JP3786199B2 - カーテン吊り具及びカーテン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、カーテンランナーにカーテンの上縁部を吊り止めるために、カーテンに装着される合成樹脂製の吊り具と、この吊り具を装着したカーテンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の合成樹脂製カーテン吊り具として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。このカーテン吊り具は、フックを備えた主杆と主杆の下端後部から上方へ延出する挿入杆とを備えたもので、カーテンの上縁部に形成されたひだ部に挿入杆を下方から挿入してカーテンに固定する構成である。挿入杆がひだ内で揺動したり、主杆と挿入杆とがねじれたりして、主杆がカーテンに対して左右に揺動することを防止し、また主杆と挿入杆とがカーテンの重みで撓んで両者の間が開くのを防止する目的で、主杆の後部に、主杆に向かって突出する貫通ピンが設けられる一方、挿入杆には、貫通ピンを受け入れて弾性的に拘束する凹所を設けられている。
【特許文献1】
実開平8−140828号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、主杆をほぼその全長にわたって、連続的にカーテンに固定することができ、より確実にカーテンに対する揺動や変形を防止することができるカーテン吊り具とこの吊り具を用いたカーテンを提供することを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明においては、吊り具本体6の主杆部8に、縦方向にほぼ全長にわたって伸びる受入空間10と、この受入空間10を後面側に開放する割溝11とを設けると共に、主杆部8の下端付近から延出して受入空間10内を上方へ伸び、主杆部8の上端付近で終結する挿入杆部9を設けた。受入空間10内に、カーテン布2に設けられた縦方向筒状部4,14を受け入れ、かつ受入空間10内において、筒状部4,14に下方から挿入杆9を挿入して筒状部4を膨らませ、割溝11から後方へ抜け出ないようにすることで、吊り具3をカーテン布2に固定する。
【0005】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は吊り具を取り付けたカーテンの斜視図、図2はカーテンに取り付けた吊り具の縦断面図、図3は図2におけるIII−III断面図、図4は吊り具の正面図、図5は吊り具の平面図、図6は図5におけるVI−VI断面図、図7は吊り具の側面図、図8は他の実施形態のカーテンに取り付けた吊り具の斜視図である。
【0006】
図1乃至図8において、カーテン1は、カーテン布2の上縁部に横方向に相互間隔をおいて複数の吊り具3を取り付けてなる。カーテン布2の上縁部には、横方向に相互間隔をおいて複数のひだ部4が形成されている。ひだ部4は、カーテン布2の上縁部に筒状に単一のひだを取り、縦縫い5することによって形成される。
吊り具3は、弾性合成樹脂製で、縦方向に伸びる本体6と、本体の前面側から突出したフック体7とを具備する。本体6は、後面側においてカーテン布2に密接して固定される。フック体7は、本体6に対して下方へラチェット式に相対移動自在である。
【0007】
本体6は、主杆部8と挿入杆部9とを具備する。主杆部8は、ほぼ四角柱状で、その内部を縦方向にほぼ全長にわたって伸びる横断面矩形の受入空間10と、この受入空間10を後面側に開放する縦方向の割溝11とを備える。主杆部8の下端には、受入空間10を閉じる底壁12が形成されている。挿入杆部9は、底壁12の中央から延出し、受入空間10内を上方へ伸びて主杆部8の上端からやや突出した位置で終結する。挿入杆部9は、全長にわたり割溝11の幅寸法と同等以上の直径を有する。受入空間10は、カーテン布2に設けられた縦方向の筒状部であるひだ部4を受け入れることができ、また挿入杆部9は、ひだ部4内に下方から挿入することができる。
【0008】
吊り具3をカーテン布2に取り付ける場合には、ひだ部4の折り返し片4aの下縁を開いてここへ挿入幹部9の上端部を挿入し、縦縫い部5が割溝11に滑り込むように、上方へ引き上げる。こうすると、ひだ部4は受入空間10内に引き込まれ、かつひだ部4内に挿入杆部9が挿入される。受入空間10内ににおいてひだ部4内に挿入杆部9が挿入されると、ひだ部4が挿入杆部9によって膨らみ、割溝11から抜け出ることができない。従って、主杆部8は全長にわたって確実にカーテン布2に固定される。
【0009】
図8に示す他の実施形態においては、カーテン布2の上縁部に横方向に縫い付けられたテープ13上に筒状部14が形成されている。テープ13は編成又は織成により筒状部14をテープ基体と一体に形成される。
【0010】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、吊り具3の主杆6をほぼその全長にわたって、連続的にカーテン布2に固定することができ、その結果、確実にカーテンに対する揺動を防止し、また吊り具の変形やこれに伴う離脱を防止することができる。そして、この吊り具3を取り付けたカーテン1は、吊り具3が揺動したり変形したりしないので長期にわたって、美しい吊り姿を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吊り具を取り付けたカーテンの斜視図である。
【図2】カーテンに取り付けた吊り具の縦断面である。
【図3】図2におけるIII−III断面図である。
【図4】吊り具の正面図である。
【図5】吊り具の平面図である。
【図6】図5におけるVI−VI断面図である。
【図7】吊り具の側面図である。
【図8】他の実施形態のカーテンに取り付けた吊り具の斜視図である。
【符号の説明】
1 カーテン
2 カーテン布
3 吊り具
4 ひだ部(筒状部)
4a 返し片
5 縦縫い部
6 吊り具本体
7 フック体
8 主杆部
9 挿入杆部
10 受入空間
11 割溝
12 底壁
13 テープ
14 筒状部
Claims (6)
- 縦方向に伸びカーテン布に密接して固定される後面とその反対側の前面とを有する本体と、本体の前面側から突出したフック体とを具備する合成樹脂製のカーテン吊り具において、
前記本体は、カーテン布に設けられた縦方向筒状部を受け入れるための縦方向にほぼ全長にわたって伸びる受入空間と、この受入空間を後面側に開放する割溝とを備える主杆部と、主杆部の下端付近から延出して前記受入空間内を上方へ伸びて主杆部の上端付近で終結する挿入杆部とを具備し、
この挿入杆部は、前記カーテン布の筒状部を前記受入空間内へ上方から挿入するときに、当該受入空間内において前記筒状部へ下方から挿入され、挿入杆部が前記筒状部へ挿入された状態において、当該筒状部が膨らんで、前記割溝から脱出不可能となるように構成されることを特徴とするカーテン吊 り具。 - 前記本体と前記フック体とが別体に構成され、かつ前記本体に対して前記フック体が下方にラチェット式に移動自在に係合していることを特徴とする請求項1に記載のカーテン吊り具。
- 前記本体と前記フック体とが一体に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のカーテン吊り具。
- 上縁部に横方向に所定間隔をおいて設けられた複数の縦方向の筒状部を有するカーテン布と、このカーテン布の各筒状部に取り付けられる吊り具とを具備し、
前記吊り具は、縦方向に伸びカーテン布に密接して固定される後面とその反対側の前面とを有する本体と、本体の前面側から突出したフック体とを具備し、
前記吊り具の本体は、前記カーテン布の筒状部を受け入れるための縦方向にほぼ全長にわたって伸びる受入空間と、この受入空間を後面側に開放する割溝とを備える主杆部と、主杆部の下端付近から延出して前記受入空間内を上方へ伸びて主杆部の上端付近で終結する挿入杆部とを具備し、
この挿入杆部は、前記カーテン布の筒状部を前記受入空間内へ上方から挿入するときに、当該受入空間内において前記筒状部へ下方から挿入され、挿入杆部が前記筒状部へ挿入された状態において、当該筒状部が膨らんで、前記割溝から脱出不可能となるように構成されることを特徴とするカーテン。 - 前記カーテン布の筒状部が、地布の上縁部に形成されたひだ縫い部であることを特徴とする請求項4に記載のカーテン。
- 前記カーテン布の筒状部が、地布の上縁部に縫い付けられたテープ上に形成されたものであることを特徴とする請求項4に記載のカーテン。
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