JP3538622B2 - 弁付塗布具 - Google Patents

弁付塗布具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸筒の後端に弁体
に押圧力を付与するノック棒と接続されたノック部を配
置し、ノック部を押圧操作することによってノック棒を
操作し、弁体の弁座に対する液密周状当接を解除してイ
ンキタンク内のインキを塗布先へ供給してなる後端ノッ
ク式弁付塗布具に関する。
【0002】
【従来の技術】軸筒の後端にノック部を有し、軸筒内に
配設されているノック棒を操作して弁機構を開閉する所
謂後端ノック式の塗布具は、例えば、実公平6−186
16号公報に開示されているようなものが知られてい
る。このようなものは、比較的簡単な構造にて塗布先の
インキ供給量を調節でき、インキタンクの大容量化や筆
記かすれの防止、インキ漏れの抑制等をなし得、広く使
用されている。
【0003】即ち、軸筒後端に変形可能なノック部を配
置し、先端に弁体を取り付けたノック棒を押圧操作し得
るようなし、ノック部を非押圧操作時には、弁体は、コ
イルスプリングの作用にて軸筒内に配置された弁座に対
して液密周状当接し、ノック部押圧時にはその押圧力を
受け、前記液密周状当接を解除し、インキタンク内のイ
ンキを塗布先に供給するものである。
【0004】また、後端にノック部を配置せずに、塗布
先そのものを弁体と連結し、塗布先を被筆記面に押圧す
ることにより弁機構を開閉する、所謂先端ノック式の塗
布具もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】弁機構を有する筆記具
は、上述のような利点を有している反面、部品点数が多
くなり、組み立て作業が煩雑となると共に、各部品間の
寸法等にバラツキが発生した場合、全体としては大きな
バラツキとなり、弁機構の誤作動や非使用時の液密性に
問題を生じ、筆跡かすれやインキ漏れなどを招く恐れが
あるという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、軸筒の
後端に弁体に押圧力を付与するノック棒と接続されたノ
ック部を配置し、ノック部を押圧操作することによって
ノック棒を操作し、弁体の弁座に対する液密周状当接を
解除してインキタンク内のインキを塗布先へ供給してな
る後端ノック式弁付塗布具において、全記弁体を反発弾
性を有する材料よりなるものとし、ノック棒による押圧
力が付与されたことによる弁体の変形によって、前記弁
体の弁座に対する液密周状当接を解除することを特徴と
した後端ノック式弁付塗布具を要旨とする。
【0007】
【作用】反発弾性を有する材質からなる弁体を変形さ
せ、その形状を歪ませることにより、弁座との間に隙間
を発生させインキを吐出するので、軽い操作で確実にイ
ンキを吐出・遮断可能であると共に、部品間のバラツキ
も吸収でき組み立て容易性にも優れる。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づき一例について説明する。
図1は本発明の塗布具Aを示す断面図であり、アクリル
繊維などの集束物を塗布先1として有し、内部をそのま
まインキタンクとした軸筒2の後端部を変形可能部3と
ノック棒取付け部4とよりなるものとすると共に、この
ノック棒取付け部4にノック冠5を被冠してノック部6
とした所謂後端ノック式の塗布具の例である。
【0009】塗布先1は、塗布先ホルダー7によって軸
筒2に接続されており、塗布先ホルダー7の内部にはイ
ンキタンクより吐出されるインキを一時的に吸蔵する中
継綿8が配置されている。また、軸筒2内のインキタン
クの先端となる部分には、軸筒2と塗布先ホルダー7と
に取り付け脚部9を有し、両者のつなぎ目における液密
性確保もなしている弁座部材10が配置されている。弁
座部材10は、インキ通孔11に弁体設置部12を有
し、硬度60°のNBR製の弁体13が設置されてい
る。
【0010】軸筒2の後端部に有する変形可能部3は、
薄肉で、かつ、階段形状を有しており、押圧力を受け変
形した後に押圧力が解除されると元の形状に復元する。
この復元力によりノック棒取付け部4に取り付けられた
ノック棒14は、押圧力が付与されているときは前進し
て弁体13に押圧力を伝達し、押圧力が解除されると後
退して弁体13を押圧力より開放する。
【0011】弁機構部分であるI部の拡大図である図2
に示すように、弁座部材10の弁体設置部12は、イン
キ通孔11の延長である筒状部分であり、先端部分に弁
体13を係止させる内方鍔部15を有し、側部にはイン
キの流れ出るインキ窓16が形成されている。このイン
キ窓16よりインキタンク側部分には、略すり鉢状のテ
ーパー壁部分であり、弁体13と液密周状当接をなす密
閉部17が形成されている。これに対して弁体13は、
内方鍔部15に係止される脚部18と弁座部材10の密
閉部17と周状当接する頭部19とよりなり、頭部19
にてノック棒14の押圧力を受ける。また、頭部19
は、弁座部材10と当接して液密性を確保することより
比較的肉厚で、脚部18は、ノック棒14による押圧力
をうけ積極的に変形する部分であるので比較的薄肉状と
なしてある。図3に、弁体13に押圧力が付与され、弁
機構が開放されている状態を示す。
【0012】図4、図5に第2実施例を示す。それぞ
れ、図2、図3に相当する図としてある。図2、図3に
示した実施例と基本的に異なるのは、弁体の形状とそれ
に伴う弁座部材の弁体設置部の形状である。即ち、本例
において、弁体132は、棒状の脚部182を有し、弁
座部材102の内方鍔部152に取り付けられている。
内方鍔部152は、十字状に交差するリブであり、リブ
間にインキの流れ口であるインキ窓162を有してい
る。頭部192は、薄肉状の裾部分192aが形成され
ており、曲面状部分192bを弁座部材102の密閉部
172と周状当接する部分としてある。図5に、弁体1
32に押圧力が付与され、弁機構が開放されている状態
を示す。
【0013】塗布先としては、繊維集束物、筆穂の他
に、ボールペン先、合成樹脂製ペン先、小管式ペン先と
いうように筆記具に使用されるものとしてよい。弁体の
材質としては、NBRの他に、SBR、EPDM、シリ
コンゴムなど、異形状を成形し易く可撓性に富む合成ゴ
ムが使用できる。
【0014】以上のように、本発明の後端ノック式弁付
塗布具は、軽い操作で確実にインキを吐出・遮断可能で
あると共に、部品間のバラツキも吸収でき組み立て容易
性にも優れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す断面図。
【図2】図1のI部拡大図。
【図3】動作説明のための図2相当図。
【図4】第2実施例を示す図2相当図。
【図5】第2実施例を示す図3相当図。
【符号の説明】
A 塗布具 1 塗布先 2 軸筒 3 変形可能部 4 ノック棒取付け部 5 ノック冠 6 ノック部 7 塗布先ホルダー 8 中継綿 9 取り付け脚部 10 弁座部材 11 インキ通孔 12 弁体設置部 13 弁体 14 ノック棒 15 内方鍔部 16 インキ窓 17 密閉部 18 脚部 19 頭部 102 弁座部材 132 弁体 152 内方鍔部 162 インキ窓 172 密閉部 182 脚部 192 頭部 192a 裾部分 192b 曲面状部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B43K 5/00 - 8/24 B05C 17/00 - 17/005 A45D 34/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸筒の後端に弁体に押圧力を付与するノ
    ック棒と接続されたノック部を配置し、ノック部を押圧
    操作することによってノック棒を操作し、弁体の弁座に
    対する液密周状当接を解除してインキタンク内のインキ
    を塗布先へ供給してなる後端ノック式弁付塗布具におい
    て、全記弁体を反発弾性を有する材料よりなるものと
    し、ノック棒による押圧力が付与されたことによる弁体
    の変形によって、前記弁体の弁座に対する液密周状当接
    を解除することを特徴とした後端ノック式弁付塗布具。
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