JP3539942B2 - 試験システムの測定情報設定装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット等の各種通信ネットワークに組込まれた各種通信機器の特性を試験する試験システムに係わり、特にこの試験システムを構成する各試験機が各試験対象に実施する試験の各測定項目や測定条件を含む測定情報を設定する試験システムの測定情報設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットを始めとする各種通信ネットワークに組込まれた各種通信機器が有する各種の特性を試験することは、新規の通信機器を開発したり、新規の通信ネットワークを構築する場合に、欠かすことのできない重要な事項である。また、稼働中の通信機器や通信ネットワークの保守、管理においても欠かすことのできない事項である。
【0003】
通信ネットワークに組込まれた多数の通信機器を効率的に試験するためには複数の試験機を各通信機器に接続して、ある特定の通信機器に対して試験信号を印加して、ネットワークで接続された他の通信機器における該当試験信号の受信状態を同時に測定ずる場合もある。このような場合、試験機をLAN等のネットワークで接続して、各試験機に対して試験指示を一斉に配信し、試験結果をネットワークを介して集計する。勿論、各通信機器毎に専用の試験機で該当通信機器に入出力される信号を測定して、該当通信機器の特性の試験を行う場合もある。
【0004】
また、各通信ネットワークに組込まれる通信機器はこの通信ネットワークで定まる伝送速度でデータ送受信を行う。例えば、デジタルデータの伝送速度の仕様や規格が、10Mbps/100Mbps 、2.5Gbps、10Gbps等の複数種類存在し、さらにデジタルデータの信号が光信号の場合、光の波長が1.31nm、1,55nm等の複数種類が存在する。したがって、10Mbps/100Mbpsは電気信号で、2.5Gbps、10Gbpsが光信号の場合、合計5種類の送受信形態が存在する。
【0005】
したがって、伝送速度や光波長がそれぞれ異なる複数種類の通信機器等の試験対象に対する試験を実施可能とするためには、各伝送速度と光波長との各組合せに対応する送受信回路等のインタフェースを、各試験機内に組込む必要がある。このように、多数の送受信回路等のインタフェースを予め試験機内に組込むと、試験機が複雑化し、高価格化する。
【0006】
このような不都合を解消するために、図13に示すように、通信機器等の各試験対象1が有する伝送速度と光波長との各組合せに対応する送受信回路等のインタフェースを、この試験機2に対して装着自在のカード状の物理IF(インタフェース)モジュール3に組込むことが考えられる。よって、試験を実施しようとする試験対象1のデータ通信の仕様や規格に対応した物理IFモジュール3を各試験機2に装着することによって、該当試験対象1との間でデータの送受信が可能となる。
【0007】
さらに、各試験機2における試験効率を向上させたり、前述した複数の試験対象1を用いて試験を実施するために、1台の試験機2で同時に複数の試験対象1に対する試験を実行可能とするために、各物理IFモジュール3に対してデータ信号送受のための複数のポート4を設けている。そして、図13に示すように、各物理IFモジュール3の各ポート4に各試験対象1を接続して試験を実施する。
【0008】
このように、それぞれ複数のポート4を有した複数の物理IFモジュール3が装着自在に設けられた複数の試験機2をネットワークで接続してなる試験システムにおいて、通信ネットワークに組込まれた複数の通信機器相互間のデータ送受信の試験のように複雑な試験を実施する場合には、この試験システムを構成する各試験機2に装着されている各物理IFモジュール3の各ポート4に接続された測定対象1に対して実施する試験の各測定項目や測定条件等を含む測定情報を、実際の試験実施に先立って各試験機2のメモリに設定する。
【0009】
そして、測定作業者は、各試験機2に装着されている物理IFモジュール3の各ポート4に対して測定を実施しようとする試験対象1を接続する。その後、メモリ内に各ポート毎に予め定められた測定情報が示す各測定項目の試験を同じく測定条件に従って自動的に実施される。そして、各試験機2で得られた試験結果は、ネットワークを介して、一カ所に収集されて解析される。
【0010】
試験を実施する都度、この試験を実施するための測定情報を各ポートに測定作業者が設定するのは非常に煩わしいので、試験実施後に、試験実施に使用した測定情報をクリアすることなく、システム全体の測定情報を一括して保存して、次回に、同一測定情報を用いる試験を実施する場合に再利用することが考えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように一旦使用したシステム全体の測定情報を記憶保持して再利用する試験システムにおいても、未だ解消すべき次のような課題があった。
【0012】
すなわち、この試験システムで実施する試験項目は多岐に亘るので、各ポートに設定した測定情報を変更したり、あるポートに設定していた測定情報を他のポートで再利用したい場合が多々ある。このような場合、記憶されている前回の測定情報を使用できないので、測定作業者は、システム全体の測定情報を、手作業で再度設定して、試験機2のメモリに書込む必要がある。
【0013】
このシステム全体の測定情報を設定する作業は、前述したように非常に煩わしいので、この試験システムを用いた通信ネットワークに組込まれた複数の通信機器の特性を試験する場合の試験作業能率が大幅に低下する。
【0014】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、システム全体の測定情報のみならず、各ポートの測定情報を、ポート単位、物理IFモジュール単位、及び試験機単位で扱い可能とすることにより、簡単に新規のシステム全体の測定情報を設定でき、試験システムを用いた複数の測定対象を試験する場合における試験作業能率を大幅に向上できる試験システムの測定情報設定装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、それぞれ試験対象に接続される1個以上のポートを有した複数の物理IFモジュールが装着自在に設けられ、各物理IFモジュールを介して各試験対象に対する試験を実施する複数の試験機と、この各試験機を管理する管理機とをネットワークで接続した試験システムの測定情報設定装置に適用される。
【0016】
そして、上記課題を解消するために、本発明の試験システムの測定情報設定装置においては、各試験機に対して、自己に装着される各物理IFモジュールの種別と各物理IFモジュールの各ポートに接続される試験対象に対して実施される試験の少なくとも測定項目と測定条件を含む複数の測定情報を記憶する測定情報ファイルを付加している。
【0017】
そして、管理機に対して、全ての試験機のIDと各試験機に装着される各物理IFモジュールの種別と各物理IFモジュールの各ポートに接続される試験対象に対して実施される試験の少なくとも測定項目と測定条件を含む複数の測定情報を記憶するシステム全体測定情報ファイルと、このシステム全体測定情報ファイルに記憶された各ポートの測定情報を、ポート単位、物理IFモジュール単位、及び試験機単位で指定する測定情報指定手段と、この測定情報指定手段で指定された単位で、システム全体試験情報ファイルに記憶された各測定情報を編集する測定情報編集手段と、編集された各ポートの測定情報を指定された単位で、該当単位で特定される試験機へ送出して、該当試験機に試験情報ファイルを更新させる編集結果送信手段とを付加している。
【0018】
こように構成された試験システムの測定情報設定装置においては、試験システムを構成する各試験機には、自己の各ポートに対して設定される測定情報を記憶する測定情報ファイルが形成されている。
【0019】
さらに、管理機においては、試験システムを構成する全ての試験機の各ポートに設定される測定情報を記憶するシステム全体測定情報ファイルが形成されている。そして、このシステム全体測定情報ファイル内に設定された各ポートの測定情報に対する、他のポートの測定情報との交換、他のポートの測定情報を流用、削除、変更、新規設定等の編集作業が必要となると、測定作業者は、編集対象の1個又は複数のポートの測定情報を含むポート単位、又は物理IFモジュール単位、又は試験機単位で指定して、編集作業が実施できる。
【0020】
したがって、例えば、1つのポートの測定情報のみを編集する場合は、測定情報をポート単位で指定することにより、間単に、システム全体測定情報ファイルの設定内容を変更できる。
【0021】
よって、編集要求の発生都度、システム全体測定情報を作成する必要があった従来の測定システムに比較して、試験システムの測定情報設定作業能率がされに向上する。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。
図1は実施形態に係る測定情報設定装置が組込まれた試験システムの全体構成を示す模式図である。
【0023】
通信ネットワーク5内に多数の通信機器6が組込まれている。この通信ネットワーク5内に組込まれた各通信機器6の特性を試験する試験システムを構成する各試験機7には、前記各通信機器6が試験対象1として接続される。この場合、1台の試験機7に複数台の試験対象1が接続されると共に、1台の試験対象1に複数台の試験機7が接続される場合もある。
【0024】
さらに、試験システムを構成する各試験機7は、インターネット8を介してコンピュータで構成された管理機40と情報交換を行うことができる。さらに、通信ネットワーク5内に組込まれた各通信機器6(試験対象1)は固有のID(識別情報)を有している。同様に、試験システムを構成する各試験機7も固有のID(識別情報)を有している。
【0025】
図2は各試験機7の外観図であり、図3はこの各試験機7の概略構成を示すブロック図であり、図4はこの各試験機7の詳細ブロック図である。
【0026】
図2(a)に示すように、試験機7の正面7aには、GUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)の一部を構成する表示器9a及び操作パネル9bが設けられている。試験機7の裏面7bには、図2(b)に示すように、PCI(Peripheral Component Interconnect 周辺機器間接続)カードと称するカード状の物理IFモジュール11を装着するための5個のスロット(挿入口)10が形成されている。各物理IFモジュール11の端面には、それぞれ試験対象1を接続するための複数のポート12が設けられている。
【0027】
前述したように、各物理IFモジュール11内には、通信機器6等の各試験対象1が有する伝送速度と光波長との各組合せに対応する送受信回路等のインタフェースが組込まれている。この実施形態においては、前述したように、
(a)10Mbps/100Mbps 電気信号 ポート数 8
(b)Gbps 電気信号 ポート数 2
(c)2.5Gbps 光信号 光名長 1.31nm ポート数 1
(d)2.5Gbps 光信号 光名長 1.55nm ポート数 1
(e)10 Gbps 光信号 光名長 1.31nm ポート数 1
(f)10 Gbps 光信号 光名長 1.55nm ポート数 1
の合計、6種類の物理IFモジュール11が予め準備されている。なお、各ポート12にはポート番号(P1、P2、P3、…、P)が付されている。
【0028】
測定作業者は、通信ネットワーク5に組込まれた通信機器6等の自己が試験しようとする試験対象1におけるデータ送受信に関する仕様や規格に合致した物理IFモジュール11をスロット(挿入口)10に装着し、この物理IFモジュール11のポート12に試験対象1を接続する。
【0029】
図3に示すように、この試験機7は、大きく分けて、前述した試験機7の正面7aに設けられた表示器9a及び操作パネル9bからなるGUI13が組込まれた操作クライアント14と、この操作クライアント14に対してLAN15を介して接続された試験実施サーバ16と、この試験実施サーバ16に対して着脱自在に設けられた複数の物理IFモジュール11とで構成されている。前記LAN15は外部のインターネット8にも接続されている。
【0030】
図4は試験実施サーバ16及び物理IFモジュール11の詳細ブロック図である。
着脱自在に設けられた各物理IFモジュール11はスロット10内に設けられた図示しないコネクタを介してPCIバス17に接続される。このPCIバス17は、PCIバスブリッジ18を介して、試験実施サーバ16のシステムバス19に接続されている。このシステムバス19に、各試験対象1に対して試験を実施するためのCPU20及び主メモリ21が接続されている。PCIバスブリッジ18は、バスクロックの周波数が高いシステムバス19とバスクロックの周波数が低いPCIバス17とを接続する機能を有する。
【0031】
主メモリ21内には、この試験実施サーバ16が各物理IFモジュール11の各ポート12に接続された各試験対象1に対して実行する各種試験の試験プログラム及び図9に示す測定情報ファイル33が記憶されている。
【0032】
測定情報ファイル33内には、自己の試験機7(ID=U1、U2、…、Uk)に装着される各物理IFモジュール11の種別(ID=M1、M2、M3、…、MN)と各物理IFモジュール11の各ポート12(ポート番号P1、P2、P3、…、Pn)に接続される試験対象1に対して実施される試験の少なくとも測定項目と測定条件を含む複数の測定情報34が記憶されている。
【0033】
PCIバス17には、先述した複数の物理IFモジュール11の他に、LAN15を介して前述した操作クライアント14が接続されたLANインタフェース22が接続されている。
【0034】
PCIバス17に対して着脱自在に設けられた物理IFモジュール11において、ローカルバス23に対して、試験対象1に対してポート12を介してデータ信号を送受信する複数の送受信器24、送受信用のソフトウエアを記憶するメモリ25、この送受信用のソフトウエアを用いてデータの送受信を実施するCPU26、及び前記PCIバス17との間に介挿されたPCIターゲット27が接続されている。PCIターゲット27は、PCIバス17と内部のローカルバス23とを接続するインタフェース機能を有する。
【0035】
操作クライアント14には、例えばWindows(登録商標)98等の市販のOSが組込まれており、LAN15及びインターネット8を介して管理機40と情報交換が可能である。そして、この操作クライアント14は、試験実施サーバ16に対して、GUI13を介して測定作業者が指示した試験実行指示を出力し、試験結果を表示器9aに表示出力する。
【0036】
図5は、操作クライアント14の概略構成を示すブロック図である。データバス28に対して、CPU29、GUI13を構成する表示器9a及び操作パネル9b、LAN15に接続されたLANインタフェース30、各種のアプリケーション・プログラムを記憶する主メモリ31、HD等の補助記憶装置32等が接続されている。
【0037】
図6は、管理機40の概略構成を示すブロック図である。データバス41に対して、CPU42、GUI43を構成する表示器43a及び操作パネ43b、主メモリ44、インターネット8に接続されたLANインタフェース45等が接続されている。
【0038】
主メモリ44内には、各試験機7に対する測定情報の編集を含む各種の管理を実施するためのプログラム46、システム全体測定情報ファイル47、保存ファイル48が設けられている。
【0039】
システム全体測定情報ファイル47内には、図7に示すように、この試験システムを構成する全ての試験機7のID(=U1、U2、…、Uk)に装着される各物理IFモジュール11の種別(ID=M1、M2、M3、…、MN)と各物理IFモジュール11の各ポート12(ポート番号P1、P2、P3、…、Pn)に接続される試験対象1に対して実施される試験の少なくとも測定項目と測定条件を含む複数の測定情報34が記憶されている。
【0040】
従って、先述した、各試験機7の試験実施サーバ16の主メモリ21に形成された測定情報ファイル32内には、このシステム全体測定情報ファイル47内の、自己の試験機7の物理IFモジュール11とポート12に関する測定情報34が記憶されていることになる。
【0041】
図7のシステム全体測定情報ファイル47における各ポート12(ポート番号P1、P2、P3、…、Pn)に対応して設けられた各測定情報34は、図8に示すように、例えば、「U1―M1―P1」のように、試験システム上の自己の位置を示す位置情報33が含まれる。さらに、複数の測定項目36と測定条件37が含まれる。例えば、F1〜F4の測定項目として、誤り測定(F1)、カウンタ(F2)、周波数測定(F3)、遅延時間測定(F4)等が設定されている。
【0042】
管理機40のGUI43の表示器43aには、測定作業者が測定情報34に対する編集作業の開始操作を入力すると、図10に示す、編集作業画面が表示される。画面の左側に、この試験システムの試験機7―物理IFモジュール11―ポート12のツリー構造からなる試験システム構造38が表示され、画面の右側に、測定作業者が、画面上で、マウスを用いてクリック操作したポート12に設定された測定情報34が表示される。さらに、測定作業者は、表示画面上で、F1〜F4の一つの測定項目38を選択することによって、該当測定項目38の詳細な測定条件37を表示出力させることが可能である。
【0043】
さらに、この編集作業画面には、読出ボタン39aと保存ボタン39bとが設けられている。
【0044】
さらに、この編集作業画面上で、測定作業者は、1個又は複数の測定情報34を、ポート単位49、物理IFモジュール単位50、及び試験機単位51で指定することが可能である。具体的には、ポート単位49で1個の測定情報34を指定する場合は、目標とする測定情報34のポート12をマウスでクリックする。物理IFモジュール単位50で複数の測定情報34を指定する場合は、この複数の測定情報34の各ポート12が所属する物理IFモジュール11をマウスでクリックする。さらに、試験機単位51で複数の測定情報34を指定する場合は、この複数の測定情報34の各ポート12及び各物理IFモジュール11が所持区する試験機7をマウスでクリックする。
【0045】
このように、測定作業者は、システム全体測定情報ファイル47に記憶された各測定情報34を、編集範囲に応じて、ポート単位49、物理IFモジュール単位50、又は試験機単位51で指定することが可能である。
【0046】
図6の主メモリ46の保存ファイル48内には、測定作業者が、編集作業画面上で1個又は複数の測定情報34が、指定された単位49、50、51で、後から読出しができるように名前を付けて保存される。すなわち、この保存ファイル48は、システム全体測定情報ファイル47に記憶された各測定情報34を、ポート単位49、物理IFモジュール単位50、及び試験機単位51で一時的に保存する機能を有する。
【0047】
そして、管理機40は、図11、図12の流れ図に従って、システム全体測定情報ファイル47に記憶された各ポート12の測定情報34に対する編集処理を実行する。
【0048】
測定作業者が、GUI43を介して、編集業務の開始を指示すると、図10に示した編集作業画面を表示器43aに表示出力する。なお、この状態においては、試験システム構造38のみ表示され、測定情報34は表示されていない(S1)。
【0049】
測定作業者が、マウスで一つのポート12を指定しその後に読出しボタン39aを操作すると(S2)、システム全体測定情報ファイル47に記憶されている該当ポート12の測定情報34を読出して、図10に示すように、編集作業画面の右側領域に表示する(S3)。
【0050】
また、測定作業者が、マウスで、ポート単位49、物理IFモジュール単位50、又は試験機単位51を前述した手法で指定し、その後に保存ボタン39bを押すと(S4)、指定された単位49、50、51に所属する1個又は複数の測定情報34をシステム全体測定情報ファイル47から読出す。そして、測定作業者がこの単位49、50、51に指定した名前を付して、保存メモリ48に書込む(S5)。
【0051】
測定作業者が、移動元の単位49、50、51と移動先の単位49、50、51とを指定した測定情報34の移動指令を入力操作すると(S6)、システム全体測定情報ファイル47に記憶されている移動元の単位に所属する各測定情報34を読出して、この各測定情報34をシステム全体測定情報ファイル47の移動先の単位の各測定情報34上に上書きする(S7)。
【0052】
測定作業者が、保存メモリ48に記憶されている各測定情報34を単位の名前を指定し、さらに移動先の単位を指定した移動指令を入力操作すると(S8)、保存メモリ48に記憶されている移動元の単位に所属する各測定情報34を読出して、この各測定情報34をシステム全体測定情報ファイル47内の移動先の単位の各測定情報34上に上書きする(S9)。
【0053】
そして、測定作業者が、編集終了指示を入力すると(S10)、今回の編集作業にて、システム全体測定情報ファイル47に記憶されている各測定情報34に変更が生じたか否かを判定する(S11)。変更が生じた場合は、変更の生じた1個又は複数の測定情報34を含む単位49、50、51に含まれる変更なしも含む各測定情報34を該当単位で読出して、該当単位で特定される試験機7へ送信する(S12)。
【0054】
管理機40から1個又は複数の測定情報34をポート単位49、物理IFモジュール単位50、又は試験機単位51で受信した試験機7の試験実施サーバ16は、自己の主メモリ21内に記憶されら自己の測定情報ファイル33に記憶された各測定情報34を受信した測定情報34で更新する。
【0055】
したがって、各試験機7の測定情報ファイル33に記憶された各測定情報34と、管理機40のシステム全体測定情報ファイル47における自己の試験機7に対応する各測定情報34に一致する。
【0056】
このように構成された試験システムの測定情報設定装置においては、測定システムを構成する各試験機7の試験実施する試験実施サーバ16の主メモリ21内に、自己の各ポート12に対して設定される測定情報34を記憶する測定情報ファイル33が形成されている。
【0057】
さらに、各測定機7に対してインターネット8を介して接続された管理機40の主メモリ44内には、試験システムを構成する全ての試験機7の各ポート12に設定される測定情報34を記憶するシステム全体測定情報ファイル47が形成されている。
【0058】
そして、このシステム全体測定情報ファイル47内に設定された各ポート12の測定情報34に対する、他のポート12の測定情報34との交換、他のポート12の測定情報34を流用、削除、変更、新規設定等の編集作業が必要となると、測定作業者は、管理機40の表示器43a上に、図10に示す編集作業画面を表示させて、編集対象の1個又は複数のポート12の測定情報34を含むポート単位49、又は物理IFモジュール単位50、又は試験機単位51で指定して、編集作業が実施できる。
【0059】
したがって、例えば、1つのポート12の測定情報34のみを編集する場合は、この測定情報34をポート単位49で指定することにより、簡単に、システム全体測定情報ファイル47の設定内容を変更できる。
【0060】
また、管理機40のシステム全体測定情報ファイル47の設定内容が変更されると、その変更部分に対応する各試験機7の測定情報ファイル33の設定内容も自動的に変更される。
【0061】
よって、編集要求の発生都度、システム全体測定情報を作成する必要があった従来の試験システムに比較して、試験システムの測定情報設定作業能率がされに向上する。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の試験システムの測定情報設定装置においては、試験システム全体の測定情報のみならず、各ポートの測定情報を、ポート単位、物理IFモジュール単位、及び試験機単位で編集等の扱いを可能としている。したがって、簡単に新規のシステム全体の測定情報を設定でき、試験システムを用いた複数の通信ネットワークに組込まれた測定対象としての通信機器を試験する場合における試験作業能率を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の測定情報設定装置が組込まれた試験システムの全体構成を示す模式図
【図2】同試験システムに組込まれた各試験機の外観図
【図3】同各試験機の概略構成を示すブロック図
【図4】同各試験機に組込まれた試験実施サーバの詳細ブロック図
【図5】同各試験機に組込まれた操作クライアントの詳細ブロック図
【図6】同試験システムに組込まれた管理機の概略構成を示すブロック図
【図7】同管理機内に組込まれたシステム全体測定情報ファイルの記憶内容を示す図
【図8】同システム全体測定情報ファイルに記憶された測定情報の詳細内容を示す図
【図9】各試験機の試験実施サーバ内に組込まれた測定情報ファイルの記憶内容を示す図
【図10】管理機内の表示器に表示された編集作業画面を示す図
【図11】同管理機の測定情報編集処理動作を示す流れ図
【図12】同じく同管理機の測定情報編集処理動作を示す流れ図
【図13】従来の試験機の概略構成を示す模式図
【符号の説明】
1…試験対象
5…通信ネットワーク
6…通信機器
7…試験機
8…インターネット
11…物理IFモジュール
12…ポート
13、43…GUI
14…操作クライアント
15…LAN
16…試験実施サーバ
33…測定情報ファイル
34…測定情報
38…試験システム構成
40…管理機
47…システム全体測定情報ファイル
48…保存ファイル
49…ポート単位
50…物理IFモジュール単位
51…試験機単位

Claims (1)

  1. それぞれ試験対象(1)に接続される1個以上のポート(12)を有した複数の物理IFモジュール(11)が装着自在に設けられ、前記各物理IFモジュールを介して各試験対象に対する試験を実施する複数の試験機(7)と、この各試験機を管理する管理機(40)とをネットワーク(8)で接続した試験システムの測定情報設定装置において、
    前記各試験機(7)は、自己に装着される各物理IFモジュールの種別と各物理IFモジュールの各ポートに接続される試験対象に対して実施される試験の少なくとも測定項目と測定条件を含む複数の測定情報(34)を記憶する測定情報ファイル(33)を有し、
    前記管理機(40)は、
    全ての試験機のIDと各試験機に装着される各物理IFモジュールの種別と各物理IFモジュールの各ポートに接続される試験対象に対して実施される試験の少なくとも測定項目と測定条件を含む複数の測定情報(34)を記憶するシステム全体測定情報ファイル(47)と、
    このシステム全体測定情報ファイルに記憶された各ポートの測定情報を、ポート単位(49)、物理IFモジュール単位(50)、及び試験機単位(51)で指定する測定情報指定手段(S6、S8)と、
    この測定情報指定手段で指定された単位で、前記システム全体試験情報ファイルに記憶された各測定情報を編集する測定情報編集手段(S7、S9)と、
    この編集された各ポートの測定情報を前記指定された単位で、該当単位で特定される試験機へ送出して、該当試験機に試験情報ファイルを更新させる編集結果送信手段(S12)と
    を有することを特徴とする試験システムの測定情報設定装置。
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