JP3543291B2 - カーテン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フックを装着したままで洗濯、アイロンかけを支障なく行うことができるカーテンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カーテン本体と、カーテン本体の上縁に沿って横方向に縫着されるヒル環取付け用のテープと、このテープに横方向に所定の相互間隔をおいて取り付けられる複数のヒル環とを具備するカーテンであって、ヒル環を装着したまま洗濯やアイロンかけを支障なく行うことができるものが、特公昭60−49489号の公報に記載されている。
【0003】
このカーテンは、ヒル環をカーテン面と平行になるようにテープ上に取り付け、カーテン本体の上縁部をヒル環上へ折り返して、折返し部の上下縁をカーテン本体に縫い付け、ヒル環の引掛部の先端部を折返し部の端縁から一部露出させるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のカーテンにおいては、ヒル環のテープ上への取付け、またカーテン本体上縁部の折返し縫い付け作業が容易でない難点がある。
従って、本発明は、フックを装着したままで洗濯、アイロンかけを支障なく行うことができるカーテンであって、カーテン本体上縁部の面倒な折返し縫合作業が不要で、フックのテープ上への取付けが容易で、確実なものを提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明においては、カーテン本体2と、カーテン本体2の上縁に沿って横方向に縫着されるフック取付け用のテープ3と、このテープ3に横方向に所定の相互間隔をおいて取り付けられる複数のフック4とを具備させてカーテン1を構成する。テープ3には、横方向に長いテープ基体5と、このテープ基体5のカーテン1への接合面と反対の面上に横方向に所定の相互間隔をおいて取り付けられた複数のポケット片6とを具備させる。ポケット片6の左右両側縁を縦方向にテープ基体5に融合させて閉じ、上下の両側縁をテープ基体5に対して自由に開放して、ポケット部7を形成する。ポケット片6とテープ基体5との融合部8の延長途上には両側のポケット部間を連通する貫通口8aを形成する。融合部8の側部には、ポケット片6とテープ基体5とを融合させた副融合部10を形成し、貫通口8aを貫通したフック4の上部を融合部8との間に挟んで横振れを防止する。フック4には、ポケット部7に挿入される挿入杆部11と、ポケット片6とテープ基体5との融合部8の下縁に掛けるために挿入杆部11の下端で上方へ折り返された係止部12と、カーテンランナに掛け止めるために挿入杆部11の上部に連続して下方へ折り返された引掛部14とをほぼ同一平面上に並ぶように一体に形成する。このフック4は、融合部8の上縁に引掛部14を掛け、融合部8の下縁に係止部12を掛けてテープ基体5の面と平行になるようにテープ3に装着する。カーテン1をランナに掛けるときは、フック4の引掛部14を、ポケット部7の上縁を超えてポケット片6上に露出させる。一方、洗濯時には、引掛部14をポケット部7内に収納できる。
【0006】
第2の発明においては、第1の構成を前提に、ポケット片6とテープ基体5との融合部8の下縁をテープ基体5の下縁より上部に配置し、副融合部10の上縁をテープ基体5の上縁より下部に配置して、フック4の装着位置におけるポケット片6の上下端部に非融合部9を形成した。フック4は、引掛部14が上部の非融合部9を通過し、係止部12が下部の非融合部9を通過するので、上下端部がポケット片6から露出せず、またポケット片6の上下縁がフック4に掛かって変形する恐れがない。
【0007】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1はカーテンの正面図、図2は図1におけるII−II断面図、図3はテープの正面図、図4はテープの平面図、図5はフックの正面図、図6,図7は装着過程のテープとフックの正面図である。
【0008】
図1において、カーテン1は、カーテン本体2の上縁に沿って横方向にフック取付け用のテープ3を縫着し、これに所定間隔でフック4を装着して成る。
【0009】
図1ないし図4に示すように、テープ3は、横方向に長いテープ基体5と、このテープ基体5のカーテンへの縫着面と反対の面上に横方向に所定の相互間隔をおいて設けられた複数のポケット片6とを備える。テープ基体5とポケット片6とは、編物又は織物にて一体に構成することができる。
【0010】
ポケット片6は、左右両側縁が縦方向にテープ基体5に融合して閉じ、上下の両縁がテープ基体5に対して自由に開放して、テープ基体5との間に上下が開放したポケット部7を形成している。ポケット片6とテープ基体5との融合部8は、ポケット片6の縦方向の幅より短く形成され、従って、ポケット片6の縦方向の縁の下端部に非融合部9が形成されている。また、融合部8の中間部やや上側には、貫通口8aが形成されている。融合部8の右側上部には、ポケット片6とテープ基体5とを融合する副融合部10が融合部8と間隔を置いて縦方向に形成されている。副融合部10の上縁はポケット片6の上縁より下部に形成されており、従って、副融合部10の上部にも非融合部9が形成されている。
【0011】
図5に示すように、フック4は、金属線材を同一平面上で屈曲して成り、縦方向に伸びる挿入杆部11と、その下端でU字状に屈曲して縦方向に伸びる係止部12と、挿入杆部11の上部に連続してわずかに屈曲して斜め上方へ伸びる貫通部13と、貫通部13の上部に連続する引掛部14とを具備する。挿入杆部11は、上方又は下方からポケット部7内に挿入するためのものである。係止部12は、挿入杆部11の下端をテープ3の融合部8の下縁に掛け止めるためのものである。引掛部14は、図示しないカーテンランナに掛け止めるためのものである。
【0012】
そして、フック4は、挿入杆部11と係止部12との間に融合部8を挾み、融合部8の下縁に係止部12を掛けると共に、副融合部10の上縁に引掛部14を掛けて抜け止めするようにテープ基体5と平行にテープ3に装着される。フック4は、係止部12が非融合部9を通過して隣接ポケット部7,7間に跨っている。カーテン1をランナに吊るときには、図3中の右側のフック4のように、引掛部14を、当該ポケット部7の上縁を超えてポケット片6上に露出させる。洗濯時には、図3中の左側のフック4のように、引掛部14をポケット部7内に収納する。こうすれば洗濯時にフック4同士が絡み合ったり、アイロン掛けの邪魔になることがない。引掛部14の収納、露出は容易である。フック4は、引掛部14の収納状態において、係止部12及び引掛部14が非融合部9を通過するので、ポケット部7内にほぼ完全に隠れる。フック4の装着は例えば図6及び図7に示すように行う。即ち、図6に示すように、まず引掛部14の先端を貫通口8aに挿入し、さらに副融合部10を越えてその上縁に係止する。そして、図7に示すように、歪んだ融合部8を挿入杆部11と係止部12との間に配置するように整形すれば、係止部12に融合部8の下縁が係止する。従って、フック4はその上下が係止されるので、容易にテープ3から脱落することがない。また、引掛部14をポケット片6上に露出させれば、副融合部10との係止が解かれるが、融合部8と副融合部10との間に引掛部14が挟まれるので、フック4がポケット部7の上縁に沿って揺動することなく保持され、ランナへの装着時の煩わしさを軽減する。
【0013】
なお、融合部8と副融合部10との間隔や貫通口8aを拡げれば、ポケット片6の上部から係止部12の先端を先に通してフックを装着することもできる。
【0014】
【発明の効果】
以上のように、本発明においては、カーテン本体2と、カーテン本体2の上縁に沿って横方向に縫着されるフック取付け用のテープ3と、このテープ3に横方向に所定の相互間隔をおいて取り付けられる複数のフック4とを具備させてカーテン1を構成する。テープ3には、横方向に長いテープ基体5と、このテープ基体5のカーテン1への接合面と反対の面上に横方向に所定の相互間隔をおいて取り付けられた複数のポケット片6とを具備させる。ポケット片6の左右両側縁を縦方向にテープ基体5に融合させて閉じ、上下の両側縁をテープ基体5に対して自由に開放して、ポケット部7を形成する。フック4には、ポケット部7に挿入される挿入杆部11と、ポケット片6とテープ基体5との融合部8の下縁に掛けるために挿入杆部11の下端で上方へ折り返された係止部12と、カーテンランナに掛け止めるために挿入杆部11の上部に連続して下方へ折り返された引掛部14とをほぼ同一平面上に並ぶように一体に形成する。このフック4は、融合部8の上縁に引掛部14を掛け、融合部8の下縁に係止部12を掛けてテープ基体5の面と平行になるようにテープ3に装着する。カーテン1をランナに掛けるときは、フック4の引掛部14を、ポケット部7の上縁を超えてポケット片6上に露出させる。一方、洗濯時には、引掛部14をポケット部7内に収納できる。このため、フックを装着したままで洗濯、アイロンかけを支障なく行うことができ、カーテン本体上縁部の面倒な折返し縫合作業が不要で、フックをテープ上へ容易に取り付けることができ、しかもフックがテープから確実に抜け止めされるし、フック4の引掛部14をポケット部7から露出させてもフックの横振れがなく、ランナへの装着時の煩わしさを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カーテンの正面図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】テープの正面図である。
【図4】テープの平面図である。
【図5】フックの正面図である。
【図6】フックの装着方法を示す説明図である。
【図7】フックの装着方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 カーテン
2 カーテン本体
3 テープ
4 フック
5 テープ基体
6 ポケット片
7 ポケット部
8 融合部
10 副融合部
11 挿入杆部
12 係止部
14 引掛部
Claims (2)
- カーテン本体と、カーテン本体の上縁に沿って横方向に縫着されるフック取付け用のテープと、このテープに横方向に所定の相互間隔をおいて取り付けられる複数のフックとを具備し、
前記テープは、横方向に長いテープ基体と、このテープ基体のカーテンへの接合面と反対の面上に横方向に所定の相互間隔をおいて設けられた複数のポケット片とを備え、
このポケット片は、左右両側縁が縦方向に前記テープ基体に融合して閉じ、上下の両側縁がテープ基体に対して自由に開放して、テープ基体との間に上下が開放したポケット部を形成しており、
前記ポケット片とテープ基体との融合部の延長途上に両側のポケット部間を連通する貫通口が形成され、
前記融合部の側部には、前記貫通口を貫通した前記フックの上部を挟んで横振れを防止するようにポケット片とテープ基体とが融合した副融合部が形成されており、
前記フックは、一の前記ポケット部に挿入するために縦方向に伸びる挿入杆部と、カーテンランナに掛け止めるために挿入杆部の上部に連続し、下方へ折り返された引掛部と、前記融合部の下縁に掛けるために挿入杆部の下端でU字状に上方へ折り返された係止部とが、ほぼ同一平面上に並ぶように一体に形成され、かつ前記融合部の貫通口を貫通して隣接ポケット部間にわたり、挿入杆部、引掛部及び係止部がテープ基体の面と平行にテープに装着され、
前記引掛部は、当該ポケット部の上縁を超えてポケット片上に露出させ、あるいは前記副融合部の上縁に掛けた状態でポケット部内に収納するように構成されていることを特徴とするカーテン。 - 前記融合部の下縁がポケット片の下縁より上部に位置すると共に、前記副融合部の上縁がポケット片の上縁より下部に位置して、前記フックの装着位置の上下端部に非融合部が夫々形成され、
前記フックは、係止部が下側の非融合部を通過し、引掛部が上側の非融合部を通過して隣接ポケット片間にわたっていることを特徴とする請求項1に記載のカーテン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25689498A JP3543291B2 (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | カーテン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP25689498A JP3543291B2 (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | カーテン |
Publications (2)
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JP2000083805A JP2000083805A (ja) | 2000-03-28 |
JP3543291B2 true JP3543291B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=17298889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP25689498A Expired - Lifetime JP3543291B2 (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | カーテン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3543291B2 (ja) |
-
1998
- 1998-09-10 JP JP25689498A patent/JP3543291B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2000083805A (ja) | 2000-03-28 |
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