JP3544852B2 - 映像符号化装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はMPEG2ビデオストリームを用いた映像放送に有用な映像符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、放送、通信、蓄積メディアなどへの応用が期待されている技術にMPEG2(ISO/IEC13818)に代表されるディジタル動画像符号化技術がある。
【0003】
周知の通り、MEPG2による動画像符号化においては、動き補償と呼ばれる方式により符号化を行うフレームまたはフィールドを、過去や未来のフレームまたはフイールドの類似する部分から予測し、その残差を符号化することにより高能率な符号化を実現している。従って、復号化するにはその逆の手順を実施する必要がある。
【0004】
ところで、ビデオオンデマンドなどのような映像放送等を考えた場合、ユーザに番組内容を安価な料金で、あるいは無料で提供したりすることが考えられるが、そのためにはコマーシャル(CM)を画像の一部に挿入して提供すると云った途が考えられる。この場合、商業テレビ放送で行っているような番組の途中にCMのみの放送時間帯を組み入れると云う方式は、ビデオオンデマンドの場合、スキップ操作を適宜行うことでCM視聴を避けて鑑賞される懸念があるため、CM提供者の利益を考えると、画面の一部の領域を利用してそこにCMを挿入しておくという対策が考えられる。
【0005】
そして、これにより、CMをカットして番組を視聴されてしまうと云う問題を回避できるようになる。
【0006】
しかしながら、その一方で次のような問題が残る。すなわち、画像は、ディジタル録画する場合、容量が膨大なものとなるため、通常は、映像符号化装置で動画像符号化して収録する。そして、標準的な動画像符号化にはMPEG2を使用する。従って、符号化済みの収録画像中にCMやロゴなどを挿入するためには、収録後の画像にCM挿入やロゴ挿入のための編集を施す必要がある。
【0007】
しかし、MPEG2用の従来の映像符号化装置での符号化済み画像のデータであるMPEG2ビデオストリームにおいて、そのストリームで得られる画面上の一部の領域をCMやロゴなどの他の映像で置換しようとする場合、従来の映像符号編集装置ではMPEG2ビデオストリームを復号し、得られた画像の所定部分を置換し、映像符号化装置で再符号化する必要があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
MPEG2ビデオストリームにて得られる画面上の一部領域をCMなどの他の映像で置換する場合、または放送局のロゴなどを上書きした映像で置換する場合、従来の映像符号化装置ではMPEG2ビデオストリームを復号し、得られた画像の所定部分を置換又は上書きし、映像符号化装置で再符号化する必要がある。
【0009】
しかし、一度復号化してから再符号化するためには映像符号編集装置内に復号化装置と符号化装置が必要となるため装置が大きくなる。しかも復号化、再符号化を行うことにより画質が劣化する。また、ビデオオンデマンドなどの場合、例えば、契約視聴者を正規料金会員とエコノミー会員や無料会員等に分けていずれの会員かにより、CMなし番組視聴や、CM付番組視聴などをしたり、また、CMを入れるにしても、地域別あるいは年齢別、趣味別などといった具合に、契約内容に応じて種々、対応を変えるようにしたいといった多様化、差別化をする要求もある。しかし、これに応えるために、CMなしの番組をMPEG2ビデオストリームとして用意して、これを必要に応じCM付とする場合、まず、番組を復号化し、この復号化したディジタル信号の画像における画面内の一部にCMを付加すべく編集処理してから符号化して番組を伝送することになる。
【0010】
この場合、復号化と再符号化処理が加わるために、その分、遅延が生じ、高速処理が可能なシステムにしないと実用に供するには不向きとなる。
【0011】
そこで、この発明の目的とするところは、MPEG2ビデオストリームの画面の一部領域を他の映像で置換える場合に、画像の劣化を生じることなく、また、遅延を最小限に抑えることができて、十分に実用に供することができるようにした映像符号化装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は次のような装置を用いる。
【0013】
画面上の一部の領域を例えばCMなどで完全に置き換える場合には映像符号化装置は映像をMPEG2ビデオストリームに映像符号化する際に画面領域を置換可能領域、置換不能領域の2つの領域に分割し、置換不能領域の予測符号化の参照画面には置換不能領域のみを用いる。この際2つの領域はスライス単位で分割する。
【0014】
画面上の一部の領域に例えば放送局のロゴなどを上書きした映像で置き換える場合には、映像符号化装置は映像をMPEG2ビデオストリームに映像符号化する際に画面領域を置換可能領域、置換不能領域の2つの領域に分割し、置換不能領域の予測符号化の参照画面には置換不能領域のみを用いた上に、置換可能領域はピクチャータイプに関わらずイントラ符号化する。この際2つの領域はマクロブロック単位で分割する。
【0015】
二つの発明とも置換可能領域に関する情報(置換可能領域が存在すること、置換可能領域の種類、領域の画面上の位置、大きさ)を記述したユーザーデータをストリームに多重する。
【0016】
こうして作られたMPEG2ビデオストリームに対して、映像符号編集装置は置換可能領域の映像を加工する。
【0017】
第一の映像符号化装置で作られたストリームの置換可能領域をCMなどで置換する場合、置換可能領域のスライスを置換用のスライスで置き換える。
【0018】
第二の映像符号化装置で作られたストリームの置換可能領域にロゴなどを上書きした映像で置換する場合、MPEG2ビデオストリームの置換可能領域のみを一旦、デコードする。そして、その再生画像にロゴなどを上書きし、再びイントラ符号化する。こうして得られたストリームで置換可能領域を置き換える。
【0019】
いずれの映像符号編集装置の場合も、置換後必要に応じて上書き可能領域に関する情報を記述したユーザーデータを消去する。
【0020】
本発明を用いることにより、第一の発明ではMPEG2ビデオストリームを復号することなく一部分を別の映像(例えばCM)で置換したストリームを作ることが出来るようになるもので、MPEG2におけるビデオストリームを復号化、再符号化することなく画面の一部分を別の映像(例えばCM(コマーシャルメディア)で置換したストリームを作ることが出来る。また、第二の発明ではストリームの一部を復号、映像編集、再符号化するだけで映像に例えば放送局のロゴを上書きすることが出来る。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
【0022】
(実施例1)
図1に映像符号化装置の全体の構成図を示す。図において、入力された動画像信号23は、動き検出部11によりマクロブロック単位の動き検出を行い、フレーム内符号化を行う場合は入力画像を、動き補償予測フレーム間符号化を行う場合は、フレームメモリ18に記録されたローカルデコード画像との動き補償誤差を、それぞれDCT(離散コサイン変換)部13,43、量子化部14、可変長符号化部20によりにより符号化し、動きベクトル、予測モード情報等とともにビットストリーム24として出力する。
【0023】
量子化後の信号は、逆量子化部15、逆DCT部16及び予測画面との加算により復号を行い、参照画面としてフレームメモリ18に記録する。全体制御部は、可変長符号化部20から得られる発生符号量情報に基づいて、全体制御部21により所定の符号化所定の符号化ビットレートになるように、フィードバック制御によって量子化部14における量子化スケール値を決定する他に、各ブロックのパラメータ設定なども行う。映像符号化装置全体に対する外部から指示はパラメータ入力部22を介して行う。
【0024】
本システムでは、画面の一部に必要に応じて、後からCMなどの画像を挿入したりすることが出来るようにするために、映像を符号化する際に、画面を他の画像と自由に置き換えることができる置換可能領域A1と、他の画像と置き換えができない置換不能領域A2に分けるようにする。
【0025】
例えば、図2の如きである。ラスタスキャンのライン16本分を1スライスとすると、この図2の例では、画面の上から96ライン(6スライス分)を置換可能領域A1、その他の部分を置換不能領域A2としていることを示している。
【0026】
本発明システムにおいては、映像符号化装置を構成する要素の一つである動き検出部11において動き検出をする際に、置換不能領域A2の画素を参照画面として動き検出する場合には、置換不能領域A2の画素のみを参照画面として用いる。
【0027】
符号化に際して置換可能領域A1はGOP単位に設定することが出来る。この際、イントラ符号化用量子化マトリックス“intra_quantiser_matrix”,ノンイントラ符号化用量子化マトリックス“non_intra_quantiser_matrix”は置換可能領域が設定されているストリームを通して一定とする。またMPEG2の画像にはピクチャタイプとして、Iピクチャ,Pピクチャ,Bピクチャがあるが、これらそれぞれに対してピクチャタイプ毎に置換可能領域A1の占めるスライス(この例の場合、6スライス分)の合計符号量の最低量を設定し、符号化する際にはピクチャタイプ毎に置換可能領域A1のスライスの合計符号量が最低量以上になるように符号量制御を行ってもよい。これらの制御パラメータはパラメータ入力部16より入力する。
【0028】
上記制限を付けた符号化を行つた場合には、ストリームのsequence_header() に続くシーケンス拡張部“sequence_extention()”部分におけるユーザに解放されたユーザデータ“user_data() ”部分に上記符号化に関するデータを記述する。この記述内容としては、
・「参照画面の制限を行ったこと」
・「置換可能領域のスライスの番号」
・「ストリーム中に現れるI,P,Bピクチャの周期は一定か否か」
・「周期が一定の場合のIピクチャの周期とI又はPピクチャの周期」
・「置換可能領域のスライスの符号量制御を行ったか否か」
・「符号量制御を行った場合のI,P,Bピクチャに割り当てられた符号量」
などがあげられる。
【0029】
図3、図4、図5に“user_data() ”の記述例を示す。
これらのうち、図3はストリーム中に現れるI,P,Bピクチャの周期は一定で、置換可能領域A1のスライスの符号量制御を行った場合の記述例を示し、また、図4はストリーム中に現れるI,P,Bピクチャの周期は一定で、置換可能領域A1のスライスの符号量制御を行わなかった場合の記述例を示しており、そして、図5はストリーム中に現れるI,P,Bピクチャの周期は不定で置換不能領域のスライスの符号量制御を行わなかった場合の記述例を示している。また、置換可能領域が設定されているGOP には必ずこの“user_data() ”を含む“sequence_extention()”を持つsequence_header() がなければならない。
【0030】
[映像符号編集装置]
次に、映像符号編集装置について説明する。実施例1における映像符号編集装置の構成は図6に示す如きであり、ストリーム解析部61、ストリーム置換部62、置換用ストリームライブラリ63とからなる。
【0031】
ここでストリーム解析部61は、図1の構成の映像符号化装置の最終段の出力段より出力される当該映像符号化装置で作られたストリームを解析するためのものであって、置換可能領域A1のストリームであるか、置換不可能領域のストリームであるのかの解析を行うためのものである。また、置換用ストリームライブラリ63は置換する各種画像のストリームをライブラリとして蓄えたものであり、自己の蓄えているライブラリ中から、前記ストリーム解析部61の解析結果に応じて所定の置換用ストリームを選択してストリーム置換部62に与える機能を有するものである。また、ストリーム置換部62は前記ストリーム解析部61の解析結果に応じて置換用ストリームライブラリ63が出力するストリームを置換可能領域A1に置換して出力するものである。
【0032】
次にこの映像符号編集装置の作用を説明する。
ここでは上記図1の構成の映像符号化装置で作られたストリームを“元ストリーム”、置換する映像をMPEG2ビデオのスライスに符号化したものを“置換スライス”と呼ぶ。また、元ストリームの置換可能領域のスライスを“元スライス”と呼ぶ。
【0033】
置換スライスとして、以下の条件のものを用意する。すなわち、
・「置換スライスは、元ストリームと同じ“intra_quantiser_matrix”,“non_intra_quantiser_matrix”を使っていること」
・「置換スライスは、元ストリームの置換可能領域と同じ表示サイズのスライスであること」
などである。また、置換スライスは以下に示す“type1”と“ype2”の2種類のストリームがあり、両者で処理が異なる。
【0034】
[type1]
これは置換スライスが通常のMPEG2ビデオストリームから得られる場合である。そして、この場合、I,P,Bピクチャそれぞれのピクチャタイプごとの符号量は一定値以下に制限されている必要がある。また、I,P,Bピクチャの順序は一定である必要がある。
【0035】
[type2]
これは置換スライスが静止画の場合であり、この場合には以下のスライスの構成にする。
【0036】
・表示する静止画の内容で構成される“intra_macroblock”で構成されたスライスを用意する。この際、“macroblock_type ”は“Ppicture”のものを用いる。元ストリームのPピクチャの置換に用いる。
【0037】
・スライスの最初と最後は前方の画面をそのまま用い、両者の間はスキップドマクロブロックで構成されたスライスを用意する。この際、“macroblock_type ”は“Ppicture”のものを用いる。元ストリームのPピクチャの置換に用いる。
【0038】
・スライスの最初と最後は後方の画面をそのまま用い、両者の間はスキップドマクロブロックで構成されたスライスを用意する。この際、“macroblock_type ”は“Bpicture”のものを用いる。元ストリームのBピクチャの置換に用いる。
【0039】
type1は元ストリームと同じI,P,Bピクチャの順序の置換スライスである必要があるがtype2の場合は元ストリームのピクチャタイプに対応したスライスを挿入するので、ピクチャタイプの順序だけスライスを用意する必要がない。
【0040】
次に置換スライスで置換する手順を説明する。はめに、type1の置換スライスで置換する場合の手順を示す。
【0041】
[type1の置換スライスで置換する場合の手順]
type1の置換スライスで置換する場合には図7、図8の手順に従う。
【0042】
はじめに、置換開始前の処理(図7参照)を行う。この処理は、S1からS4の手順に沿った処理である。すなわち、
[S1] 図3〜図5に示した置換可能領域に関する“user_data() ”を探す。見つかればS2に移り、見つからなければ置換を中止する。
[S2] “intra_quantiser_matrix”, “non_intra_quantiser_matrix”をロードする。そして、S3に移る。
[S3] 元ストリームの各ピクチャの置換可能領域の符号量がピクチャタイプごとに下限値以上になっていて、かつI,P,Bピクチャの順序は固定のものの場合のみ置換可能であるので、その条件に合うものを探す。条件に合えばS4に移り、合わなければ置換中止にする。
[S4] 置換可能領域のサイズ、“intra_quantiser_matrix”, “non_intra_quantiser_matrix”、各ピクチャのスライスの符号量がピクチャタイプ毎の下限値以下、I,P,Bピクチャの順序が原ストリームと同じものを選ぶ。そして、その条件を満たすストリームがあればそれを置換開始する。条件を満たすものがなければ、置換を中止する。
【0043】
[S5]置換可能領域に関する“user_data() ”を消去するか否かを判定する。
【0044】
[S6]消去する場合は、上記置換可能領域に関する“user_data() ”を“0 ”で置換する。
【0045】
実際の置換は次のようにする。
[置換処理]
置換処理は図8の如きであり、S21からS25の手順を踏む。
[S21] 元ストリームのGOP(Group of Pictures ;ランダムアクセスを可能にするために、画面内だけで閉じた情報による符号化画面(フレーム内符号化画面)を定期的に挿入し、このフレーム内符号化画面が少なくとも一枚入った画面群構造を持つ。このような画面群構造がGOPである。)の先頭を探す。GOPの先頭が見つかったならばS22の処理に移る。
[S22] 置換終了の条件(元ストリーム終了、置換スライス終了、その他の置換終了条件)を満たしていないことを確認する。そして、満たしてないことが確認されたならばS23の処理に移り、満たしてないことが確認されなければ置換終了する。
[S23] ピクチャ毎に元スライスを置換スライスで置き換えていく。そして、それを終えたならば、S24の処理に移る。
【0046】
[S24] 置換スライスの符号量の方が元スライスより多いか少ないかを判定する。元スライスの方が少なければS22に戻って以上の処理を繰り返し、元スライスの方が多ければS25の処理に移る。
[S25] ここでは、置換スライスの符号量が不足する分、ストリームにスタッフィング(符号発生量が予定より少ないとき、アンダーフローを防止するために挿入するダミービット)を挿入する。
こうして、置換スライスの符号量の方が元スライスより少ない場合は不足分だけスタッフィングを挿入する。
以上が、type1の置換スライスで置換する場合の手順の例である。
【0047】
次にtype2の置換スライスで置換する場合の手順の一例を説明する。
[type2の置換スライスで置換する場合の手順]
type2の置換スライスの置換の手順は図9,図10の如きである。
[置換開始前の処理]
まずはじめに、図9に示す置換開始前の処理を実施する。
【0048】
置換処理は図9の如きであり、S31からS33の手順を踏む。
[S31] まず、図3〜図5に示した置換可能領域に関する“user_data() ”を探す。見つかればS32の処理に移り、見つからなければ置換を中止する。
【0049】
[S32] 次に、ビデオストリーム中のイントラ(フレーム内予測符号化)量子化マトリックス“intra_quantiser_matrix”の情報をロードする。そして、S33の処理に移る。
[S33]置換スライスの中から置換可能領域のサイズ、“intra_quantiser_m atrix ”が元ストリームと同じものを選ぶ。
【0050】
[S34]置換可能領域に関する“user_data() ”を消去するか否かを判定する。
【0051】
[S35]消去する場合は、上記置換可能領域に関する“user_data() ”を“0 ”で置換する。
【0052】
実際の置換は次のようにする。
[置換処理]
置換処理は図10の如きであり、S41からS50までの手順を踏む。
[S41] まず、元ストリームのGOPの先頭を探す。そして、S42の処理に移る。
【0053】
[S42] 置換終了の条件(元ストリーム終了、その他の置換終了条件)を満たしていないことを確認する。そして、満たしていないことが確認できたならば、S43の処理に移る。もしも置換終了の条件を満たしていたならば置換終了する。
[S43] 元ストリームのピクチャのタイプをチェックする。そして、ピクチャタイプに応じてS44からS46までのいずれかの処理に移る。例えば、Iピクチャの場合は、S44の処理に移り、Pピクチャの場合は、S45の処理に移り、Bピクチャの場合は、S46の処理に移る。
[S44] Iピクチャの場合は、Iピクチャ用置換スライスを採用する。そして、S47の処理に移る。
【0054】
[S47] 採用したIピクチャ用置換スライスの符号量が元スライスの符号量より小さいか大きいかを確認する。その結果、小さければ、S48の処理に移って採用したIピクチャ用置換スライスで置換する。そして、処理をS49に移す。また、S47での確認の結果、大きければS41に戻って上述の処理を繰り返す。つまり、採用したIピクチャ用置換スライスの符号量が元スライスの符号量より大きい場合は置換を行わずに元ストリームのGOPの先頭を探す処理へ戻り、小さい場合には置換を行う。
[S45] S43での判断の結果、Pピクチャであった場合はPピクチャ用スライスを採用し、S48に移って、当該採用したPピクチャ用置換スライスで置換する。そして、処理をS49に移す。
[S46] S43での判断の結果、Bピクチャであった場合には、S48に移ってBピクチャ用置換スライスで置換する。そして、処理をS49に移す。
【0055】
[S49] 元ストリームのスライスをピクチャの種類に合わせてその該当種類のピクチャ用置換スライスで置換した場合は、置換スライスの符号量の方が元スライスより多いか少ないかを判断する。その結果、多い場合はS42の処理に戻り、上述の処理を繰り返し、また、置換スライスの符号量の方が元スライスより少ない場合はS50の処理に移り、ここで不足分だけスタッフィングを挿入してからS42の処理に戻り、上述の処理を繰り返す。
【0056】
つまり、Iピクチャの場合は、Iピクチャ用置換スライスの符号量が元スライスの符号量より小さいことを確認して置換する。そして、大きい場合は置換を行わずに元ストリームのGOPの先頭を探す処理へ戻る。
【0057】
P,Bピクチャの場合はそれぞれPピクチャ用、Bピクチャ用置換スライスで置換する。置換した場合は、置換スライスの符号量の方が元スライスより少ない場合は不足分だけスタッフィングを挿入する。
【0058】
これらの処理のために、元ストリームの置換可能領域のサイズ、“intra_quantiser_matrix”,の組み合わせが何種類か考えられる場合は、置換用ストリームライブラリにその種類だけ置換スライスを準備する。
【0059】
type2のスライスを置換する場合には、以下に示すようにIピクチャに置換する置換スライスのみ元ストリームの置換可能領域のサイズトパラメータに合わせて符号化し、P,Bピクチャに関しては置換可能領域のサイズに合わせてスライスを作成して置換する方法も可能である。この場合の映像符号編集装置に構成を図11に示す。次いで置換の手順を図12,図13に示す。
【0060】
<映像符号編集装置の構成例2>
図11に示す構成例2の映像符号編集装置は、ストリーム解析部61,ストリーム置換部62、バッファ71、置換用映像符号化装置72からなり、置換用映像符号化装置72には原画像73が取り込まれる。
【0061】
ここでストリーム解析部61は、図1の構成の映像符号化装置の最終段の出力段より出力される当該映像符号化装置で作られたストリームを解析するためのものであって、置換可能領域A1のストリームであるか、置換不可能領域のストリームであるのかの解析を行って出力するためのものである。また、バッファ71はこの出力を一時保持するためのものであり、置換用映像符号化装置72は図6の構成例での置換用ストリームライブラリ63の代わりのもので、原画像73を元に置換用スライスを作製するものであって、Iピクチャに置換する置換スライスのみ元ストリームの置換可能領域のサイズトパラメータに合わせて符号化し、P,Bピクチャに関しては置換可能領域のサイズに合わせてスライスを作成してストリーム置換部62に与える機能を有するものである。また、ストリーム置換部62は前記ストリーム解析部61の解析結果に応じて置換用映像符号化装置72が出力するストリームを置換可能領域A1に置換して出力するものである。
【0062】
次にこの映像符号編集装置の作用を説明する。
[type2の置換スライスで置換する場合の手順]
type2の置換スライスの置換の手順は図12,図13の如きである。
[置換開始前の処理]
まずはじめに、図12に示す置換開始前の処理を実施する。
【0063】
置換処理は図12の如きであり、S51からS53の手順を踏む。
[S51] ここでは、まず図3〜図5に示した“user_data() ”を探す。見つかればS52の処理に移り、見つからなければ置換を中止する。
[S52] 置換可能領域のサイズを調べる。
【0064】
[S53] そして、同じサイズのP,Bピクチャ用置換スライスを準備する。
【0065】
[S54]置換可能領域に関する“user_data() ”を消去するか否かを判定する。
【0066】
[S55]消去する場合は、上記置換可能領域に関する“user_data() ”を“0 ”で置換する。
【0067】
そして、置換処理に移る。
【0068】
実際の置換は次のようにする。
[置換処理]
置換処理は図13の如きであり、S61からS71までの手順を踏む。
[S61] まず、元ストリームのGOPの先頭を探す。そして、S62の処理に移る。
[S62] 置換終了の条件(元ストリーム終了、その他の置換終了条件)を満たすか、否かを調べる。満たしていれば、置換を終了し、満たしていなければS63の処理に移る。
[S63] このようにしてS62において、置換終了の条件(元ストリーム終了、その他の置換終了条件)を満たしていないことを確認したならば、S63において、元ストリームの“intra_quantiser_matrix”をロードする。元ストリームで使われている“intra_quantiser_matrix”が変化した場合は新しいものにアップデートする。ここでの処理が終わると次にS64の処理に移る。
[S64] ここでは、元ストリームのピクチャのタイプをチェックする。そして、ピクチャタイプに応じてS45からS67までのいずれかの処理に移る。例えば、Iピクチャの場合は、S65の処理に移り、Pピクチャの場合は、S66の処理に移り、Bピクチャの場合は、S67の処理に移る。
[S65] Iピクチャの場合は、置換スライスの符号量を調べる。そして、S68の処理に移る。
【0069】
[S68] 元ストリームで使用されている“intra_quantiser_matrix”を用いて置換画像を元スライス符号量のスライスに符号化する。そして、S69の処理に移り、ここで、元ストリームのピクチャの種類に合わせて置換スライスに置換する。スライス垂直位置“slice_vertical_position ”の値は元スライスのものを使用する。そして、処理をS70に移す。
[S66] S64での判断の結果、Pピクチャであった場合はPピクチャ用スライスを採用し、S69に移って、元ストリームのピクチャの種類に合わせて置換スライスに置換する。スライス垂直位置“slice_vertical_position ”の値は元スライスのものを使用する。そして、処理をS70に移す。
[S67] S64での判断の結果、Bピクチャであった場合には、Bピクチャ用置換スライスを採用する。そして、S69に移って、元ストリームのピクチャの種類に合わせて置換スライスに置換する。“slice_vertical_position ”の値は元スライスのものを使用する。そして、処理をS70に移す。
[S70] ここでは置換スライスの符号量の方が元スライスより多いか少ないかを判断する。その結果、多い場合はS62の処理に戻り、上述の処理を繰り返し、また、置換スライスの符号量の方が元スライスより少ない場合はS71の処理に移り、ここで不足分だけスタッフィングを挿入してからS62の処理に戻り、上述の処理を繰り返す。
【0070】
このように、Iピクチャの場合は、元スライスの置換可能領域の符号量を調べ、現在使われている“intra_quantiser_matrix”を用いて置換用の原画像を上記符号量以下のスライスに符号化する。また、P,Bピクチャの場合は用意したPピクチャ用、Bピクチャ用置換スライスで置換する。
【0071】
そして、置換した場合は、置換スライスの符号量の方が元スライスより少ない場合は不足分だけスタッフィングを挿入する。
【0072】
この方法を用いれば元ストリームのパラメータによらずに画像を置換することが出来る。
【0073】
以上、実施例1は、画面領域を置換可能領域、置換不能領域の2つの領域に分割し、置換可能領域の予測符号化を行う際に置換不能領域を予測の参照画面に用いずにMPEG2ビデオス卜リームを作成する映像符号化装置と、前記符号化装置で作成されたストリームの置換可能領域を他の映像のスライスに置換する映像符号編集装置とから構成した。
【0074】
従来の映像符号化装置で符号化されたMPEG2ビデオストリームの画面上の一部の領域を他の映像で置換する場合、ストリームを復号化して映像を置換して再符号化するので映像符号編集装置内に復号化装置と符号化装置が必要となり装置が大きくなる。しかも復号化、再符号化を行うことにより画質が劣化する。また、復号化、再符号化の際に遅延が生ずる。
【0075】
そこで、実施例1に示した本発明では、映像を映像符号化装置でMPEG2ビデオストリームに符号化する際、画面領域を置換可能領域、置換不能領域の2つの領域に分割し、置換不能領域は置換可能領域を予測の参照画面に用いない条件で符号化するようにし、この符号化装置で作成されたストリームの置換可能領域のスライスを、置換したい対象の映像のスライスで置換するようにした。
【0076】
故に、本発明を用いることにより、ストリームを復号することなく一部分を別の映像(例えばCM)で置換したストリームを作ることが出来るようになるもので、実施例1の本発明を用いることにより、動画像符号化の標準的な手法の一つであるMPEG2におけるビデオストリームを復号化、再符号化することなく画面の一部分を別の映像(例えばCM(コマーシャルメディア))で置換したストリームを作ることが出来、これにより映像符号編集装置でMPEG2ビデオストリームを復号化、再符号化する必要がないので映像符号編集装置を小型にでき、画像の劣化を防いで、しかも、復号化、再符号化による遅延がなくなる利点が得られるようになる。
【0077】
以上は、画面を上下に所望に分けて置換可能領域と不可能領域に分け、置換可能領域について、画像を書き換えるようにしたものであったが、ロゴ等を対象とする場合、これでは領域が多き過ぎる。そこで、ロゴなどに最適な実施例を次に実施例2として説明する。
【0078】
(実施例2)
従来の映像符号化装置で符号化したMPEG2ビデオストリームの画面上に例えばロゴを上書きした映像で置換する場合、従来の映像符号編集装置ではMPEG2ビデオストリームを復号し、得られた画像にロゴを上書きし、映像符号化装置で再符号化する必要があった。しかし、一度復号化してから再符号化するためには映像符号編集装置内に復号化装置と符号化装置が必要となるため装置が大きくなる。しかも復号化、符号化を行うことにより画質が劣化が生ずる。また、復号化、再符号化の際に遅延が生ずる。
【0079】
実施例2に示す本発明は、映像符号化装置で映像符号化を行う際に画面領域を置換可能領域と置換不能領域に分割する。符号化に際して置換可能領域はピクチャタイプに関わらずイントラ符号化を行う。置換不能領域は動き検出を行う際の参照画面に上書き不能領域のみを用いて符号化を行う。そして上書き可能領域に関する情報(上書き可能領域が存在すること、領域の画面上の位置、大きさ)を記述したユーザーデータをストリームに多重する。
【0080】
上記映像符号化装置で作られたMPEG2ビデオストリームの置換可能領域の映像を例えば番組のロゴを上書きしたもので置換する場合には、映像符号編集装置においてMPEG2ビデオストリームの置換可能領域のみを一旦デコードする。そしてその再生画像にロゴを上書きし、再びイントラ符号化する。こうして得られたストリームを本来のストリームと置換する。またこの際、必要に応じて置換可能領域に関する情報を記述したユーザーデータを消去する。
【0081】
第二の発明においては、MPEG2ビデオストリーム全体を復号化、再符号化することなく、画面の一部分に別の映像(例えばロゴ等)を上書きしたストリームを作ることが出来るようになり、また、映像符号編集装置の小型化と画質の維持を可能になり、復号化、再符号化による遅延もないようにしたシステムとなる。そして、この発明により、画面の一部分に別の映像(例えばロゴ等)を上書きしたストリームを作ることが出来るようになることから、例えば、ディジタル放送を行う際に上書き可能領域に放送局のロゴを上書きすることで、映像が複製された場合にオリジナルが何であるかが分かるようになるので、著作権保護に有用であり、さらに上書き可能領域の有無、領域の画面上の位置、大きさを記述したユーザデータを消去することにより、ストリームに対する上書き防止、上書きデータの削除を困難にする。
【0082】
実施例2においては、図14に符号A11を付して示すように、書き換え可能な領域をロゴのサイズ対応に画面のフルサイズに対して比較的小さく確保する。また、実施例1と同様に、MPEG2ビデオストリーム全体を復号化、再符号化することなく、画面の一部分に別の映像(例えばロゴ等)を上書きしたストリームを作ることが出来るようにし、また、映像符号編集装置の小型化と画質の維持を可能にし、復号化、再符号化による遅延もないようにする。
【0083】
以下、詳細を説明する。
【0084】
この実施例で用いる映像符号化装置の構成も図1で説明したものと同じである。実施例2では先の実施例1でのスライス単位の画像書き換え(画面の領域を水平分割する方式)ではなく、実施例2では、例えば、図14に示すように、マクロブロック単位で画面を置換可能領域と置換不能領域に分け、置換可能領域に対して所望の画像を上書きした映像をはめ込むことができるようにするものである。
【0085】
図14に、画面の右上から96画素×96画素(4×4マクロブロック)を上書き可能領域A11、その他の部分を上書き不能領域A12とした例を示す。
【0086】
図1の映像符号化装置は、上書き可能領域A11についてはピクチャの符号化タイプがIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャに関わらずイントラ符号化する。
【0087】
置換不能領域A12については、映像符号化装置の動き補償予測部15において動き予測をする際に、置換不能領域A12を参照画面として用いて符号化する。
【0088】
上記制限を付けた符号化を行った場合には、例えば、ピクチャヘッダーのグループ情報を集めた部分である“group_of_picture_header() ”の後に記述される拡張ユーザデータである“extention_and_user_data() ”に置換可能領域A11に関する情報として以下の項目を記述したユーザデータ情報“user_data() ”として記述する。すなわち、記述内容としては、
・「置換可能領域が存在すること」
・「置換可能領域の画面上の位置」
・「置換可能領域の大きさ」
などである。
【0089】
図15に置換可能領域A11に関する情報を記述した“user_data() ”の例を示す。
【0090】
符号化に際して置換可能領域A11はGOP単位に設定することが出来る。
【0091】
従って、置換可能領域A11が存在する“group_of_picture_header() ”の後に必ず置換可能領域に関する情報を記述した“user_data() ”を付ける。このため、各GOPには必ずビデオストリームにヘッダ情報としてピクチャグループヘッダ“group_of_picture_header() ”を付加する。
【0092】
置換可能領域A11の設定が終わった直後のGOPを終了GOP“closed_ GOP”としない場合は、置換可能領域A11が設定されている最後のPピクチャを参照する直後のBピクチャの予測符号化には最後のPピクチャの置換不能領域A12のみを予測の参照画面とする。
【0093】
置換符号化をした際の符号量の調整に用いるために各ピクチャの最後に0スタッフィングを追加しておいても良い。
【0094】
次に、映像符号編集装置について説明する。
[映像符号編集装置]
実施例2における映像符号編集装置の構成例1を図16に示す。映像符号編集装置は入力ストリームを一旦受信する入力バッファ81、置換可能領域が含まれているストリームを検出する置換可能領域検出部82、置換可能領域の映像に上書きする置換可能領域書換部83からなる。
【0095】
映像符号編集装置は画像符号化装置よりMPEG2の形式に符号化されて与えられる入力ストリーム(ビデオストリーム)を入力バッファ81に一旦受信する。この入力バッファ81に一時保持された入力ストリームは、置換可能領域検出部82に逐次読み込まれる。そして、置換可能領域検出部82ではこの入力ストリームに対して、以下の処理を行う。
【0096】
<置換可能領域検出部82での処理>
[処理1] ビデオストリーム中に含まれているシーケンス情報を記述したシーケンスヘッダ“sequence_header() ”と、ピクチャグループに関するヘッダ情報である“group_of_picture_header() ”を検出してストリームからGOPを切り分ける。
【0097】
[処理2] “group_of_picture_header() ”の後に図15に示した置換可能領域A11に関する情報を記述した“user_data() ”がある場合は、1GOP分のストリームを上書き領域検出部82に出力する。一方、記述がない場合はそのままストリームを出力し、上述の[処理1]に戻る。
【0098】
[処理3] 置換可能領域書換部83にストリームを出力した場合は、置換領域検出部82がストリーム出力終了を通知するまで待って上述の[処理1]に戻る。
【0099】
以上が、置換可能領域検出部82での処理である。
【0100】
次に置換可能領域書換部83での処理を説明する。
[置換可能領域書換部83]
上置換可能領域書換部83について説明する。
【0101】
置換可能領域書換部83の構成を図17に示す。
置換可能領域書換部83は、ストリームを解析して置換可能領域A11を復号化する復号化部91、復号画像に上書き画像を上書きする映像上書き部92、上書きした映像を再び符号化する符号化部93、上書き用の映像を置いておく上書き用映像ライブラリ95、並びに前記各部分を制御する全体制御部94からなる。
【0102】
このような構成の上書き可能領域書換部83における処理の流れを図18を用いて説明する。
【0103】
[S81] ストリームにおけるシーケンスヘッダ“sequence_header() ”に含まれる“intra_quantiser_matrix”を全体制御部94で保持しておく。
【0104】
また、ストリームにおけるピクチャグループヘッダ“group_of_picture_header() ”の後の置換可能領域A11に関する情報を記述したデータ領域であるユーザデータ“user−data() ”から置換可能領域のサイズと位置の情報を読み込み、全体制御部94に保持する。
【0105】
[S82] 置換可能領域A11に関する情報を記述した“user_data() ”を消去するか否かを判定する。
【0106】
[S83] そして、その結果、消去する場合は、ストリーム上の“user_data() ”を“0 ”で置き換える。
【0107】
[S84] ストリームを解析して1フレーム分のストリームを調べ、ピクチャデータの最後のスタッフィングの“0 ”のバイト数を調べる。
【0108】
[S85] 置換可能領域A11のマクロブロックだけをデコードして再生画像を得る。
【0109】
[S86] 再生画像に置換画像を上書きして上書き済み画像を作成する。
【0110】
[S87] 上書き済み画像を、デコードに用いた“intra_quantiser−matrix”でイントラ符号化する。その際、符号量については以下の条件を用いる。
【0111】
《イントラ符号化時の符号量条件》
「(新しく符号化するマクロブロックの符号量のピクチャ単位での合計符号量)<(元のマクロブロックの符号量のピクチャ単位での合計符号量+ピクチャデータの最後のスタッフィングの“0”の符号量)」
[S88] 「出来たストリームを元のストリームと置き換える」
[S89] スタッフィングを用いて符号量を合わせる。新しく作ったマクロブロックの符号量のピクチャ単位での合計が元のマクロブロックの符号量の合計より多い場合は多い分だけピクチャの最後にある“0”を削除する。また、少ない場合は少ない分だけ“0”を挿入する。」
[S90] ストリームを出力する。
【0112】
[S91] GOP終了か否かを判断する。その結果、GTO終了でなければS84の処理に戻り、S84以降の処理を繰り返す。もし、GTO終了であったならば、S92の処理に移る。
【0113】
[S92] ストリームの出力終了を置換可能領域検出部に通知する。そして、処理を終了する。置換可能領域を完全に他の映像と置き換えてしまう場合には、あらかじめイントラ符号化したマクロブロックデータを作成しておいて、置換可能領域のデコードは行わずに置き換えることも可能である。
【0114】
以上、実施例2に示した本発明システムを用いることにより、MPEG2ビデオストリーム全体を復号化、再符号化することなく、画面の一部分に別の映像(例えばロゴ)を上書きしたストリームを作ることが出来るようになる。そして、これにより映像符号編集装置でMPEG2ビデオストリーム全体を復号化、再符号化する必要はないので映像符号編集装置を小型にでき、画像の劣化を防ぎ、復号化、再符号化による遅延がなくなる。
【0115】
これにより、例えばデジタル放送を行う際に上書き可能領域に放送局のロゴを上書きすることにより映像が複製された場合にオリジナルが何であるかが分かるようになる。さらに上書き可能領域A11の有無、領域の画面上の位置、大きさを記述したユーザデータを消去することにより、ストリームに対する上書き防止、上書きデータの削除を困難にする。
【0116】
尚、本発明は上述した実施例に限定されるものでなく、要旨を変更しない範囲内で適宜、変形して実施し得るものである。
【0117】
【発明の効果】
以上、第一の本発明を用いることにより、動画像符号化の標準的な手法の一つであるMPEG2におけるビデオストリームを復号化、再符号化することなく画面の一部分を別の映像(例えばCM(コマーシャルメディア))で置換したストリームを作ることが出来る。これにより映像符号編集装置でMPEG2ビデオストリームを復号化、再符号化する必要がないので映像符号編集装置を小型にでき、画像の劣化を防ぎ、復号化、再符号化による遅延がなくなる。
【0118】
また、第二の本発明を用いることにより、MPEG2ビデオストリーム全体を復号化、再符号化することなぐ画面の一部分に別の映像(例えばロゴ)を上書きしたストリームを作ることが出来る。これにより映像符号編集装置でMPEG2ビデオストリーム全体を復号化、再符号化する必要がないので映像符号編集装置を小型にでき、画像の劣化を防ぎ、復号化、再符号化による遅延がなくなる。これにより、例えばデジタル放送を行う際に上書き可能領域に放送局のロゴを上書きすることにより映像が複製された場合にオリジナルが何かが分かる。
【0119】
いずれの発明でも、さらに置換可能領域の有無、領域の画面上の位置、大きさを記述したユーザーデータを置換処理後消去することにより、ストリームに対する再置換防止、置換データの削除を困難にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための図であって、本発明システムに用いる映像符号化装置の構成例を示すブロック図。
【図2】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例1における置換可能領域と置換不能領域の分割の例を説明する図。
【図3】本発明を説明するための図であって、本発明において使用するユーザヘッダにおける“user_data() ”ユーザデータの内容の例を示す図。
【図4】本発明を説明するための図であって、本発明において使用するユーザヘッダにおける“user_data() ”の内容の例を説明する図。
【図5】本発明を説明するための図であって、本発明において使用するユーザヘッダにおける“user_data() ”の内容の例を説明する図。
【図6】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例1における映像符号編集装置の構成例を示すブロック図。
【図7】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例1における映像符号編集装置におけるtype1の場合での置換用ストリーム選択の手順を説明する図。
【図8】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例1における映像符号編集装置でのtype1置換用ストリームで置換する場合の手順を説明する図。
【図9】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例1における映像符号編集装置のtype2置換用ストリーム選択の手順を説明する図。
【図10】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例1における映像符号編集装置のtype2置換用ストリームで置換する場合の手順を説明する図。
【図11】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例1における映像符号編集装置の別の構成例を示すブロック図。
【図12】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例1における図11の映像符号編集装置でのtype2置換用ストリーム選択の手順を説明するための図。
【図13】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例1における映像符号編集装置のtype2置換用ストリームで置換する場合の手順を説明する図。
【図14】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例2における上書き可能領域と上書き不能領域の分割の例を説明する図。
【図15】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例2における上書き可能領域に関する情報を記述したuser_data() の内容の例を示す図。
【図16】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例2における映像符号編集装置の構成例を示すブロック図。
【図17】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例2における上書き可能領域検出部の構成例を示すブロック図。
【図18】本発明を説明するための図であって、本発明の実施例2における上書き可能領域検出部の処理の流れを説明するフローチャート。
【符号の説明】
11…動き検出部
12…減算器
13…DCT(直交変換)処理部
14…量子化部
15…逆量子化部
16…逆DCT処理部
17…加算器
18…フレームメモリ
19…動き補償予測部
20…可変長符号化部
21…全体制御部
22…パラメータ入力部
23…入力動画信号
61…ストリーム解析部
62…ストリーム置換部
63…置換用ストリームライブラリ
71…バッファ
72…置換用映像符号化部
73…原画像
81…入力バッファ
82…上書き可能領域検出部
83…上書き部可能領域書換部
91…復号化部
92…映像上書き部
93…符号化部
94…全体制御部
95…上書き用映像ライブラリ。

Claims (10)

  1. 符号化対象画像の画面領域をデータ入れ替えを許可した置換可能領域と不許可にした置換不能領域とに分け、置換不能領域の予測符号化を行う際に置換可能領域を予測の参照画面に用いることなくMPEG2ビデオス卜リームを作成する符号化手段と、
    前記MPEG2ビデオストリームの置換可能領域を他の映像に置換する編集手段とを具備し、
    前記符号化手段は、前記符号化対象画像のピクチャタイプ毎に置換可能領域に割り当てる符号量を一定量以上にすることを特徴とする映像符号化装置。
  2. 請求項1記載の映像符号化装置において、前記置換可能領域をGOP単位で設定/解除する手段をさらに備えることを特徴とする映像符号化装置。
  3. 請求項1または2記載の映像符号化装置において、前記置換可能領域の有無、領域の大きさ、位置情報を示すユーザーデータを前記MPEG2ビデオストリームにGOP単位に多重する手段をさらに備えることを特徴とする映像符号化装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載の映像符号化装置において、前記符号化手段は前記画面領域をスライス単位で前記置換可能領域と置換不能領域とに分けすることを特徴とする映像符号化装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項記載の映像符号化装置において、前記符号化手段は前記置換可能領域をピクチャタイプに無関係にイントラ符号化により符号化することを特徴とする映像符号化装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項記載の映像符号化装置において、前記符号化手段は前記画面領域をマクロブロック単位で前記置換可能領域と置換不能領域とに分けすることを特徴とする映像符号化装置。
  7. 符号化対象画像の画面領域をデータ入れ替えを許可した置換可能領域と不許可にした置換不能領域とに分け、置換不能領域の予測符号化を行う際に置換可能領域を予測の参照画面に用いることなくMPEG2ビデオス卜リームを作成する符号化手段と、
    前記MPEG2ビデオストリームの置換可能領域を他の映像に置換する編集手段とを具備し、
    前記符号化手段は、前記符号化に際して前記置換可能領域を有する各ピクチャのストリームの最後にスタッフィングを挿入する手段を備えることを特徴とする映像符号化装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項記載の映像符号化装置において、前記編集手段は前記MPEG2ビデオストリームに対して前記置換可能領域を別のスライスで置換することを特徴とする映像符号化装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項記載の映像符号化装置において、前記編集手段は、前記MPEG2ビデオストリームのうち前記置換可能領域のみを復号化し、復号した画像の一部または全部に画像を上書した後に再びイントラ符号化により符号化したストリームで前記置換可能領域のストリームを置換することを特徴とする映像符号編集装置。
  10. 請求項3記載の映像符号化装置において、前記編集手段は前記ストリームの置換の際に前記置換可能領域の有無、領域の大きさ、位置情報を示すユーザーデータを消去する手段を備えることを特徴とする映像符号化装置。
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