JP3091365U - カーテン用タブクリップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】カーテンの上縁部にテープ等を縫着しなくても
カーテンをカーテンレールに吊り下げることができるカ
ーテンクリップであって、カーテンとのなじみが良く、
カーテンとカーテンレールの色調又はスタイルに合わせ
て取り替える可能なものを提供する。 【解決手段】前後に折る平板状の本体（７）と、本体
（７）とそれが挟んだカーテンを綴じるピン受け（９）
付きボタンピン（８）と、カーテンランナ（４）のラン
ナフック（５）に掛けるタブフック（１０）とからなる
タブクリップ（１）において、本体（７）を柔軟な合成
樹脂製シートとし、前後に折ると内側となる面にガイド
メジャー（１２）を記入した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、カーテンの上縁部にフック用のテープ等を縫着しなくても、カーテ ンをカーテンランナに掛けることができる吊り下げ具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

カーテンの上縁部にフック用のテープ等を縫着しなくても、カーテンをカーテ ンランナに掛けることができる吊り下げ具は通称タブクリップと呼ばれる。タブ クリップは、特開平０７−７０６９３号、実公昭５０−６５０３号、実公昭４５ −３３９８５号、実公昭４５−６８２８号に開示されているように、カーテンの 上縁部を前後から二枚の平板状の本体で挟み、ボタンピンで本体とカーテン上縁 部を綴じ込む。

【０００３】 しかし、従来のタブクリップの本体は、金属製又は硬質プラスチック製であっ たため、柔らかいカーテンにはなじまなかった。さらに、カーテンの色調又はス タイルに合わせて取り替えることもできなかった。また、特開平０７−７０６９ ３号に記載されたタブクリップのタブフックは、カーテンランナにかけることが できるが、実公昭５０−６５０３号、実公昭４５−３３９８５号、実公昭４５− ６８２８号に記載されたタブクリップのタブフックは、カーテンレールには掛け られるがカーテンランナには掛けることができなかった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記問題を解決するためになされたものであり、その課題は、カー テンランナにかけることができるタブフックを備えたタブクリップであって、柔 らかいカーテンとのなじみが良く、さらに、カーテンの色調又はスタイルに合わ せて取り替えることもできるものを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】 前記課題を解決するため、本考案が採用する手段は、前後に折る平板状の本体 と、本体が挟んだカーテンを本体に綴じ込むピン受け付きボタンピンと、カーテ ンランナに掛けることができるタブフックとからなるタブクリップにおいて、本 体を柔軟な合成樹脂製シートとしたことにある。

【０００６】 カーテンの高さ調整を容易にするため、前後に折ると内側となる本体の面にカ ーテンの上縁を沿わせる線マークとしてのガイドメジャーを記入しておくことが 望ましい。さらに、このマークの記入を容易にすると共に、本体を補強するため 、前後に折ると内側となる本体の面に合成繊維布地を貼着することが望ましい。

【０００７】 ボタンピンとタブフックは共通であるが、色調と形状は異なる多様な本体を用 意すること、タブクリップをカーテンレールとカーテンに合わせて容易にコーデ ィネートすることができる。

【０００８】

【考案の実施の態様】

本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。

【０００９】 図１及び図２は、本考案実施例のタブクリップを用いた装飾カーテンレールの 側面図及び部分正面図であり、図３は、図１のタブクリップの分解図であり、（ ａ）は前後に折る前の本体を、（ｂ）はタブフックを、（ｃ）はボタンピンをそ れぞれ示す。

【００１０】 図１及び図２に示すように、壁面に固定されたブラケット６に支持された丸棒 状の装飾カーテンレール２には、リング状のカーテンランナ４が取り付けられる 。

【００１１】 タブクリップ１は、前後に折れる平板状の本体７と、本体７とその間に挟んだ カーテン３の上縁部を綴じるピン受け９付きボタンピン８と、本体を７を吊り下 げるタブフック１０とからなる。タブフック１０はカーテンランナ４のランナフ ック５に掛けられる。本体７は軟質塩化ビニールシート等の軟質合成樹脂製シー トであり、前後に折ると内側になる面にはポリアミド繊維布地等の合成繊維布地 が補強のために貼着されている。

【００１２】 図３に示すように、本体７は上下に長い平板状であり、中央と上下にピン通し 穴１１があけられている。中央のピン通し穴１１にはタブフック１０の頭部が、 前後に折ると貫通する上下のピン通し穴１１にはボタンピン８がそれぞれ通され る。

【００１３】 中央のピン穴１１と上又は下のピン穴１１の間にはガイドメジャー１２の線マ ークが記入されている。カーテンの上縁をガイドメジャーに合わせることにより 、カーテンを水平に吊ることも高さを調整することも容易かつ迅速に実施するこ とができる。

【００１４】 本体７については、ピン通し穴、ガイドメジャーは共通とし、色調と上下部分 の形状は異なる多様なスタイルのものを用意しておくと、ユーザーはカーテンレ ールとカーテンに合わせてタブクリップを自由にコーディネートすることができ る。

【００１５】 タブフック１０は衣服用ハンガーフックと類似の形状であり、鈎状の頭部が水 平な棒体の中央から突出する。頭部はカーテンランナのどのようなランナフック にも掛けることができる。

【００１６】 ボタンピン８とピン受け９はネクタイピンと同じであり、ピン受け９をつまむ とボタンピン８の挿脱が可能になる。

【００１７】 本考案のタブクリップは、装飾カーテンレールに限る必要はなく、図４に示 すように、通常のカーテンレールにもそのまましようすることができる。カーテ ン３を吊り下げたタブクリップ１のタブフック１０は、通常のカーテンレール１ ３に取り付けた通常のカーテンランナ１４のランナフック１５に掛けられる。

【００１８】

【考案の効果】

本考案のタブクリップは、柔軟な合成樹脂製シートであり、内面にはガイドメ ジャーが記入されているから、次のような優れた効果を奏する。 １．カーテンの上縁部にテープなどを逢着しなくてもカーテンをカーテンレール に吊り下げることができる。 ２．本体をカーテンとカーテンレールに合う色調とスタイルのものに取り替える ことにより、タブクリップを容易にコーディネートすることができる。 ３．タブクリップとカーテンとのなじみが良好である。 ４．装飾カーテンレールにも通常カーテンレールにも適用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例のタブクリップを用いた装飾カー
テンレールの側面図、

【図２】図１の装飾カーテンレールの部分正面図、

【図３】図１のタブクリップの分解図であり、（ａ）は
前後に折る前の本体を、（ｂ）はタブフックを、（ｃ）
はボタンピンをそれぞれ示す。

【図４】本考案実施例のタブクリップを用いた通常カー
テンレールの部分正面図である。

【符号の説明】

１：タブクリップ ２：カーテンレール ３：カーテン ４：カーテンランナ ５：ランナフック ６：ブラケット ７：本体 ８：ボタンピン ９：ピン受け １０：タブフック １１：ピン通し穴 １２：ガイドメジャー １３：カテンレール １４：カーテンランナ １５：ランナフック

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 前後に折る平板状の本体（７）と、前記
   本体とそれが挟むカーテン（３）の上縁部とを綴じ込む
   ピン受け（９）付きボタンピン（８）と、カーテンラン
   ナ（４、１４）のランナフック（５、１５）に掛けられ
   るタブフック（１０）とからなるタブクリップ（１）に
   おいて、前記本体は柔軟な合成樹脂製シートであること
   を特徴とするカーテン用タブクリップ。
2. 【請求項２】 前後に折ると内側となる本体（７）の面
   には、カーテン（３）の上縁を沿わせる線マークとして
   のガイドメジャー（１２）が記入されることを特徴とす
   る請求項１記載のカーテン用タブクリップ。
3. 【請求項３】 前後に折ると内側となる本体（７）の面
   には、合成繊維製布地が貼着されることを特徴とする請
   求項１又は２記載のカーテン用タブクリップ。