JP3545845B2 - 泥膏状物質用のディスペンサー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハウジング内に排出方向にのみ変位可能でありかつ反対方向にはロック装置によりハウジングの内壁に支持可能なピストンが配置され、前記ハウジングは物質の分配すべき部分を押し退けるために押しボタンのその都度の一行程により圧縮可能なまたは押し下げ可能な頭部を有し、その際押しボタンは頭部と並んで側方に配置されかつこの頭部は押しボタンの操作で開放可能なまたは閉鎖可能な、中央に配置された遮断弁を有するディスペンサーに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のディスペンサーは、欧州特許第0 282 791 号明細書により知られている。このディスペンサーでは、押しボタンの一行程ごとに頭部の中央に配置された弁を同時に開いたときに、分配すべき物質の部分がハウジングユニットから変位されて、排出面として形成された頭部のくぼんだ壁および頭部を出る。押しボタンが解放されて頭部の弁が閉鎖されるや否や、再び真っ直ぐに立ち上がる頭部の下方の充填レベル柱に、ピストンを排出方向に向かって引く負圧が生ずる。そのとき、変形可能な頭部の操作により変位した泥膏状物質の部分がすぐ次の送出し操作のためにあとから持って来られる。このことは、上側ピストンと下側ピストン部品の間の充填レベル柱に全く空気の閉じ込めがあってはならないことを条件づける。このような空気の閉じ込めがあると、ポンプ作用が完全にまたは部分的に終わらされるだろう。その結果として、周知のディスペンサーは、ディスペンサー頭部が下方に指向するときに充填される。ピストンと充填物質の間に閉じ込められた空気が逃れ出ることができるようにするために、ハウジング内壁の初めの範囲に長手方向溝が形成されている。
【0003】
さらに、独国特許発明第30 45 048 号明細書から、ディスペンサーハウジングに変位可能に配置され、排出方向に移動しかつ反対方向に遮断されるピストンと、莢状の圧縮可能な頭部片にある押しボタン操作部とを有し、この頭部片に、ピストンを貫通する引張ロッドが連結されている。引張ロッドは、頭部片に軸方向の自由な動きを介在させてピストンと連結されている。頭部片は通路状に形成されたディスペンサー口部片開口を有し、この口部は倉庫貯蔵のために栓で閉鎖可能である。この栓は、ディスペンサーを開けるときに除去され、その後口部片開口は続いて取り出すために封をしないままである。このため、長く利用を中断すると、口部片開口の範囲の物質が乾燥するか、または横にして保存しておくと、物質が流れ出すことになる。頭部片の操作後、再びまっすぐに立ち上がる頭部片の弾性が次第に弱まりながら泥膏状の物質がなお暫くの間後から侵入するので、この状況では物質が閉鎖されない口部片から流れ出ることを除くことができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前述した不利益と困難を克服し、特に操作後に物質があとから流れ出ることができないように、かつその都度押し退けた物質の部分を確実に後から持ってくることがわずかな空気閉じ込めにもかかわりなく行われ、そしてディスペンサーが簡単な構造的手段で価格上好都合に製造可能でかつ取り付け可能であるように冒頭に述べた種類の泥膏状物質用のディスペンサーを形成しかつ改良することを課題の基礎としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題の解決は、本発明により、押しボタンが頭部と並んで側方に配置され、頭部は押しボタンのその都度の一行程により圧縮可能なまたは押し下げ可能な頭部でありかつ膜の様式にしたがって弾性的に形成されたハウジング蓋を有し、引張ロッドは孔のあいた放射状デスクの形態のホルダにより弁体の案内シリンダ内に小さい軸方向の遊隙をもって保持され、引張ロッドはピストンに向けられたその端部で、ピストン底部に存在している、壁側のロック装置に対向して作用する内側のロック装置を介在させてピストンと摩擦により連結され、引張ロッドはピストンと反対側に向けられたその端部が、案内シリンダの上方へ延びる排出部の中へホルダを越えて上方へ突出するように延ばされ、引張ロッドは延ばされた端部に、差し込み可能な心出し板を担持していることを特徴とするディスペンサーにより達成される。
有利には、本発明によるディスペンサーの構成では、押しボタンの操作と同時に一方では弁が開放されかつ他方では所定の物質部分が開放した弁を通って弁開口からもたらされて任意に処理される。押しボタンが解放されると、弁が閉じられ、そして再びその無負荷の形状にまっすぐに立ち上がる頭部が引張ロッドを介してピストンを次のように、すなわちこの頭部がそのとき生ずる多少の大きな吸引力と無関係に、分配された物質をあとから持ってくるように引っ張る。そのときに、頭部における引張ロッド接続部の自由な動きが、頭部の形状変化の際に比較的大きな操作行程に対するピストンの比較的短い行程運動を発生する。
【0006】
それと共に、物質のあとからの流出または乾燥を避けながら、操作後ディスペンサーの排出開口を密閉する、簡単でかつ確実に機能する操作部が得られる。
構造的に簡単な手段と取り付けに好都合な構成の使用後の要求には、次のようにして応じられる。すなわち、頭部における引張ロッドが孔のあいた放射状のデスクの形態のホルダを有し、このホルダでもって引張ロッドが頭部の案内シリンダ内でわずかな軸方向の自由な浮動で案内シリンダの下縁により下方から係合されかつクリップ留めることができるように保持され、かつ引張ロッドの端部が、ピストン底部に存在する内側ロック装置を介在させながらピストンと摩擦により連結可能である。それ故、組立て費用なしで、引張ロッドを案内シリンダにクリップで留めかつピストンを通して差し込むことができる。
【0007】
さらに目的にかなった構成は、従属請求項に記載されている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態により詳細に説明する。
図1の(a) に示した泥膏状(パスタ様)物質用のディスペンサーはハウジング1を有し、このハウジングには、排出方向にのみ変位可能なかつ反対方向にはロック装置31によりハウジング1の内壁に支持可能なピストン30が配置されている。このピストン30は、通例のようにその外周に、両方向に向かって密封する弾性的な密封リップ34を担持している。ディスペンサーは押しボタン4のその都度の一行程により圧縮可能なまたは押し下げ可能な頭部3を有し、その際押しボタン4は側方に頭部と並んで配置されかつこの頭部は押しボタン4の操作で開放または閉鎖可能な中央に配置された遮断弁5を有する。頭部3は、ディスペンサーに付設可能なキャップ23により覆うことができる。
【0009】
本発明により、遮断弁5とピストン30が、ハウジング1を軸方向に貫通する引張ロッド25により、押しボタン4の各行程ごとに互いに協働するように連結されている。そのような協働を達成するには、引張ロッド25を、孔のあいた放射状デスクの形態のホルダ26を通って弁体7の案内シリンダ6にわずかな軸方向隙間で保持しかつピストン30に向いた引張ロッドの端部28でもって、ピストン底部33に存在するロック装置32を介在させてピストン30と摩擦により連結すればよい。押しボタン4の各作動行程ごとに、ハウジング蓋18が下方に押圧されて、充填物質の所定の部分を遮断弁5の方向に押し退ける。このことを可能にするために、ハウジング蓋18が、比較的薄い壁厚を有する膜のように非常に弾性的に形成されているので、押しボタン4の圧力を受けてたわんで、いわば一つの「ポンプ行程」を実施する。同時に、弁機構が作動されて弁5が開くが、これは次のようにして、すなわちハウジング蓋18と連結された頭部3が濾斗状の排出部19およびそれに配置された排出小管12でもってアプリケータ10のキャップ11の内側を(これは図10と3の拡大した絵から認められるように)矢印24の方向に下方に向かって滑り、そしてそのとき弁栓14を弁開口8のその閉鎖位置から離してこれを解放することにより行われる。
【0010】
その場合、目的にかなった構成として次のような構成が考慮される。すなわち、ハウジング1が上方の範囲に、アプリケータ10を受け入れる減少した直径を有する頸部9を形成し、その際この頸部9が、弁開口8を備えた下方に向かって開口する円筒状のキャップ11を有し、このキャップ11には、頭部3から上方に向かって延びていて、弁5の一部を形成する小管12が軸方向に入れ子式に変位摺動し、小管12はその先端の星形状のアーム13に弁栓14を担持している。充填物質が小管12からキャップ11に移行する際にこれらの間に形成されたリング状の中間空間に達するのを阻止するために、小管12には、図3からいっそう良く見ることができるように、リング状の弾性的な密封拡大部50が形成されている。この密封部は、或いは、高い弾性の密封リップでまたはOリングで形成することもできる。
【0011】
アプリケータ10は側方の切り通し15を有し、その内側に押しボタン4が配置されており、この押しボタンは、切り通し15に相対して、アプリケータ10の内側に形成されたガセット板状のリブ16に可動に枢着されている。さらに、押しボタン4はその外側に、行程制限部材として形成された当接拡大部17を有する。この当接拡大部は凹部15の外縁に載って、行程を制限する。それにより、ハウジング蓋18が非常に激しく変形して、それと共に過度に伸ばされるかまたは過度に負荷を受けることが避けられる。
【0012】
図1の(a) と(b) に示した実施の形態では、引張ロッド25が排出部19の中へ突出していて、それと共に上方に向かってホルダ26を越えて延ばされている。延ばされた端部には、心出し板27が担持されている。この心出し板27は、ハウジング蓋18を押し下げると、まずリング状間隙を排出部19に対してより小さくし、それから閉鎖し、それにより押しボタン4の作動行程のときの充填物質の外部へ出る量が制限される。プラスチック射出成形法の際の合理的な製造のためにおよび問題のない型からの離脱のために、心出し板27は引張ロッド25と同様にその都度独立した成形部品として形成されそして両方の部品を互いに嵌めることにより組合せ可能に形成される。その場合、両部品の製造後の組合せは、小部品の大量生産で普通であるように、組立ロボットを用いて価格上好都合に実施することができる。
【0013】
ディスペンサーは、引張ロッド25にハウジングの頸部9の下方の範囲に密接して波形起伏29が設けられていることにより、有利な構成を有する。最後の空になる直前に、ピストン30がこの波形起伏29の上を滑るときに、ディスペンサーが空になる直前にあることを示すカチリという騒音が惹起される。
さらに、図1の(a) に示した非常に有利な構成は、ハウジング1がスタンドベース20、貯蔵シリンダ21、頸部9、蓋18および頭部3と一体に適度に硬い熱可塑性材料からなる。これにより、組立が容易になり、ディスペンサーの構造群に所属する部品の数が減少し、そして部品数が多い場合に非常に有利な製造が可能になる。これに対して、ピストン30、アプリケータ10、押しボタン4、組み込み可能なキャップ23ならびに引張ロッド25のようなディスペンサーの比較的高い負荷を受ける要素は比較的硬い熱可塑性材料からなることができる。
【0014】
図1の(b) はディスペンサーの上部を拡大して示し、この上部から前記の要素の組込みをいっそう良く認めることができる。その場合、全ての要素に図1の(a) に対応する参照数字を付けてある。
図2には、ディスペンサーを側面図で示してあり、この図から実質的に、例えば透明なキャップを通して認められるアプリケータ10の形状を見ることができる。
【0015】
前に部分的に述べた図3には、同様に拡大した絵で弁5の構造が特に明らかに認められる。両端が円錐形に終わっている弁栓14は、小さい軸方向閉鎖力で弁開口8の気密な密封を達成するのに適している。頭部3に所属する排出部19が矢印24の方向に下方へ滑ると、弁栓14が下方に向かって移動して弁開口8を解放する。この弁配置は複雑でなく、目的にかなっておりそして価格上好都合な製造に適している。
【0016】
図4はディスペンサーの若干異なる構成を示す。その図には、ハウジング1が上方で開放していてかつそこに内側に向かって直径が縮小した、上方に開放するリング溝35を形成し、ならびに外側にクリップ溝37を有するカラー36を形成している。頭部3は、リング溝35に上から係合するフランジ39を有する、リング溝35に挿入可能な、ドーム状にアーチ形のキャップ38を有し、このキャップ38はカラー36をクリップで留めることができるアプリケータ10の内側フランジにより保持される。この設計も、引張ロッド25に波形起伏29を有する。ピストン30の頭部はキャップ38のドーム状の形成に応じて両立し得る設計で丸屋根状に形成され、それによりディスペンサーの充填内容物をほとんど全部空けることが達成される。弁体7および他の要素を有する頭部3の通例の要素は、図1による設計と配置に対応する。
【0017】
図5は、図4の平面(V-V) で断面して、案内シリンダ6の内側に、孔をあけたデスクの形態の引張ロッドホルダ26、押しボタン4ならびにアプリケータ10の配置およびさらには分かりやすくするために部分的にのみ示した開放したリング溝35を示す。
図6は、キャップを取り外して、子供用安全装置として形成された二重の押しボタン4′、4″を備えたディスペンサーの側面図である。要素4″は、図6の絵に対応するロックされた状態では、部品4′内でばねの圧力に抗して軸方向に入れ子式に外方に向かって移動されていて、アプリケータ10の切り通し15の縁47の上に載っている。この状態では、作動行程のために押しボタン4′、4″を押し下げることはできない。このためには、部品4″を部品4′内を入れ子式に戻しばねの圧力に抗して矢印48の方向に押し込まなければならない。そのとき、初めて、押しボタン要素4′、4″を作動行程のために押し下げることができる。この過程は、図8と9に具体的に示してある。図8において、まず人指し指が部品4″を入れ子式に押しボタン部品4′に押し込んで、ロック装置を解錠する。引き続き、図9の絵により両部品4′、4″からなる押しボタンを押し下げて、作動行程を実施するが、そのとき弁開口8からディスペンサー物質45を出すことができる。
【0018】
図10は子供用安全装置の他の設計を示す。そこでは、ディスペンサーがハウジング1にロックリング46を有する。このロックリングは、マーキング44によりこれらが一致したと認められる定められた位置でのみ押し下げるために解放するように押しボタン4と協働するように形成されている。
本発明による構成は図面に示した実施の形態には限定されない。本発明による可能な改変は、例えば弁および/または貯蔵容器が種々の横断面形状を有し、プラスチックの代わりに金属製の部品も使用できることにある。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、特に操作後に物質があとから流れ出ることができないように、かつその都度押し退けた物質の部分を確実に後から持ってくることがわずかな空気閉じ込めにもかかわりなく行われ、そしてディスペンサーが簡単な構造的手段で価格上好都合に製造可能でかつ取り付け可能であるように泥膏状物質用のディスペンサーを形成しかつ改良することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は本発明によるディスペンサーの縦断面図であり、(b) はディスペンサーの上部を拡大して示す縦断面図である。
【図2】図1によるディスペンサーの側面図である。
【図3】著しく拡大した尺度で示すディスペンサー弁の縦断面図である。
【図4】本発明によるディスペンサーの他の実施の形態を示す縦断面図である。
【図5】図4の線V-V に沿って切断したディスペンサーの断面図である。
【図6】子供用安全装置を有するディスペンサーの側面図である。
【図7】図6による子供用安全装置を有するディスペンサーの平面図である。
【図8】子供用安全装置を外す際のディスペンサーの具象的絵である。
【図9】子供用安全装置を外した後のディスペンサーの具象的絵である。
【図10】他の子供用安全装置を有するディスペンサーの側面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
2 内壁
3 頭部
4,4′,4″ 押しボタン
5 遮断弁
6 案内シリンダ
7 弁体
8 弁開口
9 頸部
10 アプリケータ
11 キャップ
12 小管
13 アーム
15 切り通し
16 板状のリブ
17 当接拡大部
18 蓋
19 排出部
25 引張ロッド
26 ホルダ
28 引張ロッドの端部
30 ピストン
31 壁側のロック装置
32 内側のロック装置
33 ピストン底部
36 カラー
38 キャップ
40 内側フランジ
45 材料の分配すべき部分
50 密封拡大部
Claims (11)
- ハウジング(1) を有し、このハウジング内には、排出方向にのみ変位可能でありかつ反対方向にはロック装置(31)によりハウジング(1) の内壁(2) に支持可能なピストン(30)が配置され、前記ハウジングは、物質の分配すべき部分(45)を押し退けるために頭部(3) ならびに押しボタン(4) を有し、その際この頭部は押しボタン(4) の操作で開放可能なまたは閉鎖可能な、中央に配置された遮断弁(5) を有し、その際弁(5) とピストン(30)が、ハウジング(1) を軸方向に貫通する引張ロッド(25)により連結されかつ押しボタン(4) の各行程ごとに互いに協働するようになっているディスペンサーにおいて、
a)押しボタン(4) は頭部(3) と並んで側方に配置され、
b)頭部(3) は押しボタン(4) のその都度の一行程により圧縮可能なまたは押し下げ可能な頭部(3) でありかつ膜の様式にしたがって弾性的に形成されたハウジング蓋(18)を有し、
c)引張ロッド(25)は孔のあいた放射状デスクの形態のホルダ(25)により弁体(7) の案内シリンダ(6) 内に小さい軸方向の遊隙をもって保持され、
d)引張ロッド(25)はピストン(30)に向けられたその端部(28)で、ピストン底部(33)に存在している、壁側のロック装置(31)に対向して作用する内側のロック装置(32)を介在させてピストン(30)と摩擦により連結され、
e)引張ロッド(25)はピストン(30)と反対側に向けられたその端部が、案内シリンダ(6) の上方へ延びる排出部(19)の中へホルダ(26)を越えて上方へ突出するように延ばされ、
f)引張ロッド(25)は延ばされた端部に、差し込み可能な心出し板(27)を担持していることを特徴とするディスペンサー。 - ハウジング(1) が上方の縁範囲に、アプリケータ(10)を受け入れる減少した直径を有する頸部(9) を形成しており、前記アプリケータは、弁開口(8) が設けられていてかつ下方に向かって開口できる円筒状のキャップ(11)を有し、このキャップ内で、頭部(3) から上に向かって延びている、弁(5) の一部を形成する小管(12)が密封拡大部(50)でもって密封状態で軸方向に変位可能に摺動し、前記小管の先端には星形状のアーム(13)に弁栓(14)を担持していることを特徴とする、請求項1に記載のディスペンサー。
- アプリケータ(10)が側方の切り通し(15)を有し、この切り通しの内側に押しボタン(4) が配置され、この押しボタンは、切り通し(15)に相対する、アプリケータ(10)の内側に形成されたガセット板状のリブ(16)に可動に枢着されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のディスペンサー。
- 押しボタン(4) がその外側に、行程制限部材として形成された当接拡大部(17)を有することを特徴とする、請求項1から請求項3までのうちのいずれか一つに記載のディスペンサー。
- 頭部(3) が、その上方に案内シリンダ(6) がある平らなハウジング蓋(18)を有しかつこの案内シリンダ(6) から、その上に弁小管(12)がある上方に向かって濾斗状に先細になる排出部(19)を有することを特徴とする、請求項1から請求項4までのうちのいずれか一つに記載のディスペンサー。
- 引張ロッド(25)がハウジング(1) の頸部(9) の下方の範囲に波形起伏(29)を有することを特徴とする、請求項1から請求項5までのうちのいずれか一つに記載のディスペンサー。
- ハウジング(1) がスタンドベース(20)、貯蔵シリンダ(21)、頸部(9) 、蓋(18)および頭部(3) と一体に適度に硬い熱可塑性材料からなることを特徴とする、請求項1から請求項6までのうちのいずれか一つに記載のディスペンサー。
- ピストン(30)、アプリケータ(10)、押しボタン(4) 、組み込み可能なキャップ(23)ならびに引張ロッド(25)が比較的硬い熱可塑性材料からなることを特徴とする、請求項1から請求項7までのうちのいずれか一つに記載のディスペンサー。
- ハウジング(1) が上方で開放しておりかつそこに内方に向かって直径の減少した、上方に開放するリング溝(35)を形成しならびに外方に、クリップ溝(37)を有するカラー(36)を形成し、頭部(3) が、リング溝(35)に上から係合するフランジ(39)を有する、リング溝(35)に挿入可能な、ドーム状にアーチ形にしたキャップ(38)を有し、このフランジは、カラー(36)にクリップで留めることができるアプリケータ(10)の内側フランジ(40)により保持されていることを特徴とする、請求項1から請求項8までのうちのいずれか一つに記載のディスペンサー。
- このディスペンサーは子供用安全装置を有し、押しボタン(4′) は、復帰力で外すことが可能な入れ子式のロックキー(4″) と二部分で形成され、このロックキーは、押しボタン(4′) を圧力(48)により押し下げる前に軸方向にばねの復帰力に抗して解錠可能であることを特徴とする、請求項1から請求項9までのうちのいずれか一つに記載のディスペンサー。
- 子供用安全装置がロックリング(46)を有し、このロックリングは特別な回転位置でのみ押しボタン(4) を押し下げるために自由になることを特徴とする、請求項1から請求項10までのうちのいずれか一つに記載のディスペンサー。
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