JP3540554B2 - アルカリ蓄電池およびその製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、一方極の端子を兼ねる開口部を備えた電池ケースと、この開口部を密封する他方極の端子を兼ねる封口体と、これら電池ケースおよび封口体よりなる電池容器内に組み込まれる少なくとも正・負極からなる発電要素と、この発電要素の正・負極の端部にそれぞれ接続される正・負極集電体とを備えたアルカリ蓄電池およびその製造方法に関するものであり、特に、正・負極の少なくとも一方から導出した集電リード板を封口体の下面に溶接する集電構造および溶接方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ニッケル−カドミウム蓄電池、ニッケル−水素化物蓄電池などのアルカリ蓄電池は、正極板および負極板の間にセパレータを介在させて、これらを渦巻状に巻回して発電要素を形成し、この発電要素を金属製電池ケースに収納して正極の集電リード板を封口体の一箇所で溶接した後、電池ケースの開口に絶縁ガスケットを介在させて封口体を装着することにより密閉して構成されている。
【0003】
ところで、アルカリ蓄電池は、電動工具、電動自転車、および電動バイク等の電源として使用する用途がある。これらの用途では、しばしば大電流での充放電が要求されるが、電池を大電流で放電させると内部抵抗に起因した電圧降下が生じ作動電圧が低下するという問題があるため、極力内部抵抗を低減する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような集電リード板を封口体の一箇所で溶接して集電したアルカリ蓄電池では、電池内部抵抗が十分に満足できる程度には低くなっていない。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、電池内部抵抗が低くて大電流で放電しても作動電圧が低下しにくいアルカリ蓄電池を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明のアルカリ蓄電池は、一方極の端子を兼ねる開口部を備えた電池ケースと、前記開口部を密封する他方極の端子を兼ねる封口体と、これら電池ケースおよび封口体よりなる電池容器内に組み込まれる少なくとも正・負極からなる発電要素と、この発電要素の正・負極の端部にそれぞれ接続される正・負極集電体とを備え、正・負極集電体の少なくともいずれか一方から延出する集電リード板を封口体と溶接した第1溶接部と、この第1溶接部までの集電経路の途中で集電リード板を集電体と溶接した第2溶接部とを備えたことを特徴とするものである。
【0006】
このように、集電リード板を封口体と溶接した第1溶接部までの集電経路の途中で、さらに集電リード板を集電体と溶接させた第2溶接部を備えるよにすると、集電体と封口体との間の抵抗値を低減させることが可能となるので、電池の内部抵抗が低減され、大電流で放電させたときの内部抵抗に起因する電圧降下が小さくなって、従来よりも高い作動電圧が得られる。
【0007】
そして、集電リード板に湾曲部を設けたり、第2溶接部の集電リード板あるいは集電体のいずれか一方または双方に突出部を設けたり、第2溶接部の集電リード板の断面積をほかの部分より小さくすることにより、第2溶接部の溶接性を向上さて、第2溶接部の形成を容易にしている。
【0008】
一方、本発明のアルカリ蓄電池の製造方法は、正・負極集電体の少なくともいずれか一方から延出する集電リード板を封口体に溶接して第1溶接部を形成する第1溶接工程と、発電要素を電池ケースに収納した後、集電リード板の未溶接部分の一部を集電体の上面に接触させた状態で電池ケースの開口部を封口体で密閉する密閉工程と、電池ケースと封口体との間に電流を流すことにより、集電リード板と集電体との接触部分を溶接して第2溶接部を形成する第2溶接工程とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】
通常、電池を封口する場合には、封口体を溶接した集電リード板を変形させることによって電池ケースの封口部に封口体を装着して封口を行うため、集電リード板は、電池構成後に封口体と極板を接続するのに必要な最小限の長さよりも変形のために必要な長さの分だけ長くなってしまう。これに対して、本発明のアルカリ蓄電池の製造法では、集電リード板の集電経路の途中での集電体との接触部を、電池構成後に、電池の正・負極外部端子間に電流を流すことで溶接させるため、集電距離を短縮して電池の内部抵抗を低減することが可能である。
【0010】
また、集電リード板に湾曲部を設けたり、接触部の集電リード板、集電体のいずれか一方または双方に突出部を設けたり、あるいは、予め接触部の集電リード板の断面積を他のどの部分よりも小さくすることによって、電池の正・負極外部端子間に電流を流すと、湾曲部、突出部あるいは断面積が小さい部分の電流密度が大きくなって、これらの部分の発熱量が大きくなるので、第2溶接部を容易に形成できるようになる。
【0011】
このような本発明のアルカリ蓄電池の製造方法により、電池の封口後に、集電リード板をその集電経路の途中において集電体と溶接する事が可能となり、集電リード板による集電経路を短くして電池内部抵抗をより低減することが可能となる。また、集電リード板と集電体との接触面積を小さくすることにより、この部分の溶接を少ない電気量で行うことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態を図を参照して説明する。なお、図1は本発明をニッケル−カドミウム蓄電池に適用した本実施形態のアルカリ蓄電池の要部断面図であり、図2は本実施形態のアルカリ蓄電池の封口前の要部を示す断面図であり、図3は本実施形態のアルカリ蓄電池の封口前の封口体と集電リード板との溶接状態を示す平面図であり、図4は本実施形態のアルカリ蓄電池の集電体と集電リード板との溶接状態を示す平面図である。
【0013】
本実施形態のニッケル−カドミウム蓄電池は、パンチングメタル11aの表面にニッケル焼結多孔体を形成した後、化学含浸法により水酸化ニッケルを主体とする正極活物質を焼結多孔体内に充填して製造した焼結式ニッケル正極11と、同様に化学含浸法により水酸化カドミウムを主体とする負極活物質をニッケル焼結多孔体内に充填して製造した焼結式カドミウム負極12とを備えている。
【0014】
これらのニッケル正極11とカドミウム負極12は、これらの間にセパレータ13を介在させて巻回されており、こうして巻回して得た発電要素10の上面には、ニッケル正極11の極板芯体であるパンチングメタル11aの端部が露出し、また、発電要素の下面にはカドミウム負極12の極板芯体であるパンチングメタルの端部(図示せず)が露出している。そして、この発電要素10の上下面にそれぞれ露出する正極芯体と負極芯体には、それぞれ多数の開口を有する板状の正極集電体14と負極集電体(図示せず)が溶接されている。
【0015】
そして、電池の製造時においては、図2および図3に示すように、まず、前記発電要素10を鉄にニッケルメッキを施した有底筒状の電池ケース20内に収納し、カドミウム負極12に溶接された負極集電体(図示せず)を電池ケース20の内底面にスポット溶接(図示せず)する。ついで、正極集電体14から延出する正極集電リード板30の先端近傍を封口体40の底面にスポット溶接し、第1溶接部αを形成する。
【0016】
ここにおいて、前記封口体40は、底面に円形の下方突出部を形成してなる蓋体41と、正極キャップ42とこれら蓋体41および正極キャップ42間に介在されるスプリング43と弁板44からなる弁体45とから構成されており、蓋体41の中央にはガス抜き孔41aが形成されている。また、正極集電リード板30は、封口体40のガス抜き孔41aと対向する部分に透孔31が形成されており、この透孔31の存在により、電池内部ガス圧が上昇した場合においても、集電リード板30がガス抜き孔41aを塞ぐことではなく、電池内部のガスを集電リード板30の透孔31を通して封口体40のガス抜き孔41aからスムーズに電池外部に放出することができる。
【0017】
こうして、第1溶接部αにおいて正極集電リード板30と封口体40とを溶接した後、封口体40を電池ケース20の開口部に絶縁ガスケット22を介して配置し、電池ケース20の開口端縁21を内方にカシメつけることによって電池を封口して、公称容量1.7AhのSCサイズのニッケル−カドミウム蓄電池を組み立てる。この封口時点では、正極集電リード板30は、正極集電体14とβの位置において接触した状態になっている。
【0018】
上記のようにして組み立てた電池の正極キャップ(正極外部端子)42と電池ケース20の底面(負極外部端子)の間に、電池の放電方向に24Vの電圧を印加し、1KAの電流を約15msの時間流した。この通電処理によって、図1に示すように正極集電リード板30と正極集電体14との接触点βが溶接されて、第2溶接部βが形成される。
【0019】
一方、比較例の蓄電池として、電池組立後に第2溶接部βを形成する処理、即ち正極キャップ(正極外部端子)42と電池ケース20の底面(負極外部端子)の間に、電池の放電方向に24Vの電圧を印加し、1KAの電流を約15msの時間流す通電処理を施さず、その他は上記実施形態と同一の方法でニッケル−カドミウム蓄電池を作成した。
【0020】
上記のように作製した本実施形態のニッケル−カドミウム蓄電池および比較例のニッケルーカドミウム蓄電池の放電特性(放電電流に対する作動電圧の変化)を測定すると図5に示すような結果となった。ここにおいて、測定条件は、周囲温度25℃において1.7Aの充電電流で72分間充電した後、60分間充電を休止し、定電流(2A、10A、20A、30A)で放電して電池電圧が0.8Vに達した時点で放電を停止させ、各放電電流(2A、10A、20A、30A)に対する作動電圧(V)を測定するものである。
【0021】
また、これらの電池の内部抵抗を測定した結果、本発明電池は比較例電池よりも約0.5mΩ低くなっていることが確認された。この図5から明らかなように、本実施形態のニッケル−カドミウム蓄電池は、10A,20A,30A等の大電流放電時の作動電圧が比較例電池よりも高くなっていることが分かる。これは第2溶接部βの形成により、集電経路が短くなって電池の内部抵抗が低下したためと考えられる。
【0022】
(集電リード板の検討)
ついで、正極集電リード板30の形状、構造についての検討を行う。
正極集電リード板30として上述の実施形態と同様の正極集電リード板30を用いて、上述の実施形態と同様にして組み立てたニッケル−カドミウム蓄電池を電池Aとする。図6に示すように、正極集電リード板30の第1溶接部αまでの集電経路の途中に湾曲部32を形成した正極集電リード板30を用いて、上述の実施形態と同様にして組み立てたニッケル−カドミウム蓄電池を電池Bとする。図7に示すように、正極集電リード板30の第1溶接部αまでの集電経路の途中に突出部33を形成した正極集電リード板30を用いて、上述の実施形態と同様にして組み立てたニッケル−カドミウム蓄電池を電池Cとする。図8に示すように、正極集電リード板30の正極集電体14との接触部の断面積を他の部分よりも小さくなるように挟幅部34を形成した正極集電リード板30を用いて、上述の実施形態と同様にして組み立てたニッケル−カドミウム蓄電池を電池Dとする。
【0023】
これらの電池に対し、電池の正極キャップ(正極外部端子)と電池ケースの底面(負極外部端子)の間に、電池の放電方向に24Vの定電圧を印加して正・負極間に1KAの定電流を流して、溶接時間を変化させて溶接部βを溶接すると下記の表1に示すような結果となった。
【0024】
【表1】
【0025】
なお、上記表1においては、溶接時間、即ち電気量を変化させた場合の溶接部βでの溶接確率を示したものであって、サンプル数は各10個であり、10個中の何個が溶接部βを形成することができたかを示している。
【0026】
上記表1より明らかなように、電池B,C,Dの正極集電リード板30を使用したものは、電池Aの正極集電リード板30を使用したものよりも小さな電気量で溶接部βが形成されていることが分かる。これは、電池B,C,Dの正極集電リード板30を使用した場合、電池Aの正極集電リード板30を使用した場合よりも、正極集電リード板30と正極集電体14との接触部βでの接触面積が小さくなっているため、接触部βでの接触圧力が強くなり、かつ、正・負極端子間に電流を流した際に、この部分βでの電流密度が大きくなって、発熱量も大きくなっているため、溶接部βを小さな電気量で形成できる。
【0027】
なお、溶接部βの形成確率は、上記のように溶接時間で変化するのみならず、印加する電流値によっても変化する。印加する電流値および時間については、電池のサイズには関係なく、それぞれ、最低でも300A、0.25ms以上必要である。ただし、極端に過大な電流あるいは極端に長い時間、電流を印可した場合には、正極集電リード板30に溶断が生じるため、印加する電流値と電流印加時間の積は正極集電リード板30が溶断しない範囲に設定しなければならない。
【0028】
また、流れる電流値が同じであれば、電池に印加する電流の方向と溶接強度には相関性はなく、電池に対して充電方向および放電方向のどちらに印加しても同様の効果が得られた。
【0029】
なお、上記実施形態において、図7の正極集電リード板30を用いる場合には正極集電リード板30に突出部33を形成した例について説明したが、正極集電体14の突出部33に対向する部分にも突起部を設けるようにしても良い。また、上記実施形態の電池は、正極および負極のいずれも焼結式電極を用いた例について説明したが、ペースト式などの非焼結式電極を用いた電池で実験した場合も同様の結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアルカリ蓄電池の要部断面図である。
【図2】本発明のアルカリ蓄電池の封口前の要部断面図である。
【図3】本発明のアルカリ蓄電池の封口前の封口体と集電リード板との溶接位置を示す平面図である。
【図4】本発明のアルカリ蓄電池の封口体と集電リード板との溶接位置(α)と集電体と集電リード板との溶接位置(β)を示す平面図である。
【図5】放電電流と作動電圧の関係を表す図である。
【図6】図1の正極集電リード板と異なる正極集電リード板を用いたアルカリ蓄電池の要部断面図である。
【図7】図1の正極集電リード板と異なる他の集電リード板を用いたアルカリ蓄電池の要部断面図である。
【図8】図1の正極集電リード板と異なる他の正極集電リード板を用いたアルカリ蓄電池の要部平面図である。
【符号の説明】
10…発電要素、11…正極板、12…負極板、13…セパレータ、14…正極集電体、20…電池ケース、21…開口端縁、22…絶縁ガスケット、30…集電リード板、31…透孔、32…湾曲部、33…突出部、34…挟幅部、40…封口体、41…蓋体、41a…ガス抜き孔、42…正極キャップ(正極外部端子)、α…封口前に形成した集電リード板と封口体の溶接部、β…封口後に形成した集電リード板と集電体の溶接部
Claims (8)
- 一方極の端子を兼ねる開口部を備えた電池ケースと、前記開口部を密封する他方極の端子を兼ねる封口体と、これら電池ケースおよび封口体よりなる電池容器内に組み込まれる少なくとも正・負極からなる発電要素と、この発電要素の正・負極の端部にそれぞれ接続される正・負極集電体とを備えたアルカリ蓄電池であって、
前記正・負極集電体の少なくともいずれか一方から延出する集電リード板を前記封口体と溶接した第1溶接部と、
前記第1溶接部までの集電経路の途中で前記集電リード板を前記集電体と溶接した第2溶接部とを備えたことを特徴とするアルカリ蓄電池。 - 前記集電リード板に湾曲部を設けるとともにこの湾曲部を前記集電体との第2溶接部としたことを特徴とする請求項1に記載のアルカリ蓄電池。
- 前記第2溶接部の前記集電リード板あるいは前記集電体のいずれか一方または双方に突出部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のアルカリ蓄電池。
- 前記第2溶接部の前記集電リード板の断面積を同第2溶接部以外の集電リード板の断面積よりも小さく形成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のアルカリ蓄電池。
- 一方極の端子を兼ねる開口部を備えた電池ケースと、前記開口部を密封する他方極の端子を兼ねる封口体と、これら電池ケースおよび封口体よりなる電池容器内に組み込まれる少なくとも正・負極からなる発電要素と、この発電要素の正・負極の端部にそれぞれ接続される正・負極集電体とを備えたアルカリ蓄電池の製造方法であって、
前記発電要素を前記電池ケースに収納した後、前記正・負極集電体の少なくともいずれか一方から延出する集電リード板を前記封口体に溶接して第1溶接部を形成する第1溶接工程と、
前記集電リード板の前記第1溶接部までの集電経路の途中の未溶接部分の一部を前記集電体の上面に接触させた状態で前記電池ケースの開口部を前記封口体で密閉する密閉工程と、
前記電池ケースと前記封口体との間に電流を流すことにより、前記集電リード板と前記集電体との接触部分を溶接して第2溶接部を形成する工程とを備えたことを特徴とするアルカリ蓄電池の製造方法。 - 前記集電リード板に湾曲部を設けるとともにこの湾曲部を前記密閉工程において前記集電体に接触させ、
前記電池ケースと前記封口体との間に電流を流すことにより前記第2溶接部を形成するようにしたことを特徴とする請求項5に記載のアルカリ蓄電池の製造方法。 - 前記集電リード板あるいは前記集電体のいずれか一方または双方に突出部を設けるとともにこの突出部を前記密閉工程において前記集電リード板あるいは前記集電体のいずれか一方または双方に接触させ、
前記電池ケースと前記封口体との間に電流を流すことにより前記突出部の電流密度を大きくして前記第2溶接部を形成するようにしたことを特徴とする請求項5に記載のアルカリ蓄電池の製造方法。 - 前記第2溶接部の前記集電リード板の断面積を同第2溶接部以外の集電リード板の断面積よりも小さく形成して同集電リード板の第2溶接部の比抵抗を大きくし、
前記電池ケースと前記封口体との間に電流を流すことにより前記比抵抗が大きく形成された第2溶接部の電流密度を大きくして前記第2溶接部を形成するようにしたことを特徴とする請求項5に記載のアルカリ蓄電池の製造方法。
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