JPH10136245A - カメラ装置システム - Google Patents

カメラ装置システム

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Publication number
JPH10136245A
JPH10136245A JP8284285A JP28428596A JPH10136245A JP H10136245 A JPH10136245 A JP H10136245A JP 8284285 A JP8284285 A JP 8284285A JP 28428596 A JP28428596 A JP 28428596A JP H10136245 A JPH10136245 A JP H10136245A
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JP
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camera device
video data
transfer mode
transmission amount
data transmission
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JP8284285A
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Akira Fujimoto
顕 藤本
Atsushi Okada
厚志 岡田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ装置システムにおいて、これに接続さ
れるシリアルインターフェイスが一定時間内のデータ伝
送量を保証している場合と、保証していな場合のいずれ
にも対応できるようにする。 【解決手段】 記憶制御手段18は、記憶手段16対し
て、1画面分の映像データの読み出しが完了するまでに
次の1画面分の映像データの書き込みを開始する第1制
御手段(30,32,34)と、記憶手段16に対して、
1画面分の映像データの読み出しが完了してから次の1
画面分の映像データの書き込みを開始する第2制御手段
(30,32,34)と、映像データの単位時間当りのデ
ータ伝送量が保証される転送モードか否かを判別し、単
位時間当りのデータ伝送量が保証される転送モードの場
合には第1制御手段を、単位時間当りのデータ伝送量が
保証されない転送モードの場合には第2制御手段をそれ
ぞれ選択する転送モード判別手段33とを備えた構成と
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ装置が備え
るCCD等の撮像素子で撮像して得られる映像データを
D−RAM等の記憶手段に記憶した後、シリアルインタ
ーフェイスを用いてパーソナルコンピュータ等のホスト
側に転送するカメラ装置システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ装置からの映像信号をホス
ト側のパーソナルコンピュータ(以下、PCという)等に
取り込もうとする場合、カメラ装置から出力されるアナ
ログのTV信号をホスト側が備えるビデオキャプチャー
ボードと呼ばれるI/Fボードに入力して、映像信号を
デジタル化して加工して各種の処理を行っている。
【0003】ところが、最近、カメラ装置内部の信号処
理回路のディジタル化が進んできたことから、ホスト側
への転送もそのままディジタルで行う可能性が生まれて
きた。
【0004】ここで、カメラ装置を用いてホスト側にデ
ジタルで映像データを伝送する場合、カメラ装置とホス
ト側とをつなぐインターフェイスとしては、配線数を削
減できるシリアル伝送方式のものが好ましい。
【0005】このような従来のシリアル伝送方式のイン
ターフェイス(以下、シリアルインターフェイスという)
としては、SSA(Serial Storage Architecture)、I
EEE1394、USB(Universal Serial BUS)等、各
種のものがある。特に、USBは、他のシリアルインタ
ーフェイスに比較して単位時間当たりのデータ転送速度
が遅い反面、コネクタ等の価格が安いなどの利点があ
る。
【0006】ところで、従来のカメラ装置においては、
CCD等の撮像素子からは、常に、現行テレビ方式の基
準である1秒間あたり60フィールド単位で映像信号が
出力されるようになっている。
【0007】一方、USB方式のように、比較的データ
転送速度が遅いシリアルインターフェイスを用いる場合
には、単位時間当たりにホスト側に転送できるフィール
ド数には限りがあり、そのため、従来は、カメラ装置側
にD−RAM等の記憶手段を設け、この記憶手段に1画
面分の映像データを書き込んだ後に、この映像データの
読み出しを開始し、1画面分の映像データの読み出しが
完了してから、次の1画面分の映像データの書き込みを
開始するようにして、1秒間あたり60フィールドの映
像信号の内の何フィールド分かを破棄しつつ、1フィー
ルドごとの映像データを確実にホスト側に転送できるよ
うにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
に、1フィールド分の映像データをホスト側に完全に転
送し終えるまでは、新たなフィールドの映像データを記
憶手段に書き込まないようにすると、1秒間に転送でき
るフィールド数が極めて少なくなる。
【0009】特に、シリアルインターフェイスが、単位
時間内に必ず一定量のデータ伝送を行うことを保証し
た、いわゆるアイソクロノス(Isochronous)転送モード
の機能をもっているような場合においても、従来のカメ
ラ装置のように、1フィールド分の映像データの転送が
終了するたびに新たな映像データの書き込み処理を開始
するようにしていると、1秒間に転送できるフィールド
数を現在以上に増加させることが不可能で、アイソクロ
ノス転送モードの機能を有効に活用できない。このた
め、ホスト側において映像データの途切れが目立って映
像が見ずらくなる等の不都合を生じる。
【0010】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、シリアルインターフェイスの性能や特
性に応じて、映像データをカメラ装置側からホスト側に
向けて転送する際の転送モードやデータ伝送量を選択切
換できるようにすることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、少なくとも1画面分の映像データを保持
する記憶手段と、この記憶手段への映像データの書き込
み/読み出しを制御する記憶制御手段とを有し、記憶手
段から読み出される映像データをシリアルインターフェ
イスを介してディジタル伝送するカメラ装置システムに
おいて、次の構成を採用している。
【0012】すなわち、本発明では、記憶制御手段は、
記憶手段に対して、1画面分の映像データの読み出しが
完了するまでに次の1画面分の映像データの書き込みを
開始する第1制御手段と、記憶手段に対して、1画面分
の映像データの読み出しが完了してから次の1画面分の
映像データの書き込みを開始する第2制御手段と、映像
データの単位時間当りのデータ伝送量が保証される伝送
形態か否かを判別し、単位時間当りのデータ伝送量が保
証される伝送形態の場合には第1制御手段を、単位時間
当りのデータ伝送量が保証されない伝送形態の場合には
第2制御手段をそれぞれ選択する転送モード判別手段と
を備えた構成としている。
【0013】上記構成において、転送モード判別手段
は、映像データの単位時間当りのデータ伝送量が保証さ
れる伝送形態か否かを判別し、単位時間当りのデータ伝
送量が保証される伝送形態の場合には第1制御手段を、
単位時間当りのデータ伝送量が保証されない伝送形態の
場合には第2制御手段をそれぞれ選択するので、これに
よって、記憶手段への映像データの書き込みタイミング
の周期が変更される。
【0014】すなわち、第1制御手段が選択された場合
には、1画面分の映像データの読み出しが完了するまで
に次の1画面分の映像データの書き込みが開始されるの
で、1秒間に転送できる映像データのフィールド数を増
やすことができる。一方、第2制御手段が選択された場
合には、1画面分の映像データの読み出しが完了してか
ら次の1画面分の映像データの書き込みが開始されるの
で、映像データの上書きを防止して1フィールドごとの
映像データを確実に転送することができる。
【0015】このように、この構成のカメラ装置システ
ムでは、シリアルインターフェイスが一定時間内のデー
タ伝送量を保証している転送モードの場合と、保証して
いない転送モードの場合のいずれにも対応することがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明のカメラ装置システ
ムの実施形態、特にカメラ装置10側の構成を示すブロ
ック図である。
【0017】図1において、CCD等の撮像素子11
は、レンズがとらえた光像を電気信号に変換した後、タ
イミング発生部12の発生する電荷読み出しパルス、垂
直転送パルスおよび水平転送パルスにより、蓄積部に蓄
積された信号電荷を撮像素子の転送部に読み出し、読み
出された信号電荷を垂直/水平転送して出力している。
【0018】撮像素子11から出力された信号は、CD
S/AGC回路13によって相関二重サンプリング処理
や自動利得調整処理などが行われて必要な信号振幅に増
幅された後、A/D変換器14でディジタル信号に変換
される。
【0019】続いて、信号処理回路15において、色/
輝度の処理が行なわれて実際の映像データが得られる。
また、信号処理回路15は、同期信号発生部17からの
垂直同期信号、水平同期信号に基づいてこれに同期した
垂直,水平基準信号VD,HDをそれぞれ生成し、これ
を記憶制御手段18に出力する。
【0020】記憶制御手段18は、この垂直,水平基準
信号VD,HDに基づいて記憶手段1への映像データの
書き込み/読み出しを制御する。
【0021】記憶手段16は、たとえばD−RAMで構
成されており、少なくとも1フィールド分の映像データ
を記憶できる容量を有する。
【0022】外部I/F19は、この実施形態の場合、
USB方式のシリアルインターフェイスが使用されてお
り、記憶手段16に蓄えられた映像データがこの外部I
/F19を介してシリアルで出力され、これが図外のホ
スト側に転送される。
【0023】ここで、USB方式のシリアルインターフ
ェイスは、前述のように、単位時間内に必ず一定量のデ
ータ伝送を行うことが保証された、いわゆるアイソクロ
ノス(Isochronous)転送と、バスの空き状況に応じてデ
ータ転送をするために単位時間内のデータデータ伝送量
が保証されない、いわゆるバルク(Bulk)転送の各転送
モードがある。しかも、アイソクロノス転送モードにお
いて、単位時間当たりのデータ伝送量を1023バイ
ト、512バイトというように切り換えることができる
機能を備えている。さらに、バス使用管轄権はホスト側
のみが持っており、したがって、上記の転送モードとデ
ータ伝送量は、カメラ装置10等の機器をシリアルイン
ターフェイスのケーブルに接続した際、機器側からの要
求を見てホスト側のPCによって最初に設定され、機器
の接続後は、転送モードやデータ伝送量を任意に変更で
きないようになっている。
【0024】マイクロコンピュータ20は、このカメラ
装置10がホスト側に接続された時点でセットアップシ
ーケンスを開始して、カメラ装置10がどのような転送
モードやデータ伝送量を要求しているかの情報をホスト
側に転送するとともに、映像データの送出タイミング等
を設定するものである。
【0025】図2は図1の記憶制御手段18の詳細を示
すブロック図である。
【0026】第1タイミング信号出力部30は、たとえ
ばリングカウンタで構成されており、垂直基準信号VD
をカウントして、1フィールド分の映像データの読み出
しが完了するまでに、次の1フィールド分の映像データ
の書き込みを許可するタイミング信号を出力するもので
ある。
【0027】第2タイミング信号出力部31は、たとえ
ばアップカウンタで構成されており、読み出し制御部3
4から1ライン分の映像データが読み出されるたびに、
その読み出し信号をカウントして、1フィールド分の映
像データの読み出しが完了した後、次の垂直基準信号V
Dの開始を待って、新たな映像データの書き込みを許可
するタイミング信号を出力するものである。
【0028】転送モード判別手段33は、映像データの
単位時間当りのデータ伝送量が保証されるアイソクロノ
ス転送モードか、単位時間当りのデータ伝送量が保証さ
れないバルク転送モードかを判別し、書き込み制御部3
2に対して、アイソクロノス転送モードの場合には第1
タイミング信号出力部30の出力を取り込み、バルク転
送モードの場合には第2タイミング信号出力部31を取
り込む信号を出力するものである。
【0029】なお、シリアルインターフェイスがUSB
方式のものではなく、その伝送形態がアイソクロノス転
送とバルク転送のいずれか一つの転送モードに予め決ま
っており、しかも、使用者がその転送モードを既に認識
しているのであれば、この転送モード判別手段33は、
人手によって転送モードを指定するスイッチで構成する
ことも可能である。
【0030】書き込み制御部32は、この転送モード判
別手段33からの切換信号に応じて、第1タイミング信
号出力部30と第2タイミング信号出力部31のいずれ
か―方の出力を選択し、図lにおける信号処理回路15
より送られてくる水平基準信号HDに基づいて、映像デ
ータの内で水平ブランキング期間を除いた有効映像信号
期間内のデータのみを記憶手段16に書き込む制御を行
うものである。
【0031】また、読み出し制御部34は、第1,第2
タイミング信号出力部30,31と外部I/F19から
の転送指示とに応じて、記憶手段16に格納されている
1フィールド分の映像データを順次読み出す制御を行う
ものである。
【0032】そして、特許請求の範囲における第1制御
手段は、第1タイミング信号出力部30、書き込み制御
部32、および読み出し制御部34で構成され、また、
第2制御手段は、第2タイミング信号出力部31、書き
込み制御部32、および読み出し制御部34で構成され
る。
【0033】次に、図2に示す記憶制御手段18におけ
る動作について、図3に示すタイミングチャートを参照
して説明する。
【0034】USB方式では、まず、図1のカメラ装置
10がホスト側に接続された時点で、マイクロコンピュ
ータ20のセットアップシーケンスが開始され、カメラ
装置10が要求する転送モードやデータ伝送量の情報が
ホスト側に伝送される。
【0035】ここで、たとえば、カメラ装置10のマイ
クロコンピュータ20からホスト側に対して、アイソク
ロノス転送モードで、データ伝送量が1023バイト/
パケットを指定する要求を出し、これが認可されとす
る。
【0036】この要求認可をマイクロコンピュータ20
が判断すると、その旨を記憶制御手段18の転送モード
判別手段33に伝送する。
【0037】これに応じて、転送モード判別手段33
は、第1タイミング信号出力部30の出力を選択するた
めの切換信号を書き込み制御部32に与える。したがっ
て、書き込み制御部32は、第1タイミング信号出力部
30から出力されるタイミング信号に基づいて記憶手段
16に対する映像データの書き込みを制御する。
【0038】すなわち、第1タイミング信号出力部30
は、図3(a)に示すように、垂直基準信号VDをカウン
トしているため、そのカウント値は0→1→2→3→0
→1→…というように順次変化する。そして、このカウ
ント値が書き込み制御部32と読み出し制御部34とに
与えられる。
【0039】書き込み制御部32は、第1タイミング信
号出力部30のカウント値が“0”になった直後から
“1”になる直前までの期間TWに、1フィールド分の
映像データの書き込みを許容する信号を記憶手段16に
出力する。
【0040】また、読み出し制御部34は、第1タイミ
ング信号出力部30のカウント値が“1”になった直後
から、カウント値が“0”になり、さらに1”になる手
前までの所定の期間TR1は、1フィールド分の映像デー
タの読み出しを許容する信号を記憶手段16に出力す
る。
【0041】したがって、記憶手段16に対しては、今
回のフィールドの映像データが既に読み出された領域
に、次回のフィールドの映像データの一部が書き込まれ
ることになる。
【0042】このように、アイソクロノス転送モードで
1023バイト/パケットのデータ伝送量が保証されて
いる場合に、1フィールド分の映像データをホスト側に
転送するのに略3フィールド分の期間TR1を要するとし
たとき、1フィールド分の映像データの読み出しが完了
するまでに、次回の1フィールド分の映像データの書き
込みが開始されるため、1フィールド分の映像データを
転送し終えるまでは、新たなフィールドの映像データを
記憶手段16に書き込まない場合に比較して、1秒間に
転送できる映像データのフィールド数を増やすことがで
きる。
【0043】次に、カメラ装置10のマイクロコンピュ
ータ20からアイソクロノス転送モードを指定する要求
をホスト側に出したけれども、バスの伝送容量に空きが
無いためにこの要求が受け入れらず、ホスト側からバル
ク転送モードが指示された場合、マイクロコンピュータ
20は、その旨を記憶制御手段18の転送モード判別手
段33に伝送する。
【0044】これに応じて転送モード判別手段33は、
第2タイミング信号出力部31の出力を選択するための
切換信号を書き込み制御部32に与える。したがって、
書き込み制御部32は、第2タイミング信号出力部31
から出力されるタイミング信号に基づいて記憶手段16
に対する映像データの書き込みを制御する。
【0045】すなわち、第2タイミング信号出力部31
は、図3(b)に示すように、読み出し制御部34から1
ラインごとに出力される読み出し信号を順次カウントし
ており、そのカウント値が書き込み制御部32と読み出
し制御部34とに与えられる。
【0046】書き込み制御部32は、1フィールド分の
映像データの読み出しが完了した後、次の垂直基準信号
VDによってそのカウント値が“0”にクリアされた直
後から“1”になる直前までの期間TWに、1フィール
ド分の映像データの書き込みを許容する信号を記憶手段
16に出力する。
【0047】また、読み出し制御部34は、第2タイミ
ング信号出力部31のカウント値が“1”になった直後
から、カウント値が1フィールドのライン数分に相当す
る値、たとえば“525”になるまでの所定の期間TR'
は、1フィールド分の映像データの読み出しを許容する
信号を記憶手段16に出力する。
【0048】したがって、記憶手段16に対しては、1
フィールド分の映像データを転送し終えてから、次の1
フィールド分の映像データが書き込まれる。
【0049】このバルク転送モードでは、シリアルイン
ターフェイスのバスの空き容量を見つけて転送するた
め、単位時間当たりのデータ伝送量が保証されず、した
がって、1フィールド分の映像データを転送するのに要
する期間TR'は、アイソクロノス転送モードの場合に要
した期間TR1に比べて長くなる(TR1<TR')ため、1秒
間に転送できる映像データのフィールド数が少なくな
る。
【0050】このように、図1および図2に示す構成の
カメラ装置システムでは、シリアルインターフェイスが
一定時間内のデータ伝送量を保証している場合と、保証
していない場合のいずれにも対応できるようになる。
【0051】
【その他の実施形態】 (1) カメラ装置10をUSB方式のシリアルインター
フェイスに接続してセットアップシーケンスを実行して
初期化を完了し、映像データの転送を開始する際に、丁
度、先頭のライン位置から転送が開始されれば、一枚の
映像が途中から再生されることがないので都合がよい。
【0052】そこで、初期化が完了したとしても直ちに
映像データの転送を開始するのではなく、図4のフロー
チャートに示すように、まず、マイクロコンピュータ2
0において、初期化が完了したから最初の垂直ブランキ
ング信号が検出されたか否かを調べ、最初の垂直ブラン
キング信号が検出された後、この信号出力が終了した時
点で初めて映像データの転送を開始するようにする。
【0053】このようにすれば、映像が途中から再生さ
れて見苦しくなる等の不都合がなくなる。
【0054】なお、上記の説明では、カメラ装置10側
において最初の垂直ブランキング期間が検出されるまで
の映像データを無効にするようにしているが、図外のホ
スト側のPCで映像データを無効にするようにすること
も可能である。
【0055】(2) カメラ装置10の使用態様によって
は、アイソクロノス転送モードを要求するよりも、最初
からバルク転送モードのみを要求しておけば十分な場合
(たとえば、静止画像を転送するような場合)がある。
【0056】このような転送モードの要求の使い分けを
するためには、図1に示すように、マイクロコンピュー
タ20のI/O端子にスイッチ21を設けて、特許請求
の範囲における転送モード要求手段を構成し、マイクロ
コンピュータ20については、スイッチ21がオフされ
てれば最初からホスト側に対してバルク転送モードを要
求し、スイッチ21がオンされればアイソクロノス転送
モードを要求するようなシーケンスを実行するようにプ
ログラミングしておく。
【0057】このようにすれば、図5に示すように、カ
メラ装置10をUSB方式のシリアルインターフェイス
に接続して初期化を完了した時点で、スイッチ21がオ
フされておれば、マイクロコンピュータ20はホスト側
にバルク転送モードを要求する。この転送モードはUS
Bのバスの空き容量を見つけて転送するためホスト側に
拒否されることはなく、要求が直ぐに認められることに
なる。
【0058】なお、スイッチ21がオンされておれば、
マイクロコンピュータ20はホスト側に対してアイソク
ロノス転送モードを要求する。このとき、アイソクロノ
ス転送モードの要求は、必ずしもホスト側で受け入れら
れるとは限らず、バスの空き容量に応じてバルク転送モ
ードが指令されることもある。
【0059】このように、スイッチ21のオン・オフに
応じて、転送モードの要求の使い分けをすることが可能
となる。
【0060】(3) USB方式のシリアルインターフェ
イスでは、アイソクロノス転送モードにおいて、1フレ
ーム当たりのデータ伝送量をいくつかの段階(たとえ
ば、1023バイト/パケット,512バイト/パケッ
ト,256バイト/パケットなど)に切り換えることが
可能である。
【0061】このようなデータ伝送量の変更に対応する
ためには、記憶手段16に対する映像データの書き込み
開始の周期を変更する必要があり、そのためには、第1
タイミング信号出力部30'を、図6に示す構成とする
ことができる。
【0062】この実施形態の第1タイミング信号出力部
30'は、垂直基準信号VDをカウントするカウンタ4
0、このカウンタ40のカウント値が予め設定された
“0”と一致したときに、書き込み制御部32に対して
書き込み開始のタイミング信号を出力する第1一致検出
部41、2つの設定値A,Bのいずれか一方を選択する
セレタク42、およびカウンタ40のカウント値がセレ
タク42の出力と一致したときにカウンタ40のカウン
ト値をクリアする信号を出力する第2一致検出部43と
からなる。
【0063】そして、特許請求の範囲における周期変更
手段は、セレタク42と第2一致検出部43とによって
構成される。
【0064】次に、図6に示す第1タイミング制御手段
30'の動作について説明する。
【0065】いま、ホスト側のPCがアイソクロノス転
送モードを許可しているが、データ伝送量としては10
23バイト/パケットではなくその半分の512バイト
/パケットを保証した場合には、その保証されたデータ
伝送量に対応する情報が第1タイミング制御手段30'
のセレタク42に対して選択信号として入力される。
【0066】セレタク42には、たとえば1023バイ
ト/パケットのデータ伝送量に対応する設定値Aとして
“3”が、512バイト/パケットのデータ伝送量に対
応する設定値Bとして“6”が予め入力されているもの
とする。
【0067】そして、セレタク42に対して、512バ
イト/パケットを保証することを示す選択信号、たとえ
ばローレベルの選択信号が入力された場合には、設定値
“6”を選択し、この設定値“6”が第2一致検出部4
3に出力される。なお、セレクタ42は、1023バイ
ト/パケットを保証することを示す選択信号、たとえば
ハイレベルの選択信号が入力された場合には、設定値
“3”を選択する。
【0068】カウンタ40は、垂直基準信号VDをカウ
ントしており、そのカウント値が“6”になってセレタ
ク42の出力と一致したときに、第2一致検出部43か
ら一致信号が出力され、これがカウンタ40に対してク
リア信号として加わるためにそのカウント値がクリアさ
れる。したがって、図7に示すように、カウンタ40の
出力は、0→1→2→3→4→5→6→0→…というよ
うに順次変化する。そして、このカウント値が“0”の
ときに第1一致検出部41からは一致信号が出力され、
この一致信号が書き込み開始のタイミング信号として書
き込み制御部32と読み出し制御部34とに与えられ
る。
【0069】書き込み制御部32は、第1タイミング制
御手段30のカウント値が“0”になった直後から
“1”になる直前までの期間TWに、1フィールド分の
映像データの書き込みを許容する信号を記憶手段16に
出力する。
【0070】また、読み出し制御部34は、第1タイミ
ング制御手段30のカウント値が“1”になった直後か
ら、カウント値が“6”になり、さらに1”になる途中
までの所定の期間TR2は、1フィールド分の映像データ
の読み出しを許容する信号を記憶手段16に出力する。
【0071】このように、アイソクロノス転送モードで
512バイト/パケットのデータ伝送量が保証された場
合には、1023バイト/パケットのデータ伝送量が保
証された場合(図3(a)参照)に比べて単位時間あたりの
データ伝送量が1/2になるため、記憶手段16への1
フィールド分の映像データの書き込み周期は、1023
バイト/パケットのデータ伝送量が保証された場合の2
倍になり、また、記憶手段16から1フィールド分の映
像データを読み出すのに要する期間TR2も、1023バ
イト/パケットのデータ伝送量が保証された場合の期間
R1の略2倍になる。
【0072】このように、同じ1フィールド分に映像デ
ータを転送する場合に、第1タイミング信号出力部3
0'を図6に示すような構成にしておけば、ホスト側に
転送するデータ伝送量が自動的に切り換えられることに
なる。
【0073】(4) カメラ装置10の使用態様によって
は、アイソクロノス転送モードにおいて、データ伝送量
として1023バイト/パケットを要求するよりも、最
初から少ないデータ伝送量(たとえば、512バイト/
パケット)を要求しておくのが妥当な場合がある。たと
えば、USB方式のシリアルインターフェイスでは、カ
メラ装置10だけでなく、プリンタ、ファクシミリ等の
各種の機器が接続され可能性があり、それらの機器との
データ伝送量の取り合いという競合状態を避ける上で
は、最初から少ないデータ伝送量を要求しておくのが都
合がよいことがある。
【0074】このようなデータ伝送量の多少の要求の使
い分けをするためには、図1に示すように、マイクロコ
ンピュータ20のI/O端子にスイッチ21を設けて、
特許請求の範囲における伝送量要求手段を構成し、マイ
クロコンピュータ20については、スイッチ21がオフ
されれば最初からホスト側に対して最初からアイソクロ
ノス転送モードで、かつデータ伝送量として512バイ
ト/パケットを要求し、スイッチ21がオンされればア
イソクロノス転送モードで、かつデータ伝送量として1
023バイト/パケットを要求するようなシーケンスを
実行するようにプログラミングしておく。
【0075】このようにすれば、図8に示すように、カ
メラ装置10をUSB方式のシリアルインターフェイス
に接続して初期化を完了した時点で、図8に示すよう
に、スイッチ21がオフされておれば、マイクロコンピ
ュータ20は、ホスト側に対して最初からアイソクロノ
ス転送モードで、かつデータ伝送量として512バイト
/パケットを要求する。そして、ホスト側でこの要求が
許可されたならば、ホスト側からの指令に応じて記憶制
御手段18を構成するセレクタ42に対してローレベル
の選択信号を出力し、これにより、設定値“6”が選択
される。
【0076】また、スイッチ21がオンされておれば、
マイクロコンピュータ20は、ホスト側に対してアイソ
クロノス転送モードでかつデータ伝送量として1023
バイト/パケットを要求する。そして、ホスト側でこの
要求が許可されたならば、ホスト側からの指令に応じて
記憶制御手段18を構成するセレクタ42に対してハイ
レベルの選択信号を出力し、これにより、設定値“3”
が選択される。
【0077】このように、操作者の判断によってスイッ
チ21をオンまたはオフすることでデータ伝送量の要求
の優先順位を変更することができるので、カメラ装置1
0の使用態様に対応することが可能となる。
【0078】(5) 現実のカメラシステムでは、CIF
/QCIFと呼ばれる映像フォーマットに則って映像信
号を出力している場合がある。
【0079】CIFフォーマットの場合は、水平352
画素×垂直288ライン、QCIFフォーマットの場合
は、水平176画素×垂直144ラインの映像信号が、
実際得られる撮像領域から切り取られることになる。
【0080】このような2種類のフォーマットにおい
て、単位時間に同じ枚数の映像データを出力するような
システムを考えた場合、CIFフォーマットの方がQC
IFフォーマットと比べてデータ伝送量が多いので、C
IFフォーマットの場合は、1023バイトのデータ伝
送量を保証するアイソクロノス転送を、QCIFフォー
マット場合は、512バイトのデータ伝送量を保証する
アイソクロノス転送を、それぞれ要求するようにしてお
けば、限られた伝送容量を効率的に利用でき、また自由
度も広がるので都合がよい。
【0081】そこで、たとえば、図8に示した場合と同
様に、CIFフォーマットの場合には、スイッチ21を
オンにし、これに応じて、マイクロコンピュータ20
は、ホスト側に対してアイソクロノス転送モードでかつ
データ伝送量として1023バイト/パケットを要求
し、この要求が許可されたならば、ホスト側からの指令
に応じてセレクタ42に対してハイレベルの選択信号を
出力するように構成することで対応可能である。
【0082】また、QCIFフォーマットの場合には、
スイッチ21をオフにし、これに応じてマイクロコンピ
ュータ20は、ホスト側に対して最初からアイソクロノ
ス転送モードで、かつデータ伝送量として512バイト
/パケットを要求し、この要求が許可されたならば、ホ
スト側からの指令に応じてセレクタ42に対してローレ
ベルの選択信号を出力するように構成することで対応可
能である。
【0083】なお、上記の例は、CIF/QCIFの映
像フォーマットに関してであるが、これに限らず、予め
単位時間に伝送する映像の枚数が決められているように
場合においても、その映像の枚数の多少に応じたバイト
数(たとえば、1023バイト/パケットあるいは51
2バイト/パケット)のアイソクロノス転送の要求をホ
スト側に送ることで、限られた伝送客量を効率的に利用
することが可能である。
【0084】(6) 上記の各実施形態では、転送モード
や、データ伝送量の要求は、スイッチ21のオン・オフ
に応じて変更するようにしているが、図1に示すよう
に、フラッシュメモリやEEPROMなどの不揮発性の
記憶媒体22を設け、この記憶媒体22に予め初期にホ
スト側に要求したい転送モードやデータ伝送量の情報を
書き込んでおき、USBケーブルと接続した際に、マイ
クロコンピュータ20によって記憶媒体22から上記の
情報を読み出すようにすれば、スイッチ21を操作する
などの手間を省いて自動的にホスト側に要求を出すこと
が可能となる。
【0085】また、このようなフラッシュメモリやEE
PROMなどの不揮発性の記憶媒体22を設けておく
と、次のような利点も生じる。
【0086】前述のように、USB方式のシリアルイン
ターフェイスには、カメラ装置10だけでなく、プリン
タ、ファクシミリ等の各種の機器が接続され可能性があ
り、カメラ装置10からホスト側に最初に要求した転送
モードやデータ伝送量が、バスの空き容量の有無などの
使用環境によってそのまま許可されない場合がある。
【0087】そこで、記憶媒体22に最初に書き込んで
おいた転送モードやデータ伝送量を要求してもそれが許
可されなかった場合は、許可されなかった時の転送モー
ドや、今回要求したデータ伝送量よりも少ないデータ伝
送量を次回の接続時に要求できるように、再度、記憶媒
体22に書き込むようにする。
【0088】たとえば、最初にアイソクロノス転送モー
ドでデータ伝送量が1023バイト/パケットの要求を
出しても、ホスト側ではこれよりも少ないデータ伝送量
(たとえば512バイト/パケット)しか認められなかっ
た場合、その情報はカメラ装置10側に伝送されるた
め、その情報を外部I/F19を介してマイクロコンピ
ュータ20に取り込み、記憶媒体22にその情報を書き
込む。
【0089】そして、カメラ装置10をUSBのケーブ
ルに再度接続し直した後、マイクロコンピュータ20に
よって記憶媒体22から先に書き込んでおいた情報(こ
の例では、アイソクロノス転送モードでデータ伝送量が
512バイト/パケットの要求)を読み出す。
【0090】さらに、アイソクロノス転送モードでデー
タ伝送量が512バイト/パケットの要求を出しても、
ホスト側ではさらに少ないデータ伝送量(たとえば25
6バイト/パケット)しか認められなかった場合、その
情報はカメラ装置10側に伝送されるため、その情報を
外部I/F19を介してマイクロコンピュータ20に取
り込み、記憶媒体22にその情報を書き込む。
【0091】そして、カメラ装置10をUSBのケーブ
ルに再度接続し直した後、マイクロコンピュータ20に
よって記憶媒体22から先に書き込んでおいた情報(こ
の例では、アイソクロノス転送モードでデータ伝送量が
256バイト/パケットの要求)を読み出す。
【0092】このような処理を繰り返せば、前回に比べ
て許可されない可能性が低くなる上に、システムの利用
者は、それまでのホスト側との要求のやり取りの複雑な
事情を知らなくても、容易に映像データをホスト側に転
送することができて便利である。
【0093】(7) 前述したように、USB方式のシリ
アルインターフェイスは、転送モードとデータ伝送量の
設定は、カメラ装置10等の機器をシリアルインターフ
ェイスのケーブルに接続した当初にしかホスト側に要求
できず、接続後は転送モードやデータ伝送量を任意に変
更できないようになっている。
【0094】したがって、転送モードや保証すべきデー
タ伝送量などを変更するためには、カメラ装置10を一
度USBのケーブルから取り外す必要がある。
【0095】しかし、設定変更のために、その都度、ケ
ーブルの取り外しと接続とを繰り返していると、コネク
タが傷んで製品の寿命を短くするおそれがある。
【0096】そこで、図9に示すように、カメラ装置1
0内部で簡単にコネクタとバスラインとの接続を一瞬だ
け切り離すスイッチ機構50を設けることでその不具合
を解消することができる。
【0097】なお、上記の実施形態では、USB方式の
シリアルインターフェイスを用いた場合について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、IEE
E1394等の他のシリアルインターフェイスを用いた
場合にも適用できることは勿論である。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。
【0099】(1) 請求項1記載の発明によれば、転送
モード判別手段からの指示に基づき、記憶手段への書き
込みタイミングを自動的に変更できるため、シリアルイ
ンターフェイスが一定時間内のデータ伝送量を保証して
いる転送モードの場合と、保証していない転送モードの
場合のいずれにも対応できるようになる。
【0100】つまり、シリアルインターフェイスの性能
や特性に応じて、カメラ装置側からホスト側に向けて映
像データを転送する際の転送モードを選択切換できるた
め、自由度が広がる。
【0101】(2) 請求項2ないし請求項4記載の発明
によれば、ホスト側にいずれの転送モードを要求するか
の優先順位を任意に入れ替えることができるので、シリ
アルインターフェイスに接続される他の周辺機器と関係
を考慮して、カメラ装置のバス占有時間を任意に削減す
ることが可能となり、他の周辺機器との競合を避けて共
存が可能となる。
【0102】(3) 特に、請求項4記載の発明のよう
に、不揮発性の記憶媒体を用いた場合には、ホスト側に
要求する転送モードを自動的に選択できるので、スイッ
チ等が不要で、ユーザーがカメラ装置システムについて
深い知識を保有していなくても容易にシステムを取り扱
うことができ、利便性が高まる。
【0103】(4) 請求項5記載に係る発明では、カメ
ラ装置をUSBケーブルに接続した直後にホスト側に見
苦しい映像が写されるといった事態を回避することがで
きる。 (5) 請求項6記載に係る発明では、USB方式のシリ
アルインターフェイスにおけるアイソクロノス転送とバ
ルク転送とに対応することができる。
【0104】(6) 請求項7ないし請求項9記載の発明
によれば、USB方式のシリアルインターフェイスを用
いる場合において、ホスト側にいずれのデータ伝送量を
要求するかの優先順位を任意に入れ替えることができる
ので、USBのケーブルに接続される他の周辺機器と関
係を考慮して、カメラ装置のバス占有時間を任意に削減
することが可能となり、他の周辺機器との競合を避けて
共存が可能となる。
【0105】(7) 特に、請求項9記載の発明のよう
に、不揮発性の記憶媒体を用いた場合には、ホスト側に
要求するデータ伝送量を自動的に選択でき、スイッチ等
が不要で、しかも、その要求をする際は前回で拒否され
たデータ伝送量の要求からランクを下げた要求を行うこ
とが可能であり、ユーザーがカメラ装置システムについ
て深い知識を保有していなくても容易にシステムを取り
扱うことができ、利便性が高まる。
【0106】(8) 請求項10記載の発明によれば、U
SB方式のシリアルインターフェイスを用いる場合にお
いて、カメラ装置側からホスト側に向けて映像データを
転送する際のデータ伝送量を選択切換できるため、自由
度が広がる。
【0107】(9) 請求項11および請求項12記載に
係る発明では、カメラ装置の出力データの形式や単位時
間当たりに伝送する映像枚数に応じてデータ伝送量を変
更できるので、USB法式のシリアルインターフェイス
に接続される機器間の競合を避けつつ、より柔軟なカメ
ラ装置システムを構築することができる。
【0108】(10) 請求項13に係る発明では、US
B方式における初期設定の変更をケーブルの抜き差しに
よって行うのではなく、スイッチ機構を使用して同様の
ことを実現しているため、コネクタの寿命の向上、製品
の品質向上が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラ装置システムの実施形態、特に
カメラ装置側の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のカメラ装置内部に設けられた記憶制御手
段の詳細を示すブロック図である。
【図3】図1のカメラ装置システムにおいて、カメラ装
置側における記憶手段への映像データの書き込み/読み
出しのタイミングを示すタイミングチャートである。
【図4】カメラ装置からホスト側への映像データの転送
タイミングを説明するためのフローチャートである。
【図5】カメラ装置側において、転送モードの要求の変
更処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】記憶手段に対する映像データの書き込み周期を
変更する周期変更手段の構成を示すブロック図である。
【図7】アイソクロノス転送モードでデータ伝送量を5
12バイト/パケットとした場合の記憶手段への映像デ
ータの書き込み/読み出しのタイミングを示すタイミン
グチャートである。
【図8】伝送量要求手段の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図9】カメラ装置10をUSB方式のケーブルから切
り離すスイッチ機構の説明図である。
【符号の説明】
11…撮像素子、16…記憶手段、18…記憶制御手
段、21…スイッチ、22…記憶媒体、30…第1タイ
ミング信号出力部、31…第2タイミング信号出力部、
32…書き込み制御部、33…転送モード判別手段、3
4…読み出し制御部。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1画面分の映像データを保持
    する記憶手段と、この記憶手段への映像データの書き込
    み/読み出しを制御する記憶制御手段とを有し、記憶手
    段から読み出される映像データをシリアルインターフェ
    イスを介してディジタル伝送するカメラ装置システムに
    おいて、 前記記憶制御手段は、 記憶手段に対して、1画面分の映像データの読み出しが
    完了するまでに次の1画面分の映像データの書き込みを
    開始する第1制御手段と、 記憶手段に対して、1画面分の映像データの読み出しが
    完了してから次の1画面分の映像データの書き込みを開
    始する第2制御手段と、 映像データの単位時間当りのデータ伝送量が保証される
    転送モードか否かを判別し、単位時間当りのデータ伝送
    量が保証される転送モードの場合には第1制御手段を、
    単位時間当りのデータ伝送量が保証されない転送モード
    の場合には第2制御手段をそれぞれ選択する転送モード
    判別手段と、 を備えることを特徴とするカメラ装置システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカメラ装置システムにお
    いて、 カメラ装置側に、前記シリアルインターフェイスを介し
    て接続されるべきホスト側に対して、所望の伝送形態を
    要求するための転送モード要求手段を設けたことを特徴
    とするカメラ装置システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のカメラ装置システムにお
    いて、 前記転送モード要求手段は、所望の伝送形態を指定する
    スイッチを含むことを特徴とするカメラ装置システム。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のカメラ装置システムにお
    いて、 前記転送モード要求手段は、所望の伝送形態を指定する
    不揮発性の記録媒体を含むことを特徴とするカメラ装置
    システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4記載のカメラ装
    置システムにおいて、 カメラ装置の撮像素子からの映像信号を取り込む動作開
    始時において、最初の垂直ブランキング信号が検出され
    るまでに得られる映像データを無効にする手段を備える
    ことを特徴とするカメラ装置システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5記載のカメラ装
    置システムにおいて、 前記シリアルインターフェイスは、USB(Universal S
    erial BUS)方式であることを特徴とするカメラ装置シス
    テム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のカメラ装置システムにお
    いて、 単位時間当りのデータ伝送量が保証されているアイソク
    ロノス転送の場合において、単位時間当たりの所望のデ
    ータ伝送量を要求するための伝送量要求手段を設けたこ
    とを特徴とする特徴とするカメラ装置システム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のカメラ装置システムにお
    いて、 前記伝送量要求手段は、所望のデータ伝送量を指定する
    スイッチを含むことを特徴とするカメラ装置システム。
  9. 【請求項9】 請求項7記載のカメラ装置システムにお
    いて、 前記伝送量要求手段は、所望のデータ伝送量を指定する
    不揮発性の記録媒体を含むことを特徴とするカメラ装置
    システム。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし請求項9記載のカメラ
    装置システムにおいて、 前記第1制御手段は、単位時間当りのデータ伝送量が保
    証されているアイソクロノス転送の場合において、前記
    伝送量要求手段のデータ伝送量の要求に応じて、映像デ
    ータの書き込みを開始する周期を変更する周期変更手段
    を備えることを特徴とするカメラ装置システム。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のカメラ装置システム
    において、 前記周期変更手段は、映像データがCIFフォーマット
    かQCIFフォーマットかを判別し、各フォーマットに
    応じてデータ伝送量を変更するものであることを特徴と
    するカメラ装置システム。
  12. 【請求項12】 請求項10記載のカメラ装置システム
    において、 前記周期変更手段は、単位時間当たりの映像データの転
    送枚数の多少を判別し、その多少に応じてデータ伝送量
    を変更するものであることを特徴とするカメラ装置シス
    テム。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし請求項12記載のカメ
    ラ装置システムにおいて、 カメラ装置とシリアルインターフェイス間の接続を切り
    離すスイッチ機構を備えることを特徴とするカメラ装置
    システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002059895A1 (fr) * 2001-01-26 2002-08-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede permettant de transferer des donnees, memoire, procede de controle de cette derniere et controleur pour le transfert de donnees
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