JP3543072B2 - 排便装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、肛門から挿入され、腸内の排泄されない便を強制的に破砕・分断・撹拌・掻き込み(以下単に破砕という)して強制排出するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、宿便等で腸内で滞留して排便できない便は、医師・看護人が肛門から指を挿入して掻き出していた。これは手間のかかるものであった。
本発明者は、これを解消する装置を開発した。これは肛門から挿入される筒体の先端に腸壁保護用の花弁状の保護体を拡縮自在にし、その内部に便を破砕する破砕体を回転自在に装置した排便装置を開発した。破砕体によって腸内の便を破砕し、筒体に接続した吸引装置で吸引して便を強制排出させる構造のものである。
さらに本発明者は破砕体が拡巾できる手段を設け、保護体の外の便や保護体より大きな便の破砕ができるようにした。
しかし、この装置では、便に対して破砕体が大きな抵抗を受けてしまって、破砕に時間がかかってしまったり、大きな回転力を必要としてしまっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、従来のこれらの問題点を解消し、破砕の際の抵抗を小さくして効率よく容易に大きい便の破砕及び広範囲での便の破砕を可能とする排便装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決した本発明の構成は、
1) 肛門から直腸に挿入し腸内物を破砕・分断して排出する排便装置において、肛門から直腸に挿入される筒体の先端部に先端に向って左右巾が狭くなる形状の回転破砕板を回転可能に軸支して設け、前記回転破砕板の左右の部分に破砕羽根をその基端で回転自在に取り付けるように設け、左右の前記破砕羽根の先端を前記回転破砕板の外周方向に広げて破砕羽根の先端が基端より外周側前方となる位置で破砕羽根を係止する係止部を設け、回転破砕板及び破砕羽根が腸の内容物に接触する部分が徐々に範囲を広げるようにしたことを特徴とする排便装置
2) 回転破砕板と破砕羽根の前方辺にのこ刃状の刃面を設けた前記1)記載の排便装置
3) 破砕羽根に回転すると流体抵抗を受ける抵抗片を設け、破砕羽根を狭めた状態で回転させると前記抵抗片の腸内物や薬液との抵抗によって破砕羽根が広がるようにした前記1)又は2)記載の排便装置
4) 筒体内の内周と摺動してスライドするスライド体を設け、同スライド体に回転破砕板及び破砕羽根を回転自在に軸支し、前記回転破砕板の軸を回転させる電動モーターを前記スライド体に設け、回転破砕板を回転させながら進退できるようにした前記1)〜3)いずれかに記載の排便装置
5) 筒体内部を負圧吸引装置に接続し、同負圧吸引装置で吸引された腸内物を収納する排泄容器を設けた前記1)〜4)いずれかに記載の排便装置
6) 筒体の先端に先方に行くに従って広がるように拡縮可能な保護体を設け、同保護体の内部に回転破砕板と破砕羽根が位置するようにした前記1)〜5)いずれかに記載の排便装置
7) 筒体の先端部のやや後方位置に膨縮自在なバルーンを設けた前記1)〜6)いずれかに記載の排便装置
にある。
【0005】
【作用】
本発明では、肛門から直腸に筒体を挿入し、挿入した筒体の先端部に軸支した回転破砕板に取り付けた左右の破砕羽根を先端から広げるようにする。破砕羽根の基端は、回転破砕板に回転自在に取り付けているので、左右の破砕羽根は基端を軸にして回転し破砕羽根が広がる。この状態で回転破砕板と破砕羽根を回転させながら回転破砕板及び破砕羽根を腸内物に押し付ける。破砕羽根を広げることによって広い範囲の腸内物に接触する。さらに回転破砕板は先端に向って左右巾が狭くなるようにしているので、狭い先端部分がまず腸内物に接触するようにして、腸内物を破砕・分断する抵抗が大きくならないようにする。このようにして回転破砕板及び破砕羽根が腸の内容物に接触する部分が徐々に範囲を広げるようにする。
回転破砕板と破砕羽根の前方辺にのこ刃状の刃面を設けたものは、のこ刃状の刃面の先端が腸内物に差し入るようにして、また、のこ刃状の刃面の先端部分がまず腸内物に接触するようにして腸内物を破砕・分断する抵抗が大きくならないようにする。
破砕羽根に抵抗片を設けたものは、破砕羽根を狭めた状態で腸内で回転させると腸内物や腸内に入れた薬液と抵抗片との抵抗によって破砕羽根が広がるようにする。
筒体内にスライド体を設けたものは、筒体の内周とスライド体を摺動させるようにして、スライド体に取り付けた回転破砕板と破砕羽根を進退できるようにする。
筒体内部を負圧吸引装置に接続し、排泄容器を設けたものは、筒体内部を通して負圧吸引装置によって腸内物を吸引し、吸引した腸内物を排泄容器に収納するようにする。
筒体の先端に保護体を設けたものは、保護体の内部に回転破砕板と破砕羽根が位置するようにして回転破砕板と破砕羽根で人体を傷つけることがないようにする。
筒体の先端部のやや下方位置にバルーンを設けたものは、肛門から直腸に挿入した筒体を人体に固定し、肛門と筒体の間が腸内物が流出するのを防ぐ。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の排便装置の筒体は、シリコンゴム・ゴム質で製作することを普通とし、中空にして先端の部分に腸内物の肛門からの流下防止と、筒体固定の為にバルーン又は鍔があることが好ましい。
筒体の先端部は、同径の筒体の場合と筒体の先端開口に少し拡巾した上方開口の室を形成し、同室を先端部とする場合とがある。
本発明は、筒体の先端内又は保護体に格納していて、その先端開口から前方へ突出して張り出すようにしてもよい。又保護体の内部で使用する形態もある。
【0007】
【実施例】
本発明の実施例について、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜5に示す実施例は破砕板と破砕羽根の前方辺にのこ刃状の刃面を設け、破砕羽根に抵抗片を設け、筒体内の内周と摺動してスライドするスライド体を設け、筒体内部を負圧吸引装置に接続し、筒体にバルーンを設けた排便装置の例である。
図1は実施例の排便装置の一部拡大断面図である。図2は実施例の排便装置の概略図である。図3は実施例の排便装置の破砕板と破砕羽根の正面図である。図4は実施例の排便装置の破砕板と破砕羽根の平面図である。図5は実施例の排便装置の説明図である。
図中、1は排便装置、2は筒体、2aは接続部、2bは長孔、3は回転破砕板、3aはのこ刃状部分、3bはストッパ、3cはストッパ、3dは軸取付部、4は破砕羽根、4aはのこ刃状部分、4bは基端部、5は止め具、6は回転軸、7はナット、8はスライド体、8aは軸受部、8bはレバー、8cは長孔、8dはシール部、9は保護体、10はカバー、11は駆動部、12はバルーン、12aはチューブ、13は切替器、14は湯容器、15は排泄容器、16は圧送ポンプ、17は吸引ポンプ、18は抵抗片である。
【0008】
図1〜5に示す実施例では、まず、肛門から直腸に挿入できる大きさの筒体2を設ける。筒体2の後方の一部には筒体2の内部と外部を連通させる接続部2aを設ける。次に筒体2の内周に対して摺動する筒状のスライド体8を設ける。スライド体8の筒体2の接続部2aと重なる部分にはスライド体8内部と外部を連通する長孔8cを設けるようにする。さらに、この長孔8cを設けた部分より後方のスライド体8の外周にレバー8bを設け、筒体2のレバー8bと重なる部分には長孔2bを設ける。さらにレバー8bの前後のスライド体8の外周に筒体2の内周に対して摺動しながらシールを行うシール部8dを設ける。次にスライド体8の先端に筒体2の軸方向中心位置の所の径の穴を備えた軸受部8aを設ける。次にスライド体8の後端部分に駆動部11を設ける。実施例では電動モーターを駆動部11として用いている。
次に図1,2に示すように長い金属製の回転軸6を軸受部8aの中心の穴を回転自在に貫通させるようにし、回転軸6の後端を駆動部11の出力軸に取り付ける。回転軸6の先端には、ねじ部を設ける。
次に図1,3に示すように金属製でひし形の回転破砕板3を設ける。実施例では、1枚の金属板の一部をくり抜き折曲させて回転破砕板3を製作してコストを抑制している。まず、回転破砕板3の上端に近い部分の左右2箇所に四角形状のくり抜いた部分を設ける。この際には、四角形状の外側の一辺は所定の大きさでくり抜かずに残した部分を設けるようにする。次に、この残した部分を図4に示すように左右が異る方向に回転破砕板3に対し略直角になるように折曲させてストッパ3bを形成する。
次に図1,3に示すように回転破砕板3のひし形の左右の角部より下方の辺の一部をストッパ3bを折曲した方向と同じ方向に左右それぞれ折曲してストッパ3cを形成する。次に回転破砕板3の下端の部分を略直角になるように折曲し、折曲部分から所定部分上側に切り込みを入れ、折曲した下端部分を逆側に略直角に折曲して、回転破砕板3の下端部分に回転破砕板3と略直角な平面図を設けるようにして軸取付部3dを形成する。軸取付部3dには、取付穴を設ける。次に回転破砕板3の左右の角近くに止め具を取り付けるための穴を設ける。次に回転破砕板3の先端から左右の前方辺に小さい三角刃を複数並列させたのこ刃状部分3aを設ける。
【0009】
次に金属製の破砕羽根4を設ける破砕羽根4は基端部4bから先端に向かうに従って細くなる形状にする。破砕羽根4の前方片には小さい三角刃を複数並列させたのこ刃状部分4aを設ける。つぎに破砕羽根4の基端部4bに止め具を取り付けるための穴を設ける。次に破砕羽根4の下辺部分には破砕羽根4と略直角に折曲させた抵抗片18を設ける。
次に回転破砕板3の左右に設けた穴と破砕羽根4の基端部4bに設けた穴を重ねるようにし、止め具5を貫通させて破砕羽根4を回転破砕板3に取り付ける。この際には、回転破砕板3のストッパ3b,3cを折曲させた面側に左右それぞれ破砕羽根4を図4に示すように取り付ける。これによって破砕羽根4は基端部を中心に回転自在となる。
次に回転軸6の先端ねじ部にナット7を螺合で取り付け、ナット7からねじ部が突出するようにし、このねじ部が回転破砕板3の軸取付部3dの取付穴を貫通するようにし、貫通して突出したねじ部にナット7を螺合で取り付け、2つのナット7で挟むようにして、回転破砕板3と回転破砕板3に取り付けた破砕羽根4を回転軸6に取り付ける。
次に図1に示すように筒体2の先端からさらに先端に向って徐々に広がる形状の弾性のある保護体9を設ける。
次に筒体2の先端部のやや後方位置にエアーで膨縮自在なリング状のバルーン12を所定間隔で2箇所に設ける。2つのバルーン12には、エアーを送り、又は抜くためのチューブ12a図2に示すようにを設ける。
次に筒体2の接続部2aにチューブを接続し、そのチューブに切替器13を接続する。切替器13は筒体2に接続したチューブを別の2方向のいずれかに切替るものである。次に切替器13の切替る先にそれぞれチューブを接続し、その一方に圧送ポンプ16を接続し、圧送ポンプ16の吸い込み口にチューブを接続し、そのチューブを湯容器14内に取り付ける。次にもう一方の切替る先のチューブに吸引ポンプ17を接続し、吸引ポンプ17の排出口にチューブを接続し、そのチューブを排泄容器15に取り付ける。
【0010】
この排便装置1を使用するには、図2に示すように破砕羽根4の先端を回転破砕板3の先端に向って動かすようにして破砕羽根4を基端部を中心に回転させる。回転した破砕羽根4は、ストッパ3bに当たる位置まで回転させて止めるようにする。左右の破砕羽根4をこの状態にすると図3に示すように幅が狭い状態になる。この状態で図2に示すように保護体9の先端を狭く閉じるように付勢し、保護体9の先端に水溶性のカバー10を取り付ける。
次にカバー10を取り付けた筒体2を肛門から直腸に挿入し、チューブ12aから空気を送ってバルーン12を膨張させて肛門の外と内から挟むようにして筒体2を人体に固定し、肛門と筒体の間をシールして、肛門と筒体2の間から腸内物等が外部に流出するのを防ぐ、よって清潔に処置を行うことができる。
このようにして筒体2を肛門から直腸に挿入したならば、カバー10は水溶性であるので、溶けることによって保護体9が付勢されなくなって保護体9の反発力によって図1に示す状態に先端が広がる。
この状態にしたならば、切替器13を圧送ポンプ16側に切替えて、圧送ポンプ16を作動させて湯容器の湯水を腸内に送り込み、排泄を行ないやすいようにする。所定量の湯水を送り込んだならば圧送ポンプ16を停止させ、切替器13は吸引ポンプ17側に切替えておく。
次に駆動部11を作動させて回転軸6を回転させ、回転破砕板3及び破砕羽根4を回転させる。
【0011】
回転破砕板3を回転させると、破砕羽根4は回転破砕板3の回転中心から離れた位置にあるので、遠心力によって外側に向かう力が発生する。さらに本実施例では、破砕羽根4の下辺部分に抵抗片18を設けている。図5に示すように腸内の湯水や軟らかい腸内物は、回転破砕板3の回転によって回転破砕板3に当たって外周又は上方又は下方に逃げる流体の動きとなる。このうち、外側に向かう湯水等の動きによって破砕羽根4の抵抗片は外側に押されることになり、破砕羽根4は外側にさらに確実に向かうようになる。この外側に向かう力によって破砕羽根4の先端が外側に向かうことによって破砕羽根4が基端を中心に回転する。回転した破砕羽根4は、ストッパ3cに当たることによって図1に示す巾を広げた状態になる。
破砕羽根4が広がったならば、スライド体8のレバー8bを前方に動かすようにして、保護体9内で回転破砕板3と破砕羽根4を前方に動かし、腸内物に押し当てる。回転破砕板3はひし形であり、先端に向って左右の巾が狭くなっているので、まず先端部分が腸内物に当たって回転することによって腸内物の破砕・分断を行ない、さらに押し当てて行くことによって徐々に腸内物が当たる範囲が広がるようにしている。よって急に大きな抵抗がかかることなく、効率的な状態を保ちながらスムーズに腸内物の破砕・分断を行うことができる。
さらに広がった状態の破砕羽根4は、先端が基端より外周側前方となる位置になるため、破砕羽根4においても先端がまず腸内物に接触し、徐々に腸内物に接触する範囲が広がるようにしている。よって急に大きな抵抗がかかることなく、効率的な状態を保ちながらさらにスムーズに腸内物の破砕・分断を行うことができる。
さらに本実施例では、回転破砕板3と破砕羽根4の前方辺にのこ刃状部分3a,4aを設けている。よって三角形状の小さな先端が腸内物に軽い力で差し入れるので、細かく破砕・分断を行って、硬くなった腸内物でも細く破砕することができるようにする。
【0012】
このようにして十分に腸内物の破砕・分断を行ったならば、吸引ポンプ17を作動させ、破砕・分断した腸内物を湯水とともに排泄容器15に収容する。このように強制的に吸引することで腸内物を容易に排出できる。また、排出した腸内物は排泄容器に収容するようにして清潔に処置を行えるようにしている。
処置が終了したならば、スライド体8のレバー8bを後方に引いて回転破砕板3と破砕羽根4を後方に移動させる。破砕羽根4の広がった巾は、筒体2の内径より巾広なので、後方に移動させることによって破砕羽根4が筒体2の先端に当たって図3に示す巾を狭くした状態に近い状態になる。このようにすることで安全性がさらに高まる。次にチューブ12aから空気を抜くことによってバルーン12を収縮させ、筒体2を外部に引き抜くようにして人体から取りはずす。
このように本実施例の排便装置を用いることによって特に硬くなった腸内物を広い範囲で効率よく、細く、破砕・分断して排出することができ、非常に有用である。
【0013】
図6に示すのは本実施例の他の例である。
図中、20は凹凸状部分である。
実施例の他の例では、回転破砕板と破砕羽根の前方辺に凹凸状部分20を設け、刃面としている。
このように回転破砕板と破砕羽根の前方辺の形状はどのようなものでもよい。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、破砕の際の抵抗を小さくして効率よく容易に大きい便の破砕及び広範囲での便の破砕を可能とする排便装置にすることができる。
回転破砕板と破砕羽根の前方辺にのこ刃状の刃面を設けたものは、腸内物を細く破砕・分断できるようにする。
破砕羽根に抵抗片を設けたものは、より確実に破砕羽根が広がるようにする。筒体内にスライド体を設けたものは、スライド体の進退によって回転破砕板と破砕羽根を前後させて容易に処置ができるようにする。
筒体内部を負圧吸引装置に接続し、排泄容器を設けたものは、強制的に吸引して腸内物の排出を助け、吸引した腸内物を排泄容器に収納して清潔に処置を行うことができる。
筒体の先端に保護体を設けたものは、より安全に処置を行える排便装置にできる。
筒体の先端部のやや下方位置にバルーンを設けたものは、さらに清潔に処置を行える排便装置にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の排便装置の一部拡大断面図である。
【図2】実施例の排便装置の概略図である。
【図3】実施例の排便装置の破砕板と破砕羽根の正面図である。
【図4】実施例の排便装置の破砕板と破砕羽根の平面図である。
【図5】実施例の排便装置の説明図である。
【図6】実施例の排便装置の他の例の一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 排便装置
2 筒体
2a 接続部
2b 長孔
3 回転破砕板
3a のこ刃状部分
3b ストッパ
3c ストッパ
3d 軸取付部
4 破砕羽根
4a のこ刃状部分
4b 基端部
5 止め具
6 回転軸
7 ナット
8 スライド体
8a 軸受部
8b レバー
8c 長孔
8d シール部
9 保護体
10 カバー
11 駆動部
12 バルーン
12a チューブ
13 切替器
14 湯容器
15 排泄容器
16 圧送ポンプ
17 吸引ポンプ
18 抵抗片
19 欠番
20 凹凸状部分

Claims (7)

  1. 肛門から直腸に挿入し腸内物を破砕・分断して排出する排便装置において、肛門から直腸に挿入される筒体の先端部に先端に向って左右巾が狭くなる形状の回転破砕板を回転可能に軸支して設け、前記回転破砕板の左右の部分に破砕羽根をその基端で回転自在に取り付けるように設け、左右の前記破砕羽根の先端を前記回転破砕板の外周方向に広げて破砕羽根の先端が基端より外周側前方となる位置で破砕羽根を係止する係止部を設け、回転破砕板及び破砕羽根が腸の内容物に接触する部分が徐々に範囲を広げるようにしたことを特徴とする排便装置。
  2. 回転破砕板と破砕羽根の前方辺にのこ刃状の刃面を設けた請求項1記載の排便装置。
  3. 破砕羽根に回転すると流体抵抗を受ける抵抗片を設け、破砕羽根を狭めた状態で回転させると前記抵抗片の腸内物や薬液との抵抗によって破砕羽根が広がるようにした請求項1又は2記載の排便装置。
  4. 筒体内の内周と摺動してスライドするスライド体を設け、同スライド体に回転破砕板及び破砕羽根を回転自在に軸支し、前記回転破砕板の軸を回転させる電動モーターを前記スライド体に設け、回転破砕板を回転させながら進退できるようにした請求項1〜3いずれかに記載の排便装置。
  5. 筒体内部を負圧吸引装置に接続し、同負圧吸引装置で吸引された腸内物を収納する排泄容器を設けた請求項1〜4いずれかに記載の排便装置。
  6. 筒体の先端に先方に行くに従って広がるように拡縮可能な保護体を設け、同保護体の内部に回転破砕板と破砕羽根が位置するようにした請求項1〜5いずれかに記載の排便装置。
  7. 筒体の先端部のやや後方位置に膨縮自在なバルーンを設けた請求項1〜6いずれかに記載の排便装置。
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