JPH0995880A - 貯線装置を備えたsz撚り装置 - Google Patents
貯線装置を備えたsz撚り装置Info
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- JPH0995880A JPH0995880A JP27682395A JP27682395A JPH0995880A JP H0995880 A JPH0995880 A JP H0995880A JP 27682395 A JP27682395 A JP 27682395A JP 27682395 A JP27682395 A JP 27682395A JP H0995880 A JPH0995880 A JP H0995880A
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Abstract
ように、またSZ撚りに際して過大な張力がかからぬよ
うに光ファイバ素線のSZ撚りケーブルを製造する。 【解決手段】 固定して平行に対向配置される2枚の固
定板9A,9Bとこの中間にこれらと平行に、自身の平
面内において回転可能に設けられる貯線回転板9Cと、
これらの固定板9A,9B、貯線回転板9Cを貫通し、
それぞれの板に設定される対応する円周等分位置に穿設
される通孔93を通って延びる複数の導線チューブ3
と、導線チューブ3の開口端に撚り合わせるべき素線1
および空気を送り込む導線給気装置2,21,22と、
貯線回転板9Cを適宜の回転角度θだけ正逆回転する装
置91,92とを含む貯線装置と、この貯線装置の下流
に設けられる適宜の形式のSZ撚り装置4とを有する貯
線装置を備えたSZ撚り装置である。
Description
貯線した後にSZ撚りするための、貯線装置を備えたS
Z撚り装置に関するものである。
て、図2に示されるように複数本の光ファイバ素線をS
Z撚りに撚り合わせ、これに外部被覆を被せたものが知
られている。SZ撚りケーブルは周知のように、撚りの
反転部分において素線長さの余裕が見込めるためこの反
転部分に分岐線を接続しやすい利点のゆえに多用されて
いるケーブルの一種である。
として、この発明にも示されているように素線の進行す
る長手方向に複数の回転分線板を所定の間隔をもって連
設し、各素線はこれらの回転分線板の等角的位置に穿設
された孔に通して各回転分線板を順次貫通させて下流の
撚合わせダイスまで導き、それらの回転分線板を端部か
ら遠ざかるにつれて増大するように設定した角度だけ正
逆回転させる方法が知られているが、光ファイバ素線の
場合は回転分線板の孔を通して引取られるときに孔の内
壁面との摩擦によってキズを受けたり、また伝送特性が
損なわれたりする欠点があった。また撚り合わせの際に
素線の長さに余裕を持たせるSZ撚りの撚り合わせ方法
であるために素線を一時に引き出す長さが大きく、この
ため素線に過度の張力がかかる欠点があった。
解決するためになされたものであって、請求項1の発明
によるその解決手段は、固定して平行に対向配置される
2枚の固定板およびこの中間にこれらと平行に、自身の
平面内において回転可能に設けられる貯線回転板と、前
記固定板および貯線回転板を貫通し、それぞれの板に設
定される対応する円周等分位置に穿設される通孔を通っ
て延びる複数の導線チューブと、前記導線チューブの開
口端に撚り合わせるべき素線および空気を送り込む導線
給気装置と、前記貯線回転板を適宜の回転角度だけ正逆
回転する装置とを含む貯線装置と、この貯線装置の下流
に設けられるSZ撚り装置とを有する貯線装置を備えた
SZ撚り装置である。
施するために使用する装置の一例を詳しく説明する。符
号9A,9Bは対向して平行に適宜の距離aづつ隔てて
設けられる2枚の固定板を示し、この固定板9A,9B
の中間にはこれらと平行に貯線回転板9Cが自身の面内
に回転可能に配設される。
板9Cには適宜に設定した適宜直径(この例では図3に
示すように大きさDとする)の円の円周等分位置に、つ
まり等角的に通孔93が穿設され、その通孔を貫通する
ように複数本の導線チューブ3が設けられ、固定板9A
においてはその開口端31を突き出すように固定され
る。この導線チューブ3は直径が数ミリメートル程度
の、例えばウレタン等の合成樹脂製の中空のチューブで
よい。
線チューブ3の開口端31を取り囲むように取り付けら
れ、箱の側部には給気管22が箱内部に向かって開口す
るよう取り付けられる。光ファイバ素線1を導入するた
めの導入案内管21が導線チューブ3に対して同軸的に
設けられる。その箱内部に位置する端部は導線チューブ
の開口端31から適宜の小距離離れる位置に対向状態に
配置される。
て、ここから他の導線チューブ用の給気箱2に分配給気
される。供給される空気は静電気を除去したものが用い
られる。以上に示した構成によって空気は素線1に導入
走行とは別に導線チューブ3内に導入されて素線1をチ
ューブ内壁から浮かすように案内できる。
によって歯車92を介して適宜の角度、たとえば角θだ
け正逆回転され、その1正逆回転によって、2枚の固定
板9A,9B間の直線距離分の長さ2aと比較してより
長い貯線がなされる。その貯線量は図3の指示数量から
次のように算出される。すなわち貯線回転板9Cが角θ
回転すると通孔93は点PからQに移動するために素線
1は横方向にDθ/2だけ振り出され、ピタゴラスの定
理を利用して、(4a2 +D2 θ2 )1/2 −2a と簡
単に算出されるのである。
装置4が設けられる。図1の例では回転分線板式のSZ
撚り装置4が設けられているがこれを説明する。固定板
9Bの導線チューブ3の取付位置に対応した位置に導線
チューブ3を通す通し孔の穿設された5枚の回転分線板
41.42,43,44,45が、固定板9の下流側に
所定の間隔をもって順次配設される。各回転分線板41
…はその面内において回転できるように支持されてお
り、回転駆動されるために自身の外周部に歯が刻設され
た平歯車の形でもよく、あるいはそのような平歯車を添
設したものでもよい。
動する駆動装置は、駆動モータ8、これによって回転さ
れる共通回転駆動軸6および回転分線板41等の歯車に
係合する歯車71,72,73等から成る。駆動モータ
8は正逆回転の切替えできるものか、あるいはそのため
のクラッチ装置を付設してあるものが必要である。
流に遠ざかる程大きくなるように設定される角度だけ正
逆回転できるようにされる。たとえばいちばん始めの回
転分線板41は75°、次の回転分線板42は150
°、また続いて回転分線板43,44,45は順次22
5°、300°、375°のように設定される。このた
め既に述べた歯車71,72等の歯数がその目的に適う
ように選定される。
ダイス5が配設され、そのまた下流には適宜の引取装置
(図示していない)が設けられる。
回転分線板式のものを説明したが、これはこの形式に限
らず、たとえば滑らかな軸の周囲に撚線が巻き付けられ
てそれが軸方向に滑り抜けてゆくような軸巻き付き式の
ものであってもよい。
線されるために光ファイバなどの素線がSZ撚りに際し
て過大な張力が素線にかかる事態が防止され、また送り
込まれる素線は導線チューブによって覆われているため
に回転分線板の通し孔と摩擦係合する心配なく、また導
線チューブの内部に静電気を除去した空気を供給してい
るために光ファイバ素線は導線チューブの内部において
浮いた状態となって内壁との摩擦係合する機会も少なく
なり、この結果摩擦や横方向の圧縮力による光ファイバ
素線の伝送特性の低下が防止され、優れた光ファイバS
Zケーブルを生産できる効果がある。
る。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 固定して平行に対向配置される2枚の固
定板(9A,9B)およびこの中間にこれらと平行に、
自身の平面内において回転可能に設けられる貯線回転板
(9C)と、前記固定板(9A,9B)および貯線回転
板(9C)を貫通し、それぞれの板に設定される対応す
る円周等分位置に穿設される通孔(93)を通って延び
る複数の導線チューブ(3)と、前記導線チューブ
(3)の開口端に撚り合わせるべき素線(1)および空
気を送り込む導線給気装置(2,21,22)と、前記
貯線回転板(9C)を適宜の回転角度(θ)だけ正逆回
転する装置(91,92)とを含む貯線装置と、この貯
線装置の下流に設けられるSZ撚り装置(4)とを有す
る貯線装置を備えたSZ撚り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27682395A JP3540465B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 貯線装置を備えた光ファイバ素線用sz撚り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27682395A JP3540465B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 貯線装置を備えた光ファイバ素線用sz撚り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0995880A true JPH0995880A (ja) | 1997-04-08 |
JP3540465B2 JP3540465B2 (ja) | 2004-07-07 |
Family
ID=17574903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27682395A Expired - Fee Related JP3540465B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 貯線装置を備えた光ファイバ素線用sz撚り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3540465B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109626110A (zh) * | 2019-01-10 | 2019-04-16 | 江苏中天科技股份有限公司 | 一种线缆自动打包固定收线装置 |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP27682395A patent/JP3540465B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109626110A (zh) * | 2019-01-10 | 2019-04-16 | 江苏中天科技股份有限公司 | 一种线缆自动打包固定收线装置 |
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JP3540465B2 (ja) | 2004-07-07 |
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