JP3093496U - 裏地カーテン及び二重カーテン - Google Patents
裏地カーテン及び二重カーテンInfo
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- JP3093496U JP3093496U JP2002006597U JP2002006597U JP3093496U JP 3093496 U JP3093496 U JP 3093496U JP 2002006597 U JP2002006597 U JP 2002006597U JP 2002006597 U JP2002006597 U JP 2002006597U JP 3093496 U JP3093496 U JP 3093496U
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- curtain
- lining
- hook
- lining curtain
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 二重カーテンの遮光性と美観を高めること。
【解決手段】 裏地カーテン10の上縁部12にタック
16を設けてあるので、ドレープ32が設けられたカー
テン30と同様に、襞25を持った台形状になるから、
カーテン30と良好に重なって十分な遮光性を発揮す
る。また、ドレープ32によるカーテン30の襞35と
タック16による裏地カーテン10の襞25とがほぼ重
なり合うので、両者の一体性が高まる上、カーテン30
の襞35が裏地カーテン10の襞によって崩されたり乱
れたりすることが無く、美観もきわめて良好になる。
16を設けてあるので、ドレープ32が設けられたカー
テン30と同様に、襞25を持った台形状になるから、
カーテン30と良好に重なって十分な遮光性を発揮す
る。また、ドレープ32によるカーテン30の襞35と
タック16による裏地カーテン10の襞25とがほぼ重
なり合うので、両者の一体性が高まる上、カーテン30
の襞35が裏地カーテン10の襞によって崩されたり乱
れたりすることが無く、美観もきわめて良好になる。
Description
【0001】
本考案は、二重カーテンの技術分野に属する。
【0002】
カーテンの背後(窓側)に裏地カーテンを重ねた二重カーテンがある(例えば
特開平10−257961号公報)。
二重カーテンは、例えば遮光性が低いレース等のカーテンの窓側に遮光性の高
い裏地カーテンを重ねることで遮光性を高めるたものである。
【0003】
裏地カーテンは、室内からは見えないか見えにくいので、従来はあまり美観を
考慮されていなかった。
例えばカーテン本体にはドレープ等によって襞を作り、また材質や色合い等も
ユーザの好みに合わせたものとされているが、裏地カーテンはフラットなものが
使用されていた。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−257961号公報(請求項1、図6)
【0005】
ところが、カーテンにドレープを設けた場合、長方形の上辺長さを縮めること
になるので、全体的に台形状になる。一方、フラットな裏地カーテンは長方形で
あるので、カーテンの下部では裏地カーテンと重ならない部分ができてしまって
遮光性が不十分になるし、美観も良くなかった。
【0006】
上記課題を解決するための請求項1記載の裏地カーテンは、カーテンの背後に
配されて前記カーテンと共通のカーテンフックに吊される裏地カーテンにおいて
、該裏地カーテンの上縁部にタックを設け、U字状に曲げた紐の曲げ部分を前記
タックの上方に突出させ、他の部分は前記タックの内部に挿入して前記タック加
工のためのミシン掛けにて縫い付けることにより、前記紐の曲げ部分を前記カー
テンフック用の吊り紐としたことを特徴とする。
【0007】
裏地カーテンの上縁部にタックを設けてあるので襞が作られ、またタックの分
だけ上辺長さが縮まって全体的に台形状になる。つまり、ドレープが設けられた
カーテンと同様に、襞を持った台形状になるから、カーテン全体と良好に重なっ
て十分な遮光性を発揮する。
【0008】
また、吊り紐はタックの内部に縫いつけられているので、カーテンフックによ
る吊り下げ位置がタックに対応している。普通、カーテンはドレープ部分を利用
してカーテンフックに吊り下げられるので、本考案の裏地カーテンのタックはド
レープに対応した位置になる。このため、ドレープによるカーテンの襞とタック
による裏地カーテンの襞とがほぼ重なり合うので、両者の一体性が高まる上、カ
ーテンの襞が裏地カーテンの襞によって崩されたり乱れたりすることが無く、美
観もきわめて良好になる。
【0009】
しかも、吊り紐は、U字状に曲げた紐の曲げ部分をタックの上方に突出させ、
残りの部分をタックの内部に挿入してタック加工のためのミシン掛けにて縫い付
けることにより、紐の曲げ部分をカーテンフック用の吊り紐としたものであるか
ら、吊り紐を取り付けるための加工作業は事実上不要で(タック加工だけで済ん
でしまう。)、加工工程は複雑化せず、製造コストも高くならない。
【0010】
吊り紐がこのように設けられていて、カーテンフックに係止される環状の部分
だけが裏地カーテンの上部に突き出ているので、カーテンフックを裏地カーテン
の表裏どちら側からでも簡単に吊り紐に通すことができる。つまり、裏地カーテ
ンのどちらの面を表にするかはユーザの選択次第であり、リバーシブルで使用で
きる。例えば、窓側になっていた面が日焼け等で劣化したり汚れた場合には、裏
地カーテンの表裏を入れ替えて使用することができるから、片面の汚れや劣化だ
けで廃棄する必要はなく、長期にわたって使用でき経済的かつ資源の有効利用と
もなる。
【0011】
請求項2記載の裏地カーテンは、請求項1記載の裏地カーテンにおいて、該裏
地カーテンには、前記カーテンに装着された面ファスナー片と対をなす面ファス
ナー片が取り付けられていことを特徴とする。
裏地カーテンとカーテンとを面ファスナーによって接合できるので、裏地カー
テンが位置ずれせず両者の一体性が高まり、良好な美観を確保できる。また、開
閉操作が容易になる。
【0012】
また、面ファスナーであるから引き離すのも簡単で、両者を分離して選択した
り、裏地カーテンまたはカーテンの一方だけを交換するのも容易である。
なお、面ファスナーのサイズ、取付位置、取付数等は適宜に設定されればよく
、特に限定はない。ただし、サイズが大きすぎたり、取付位置が目に付きやすい
場所だったり、また取付数が多すぎると美観を損ねるおそれがあるから、こうし
た点から自ずとサイズ、取付位置、取付数は制約される。
【0013】
請求項3記載の裏地カーテンは、請求項1または2記載の裏地カーテンにおい
て、該裏地カーテンの上縁部は、補強用の芯地を包み込んで折り返した状態でミ
シン掛けされた構造であり、前記タックは該折り返し加工後に形成されたことを
特徴とする。
【0014】
裏地カーテンの上縁部に補強用の芯地が縫い込まれているのでカーテンフック
に吊り下げた際に裏地カーテンの荷重が上縁部に掛かってもへたることがない。
請求項4記載の裏地カーテンは、請求項1〜3のいずれか1項に記載の裏地カ
ーテンにおいて、該裏地カーテンは、表裏が同色であることを特徴をするので、
上述したようにリバーシブルに使用した際に違和感がない。
【0015】
請求項5記載の裏地カーテンは、請求項1〜3のいずれか1項に記載の裏地カ
ーテンにおいて、該裏地カーテンは、表裏が異色であることを特徴をするので、
ユーザの好みやカーテン本体との取り合わせ等に応じて表裏を選択して使用でき
る。
【0016】
請求項6記載の二重カーテンは、請求項1〜5のいずれか1項に記載の裏地カ
ーテンを使用したことを特徴とするので、上述した請求項1〜5の裏地カーテン
による各効果を得ることができる。
【0017】
次に、本考案の実施例により考案の実施の形態を説明する。
【0018】
図1に示すように、本実施例の裏地カーテン10の上縁部12は、折り返しに
メッシュ芯地14を内蔵してミシン掛けした構造である。そして、その上縁部1
2の一部を図2に示すとおり左右から折り返してミシン掛けすることにより、タ
ック16が設けられている。
【0019】
また、タック16には吊り紐20が縫い付けられている。詳しくは、紐18を
U字状に曲げて、その曲げ部分が吊り紐20としてタック16の上方に突出する
ようにして、紐18の大部分をタック16の内部に挿入しておいて、上述のタッ
ク加工のためのミシン掛け22を行っており、タック加工のためのミシン掛け2
2にて紐18をタック16の内側に縫い付けることで、紐18の曲げ部分をカー
テンフック用の吊り紐20としている。
【0020】
なお、図1に示しているのは裏地カーテン10の上隅部分であるが、タック1
6及び吊り紐20は、通常のカーテンと同ピッチで裏地カーテン10の全幅にわ
たって設けられている。
この裏地カーテン10は、図3に示すようにカーテン30と共にカーテンフッ
ク40に吊り下げられる。
【0021】
カーテン30には周知のドレープ32が設けられており、ドレープ32の下側
には襞35が形成されている。
カーテンフック40は、周知のアジャスターフックであり、カーテン30及び
裏地カーテン10を吊り下げるための支持フック42、カーテンフック40をカ
ーテンレールの吊りリング(図示しない)に吊り下げるための吊りフック44、
吊りフック44の位置(高さ)を調節するためのラチェットレール46等を備え
ている。
【0022】
カーテン30は、ドレープ32の下端部にカーテンフック40の支持フック4
2を挿し込まれて吊られる。ただし、裏地カーテン10を用いて二重カーテンと
するので、先に裏地カーテン10の吊り紐20に支持フック42を通してから、
支持フック42をドレープ32の下端部から挿し込んで、裏地カーテン10とカ
ーテン30とを共通のカーテンフック40で共吊りする。タック16とドレープ
32とが重なり合うので、それらの下方にできる襞25、35も重なり合う。
【0023】
なお、図3に示す例ではタック16をカーテン30側にしているが、裏地カー
テン10の向きは逆でもよい。また、図示は省略しているが、裏地カーテン10
とカーテン30とは、それぞれに装着された面ファスナー片によって接合されて
いる。
【0024】
裏地カーテン10は、上縁部12にタック16を設けてあるので、ドレープ3
2が設けられたカーテン30と同様に、襞25を持った台形状になるから、カー
テン30と良好に重なって十分な遮光性を発揮する。
また、ドレープ32によるカーテン30の襞35とタック16による裏地カー
テン10の襞25とがほぼ重なり合うので、両者の一体性が高まる上、カーテン
30の襞35が裏地カーテン10の襞によって崩されたり乱れたりすることが無
く、美観もきわめて良好になる。
【0025】
しかも、吊り紐20は、紐18をタック16の内部に挿入してタック加工のた
めのミシン掛け22にて縫い付けられているので、吊り紐20を取り付けるため
の加工作業は事実上不要で(タック加工だけで済んでしまう。)、加工工程は複
雑化せず、製造コストも高くならない。
【0026】
吊り紐20が裏地カーテン10の上部に突き出ているので、カーテンフック4
0を裏地カーテン10の表裏どちら側からでも簡単に吊り紐20に通すことがで
き、裏地カーテン10をリバーシブルで使用できる。
裏地カーテン10の上縁部12の折返しには芯地14が包み込まれてミシン掛
けされているので、カーテンフック40に吊り下げた際に裏地カーテン10の荷
重が上縁部12に掛かってもへたることがない。
【0027】
裏地カーテン10とカーテン30とを面ファスナーによって接合してあるので
裏地カーテン10が位置ずれせず、両者の一体性が高まり、良好な美観を確保で
きる。また、開閉操作も容易になる。しかも、面ファスナーであるから引き離す
のも簡単で、両者を分離して選択したり、裏地カーテン10またはカーテン30
の一方だけを交換するのも容易である。
【0028】
以上、実施例に従って、本考案の実施の形態について説明したが、本考案はこ
のような実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲でさ
まざまに実施できることは言うまでもない。
【図1】 実施例の裏地カーテンの部分正面図。
【図2】 実施例の裏地カーテンの部分上面図。
【図3】 実施例の裏地カーテンの使用状態の説明図。
10 裏地カーテン
12 上縁部
14 芯地
16 タック
18 紐
20 吊り紐
25 襞
30 カーテン
32 ドレープ
35 襞
40 カーテンフック
42 支持フック
44 吊りフック
Claims (6)
- 【請求項1】 カーテンの背後に配されて前記カーテン
と共通のカーテンフックに吊される裏地カーテンにおい
て、 該裏地カーテンの上縁部にタックを設け、 U字状に曲げた紐の曲げ部分を前記タックの上方に突出
させ、他の部分は前記タックの内部に挿入して前記タッ
ク加工のためのミシン掛けにて縫い付けることにより、
前記紐の曲げ部分を前記カーテンフック用の吊り紐とし
たことを特徴とする裏地カーテン。 - 【請求項2】 請求項1記載の裏地カーテンにおいて、 該裏地カーテンには、前記カーテンに装着された面ファ
スナー片と対をなす面ファスナー片が取り付けられてい
ることを特徴とする裏地カーテン。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の裏地カーテンに
おいて、 該裏地カーテンの上縁部は、補強用の芯地を包み込んで
折り返した状態でミシン掛けされた構造であり、 前記タックは該折り返し加工後に形成されたことを特徴
とする裏地カーテン。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の裏
地カーテンにおいて、 該裏地カーテンは、表裏が同色であることを特徴をする
裏地カーテン。 - 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の裏
地カーテンにおいて、 該裏地カーテンは、表裏が異色であることを特徴をする
裏地カーテン。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の裏
地カーテンを使用したことを特徴とする二重カーテン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002006597U JP3093496U (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 裏地カーテン及び二重カーテン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002006597U JP3093496U (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 裏地カーテン及び二重カーテン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3093496U true JP3093496U (ja) | 2003-05-09 |
Family
ID=43247519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002006597U Expired - Fee Related JP3093496U (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 裏地カーテン及び二重カーテン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3093496U (ja) |
-
2002
- 2002-10-18 JP JP2002006597U patent/JP3093496U/ja not_active Expired - Fee Related
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