を1リットル/秒にて流下させたところ、継目部分における滞留がおこらなかった。
【0016】
【発明の効果】
本発明の内面螺旋案内路付き管は、上記のとおりにされているので、継目部分に、浮遊物が引っ掛かったり、又は、細かい砂、ゴミ等の堆積物が滞留するおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用される内面螺旋案内路付き短管の一例を示す一部断面図である。
【図2】図1に示す内面螺旋案内路付き短管の平面図である。
【図3】図2の一部拡大図である。
【図4】図1に示す内面螺旋案内路付き短管を用いた、本発明の内面螺旋案内路付き管の一例を説明する正面図である。
【図5】本発明の内面螺旋案内路付き管に下水を流下させたときの状態を説明する平面図である。
【符号の説明】
1 内面螺旋案内路付き短管
11 短管本体
12 フランジ接合部
13 螺旋案内路
M 下水
Claims (1)
- 短管本体の両端部に接合部が形成され、内面に螺旋案内路が設けられた複数の内面螺旋案内路付き短管が積み重ねられ、相対する前記接合部間を、前記螺旋案内路が一つの連続する螺旋案内路を形成するように順次接合された内面螺旋案内路付き管であって、前記内面螺旋案内路付き短管の螺旋案内路の幅が、上流側から下流側にいくに従って次第に狭くされていることを特徴とする内面螺旋案内路付き管。
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Publications (2)
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JP2000028048A JP2000028048A (ja) | 2000-01-25 |
JP3545941B2 true JP3545941B2 (ja) | 2004-07-21 |
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1998
- 1998-07-09 JP JP19449698A patent/JP3545941B2/ja not_active Expired - Fee Related
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