JP3543173B2 - 街路屋根における日覆 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は街路屋根における日覆、更に詳しくは街路屋根を構築した街路内に入射する日光を避けるための日覆に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の街路屋根としては、街路に面した店舗側に所定間隔をおいて支柱を立設し天井に開閉自在の日除け雨除け板を取り付けているものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術で述べた街路屋根における複数の支柱間には通風を良好にするための設備を備えていないので、夏季においては、強い日光の照射が屋内にまで差し込み室温を上昇させるという問題点を有し、また、支柱間より入射する光線によって商品が色あせし、商品の価置を低下させるという問題点を有していた。
【0004】
そこで、本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、通風を良好とし照射角度にも対応可能な開閉自在の日除け板を屋根下の支柱間に取り付けると共にこの日除け板が目立たず外観的にも優れた街路屋根における日覆を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明における街路屋根における日覆は、街路上に複数の支柱により屋根を支承させた街路屋根において、相対向する左右支柱間の内側面長手方向にガイド溝を設け、引掛け杆を左右側面に設けた日除け板を、ガイド溝内において摺動自在に支持させると共に、前記左右支柱の上端に固着した取付金具に透孔を貫通して回動杆を架橋し、該回動杆の一端に駆動部を設け、前記回動杆の両端近傍位置に腕杆の基端を固着し、該固着部を支点として外側方に向かって腕杆を適当な長さに延伸して起伏自在に設け、該腕杆の左右先端に日除け板の上端縁の左右端部を支持させて該腕杆の起伏に応じて前記ガイド溝に沿わせて日除け板を上下動させ開閉するようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例を、図面に基づいて説明する。
各図において、図1は支柱間に日覆の取付状態を示す街路側から見た正面図、図2は図1のA−A線の日覆の移動状態を示す断面図、図3は引掛け杆と支柱との構成状態を示す要部の説明図、図4は引掛け杆と支柱との構成状態を示す要部の説明図である。
【0007】
図1〜図3において、複数の支柱1に支承された街路屋根の相対向する支柱1の内側面の長手方向中心部にガイド溝2を穿設し、稍々弧状に形成され両側面に偏心的に引掛け杆4を設けた日除け板3を、ガイド溝2内において摺動自在に支持させている。左右支柱1の上端面に、透孔5を形成した取付金具6を固着し、この透孔5内に回動杆7を架橋して、この回動杆7の一端に駆動部例えば歯車8を取り付け、前記左右支柱1の内側面近傍位置で回動杆7に腕杆9の基端を固着し、街路に向かって適当な長さ延伸させ、腕杆9の先端に係止部10を設けて、前記日除け板3の上端縁の両端部を支持するように取り付けている。尚、11は天井、12はチェーン、13はモーターである。
【0008】
次にこのような実施の形態の実際の作動について説明する。
街路屋根の連続する各支柱1間において日差を遮蔽する場合、まず、モーター13を駆動させると、チェーン12と共に歯車8が回転する。すると、回動杆7の回転と共に腕杆9が下降し、図3に示されるようにガイド溝2に挿入されている引掛け杆4はこのガイド溝2に沿って下降するので、閉じていた日除け板3は下方へ移動されて開き、入射光線を遮蔽する。
日差が解除されると、モーター13の駆動により、回動杆7の回転と共に腕杆9は上昇し、引掛け杆4はガイド溝2に沿って上昇し、日除け板3は元の位置に復元することができる。このように歯車8の正逆回転により腕杆9は上下動し、日除け板3は安定的に上昇若しくは下降され、日覆の機能を果たすように働くこととなる。
【0009】
図4に示される実施の形態は、引掛け杆4の先端にコロ14を設け、支柱1の内側面の裏面に接触させて引掛け杆4をガイド溝2内に沿って容易に摺動させるものである。あとの構成は図1〜図3で示される実施の形態と同様なのでその説明は省略する。
【0010】
ここで、日除け板3の材質を問うものでないが、軽量で強度を有し、円滑に作動し易い金属製の材質、例えばアルミニウムが好ましい。
【0011】
【発明の効果】
本発明は、日除け板を使用しない場合は、日除け板は常に上方(天井)位置に設けているので、目立たず外観的に優れているという効果がある。
また、回動杆の正逆回転によって腕杆が上下動し、ガイド溝に沿って引掛け杆と共に容易に日除け板を昇降させることができるので、簡単な構造により安価に提供することができる。
また、日光の入射角度に対応して日除け板が入射光線を遮蔽することができるので、店舗内に陳列している商品の色あせを防止して商品価値を高めることができ、腕杆と腕杆との間に生じている開口部より風通しを良好にならしめたので、室内の温度の上昇を防止するという効果がある。
更に、日除け板は、ガイド溝に挿入した引掛け杆と腕杆の支持により安定しているので、風圧に対して形状を維持することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】街路屋根の日覆の取付状態を示す街路面から見た正面図である。
【図2】図1のA−A線の日覆の移動状態を示す断面図である。
【図3】引掛け杆と支柱との構成状態を示す要部の説明図である。
【図4】引掛け杆と支柱との構成状態を示す要部の説明図である。
【符号の説明】
1 支柱
2 ガイド溝
3 日除け板
4 引掛け杆
5 透孔
6 取付金具
7 回動杆
9 腕杆
10 係止部
【発明の属する技術分野】
本発明は街路屋根における日覆、更に詳しくは街路屋根を構築した街路内に入射する日光を避けるための日覆に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の街路屋根としては、街路に面した店舗側に所定間隔をおいて支柱を立設し天井に開閉自在の日除け雨除け板を取り付けているものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術で述べた街路屋根における複数の支柱間には通風を良好にするための設備を備えていないので、夏季においては、強い日光の照射が屋内にまで差し込み室温を上昇させるという問題点を有し、また、支柱間より入射する光線によって商品が色あせし、商品の価置を低下させるという問題点を有していた。
【0004】
そこで、本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、通風を良好とし照射角度にも対応可能な開閉自在の日除け板を屋根下の支柱間に取り付けると共にこの日除け板が目立たず外観的にも優れた街路屋根における日覆を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明における街路屋根における日覆は、街路上に複数の支柱により屋根を支承させた街路屋根において、相対向する左右支柱間の内側面長手方向にガイド溝を設け、引掛け杆を左右側面に設けた日除け板を、ガイド溝内において摺動自在に支持させると共に、前記左右支柱の上端に固着した取付金具に透孔を貫通して回動杆を架橋し、該回動杆の一端に駆動部を設け、前記回動杆の両端近傍位置に腕杆の基端を固着し、該固着部を支点として外側方に向かって腕杆を適当な長さに延伸して起伏自在に設け、該腕杆の左右先端に日除け板の上端縁の左右端部を支持させて該腕杆の起伏に応じて前記ガイド溝に沿わせて日除け板を上下動させ開閉するようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例を、図面に基づいて説明する。
各図において、図1は支柱間に日覆の取付状態を示す街路側から見た正面図、図2は図1のA−A線の日覆の移動状態を示す断面図、図3は引掛け杆と支柱との構成状態を示す要部の説明図、図4は引掛け杆と支柱との構成状態を示す要部の説明図である。
【0007】
図1〜図3において、複数の支柱1に支承された街路屋根の相対向する支柱1の内側面の長手方向中心部にガイド溝2を穿設し、稍々弧状に形成され両側面に偏心的に引掛け杆4を設けた日除け板3を、ガイド溝2内において摺動自在に支持させている。左右支柱1の上端面に、透孔5を形成した取付金具6を固着し、この透孔5内に回動杆7を架橋して、この回動杆7の一端に駆動部例えば歯車8を取り付け、前記左右支柱1の内側面近傍位置で回動杆7に腕杆9の基端を固着し、街路に向かって適当な長さ延伸させ、腕杆9の先端に係止部10を設けて、前記日除け板3の上端縁の両端部を支持するように取り付けている。尚、11は天井、12はチェーン、13はモーターである。
【0008】
次にこのような実施の形態の実際の作動について説明する。
街路屋根の連続する各支柱1間において日差を遮蔽する場合、まず、モーター13を駆動させると、チェーン12と共に歯車8が回転する。すると、回動杆7の回転と共に腕杆9が下降し、図3に示されるようにガイド溝2に挿入されている引掛け杆4はこのガイド溝2に沿って下降するので、閉じていた日除け板3は下方へ移動されて開き、入射光線を遮蔽する。
日差が解除されると、モーター13の駆動により、回動杆7の回転と共に腕杆9は上昇し、引掛け杆4はガイド溝2に沿って上昇し、日除け板3は元の位置に復元することができる。このように歯車8の正逆回転により腕杆9は上下動し、日除け板3は安定的に上昇若しくは下降され、日覆の機能を果たすように働くこととなる。
【0009】
図4に示される実施の形態は、引掛け杆4の先端にコロ14を設け、支柱1の内側面の裏面に接触させて引掛け杆4をガイド溝2内に沿って容易に摺動させるものである。あとの構成は図1〜図3で示される実施の形態と同様なのでその説明は省略する。
【0010】
ここで、日除け板3の材質を問うものでないが、軽量で強度を有し、円滑に作動し易い金属製の材質、例えばアルミニウムが好ましい。
【0011】
【発明の効果】
本発明は、日除け板を使用しない場合は、日除け板は常に上方(天井)位置に設けているので、目立たず外観的に優れているという効果がある。
また、回動杆の正逆回転によって腕杆が上下動し、ガイド溝に沿って引掛け杆と共に容易に日除け板を昇降させることができるので、簡単な構造により安価に提供することができる。
また、日光の入射角度に対応して日除け板が入射光線を遮蔽することができるので、店舗内に陳列している商品の色あせを防止して商品価値を高めることができ、腕杆と腕杆との間に生じている開口部より風通しを良好にならしめたので、室内の温度の上昇を防止するという効果がある。
更に、日除け板は、ガイド溝に挿入した引掛け杆と腕杆の支持により安定しているので、風圧に対して形状を維持することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】街路屋根の日覆の取付状態を示す街路面から見た正面図である。
【図2】図1のA−A線の日覆の移動状態を示す断面図である。
【図3】引掛け杆と支柱との構成状態を示す要部の説明図である。
【図4】引掛け杆と支柱との構成状態を示す要部の説明図である。
【符号の説明】
1 支柱
2 ガイド溝
3 日除け板
4 引掛け杆
5 透孔
6 取付金具
7 回動杆
9 腕杆
10 係止部
Claims (1)
- 街路上に複数の支柱により屋根を支承させた街路屋根において、相対向する左右支柱間の内側面長手方向にガイド溝を設け、引掛け杆を左右側面に設けた日除け板を、ガイド溝内において摺動自在に支持させると共に、前記左右支柱の上端に固着した取付金具に透孔を貫通して回動杆を架橋し、該回動杆の一端に駆動部を設け、前記回動杆の両端近傍位置に腕杆の基端を固着し、該固着部を支点として外側方に向かって腕杆を適当な長さに延伸して起伏自在に形成し、該腕杆の左右先端に日除け板の上端縁の左右端部を支持させて腕杆の起伏により前記ガイド溝に沿わせて日除け板を上下動させ開閉するようにしたことを特徴とする街路屋根における日覆。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000360327A JP3543173B2 (ja) | 2000-10-21 | 2000-10-21 | 街路屋根における日覆 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000360327A JP3543173B2 (ja) | 2000-10-21 | 2000-10-21 | 街路屋根における日覆 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002129720A JP2002129720A (ja) | 2002-05-09 |
JP3543173B2 true JP3543173B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=18831948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000360327A Expired - Fee Related JP3543173B2 (ja) | 2000-10-21 | 2000-10-21 | 街路屋根における日覆 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3543173B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100937043B1 (ko) | 2009-09-23 | 2010-01-15 | 주식회사 다산컨설턴트 | 신도시 도로의 온도저감장치 |
-
2000
- 2000-10-21 JP JP2000360327A patent/JP3543173B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2002129720A (ja) | 2002-05-09 |
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