JP3545482B2 - 損傷検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、トラックに載る輸送用のコンテナを対象とした損傷検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、船舶などに輸送用のコンテナを積込む場合、コンテナをトラックなどを用いてコンテナヤードまで運搬する必要が有る。この際、コンテナヤードの入口には、コンテナターミナルゲートが設けられており、コンテナを載せたトラックは、コンテナターミナルゲートで、必要書類の受渡しなどを行った後、コンテナヤードへ入場するようになっている。
【0003】
上記コンテナターミナルゲートは、図10に示すように、トラック1を一台ずつ通過させ得るように区画された複数のゲート部2と、各ゲート部2に付設されたゲート員室3とから成っている。
【0004】
又、ゲート部2の上部や側部には、トラック1に積まれたコンテナ4の損傷の有無をチェックするため、コンテナチェック要員5が待機している。
【0005】
そして、走行してきたトラック1が任意のゲート部2へ入り、そのゲート部2に設けられたゲート員室3の中にいるゲート員に対し、必要な書類の受渡しを行っている間に、ゲート部2の上部や側部に待機しているコンテナチェック要員5は、トラック1の入ったゲート部2の所へ行き、コンテナ4に孔や亀裂などの損傷がないかどうかを目視によりチェックする。
【0006】
コンテナ4に孔や亀裂などの損傷を発見した場合には、コンテナチェック要員5は、そのトラック1の運転手に連絡して、孔や亀裂などの損傷を詳細にチェックし、その場で必要箇所にパテを詰めたりテープを貼ったりして簡単な仮補修を行い、損傷部から水などが中へ入ってコンテナ4内の荷が損害を受けることがないようにしている。
【0007】
尚、コンテナ4の損傷には、ミリ単位の小さなものから、クレーンなどの爪を引っ掛けてできた数センチ単位のものまで、大小様々なものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したようにコンテナチェック要員5が目視によってコンテナ4の損傷検査を行う場合には、検査に多数の人手を必要とするという問題があり、又、必要書類の受渡しは電算化の結果短時間で終了するようになっているにも拘わらず、損傷検査が依然として手作業のままで長く掛るため、上記電算化による効率アップがコンテナターミナルゲートの通過時間短縮に反映されないという問題があった。
【0009】
更に、損傷検査に要する時間は、天候などによっても左右され易く、特に、雨天などの悪天候時には、よけいに手間が掛ってコンテナターミナルゲートの渋滞を招き易いという問題があった。
【0010】
そこで、上記損傷検査を、超音波や電磁誘導などを利用して自動化することが考えられているが、これらの手段は、狭い部分を集中的に検査する場合には向いているが、コンテナ4表面のような広い面積を短時間のうちに処理するのには適しておらず、上記手段による実現は困難であった。
【0011】
又、コンテナ4の大きさは、数種類の規格となっているが、表面に凹凸状のコルゲートが形成されているものなどもあり、しかも、多種多様な模様の塗装が施されており、場合によっては部分的な汚れやへこみや錆などが存在する場合があるため、通常の画像処理技術などを用いても、これらと損傷とを識別することが困難であった。
【0012】
本発明は、上述の実情に鑑み、損傷検査を自動化することにより損傷検査の効率向上などを図り得るようにした損傷検出装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では以下の手段を用いた。
【0016】
本発明は、輸送用のコンテナを載せたトラックを車幅方向に跨ぎ且つトラックの前後方向へ走行可能な門型の移動ゲートと、前記コンテナの上面及び両側面を照らすように移動ゲートに設けた複数の光源と、移動ゲートに設けられ且つコンテナ表面からの反射光を検出する複数の照度検知器と、該照度検知器で検出した反射光の照度を設定器に設定したしきい値と比較して、照度がしきい値よりも低い場合に損傷検知信号を発生する演算制御装置とを備えてなることを特徴とする損傷検出装置にかかるものである。
【0017】
この場合において、太陽光の影響を受けにくい波長の光源を用い、上記波長のみを検出可能な照度検知器を用いるようにしても良い。
【0020】
更に、照度検知器をCCDカメラとし、コンテナに対する焦点距離や相対距離を調節可能な距離調節手段を備えるようにしても良い。
【0022】
【作用】
本発明の作用は以下の通りである。
【0023】
コンテナを光源で照すと共に、コンテナからの反射光を照度検知器で検出し、演算制御装置が、照度検知器で検出した反射光の照度と設定器に設定したしきい値とを比較して、照度がしきい値よりも低い場合にコンテナに損傷があると判断し損傷検知信号を発生する。
【0024】
このように、損傷の判定に、コンテナからの反射光の照度差を利用しているが、コンテナに孔や亀裂などの損傷部がある場合はその部分からの反射光がほとんど得られないため、コンテナの表面にコルゲート(凹凸)や、多種多様な模様の塗装や、部分的な汚れ、へこみ、錆などがある場合に比べても極端に照度が小さくなるので、損傷部かどうかを簡単且つ確実に識別することが可能となる。
【0025】
しかも、照度の比較のみによって損傷の有無を判定しているので、処理すべき情報量を大幅に減らすことができ、安価な構成の画像処理装置であってもリアルタイムで高速処理を行うことができる。従って、短時間に損傷検査を完了するという初期の目的を十分に達成することが可能となる。
【0027】
又、光源と照度検知器をゲートに取付けて、ゲートと該ゲートを通るコンテナのどちらかを移動させるようにすれば、コンテナ全体の損傷を検知することができる。
【0028】
更に、照度検知器をCCDカメラとして、コンテナに対する焦点距離や相対距離を調節可能な距離調節手段を備えることにより、コンテナの大きさに対応することができる。
【0030】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0031】
図1〜図7は、本発明の第一の実施例である。
【0032】
尚、コンテナターミナルゲート自体の構造については、図10のものと同様であるため、必要に応じて図10を参照する。
【0033】
図1、図2に示すようにコンテナターミナルゲートの各ゲート部2に、トラック1の走行方向に対しトラック1の幅寸法よりも広い間隔を有して延びる一対のレール6を敷設し、該レール6間に門型の移動ゲート7を走行可能に取付ける。
【0034】
移動ゲート7の上辺部8及び両側辺部9,9に、コンテナ4(被検査物)の損傷を検知するための損傷検知部10,11をそれぞれ配設し、該損傷検知部10,11をウォームジャッキやシリンダなどの検知部位置調整装置12(距離調節手段)を介して、コンテナ4の上面及び側面に対してそれぞれ近接離反動可能に取付ける。
【0035】
前記損傷検知部10は、門型の移動ゲート7の上辺部8に沿って左右方向に延び、又、前記損傷検知部11は、門型の移動ゲート7の側辺部9に沿って上下方向に延びる細長い形状をしており、各損傷検知部10,11には、図3・図4に示すように、コンテナ4の表面を照す発光ダイオードや蛍光管などの光源13と、コンテナ4表面からの反射光を検知するCCDカメラや撮像管などの照度検知器14とが設けられている。
【0036】
尚、上記光源13は、太陽光の影響を受けにくい波長のものを使用するようにする。
【0037】
具体的には、太陽光の強度は、図5に示すように、大気中の水や酸素や二酸化炭素などに吸収されて強度が弱くなる波長成分が、ほぼ、0.8μと、0.95μと、1.12μと、1.34〜1.46μと、1.8〜1.96μの位置にあるので、この波長の光を発生する発光ダイオードなどの光源13を使用すれば良い。尚、これに伴って、照度検知器14に上記波長の光のみ通すフィルタを付けるようにするのが良い。又、光源13は、上記波長の1つを用いても、複数の波長を組合せて用いても良い。
【0038】
又、照度検知器14は一般に画角が定められているため、各損傷検知部10,11に1箇所ずつ設けるだけでは部分的にしか視野に入らないこととなるので、図2に示すように、損傷検知部10では左右方向に対し、又、損傷検知部11では上下方向に対し、上記視野に対応する間隔をおいた複数の箇所に照度検知器14を並設するようにして、コンテナ4上面の左右方向全体、及び、コンテナ4側面の上下方向全体をカバーし得るようにする。
【0039】
更に、上記の各設置箇所に対し、照度検知器14は、1台のみ設けるようにしても良いが、場合により、異なる方向から同一部分を狙うように複数台組合せて設けても良い(図3・図4では2台の場合を示している)。
【0040】
尚、図3中、15はコンテナ4に形成された孔などの損傷部、図4中、16はコンテナ4に形成された亀裂などの損傷部である。
【0041】
そして、上記した損傷検知装置は、図6に示すように、光源13へ電力17を供給すると共に、照度検知器14からの各画素ごとの映像信号をA/D変換器19で照度検知信号18に変換して入力し、該照度検知信号18が設定器20に設定したしきい値21(図7参照)を下回った時に、損傷部15,16が存在すると判断して、ブザーやランプなどの警報装置22やディスプレイなどの表示装置23に、それぞれ損傷検知信号24や損傷箇所指示信号25を送る演算制御装置26を備えている。
【0042】
又、該演算制御装置26は、移動ゲート7の走行モータなどの移動装置27へ移動制御信号28を送ると共に、移動装置27の位置を検出する移動方向位置検知器29からの位置信号30を入力し得るようになっている。
【0043】
尚、移動方向位置検知器29は、走行モータに取付けられたロータリーエンコーダや、その他適宜のものとし得る。
【0044】
更に、演算制御装置26は、前記検知部位置調整装置12へ位置調整信号31を送ると共に、検知部位置調整装置12とコンテナ4の表面との距離(即ち、照度検知器14の焦点距離)を検出する距離検知器32からの距離信号33を入力し得るようになっている。
【0045】
尚、34は演算制御装置26にゲート員室3から操作指令35を送る操作盤である。
【0046】
次に、作動について説明する。
【0047】
コンテナ4を積んだトラック1が走行してコンテナターミナルゲートの任意のゲート部2へ入ると、そのゲート部2に設けられたゲート員室3の中にいるゲート員は、トラック1の運転手から必要な書類を受取り、該書類に基づきゲート員室3の内部に設けられた電算機の端末から受渡し情報を入力し、電算処理を行わせた後、受渡書類を運転手へ手渡す。
【0048】
この時同時に、ゲート員は、ゲート員室3に設けられた損傷検知装置の操作盤34を操作して、演算制御装置26へ操作指令35を送る。尚、上記電算処理に伴って自動的に操作指令35が送られるようにしても良い。
【0049】
すると、演算制御装置26は、先ず、各損傷検知部10,11とコンテナ4の上面や側面との距離を検知する距離検知器32からの距離信号33を入力して、移動ゲート7に設けられたウォームジャッキやシリンダなどの検知部位置調整装置12へ位置調整信号31を送り、検知部位置調整装置12を駆動して損傷検知部10を上下方向に、又、損傷検知部11を左右方向に変位させ、上記距離信号33の値が、各損傷検知部10,11に設けられたCCDカメラや撮像管などの照度検知器14の焦点距離と一致するようにそれぞれ調節させる。
【0050】
尚、上記距離検知器32は、赤外線や超音波などを利用した非接触式のものを使用することが好ましく、又、これらを使用する場合には、距離検知器32は各損傷検知部10,11に直接取付けるようにする。尚、コンテナ4の大きさは数種類の規格であること、及び、受渡書類からもわかるものなので、距離検知器32を設ける代りに、コンテナ4の大きさに応じて照度検知器14の位置を数段階にプログラム制御するようにしても良い。更に、照度検知器14自体に自動焦点距離調節機構(オートフォーカス機構)を取付けておけば、損傷検知部10,11を移動ゲート7に固定してしまうこともできる。いずれにせよ、本発明では、それほど正確な焦点合せが要求されるわけではないので、構成上の許容範囲が広く、適宜の手段に代替することが可能である。
【0051】
こうして、各損傷検知部10,11におけるCCDカメラや撮像管などの照度検知器14の焦点が合ったら、演算制御装置26は、発光ダイオードや蛍光管などの光源13へ電力17を供給し、光源13を点灯させてコンテナ4の上面及び側面を太陽光の影響を受けにくい波長の光で照させ、同時に、移動ゲート7の走行モータなどの移動装置27へ移動制御信号28を送って、移動ゲート7をレール6に沿い移動させ、この時、移動方向位置検知器29からの位置信号30によって、移動ゲート7の位置を監視させるようにする。
【0052】
すると、移動ゲート7のレール6に沿った移動に応じて、コンテナ4の上面及び側面を光源13がライン状に照らすこととなり、コンテナ4の上面及び側面で反射した反射光が各照度検知器14によって、照度信号として検出される。各照度検知器14で検出された各画素ごとの照度信号は、A/D変換器19を介して照度検知信号18に変換され、順次、演算制御装置26へ入力される。
【0053】
そして、演算制御装置26は、入力された各画素ごとの照度検知信号18をそれぞれ設定器20に設定されたしきい値21と比較し、照度検知器14からの照度検知信号18が設定器20に設定されたしきい値21を下回った時に(図7参照)、その画素の部分に孔や亀裂などの損傷部15,16が存在すると判断して、ブザーやランプなどの警報装置22に損傷検知信号24を送って、警報を発生させる。必要な場合には更に、ディスプレイなどの表示装置23に対し、移動方向位置検知器29からの位置信号30と照合した損傷箇所指示信号25を送り、詳しい損傷位置を画像や数値で表示させる。
【0054】
このように本発明では、損傷の判定に、コンテナ4からの反射光の照度差を利用しているが、図3の孔などの損傷部15や、図4の亀裂などの損傷部16がある場合はその部分からの反射光がほとんど得られないため、コンテナ4表面にコルゲート(凹凸)や、多種多様な模様の塗装や、部分的な汚れ、へこみ、錆などがある場合に比べても極端に得られる照度が小さくなるので、損傷部15,16かどうかを簡単且つ確実に識別することが可能となる。
【0055】
しかも、照度の比較のみによって損傷の有無を判定しているので、処理すべき情報量を大幅に減らすことができ、安価な構成の画像処理装置であってもリアルタイムで高速処理を行うことができる。従って、短時間に損傷検査を完了するという初期の目的を十分に達成することが可能となる。
【0056】
これに対し、反射光の彩度や明度などの他の要素をも含めた通常の画像処理を行わせた場合には、コンテナ4のコルゲートや、多種多様な模様の塗装や、部分的な汚れやへこみや錆などを識別させること自体が困難であり、又、情報量が膨大となるため高価な画像処理装置が要求され、しかも、処理時間がかかるためリアルタイム処理は難しく、結局、実現は困難である。
【0057】
尚、照度検知器14は、各損傷検知部10,11における設置箇所一箇所につき1台設けておけば、図3に示すような、孔などの損傷部15は検知することが可能であるが、図4に示すように、異なる方向から同一部分を狙うように複数台組合せて設けるようにすれば、角度によっては重なって見える(従って、反射光が生じる)亀裂などの損傷部16があっても、誤り無く検知することが可能となる。
【0058】
こうして、損傷部15,16のあるコンテナ4が発見されたら、軽微な補修はゲート部2で行い、時間を要する補修の場合にはトラック1をゲート員が指示する場所へ移動させて係員による補修を受けさせるようにする。
【0059】
これにより、検査に必要な要員を大幅に減らすことができるようになると共に、トラック1の一台当りのコンテナターミナルゲート通過に要する時間が大幅に短縮され、天候に拘わらず渋滞を緩和・解消することができるようになる。
【0060】
本発明の第二の実施例として、図8に示すように離れた位置に設けた複数の光源13でコンテナ4の同一箇所を異なる入射角で照すと共に、上記各光源13からの反射光を同じ位置に設けられた照度検知器14で検出し、検出した各反射光の照度を比較解析して、コンテナ4の損傷有無の判断精度を向上する方法がある。
【0061】
即ち、輸送用のコンテナ4の中には、冷凍用コンテナが10パーセント程度含まれており、該冷凍用コンテナは、外壁のすぐ内側に保冷材が設けられているので、例え外壁に損傷部15,16があっても、保冷材が光源13からの光を反射してしまうため、損傷部15,16が無いと誤って判断されるおそれがある。
【0062】
そこで、図8に示すように、保冷材や、コンテナ4の外壁を構成する鉄やアルミニウムなどの金属について、光の入射角に応じた反射光の反射率の違いをそれぞれ調べたところ、図9に示すように、保冷材(線イ)は光の入射角が変っても反射率には大きな変化が見られないのに対し、鉄(線ロ)やアルミニウム(線ハ)などの金属の場合には光の入射角が僅かでも変れば反射率が大きく変化することが分かった。
【0063】
従って、上記性質を利用して、例えば、同一波長の光源13を、コンテナ4の前後方向や左右方向や或いは斜め方向など、いずれかの方向に対し間隔をおいて一直線上に多数配置し、これらを順番に点灯させることにより、異なる入射角からの反射光を時間をずらせて同一の照度検知器14に検出させるようにし、これらの照度検知信号18を演算制御装置26で比較させて照度の差を解析し、照度の差がほとんどない場合に保冷材からの反射光と判断させ、損傷部15,16があるものと判断させるようにする。
【0064】
或いは、異なる波長の光源13を上記したように多数配置し、同一箇所に各波長の光を検出可能な照度検知器14を複数基まとめて設けて、同時に発光及び検知を行わせるようにしても良い。
【0065】
尚、光源13の配置は一直線上に限らず、入射角が変えられれば、実質的にどのような配置であっても良い。
【0066】
又、上記の方法は、第一の実施例にかかるしきい値21の比較と並行して常時行わせるようにしても良いが、保冷材とコンテナ4の外壁を構成する鉄やアルミニウムなどの金属とでは反射光の最大強度が異なるため、保冷材の反射光の最大強度を第2のしきい値として、照度検知信号18が第2のしきい値を下回った場合にのみ実施させるようにしても良い。
【0067】
尚、本発明は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の損傷検出装置によれば、検査の自動化により、検査に必要な要員を大幅に減らすことができるようになると共に、トラックの一台当りのコンテナターミナルゲート通過に要する時間を大幅に短縮させ、天候に拘わらず渋滞を緩和・解消することができるようになるという優れた効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の概略斜視図である。
【図2】図1の背面図である。
【図3】孔などの損傷部が有る場合における図2のIII−III矢視図である。
【図4】亀裂などの損傷部が有る場合における図2のIV−IV矢視図である。
【図5】太陽光の強度と波長の関係を示すグラフである。
【図6】図1の制御系統図である。
【図7】照度検知器の各画素における位置と照度の関係を示す図である。
【図8】光の入射角に応じた反射光の反射率を保冷材や鉄やアルミニウムについて調べる様子を示す本発明の第二の実施例の説明図である。
【図9】保冷材や鉄やアルミニウムにおける光の入射角と反射率との関係を示すグラフ図である。
【図10】コンテナターミナルゲートの概略正面図である。
【符号の説明】
4 コンテナ(被検査物)
7 移動ゲート(ゲート)
12 検知部位置調整装置(距離調節手段)
13 光源
14 照度検知器
20 設定器
21 しきい値
24 損傷検知信号
26 演算制御装置

Claims (3)

  1. 輸送用のコンテナを載せたトラックを車幅方向に跨ぎ且つトラックの前後方向へ走行可能な門型の移動ゲートと、前記コンテナの上面及び両側面を照らすように移動ゲートに設けた複数の光源と、移動ゲートに設けられ且つコンテナ表面からの反射光を検出する複数の照度検出器と、 コンテナのコルゲート、塗装、部分的な汚れ、へこみ、錆からの反射光を識別し得るしきい値を設定した設定器と、当該しきい値と照度検知器で検出した反射光の照度を比較し、コンテナに孔や亀裂があって反射光の照度がしきい値よりも低い場合に損傷検知信号を発生する演算制御装置とを備えてなることを特徴とする損傷検出装置。
  2. 太陽光の影響を受けにくい波長の光源を用い、上記波長のみを検出可能な照度検知器を用いた請求項1記載の損傷検出装置。
  3. 照度検知器がCCDカメラであり、コンテナに対する焦点距離や相対距離を調節可能な調節手段を備えた請求項1または2のいずれか記載の損傷検出装置。
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