JP3543259B2 - デバイスの高速応答回路 - Google Patents

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Description

【発明が属する技術分野】
【0001】
本発明はデバイスの入出力応答を速くさせるデバイスの高速応答回路。
【0002】
【従来の技術】
ステッピングモータ用ドライブ装置においては、信号処理系と駆動回路系とをアイソレーションする必要があることから、駆動回路を制御するためのパルス信号のライン上にフォトカプラが設けられている。ところで、最近のステッピングモータの角度精度を高めるために、マイクロステップ駆動方式が採用されることが多くなっている。マイクロステップ駆動方式の場合、駆動回路の制御指令であるパルス信号の周波数がフルステップ駆動等の従来方式に比べて一桁程度高くなり、これに伴って、高速のフォトカプラを使用することが必要不可欠となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような高速のフォトカプラは非常に高価であり、ステッピングモータ用ドライブ装置の低コスト化を図る上で大きな問題となっている。ただ、ラインレシーバのバッファ等のデバイスであっても、高速のものは高価であるのが一般的であることから、これはステッピングモータ用ドライブ装置だけの特有の問題ではない。
【0004】
本発明は上記した背景の下で創作されたものであり、その目的とするところは、高速のデバイスを用いることなく、入力信号の周波数を高くすることができるデバイスの高速応答回路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のデバイスの高速応答回路は、デバイスの入出力応答を速くさせる回路であって、前記デバイスと同一のものが用いられたn(n≧2)個のデバイスD ・・・D と、パルスP1,・・Pn/2 ・・Pが入力信号として順次入力されており、パルスP1,・・Pn/2 の立ち上がり又は立ち下がりエッジで各々セットする一方、パルスP(n/2)+1,(n/2)+2 ・・Pの立ち上がり又は立ち下がりエッジで各々リセットし、これにより位相信号A,A・・・An/2 を各々生成し、デバイスD,D・・・Dn/2 の入力側に各々出力する第1レジスタ回路と、パルスP,P・・Pn/2 ・・Pが上記と同様に順次入力されており、パルスP,P・・Pn/2 の立ち下がり又は立ち上がりエッジで各々セットするとともにP(n/2)+1,(n/2)+2 ・・Pの立ち下がり又は立ち上がりエッジで各々リセットし、これにより位相信号B,B・・・Bn/2 を各々生成し、デバイスD(n/2)+1,D(n/2)+2 ・・・Dに各々出力する第2レジスタ回路と、デバイスD1,・・・Dn/2 から各々出力された信号とデバイスD(n/2)+1,(n/2)+2 ・・・Dから各々出力された信号との排他的論理和を各々行うことによりパルスP,P・・・Pを各々復元し、これらを合成して出力信号として出力する再生回路とを具えた構成にしている。
【0006】
このような構成による場合、パルスP,P・・Pn/2 ・・Pが第1レジスタ回路及び第2レジスタ回路に順次入力されると、第1レジスタ回路から位相信号A1,・・・An/2 が出力され、デバイスD1,・・・Dn/2 に各々入力される一方、第2レジスタ回路から位相信号B1,・・・Bn/2 が出力され、デバイスD(n/2)+1,(n/2)+2 ・・・Dに各々入力される。デバイスD1,・・・Dから出力された信号は再生回路に入力される。再生回路によりパルスP,P・・Pn/2 ・・Pが各々復元され、これが合成されて出力信号が復元される。
【0007】
デバイスの特性上、デバイスの出力の立ち上がり時間と立ち下がりの時間との差が大きいときには、同一の2n(n≧2)個のデバイスD1,・・D・・D2nを用いて次のような回路構成にすることが望ましい。
【0008】
即ち、前記デバイスと同一のものが用いられた2n(n≧2)個のデバイスD ・・・D 2n と、パルスP1,・・Pn/2 ・・Pが入力信号として順次入力されており、パルスP1,・・Pn/2 の立ち上がり又は立ち下がりエッジで各々セットするとともにパルスP(n/2)+1,(n/2)+2 ・・Pの立ち上がり又は立ち下がりエッジで各々リセットし、これにより位相信号A,A・・・An/2 を各々生成し、位相信号A,A・・・An/2 をデバイスD,D・・・Dn/2 に各々出力する一方、当該各信号を反転させた位相信号<A>, <A >, ・・・<An/2 >をデバイスD(n/2)+1,D(n/2)+2 ・・・Dに各々出力する第1レジスタ回路と、 パルスP1,・・Pn/2 ・・Pが上記と同様に順次入力されており、パルスP1,・・Pn/2 の立ち下がり又は立ち上がりエッジで各々セットするとともにパルスP(n/2)+1,P(n/2)+2 ・・Pの立ち下がり又は立ち上がりエッジで各々リセットし、これにより位相信号B,B・・・Bn/2 を各々生成し、位相信号B,B・・・Bn/2 をデバイスDn+1,Dn+2 ・・・D3n/2に各々出力する一方、当該各信号を反転させた位相信号<B>, <B>, ・・・<Bn/2 >をデバイスD(3n/2)+1, D(3n/2)+2・・・D2nに各々出力する第2レジスタ回路と、デバイスD,D・・・Dから出力された信号の立ち上がり又は立ち下がりエッジで各々セットする第1のフリップフロップ回路と、デバイスDn+1,Dn+2 ・・・D から出力された信号の立ち上がり又は立ち下がりエッジで各々セットする第2のフリップフロップ回路と、第1のフリップフロップ回路の各正出力信号と第2のフリップフロップ回路の各負出力信号との論理和を各々行う第1のOR回路と、第1のOR回路の各出力信号同士の論理和を行い、当該信号を出力信号としてて出力する第2のOR回路とを具備しており、且つ第1のOR回路の各出力信号に基づいて第1のフリップフロップ回路を各々プリセットさせる一方、第1のフリップフロップ回路の各正出力信号に基づいて第2のフリップフロップ回路を各々プリセットさせる構成にすると良い。
【0009】
このような構成による場合、上記した構成のものとは異なり、デバイスD1,・・・D2nから出力された信号の立ち上がり又は立ち下がりエッジを利用してパルスP1,・・Pn/2 ・・Pを復元しておらず、デバイスD1,・・・D2nの後段に設けられた第1、第2フリップフロップの出力信号の立ち上がり又は立ち下がりエッジを利用してパルスP1,・・Pn/2 ・・Pが復元され、出力信号が再生される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1はデバイスの高速応答回路の回路図、図2は同回路の主要信号のタイミングチャート、図3はデバイスの出力の立ち上がり時間と立ち下がりの時間との差が大きい状態での同回路の主要信号のタイミングチャート、図4は変形例回路の回路図、図5は同回路の主要信号のタイミングチャートである。
【0011】
ここで例を掲げて説明するデバイスの高速応答回路は、マイクロステップ駆動方式のステッピングモータ用ドライバ装置に備えられているもので、信号処理系と駆動回路系とのアイソレーションを行うフォトカプラの入出力応答を同一の8(n=8)個のフォトカプラPC1,PC・・PC7,PC(図1中では便宜上PC1,PCPC5,PCのみが示されている)を用いて速くする機能を有している。原理的にはフォトカプラPC単体で応答可能な周波数の8倍の信号伝達が可能となっている。
【0012】
図1中10は、入力信号INがシフトクロックとして入力された4ビットシフトレジスタ(第1レジスタ回路に相当する)である。4ビットシフトレジスタ10の各正出力端子から位相信号A1,,A3,が各々出力され、フォトカプラPC1,PC2,PC3,PCの入力側に導かれている。
【0013】
20は、入力信号INをINVゲート21により反転した信号B0がシフトクロックとして入力された4ビットシフトレジスタ(第2レジスタ回路に相当する)である。4ビットシフトレジスタ20の各正出力端子から位相信号B1,,B3,が各々出力され、フォトカプラPC5,PC6,PC7,PCの入力側に各々導かれている。
【0014】
30は、2入力1出力のEXORゲート311〜314(図1中では便宜上EXORゲート311,312のみが示されている)と、4入力1出力のORゲート32から構成された再生回路である。EXORゲート311〜314の各2入力端子には、フォトカプラPC1,PC2,PC3,PCから各々出力された信号と、フォトカプラPC5,PC6,PC7,PCから各々出力された信号とが各々導かれている。ORゲート32の4入力端子には、EXORゲート311〜314の各出力信号が各々導かれている。ORゲート32の出力端子から出力信号OUTが出力される。
【0015】
なお、40はリセット回路であり、4ビットシフトレジスタ10、20を信号処理系の電源の投入時にリセットするために設けられている。
【0016】
以上のように構成された回路の動作について図2を参照して説明する。パルスP,P・・P(図2中では便宜上パルスP,P2,,Pのみが示されている)が入力信号INとして4ビットシフトレジスタ10に順次入力される。4ビットシフトレジスタ20についても同様であり、パルスP,P・・Pを反転した各パルスが信号B0として順次入力される。
【0017】
4ビットシフトレジスタ10は入力信号INの立ち上がりエッジで動作する一方、4ビットシフトレジスタ20は入力信号INの立ち下がりエッジで動作することから、位相信号A1,はパルスP1,の立ち上がりエッジで各々Hレベルとなり、パルスP5,の立ち上がりエッジで各々Lレベルに戻る。一方、位相信号B1,2,はパルスP1,の立ち下がりエッジで各々Hレベルとなり、パルスP5,の立ち下がりエッジで各々Lレベルに戻る。
【0018】
このような位相信号A1,2,1,がフォトカプラPC1,PC2,PC5,PCが入力されると、信号が反転され、フォトカプラPC1,PC2,PC5,PCから信号P1,3,2,が出力される。信号Pと信号PとはEXORゲート311により排他的論理和が行われ、EXORゲート311からパルスP1,パルスPの同一波形のパルスが再現される。一方、信号Pと信号PとはEXORゲート312により排他的論理和が行われ、EXORゲート312からパルスP2,パルスPの同一波形のパルスが再現される。EXORゲート311及び312によりパルスP1,2,5,が復元され、これらのパルスがORゲート32により合成される。
【0019】
上記でしたことは位相信号A3,4,3,についても全く同様であり、EXORゲート313及び314によりパルスP3,4,7,が復元され、これらのパルスがORゲート32により合成される。よって、ORゲート32から出力される出力信号OUTは入力信号INと同一波形となり、両信号は1対1に対応した関係となる。
【0020】
図1に示すような回路を用いると、ハーフステップ等の従来の駆動方式で使用していたフォトカプラPCを使用したにもかかわらず、入力信号INの周波数を数KHzから20KHz程度にまで向上させることが可能になった。フォトカプラPCの数を更に増やすと、信号伝達の周波数を向上させる可能になる。
【0021】
なお、同回路では、4ビットシフトレジスタ回路10、20を用いたが、同一の機能を有するレジスタ回路等に置き換えるようにしても良い。この点は再生回路についても同様である。
【0022】
図2に示すようにフォトカプラPCの特性上、出力の立ち上がり時間と立ち下がり時間との差が等しい場合には、図1に示す回路をそのまま使用することができる。しかし、実際のフォトカプラPCの特性は、図3に示すように出力の立ち上がり時間と立ち下がり時間との差が大きく、加えて、フォトカプラPC毎に応答のバラツキがあるときには、出力信号OUTと入力信号INとは同一波形とならず、両信号は1対1に対応した関係にならないという問題がある。
【0023】
このような問題の発生するおそれがあるときには、図1の回路の代わりに図4に示す回路を用いると良い。この回路は、フォトカプラPCの出力の立ち下がりのみに着目したもので、同一の16(2n:n=8)個のフォトカプラPC1,PC・・PC15, PC16(図1中では便宜上PC1,PCPC5,PC8,PC9,PC12, PC13, PC16のみが示されている)を用い、図1に示す回路と同様、原理的にはフォトカプラPC単体で応答可能な周波数の8倍の信号伝達を可能となっている。
【0024】
図1中50は、入力信号INがシフトクロックとして入力された4ビットシフトレジスタ(第1レジスタ回路に相当する)である。4ビットシフトレジスタ10の各正出力端子から位相信号A1,,A3,が各々出力され、フォトカプラPC1,PC2,PC3,PCの入力側に各々導かれている一方、各負出力端子から位相信号<A>(図4とは表現が異なるが、<A>は便宜上信号Aを反転させた信号を表すものとする。他の信号についても同様である。)<A<A<A>が各々出力され、フォトカプラPC5,PC6,PC7,PCの入力側に各々導かれている。
【0025】
20は、入力信号INがシフトクロックとして負入力された4ビットシフトレジスタ(第2レジスタ回路に相当する)である。4ビットシフトレジスタ20の各正出力端子から位相信号B1,,B3,が各々出力され、フォトカプラPC9,PC10, PC11, PC12の入力側に各々導かれている一方、各負出力端子から位相信号<B<B<B<B>が各々出力され、フォトカプラPC13, PC14, PC15, PC16の入力側に各々導かれている。
【0026】
フォトカプラPC・・・PCから各々出力された信号C・・・CはF/F・・・F/Fのクロック入力端子に各々導かれている。F/F・・・F/FはいずれもDタイプのプリセット入力付きフリップフロップである(第1のフリップフロップ回路に相当し、図4中では便宜上F/F1,F/F4,F/F5,F/Fのみが示されている。)。D入力端子は各々接地されている。
【0027】
フォトカプラPC・・・PC16から各々出力された信号C・・・C16はF/F・・・F/F16のクロック入力端子に各々導かれている。F/F・・・F/F16も上記と同様にDタイプのプリセット入力付きフリップフロップであり(第2のフリップフロップ回路に相当し、図4中では便宜上F/F9,F/F12, F/F13, F/F16のみが示されている。)。D入力端子は各々接地されている。
【0028】
F/F・・・F/Fの正出力端子から各々出力された信号D・・・Dは、2入力1出力のNORゲート71・・・78(第1のOR回路に相当し、図4中では便宜上NORゲート71、74、75、78のみが示されている。)の一方入力端子に各々導かれている一方、F/F・・・F/F16の負出力端子から各々出力された信号D・・・D16は、NORゲート71・・・78の他方入力端子に各々導かれている。
【0029】
NORゲート71・・・78から各々出力された信号E・・・Eは、8入力1出力のORゲート80(第2のOR回路に相当する)に入力されている。ORゲート80の出力端子から出力信号OUTが出力される。
【0030】
また、NORゲート71・・・78から各々出力された信号E・・・Eは、INVゲート9・・・16を介して2入力1出力のANDゲート1・・・8の一方入力端子に各々導かれている。ANDゲート1・・・8の他方入力端子にはリセット回路41のリセット信号が導かれている。
【0031】
ANDゲート1・・・8から各々出力された信号F・・・Fは、F/F・・・F/Fのプリセット端子に各々導かれている。F/F・・・F/Fの正出力端子から各々出力された信号D・・・Dは、INVゲート1・・・8を介してF/F・・・F/F16のプリセット端子に各々導かれている。
【0032】
なお、40はリセット回路であり、4ビットシフトレジスタ50、60を信号処理系の電源の投入時にリセットするために設けられている。リセット回路41は、F/F・・・F/F16を駆動回路系の電源投入時にプリセットするために設けられている。
【0033】
以上のように構成された回路の動作について図5を参照して説明する。パルスP ・・P・・(図5中では便宜上パルスP,P5,,P13のみが示されている)が入力信号INとして4ビットシフトレジスタ50に順次入力される。4ビットシフトレジスタ60についても同様である。4ビットシフトレジスタ50は入力信号INの立ち上がりエッジで動作する一方、4ビットシフトレジスタ60は入力信号INの立ち下がりエッジで動作する。
【0034】
電源が投入されると(図5中併せて示す▲1▼の状態)、4ビットシフトレジスタ50、60がリセットされ、F/F・・・F/F16がプリセットされる。
【0035】
パルスPの立ち上がると、位相信号AがLレベルからHレベルに変化し、フォトカプラPCから出力される信号CがHレベルからLレベルに変化する。これに伴って、F/Fから出力される信号DがHレベルからLレベルに変化し、F/Fのプリセットも解除される。
【0036】
すると、F/Fから出力される信号DがHレベルからLレベルに変化する。信号D及び信号DがLレベルであることから、NORゲート71から出力される信号EがHレベルとなり、ORゲート80から出力される出力信号OUTがHレベルとなる。
【0037】
信号EがLレベルからHレベルに変化するため、ANDゲート1から出力される信号E1がLレベルとなり、F/Fがプリセットされる。F/Fから出力される信号DがHレベルからLレベルに変化するため、F/F13もプリセットされる。
【0038】
パルスPが立ち下がると(図5中併せて示す▲2▼の状態)、位相信号BがLレベルからHレベルに変化し、フォトカプラPCから出力される信号CがHレベルからLレベルに変化する。このことから、F/Fから出力されるDがLレベルに変化し、信号EがHレベルからLレベルに変化する。これに伴って、ORゲート80から出力される出力信号OUTがLレベルとなる。F/F53のプリセットも解除される。
【0039】
その後、パルスPが立ち上がると(図5中併せて示す▲3▼の状態)、フォトカプラPCから出力される信号CがHレベルからLレベルに変化する。これに伴って、F/Fから出力される信号DがHレベルからLレベルに変化し、F/F13のプリセットも解除される。
【0040】
すると、F/F13から出力される信号D13がHレベルからLレベルに変化する。信号D及び信号D13がLレベルであることから、NORゲート75から出力される信号EがHレベルとなり、ORゲート80から出力される出力信号OUTがHレベルとなる。
【0041】
信号EがLレベルからHレベルに変化するため、ANDゲート5から出力される信号がLレベルとなり、F/Fがプリセットされる。F/Fから出力される信号DがHレベルからLレベルに変化するため、F/Fもプリセットされる。
【0042】
パルスPが立ち下がると(図5中併せて示す▲4▼の状態)、フォトカプラPC13から出力される信号C13がHレベルからLレベルに変化する。このことから、F/F13から出力される信号D13がLレベルに変化し、信号EがHレベルからLレベルに変化する。これに伴って、ORゲート80から出力される出力信号OUTがLレベルとなる。F/Fのプリセットも解除される。
【0043】
その後、パルスPが立ち上がると(図5中併せて示す▲5▼の状態)、フォトカプラPCから出力される信号CがHレベルからLレベルに変化する。これに伴って、F/Fから出力される信号DがHレベルからLレベルに変化し、F/Fのプリセットも解除される。
【0044】
すると、F/Fから出力される信号DがHレベルからLレベルに変化する。信号D及び信号DがLレベルであることから、NORゲート71から出力される信号EがHレベルとなり、ORゲート80から出力される出力信号OUTがHレベルとなる。
【0045】
信号EがLレベルからHレベルに変化するため、ANDゲート1から出力される信号E1がLレベルとなり、F/Fがプリセットされる。F/Fから出力される信号DがHレベルからLレベルに変化するため、F/F13もプリセットされる。
【0046】
ここで▲5▼の直後と▲1▼の直後とを比較すると、F/F1,F/F5,F/F9,F/F12から各々出力される信号D1,5,9,12の信号レベルと、プリセットのオンオフ状態が同様になる。よって、これ以後は、▲2▼→▲3▼→▲4▼→▲5▼→▲2▼の繰り返しのタイムチャートとなる。
【0047】
図4に示すような回路をステッピングモータ用のドライバ装置に適用した場合、安価なフォトカプラを使用したとしても、マイクロステップ駆動が可能となり、装置の高性能化と低コスト化との双方を図る上で大きな意義がある。
【0048】
なお、本実施形態においてはデバイスとしてフォトカプラを例に掲げたが、ラインレシーバのバッファ等のデバイスについても同様に適用可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上、本発明の請求項1に係るデバイスの高速応答回路による場合、入力信号をn個のデバイスD1,・・・Dに順次分配し、デバイスD1,・・・Dから各々出力された信号に基づいて入力信号に対応した出力信号を再現する構成となっているので、高速のデバイスを用いることなく、入力信号の周波数を高くすることができ、これに伴って、デバイスが用いられるハードウエアの高速化と低コスト化との双方を図ることができる。
【0050】
本発明の請求項2に係るデバイスの高速応答回路による場合、たとえデバイスの出力の立ち上がり時間と立ち下がりの時間との差が大きいときであっても、入力信号に正確に対応した出力信号が出力される構成となっているので、複数のデバイスの入出力応答時間にバラツキがあっても何ら問題が生じず、安価なデバイスを使用することができ、一層の低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明するための図であって、デバイスの高速応答回路の回路図である。
【図2】同回路の主要信号のタイミングチャートである。
【図3】デバイスの出力の立ち上がり時間と立ち下がりの時間との差が大きい状態での同回路の主要信号のタイミングチャートである。
【図4】変形例回路の回路図である。
【図5】同回路の主要信号のタイミングチャートである。
【符号の説明】
IN 入力信号
OUT 出力信号
10 4ビットシフトレジスタ
20 4ビットシフトレジスタ
30 再生回路
PC1〜PC8 フォトカプラ

Claims (2)

  1. デバイスの入出力応答を速くさせるデバイスの高速応答回路において、
    前記デバイスと同一のものが用いられたn(n≧2)個のデバイスD ・・・D と、
    パルスP1,・・Pn/2 ・・Pが入力信号として順次入力されており、パルスP1,・・Pn/2 の立ち上がり又は立ち下がりエッジで各々セットする一方、パルスP(n/2)+1,(n/2)+2 ・・Pの立ち上がり又は立ち下がりエッジで各々リセットし、これにより位相信号A,A・・・An/2 を各々生成し、デバイスD,D・・・Dn/2 の入力側に各々出力する第1レジスタ回路と、
    パルスP,P・・Pn/2 ・・Pが上記と同様に順次入力されており、パルスP,P・・Pn/2 の立ち下がり又は立ち上がりエッジで各々セットするとともにP(n/2)+1,(n/2)+2 ・・Pの立ち下がり又は立ち上がりエッジで各々リセットし、これにより位相信号B,B・・・Bn/2 を各々生成し、デバイスD(n/2)+1,D(n/2)+2 ・・・Dに各々出力する第2レジスタ回路と、
    デバイスD1,・・・Dn/2 から各々出力された信号とデバイスD(n/2)+1,(n/2)+2 ・・・Dから各々出力された信号との排他的論理和を各々行うことによりパルスP,P・・・Pを各々復元し、これらを合成して出力信号として出力する再生回路と、
    を具備したことを特徴とするデバイスの高速応答回路。
  2. デバイスの入出力応答を速くさせるデバイスの高速応答回路において、
    前記デバイスと同一のものが用いられた2n(n≧2)個のデバイスD ・・・D 2n と、
    パルスP1,・・Pn/2 ・・Pが入力信号として順次入力されており、パルスP1,・・Pn/2 の立ち上がり又は立ち下がりエッジで各々セットするとともにパルスP(n/2)+1,(n/2)+2 ・・Pの立ち上がり又は立ち下がりエッジで各々リセットし、これにより位相信号A,A・・・An/2 を各々生成し、位相信号A,A・・・An/2 をデバイスD,D・・・Dn/2 に各々出力する一方、当該各信号を反転させた位相信号<A>, <A >, ・・・<An/2 >をデバイスD(n/2)+1,D(n/2)+2 ・・・Dに各々出力する第1レジスタ回路と、
    パルスP1,・・Pn/2 ・・Pが上記と同様に順次入力されており、パルスP1,・・Pn/2 の立ち下がり又は立ち上がりエッジで各々セットするとともにパルスP(n/2)+1,P(n/2)+2 ・・Pの立ち下がり又は立ち上がりエッジで各々リセットし、これにより位相信号B,B・・・Bn/2 を各々生成し、位相信号B,B・・・Bn/2 をデバイスDn+1,Dn+2 ・・・D3n/2に各々出力する一方、当該各信号を反転させた位相信号<B>, <B>, ・・・<Bn/2 >をデバイスD(3n/2)+1, D(3n/2)+2・・・D2nに各々出力する第2レジスタ回路と、
    デバイスD,D・・・Dから出力された信号の立ち上がり又は立ち下がりエッジで各々セットする第1のフリップフロップ回路と、
    デバイスDn+1,Dn+2 ・・・D から出力された信号の立ち上がり又は立ち下がりエッジで各々セットする第2のフリップフロップ回路と、
    第1のフリップフロップ回路の各正出力信号と第2のフリップフロップ回路の各負出力信号との論理和を各々行う第1のOR回路と、
    第1のOR回路の各出力信号同士の論理和を行い、当該信号を出力信号としてて出力する第2のOR回路と、
    を具備しており、且つ第1のOR回路の各出力信号に基づいて第1のフリップフロップ回路を各々プリセットさせる一方、第1のフリップフロップ回路の各正出力信号に基づいて第2のフリップフロップ回路を各々プリセットさせる構成となっていることを特徴とするデバイスの高速応答回路。
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