JP3543051B2 - カーテンウォール用の取付部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーテンウォール用の取付部材に係り、例えばカーテンウォールを四周枠組みされた複数のカーテンウォールユニットで構成した際、それらのカーテンウォールユニットを躯体側のファスナに取り付ける技術に関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、カーテンウォールを構成する各カーテンウォールユニットを、ブラケット等の取付部材を用いて躯体側のファスナに吊り込んで固定することが行われている。
このような方法では、ブラケットに上下に開放したリップ溝を設けるとともに、このリップ溝内にスライダを空転しないように配置し、このスライダの螺合孔にファスナ側から挿通したボルトを螺合させている。
そして、スライダをリップ溝内で上下に摺動自在に設けることや、ファスナにおけるボルトの挿通孔を水平方向に長い長孔とすることにより、ユニット間の層間変位や各部材の取付誤差に対応できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、そのようなブラケットは、カーテンウォールユニット全体の高さ位置を調整できるように、ファスナに対して高さ位置調整自在に載置されるように構成されている。つまり、前述の取付方法において、スライダを予めリップ溝内に配置しておいたのでは、ブラケットの高さ位置を調整した段階で、ファスナに対するスライダの位置もずれてしまうため、スライダとファスナとを締結できないという問題が生じる。従って、スライダは、ブラケットの位置調整後に、リップ溝内への落とし込みによって配置されることになる。
しかしながら、スライダはリップ溝の全域を摺動してしまうため、スライダの螺合孔の位置をファスナの挿通孔の位置に合わせるのが難しく、スライダとファスナとの締結に手間がかかるという問題がある。
【0004】
本発明の目的は、ファスナへの締結を容易に行えるカーテンウォール用の取付部材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のカーテンウォール用の取付部材は、カーテンウォールを構成する縦部材に設けられて躯体側のファスナとボルトによって固定されるカーテンウォール用の取付部材であって、当該取付部材は、縦部材に固定されてファスナに対して高さ位置調整自在に取り付けられる部材本体と、この部材本体の内部に配置されて上下に摺動自在に設けられたスライダとを備え、このスライダに、ボルトが螺合される螺合孔と、ファスナの被係止部に上方から係止される係止部とを設け、この係止部および螺合孔間の上下寸法を、ファスナにおける被係止部およびボルトの挿通孔間の上下寸法と同じにすることを特徴とするものである。
【0006】
このような本発明においては、スライダに係止部を設けるとともに、この係止部および螺合孔間の上下寸法を、ファスナにおける被係止部およびボルトの挿通孔間の上下寸法と同じにするため、スライダの係止部をファスナの被係止部に係止させることで、スライダの螺合孔とファスナの挿通孔とが自動的に一致するようになり、スライダとファスナとの締結が容易に行われるようになる。
なお、本発明では、ファスナに対する部材本体の高さ位置に関係なく各孔(螺合孔、挿通孔)の位置が一致するため、被係止部への係止部の係止は、部材本体の高さ位置の調整前に行ってもよく、後に行ってもよい。
【0007】
また、本発明の取付部材では、部材本体にスライダの下方への摺動を規制する規制部材を設けることが望ましい。
このような場合には、スライダが下方に摺動して部材本体から落下することがないため、スライダを予め部材本体に取り付けておくことが可能になる。これにより、部材本体をファスナに載置すると同時に、係止部が被係止部に係止されて各孔位置が一致するようになり、締結作業がより迅速に行われるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る取付部材10が適用されたカーテンウォール1の縦断面図、図2は、カーテンウォール1の横断面図である。
【0009】
カーテンウォール1は、上下左右に並設される複数のカーテンウォールユニット(以下ユニットという)2で構成されている。
ユニット2は、アルミ押出形材からなる図示しない上枠、下枠、および縦部材である左右の縦枠3を備え、これらの枠材を四周枠組みして枠体が形成されている。この枠体内には、中骨4(図2)および開口部分を覆うガラス板5が配置されている。
【0010】
取付部材10は、床スラブなどの躯体Aに固定されたファスナ30に各ユニット2を取り付けるものであり、縦枠3および中骨4の上下方向の略中央に設けられている。このような取付部材10は、縦枠3および中骨4の建物内側の面に裏板11とボルト12とで固定される部材本体13を備えている。
【0011】
部材本体13は、連続したボルト孔形成部14およびリップ溝15を有するアルミ押出形材を所定の形状に切断および機械加工して得られるものであり、前述のボルト12がリップ溝15の奥側で締付られるようになっている。
【0012】
そして、機械加工後に残された上部側のボルト孔形成部14には、長ボルト16が挿通され、この長ボルト16にはボルト孔形成部14を挟み込むように複数のナット17が螺合している。
【0013】
つまり、部材本体13は、長ボルト16の下端をファスナ30の上端面31に当接させることでファスナ30上に載置され、各ナット17の螺合位置を変えることでファスナ30に対する高さ位置を調整でき、ひいてはユニット2全体の高さ位置を調整できるように構成されている。
【0014】
このような部材本体13のリップ溝15内には、図3にも示すように、リップ溝15に沿って摺動自在とされたスライダ18が配置されている。スライダ18には螺合孔19設けられており、この螺合孔19にファスナ30の挿通孔32に挿通されたボルト33を螺合させることで、スライダ18すなわちユニット2全体がファスナ30に固定されるようになっている。
【0015】
また、スライダ18にはL字形の係止片21が取り付けられており、この係止片21の水平部分が、ファスナ30の上端に設けられた被係止部34に係止される係止部22になっている。
【0016】
この際、スライダ18における係止部22および螺合孔19間の上下寸法H1は、ファスナ30における被係止部34および挿通孔32間の上下寸法H2と同じ(H1=H2)に設定されている。
【0017】
つまり、スライダ18の係止部22をファスナ30の被係止部34に係止させることで、ファスナ30に対する部材本体13の高さ位置に関係なく、スライダ18の螺合孔19とファスナ30の挿通孔32との位置が一致するようになっている。
【0018】
ところで、部材本体13の下部側にはリップ溝15内に貫通突出した規制部材としてのビス23が螺設されており、このビス23の先端側にスライダ18が当たることで、スライダ18が予めリップ溝15内に配置されていても部材本体13から落下しないようになっている。
【0019】
一方、ファスナ30は、躯体Aにアンカーボルト等で一体に設けられたチャンネル材Bに鉛直なボルト35およびナット36で固定されており、ボルト35の頭部とチャンネル材Bのフランジ部分との間には、水平面を形成してボルト35の座り状態を良好にするためのテーパ付き座金37が介装されている。
【0020】
このようなチャンネル材Bは、躯体Aをコンクリートを打設して設ける際の型材を兼用しており、木質パネル等で型を形成する必要がない分、施工コストを低減できるようになっている。また、チャンネル材Bとしては、規格品を用いることができ、この点からもコスト削減が可能である。
【0021】
このような本実施形態では、工場において、先ず、縦枠3および中骨4内の所定位置に裏板11をビス等で固定する。次いで、その縦枠3等の枠部材を四周枠組みして枠体を組み立てるとともに、枠体に中骨4およびガラス板5を配置してユニット2を完成させ、このユニット2の縦枠3および中骨4に取付部材10の部材本体13を前述の裏板11にボルト止めして固定しておく。そして、ユニット2および係止片21が設けられたスライダ18を建設現場へ搬入する。
【0022】
建設現場では、先ず、ユニット2に取り付けられた部材本体13内に、スライダ18をリップ溝15の上方から落とし込むようにして配置する。この後、ユニット2をクレーンでファスナ30に吊り込むとともに、スライダ18の係止部22をファスナ30の被係止部34に係止させ、係止されたスライダ18に対してユニット2側を摺動さながら、取付部材10をファスナ30上に載置する。
【0023】
そして、長ボルト16およびナット17を操作してユニット2の高さ位置を調整した後、ボルト33をファスナ30に挿通してスライダ18に螺合することにより、ユニット2をファスナ30に確実に締結固定する。
【0024】
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
▲1▼ スライダ18には係止部22が設けられ、この係止部22および螺合孔19間の上下寸法H1は、ファスナ30における被係止部34および挿通孔32間の上下寸法H2と同じであるため、この係止部22を被係止部34に係止させるだけで、螺合孔19と挿通孔32とを自動的に一致させることができ、スライダ18とファスナ30との締結、すなわちユニット2の取付を容易に行える。
【0025】
▲2▼ 部材本体13の下部側にはリップ溝15内に突出したビス23が螺設されているため、スライダ18が下方へ落下するのを防止できる。
【0026】
▲3▼ このビス23によってスライダ18の落下が防止されるため、スライダ18をユニット2の吊り込みの前に予めリップ溝15内に配置しておくことができる。従って、部材本体13をファスナ30に載置すると同時に、係止部22を被係止部34に係止させて螺合孔19および挿通孔32を一致させることができ、ボルト33による締結作業をより迅速に行える。
【0027】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。
例えば、前記実施形態では、部材本体13にビス23を螺設しておくことで前記▲2▼、▲3▼の効果を得ることができるようになっていたが、スライダの下方への摺動を規制する規制部材としては、そのようなビスに限定されるものではなく、例えばリップ溝15の下側の開放部分を塞ぐ板状の閉塞部材等であってもよい。
【0028】
また、そのようなビス23がない場合でも本発明に含まれる。そして、このような場合には、ユニット2を吊り込んで部材本体13をファスナ30上に載置した後に、スライダ18をリップ溝15内に上方から落とし込むこめばよく、このような場合でも、係止部22が被係止部34に係止されるから、スライダ18の螺合孔19をファスナ30の挿通孔32に容易に一致させることができ、前記▲1▼の効果を得ることができる。
【0030】
前記実施形態では、取付部材10がカーテンウォールユニット2を構成する縦枠3および中骨4に取り付けられていたが、カーテンウォールがユニットで形成されない場合、すなわち、いわゆる方立方式で形成される場合など、方立をファスナに締結する際にも本発明の取付部材を適用できる。そして、この際には、方立が本発明に係る縦部材である。
【0031】
【発明の効果】
以上に述べたように本発明によれば、スライダには係止部が設けられ、この係止部および螺合孔間の上下寸法が、ファスナにおける被係止部およびボルトの挿通孔間の上下寸法と同じであるため、スライダの係止部をファスナの被係止部に係止させることで、スライダの螺合孔とファスナの挿通孔とを自動的に一致させることができ、スライダとファスナとの締結を容易に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す縦断面図である。
【図2】前記実施形態を示す横断面図である。
【図3】前記実施形態の要部を示す一部破断の斜視図である。
【符号の説明】
1…カーテンウォール、3,4…縦部材である縦枠および方立、10…取付部材、13…部材本体、18…スライダ、19…螺合孔、22…係止部、23…規制部材であるビス、30…ファスナ、32…挿通孔、33…ボルト、34…被係止部、A…躯体、H1,H2…上下寸法。

Claims (2)

  1. カーテンウォールを構成する縦部材に設けられて躯体側のファスナとボルトによって固定されるカーテンウォール用の取付部材であって、
    当該取付部材は、前記縦部材に固定されて前記ファスナに対して高さ位置調整自在に載置された部材本体と、この部材本体の内部に配置されて上下に摺動自在に取り付けられるスライダとを備え、
    このスライダには、前記ボルトが螺合される螺合孔と、前記ファスナの被係止部に上方から係止される係止部とが設けられ、この係止部および前記螺合孔間の上下寸法は、前記ファスナにおける前記被係止部および前記ボルトの挿通孔間の上下寸法と同じであるカーテンウォール用の取付部材。
  2. 請求項1に記載のカーテンウォール用の取付部材において、前記部材本体には、前記スライダの下方への摺動を規制する規制部材が設けられているカーテンウォール用の取付部材。
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