JP3540652B2 - チャージポンプ式昇圧回路 - Google Patents

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    • H02M3/06Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using resistors or capacitors, e.g. potential divider
    • H02M3/07Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using resistors or capacitors, e.g. potential divider using capacitors charged and discharged alternately by semiconductor devices with control electrode, e.g. charge pumps
    • H02M3/073Charge pumps of the Schenkel-type

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はチャージポンプ式昇圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話や携帯情報端末などにおけるプログラムやデータの格納用メモリとして、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read OnlyMemory )の利用範囲がますます拡大している。EEPROMでは、データの書き込み時および消去時に十数Vの高電圧が必要であるため、チャージポンプ式昇圧回路を用いて数Vの電源電圧を正の方向に昇圧することで必要な高電圧を得るようにしている。
【0003】
図5に、プラス電位の昇圧電圧を得るための従来のチャージポンプ式昇圧回路を示す。
チャージポンプ式昇圧回路21は、ドライバ22,チャージポンプ列23,制御回路24から構成されている。
【0004】
ドライバ22は、CMOS構成の各ドライバ25,26から構成されている。ドライバ25は、電源VDD(電源電圧VDD)とグランド間に直列接続されたPMOSトランジスタDP1およびNMOSトランジスタDN1から構成されている。トランジスタDP1のゲートには制御信号a-1が入力され、トランジスタDN1のゲートには制御信号a-2が入力される。また、ドライバ26は、電源VDDとグランド間に直列接続されたPMOSトランジスタDP2およびNMOSトランジスタDN2から構成されている。トランジスタDP2のゲートには制御信号b-1が入力され、トランジスタDN2のゲートには制御信号b-2が入力される。尚、各制御信号a-1,a-2,b-1,b-2は制御回路24によって生成される。
【0005】
n段(nは整数)のチャージポンプ列23は、直列に接続されたn個のスイッチング素子としてのNMOSトランジスタT1〜Tnと、n個のキャパシタC1〜Cnと、各NMOSトランジスタTD1〜TDnとから構成されている。尚、チャージポンプ列23におけるm段目(mは整数。m<n)は、NMOSトランジスタTmおよびキャパシタCmから構成され、NMOSトランジスタTmのソースがノードNmとなる。そして、トランジスタTnのドレインからチャージポンプ式昇圧回路21の出力電圧HVOUTが出力される。つまり、トランジスタTnのドレインがチャージポンプ式昇圧回路21の出力端子となる。
【0006】
各キャパシタC1〜Cnは、NMOSトランジスタにより構成されるMOSキャパシタによって具体化される。そして、各キャパシタC1〜Cnの一方の電極を構成するNMOSトランジスタのゲートはそれぞれ、ノードN1〜Nnに接続されている。また、各キャパシタC1〜Cnのうち、奇数番目のキャパシタC1,C3…C2m+1の他方の電極を構成するNMOSトランジスタのソースおよびドレインはドライバ26の各トランジスタDP2,DN2間のノードbに接続され、偶数番目のキャパシタC2,C4…C2mの他方の電極を構成するNMOSトランジスタのソースおよびドレインはドライバ25の各トランジスタDP1,DN1間のノードaに接続されている。
【0007】
各ノードN1〜Nnはそれぞれ各トランジスタT1〜Tnのゲートに接続されている。また、各ノードN1〜Nnはそれぞれ各トランジスタTD1〜TDnを介して電源VDDに接続され、各トランジスタTD1〜TDnのゲートも電源VDDに接続されている。つまり、各トランジスタT1〜Tn,TD1〜TDnはダイオード接続され、各トランジスタT1〜Tn,TD1〜TDnのソースはダイオードのアノードとして機能し、各トランジスタT1〜Tn,TD1〜TDnのドレインはダイオードのカソードとして機能する。
【0008】
尚、各トランジスタT1〜Tn,TD1〜TDnおよび各キャパシタC1〜Cnを構成するNMOSトランジスタには高電圧が印加されるため、高耐圧構造になっている。
次に、チャージポンプ式昇圧回路21の動作について説明する。
【0009】
図6に、各ノードa,bおよび各制御信号a-1,a-2,b-1,b-2の1サイクル分のタイミングチャートを示す。
ドライバ22を構成する各ドライバ25,26はトライステート型である。そして、制御信号a-1がハイレベル、制御信号a-2がローレベルとなって、各トランジスタDP1,DN1が共にオフし、ノードaがハイインピーダンスとなる期間t1,t2が設けられている。また、制御信号b-1がハイレベル、制御信号b-2がローレベルとなって、各トランジスタDP2,DN2が共にオフし、ノードbがハイインピーダンスとなる期間t3,t4が設けられている。
【0010】
まず、初期状態においては、各トランジスタDP1,DP2がオフ、各トランジスタDN1,DN2がオンしており、各ノードa,bは共にローレベルになっている。そして、制御信号a-2が立ち下がってトランジスタDN1がオフし、続いて、制御信号a-1が立ち下がってトランジスタDP1がオンすると、ノードaが立ち上がる。すると、ノードaに接続されている偶数番目のキャパシタC2,C4…C2mは正のカップリングを受けて、偶数番目のノードN2,N4…N2mの電位が上昇する。そのため、偶数番目のトランジスタT2,T4…T2mがオンして、偶数番目のノードN2,N4…N2mより1つ番号の多い奇数番目のノードN3,N5…N2m+1に正電荷が移動する。
【0011】
次に、制御信号a-1が立ち上がってトランジスタDP1がオフし、続いて、制御信号a-2が立ち上がってトランジスタDN1がオンすると、ノードaが立ち下がる。すると、ノードaに接続されている偶数番目のキャパシタC2,C4…C2mは負のカップリングを受ける。そのため、偶数番目のノードN2,N4…N2mの電位は下降する。
【0012】
次に、制御信号b-2が立ち下がってトランジスタDN2がオフし、続いて、制御信号b-1が立ち下がってトランジスタDP2がオンすると、ノードbが立ち上がる。すると、ノードbに接続されている奇数番目のキャパシタC1,C3…C2m+1は正のカップリングを受けて、奇数番目のノードN1,N3…N2m+1の電位が上昇する。そのため、奇数番目のトランジスタT1,T3…T2m+1がオンして、奇数番目のノードN1,N3…N2m+1より1つ番号の多い偶数番目のノードN2,N4…N2m+2に正電荷が移動する。
【0013】
次に、制御信号b-1が立ち上がってトランジスタDP2がオフし、続いて、制御信号b-2が立ち上がってトランジスタDN2がオンすると、ノードbが立ち下がる。すると、ノードbに接続されている奇数番目のキャパシタC1,C3…C2m+1は負のカップリングを受ける。そのため、奇数番目のノードN1,N3…N2m+1の電位は下降する。
【0014】
以上の動作を1サイクルとして繰り返し行う。
ここで、各キャパシタC1〜Cnのカップリング比をαとし、各トランジスタT1〜Tn,TD1のしきい値電圧をVtとする。すると、以上の動作を1サイクルとして繰り返し行うことにより、各ノードN2〜Nnの電位はそれぞれ、そのノードよりも1つ番号の少ないノードN1〜Nn-1の電位よりもαVDD−Vtだけ上昇する。つまり、チャージポンプ列23の各段当たりの電圧ゲインはαVDD−Vtになる。
【0015】
例えば、ノードN1の元々の電位は、電源電圧VDDからトランジスタTD1のしきい値電圧Vtを差し引いた電位(VDD−Vt)である。そのため、ノードN2の電位は、ノードN1の元々の電位(VDD−Vt)にαVDD−Vtを加えた電位である(α+1)VDD−2Vtになる。同様にして、ノードN3の電位は、ノードN2の電位((α+1)VDD−2Vt)にαVDD−Vtを加えた電位である(α+2)VDD−3Vtになる。
【0016】
このようにチャージポンピング動作により、電源VDDからトランジスタTnのドレイン(出力端子)へ正の電荷がチャージポンプ列23の各段毎に順次移動され、チャージポンプ列23の1段毎にαVDD−Vtだけ電位が上昇するため、n段のチャージポンプ列23における出力電圧HVOUTの到達しうる最大値HVOUT(max)は式(1)に示すようになる。
【0017】
HVOUT(max)=(α+n)VDD−(n+1)Vt ……(式1)
従って、チャージポンプ式昇圧回路21によれば、チャージポンプ列23の段数nを適宜設定することにより、必要なプラス電位の出力電圧HVOUTを得ることができる。
【0018】
尚、各トランジスタTD2〜TDnは、昇圧速度を速くすると同時に、α×VDDが小さい場合に昇圧効率を向上させる機能を有する。つまり、各トランジスタTD2〜TDnのしきい値電圧をVTとすると、各トランジスタTD2〜TDnを設けることにより、初期状態において、各ノードN2〜Nnの電位はVDD−VTとなる。それに対して、各トランジスタTD2〜TDnを省いた場合には、初期状態において、各ノードN2〜Nnの電位がVDD−VTよりも低くなることがある。従って、各トランジスタTD2〜TDnを設ければ、昇圧動作の開始後に各ノードN2〜Nnの電位をVDD−VTよりも確実に高くすることができる。すなわち、各トランジスタTD2〜TDnは、各キャパシタC1〜Cnに対して正の電荷を供給していることになる。
【0019】
ところで、EEPROMには、メモリセルアレイの全体でデータの消去を行うか、あるいは、メモリセルアレイを任意のブロックに分けて各ブロック単位でデータの消去を行うフラッシュEEPROMがある。このフラッシュEEPROMはフラッシュメモリとも呼ばれ、大容量化,低消費電力化,高速化が可能で耐衝撃性に優れるという特徴を有することから、種々の携帯機器で使用されている。フラッシュEEPROMには、データの書き込み時および消去時にマイナス電位を必要とする形式のものがあるが、そのような形式では、チャージポンプ式昇圧回路を用いてグランド電位(=0V)を負の方向に昇圧することで必要なマイナス電位を得るようにしている。
【0020】
図7に、マイナス電位の昇圧電圧を得るための従来のチャージポンプ式昇圧回路を示す。図7に示すチャージポンプ式昇圧回路において、図5に示したチャージポンプ式昇圧回路21と同じ構成部材については符号を等しくしてその詳細な説明を省略する。
【0021】
図7に示すチャージポンプ式昇圧回路201において、図5に示したチャージポンプ式昇圧回路21と異なるのは、以下の点だけである。
(a)各トランジスタT1〜Tn,TD1〜TDnが、NMOSトランジスタではなくPMOSトランジスタによって構成されている。このPMOSトランジスタには高電圧が印加されるため、高耐圧構造になっている。
【0022】
(b)各キャパシタC1〜Cnが、NMOSトランジスタにより構成されるMOSキャパシタではなく、PMOSトランジスタにより構成されるMOSキャパシタによって具体化されている。
(c)各ノードN1〜Nnはそれぞれ各PMOSトランジスタTD1〜TDnを介してグランドに接続され、各PMOSトランジスタTD1〜TDnのゲートもグランドに接続されている。
【0023】
次に、チャージポンプ式昇圧回路201の動作について説明する。
図8に、各ノードa,bおよび各制御信号a-1,a-2,b-1,b-2の1サイクル分のタイミングチャートを示す。
まず、初期状態においては、各トランジスタDP1,DP2がオフ、各トランジスタDN1,DN2がオンしており、各ノードa,bは共にハイレベルになっている。
【0024】
そして、制御信号a-1が立ち上がってトランジスタDP1がオフし、続いて、制御信号a-2が立ち上がってトランジスタDN1がオンすると、ノードaが立ち下がる。すると、ノードaに接続されている偶数番目のキャパシタC2,C4…C2mは負のカップリングを受けて、偶数番目のノードN2,N4…N2mの電位が下降する。そのため、偶数番目のトランジスタT2,T4…T2mがオンして、偶数番目のノードN2,N4…N2mより1つ番号の多い奇数番目のノードN3,N5…N2m+1に負電荷が移動する。
【0025】
次に、制御信号a-2が立ち下がってトランジスタDN1がオフし、続いて、制御信号a-1が立ち下がってトランジスタDP1がオンすると、ノードaが立ち上がる。すると、ノードaに接続されている偶数番目のキャパシタC2,C4…C2mは正のカップリングを受ける。そのため、偶数番目のノードN2,N4…N2mの電位は上昇する。
【0026】
次に、制御信号b-1が立ち上がってトランジスタDP2がオフし、続いて、制御信号b-2が立ち上がってトランジスタDN2がオンすると、ノードbが立ち下がる。すると、ノードbに接続されている奇数番目のキャパシタC1,C3…C2m+1は負のカップリングを受けて、奇数番目のノードN1,N3…N2m+1の電位が下降する。そのため、奇数番目のトランジスタT1,T3…T2m+1がオンして、奇数番目のノードN1,N3…N2m+1より1つ番号の多い偶数番目のノードN2,N4…N2m+2に負電荷が移動する。
【0027】
次に、制御信号b-2が立ち下がってトランジスタDN2がオフし、続いて、制御信号b-1が立ち下がってトランジスタDP2がオンすると、ノードbが立ち上がる。すると、ノードbに接続されている奇数番目のキャパシタC1,C3…C2m+1は正のカップリングを受ける。そのため、奇数番目のノードN1,N3…N2m+1の電位は上昇する。
【0028】
以上の動作を1サイクルとして繰り返し行うことにより、各ノードN2〜Nnの電位はそれぞれ、そのノードよりも1つ番号の少ないノードN1〜Nn-1の電位よりも−αVDD+Vtだけ変動する。つまり、チャージポンプ列23の各段当たりの電圧ゲインは−αVDD+Vtになる。
【0029】
例えば、ノードN1の元々の電位はグランド電位にトランジスタTD1のしきい値電圧Vtを加えた電位(=0V+Vt)である。そのため、ノードN2の電位は、ノードN1の元々の電位(0V+Vt)から−αVDD+Vtだけ変動した電位である−αVDD+2Vtになる。同様にして、ノードN3の電位は、ノードN2の電位(−αVDD+2Vt)から−αVDD+Vtだけ変動した電位である−2αVDD+3Vtになる。
【0030】
このようなチャージポンピング動作により、電源VDDからトランジスタTnのドレイン(出力端子)へ負の電荷がチャージポンプ列23の各段毎に順次移動され、チャージポンプ列23の1段毎に−αVDD+Vtだけ電位が下降するため、n段のチャージポンプ列23における出力電圧HVOUTの到達しうる最大値HVOUT(max)は式(2)に示すようになる。
【0031】
HVOUT(max)=−nαVDD+(n+1)Vt ……(式2)
従って、チャージポンプ式昇圧回路201によれば、チャージポンプ列23の段数nを適宜設定することにより、必要なマイナス電位の出力電圧HVOUTを得ることができる。
【0032】
尚、各トランジスタTD2〜TDnは、昇圧速度を速くすると同時に、α×VDDが小さい場合に昇圧効率を向上させる機能を有する。つまり、各トランジスタTD2〜TDnのしきい値電圧をVTとすると、各トランジスタTD2〜TDnを設けることにより、初期状態において、各ノードN2〜Nnの電位はVTとなる。それに対して、各トランジスタTD2〜TDnを省いた場合には、初期状態において、各ノードN2〜Nnの電位がVTよりも高くなることがある。従って、各トランジスタTD2〜TDnを設ければ、昇圧動作の開始後に各ノードN2〜Nnの電位をVTよりも確実に低くすることができる。すなわち、各トランジスタTD2〜TDnは、各キャパシタC1〜Cnに対して負の電荷を供給していることになる。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】
近年、電源電圧VDDは従来一般的であった5Vから3.3Vへと低電圧化が要求されている。それに伴って、プラス電位の昇圧電圧を得るためのチャージポンプ式昇圧回路21では、低い電源電圧VDDから必要な出力電圧HVOUTを得るために、チャージポンプ列23の段数nが増える傾向にある。
【0034】
また、マイナス電位の昇圧電圧を得るためのチャージポンプ式昇圧回路201において、低いマイナス電位を得るには、チャージポンプ列23の段数nを増やさなければならない。
各チャージポンプ式昇圧回路21,201において、チャージポンプ列23の段数nが増えると、各キャパシタC1〜Cnの充放電電流が増えることから、チャージポンプ式昇圧回路21の消費電力が増大するという問題がある。
【0035】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、低消費電力化が可能な昇圧回路を提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、キャパシタと当該キャパシタの電荷を次段に転送するスイッチング素子とが複数段直列に接続されたチャージポンプ列であって、そのチャージポンプ列は第1キャパシタ群と第2キャパシタ群とを含むことと、前記第1キャパシタ群の各キャパシタにカップリングを受けさせる第1ドライバと、前記第2キャパシタ群の各キャパシタにカップリングを受けさせる第2ドライバと、前記第1キャパシタ群と前記第2キャパシタ群との間でキャパシタンスカップリングを行わせるイコライザと、前記ドライバおよび前記イコライザの動作を制御する制御手段とを備えたチャージポンプ式昇圧回路であって、前記制御手段は、前記第1キャパシタ群が第1電位となっており、且つ、前記第2キャパシタ群が前記第1電位よりも低い第2電位となっているとき、前記イコライザによりキャパシタンスカップリングを行わせ、それにより生じる前記第1キャパシタ群の放電電流により前記第2キャパシタ群を充電した後に、前記第1ドライバにより前記カップリングを受けさせると共に、前記第2ドライバにより前記カップリングを受けさせることをその要旨とする。
【0037】
従って、本発明によれば、第1キャパシタ群の放電電流を無駄に捨てることなく第2のキャパシタ群の充電電流に流用するため、各キャパシタの充放電電流を低減することが可能になり、低消費電力化を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、キャパシタと当該キャパシタの電荷を次段に転送するスイッチング素子とが複数段直列に接続された第1チャージポンプ列と、キャパシタと当該キャパシタの電荷を次段に転送するスイッチング素子とが複数段直列に接続された第2チャージポンプ列と、前記第1チャージポンプ列の各キャパシタにカップリングを受けさせる第1ドライバと、前記第2チャージポンプ列の各キャパシタにカップリングを受けさせる第2ドライバと、前記第1チャージポンプ列の各キャパシタと前記第2チャージポンプ列の各キャパシタとの間でキャパシタンスカップリングを行わせるイコライザと、前記ドライバおよび前記イコライザの動作を制御する制御手段とを備えたチャージポンプ式昇圧回路であって、前記制御手段は、前記第1チャージポンプ列の各キャパシタが第1電位となっており、且つ、前記第2チャージポンプ列の各キャパシタが前記第1電位よりも低い第2電位となっているとき、前記イコライザによりキャパシタンスカップリングを行わせ、それにより生じる前記第1チャージポンプ列の各キャパシタの放電電流により前記第2チャージポンプ列の各キャパシタを充電した後に、前記第1ドライバにより前記カップリングを受けさせると共に、前記第2ドライバにより前記カップリングを受けさせることをその要旨とする。
【0038】
従って、本発明によれば、第1チャージポンプ列の各キャパシタの放電電流を無駄に捨てることなく第2チャージポンプ列の各キャパシタの充電電流に流用するため、各キャパシタの充放電電流を低減することが可能になり、低消費電力化を図ることができる。
【0039】
ところで、請求項3に記載の発明のように、請求項1または請求項2に記載のチャージポンプ式昇圧回路において、前記チャージポンプ列は電源に接続され、前記ドライバは前記カップリングを受けさせることにより、前記スイッチング素子を介して前記チャージポンプ列の前記電源とは反対側の出力端子へ正の電荷を移動させ、前記チャージポンプ列の出力端子の電位を前記電源の電位よりも上昇させるようにしてもよい。
【0040】
また、請求項4に記載の発明のように、請求項1または請求項2に記載のチャージポンプ式昇圧回路において、前記チャージポンプ列は電源に接続され、前記ドライバは前記カップリングを受けさせることにより、前記スイッチング素子を介して前記チャージポンプ列の前記電源とは反対側の出力端子へ負の電荷を移動させ、前記チャージポンプ列の出力端子の電位をグランド電位よりも下降させるようにしてもよい。
【0041】
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のチャージポンプ式昇圧回路において、前記チャージポンプ列の各キャパシタに対して正の電荷を供給する電荷供給手段を備えたことをその要旨とする。
従って、本発明によれば、昇圧動作の初期状態において各キャパシタに対し正の電荷を供給することが可能になるため、昇圧速度を速くすると同時に、各キャパシタのカップリング比や電源電圧が低い場合でも昇圧効率を向上させることができる。
【0042】
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載のチャージポンプ式昇圧回路において、前記チャージポンプ列の各キャパシタに対して負の電荷を供給する電荷供給手段を備えたことをその要旨とする。
従って、本発明によれば、昇圧動作の初期状態において各キャパシタに対し負の電荷を供給することが可能になるため、昇圧速度を速くすると同時に、各キャパシタのカップリング比や電源電圧が低い場合でも昇圧効率を向上させることができる。
【0043】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載のチャージポンプ式昇圧回路において、前記第1ドライバによる前記カップリングを受けさせる動作と、前記第2ドライバによる前記カップリングを受けさせる動作とを、同時には行わないことをその要旨とする。
【0044】
従って、本発明によれば、第1キャパシタ群(第1チャージポンプ列)と第2キャパシタ群(第2チャージポンプ列)のそれぞれの充放電電流および出力電流)のピーク値がずれるため、チャージポンプ式昇圧回路の出力電圧を安定化することができる。
【0045】
尚、以下に述べる発明の実施の形態において、特許請求の範囲または課題を解決するための手段に記載の「第1キャパシタ群」はチャージポンプ列23−1の各キャパシタC1〜Cnに相当し、同じく「第2キャパシタ群」はチャージポンプ列23−2の各キャパシタC1〜Cnに相当し、同じく「スイッチング素子」はダイオード接続された各トランジスタT1〜Tnに相当し、同じく「電荷供給手段」はダイオード接続された各トランジスタTD2〜TDnに相当し、同じく「制御手段」は制御回路2に相当する。
【0046】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面と共に説明する。尚、本第1実施形態において、図5に示した従来の形態と同じ構成部材については符号を等しくしてその詳細な説明を省略する。
【0047】
図1に、本第1実施形態のチャージポンプ式昇圧回路を示す。
プラス電位の昇圧電圧を得るためのチャージポンプ式昇圧回路1は、従来のチャージポンプ式昇圧回路21から制御回路24を除く同一構成の2組のチャージポンプ式昇圧回路,イコライザ2,制御回路3から構成されている。
【0048】
以下、2組のチャージポンプ式昇圧回路を区別するため、それぞれの回路の符号に「−1」「−2」を付与して表記する。つまり、チャージポンプ式昇圧回路21−1は第1ドライバ22−1および第1チャージポンプ列23−1から構成され、チャージポンプ式昇圧回路21−2は第2ドライバ22−2および第2チャージポンプ列23−2から構成されている。
【0049】
また、各ドライバ22−1,22−2のそれぞれのノードa,bを区別するため、ドライバ22−2についてはノード「A」「B」と表記する。そして、各ドライバ22−1,22−2のそれぞれの制御信号a-1,a-2,b-1,b-2を区別するため、ドライバ22−2については制御信号「A-1」「A-2」「B-1」「B-2」と表記する。
【0050】
イコライザ2は、各ノードa,A間を接続するNMOSトランジスタI1と、各ノードa,B間を接続するNMOSトランジスタI2と、各ノードb,A間を接続するNMOSトランジスタI3と、各ノードb,B間を接続するNMOSトランジスタI4とから構成されている。各トランジスタI1〜I4のゲートにはそれぞれ各制御信号S1〜S4が入力される。
【0051】
制御回路3は、各制御信号a-1,a-2,b-1,b-2,A-1,A-2,B-1,B-2,S1〜S4を生成する。
チャージポンプ列23−1のトランジスタTnのドレインと、チャージポンプ列23−2のトランジスタTnのドレインとは接続され、それらのドレインからチャージポンプ式昇圧回路1の出力電圧HVOUTが出力される。つまり、各チャージポンプ列23−1,23−2の各トランジスタTnのドレインが、チャージポンプ式昇圧回路1の出力端子となる。尚、電源電圧VDDを正の方向に昇圧する原理はチャージポンプ式昇圧回路21と同じであるため、説明を省略する。
【0052】
次に、チャージポンプ式昇圧回路1の動作について説明する。
図2に、各ノードa,bおよび各制御信号a-1,a-2,b-1,b-2の1サイクル分および、それに対応する各ノードA,Bおよび各制御信号A-1,A-2,B-1,B-2,S1〜S4のタイミングチャートを示す。
【0053】
各ノードa,bおよび各制御信号a-1,a-2,b-1,b-2に対して、各ノードA,Bおよび各制御信号A-1,A-2,B-1,B-2のタイミングは90゜進んでいる。
そのため、制御信号a-2が立ち下がるときに制御信号A-1が立ち上がり、制御信号a-1が立ち下がるときに制御信号A-2が立ち上がり、制御信号a-1が立ち上がるときに制御信号B-2が立ち下がり、制御信号a-2が立ち上がるときに制御信号B-1が立ち下がり、制御信号b-2が立ち下がるときに制御信号B-1が立ち上がり、制御信号b-1が立ち下がるときに制御信号B-2が立ち上がり、制御信号b-1が立ち上がるときに制御信号A-2が立ち下がり、制御信号b-2が立ち上がるときに制御信号A-1が立ち下がる。
【0054】
各ドライバ22−1,22−2をそれぞれ構成する各ドライバ25,26はトライステート型である。
そして、制御信号a-1がハイレベル、制御信号a-2がローレベルとなって、ドライバ22−1の各トランジスタDP1,DN1が共にオフし、ノードaがハイインピーダンスとなる期間t1,t2が設けられている。また、制御信号b-1がハイレベル、制御信号b-2がローレベルとなって、ドライバ22−1の各トランジスタDP2,DN2が共にオフし、ノードbがハイインピーダンスとなる期間t3,t4が設けられている。
【0055】
同様に、制御信号A-1がハイレベル、制御信号A-2がローレベルとなって、ドライバ22−2の各トランジスタDP1,DN1が共にオフし、ノードAがハイインピーダンスとなる期間t5,t6が設けられている。また、制御信号B-1がハイレベル、制御信号B-2がローレベルとなって、ドライバ22−2の各トランジスタDP2,DN2が共にオフし、ノードBがハイインピーダンスとなる期間t7,t8が設けられている。
【0056】
ここで、各制御信号a-1,a-2,b-1,b-2に対して各制御信号A-1,A-2,B-1,B-2のタイミングは90゜進んでいるため、期間t1とt6、期間t2とt7、期間t3とt8、期間t4とt5はそれぞれ合致している。
そして、制御信号a-2が立ち下がってから制御信号a-1が立ち下がるまでの期間t1(制御信号A-1が立ち上がってから制御信号A-2が立ち上がるまでの期間t6)、制御信号S1はハイレベルになりトランジスタI1がオンするため、各ノードa,Aが接続される。
【0057】
そのため、ノードaに接続されているチャージポンプ列23−1の偶数番目のキャパシタC2,C4…C2mと、ノードAに接続されているチャージポンプ列23−2の偶数番目のキャパシタC2,C4…C2mとが、オンしたトランジスタI1を介して接続される。その結果、ノードAに接続されているキャパシタに蓄積されている電荷が、オンしたトランジスタI1を介して、ノードaに接続されているキャパシタに移動して蓄積される。尚、この期間t1,t6が過ぎて、ノードaがハイレベルになると(ノードAがローレベルになると)、ノードaに接続されているキャパシタは正のカップリングを受け、ノードAに接続されているキャパシタは負のカップリングを受ける。
【0058】
また、制御信号a-1が立ち上がってから制御信号a-2が立ち上がるまでの期間t2(制御信号B-2が立ち下がってから制御信号B-1が立ち下がるまでの期間t7)、制御信号S2はハイレベルになりトランジスタI2がオンするため、各ノードa,Bが接続される。
【0059】
そのため、ノードaに接続されているチャージポンプ列23−1の偶数番目のキャパシタC2,C4…C2mと、ノードBに接続されているチャージポンプ列23−2の奇数番目のキャパシタC1,C3…C2m+1とが、オンしたトランジスタI2を介して接続される。その結果、ノードaに接続されているキャパシタに蓄積されている電荷が、オンしたトランジスタI2を介して、ノードBに接続されているキャパシタに移動して蓄積される。尚、この期間t2,t7が過ぎて、ノードBがハイレベルになると(ノードaがローレベルになると)、ノードBに接続されているキャパシタは正のカップリングを受け、ノードaに接続されているキャパシタは負のカップリングを受ける。
【0060】
同様に、制御信号b-2が立ち下がってから制御信号b-1が立ち下がるまでの期間t3(制御信号B-1が立ち上がってから制御信号B-2が立ち上がるまでの期間t8)、制御信号S4はハイレベルになりトランジスタI4がオンするため、各ノードb,Bが接続される。
【0061】
そのため、ノードbに接続されているチャージポンプ列23−1の奇数番目のキャパシタC1,C3…C2m+1と、ノードBに接続されているチャージポンプ列23−2の奇数番目のキャパシタC1,C3…C2m+1とが、オンしたトランジスタI4を介して接続される。その結果、ノードBに接続されているキャパシタに蓄積されている電荷が、オンしたトランジスタI4を介して、ノードbに接続されているキャパシタに移動して蓄積される。尚、この期間t3,t8が過ぎて、ノードbがハイレベルになると(ノードBがローレベルになると)、ノードbに接続されているキャパシタは正のカップリングを受け、ノードBに接続されているキャパシタは負のカップリングを受ける。
【0062】
また、制御信号b-1が立ち上がってから制御信号b-2が立ち上がるまでの期間t4(制御信号A-2が立ち下がってから制御信号A-1が立ち下がるまでの期間t5)、制御信号S3はハイレベルになりトランジスタI3がオンするため、各ノードb,Aが接続される。
【0063】
そのため、ノードbに接続されているチャージポンプ列23−1の奇数番目のキャパシタC1,C3…C2m+1と、ノードAに接続されているチャージポンプ列23−2の偶数番目のキャパシタC2,C4…C2mとが、オンしたトランジスタI3を介して接続される。その結果、ノードbに接続されているキャパシタに蓄積されている電荷が、オンしたトランジスタI3を介して、ノードAに接続されているキャパシタに移動して蓄積される。尚、この期間t4,t5が過ぎて、ノードAがハイレベルになると(ノードbがローレベルになると)、ノードAに接続されているキャパシタは正のカップリングを受け、ノードbに接続されているキャパシタは負のカップリングを受ける。
【0064】
このように、図2に示すタイミングチャートでは、まず、ノードAに接続されているキャパシタの放電電流によってノードaに接続されているキャパシタを充電し、次に、ノードaに接続されているキャパシタの放電電流によってノードBに接続されているキャパシタを充電し、続いて、ノードBに接続されているキャパシタの放電電流によってノードbに接続されているキャパシタを充電し、次に、ノードbに接続されているキャパシタの放電電流によってノードAに接続されているキャパシタを充電する。そして、この動作を繰り返し行う。
以上詳述したように、本第1実施形態においては、ドライバ22−1,22−2によってノードa,b,A,Bを駆動してハイレベルにすることにより、そのハイレベルになったノードに接続された各キャパシタが正のカップリングを受ける。また、ドライバ22−1,22−2によってノードa,b,A,Bを駆動してローレベルにすることにより、そのローレベルになったノードに接続された各キャパシタが負のカップリングを受ける。そして、ドライバ22−1,22−2がノードa,b,A,Bをハイレベルまたはローレベルに駆動する前に、ノードa,b,A,Bがハイインピーダンスとなっている期間t1〜t8にイコライザ2のトランジスタI1〜I4をオンすることにより、そのオンしたトランジスタI1〜I4を介して、チャージポンプ列23−1の各キャパシタとチャージポンプ列23−2の各キャパシタとの間でキャパシタンスカップリングによるイコライズが行われる。その結果、次に負のカップリングを受ける各キャパシタの放電電流により、次に正のカップリングを受ける各キャパシタが充電される。
【0065】
つまり、本第1実施形態では、イコライザ2によりチャージポンプ列23−1の各キャパシタとチャージポンプ列23−2の各キャパシタとの間でキャパシタンスカップリングを行った後に、ドライバ22−1,22−2により各チャージポンプ列23−1,23−2内の各キャパシタがカップリングを受けるようにしている。
【0066】
それに対して、従来のチャージポンプ式昇圧回路21では、ドライバ22によりチャージポンプ列23内の各キャパシタだけがカップリングを受けるようにしている。そして、偶数番目のキャパシタC2,C4…C2mの放電電流はノードaからトランジスタDN1を介してグランドに流れ、奇数番目のキャパシタC1,C3…C2m+1の放電電流はノードbからトランジスタDN2を介してグランドに流れる。つまり、従来のチャージポンプ式昇圧回路21では、各キャパシタC1〜Cnの放電電流をグランドに無駄に捨てていることになる。
【0067】
しかし、本第1実施形態では、2組のチャージポンプ列23−1,23−2およびイコライザを設けることにより、一方のチャージポンプ列のキャパシタの放電電流を他方のチャージポンプ列のキャパシタの充電電流に流用することで、従来のチャージポンプ式昇圧回路21で無駄に捨てていたキャパシタの放電電流を有効に活用しているわけである。
【0068】
従って、本第1実施形態のチャージポンプ式昇圧回路1によれば、各チャージポンプ列23−1,23−2に接続されているキャパシタの充放電電流の総和を、従来のチャージポンプ式昇圧回路21の半分にすることができる。そのため、本第1実施形態によれば、電源電圧VDDの低電圧化に伴って、各チャージポンプ列23−1,23−2の段数nを増やした場合でも、各キャパシタC1〜Cnの充放電電流の増加を抑えることが可能になることから、消費電力を低減することができる。
【0069】
また、図2から明らかなように、ノードaとノードAの位相を90゜ずらし、且つ、ノードbとノードBの位相を90゜ずらしている。従って、各チャージポンプ列23−1,23−2のそれぞれの充放電電流および出力電流(各チャージポンプ列23−1,23−2の出力端子(トランジスタTnのドレイン)から流れる電流)のピーク値がずれるため、出力電圧HVOUTを安定化することができる。
【0070】
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図面と共に説明する。尚、本第2実施形態において、図7に示した従来の形態および図1に示した第1実施形態と同じ構成部材については符号を等しくしてその詳細な説明を省略する。
【0071】
図3に、本第2実施形態のチャージポンプ式昇圧回路を示す。
マイナス電位の昇圧電圧を得るためのチャージポンプ式昇圧回路101は、従来のチャージポンプ式昇圧回路201から制御回路24を除く同一構成の2組のチャージポンプ式昇圧回路,イコライザ2,制御回路3から構成されている。尚、グランド電位を負の方向に昇圧する原理はチャージポンプ式昇圧回路201と同じであるため、説明を省略する。
【0072】
次に、チャージポンプ式昇圧回路101の動作について説明する。
図4に、各ノードa,bおよび各制御信号a-1,a-2,b-1,b-2の1サイクル分および、それに対応する各ノードA,Bおよび各制御信号A-1,A-2,B-1,B-2,S1〜S4のタイミングチャートを示す。
【0073】
各ノードa,bおよび各制御信号a-1,a-2,b-1,b-2に対して、各ノードA,Bおよび各制御信号A-1,A-2,B-1,B-2のタイミングは90゜進んでいる。
そのため、制御信号a-1が立ち上がるときに制御信号A-2が立ち下がり、制御信号a-2が立ち上がるときに制御信号A-1が立ち下がり、制御信号a-2が立ち下がるときに制御信号B-1が立ち上がり、制御信号a-1が立ち下がるときに制御信号B-2が立ち上がり、制御信号b-1が立ち上がるときに制御信号B-2が立ち下がり、制御信号b-2が立ち上がるときに制御信号B-1が立ち下がり、制御信号b-2が立ち下がるときに制御信号A-1が立ち上がり、制御信号b-1が立ち下がるときに制御信号A-2が立ち上がる。
【0074】
尚、各期間t1〜t8および各制御信号S1〜S4の関係については、第1実施形態と同じである。
従って、本第2実施形態のチャージポンプ式昇圧回路101によれば、第1実施形態のチャージポンプ式昇圧回路1と同様の作用により、各チャージポンプ列23−1,23−2に接続されているキャパシタの充放電電流の総和を、従来のチャージポンプ式昇圧回路201の半分にすることができる。そのため、本第2実施形態によれば、各チャージポンプ列23−1,23−2の段数nを増やした場合でも、各キャパシタC1〜Cnの充放電電流の増加を抑えることが可能になることから、消費電力を低減することができる。
【0075】
ところで、上記各実施形態においては、説明を分かりやすくするために、「正のカップリング」「負のカップリング」という表現を用いたが、上記実施形態における動作の記述からも明らかなように、これは必ずしもプラス電位またはマイナス電位を意味するものではなく、相対的に電位の高い方を「正」、電位の低い方を「負」と表現しているに過ぎない。
【0076】
尚、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、以下のように変更してもよく、その場合でも、上記各実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
(1)上記各実施形態では2組のチャージポンプ式昇圧回路21−1,21−2を設けるようにしたが、同一構成のチャージポンプ式昇圧回路を3つ以上設けるようにしてもよい。
【0077】
(2)各キャパシタC1〜Cnは、MOSキャパシタに限らず、半導体基板上に形成された2層の高濃度不純物領域層の間に誘電体層となる低濃度不純物領域層が配置された構造のキャパシタや、2枚の電極の間に誘電体層が配置された構造のキャパシタなど、どのような構造としてもよい。
【0078】
(3)各トランジスタTD2〜TDnは、昇圧速度を速くすると同時に、α×VDDが小さい場合に昇圧効率を向上させる機能を有する。そのため、初期の昇圧速度が十分に速く、α×VDDが十分に大きい場合には、各トランジスタTD2〜TDnを省いてもよい。また、各トランジスタTD2〜TDmを残し、その他のトランジスタTDm+1〜TDnを省く場合、残すトランジスタTD2〜TDmの数を変更することにより、昇圧動作の初期の昇圧速度と昇圧効率とを調整することができる。
【0079】
(4)上記各実施形態では各トランジスタT1〜Tn,TD1〜TDnをダイオード接続するようにしたが、各トランジスタT1〜Tn,TD1〜TDnはPN接合構造のダイオードに置き換えてもよい。
(5)各トランジスタI1〜I4は、NMOSトランジスタに限らず、PMOSトランジスタやバイポーラトランジスタなど、どのようなスイッチング素子によって構成してもよい。
【0080】
(6)上記各実施形態では、ノードaとノードAの位相を90゜ずらし、且つ、ノードbとノードBの位相を90゜ずらしているが、この位相のずれは90゜に限らず適宜な角度に設定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施形態の回路図。
【図2】第1実施形態の動作を説明するためのタイミングチャート。
【図3】本発明を具体化した第2実施形態の回路図。
【図4】第2実施形態の動作を説明するためのタイミングチャート。
【図5】プラス電位の昇圧電圧を得るための従来のチャージポンプ式昇圧回路の回路図。
【図6】図5に示すチャージポンプ式昇圧回路の動作を説明するためのタイミングチャート。
【図7】マイナス電位の昇圧電圧を得るための従来のチャージポンプ式昇圧回路の回路図。
【図8】図7に示すチャージポンプ式昇圧回路の動作を説明するためのタイミングチャート。
【符号の説明】
1,21,101,201,21−1,21−2…チャージポンプ式昇圧回路
2…イコライザ
3…制御回路
22,25,26…ドライバ
22−1…第1ドライバ
22−2…第2ドライバ
23…チャージポンプ列
23−1…第1チャージポンプ列
23−2…第2チャージポンプ列
C1〜Cn…キャパシタ
T1〜Tn,TD1〜TDn…MOSトランジスタ
I1〜I4…NMOSトランジスタ
VDD…電源

Claims (7)

  1. キャパシタと当該キャパシタの電荷を次段に転送するスイッチング素子とが複数段直列に接続されたチャージポンプ列であって、そのチャージポンプ列は第1キャパシタ群と第2キャパシタ群とを含むことと、
    前記第1キャパシタ群の各キャパシタにカップリングを受けさせる第1ドライバと、
    前記第2キャパシタ群の各キャパシタにカップリングを受けさせる第2ドライバと、
    前記第1キャパシタ群と前記第2キャパシタ群との間でキャパシタンスカップリングを行わせるイコライザと、
    前記ドライバおよび前記イコライザの動作を制御する制御手段とを備えたチャージポンプ式昇圧回路であって、
    前記制御手段は、前記第1キャパシタ群が第1電位となっており、且つ、前記第2キャパシタ群が前記第1電位よりも低い第2電位となっているとき、前記イコライザによりキャパシタンスカップリングを行わせ、それにより生じる前記第1キャパシタ群の放電電流により前記第2キャパシタ群を充電した後に、前記第1ドライバにより前記カップリングを受けさせると共に、前記第2ドライバにより前記カップリングを受けさせることを特徴とするチャージポンプ式昇圧回路。
  2. キャパシタと当該キャパシタの電荷を次段に転送するスイッチング素子とが複数段直列に接続された第1チャージポンプ列と、
    キャパシタと当該キャパシタの電荷を次段に転送するスイッチング素子とが複数段直列に接続された第2チャージポンプ列と、
    前記第1チャージポンプ列の各キャパシタにカップリングを受けさせる第1ドライバと、
    前記第2チャージポンプ列の各キャパシタにカップリングを受けさせる第2ドライバと、
    前記第1チャージポンプ列の各キャパシタと前記第2チャージポンプ列の各キャパシタとの間でキャパシタンスカップリングを行わせるイコライザと、
    前記ドライバおよび前記イコライザの動作を制御する制御手段とを備えたチャージポンプ式昇圧回路であって、
    前記制御手段は、前記第1チャージポンプ列の各キャパシタが第1電位となっており、且つ、前記第2チャージポンプ列の各キャパシタが前記第1電位よりも低い第2電位となっているとき、前記イコライザによりキャパシタンスカップリングを行わせ、それにより生じる前記第1チャージポンプ列の各キャパシタの放電電流により前記第2チャージポンプ列の各キャパシタを充電した後に、前記第1ドライバにより前記カップリングを受けさせると共に、前記第2ドライバにより前記カップリングを受けさせることを特徴とするチャージポンプ式昇圧回路。
  3. 請求項1または請求項2に記載のチャージポンプ式昇圧回路において、
    前記チャージポンプ列は電源に接続され、
    前記ドライバは前記カップリングを受けさせることにより、前記スイッチング素子を介して前記チャージポンプ列の前記電源とは反対側の出力端子へ正の電荷を移動させ、前記チャージポンプ列の出力端子の電位を前記電源の電位よりも上昇させることを特徴とするチャージポンプ式昇圧回路。
  4. 請求項1または請求項2に記載のチャージポンプ式昇圧回路において、
    前記チャージポンプ列は電源に接続され、
    前記ドライバは前記カップリングを受けさせることにより、前記スイッチング素子を介して前記チャージポンプ列の前記電源とは反対側の出力端子へ負の電荷を移動させ、前記チャージポンプ列の出力端子の電位をグランド電位よりも下降させることを特徴とするチャージポンプ式昇圧回路。
  5. 請求項3に記載のチャージポンプ式昇圧回路において、
    前記チャージポンプ列の各キャパシタに対して正の電荷を供給する電荷供給手段を備えたことを特徴とするチャージポンプ式昇圧回路。
  6. 請求項4に記載のチャージポンプ式昇圧回路において、
    前記チャージポンプ列の各キャパシタに対して負の電荷を供給する電荷供給手段を備えたことを特徴とするチャージポンプ式昇圧回路。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のチャージポンプ式昇圧回路において、
    前記第1ドライバによる前記カップリングを受けさせる動作と、前記第2ドライバによる前記カップリングを受けさせる動作とを、同時には行わないことを特徴とするチャージポンプ式昇圧回路。
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