JP2000195496A - アルカリ蓄電池 - Google Patents

アルカリ蓄電池

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JP2000195496A
JP2000195496A JP10371263A JP37126398A JP2000195496A JP 2000195496 A JP2000195496 A JP 2000195496A JP 10371263 A JP10371263 A JP 10371263A JP 37126398 A JP37126398 A JP 37126398A JP 2000195496 A JP2000195496 A JP 2000195496A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集電リード部の根元部側に配設された突縁の
溶接部が電極体の一方の電極より延出する端部より剥が
れにくい構造とすることにより、溶接信頼性を向上させ
て、放電特性の優れた電池を得られるようにする。 【解決手段】 本発明の正極集電体10は略円形状の本
体部11と、本体部11より長方形状に延出する集電リ
ード部12とから構成される。本体部11には注液用の
開口13と、多数の開口14が形成されており、各開口
14の周縁から下方に突出する突縁14a,14bが形
成されている。突縁14aは集電リード部12側のA部
に形成されており、一方、突縁14bは集電リード部1
2側以外のB部に形成されている。A部に形成された突
縁14aの高さはB部に形成された突縁14bの高さよ
りも高くなるように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方極の端子を兼
ねる開口部を備えた金属製外装缶と、この開口部を密封
する他方極の端子を兼ねる封口体と、これら外装缶およ
び封口体よりなる電池容器内に組み込まれる少なくとも
正・負極からなる電極体とを備え、この電極体の両端部
に集電体が配設されたアルカリ蓄電池に係り、特に、集
電体の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ニッケル−カドミウム蓄電池、
ニッケル−水素化物蓄電池などのアルカリ蓄電池は、正
極板および負極板の間にセパレータを介在させて、これ
らを渦巻状に巻回して渦巻状電極体を形成し、この渦巻
状電極体の上下端部の少なくとも一方に集電体の本体部
を接続する。ついで、この渦巻状電極体を金属製外装缶
に収納して、一方の集電体の本体部から延出する集電リ
ード部を封口体の下面に溶接した後、外装缶の開口に絶
縁ガスケットを介在させて封口体を装着することにより
密閉して構成するようにしている。
【0003】この種のアルカリ蓄電池が電動工具、電動
自転車などの大負荷用の電源として使用される場合、大
電流での充・放電特性が良好であることが要求される
が、電池を大電流で放電させると内部抵抗に起因した電
圧降下が生じ、作動電圧が低下するという問題が生じる
ため、極力内部抵抗を低減する必要がある。そのため、
集電体を幅広に形成するとともに板厚を厚く形成して、
この集電体に大電流が流れても電圧降下をほとんど生じ
させないようにしている。
【0004】ここで、図7は上述した集電体の例を示す
図であり、この集電体1は、略円形状の本体部2と、こ
の本体部2より延出して封口体(図示せず)の下面ある
いは外装缶の内面に溶接される集電リード部3とからな
る。本体部2には、その中心部に注液用開口4が配設さ
れているとともに、この注液用開口4の周囲には多数の
開口5が配設されている。そして、開口5の周縁には本
体部2より下方に突出する突縁5aが設けられており、
この突縁5aが渦巻状電極体(図示せず)の一方の電極
の端部の導電端縁に溶接されることにより、封口体下面
と一方の電極とが電気的に接続されることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した集
電体1はその本体部2の突縁5aが渦巻状電極体の一方
の電極の端部の導電端縁に溶接した後、集電リード部3
の先端部を封口体下面に溶接するが、溶接作業を容易に
するために、集電リード部3の根元部6(図7参照)を
予め直角に折り曲げて用いるようにしている。そして、
集電リード部3の先端部が溶接された封口体を外装缶の
開口部に絶縁ガスケットを介して挿入する際には、集電
リード部3を電池内の空間に収納する必要があるため、
再度、集電リード部3の根元部6を折り曲げる必要が生
じる。
【0006】このように、集電リード部3の根元部6は
電池の製造過程で様々の外力が加わるため、集電リード
部3の根元部6側に配設された突縁5aの溶接部が渦巻
状電極体の一方の電極の端部の導電端縁より剥がれて、
電池内部抵抗が増大するという問題を生じた。また、電
動工具等の振動を伴う用途に用いられる電池にあって
は、集電リード部3の根元部6が起点となって電池内の
電極体が振動するため、集電リード部3の根元部6側に
配設された突縁5aの溶接部が渦巻状電極体の一方の電
極の端部の導電端縁より剥がれて、電池内部抵抗がさら
に増大するという問題も生じた。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】そ
こで、本発明は上記課題を解決するためになされたもの
であって、集電リード部の根元部側に配設された突縁の
溶接部が電極体の一方の電極より延出する端部より剥が
れにくい構造とすることにより、溶接信頼性を向上させ
て、放電特性の優れた電池を得られるようにすることを
目的する。
【0008】上記目的を達成するため、本発明のアルカ
リ蓄電池は、電極体の一方の端部に接続された本体部と
同本体部から延出して封口体の下面に溶接される集電リ
ード部とを有する集電体を備え、本体部の下面に電極体
の一方の端部に接続された突縁を備えるとともに、集電
リード部側に配設された突縁の高さを集電リード部側以
外に配設された突縁の高さより高くしている。
【0009】このように、集電リード部側に配設された
突縁の高さを集電リード部側以外に配設された突縁の高
さより高くすることにより、集電リード部の根元部側に
配設された突縁が電極体の一方の端部の導電端縁に十分
に食い込んだ状態で溶接できるようになるので、この溶
接部の溶接強度が向上する。このため、集電リード部の
根元部に過大な外力が加わっても、集電リード部の根元
部側に配設された突縁の溶接部が電極体の端部の導電端
縁より剥がれることが防止できようになり、電池内部抵
抗が増大するようなことがなくなるので、放電特性が優
れた電池が得られるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をニッケル−カド
ミウム蓄電池に適用した場合の一実施形態を図を参照し
て説明する。なお、図1は本発明の正極集電体を示す図
であり、図1(a)は上面図であり、図1(b)はその
側面図である。図2は電極体に正極集電体および負極集
電体を溶接した状態を示す図である。また、図3は図2
の電極体を外装缶に収納した状態を示す図であり、図3
(a)は封口体を外装缶の開口部に装着する前の状態を
示し、図3(b)は封口体を外装缶の開口部に装着した
状態を示す図である。
【0011】1.正極集電体の作製 正極集電体10は、図1に示すように、略円形状(例え
ば、直径が16mmで、厚みが0.3mm)の本体部1
1と、本体部11と一体的に形成されて本体部11より
長方形状(例えば、幅が7mmで、長さが15mmで、
厚みが0.3mm)に延出する集電リード部12とから
構成される。本体部11にはその中心部に注液用の開口
13と、この注液用の開口13の周囲に多数の開口1
4,14・・・が形成されており、各開口14の周縁か
ら下方に突出する突縁14a,14bが形成されてい
る。
【0012】ここで、突縁14aは集電リード部12側
のA部に形成されており、その高さが0.6mmになる
ように形成されている。一方、突縁14bは集電リード
部12側以外のB部に形成されており、その高さが0.
4mmになるように形成されている。即ち、集電リード
部12側のA部に形成された突縁14aの高さは、集電
リード部12側以外のB部に形成された突縁14bの高
さより0.2mmだけ高くなるように形成されている。
【0013】2.ニッケル−カドミウム蓄電池の作製 パンチングメタルの表面にニッケル焼結多孔体を形成し
た後、化学含浸法により水酸化ニッケルを主体とする正
極活物質を焼結多孔体内に充填して焼結式ニッケル正極
を作製する。また、酸化カドミウム粉末を主体とするペ
ースト状の負極活物質を芯体にコーティングして非焼結
式カドミウム負極を作製する。ついで、図2に示すよう
に、これらのニッケル正極とカドミウム負極とを、これ
らの間にセパレータを介在させて渦巻状に巻回して渦巻
状電極体20を形成する。
【0014】この渦巻状電極体20の上端はニッケル正
極の極板芯体であるパンチングメタルの端部が露出して
正極用導電端縁21が形成されており、一方、渦巻状電
極体20の下端はカドミウム負極の極板芯体の端部が露
出して負極用導電端縁22が形成されている。なお、渦
巻状電極体20の直径は20mmであり、高さは35m
mとなるように形成されている。
【0015】そして、渦巻状電極体20の上部に正極集
電体10の本体部11を載置するとともに、各開口14
の周縁から下方に突出する突縁14a,14bを正極用
導電端縁21に圧入しなが抵抗溶接する。一方、渦巻状
電極体20の下部に負極集電体15を配置し、負極集電
体15の突縁15aを負極用導電端縁22に圧入しなが
抵抗溶接する。なお、負極集電体15は鋼鈑を円形状に
形成するとともに、円形の内部に正極集電体10の本体
部11と同様な多数の開口が設けられており、この開口
の周縁より突出して突縁15aが形成されている。
【0016】ついで、鉄にニッケルメッキを施した有底
円筒形の金属外装缶30を用意し、図3(a)に示すよ
うに、正極集電体10の集電リード部12の根元部(本
体部11と集電リード部12との境界部分)を直角に折
り曲げた後、渦巻状電極体20を金属外装缶30内に挿
入し、正極集電体10の注液用開口13より一方の溶接
電極を挿入して負極集電体15に当接させるとともに金
属外装缶30の底部に他方の溶接電極を当接して、負極
集電体15と金属外装缶30の底部をスポット溶接す
る。なお、この金属外装缶30の直径(外形寸法)は2
2mm(内径寸法は21mm)で、高さは43mmであ
る。
【0017】ついで、渦巻状電極体20の上部にスペー
サ33を載置した後、周縁部にリング状の絶縁ガスケッ
ト32を装着した封口体31を用意し、正極集電体10
の集電リード部12の先端部12aを封口体31の底部
に接触させて、封口体31の底部と先端部12aとを抵
抗溶接して接続する。この後、金属外装缶30内に電解
液(水酸化リチウム(LiOH)と水酸化ナトリウム
(NaOH)を含有した8Nの水酸化カリウム(KO
H)水溶液)を注入する。ついで、外装缶30の上部に
環状に形成された内方突出部30a上にガスケット32
を装着した封口体31を載置する。ついで、金属外装缶
30の開口端縁30bを内方にカシメつけることによっ
て金属外装缶30の開口部を封口して、公称容量1.3
Ahのニッケル−カドミウム蓄電池を組み立てた。
【0018】3.試験結果 (1)溶接不良の発生数 上述のように本発明の正極集電体を用いて作製したニッ
ケル−カドミウム蓄電池を10000個と、従来例の集
電体(図7に示す集電体1)を用いて作製したニッケル
−カドミウム蓄電池を10000個との溶接不良個数、
即ち、本体部11の集電リード部12側に形成された突
縁14aの溶接不良の発生数と、本体部2の集電リード
部3側に形成された突縁5aの溶接不良の発生数とを比
較すると、下記の表1に示すような結果となった。
【0019】
【表1】
【0020】上記表1より明らかなように、本発明の正
極集電体を用いた電池は本体部11の集電リード部12
側に形成された突縁14aの溶接不良が生じないことが
分かる。これは、集電リード部12側に配設された突縁
14aの高さを集電リード部12側以外に配設された突
縁14bの高さより高くすることにより、集電リード部
12の根元部側に配設された突縁14aが渦巻状電極体
20の正極用導電端縁21に十分に食い込んだ状態で溶
接できるようになるので、この溶接部の溶接強度が向上
する。このため、集電リード部12の根元部に過大な外
力が加わっても、突縁14aと正極用導電端縁21との
溶接部が剥がれることが防止できようになり、電池内部
抵抗が増大するようなことがなくなるので、放電特性が
優れた電池が得られるようになる。
【0021】4.変形例 上述した正極集電体は種々の変形が可能であるので、以
下に、図4〜図6に基づいて各種の変形例の正極集電体
を説明する。なお、図4は第1変形例の正極集電体を示
す図であり、図5は第2変形例の正極集電体を示す図で
あり、図6は第3変形例の正極集電体を示す図である。
【0022】(1)第1変形例 本第1変形例の正極集電体40は、図4に示すように、
略円形状(例えば、直径が16mmで、厚みが0.3m
m)の本体部41と、本体部41と一体的に形成されて
本体部41より長方形状(例えば、幅が7mmで、長さ
が15mmで、厚みが0.3mm)に延出する集電リー
ド部42とから構成される。本体部41にはその中心部
に注液用の開口43と、この注液用の開口43の周囲に
多数の方形状の開口44,44・・・と開口44より若
干大きい方形状の開口45が形成されている。各開口4
4の周縁から下方に突出する突縁44a,44a・・・
が形成されており、開口45の周縁から下方に突出する
突縁45aが形成されている。
【0023】ここで、突縁44aおよび45aは各開口
44および45の切起片から形成されており、突縁45
aは集電リード部42側に形成されており、その高さが
0.6mmになるように形成されている。一方、突縁4
4aは集電リード部42側以外に形成されており、その
高さが0.4mmになるように形成されている。即ち、
突縁45aの高さは、突縁44aの高さより0.2mm
だけ高くなるように形成されている。
【0024】このように、各突縁44aおよび45a形
成することにより、突縁45aが渦巻状電極体の正極用
導電端縁に十分に食い込んだ状態で溶接できるようにな
るので、この溶接部の溶接強度が向上する。このため、
集電リード部42の根元部に過大な外力が加わっても、
突縁45aと正極用導電端縁との溶接部が剥がれること
が防止できようになり、電池内部抵抗が増大するような
ことがなくなるので、放電特性が優れた電池が得られる
ようになる。
【0025】(2)第2変形例 本第2変形例の正極集電体50は、図5に示すように、
略円形状(例えば、直径が16mmで、厚みが0.3m
m)の本体部51と、本体部51と一体的に形成されて
本体部51より長方形状(例えば、幅が7mmで、長さ
が15mmで、厚みが0.3mm)に延出する集電リー
ド部52とから構成される。本体部51にはその中心部
に注液用の開口53と、この注液用の開口53を横断す
る長切欠部54Aと、注液用の開口53に対して相対向
するとともに長切欠部54Aに対して直角になる一対の
短切欠部56,56とが形成されている。
【0026】ここで、長切欠部54Aは幅広部54と幅
狭部55とからなり、これらの幅広部54と幅狭部55
の周縁から下方に突出する突縁54aおよび55aが形
成されている。なお、各突縁54aおよび55aは切起
片から形成されている。一方、一対の短切欠部56,5
6の周縁から下方に突出する突縁56a,56aが形成
されている。これらの突縁56a,56aも切起片から
形成されている。そして、突縁55aは集電リード部5
2側に形成されており、その高さが0.6mmになるよ
うに形成されている。一方、突縁55aおよび突縁56
a,56aは集電リード部52側以外に形成されてお
り、その高さが0.4mmになるように形成されてい
る。
【0027】即ち、突縁54aの高さは、突縁55aお
よび突縁56a,56aの高さより0.2mmだけ高く
なるように形成されている。なお、長切欠部54Aの奥
部にはスリット57が形成されており、短切欠部56,
56の奥部にはスリット58,58が形成されている。
これにより、抵抗溶接時に溶接電流の回り込みが行われ
るようになるので、正極集電体50の温度上昇を防止で
きるようになるとともに、熱応力による亀裂の発生を防
止できるようになる。
【0028】このように、突縁54aを形成しても、突
縁54aが渦巻状電極体の正極用導電端縁に十分に食い
込んだ状態で溶接できるようになるので、この溶接部の
溶接強度が向上する。このため、集電リード部の根元部
に過大な外力が加わっても、突縁54aと正極用導電端
縁との溶接部が剥がれることが防止できようになり、電
池内部抵抗が増大するようなことがなくなるので、放電
特性が優れた電池が得られるようになる。
【0029】(3)第3変形例 本第3変形例の正極集電体60は、図6に示すように、
本体部61と、この本体部61の長手方向の中央部を長
方形状に切り欠き、立ち上げて形成された切欠部62
と、この切欠部62を形成する際に立ち上げて形成され
た集電リード部63とから構成される。本体部61の周
縁部には周縁から下方に直角に折曲されて形成されて下
方に突出する突縁64が設けられており、この突縁64
は本体部61の長手方向の先端から集電リード部63に
向けて高さが高くなるように形成されている。
【0030】そして、突縁64は集電リード部63の下
端部での高さが0.6mmになるように形成されてお
り、また、本体部61の長手方向の先端の突縁64の高
さが0.4mmになるように形成されおり、集電リード
部63の下端部での突縁64の高さは、本体部61の長
手方向の先端の突縁64の高さより0.2mmだけ高く
なるように形成されている。このように、突縁64を形
成しても、集電リード部63の下端部の突縁64が渦巻
状電極体の正極用導電端縁に十分に食い込んだ状態で溶
接できるようになるので、この溶接部の溶接強度が向上
し、放電特性が優れた電池が得られるようになる。
【0031】なお、上述した実施形態および各変形例に
おいては、封口体を正極端子としたために、正極集電体
に集電リード部を設ける例について説明したが、封口体
を負極端子とした場合には、負極集電体に集電用リード
部を設けるようにすればよい。また、上述した実施形態
においては、正極に焼結式電極を用いた例について説明
したが、正極にペースト式などの非焼結式電極を用いて
もほぼ同様の結果が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の正極集電体を示す図であり、図1
(a)は上面図であり、図1(b)はその側面図であ
る。
【図2】 渦巻状電極体に正極集電体および負極集電体
を溶接した状態を示す図である。
【図3】 図2の電極体を外装缶に収納した状態を示す
図であり、図3(a)は封口体を外装缶の開口部に装着
する前の状態を示し、図3(b)は封口体を外装缶の開
口部に装着した状態を示す図である。
【図4】 第1変形例の正極集電体を示す図であり、図
4(a)は上面図であり、図4(b)はその側面図であ
る。
【図5】 第2変形例の正極集電体を示す図であり、図
5(a)は上面図であり、図5(b)はその側面図であ
る。
【図6】 第3変形例の正極集電体を示す図であり、図
6(a)は上面図であり、図6(b)はその側面図であ
り、図6(c)はその正面図である。
【図7】 従来例の正極集電体を示す図であり、図7
(a)は上面図であり、図7(b)はその側面図であ
る。
【符号の説明】
10…正極集電体、11…本体部、12…集電リード
部、13…注液用開口、14…開口、14a…突縁、1
4b…突縁、15…負極集電体、15a…突縁、20…
渦巻状電極体、21…正極用導電端縁、22…負極用導
電端縁、30…外装缶、31…封口体、32…絶縁ガス
ケット、33…スペーサ、40…正極集電体、41…本
体部、42…集電リード部、43…注液用開口、44…
開口、45…開口、44a…突縁、45a…突縁、50
…正極集電体、51…本体部、52…集電リード部、5
3…注液用開口、54A…長切欠部、54…幅広部、5
5…幅狭部、54a…突縁、55a…突縁、56…短切
欠部、57,58…スリット、60…正極集電体、61
…本体部、62…切欠部、63…集電リード部、64…
突縁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方極の端子を兼ねる開口部を備えた金
    属製外装缶と、前記開口部を密封する他方極の端子を兼
    ねる封口体と、これら外装缶および封口体よりなる電池
    容器内に組み込まれる少なくとも正・負極からなる電極
    体とを備えたアルカリ蓄電池であって、 前記電極体の一方の端部に接続された本体部と同本体部
    から延出して前記封口体の下面に溶接された集電リード
    部とを有する集電体を備え、 前記本体部の下面に前記電極体の一方の端部に接続され
    た突縁を備えるとともに、前記集電リード部側に配設さ
    れた前記突縁の高さを前記集電リード部側以外に配設さ
    れた前記突縁の高さより高くしたことを特徴とするアル
    カリ蓄電池。
  2. 【請求項2】 前記突縁は、前記本体部に配設された開
    口の周縁から前記電極体の一方の端部に向けて突出して
    配設されていることを特徴とする請求項1に記載のアル
    カリ蓄電池。
  3. 【請求項3】 前記突縁は、前記本体部の周縁から前記
    電極体の一方の端部に向けて突出して配設されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のアルカリ蓄電池。
JP37126398A 1998-12-25 1998-12-25 アルカリ蓄電池 Expired - Fee Related JP3913384B2 (ja)

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