JP3542151B2 - カメラ装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はカメラ装置同志での画像データの送受信に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子スチルカメラ等の撮像装置としてのカメラは、一般に図32のように構成されている。
図32において、レンズ1を介してCCD2上に結像された被写体像は、電気信号に変換され、撮像プロセス回路3で、所定の処理が施されて映像信号が得られる。この映像信号は、A/Dコンバータ4でデジタル信号に変換されてフレームメモリ5に記録されるとともに、再生プロセス回路6で再生処理された後、D/Aコンバータ7でアナログ信号に変換されて電子ビューファインダ8と出力端子に供給される。フレームメモリ5から読み出された映像データは、圧縮伸長回路9で圧縮処理され、カードインタフェース(I/F)回路10を介してメモリカード11に記録される。
【0003】
再生時には、カードI/F回路10を介してメモリカード11から読み出された映像データは、圧縮伸長回路9で伸長されてフレームメモリ5に記録される。フレームメモリ5から読み出された映像データは、前述と同様に、再生プロセス回路6、D/Aコンバータ7を介して電子ビューファインダー8と出力端子に送出される。
【0004】
フレームメモリ5は、同期信号発生器14から出力される同期信号とシステム制御回路12から出力される制御信号に基づいて動作するメモリコントローラ13により制御される。システム制御回路12は、操作スイッチ部15からの各種操作信号を受けて、圧縮伸長回路9、カードI/F回路10、メモリコントローラ13等を制御する。
【0005】
操作スイッチ部15は、当該カメラの動作を指示する次のような各種スイッチの操作状態を受け、システム制御回路12に送出する。各種スイッチとしては、露出やフォーカスロック等を指示するためのトリガ1スイッチ15A、記録を指示するトリガ2スイッチ15B、再生時像を選択するためのマイナス送りスイッチ15Cとプラス送りスイッチ15D、記録/再生動作を指示するREC/PLAYスイッチ15E、映像/音声PICT/SOUND記録切替スイッチ15F、再生モードスイッチ15G、ノーマルスイッチ15H、高速連続撮影(高速連写)スイッチ15I、低速連写スイッチ15Jがある。LCD16は、システム制御回路12からの制御を受け、カメラの動作状態を表示する。
【0006】
図33には、システム制御回路12の制御を受けて、フレームメモリ5とメモリカード11間のデータ授受を行うための装置のより詳細な構成図が示されている。
フレームメモリ5の入力側には、A/D、D/Aバスを介してA/Dコンバータ4が接続され、出力側にはメモリデータバスを介して圧縮伸長回路9が接続されている。コードRAM19には、圧縮伸長処理に必要なパラメータが格納されており、圧縮伸長回路9により記録、読み出し制御が行われる。
【0007】
圧縮伸長回路9とメモリカード11間に接続されているカードI/F回路10は、スイッチ101、102及びカードアドレス発生部103を備える。スイッチ101の2つの入力端子101Aと101Bには、圧縮伸長回路9から出力される圧伸カードコントロール信号とシステム制御回路12から出力されるシスコンカードコントロール信号とがそれぞれ入力されている。スイッチ102の2つの入力端子102Aと102Bには、圧縮伸長回路9からの圧伸データバスとシステム制御回路12からのデータバスとが接続されている。スイッチ101と102の入力端子の切り替えは、システム制御回路12からのアクセス信号で制御される。
【0008】
カードアドレス発生部103は、圧縮伸長回路9から供給されるカードアドレスクロック(CLK)とシステム制御回路12から供給されるカードアドレスコントロール信号を受信してカードアドレスバスを介してメモリカード11を制御して読み出し、書き込みアドレスを制御する。
【0009】
フレームメモリコントローラ13は、前述のように、同期信号発生回路14からのクロックCLKとトリガ2信号を受けるとともに、システム制御回路12からの記録/再生切替信号RP及び圧縮伸長処理の開始信号を受けて、A/Dコンバータ4とD/Aコンバータ7に対してクロック信号A/DCLKとD/ACLKを送出し、フレームメモリ5に対してアドレス信号とメモリコントロール信号を送出し、また圧縮伸長回路9に対して圧伸クロックCLKを送出する。
【0010】
システム制御回路12は、トリガ2信号、フレームメモリコントローラ13からのストップ信号等を受け、圧縮伸長回路9とフレームメモリコントローラ13にスタートSTART信号とRP信号を送出する。
【0011】
図34には、図33に示す回路の各部信号の画像圧縮記録時タイミングチャートが示されている。圧伸CLKに同期したトリガ2信号が入力されると、A/DCLKが出力され、フレームメモリアドレスバスに書き込みアドレスFWA0,FWA1,…FWAe及び読み出しアドレスFRA0,FRA1,…FRAeが出力される。この出力はSTOP信号に応答する。A/D,D/Aバスには、入力データFID0,FID1,…FIDeが出力される。メモリコントロール信号には、チップセレクト信号CS,アウトプットイネーブル信号CE及びライトイネーブル信号WEが含まれる。START信号に応答して、メモリデータバスには、フレームメモリから読み出された出力データFOD0,FOD1,…FODeが出力される。
【0012】
カードアドレスコントロール信号は、STOP信号に応答して初期アドレス設定データを送出し、アクセス信号に応答してアクセスアドレス設定データを送出する。STOP信号により、メモリカードへの記録のスタートアドレスが設定される。この初期アドレス設定データに応答するカードアドレスデータCAO、引き続いてカードアドレスCLKに応答するカードアドレスデータCA1,CA2,…,CAe,また、アクセスアドレス設定データに応答するカードアドレスデータCAが出力される。
【0013】
カードデータバスには、これらカードアドレスデータに対応して圧伸データバスを介してデータCID0,CID1,CID2,…CIDeが出力され、カードアドレスデータCAに対応してシスコンデータバスを介してデータDATAが出力される。カードコントロール信号としては、図示の如くタイミングでチップセレクトCS,ライトイネーブルWE, アウトプットイネーブルOE信号が出力される。END信号は、START信号に応答して出力され、フレームメモリ5からメモリカード11への圧縮記録動作が制御される。
【0014】
図35には、図34と同様な再生動作のタイミングチャートが示されている。図35では、START信号により圧縮伸長回路9の伸長処理の時間が制御され、図示のタイミングでメモリカード再生スタートとアドレス設定が行われ、メモリカード11からフレームメモリ5への伸長再生処理及びフレームメモリ5内データの読み出し、再生処理が行われる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように従来の電子スチルカメラ等の撮像装置は構成されている。ところで、撮影して得られる画像情報を電気信号に変換して電話回線を介して伝送したり、電話回線を介して他の撮像装置との間で当該画像情報を授受するようなシステムを構築すれば、迅速な画像信号の伝達面で有用であるにもかかわらず、システムコントローラとしてのマイクロコンピュータの限られた数のポートで、当該画像記録媒体と内部の受信用バッファメモリとのいずれへのアクセスも制御可能とする、この種のシステムは、未だ具体的に提案されるに至っていない。
【0016】
また、カメラ装置同志での画像データの送受信についても、効率的で使い勝手のよいシステムの提案はなかった。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明によるカメラ装置は、
被写体を撮像して得られた画像データを送信可能な送信側カメラ装置から送信される画像データを受信する受信手段と、
前記受信手段で受信された画像データを一時的に記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された画像データを再生して表示する表示手段と、
前記記憶手段に一時的に記憶された画像データを記録する記録手段と、
前記送信側カメラ装置に対して画像データの送信を命ずるためのスイッチ手段と、
前記受信手段で受信した画像データを前記記憶手段に記憶する一方、当該記憶手段に記憶された画像データを前記表示手段に表示して画像を確認可能となし、当該画像の確認後に当該記憶手段に記憶された画像データを前記記録手段に記録可能な制御手段と、
を有して構成されている。
ここで、前記記録手段の記録可能な残容量を検出する検出手段をさらに有し、前記表示手段での画像の確認後に当該画像を記録して良いと判断して記録開始指示手段によって記録手段への記録を指示した場合において、前記検出手段によって検出された記録容量が当該画像データを記録できる容量を有する場合には、当該画像データを記録手段に記録するよう前記制御手段で制御を行うように構成できる。また、前記画像データの送信を命ずるにあたって、送信を要求する画像の選択を行う画像選択手段をさらに有したり、予め送受信を行うべき複数の画像データを決定しておき、当該決定された複数の全画像データを連続して受信可能とすることができる。
【0018】
【作用】
本発明では、受信した画像を記憶手段に記憶する一方、その画像データを表示手段に表示して画像を確認可能となし、その画像の確認後に記憶手段に記憶された画像データを記録手段に記録できるようにしている。
【0019】
【実施例】
次に、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に関連するカメラを用いた画像データ授受システムのシステム構成図である。
本例は、電話回線LINEを介して接続されているカメラ100Aと100B間で画像データを授受するためのシステムで、電話装置300Aと300Bが電話回線LINEと接続され、電話装置300Aと300Bにはそれぞれモデム200Aと200Bが接続されている。カメラ100Aと100Bは、モデム200Aと200Bを直接的にアクセスして電話回線との画像データの授受を可能とする。
【0020】
図2は、本発明に関連するカメラの一例を示す構成ブロック図である。
本例は、図32と同様な構成で、同図中、図32と同一符号が付されている構成部は同様な機能をもつ構成部である。
本例においては、電話回線とのデータ授受を行うため、電話回線と接続されたモデムをアクセスする手段として、システム制御回路12に接続された通信制御部17とモデム側に接続されたシリアルインタフェース(I/F)18を備えるとともに、操作スイッチ部15に通信モードスイッチ15Kを備える。また、カメラの動作状態を示すLCD16には、図3に示すように、記録/再生状態が表示されるとともに、画像データ授受を行うことを示す例として電話マークが表示される。
【0021】
図2の例のカメラにおいて、モデムを制御するコマンドを発する機能をもたせて画像伝送を行う処理を説明する。
【0022】
図4と図5には、画像送信側と受信側のカメラの処理手順のフローチャートが示されている。
図4と図5を参照すると、画像送信側では、先ずモデムが接続されていることを認識すると(ステップS1)、通信モードスイッチ15KがONになるのを待ち(ステップS2)、「通信リクエスト」コマンドを画像受信側に発信する。一方、画像受信側では、同様にモデムの接続を認識し(ステップS21)、上記画像送信側からの「通信リクエスト」コマンドの受信を確認し(ステップS22)、受信側の受信動作が正常に行えるか否か(OK)を判定する(ステップS23)。この判定は、受信側のカメラにメモリカードが挿入されているか、該メモリカードにプロテクトがかかっていないか、該メモリカードに充分な空容量があるか、該メモリカードがフォーマットされているか等を判定するものである。ステップS23で、OKでなければNGコマンドを発信して(ステップS25)、ステップS38の処理に移行する。
【0023】
ステップS23において、OKと判定されたときには、「OK」コマンドを画像送信側に発信して、LCDに図3の如く電話マークと記録「REC」を表示する。
【0024】
画像送信側では、この「OK」コマンドの受信を確認すると(ステップS4)、当該カメラのLCDを点灯して電話マークと再生「PLAY」を表示する(ステップS5)。ここで、ユーザは、マイナス送りスイッチ15Cやプラス送りスイッチ15Dを用いて送信する画像を選択する。また、「OK」コマンドを受信していないと判定すると、ステップS15の処理に移行する。
【0025】
次に、トリガ2スイッチがONされるのを待ち(ステップS6)、「データ送信START」コマンドを画像受信側に発信する(ステップS7)。画像受信側では、該「データ送信START」コマンドを受信すると(ステップS27)、送信画像データファイルの大きさが受信側メモリカード空容量より大きい(OK)か否かを判定する(ステップS28)。ここで、OKでないと判定されれば、「NG」コマンドを発信して(ステップS30)、ステップS38の処理に移行する。また、OKであると判定されると、「OK」コマンドを画像送信側に発信する。
【0026】
画像送信側は、この「OK」コマンドの受信を確認し(ステップS8)、受信していなければ、ステップS15の処理に移行し、受信を確認すると、データを送信する(ステップS9)。続いて、LCDを点滅し(電話マーク点滅)(ステップS10)、「データ送信終了」コマンドを発信する(ステップS11)。画像受信側では、「データ送信終了」コマンドの受信を確認し(ステップS33)、受信していなければステップS31の処理に戻り、受信を確認すると受信側メモリカードにデータ記録後も充分な空容量がある(OK)か否かを判定する(ステップS34)。ここで、OKでなければ「NG」コマンドを発信して(ステップS37)、ステップS38の処理に移行する。また、OKであれば「OK」コマンドを画像送信側に発信する(ステップS35)。
【0027】
画像送信側では、この「OK」コマンドの受信を確認し(ステップS12)、受信していなければステップS15の処理に移行し、受信を確認できれば、LCDを点灯し(ステップS13)、通信モードスイッチ15Kが“OFF”であることを判定し、“OFF”でなければ、ステップS6の処理に戻り、“OFF”であれば「通信エンド」コマンドを画像受信側に送出する。
【0028】
画像受信側では、該「通信エンド」コマンドの受信を確認し(ステップS38)、受信していなければステップS27の処理に戻り、受信を確認すれば「OK」コマンドを画像送信側に発信し(ステップS39)、LCDを消灯して(ステップS40)、処理を終了する。
【0029】
ステップS39で発信された「OK」コマンドの画像送信側での受信を確認し(ステップS16)、受信していなければ、ステップS15の処理に戻り、受信が確認されると、LCDを消灯して(ステップS17)、処理を終了する。
【0030】
図4と図5のステップS4とS23における条件#1と#1’、ステップS8とS28における条件#2と#2’、ステップS12とS34における原因#3と#3’は、図6に示すような前述の原因である。
【0031】
図7には、操作スイッチのうちトリガ2スイッチ15Bと通信モードスイッチ15Kの役割が示されている。トリガ2スイッチ15Bは、カメラ撮り(記録:REC)モードの時は画像記録をスタートさせ、伝送モードのときは画像伝送をスタートさせる。通信モードスイッチ15Kは「通信リクエスト」コマンドを発信し、「OK」コマンドを受信すると、再生と電話マークを表示させカメラは伝送モードとなる。
【0032】
図8には、モデム200の構成例が示されている。ネットワークコントロールユニットNCU部201は、カメラ100との間でシリアル通信データとレディ信号の授受が行われる。モデム部202は、NCU部201、電話装置300、回線と接続され、画像データの変調及び復調を行う。
【0033】
モデム200の状態遷移図が図9に示されている。電源が投入されると、ローカルコマンド状態になり、ATAやATDコマンドがモデムへ出力されて、カメラと回線が接続される。ここで、ATAとATDコマンドは、米国ヘイズ社による送受信の混信を回避するために定められた信号で、ATAコマンドがモデムに対して自己側のモデムが受信側に設定されるコマンドで、ATDコマンドがモデムに対して自己側のモデムが送信側に設定されるコマンドである。ローカルコマンド状態からATOコマンドによりオンライン状態とされる。オンライン状態中でNCU部201に対してシステムパラメータを再設定する際にはエスケープコードがモデムへ出力される。
【0034】
電話装置によりモデムが回線と接続された状態において、カメラによりモデムが制御される処理手順が図10のフローチャートに示されている。
画像送信側では、モデム電源が投入またはモデムに接続されると(ステップS41)、通信速度等の通信に必要なパラメータを設定するATSコマンドと、モデムをオンライン状態に戻すATAコマンドが出力され(ステップS42)、オンライン状態で通信モードスイッチがONか否かが判定される(ステップS43)。ここで、ONであれば、モデムをローカル状態に戻すために、エスケープコードが出力され(ステップS44)、ローカルコマンド状態でATDコマンドが出力される(ステップS45)。そして、オンライン状態で「通信リクエスト」コマンドが画像受信側に発信される。
【0035】
画像受信側では、オンライン状態で、ステップS43において、通信モードスイッチがONでないと判定されたとき、「通信リクエスト」コマンドの受信を確認する(ステップS49)。ここで、受信していなければ、ステップS43の処理に戻り、受信していれば所定の処理が実行される。
【0036】
画像送信側では、ステップS46の処理に引き続く処理を実行した後、「通信エンド」コマンドを発信し(ステップS47)、手動により回線をOFFして(ステップS48)、処理を終了する。
【0037】
画像受信側では、この「通信エンド」コマンドを受信して(ステップS50)、手動により回線をOFFとし(ステップS51)、処理を終了する。
【0038】
次に、送受信側でモニタを見ながら伝送する画像を確認できるようにした例について説明する。
図11は、本例のシステム構成を示し、図1のシステム構成に送信側と受信側にそれぞれモニタ400Aと400Bが設置されている。
【0039】
本例のシステム動作フローを図12と図13を参照しながら説明する。
図12は、画像送信側の動作フローを、図13は画像受信側の動作フローを示している。図において、図4と図5中のフローチャートと同一符号が付されている。
【0040】
本例では、図12に示す画像送信側の処理ステップS11とS12の処理の間にステップS61が挿入されている。すなわち、「データ送信終了」コマンドを画像受信側に発信した後、画像受信側からの「再送信リクエスト」コマンドの受信を確認し(ステップS61)、受信していればステップS7の処理に戻る。ステップS61において、「再送信リクエスト」コマンドを受信していなければ、図4の実施例と同様に「OK」コマンドを受信しているか否かを判定する(ステップS12)。
【0041】
一方、画像受信側では、画像送信側からステップS11で発信された「データ送信終了」コマンドを受信すると、受信画像を再生し(ステップS62)、ユーザが再送信を要求するためマイナス送りスイッチが操作されたか否かを判定する(ステップS63)。ここで、該スイッチが操作されていると、上記の「再送信リクエスト」コマンドを発信して(ステップS64)、ステップS27の処理に戻り、操作されていないと、トリガ2スイッチの“ON”状態を判定する(ステップS65)。トリガ2スイッチがON状態であるときには、図5と同様なステップ34の処理に移行する。トリガ2スイッチが“ON”でないときには、プラス送りスイッチが操作(ON)されたか否かを判定し(ステップS66)、操作されていなければステップS63の処理に戻り、操作されていれば受信画像を消去した後(ステップS67)、ステップS34の処理に移行する。
【0042】
図14には、本例における各種スイッチの機能が示され、記録(REC)モードでは、トリガ2スイッチ15Bの操作により記録動作がスタートされる。再生(PLY)モードでは、プラス送りスイッチ15Dの操作により+1、マイナス送りスイッチ15Cの操作により−1だけ画像が変化する。伝送(送信)モードでは、トリガ2スイッチ15Bにより伝送がスタートし、通信モードスイッチ15Kの操作により「通信リクエスト」コマンドが発信され、プラス送りスイッチ15D及びマイナス送りスイッチ15Cの操作により+1と−1だけ伝送画像が変化する。伝送(受信)モードにおいては、トリガ2スイッチ15Bの操作によって「次の画を送れ」(前の受信画OK)が指示され、プラス送りスイッチ15Dの操作によって「次の画を送れ」(前の受信画を消す)が、マイナス送りスイッチ15Cの操作により「直前の画を送れ」が指示される。
【0043】
次に、本発明の実施例を図15と図16を参照して説明する。本実施例は、伝送用受信バッファを用いて、カメラにメモリカードがなくとも画像データを受信可能とする例である。
【0044】
かかる機能を実現するため、本実施例では、図33に示す回路構成に次のような回路部を付加している。すなわち、カードインタフェース10には、スイッチ101とメモリカード11間にスイッチ104を、スイッチ102とメモリカード11間にスイッチ105を設けるとともに、伝送用データ受信バッファ20を設けている。
【0045】
スイッチ104と105の出力端子104Aと105Aがメモリカード11と接続され、スイッチ104と105の出力端子104Bと105Bが伝送用データ受信バッファ20と接続されており、スイッチ104と105はシステム制御回路12からの伝送コントロール信号により制御される。伝送用データ受信バッファ20及びメモリカード11は、カードアドレス発生部103から共通のバス(斜線図示の一部)を通して伝送されるアドレス信号によって制御される。このため、本実施例ではシステム制御回路(マイクロコンピュータ)の限られたポートにより多様なメモリアクセス機能が実現される。
【0046】
図16には、本実施例の受信側におけるシステム動作フローチャートが示されている。図16において、図13と同一符号が付されている処理ステップは同様な処理を行う処理である。尚、送信側のシステム動作フローチャートは図12と同様である。
本実施例では、ステップS25で「NG」コマンドが発信されると、「通信エンド」コマンド受信の確認(ステップS38)、「OK」コマンドの送信後(ステップS39)、バッファ内の有効データの有無を判定する(ステップS74)。ここで、有効データがなければ、LCDを消灯して(ステップS40)、処理を終了する。また、有効データがあると判定されると、電話マークは点灯のままLCDに「REC」を点滅表示させてユーザに知らせるとともに(ステップS75)、記録可能カードが挿入されているか否かを判定する(ステップS76)。ここで、記録可能メモリカードが挿入されていなければ、ステップS75の処理に戻り、挿入されていれば、データ受信用バッファ20内のデータをメモリカード11に記録して(ステップS77)、ステップS40の処理に移行する。
【0047】
また、ステップS32でLCD点滅表示がされた後、画像データ受信し、データ受信用バッファ20に書き込み(ステップS71)、「データ送信終了」コマンドの受信を判定すると(ステップS33)、データ受信用バッファのデータを再生する(ステップS72)。また、ステップS34において、充分な空容量があり、OKであると判定されると、データ受信バッファに記録されているデータをメモリカードに書き込み、前述ステップS35の処理に移行する。
【0048】
次に、画像表示用フレームメモリを伝送用受信バッファとして用いることにより、カメラにメモリカードがなくとも画像データの受信を可能とする例について説明する。
【0049】
図17には、本例の再生系の構成ブロック図が示されている。
本例は、上述実施例のデータ受信バッファ20を削除し、その機能をフレームメモリ5とコードRAM19で代用させるように動作する。フレームメモリ5は、伸長データ1枚分のデータの格納可能な容量をもち、圧縮データに対しては充分な容量をもち、また、コードRAM19は受信時には空いており、受信用バッファとしても有効な容量をもっているので、これらを受信用バッファとして用いることができる。コードRAM19には、コードRAMアドレス発生部107からアドレス信号が供給される。
【0050】
受信用バッファとしてのフレームメモリ5に記憶されているデータは、システム制御回路12から供給されるフレームアクセス信号で切換制御されるスイッチ106を介して、更にスイッチ102と105を介してメモリカード11に記録される。
【0051】
図18と図19には図17に示す例の受信側のシステム動作フローチャートが示されている。図中、図16と同一符号が付されている処理ステップは同様な処理を行うステップである。
【0052】
ステップS23において、OKでないと判定されると、カードに空領域があるか否かが判定され(ステップS82)、空領域がないと判定されると「NG」コマンドを発信して(ステップS25)、ステップS38の処理に移行する。一方、空領域があると判定されると、スイッチ106をコントロールし(ステップS83)、システム制御回路12から供給されるフレームアクセスコントロール信号によりフレームメモリ5への書き込み準備をし(ステップS84)、ステップS24により、「OK」コマンドを発信する。
【0053】
ステップS27において、「データ送信START」コマンドを受信し、ステップS28でOKでないと判定されると、メモリカード内の空領域の有無を判定する(ステップS85)。空領域があれば、「NG」コマンドを発信して(ステップS30)、ステップS38の処理に移行する。メモリカードに空領域がない場合には、フレームメモリの空領域の有無を判定し(ステップS86)、空領域があればスイッチ106をコントロールして(ステップS87)、フレームアクセスコントロール信号によりフレームメモリ5への書き込みを準備した後(ステップS88)、ステップS29の処理に移行する。
【0054】
ステップS86において、フレームメモリに空領域がないと判定されると、コードRAM17に空領域があるか否かを判定し(ステップS89)、空領域がなければステップS30の処理に移行し、空領域があればスイッチ101,102,104〜106をコントロールしてコードRAM19への書き込みの準備をした後(ステップS90)、ステップS29の処理に移行する。また、ステップS86でフレームメモリに空領域があると判定されると、スイッチ106をコントロールし(ステップS87)。フレームアクセスコントロール信号によりフレームメモリ書き込みの準備をする(ステップS88)。
【0055】
ステップS29において、OKコマンド発信の後、データを受信し、メモリカードまたはフレームメモリ5、コードRAM19への書き込みを行い(ステップS81)、以後、LCDの点滅(ステップS32)、「データ送信終了」コマンドの受信確認(ステップS33)、OKの判定(ステップS34)、「OK」コマンドの発信(ステップS35)、LCDの点灯(ステップS36)、「通信エンド」コマンドの受信の確認(ステップS38)、「OK」コマンドの発信(ステップS39)の処理を経て、フレームメモリ5とコードRAM19内に受信データがあるか否かを判定する(ステップS91)。ここで、受信データがなければ、LCDを消灯して(ステップS40)、処理を終了し、受信データがあれば、LCDに「REC」を点滅して、その旨をユーザに知らせ(ステップS75)、別カードの挿入を判定する(ステップS92)。別カードの挿入がなければ、ステップS75の処理に戻り、別カードの挿入があるときには、空容量の有無を判定する(ステップS93)。ここで、空容量がなければ、ステップS75の処理に戻り、空容量があればフレームメモリ5やコードRAM19からメモリカード11にデータを書き込んで(ステップS94)、ステップS40の処理に移行する。
【0056】
続いて、システムクロック(CLK)をシステム制御回路12がコントロールすることにより、データ伝送速度に同期してデータ受信、伸長再生が行え、経済的なキャンセル処理を可能とする例について説明する。
【0057】
図20には、図17と同様な本例の構成ブロック図が示されている。
本例では、フレームメモリコントローラ13が同期信号発生回路14からのカメラクロックとシステム制御回路12からの伝送クロックを切り換えて出力する。
また、スイッチ107が設けられ、シリアルIF部18と通信制御部17を通して受信した受信データをシスコンデータバスを介して圧伸データバスに送出する。この圧伸データバスを介して入力されたデータは、圧縮伸長回路9で伸長処理され、メモリデータバスを介してFIFO機能をもつフレームメモリ5に書き込まれる。スイッチ107のON/OFF制御は、システム制御回路12から供給される伝送コントロール信号により行われる。
【0058】
受信画像データは、フレームメモリコントローラ13によって切り換えられたシステム制御回路12からの伝送クロックに基づいて圧縮伸長回路9で伸長処理されてフレームメモリ5に記録されるので、受信しながら、それまでにフレームメモリ5に記録されている画像データを略リアルタイムで再生でき、再生画像を見ながら必要な画像の再送信やキャンセル等が可能となり、電話回線の無駄な使用をなくし、経済的な使用が可能となる。
【0059】
図21には、こうして再生された画像例が示されている。図中、斜線部は未受信領域を示し、未受信部を除いた領域にはフレームメモリ5に記録されている画像データの再生モニタ画像が表示されている。この状態で、マイナス送りスイッチが操作されると、モニタ画像の所定部分の再送信が要求され、トリガ2スイッチが操作されると、メモリカードへの記録処理が実行され(但し、伝送中は受け付けられない)、プラス送りスイッチが操作されると画像伝送が途中でキャンセルされ、電話回線の無駄な使用を避けることができる。
【0060】
図22には、図20に示す例の受信側の動作タイミングチャートが示されている。
フレームメモリコントローラ13により、圧伸クロックCLKとして、カメラCLKと伝送用CLKが切り換え出力される。シリアル通信中、画像送信側から「データ送信スタート」が画像受信側に送出され、画像受信側からの「OK」に引き続いて圧縮データD0,D1,…,Dendが画像送信側から送出される。画像受信側システム制御回路は「OK」コマンドを発した後に伝送コントロール信号によりスイッチ107を切り換えてデータ受信状態にする。システム制御回路12からSTART信号出力後、データバスを介して圧縮伸長回路9に受信圧縮画像データD0,D1,…,Dendが前記伝送用クロックに基づいて入力される。この伸長処理されたデータFWD0,FWD1,…,FWDendは、フレームメモリ5に、書き込み用アドレスFWA0,FWA1,…,FWAendとフレームメモリコントロール信号(CSやWE)に基づいて前記伝送用クロックに従い書き込まれる。
【0061】
フレームメモリ5からは、D/ACLKに同期して発生するフレームメモリアドレスFRA0,FRA1,FRA2,FRA3,…とフレームメモリコントロール信号(CS、OE)に基づいて、画像データFRD0,FRD1,FRD2,FRD3,…が読み出され、A/D,D/Aバスに送出される。このとき、記録/再生切換信号RPは“L”に設定されている。この後、トリガ2スイッチによりRPが“H”となって圧縮記録される。
【0062】
次に、コントロールファイルを用いて画像の自動送受を可能とした例について説明する。
【0063】
図23には本例の構成ブロック図が示されている。図中、図2と同一符号が付されている構成部は同様機能をもつ構成部である。本例では、操作スイッチ部として、図2の各種スイッチ15A〜15Kの他に、プログラム実行スイッチ15Lが設けられている。
【0064】
本例は、メモリカード内へのデータ記録を画像ファイル、音声ファイル、コントロールファイルとして記録する場合に有用であり、パソコンを用いたコントロールファイルに基づく動作を行う。
【0065】
図24には、コントロールファイル(DSC00001.J6C)の構造図が示され、コントロールファイルヘッダと伝送用の関連情報データ部から成る。
関連情報データは、例えば、図25に示され、SEND1で伝送コマンドが、DATEで通信開始時刻(本例では、’92年5月25日15時40分00秒)が、PHONEで相手先電話番号が、また送信するファイルである画像ファイル(DSC00001.J6I,DSC00003.J6I,DSC00004.J6I)と、音声ファイル(DSC00002.J6S)が規定される。
【0066】
本例の送信側と受信側のシステム制御回路12の動作フローが図26と図27に示されている。
【0067】
送信側では、モデムの接続を認識し(ステップS101)、通信モードスイッチ15KがON動作されるのを待ち(ステップS102)、続いて一定時間内にプログラム実行スイッチ15LがON操作されるのを待って(ステップS103)、拡張ファイル.J6Cのコントロールファイルを検索、読み出し(ステップS104)、コントロールファイル内の伝送プログラムの有無を判定する(ステップS105)。ここで、伝送プログラムがなければ、LCDを点滅(電話マーク)してユーザに伝送プログラムがないことを知らせて(ステップS114)、処理を終了する。
【0068】
ステップS105において、伝送プログラムがありと判定されると、LCDの電話マークを点灯し(ステップS106)、タイマーに送信時刻開始時刻(図25のDATE部)をセットし(ステップS107)、該送信開始時刻に至るのを待つ(ステップS108)。送信開始時刻に至ると、相手先電話番号(図25のPHONE部)をセットし(ステップS109)、回線をONとし(ステップS110)、後述する通信処理を実行する(ステップS111)。その後、回線をOFFとし(ステップS112)、送信結果を.J6Cのコントロールファイルに書き込み処理を終了する。
【0069】
一方、受信側では、同様にモデムを認識し(ステップS121)、回線がONとなるのを待ち(ステップS122)、後述する通信処理を実行し(ステップS123)、回線のOFF(ステップS124)、受信結果のコントロールファイルへの書き込み(ステップS125)を実行して処理を終了する。
【0070】
上記通信実行処理手順が図28と図29に示されている。
送信側から「通信リクエスト」を発信し(ステップS201)、受信側でこの「通信リクエスト」を受信すると(ステップS301)、受信側のメモリの空領域が充分か否かやフォーマット済みか否か等のOK判定を行う(ステップS302)。ここで、OKでなければ「NG」コマンドを発信して(ステップS304)、ステップS314の処理に移行し、OKであれば「OK」コマンドを送信側に発信する(ステップS303)。
【0071】
送信側では、この「OK」コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS202)。ここで、受信していなければステップS210の処理に移行し、受信していれば「データ送信START」を受信側に向け発信する。
【0072】
受信側では、「データ送信START」の受信を判定し(ステップS305)、受信していなければステップS314の処理に移行し、受信していれば、送信画像データファイルの大きさが受信側のメモリカードの空容量より大きくOKであるか否かを判定する(ステップS306)。ここで、OKでなければ、「NG」コマンドを発信して(ステップS308)、ステップS314に移行し、OKであれば、「OK」コマンドを送信側に発信する(ステップS307)。
【0073】
送信側においては、この「OK」コマンドの受信を判定し(ステップS204)、OKでなければステップS210の処理に移行し、OKであれば、データを送信し(ステップS205)、全データの送信を終了したか否かを判定する(ステップS206)。全データ終了していなければステップS205の処理に戻り、全データ終了であれば「データ送信END」コマンドを発信する(ステップS207)。
【0074】
受信側では、ステップS309の処理の後、該「データ送信END」の受信を確認し(ステップS310)、受信していなければステップS309の処理に戻り、受信していれば受信側メモリカードカードにデータ記録後でも空容量があるOK状態であるか否かを判定する(ステップS311)。ここで、OKでなければ、「NG」コマンドを発信して(ステップS313)、ステップS314の処理に移行し、OKであれば「OK」コマンドを送信側に発信する(ステップS312)。
【0075】
送信側では、この「OK」コマンドの受信を判定し(ステップS208)、受信していなければ、ステップS210の処理に移行し、受信していれば、コントロールファイルに書き込んである送信すべき全ファイルを送信したか否かを判定し(ステップS209)、送信していなければステップS203の処理に戻り、送信していれば、「送信エンド」コマンドを受信側に発信する(ステップS210)。
【0076】
受信側では、「送信エンド」コマンドの受信を確認し(ステップS314)、受信していなければステップS305の処理に戻り、受信していれば「OK」コマンドを送信側に発信し(ステップS315)、処理を終了する。
【0077】
送信側のステップS211では、この「OK」コマンドの受信を判定する(ステップS211)。ここで、受信していなければ、ステップS210の処理に戻り、受信していれば処理を終了する。
【0078】
図26と図27のステップS113とS125における送信結果と受信結果のコントロールファイル(.J6C)への書き込み例が図30に示されている。
同図(A)の“SEND1 RESULT”と“ACCEPT RESULT”が送信結果と受信結果を示しており、送信側の“FAULT1”が#1と#1’の原因によるNGであることを示している。
【0079】
同図(B)の例では、送信側では、上の2つの画像ファイルと音声ファイルの送信は完了しているが#2や#3の原因により、下の2つの画像ファイルの送信は不調(NG)であったことを示す。また、受信側では、受信データは上記2つのファイルだけであり、FAULT2により原因#2や#3によりNGであったことを示している。
【0080】
同図(C)の例では、送信側と受信側ですべてのファイルの送信及び受信が完了していることを示している。
【0081】
したがって、ユーザは、これら送信結果や受信結果を参照すれば、容易に送信状態と受信状態を把握することができる。受信結果は、必要に応じてモニタ画面上に表示させることができることは勿論である。
【0082】
図31には、図25に示す関連情報データ(伝送用)の他の例が示されている。図中、“SEND1”は伝送コマンド、“IMAGE ALL”はメモリカード内にある画像ファイルすべてを伝送することを示すコマンド、“SOUND ALL”はメモリカード内にある音声ファイルすべてを伝送することを示すコマンド、“FILE ALL”はメモリカード内にあるファイルすべてを伝送することを示すコマンドである。
【0083】
以上の実施例において、メモリカードの使用は一例であり、光磁気ディスクや半メモリ等の任意の記憶媒体を用いることができる。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によるカメラ装置では、受信した画像を記憶手段に記憶する一方、その画像データを表示手段に表示して画像を確認可能となし、その画像の確認後に記憶手段に記憶された画像データを記録手段に記録できるので、効率的で使い勝手が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関連したカメラの基本システム図である。
【図2】本発明に関連したカメラの構成ブロック図である。
【図3】図2のカメラのLCDの表示例を示す図である。
【図4】画像送信側の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】画像受信側の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】図4と図5におけるNGの原因を説明する図である。
【図7】図5と図6における操作スイッチの機能を示す図である。
【図8】図5と図6におけるモデムの構成ブロック図である。
【図9】図8に示すモデムの状態遷移図である。
【図10】図8に示すモデムのコントロールフローチャートである。
【図11】図5と図6における基本システム図である。
【図12】図11に示す例における画像送信側の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】図11に示す例における画像受信側の処理手順を示すフローチャートである。
【図14】図11に示す例における操作スイッチの機能を示す図である。
【図15】本発明の実施例の主要部構成ブロック図である。
【図16】図15の実施例における画像受信側の処理手順を示すフローチャートである。
【図17】画像表示用フレームメモリを伝送用受信バッファとして用いることにより、カメラにメモリカードがなくとも画像データの受信を可能とする例の主要部構成ブロック図である。
【図18】図17の例における受信側の処理手順を示すフローチャートである。
【図19】図17の例における受信側の処理手順を示すフローチャートである。
【図20】データ伝送速度に同期してデータ受信、伸長再生が行え、経済的なキャンセル処理を可能とする例を示す構成ブロック図である。
【図21】図20に示す例の動作を説明するためのモニタ画像例を示す図である。
【図22】図20に示す例の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図23】コントロールファイルを用いて画像の自動送受を可能とした例についての構成ブロック図である。
【図24】図23に示す例におけるコントロールファイルの構造例を示す図である。
【図25】図24の関連情報データ(伝送用)の一例を示す図である。
【図26】図23に示す例における送信側のシステム制御回路の動作フローチャートである。
【図27】図23に示す例における受信側のシステム制御回路の動作フローチャートである。
【図28】図23に示す例における画像送信側の通信実行のフローチャートである。
【図29】図23に示す例における画像受信側の通信実行のフローチャートである。
【図30】図28と図29において書き込まれる送受信結果例を示す図である。
【図31】図24の関連情報データ(伝送用)の他の例を示す図である。
【図32】従来のカメラの構成ブロック図である。
【図33】図32に示す従来のカメラの主要部の構成ブロック図である。
【図34】図33に示す構成装置の記録動作タイミングチャートである。
【図35】図33に示す構成装置の再生動作タイミングチャートである。
【符号の説明】
1 レンズ
2 CCD
3 撮像プロセス回路
4 A/Dコンバータ
5 フレームメモリ
6 再生プロセス回路
7 D/Aコンバータ
8 電子ビューファインダ
9 圧縮伸長回路
10 カードインタフェース回路
11 メモリカード
12 システム制御回路
13 メモリコントローラ
14 同期信号発生器
15 操作スイッチ部
16 LCD
17 通信制御部
18 シリアル通信インタフェース部
19 コードRAM
20 伝送用データ受信バッファ
Claims (4)
- 被写体を撮像して得られた画像データを送信可能な送信側カメラ装置から送信される画像データを受信する受信手段と、
前記受信手段で受信された画像データを一時的に記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された画像データを再生して表示する表示手段と、
前記記憶手段に一時的に記憶された画像データを記録する記録手段と、
前記送信側カメラ装置に対して画像データの送信を命ずるためのスイッチ手段と、
前記受信手段で受信した画像データを前記記憶手段に記憶する一方、当該記憶手段に記憶された画像データを前記表示手段に表示して画像を確認可能となし、当該画像の確認後に当該記憶手段に記憶された画像データを前記記録手段に記録可能な制御手段と、
を有することを特徴とするカメラ装置。 - 前記記録手段の記録可能な残容量を検出する検出手段をさらに有し、
前記表示手段での画像の確認後に当該画像を記録して良いと判断して記録開始指示手段によって記録手段への記録を指示した場合において、前記検出手段によって検出された記録容量が当該画像データを記録できる容量を有する場合には、当該画像データを記録手段に記録するよう前記制御手段で制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のカメラ装置。 - 前記画像データの送信を命ずるにあたって、送信を要求する画像の選択を行う画像選択手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のカメラ装置。
- 予め送受信を行うべき複数の画像データを決定しておき、当該決定された複数の全画像データを連続して受信可能なことを特徴とする請求項1に記載のカメラ装置。
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