JP3541171B2 - コンバインの刈取搬送部昇降操作構造 - Google Patents

コンバインの刈取搬送部昇降操作構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行機体の前部に刈取搬送部を左右向きの軸心周りに昇降揺動可能に連結してあるコンバインの刈取搬送部昇降操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のようなコンバインの刈取搬送部昇降操作構造においては、刈取搬送部の昇降操作を油圧で行うようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術によると、油圧管やジョイントなどの配管系に加えて、油圧ポンプ、油圧シリンダ、及びバルブ類などの各種油圧機器などを要することによって製造コストが嵩むようになることから、特に低価格化が望まれている小型機種のものには導入し難い面があり、又、定期的にオイルやフィルタなどの点検を行うとともにオイル交換やフィルタ交換などを行う必要があることから、煩わしいメンテナンス作業を要する上に維持費が嵩むようになっていた。
【0004】
本発明の目的は、製造コストや維持費の削減及びメンテナンスの容易化を図れるコンバインの刈取搬送部昇降操作構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕
上記目的を達成するため、本発明のうちの請求項1記載の発明では、走行機体の前部に刈取搬送部を左右向きの軸心周りに昇降揺動可能に連結してあるコンバインの刈取搬送部昇降操作構造において、前記走行機体と前記刈取搬送部とに亘って姿勢変更自在に架設されるネジ軸と該ネジ軸に螺合する雌ネジ部材とを備えるとともに、前記ネジ軸又は前記雌ネジ部材の正逆転で前記刈取搬送部を昇降揺動させる昇降操作機構を装備し、前記ネジ軸及び前記雌ネジ部材のリード角を、前記刈取搬送部の重量で前記ネジ軸又は前記雌ネジ部材を回転させることが可能な大きい角度に設定するとともに、前記ネジ軸又は前記雌ネジ部材と連動回転する回転体に、前記刈取搬送部の重量で回転する前記回転体の回転方向下手側から、その回転で前記回転体に対して食い込み勝手となる突っ張り姿勢で接当可能な制動アームを装備した。
【0006】
〔作用〕
上記請求項1記載の発明によると、ネジ軸又は雌ネジ部材の正逆転で刈取搬送部を昇降揺動させるネジ送り構造であることから、刈取搬送部の昇降操作を油圧で行う必要がなく、これによって、油圧管やジョイントなどの配管系、並びに、油圧ポンプ、油圧シリンダ、及びバルブ類などの各種油圧機器などを不要にすることができ、又、定期的なオイルやフィルタなどの点検あるいはオイル交換やフィルタ交換などを行う必要も無く、メンテナンスとしてはネジ軸などにグリスを塗布する程度のことを行うだけでよいことから、製造コストや維持費を削減できるとともにメンテナンスを容易にすることができるようになる。
【0007】
又、刈取搬送部を自重下降させることができるようになり、これによって、ネジ軸又は雌ネジ部材を正逆転駆動させて刈取搬送部を昇降させる場合に必要となっていた正逆転切換機構を省くことができるので、その分、構成を簡単にすることができるとともに製造コストを削減できるようになる。
【0008】
しかも、制動アームを回転体に接当させておくと、刈取搬送部の昇降停止時には、刈取搬送部の重量を受けて回転しようとする回転体に対して制動アームが突っ張り姿勢で食い込むようになることから、刈取搬送部の自重下降を確実に阻止することができ、逆に、刈取搬送部の上昇操作時には、回転駆動される回転体によって制動アームが回転体から離れる方向に弾かれるようになることから、刈取搬送部の駆動上昇に支障を来すことがなく、又、刈取搬送部の上昇停止に伴って制動アームが瞬時に制動作用することから、その上昇停止位置に刈取搬送部を維持することができ、更に、制動アームを回転体から離間させることで刈取搬送部を円滑に自重下降させることができるようになる。
【0009】
〔効果〕
従って、製造コストや維持費の削減、メンテナンスの容易化、及び構成の簡素化を図りながらも、刈取搬送部の昇降操作を快適に行えるコンバインの刈取搬送部昇降操作構造を提供できるようになった。
【0010】
〔構成〕
本発明のうちの請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の発明において、前記回転体をVプーリで構成するとともに、前記制動アームを、前記VプーリのV溝に係入接合可能なブレーキシューを揺動アームの遊端に装備して構成した。
【0011】
〔作用〕
上記請求項2記載の発明によると、ネジ軸又は雌ネジ部材に対する伝動系にベルト伝動式のものを採用すれば、回転体を、その伝動系に有効利用することができるので、その分、構成を簡単にできるとともに製造コストを削減できるようになる。
【0012】
しかも、VプーリのV溝にブレーキシューを係入接合させることから、刈取搬送部の昇降停止時には、食い込みによる制動効果がより効果的に得られるようになって、刈取搬送部の自重下降をより確実に阻止することができるようになり、又、刈取搬送部の上昇操作時には、回転体によって制動アームが弾かれる際の異音の発生を防止できるようになる。
【0013】
〔効果〕
従って、構成の簡素化及び製造コストの削減を更に図れる上に、刈取搬送部の自重下降をより確実に阻止することができ、更に、刈取搬送部の上昇操作時における異音の発生をも回避できるようになった。
【0014】
〔構成〕
本発明のうちの請求項3記載の発明では、上記請求項1記載の発明において、前記回転体をスプロケットで構成するとともに、前記制動アームを、遊端が前記スプロケットの歯溝に係入接当可能な揺動アームで構成した。
【0015】
〔作用〕
上記請求項3記載の発明によると、ネジ軸又は雌ネジ部材に対する伝動系にチェーン伝動式のものを採用すれば、回転体を、その伝動系に有効利用することができるので、その分、構成を簡単にできるとともに製造コストを削減できるようになる。
【0016】
しかも、スプロケットの歯溝に制動アームの遊端を係入接当させることから、刈取搬送部の昇降停止時には、食い込みによる制動効果がより効果的に得られるようになって、刈取搬送部の自重下降をより確実に阻止することができるようになり、又、刈取搬送部の上昇操作時には、歯先によって制動アームを歯溝から確実に離脱させることができるので、刈取搬送部の上昇操作をより快適に行えるようになる。
【0017】
〔効果〕
従って、構成の簡素化及び製造コストの削減を更に図れる上に、刈取搬送部の自重下降をより確実に阻止することができ、更に、刈取搬送部の上昇操作をより快適に行えるようになった。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1には自脱形コンバインの全体左側面が、図2にはその全体右側面が、図2にはその全体平面がそれぞれ示されており、このコンバインは、左右一対のクローラ式走行装置1を備えた走行機体2の前部左側に、刈取搬送部3を左右向きの軸心P1周りに昇降揺動可能に連結し、走行機体2の前部右側に操縦塔4や運転座席5などを備えた搭乗運転部6を形成し、走行機体2における刈取搬送部3と搭乗運転部6の後方箇所に、刈取搬送部3からの刈取穀稈に対して脱穀処理や選別処理などを施す脱穀装置7を搭載し、走行機体2における脱穀装置7の左後方箇所に、脱穀装置7からの排ワラを細断処理する排ワラ切断装置8を装備し、走行機体2における脱穀装置7の右後方箇所に、脱穀装置7から揚送コンベヤ9を介して搬送される穀粒を籾袋10に詰め込む袋詰め装置11を配設して構成されている。
【0019】
図1、図2及び図4〜6に示すように、左右のクローラ式走行装置1は、トラックフレーム12の前部に駆動輪13を配備し、トラックフレーム12の後部に遊動輪14を前後方向に位置調節可能に装備し、駆動輪13と遊動輪14の間に3つの転輪15を配設するとともに、それらを外囲する状態にクローラベルト16を張設して構成され、左右の各トラックフレーム12から上方に向けて延設されたL字状の前連結フレーム17、及び、左右のトラックフレーム12に亘って架設された山形の後連結フレーム18を介して、走行機体2のメインフレーム19に連結されている。
【0020】
ちなみに、前後の各連結フレーム17,18には曲げ加工を行い易い丸パイプ材が採用され、又、左右の前連結フレーム17は、角パイプ材からなるメインフレーム19を上下方向で貫通するようになっている。
【0021】
図1〜5に示すように、刈取搬送部3は、左右の前連結フレーム17に亘って架設された支持部材20に左右向きの軸心P1周りに昇降揺動可能に支持された刈取フレーム21に、倒伏した植立穀稈をすくい上げる3つのデバイダ22、倒伏した植立穀稈をすき起こす左右の引起装置23、植立穀稈の株元側を切断するバリカン形の刈取装置24、及び、刈取穀稈を後方に向けて搬送しながら縦向き姿勢から横向き姿勢に姿勢変更する搬送装置25、などを備えて2条分の刈り取り搬送を行うように構成されている。
【0022】
図7に示すように、脱穀装置7は、その左外側部に配設されたフィードチェーン26が、搬送装置25からの刈取穀稈の株元側を挟持して後方に向けて搬送し、脱穀装置7の左半部に装備された扱胴27が、前後向きの軸心P2周りに回転することで、フィードチェーン26による搬送で受網28上に案内された刈取穀稈の穂先側に対して脱穀処理を施し、扱胴27の左下方に配備された唐箕29が、前後向きの軸心P3周りに回転して右方に向けて流動する選別風を供給することで、脱穀処理によって受網28から漏下した処理物などに対して風選別処理を施し、受網28の下方に配設された揺動選別機構31が、前後向きの駆動軸32の回転で左右方向に揺動駆動されることで、揺動選別機構31に供給された処理物を右方に搬送しながらその処理物に対して篩い選別処理を施し、揺動選別機構31の下方における選別方向上手側に配設された1番スクリュー33が、前後向きの軸心P4周りに回転することで、揺動選別機構31の選別方向上手側から漏下した穀粒を揚送コンベヤ9に向けて搬送し、揺動選別機構31の下方における選別方向下手側に配設された2番スクリュー34が、前後向きの軸心P5周りに回転することで、揺動選別機構31の選別方向下手側から漏下した穀粒と切れワラなどとの混在物をスロワ式の処理物搬送機構35に向けて搬送し、処理物搬送機構35のスロワ羽根36が2番スクリュー34と一体回転することで、混在物を受網28上に還元して再処理するように構成されている。
【0023】
処理物のうち、揺動選別機構31から漏下せずに揺動選別機構31の後端まで搬送された切れワラやワラ屑などの塵埃は、脱穀装置7の搭乗運転部6側となる右側面に形成した排塵口37(図2及び図7参照)から排出されるようになっており、これによって、脱穀装置7から排出されたワラ屑などの塵埃が未刈り穀稈に降りかかる不都合を確実に防止することができ、もって、未刈り穀稈に降りかかった塵埃が刈取穀稈とともに脱穀装置7に供給されることに起因した選別性能や選別効率の低下を回避できるようになっている。
【0024】
図8及び図9に示すように、排ワラ切断装置8には、左右向きの軸心P6周りに回転する第1ロール38に、その回転に伴って出退するように装備された係止ピン39が、フィードチェーン26からの左右向きの排ワラを、その中間部に係止して第1ロール38に隣接するとともに左右向きの軸心P7周りに回転する第2ロール40に向けて掻き込むことで松葉状の二つ折りにし、その松葉状の排ワラを、各ロール38,40の回転で、それらの下方に配備された固定刃41と左右向きの軸心P8周りに回転する回転刃42に向けて送り込むことで、排ワラの屈折端から順に細断するシリンダ形カッタが採用されており、これによって、左右向きの排ワラをその姿勢のまま受け取って複数のディスクで細断するディスク形カッタを採用する場合に比較して、脱穀装置7の後方において排ワラ切断装置8の配設に要する配設空間の左右長さを大幅に小さくすることができ、その分、袋詰め装置11の配置空間を左右方向に大きくすることができるようになっている。
【0025】
図1〜3に示すように、袋詰め装置11は、走行機体2の右後部に形成された載置台43と、その載置台43の前部に立設された支持フレーム44から後方に向けて延設された左右一対で左右二組の支持杆45とで支持された左右の籾袋10に、揚送コンベヤ9からの穀粒を、揚送コンベヤ9の搬送終端に連結された左右二股状のシュート46と、そのシュート46内での穀粒の流下経路を切り換えるシャッタ47とで切り換え供給する2袋式に構成されており、これによって、満杯になった一方の籾袋10を空の籾袋10に交換する間も他方の籾袋10に穀粒を貯留することができるので、1袋式に構成する場合に比較して穀粒回収効率の向上を図れるようになっている。
【0026】
以上の構成から、扱胴27よりも長さの長い揺動選別機構31を前後向きに配設する場合に比較して、脱穀装置7の前後長さを短くすることができ、又、その脱穀装置7の後方に排ワラ切断装置8と袋詰め装置11とを前後向きに並設する場合に比較して前後長さを短くすることができ、更に、それらによって、走行機体2の前後長さを短くすることができて軽量化を図ることができ、その分、コンバインの全長を短くすることができるとともに全重量を軽くすることができるので、搭乗運転部6を備える乗用形でありながら軽トラックの荷台に積載することが可能となり、もって、道路状況などから軽トラックでしかコンバインを輸送することができない山間地などの圃場においても使用することができるようになっている。
【0027】
その結果、軽トラックに積載可能な歩行形コンバインなどを使用していた山間地などの圃場での刈り取り収穫作業において、作業時にぬかるんだ圃場を歩行する必要がなく、又、刈取搬送部3の位置と刈り取り対象となる植立穀稈の位置とを合わせる条合わせ作業などを容易に行えることから、刈り取り収穫作業を行う際の労力の軽減及び作業性の向上を図れるようになっている。
【0028】
しかも、脱穀装置7と袋詰め装置11とを左右方向に並設する場合に生じる、袋詰め装置11の貯留量に起因した左右バランスの不均衡を回避することができ、又、重量の重い脱穀装置7との均衡を図るために袋詰め装置11にバランスウェイトを配備する必要がないことから、機体の軽量化を更に図りながら安定性の向上を図れるようになり、更に、コンバインの全長を短くする上において、刈取搬送部3と脱穀装置7との間を詰める必要がないことから、刈取穀稈を脱穀装置7に対して好適な姿勢に変更するのに必要な長さを、刈取搬送部3の刈取装置24と脱穀装置7との間で容易に確保することができるので、脱穀処理に悪影響を及ぼすことがなく、又、刈取穀稈を脱穀装置7に手動供給する枕扱ぎ作業も良好に行えるようになっている。
【0029】
図8及び図9に示すように、排ワラ切断装置8の上部には、左右向きの軸心P9周りに開閉操作可能な蓋体48が装備され、排ワラ切断装置8の上方には、フィードチェーン26から排ワラ切断装置8への排ワラ搬送経路を覆うカバー49が、上昇位置と下降位置とに左右向きの軸心P10周りに位置変更可能に装備されている。
【0030】
カバー49には、左右向きの軸心P11周りに揺動操作可能な操作アーム50が装備され、操作アーム50は、脱穀装置7に装備された係合ピン51との係合で、カバー49を開放位置と閉塞位置との2位置に切り換え保持可能な長孔52が形成されるとともに、カバー49を閉塞位置で保持する状態では、その遊端と蓋体48との接当で蓋体48を開放姿勢で保持するようになっている。尚、図8及び図9における符号53は、操作アーム50を、カバー49を開放位置及び閉塞位置に保持する係合姿勢に維持する付勢バネであり、符号54は、カバー49の閉塞位置への切り換えに伴って脱穀装置7からの排ワラを排ワラ切断装置8に案内する状態に切り換わり、カバー49の開放位置への切り換えに伴って脱穀装置7からの排ワラが排ワラ切断装置8の上方を通過することを許容する状態に切り換わるガイド杆である。
【0031】
つまり、蓋体48及びカバー49を開閉操作することで、排ワラ放出状態を、脱穀装置7からの排ワラを排ワラ切断装置8に供給する細断放出状態と、排ワラ切断装置8に供給せずにそのまま放出する長ワラ放出状態とに、排ワラ切断装置8を着脱する手間を要することなく容易に切り換えられるようになっている。
【0032】
図2〜5及び図10に示すように、走行機体2における運転座席5の下方には、エンジン55がその出力軸56が前後向きになる姿勢で搭載されており、そのエンジン55からの動力を、左右向きの第1ベルトテンションクラッチ57を介して、前後向きの入力軸58を備えるミッションケース59に伝達するとともに、左右向きの第2ベルトテンションクラッチ60を介して、前後向きの駆動軸61を備える脱穀装置7に伝達し、更に、左右向きの第3ベルトテンションクラッチ62を介して、左側の前連結フレーム17に装備した前後向きの伝動軸63に伝達するようになっている。
【0033】
つまり、各ベルトテンションクラッチ57,60,62を左右向きに配設していることから、それらを前後向きに配設する場合に比較してコンバインの全長をより短くすることができるようになっている。
【0034】
図11に示すように、ミッションケース59には、入力軸58に入力された前後向き軸心周りの動力を左右向き軸心周りの動力に変換するベベルギヤ64、ベベルギヤ64からの動力を前進動力と後進動力とに切り換え可能で、かつ、前進動力を3段階に切り換え可能なギヤ式変速機構65、及び、ギヤ式変速機構65からの変速後の動力を、左右の各クローラ式走行装置1の駆動軸である左右一対の左右向きの出力軸66のうちの対応するものに伝達する伝動状態と、対応する出力軸66に伝達しない遮断状態と、対応する出力軸66を制動停止させる制動状態とを切り換え現出可能に構成された左右一対のサイドクラッチブレーキ67などが内装されている。
【0035】
つまり、ミッションケース59の内部空間を有効利用して、エンジン55からの前後向き軸心周りの動力を左右向き軸心周りの動力に変換することから、ミッションケース59の外部に専用の動力変換機構を設ける場合に比較して、構成の簡素化を図れるとともにコンバイン全体としての大型化を回避できるようになっている。
【0036】
図10に示すように、脱穀装置7の駆動軸61は、2番スクリュー34のスクリュー軸に兼用されており、このスクリュー軸61に伝達されたエンジン55からの動力を、第1ベルト式伝動機構68を介して唐箕29及び1番スクリュー33に伝達し、唐箕29から第2ベルト式伝動機構69を介して扱胴27及び揺動選別機構31の駆動軸32に伝達するようになっている。
【0037】
図8〜10及び図12に示すように、唐箕29に伝達された動力は、第3ベルト式伝動機構70やベベルギヤ71などを介して排ワラ切断装置8の回転刃42に伝達され、この回転刃42から第1チェーン式伝動機構72を介して第1ロール38に伝達され、第1チェーン式伝動機構72から小径ギヤ73及び大径ギヤ74を介して第2ロール40に伝達され、第1ロール38から第2チェーン式伝動機構75及び第3チェーン式伝動機構76を介して脱穀装置7のフィードチェーン26に伝達されるようになっている。
【0038】
この伝動構成から、排ワラ切断装置8に排ワラ詰まりが発生して作動停止した場合には、その作動停止に連動してフィードチェーン26が駆動停止されるようになっており、これによって、排ワラ切断装置8に排ワラ詰まりが発生しているにもかかわらず、脱穀装置7からの排ワラがフィードチェーン26によって排ワラ切断装置8に供給される不都合を回避できるようになっている。
【0039】
図4、図5、図10、図13及び図14に示すように、伝動軸63にはチェーン式伝動機構123を介して駆動軸124が連動連結され、この駆動軸124には自在継手77を介してネジ軸78が連動連結され、このネジ軸78には、刈取フレーム21に左右向きの軸心P12周りに回動自在に支持された第1部材79と、第1部材79に縦向きの軸心P13周りに回動自在に支持された第2部材80とを介して、刈取フレーム21に2方向に回動自在に支持された雌ネジ部材81が螺合されている。
【0040】
つまり、このコンバインには、走行機体2と刈取搬送部3とに亘って姿勢変更自在に架設されたネジ軸78の正逆転で刈取搬送部3を昇降揺動させるネジ送り式の昇降操作機構82が装備されており、ネジ軸78を伝動軸63に自在継手77を介して連結し、雌ネジ部材81を刈取フレーム21に2方向に回動自在に装備したことによって、拗れなどを招くことのない無理のない状態で刈取搬送部3をネジ送り昇降させることができるようになっている。
【0041】
昇降操作機構82において、ネジ軸78及び雌ネジ部材81のリード角は、刈取搬送部3の重量でネジ軸78を逆転させることが可能な大きい角度に設定されている。又、昇降操作機構82にはネジ軸78を回転停止させる制動機構83が装備されている。
【0042】
図4、図5及び図15に示すように、制動機構83は、第3ベルトテンションクラッチ62において伝動軸63と一体回転する回転体である出力用のVプーリ84と、そのVプーリ84のV溝85に係入接合可能なブレーキシュー86を揺動アーム87の遊端に装備してなる制動アーム88とから構成されている。
【0043】
制動アーム88は、刈取搬送部3の重量でVプーリ84が逆転する際のVプーリ84の回転方向下手側から、その回転でVプーリ84に対して食い込み勝手となる突っ張り姿勢でVプーリ84に接当可能となるように、メインフレーム19に前後向きの軸心P14周りに揺動可能に支持されるとともに、メインフレーム19から制動アーム88に亘って架設された付勢バネ89によってVプーリ84に接合付勢されている。
【0044】
尚、図16に示すように、制動機構83を、チェーン式伝動機構123においてネジ軸78と連動する回転体である出力用のスプロケット126と、そのスプロケット126が刈取搬送部3の重量で逆転する際のスプロケット126の回転方向下手側から、そのスプロケット126の回転で、遊端がスプロケット126の歯溝127に係入接当する食い込み勝手の突っ張り姿勢となるように、メインフレーム19に前後向きの軸心P21周りに揺動可能に支持された揺動アーム128からなる制動アーム88とから構成するようにしてもよい。ちなみに、この構成において、制動アーム88は、メインフレーム19から制動アーム88に亘って架設された付勢バネ129によってスプロケット126に向けて接当付勢されている。
【0045】
図4、図5、図15、図16及び図17に示すように、制動アーム88は、操縦塔4に左右向きの軸心P15周りと前後向きの軸心P16周りとに十字揺動可能に装備された中立復帰形の操縦レバー90に、操縦レバー90に一体揺動可能に装備された前後向きの第1天秤アーム91と、その後端から制動アーム88に亘る第1連係ワイヤ92とを介して、操縦レバー90の前方側の下降位置への操作に連動して付勢バネ89(図16では付勢バネ129)の付勢に抗してVプーリ84(図16ではスプロケット126)から離間し、操縦レバー90の中立位置又は後方側の上昇位置への操作に連動して付勢バネ89(図16では付勢バネ129)の付勢でプーリ84(図16ではスプロケット126)に接当するように連係されている。
【0046】
図5、図15及び図17に示すように、第1天秤アーム91の前端には、左側の前連結フレーム17に装備した伝動軸63にその軸心P17周りに揺動可能に支持された第3ベルトテンションクラッチ62のテンションアーム93が第2連係ワイヤ125を介して、操縦レバー90の後方側の上昇位置への操作に連動して、メインフレーム19からテンションアーム93亘って架設された付勢バネ95の付勢に抗して第3ベルトテンションクラッチ62を伝動状態に切り換え、操縦レバー90の中立位置又は前方側の下降位置への操作に連動して、付勢バネ95の付勢で第3ベルトテンションクラッチ62を遮断状態に切り換えるように連係されている。
【0047】
以上の構成によって、操縦レバー90を上昇位置に操作した状態では、第3ベルトテンションクラッチ62の伝動状態と、制動アーム88が付勢バネ89の付勢でVプーリ84に接合する状態とが現出されるようになり、これによって、エンジン55からの動力で回転駆動されるVプーリ84によって制動アーム88がVプーリ84から離れる方向に弾かれるとともに、Vプーリ84と一体回転するネジ軸78が正転駆動されて雌ネジ部材81を刈取搬送部3側に向けてネジ送りするようになることから、刈取搬送部3を支障なく上昇させることができるようになっている。
【0048】
逆に、操縦レバー90を下降位置に操作した状態では、第3ベルトテンションクラッチ62の遮断状態と、制動アーム88が付勢バネ89の付勢に抗してVプーリ84から離間する状態とが現出されるようになり、これによって、刈取搬送部3の重量を受けてネジ軸78が逆転して雌ネジ部材81を走行機体2側に向けてネジ送りするようになることから、刈取搬送部3を円滑に自重下降させることができるようになっている。
【0049】
そして、操縦レバー90を中立位置に操作した状態では、第3ベルトテンションクラッチ62の遮断状態と、制動アーム88が付勢バネ89の付勢でVプーリ84に接合する状態とが現出されるようになり、これによって、刈取搬送部3の重量を受けてネジ軸78とともに逆転しようとするVプーリ84に対して制動アーム88が突っ張り姿勢で食い込むようになる制動機構83の制動状態が現出されることから、刈取搬送部3を確実に昇降停止させることができるようになっている。
【0050】
つまり、昇降操作機構82を、ネジ軸78の正逆転で刈取搬送部3を昇降揺動させるネジ送り式に構成していることから、油圧ポンプや油圧シリンダなどを要する油圧式に構成する場合に比較して、製造コストや維持費の削減及びメンテナンスの容易化を図れるようになっている。
【0051】
又、ネジ軸78を回転させるための専用の原動機(例えば電動モータ)やネジ軸78の回転方向を切り換える正逆転切換機構などを設ける必要がないことから、構成の簡素化を図れるとともに製造コストの削減やメンテナンスの容易化を更に図れるようになっている。
【0052】
図11及び図17に示すように、操縦レバー90は、操縦レバー90に一体揺動可能に装備された左右向きの第2天秤アーム94と、その左右両端から対応するサイドクラッチブレーキ67の操作アーム95に亘る左右の第3連係ワイヤ96とを介して、操縦レバー90の中立位置から左右いずれかの方向への操作に連動して、左右の各サイドクラッチブレーキ67の伝動状態を現出して左右のクローラ式走行装置1を等速駆動する直進状態から、その操作方向に対応するサイドクラッチブレーキ67の遮断状態を現出して一方のクローラ式走行装置1を遊転させる緩旋回状態と、その操作方向に対応するサイドクラッチブレーキ67の制動状態を現出して一方のクローラ式走行装置1を制動停止させる急旋回状態とを切り換え現出できるように連係されている。
【0053】
図4、図5及び図10に示すように、左側の前連結フレーム17には、刈取搬送部3の連係ピン97と第3ベルトテンションクラッチ62のテンションアーム93とに亘って架設される機械式の連係機構としての連係アーム98が左右向きの軸心P18周りに揺動可能に連結されており、この連係アーム98は、刈取搬送部3の上限位置への到達に連動してテンションアーム93を操作することで第3ベルトテンションクラッチ62を伝動状態から遮断状態に切り換えるようになっている。
【0054】
つまり、刈取搬送部3の上限位置への到達に伴って刈取搬送部3の上昇を自動停止させることができるようになっており、これによって、ネジ軸78の不完全ネジ部78Aへの雌ネジ部材81の噛み込みを防止することができるので、その噛み込みに起因して刈取搬送部3の昇降操作が行えなくなることを未然に回避できるようになっている。
【0055】
図2及び図3に示すように、搭乗運転部6における刈取搬送部3の隣接箇所には操縦ボックス99が装備され、操縦ボックス99の前部には位置保持形のアクセルレバー100が配備され、操縦ボックス99の前後中間部には位置保持形の変速レバー101が配設され、操縦ボックス99の後部には、位置保持形の刈取クラッチレバー102と脱穀クラッチレバー103とが左右に並設されている。
【0056】
図18〜20に示すように、アクセルレバー100は、エンジン55の調速レバー104に操作系の一例である操作ワイヤ105を介して、アクセルレバー100を後方側に操作するほどエンジン回転数が上昇するように連係されている。
【0057】
操作ワイヤ105は、そのインナワイヤ110におけるアクセルレバー100側の端部が連係機構111を介して脱穀クラッチレバー103に連係されている。連係機構111は、刈取クラッチレバー102及び脱穀クラッチレバー103を左右向きの軸心P19周りに揺動操作可能に支持する支軸112に軸心P19周りに揺動可能に支持されたU字状の揺動アーム113、揺動アーム113に左右向きの軸心P20周りに回動自在に支持されるとともにインナワイヤ110が挿通される連係ピン114、インナワイヤ110における連係ピン114よりもアクセルレバー100側の端部に固着された固定部材115、インナワイヤ110における連係ピン114と固定部材115との間に外嵌装着されたコイルバネ116、及び、脱穀クラッチレバー103に揺動アーム113を軸心P19周りに一体揺動可能に連結するノブ付きボルト117、などによって構成されており、エンジン回転数が定格回転数よりも低い場合には、脱穀クラッチレバー103の切り位置から入り位置への操作に連動して、調速レバー104をアクセルレバー100の操作位置に応じた設定位置aからエンジン55を定格回転させる定格位置bに切り換えるとともに、脱穀クラッチレバー103の入り位置から切り位置への操作に連動して、調速レバー104に連係した戻しバネ130の作用で調速レバー104を定格位置bから設定位置aに復帰させるようになっている。
【0058】
これによって、刈り取り収穫作業を開始する前にアクセルレバー100を操作してエンジン回転数を定格回転数まで上昇させる準備操作を行わなくても、刈り取り収穫作業を開始する際の脱穀クラッチレバー103の切り位置から入り位置への操作によってエンジン回転数を定格回転数まで自動的に上昇させることができ、又、刈り取り収穫作業を中断する際には、脱穀クラッチレバー103の入り位置から切り位置への操作によってエンジン回転数を定格回転数からアクセルレバー100の操作位置に応じた回転数まで自動的に低下させることができるので、刈り取り収穫作業を断続するごとにアクセルレバー100を操作してエンジン回転数を設定変更する場合に比較して、操作の省力化を図れるようになっている。
【0059】
又、アクセルレバー100を操作してエンジン回転数を設定変更する場合にはエンジン回転数を確認するために必要となっていた回転速度計を不要にすることができるので、その分、構成の簡素化や製造コストの削減を図れるようになっている。
【0060】
図18及び図20に示すように、ノブ付きボルト117は、脱穀クラッチレバー103を操作案内するガイド板118の外方に配設されており、このノブ付きボルト117の操作による脱穀クラッチレバー103に対する揺動アーム113の着脱を容易に行えるようになっている。
【0061】
つまり、ノブ付きボルト117は、脱穀クラッチレバー103と操作ワイヤ105との連係を解除する解除操作具として機能させることができるものであり、これによって、脱穀装置7を低速駆動させて清掃や調整などを行う際には、ノブ付きボルト117を操作して脱穀クラッチレバー103と操作ワイヤ105との連係を解除し、アクセルレバー100を低速側に操作した状態で、脱穀クラッチレバー103を切り位置から入り位置に切り換えることで、脱穀装置7を低速駆動させることができるようになっている。
【0062】
脱穀クラッチレバー103には、刈取クラッチレバー102の切り位置から入り位置への操作に連動して脱穀クラッチレバー103が切り位置から入り位置に切り換わるように脱穀クラッチレバー103を刈取クラッチレバー102に片当たり連動させる連動機構としての連係アーム119が装備されている。
【0063】
この構成によると、刈り取り収穫作業を開始する際には、刈取クラッチレバー102を切り位置から入り位置に操作するだけで、脱穀クラッチレバー103を切り位置から入り位置に切り換えることができるとともに、調速レバー104を設定位置aから定格位置bに切り換えることができて、エンジン回転数を定格回転数まで上昇させた状態で刈取搬送部3や脱穀装置7などを一斉に作動させることができるので、刈り取り収穫作業を開始する際に要する操作の省力化をより効果的に図れるようになっている。
【0064】
逆に、刈り取り収穫作業時に刈取クラッチレバー102を入り位置から切り位置に操作しても、脱穀クラッチレバー103は入り位置に位置して刈取搬送部3のみが作動停止することから、刈取クラッチレバー102の入り位置から切り位置への操作に連動して脱穀クラッチレバー103が入り位置から切り位置に切り換わるように構成した場合に発生する、脱穀処理中や選別処理中の処理物などが存在する状態で脱穀装置7が作動停止する、切断処理中の排ワラが存在する状態で排ワラ切断装置8が作動停止する、あるいは、袋詰め途中の穀粒が存在する状態で袋詰め装置11が作動停止する、などの不都合を回避できるようになっている。
【0065】
又、脱穀装置7や排ワラ切断装置8などを作動停止させるために脱穀クラッチレバー103を入り位置から切り位置に操作する際において、刈取クラッチレバー102が入り位置に位置している場合には、脱穀クラッチレバー103の入り位置から切り位置への操作とともに刈取クラッチレバー102を入り位置から切り位置に切り換えることができるので、刈取クラッチレバー102の切り位置への操作忘れを防止することができ、更に、その連動操作を意図的に行うようにすれば、エンジン回転数をアクセルレバー100による設定回転数まで低下させながら刈取搬送部3や脱穀装置7などを一斉に作動停止させることができるので、刈り取り収穫作業を中断又は終了する際に要する操作の省力化をより効果的に図れるようになっている。
【0066】
しかも、刈取クラッチレバー102が切り位置に位置する状態では、脱穀クラッチレバー103を操作しても刈取クラッチレバー102は切り位置に位置したままであることから、刈取搬送部3を作動させることなく脱穀装置7や排ワラ切断装置8などの作動状態を切り換えることができるので、刈取穀稈を脱穀装置7に手動供給する枕扱ぎ作業も支障なく行えるようになっている。
【0067】
尚、図3に示す変速レバー101は、図11に示すギヤ式変速機構65のシフト部材106に図外の操作系を介して連係され、図2、図3及び図20に示す刈取クラッチレバー102は、ギヤ式変速機構65の第1軸107と刈取搬送部3の入力軸108とに亘って架設された図4、図5、図10及び図11に示す第4ベルトテンションクラッチ109に図外の操作系を介して連係され、図3及び図18〜20に示す脱穀クラッチレバー103は、図10に示す第2ベルトテンションクラッチ60に図外の操作系を介して連係されている。
【0068】
図2及び図3に示すように、搭乗運転部6における右側の足元位置には、第1ベルトテンションクラッチ57(図10参照)やミッションケース59に内装された走行ブレーキ120(図11参照)に図外の操作系を介して連係された操作ペダル121が配備されており、この操作ペダル121を踏み込み操作することで、第1ベルトテンションクラッチ57の遮断状態と走行ブレーキ120の制動状態を現出することができて機体を走行停止させることができるようになっている。
【0069】
操作ペダル121には、搭乗運転部6の前方に向けて延出する係止アーム122が一体装備されており、この係止アーム122を搭乗運転部6に装備した図外の係止部材に係合させることで、操作ペダル121を、第1ベルトテンションクラッチ57の遮断状態と走行ブレーキ120の制動状態を現出する踏み込み位置に保持できるようになっている。つまり、係止アーム122と係止部材によって、走行ブレーキ120を駐車ブレーキとして機能させることができるようになっている。
【0070】
〔別実施形態〕
昇降操作機構82を、雌ネジ部材81の正逆転で刈取搬送部3を昇降揺動させるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体左側面図
【図2】コンバインの全体右側面図
【図3】コンバインの全体平面図
【図4】刈取搬送部の昇降操作構造を示す縦断側面図
【図5】刈取搬送部の昇降操作構造を示す背面図
【図6】機体後部のフレーム構造を示す縦断正面図
【図7】脱穀装置の構成を示す縦断背面図
【図8】細断放出状態を示す排ワラ切断装置の縦断側面図
【図9】長ワラ放出状態を示す排ワラ切断装置の縦断側面図
【図10】伝動構造の一部を示す展開断面図
【図11】ミッションケースの縦断背面図
【図12】排ワラ切断装置の構成を示す展開断面図
【図13】雌ネジ部材の支持構造を示す横断平面図
【図14】雌ネジ部材の支持構造を示す縦断側面図
【図15】制動機構の構成を示す背面図
【図16】制動機構の別の構成を示す背面図
【図17】(イ)操縦レバーの連係構造を示す縦断側面図
(ロ)操縦レバーの連係構造を示す縦断正面図
【図18】エンジン調速構造を示す連係図
【図19】エンジン調速構造における要部の拡大図
【図20】エンジン調速構造における要部の縦断背面図
【符号の説明】
2 走行機体
3 刈取搬送部
78 ネジ軸
81 雌ネジ部材
82 昇降操作機構
84 回転体(Vプーリ)
85 V溝
86 ブレーキシュー
87 揺動アーム
88 制動アーム
126 回転体(スプロケット)
127 歯溝
128 揺動アーム
P1 軸心

Claims (3)

  1. 走行機体の前部に刈取搬送部を左右向きの軸心周りに昇降揺動可能に連結してあるコンバインの刈取搬送部昇降操作構造であって、
    前記走行機体と前記刈取搬送部とに亘って姿勢変更自在に架設されるネジ軸と該ネジ軸に螺合する雌ネジ部材とを備えるとともに、前記ネジ軸又は前記雌ネジ部材の正逆転で前記刈取搬送部を昇降揺動させる昇降操作機構を装備し、前記ネジ軸及び前記雌ネジ部材のリード角を、前記刈取搬送部の重量で前記ネジ軸又は前記雌ネジ部材を回転させることが可能な大きい角度に設定するとともに、前記ネジ軸又は前記雌ネジ部材と連動回転する回転体に、前記刈取搬送部の重量で回転する前記回転体の回転方向下手側から、その回転で前記回転体に対して食い込み勝手となる突っ張り姿勢で接当可能な制動アームを装備してあるコンバインの刈取搬送部昇降操作構造。
  2. 前記回転体をVプーリで構成するとともに、前記制動アームを、前記VプーリのV溝に係入接合可能なブレーキシューを揺動アームの遊端に装備して構成してある請求項1記載のコンバインの刈取搬送部昇降操作構造。
  3. 前記回転体をスプロケットで構成するとともに、前記制動アームを、遊端が前記スプロケットの歯溝に係入接当可能な揺動アームで構成してある請求項1記載のコンバインの刈取搬送部昇降操作構造。
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