JP3540465B2 - 貯線装置を備えた光ファイバ素線用sz撚り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は光ファイバ素線を貯線した後にSZ撚りするための、貯線装置を備えたSZ撚り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバケーブルの形式の一つとして、図2に示されるように複数本の光ファイバ素線をSZ撚りに撚り合わせ、これに外部被覆を被せたものが知られている。SZ撚りケーブルは周知のように、撚りの反転部分において素線長さの余裕が見込めるためこの反転部分に分岐線を接続しやすい利点のゆえに多用されているケーブルの一種である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のSZ撚りの方法として、この発明にも示されているように素線の進行する長手方向に複数の回転分線板を所定の間隔をもって連設し、各素線はこれらの回転分線板の等角的位置に穿設された孔に通して各回転分線板を順次貫通させて下流の撚合わせダイスまで導き、それらの回転分線板を端部から遠ざかるにつれて増大するように設定した角度だけ正逆回転させる方法が知られているが、光ファイバ素線の場合は回転分線板の孔を通して引取られるときに孔の内壁面との摩擦によってキズを受けたり、また伝送特性が損なわれたりする欠点があった。また撚り合わせの際に素線の長さに余裕を持たせるSZ撚りの撚り合わせ方法であるために素線を一時に引き出す長さが大きく、このため素線に過度の張力がかかる欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は上述の課題を解決するためになされたものであって、請求項1の発明によるその解決手段は、固定して平行に対向配置される2枚の固定板およびこの中間にこれらと平行に、自身の平面内において回転可能に設けられる貯線回転板と、前記固定板および貯線回転板を貫通し、それぞれの板に設定される対応する円周等分位置に穿設される通孔を通って延びる複数の導線チューブと、前記導線チューブの開口端に撚り合わせるべき光ファイバ素線および空気を送り込む導線給気装置と、前記貯線回転板を適宜の回転角度だけ正逆回転する装置とを含む貯線装置と、この貯線装置の下流に設けられるSZ撚り装置とを有する貯線装置を備えた光ファイバ素線用SZ撚り装置である。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1についてこの発明の方法を実施するために使用する装置の一例を詳しく説明する。符号9A,9Bは対向して平行に適宜の距離aづつ隔てて設けられる2枚の固定板を示し、この固定板9A,9Bの中間にはこれらと平行に貯線回転板9Cが自身の面内に回転可能に配設される。
【0006】
これらの固定板9A,9Bおよび貯線回転板9Cには適宜に設定した適宜直径(この例では図3に示すように大きさDとする)の円の円周等分位置に、つまり等角的に通孔93が穿設され、その通孔を貫通するように複数本の導線チューブ3が設けられ、固定板9Aにおいてはその開口端31を突き出すように固定される。この導線チューブ3は直径が数ミリメートル程度の、例えばウレタン等の合成樹脂製の中空のチューブでよい。
【0007】
符号2に示したものは給気箱であって、導線チューブ3の開口端31を取り囲むように取り付けられ、箱の側部には給気管22が箱内部に向かって開口するよう取り付けられる。光ファイバ素線1を導入するための導入案内管21が導線チューブ3に対して同軸的に設けられる。その箱内部に位置する端部は導線チューブの開口端31から適宜の小距離離れる位置に対向状態に配置される。
【0008】
符号23に示したものは給気分配部であって、ここから他の導線チューブ用の給気箱2に分配給気される。供給される空気は静電気を除去したものが用いられる。以上に示した構成によって空気は光ファイバ素線1に導入走行とは別に導線チューブ3内に導入されて光ファイバ素線1をチューブ内壁から浮かすように案内できる。
【0009】
貯線回転板9Cは貯線用の駆動モータ91によって歯車92を介して適宜の角度、たとえば角θだけ正逆回転され、その1正逆回転によって、2枚の固定板9A,9B間の直線距離分の長さ2aと比較してより長い貯線がなされる。その貯線量は図3の指示数量から次のように算出される。すなわち貯線回転板9Cが角θ回転すると通孔93は点PからQに移動するために光ファイバ素線1は横方向にDθ/2だけ振り出され、ピタゴラスの定理を利用して、
(4a+D2θ21/2−2a と簡単に算出されるのである。
【0010】
この固定板9Bの下流には適宜のSZ撚り装置4が設けられる。図1の例では回転分線板式のSZ撚り装置4が設けられているがこれを説明する。固定板9Bの導線チューブ3の取付位置に対応した位置に導線チューブ3を通す通し孔の穿設された5枚の回転分線板41.42,43,44,45が、固定板9の下流側に所定の間隔をもって順次配設される。各回転分線板41…はその面内において回転できるように支持されており、回転駆動されるために自身の外周部に歯が刻設された平歯車の形でもよく、あるいはそのような平歯車を添設したものでもよい。
【0011】
これらの回転分線板41,42…を回転駆動する駆動装置は、駆動モータ8、これによって回転される共通回転駆動軸6および回転分線板41等の歯車に係合する歯車71,72,73等から成る。駆動モータ8は正逆回転の切替えできるものか、あるいはそのためのクラッチ装置を付設してあるものが必要である。
【0012】
各回転分線板41等は、固定板9Bから下流に遠ざかる程大きくなるように設定される角度だけ正逆回転できるようにされる。たとえばいちばん始めの回転分線板41は75°、次の回転分線板42は150°、また続いて回転分線板43,44,45は順次225°、300°、375°のように設定される。このため既に述べた歯車71,72等の歯数がその目的に適うように選定される。
【0013】
最後の回転分線板45の下流には撚合わせダイス5が配設され、そのまた下流には適宜の引取装置(図示していない)が設けられる。
【0014】
この実施の形態ではSZ撚り装置4として回転分線板式のものを説明したが、これはこの形式に限らず、たとえば滑らかな軸の周囲に撚線が巻き付けられてそれが軸方向に滑り抜けてゆくような軸巻き付き式のものであってもよい。
【0015】
【発明の効果】
この発明によれば、SZ撚りする前に貯線されるために光ファイバなどの素線がSZ撚りに際して過大な張力が素線にかかる事態が防止され、また送り込まれる素線は導線チューブによって覆われているために回転分線板の通し孔と摩擦係合する心配なく、また導線チューブの内部に静電気を除去した空気を供給しているために光ファイバ素線は導線チューブの内部において浮いた状態となって内壁との摩擦係合する機会も少なくなり、この結果摩擦や横方向の圧縮力による光ファイバ素線の伝送特性の低下が防止され、優れた光ファイバSZケーブルを生産できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例装置を示す側断面図である。
【図2】SZ撚り線を示す側面図である。
【図3】貯線装置による貯線量を説明算出するための図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ素線
2 給気箱
21 導入案内管
22 給気管
23 給気分配部
3 導線チューブ
31 開口端
41,42,…45 回転分線板
5 撚合わせダイス
6 共通回転駆動軸
71,72,73 駆動歯車
8 駆動モータ
9A,9B 固定板
9C 回転貯線板
91 貯線用正逆モータ
92 歯車

Claims (1)

  1. 固定して平行に対向配置される2枚の固定板(9A,9B)およびこの中間にこれらと平行に、自身の平面内において回転可能に設けられる貯線回転板(9C)と、前記固定板(9A,9B)および貯線回転板(9C)を貫通し、それぞれの板に設定される対応する円周等分位置に穿設される通孔(93)を通って延びる複数の導線チューブ(3)と、前記導線チューブ(3)の開口端に撚り合わせるべき光ファイバ素線(1)および空気を送り込む導線給気装置(2,21,22)と、前記貯線回転板(9C)を適宜の回転角度(θ)だけ正逆回転する装置(91,92)とを含む貯線装置と、この貯線装置の下流に設けられるSZ撚り装置(4)とを有する貯線装置を備えた光ファイバ素線用SZ撚り装置。
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