JP3177786B2 - 係脱可能二重カーテン - Google Patents

係脱可能二重カーテン

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JP3177786B2
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ひさ▲え▼ 北村
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株式会社川島織物
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内装飾上必要とする
所要の色柄や襞模様を有するカーテン表地31に装着す
るカーテンフック11に、カーテン裏地41の上縁部1
5に連続形成したカーテン裏地41の係合孔71を係合
させて、カーテン表地31と裏地41を一体化した係脱
可能二重カーテン20に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の二重カーテンは、特開昭55−
94221(特公昭62−2801)に開示され、その
後、カーテン裏地の係合孔の構造に関する種々の提案
(実開昭57−184684・実公昭59−2781
5、特開平1−190316)がなされた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のカーテンフック
11に係合させてカーテン表地31と一体化した二重カ
ーテン20のカーテン裏地41の係合孔は、カーテン裏
地41の表裏に向けて貫通させて形成されているので、
係合孔と係合孔の間隔Cを細かくして限りなく零に近づ
けると、カーテン裏地41は係合孔の連設箇所37で引
き裂かれ易く耐久性を欠くものとなる。又、その様に係
合孔71が表裏に向けて貫通した従来のカーテン裏地4
1では、釘に引っ掛けた布切れの様に、カーテンフック
に係止される係合孔71の上側部分36が係合孔と同じ
位置まで滑り落ち易く、隣り合うカーテンフック間で上
縁部15が垂れ下がり、カーテン裏地の上縁部15とカ
ーテン表地の上縁部35との間に隙間34が出来てしま
う(図5)。
【0004】しかし二重カーテンの多くは遮光暗幕とし
て使用されるので、その様な隙間34は二重カーテンの
効用を著しく損なうことになる。そして又、係合孔71
が表裏に向けて貫通した従来のカーテン裏地41では、
それを吊り上げるカーテンフック11の吊上鉤部33が
カーテン裏地41の表側32からカーテン表地31との
間の内側30へと回り込むので、その吊上鉤部33や係
合孔71は、二重カーテンの外側(32)に現われて、
布切れを釘に引っ掛けたかの観を呈して見苦しく、この
種の係脱可能二重カーテンの商品価値を損なっている。
【0005】そこで本発明は、カーテン表地31とカー
テン裏地41の係合箇所(33・71)が外側に現われ
ず、カーテンフック11に吊り下げた場合にカーテン裏
地の上縁部15が垂れ下がり難く、カーテン表地31と
裏地41が綺麗に一体化され、強度的にも安定で耐久性
に優れ、殊に遮光カーテンとしての機能を十分に発揮し
得る係脱可能二重カーテンを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、室内装飾上必
要とする所要の色柄や襞模様を有するカーテン表地31
に装着するカーテンフック11に、カーテン裏地41の
上縁部15に連続形成したカーテン裏地41の係合孔7
1を係合させて、カーテン表地31とカーテン裏地41
を一体化した係脱可能二重カーテン20において、係合
孔71をカーテン裏地41の片面に浮き出させて形成し
たことを要旨とするものである。
【0007】このように係合孔71がカーテン裏地41
の片面に浮き出ていると、それをカーテン表地31に向
き合う内面側にし、そこにカーテンフック11の吊上鉤
部33を通してカーテン表地31とカーテン裏地41を
一体化すると、吊上鉤部33や係合孔71はカーテン表
地31とカーテン裏地41に挟まれた内側(30)に隠
れるので二重カーテン20の美観を損なわず、その商品
化の妨げにはならなくなる(図2)。
【0008】係合孔71は、カーテン裏地41の上縁端
16から一定の距離Dをおいた上縁部15に、10mm
以下の間隔38をおいてカーテン裏地41の幅方向に連
続形成するとよく、特に、その係合孔71と上縁端16
の距離Dを20mm以上にするとよい。
【0009】何故なら従来の二重カーテンでは、図4に
図示する如くカーテンフックを介して表地31と裏地4
1を一体化した当初、それらの上縁部15・35はカー
テンフック11の吊上鉤部33と連結部38に挟持され
て二重になって密着しているが、それらを吊り下げて使
用しているうちにはカーテンの開閉に伴う張力や裏地の
自重によって次第に裏地の係合孔71の上側部分36が
吊上鉤部33へと引き下げられ、上縁部15と35は重
なり合わない状態になる。
【0010】この点で本発明では、そのように裏地の係
合孔に開閉に伴う張力や裏地の自重が作用したとして
も、それによって引き下げられる部分36はカーテン裏
地41の表面(30)に浮き出た係合孔71を形成する
部材だけに限られ、その部材の上側に突き出ている上縁
部15(36)は二重になった状態に保たれ、又、カー
テン表地31に付けられるミシン縫目等26もカーテン
裏地の上縁部15に覆い隠されて外側からは見えなくな
る。
【0011】従って、カーテン裏地の上縁部15とカー
テン表地の上縁部35の密着性が重視される遮光カーテ
ンでは、係合孔71と上縁端16との距離Dをカーテン
表地の上縁部35の幅Eに匹敵する程度に長くすること
が望ましい。
【0012】カーテンフック11には、前記の先願発明
(特開昭55−94221・特公昭62−2801)に
開示されているように、通常のカーテンレールに吊り下
げる吊下鉤部29と、カーテン表地を吊り上げる吊上鉤
部33と、それらの間を連結する連結部28がS字状な
いしN字状に折れ曲がったヒル環(図3)の他に、それ
らの一部に吊上鉤部と同様に先端が上向きに突き出た補
助鉤27を有するカーテンフック11(図2)を使用す
ることも出来、又、特開平2−159222に記載され
ているように、それらの鉤部27・29・33は連結部
28と係脱自在に一体化することも出来る。
【0013】係合孔71は、プラスチックモノフイラメ
ント糸を経糸と緯糸に用いて風通組織により緯糸方向に
貫通した袋状空洞40を織成したテープ39を、その空
洞40の長さ方向をカーテン裏地41の高さ方向に向け
て上縁部15の片面に重ね合わせて接合し、その片面に
浮き出た空洞40により形成するとよく、そうすること
によって隣合う係合孔71の間隔38を1mm程度に細
かくすることが出来、カーテンフック11が如何なるピ
ッチFで取り付けられていてもカーテン裏地41をだぶ
つかせずにカーテン表地31に密着させて取り付けるこ
とが出来るようになる。その場合、本発明における係合
孔71は、従来品(図4・5)と異なり表裏に貫通して
いないので、そのように細かい間隔38で連続形成され
ていても、その連設箇所37でカーテン裏地41が引き
裂かれ易くなることはない。
【0014】カーテン表地31とカーテン裏地41との
密着性を高めるには空洞40の長さLを4mm以上にし
ておくとよい。テープ39はミシン縫等によってカーテ
ン裏地41に取り付けられるが、そのためには空洞40
をテープ39の両縁端から一定の距離(A・B)をおい
て形成し、その空洞40の左右をミシンの縫い代25と
しておくとよく、そのようにテープ39の左右をミシン
縫いして取り付けるとカーテン裏地の上縁部15の形状
が安定してカーテン表地31に一層密着し易くなる。勿
論その場合、テープ39は空洞40を外側に向けてカー
テン裏地41に取り付けられることになる。
【0015】
【発明の効果】上記の通り本発明に係る上縁部15に連
続形成した係合孔71をカーテンフック11に係合させ
てカーテン表地31とカーテン裏地41を一体化した係
脱可能二重カーテン20では、 (1) カーテンフック間(F)でカーテン裏地の上縁
部15の垂れ下がりがなく、カーテン裏地が釘に引っ掛
けた観を呈しない。
【0016】(2) カーテン表地31とカーテン裏地
41との係合箇所(33・71)が外側(32)に現れ
ず、二重カーテン20の商品化が可能となる。
【0017】(3) 係合孔71の連設箇所37でカー
テン裏地41が引き裂かれることがない。
【0018】(4) カーテン表地31とカーテン裏地
41の間に隙間が出来ず、遮光性や保温性等の機能が高
まる。
【0019】このように本発明によると、形状や強度が
安定で耐久性に優れ、表地と裏地を縫製一体化した二重
カーテンと同等の美観を有し、而も、カーテン裏地は取
替自在なので遮光性や消臭性、防音、電磁波遮蔽、採
光、保温、断熱、防炎等の所要の機能性を有する二重カ
ーテンを随時得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカーテン裏地の上縁部分の斜視図
である。
【図2】本発明に係る係脱可能二重カーテンの上縁部分
の断面側面図である。
【図3】本発明に係る係脱可能二重カーテンを一部切截
裏面図である。
【図4】従来の係脱可能二重カーテンの上縁部分の裏面
図である。
【図5】従来の係脱可能二重カーテンの上縁部分の裏面
図である。
【符号の説明】
11 カーテンフック 15 上縁部 16 上縁端 20 二重カーテン 25 縫い代 26 ミシン縫目 27 補助鉤 28 連結部 29 吊下鉤部 30 内側 31 カーテン表地 32 表側(外側) 33 吊上鉤部 34 隙間 35 上縁部 36 上側部分 37 連設箇所 38 間隔 39 テープ 40 空洞 41 カーテン裏地 71 係合孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1) 室内装飾上必要とする所要の色柄
    や襞模様を有するカーテン表地31に装着するカー
    テンフック11に、カーテン裏地41の上縁部
    15に連続形成したカーテン裏地41の係合孔
    71を係合させて、カーテン表地31とカーテ
    ン裏地41を一体化した二重カーテン20であ
    り、(2) 係合孔(71)が、プラスチックモノフイラメ
    ント糸を経糸と緯糸に用いて織成されたテープ(39)
    に風通組織による緯糸方向に貫通した袋状空洞(40)
    として形成されており、 (3) 袋状空洞(40)の形成されたテープ(39)
    が、袋状空洞(40)の長さ方向をカーテン裏地(4
    1)の高さ方向に向けて、カーテン裏地(41)の上縁
    部(15)の片面に重ね合わせて接合され、係合孔(7
    1)がカーテン裏地(41)の片面に浮き出ており、 (4) 係合孔(71)が、カーテン裏地(41)のカ
    ーテン表地(31)に向き合う内面側に形成されてお
    り、 (5) 係合孔(71)が、カーテン裏地(41)の上
    縁端(16)から一定の距離Dをおいた上縁部(15)
    に、10mm以下の間隔(38)をおいてカーテン裏地
    (41)の幅方向に連続形成されていることを特徴とす
    る係脱可能二重カーテン。
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