JP3538579B2 - 箔および条ストリップ材用処理装置 - Google Patents

箔および条ストリップ材用処理装置

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JP3538579B2 JP2000002136A JP2000002136A JP3538579B2 JP 3538579 B2 JP3538579 B2 JP 3538579B2 JP 2000002136 A JP2000002136 A JP 2000002136A JP 2000002136 A JP2000002136 A JP 2000002136A JP 3538579 B2 JP3538579 B2 JP 3538579B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延材等のように
薄板の帯状を成すストリップ材を、ローラを介して処理
槽の内部で搬送することにより、当該ストリップ材に所
望の処理を施すようにした箔および条ストリップ材用処
理装置に関するもので、より詳細には、処理槽の内部に
設けたローラに対する動力伝達機構の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、圧延機によって製造された直後
の金属ストリップ材は、圧延時に供給したオイルやその
他の異物が付着した状態にあるため、その後、脱脂や洗
浄等の処理を施す必要がある。また、金属以外の紙、布
帛、樹脂等々のストリップ材に対しても、その製造工程
中において各種の処理を施す場合がある。
【0003】こうしたストリップ材の処理を実施する装
置としては、処理槽の内部に複数のローラを配置し、こ
れらローラを介してストリップ材を適宜方向に搬送させ
ながら、当該ストリップ材を処理液に浸漬させたり、処
理液を噴射させるようにしたものが一般的である。
【0004】この種の箔および条ストリップ材用処理装
置では、通常、ストリップ材を巻き出す巻出機とストリ
ップ材を巻き取る巻取機との間に上述した処理槽が配置
してあり、巻取機が処理後のストリップ材に張力を与え
て当該ストリップ材を搬送するようにしている。また、
巻出機の回転数を適宜変更することにより、ストリップ
材の搬送速度を調整することも行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した箔
および条ストリップ材用処理装置では、ストリップ材の
始端を巻出機から処理槽の内部に配置したローラを経て
巻取機に巻き取らせるまでの間に当該ストリップ材に張
力を与えることができない。従って、作業者自らがこう
した作業を行わなければならない等、生産性が著しく低
下する要因となっている。
【0006】このため、処理槽の内部に配置したローラ
を回転駆動させ、上述したストリップ材の始端を巻取機
に巻き取らせるまでの作業を効率良く実施することによ
って生産性の向上を図ることのできる箔および条ストリ
ップ材用処理装置の開発が切望されている。さらにこの
場合、ローラのメカニカルロスや慣性力の影響によって
ストリップ材に有害な張力を与えないようにそれぞれの
ローラの回転駆動を制御し、例えば数μm程度のごく薄
いストリップ材に対しても、これに破断を生じさせるこ
となく所望の処理を施すことができるようにすることが
望まれている。
【0007】但し、この種の箔および条ストリップ材用
処理装置にあっては、ストリップ材を処理する処理液と
して、強酸性や強アルカリ性等の腐食性を有した薬剤、
あるいは発火性を有した薬剤を用いる場合があり、また
処理槽の内部が高温・高湿状態に保持されていることが
多いため、ローラの駆動源となる電動モータ等の回転ア
クチュエータを処理槽の内部に配置することができない
という制約がある。しかも、これらの処理液が人体や周
辺装置に対して有害となることも多く、当該処理液が処
理槽の外部に漏出する事態を確実に防止する必要があ
る。
【0008】こうした要求に対して従来では、処理槽の
壁に孔を設けて各ローラの軸端部を外部に露出させるこ
とにより、処理槽の外部に配置した回転アクチュエータ
の駆動によってそれぞれのローラを回転駆動するように
した箔および条ストリップ材用処理装置が提供された。
ローラの回転駆動に関しては、ヘルパー制御と称される
速度を主としたトルク制御を適用することにより、ごく
薄いストリップ材に対してもこれに破断を生じさせるこ
となく所望の処理を施すことを可能としている。さら
に、処理槽の壁とローラの軸との間に適宜なシール手段
を介在させ、処理液が外部に漏出する事態を防止するよ
うにしてある。
【0009】しかしながら、上述したヘルパー制御を実
施するためには、高性能な電動モータ、並びに複雑な制
御装置が必要となるため、製造コストが著しく増加する
事態を招来する。また、制御を行うソフトの管理にも特
殊な専門技能が必要となり、箔および条ストリップ材用
処理装置の保守にも多大なコストが必要となる。
【0010】一方、上述したシール手段は、ローラの保
守や交換に伴う分解作業を煩雑化する要因となり、その
シール性が厳密なものほど作業の煩雑化を顕著なものと
する。すなわち、処理液の外部への漏出を完全に防止し
た場合にはローラの保守や交換に伴う分解作業を困難な
ものとし、一方、当該分解作業を容易化した場合には処
理液が外部へ漏出する事態を完全に防止することが困難
になる、という二律背反の問題を生じさせる。この結
果、処理液を噴射するようにした処理槽からは、シール
手段の隙間を介して当該処理液のヒュームやミストが外
部に漏出したままとなっている。また、ヒュームやミス
トでさえも外部に漏出させることのできない処理液を噴
射するようにした処理槽や、逆に外気に触れさせてはい
けない処理液を噴射するようにした処理槽に配置したロ
ーラ、さらには処理槽の処理液に浸漬したローラに対し
ては、これらを全く回転駆動できていないのが実情であ
る。しかも、シール手段のシール性を厳密にすれば、こ
れがローラのメカニカルロスを増大させることにもな
り、上述したヘルパー制御を一層複雑化する。
【0011】本発明は、上記実情に鑑みて、適用コスト
の著しい増加、保守点検作業の煩雑化並びに処理液が外
部に漏出する事態を招来することなく、処理槽の内部に
配置したローラを回転駆動し、さらにはローラの回転駆
動を容易に制御することのできる箔および条ストリップ
材用処理装置を提供することを解決課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では、ローラを介
してストリップ材を処理槽の内部で搬送することによ
り、当該ストリップ材に所望の処理を施すようにした箔
および条ストリップ材用処理装置において、前記処理槽
を構成する壁を挟んで互いに対向する部位にそれぞれ相
互の磁力作用によって回転力を伝達する動力伝達体を設
け、前記処理槽の内部に設けた動力伝達体を前記ローラ
に連係させる一方、前記処理槽の外部に設けた動力伝達
体を駆動源に連係させている。
【0013】前記動力伝達体としては、それぞれ互いに
対向する部位の複数箇所に永久磁石を並設した円板状を
成すものを適用し、一方を前記ローラの軸端部に固着す
ると共に、他方を前記駆動源の出力軸端部に固着するよ
うにしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づいて本発明を詳細に説明する。図3乃至図6は、本発
明に係る箔および条ストリップ材用処理装置の一実施形
態を概念的に示したものである。ここで例示する箔およ
び条ストリップ材用処理装置100は、圧延機によって
圧延製造された金属ストリップ材Sに対して脱脂洗浄防
錆乾燥処理を行うためのもので、図7に示すように、金
属ストリップ材Sを巻き出す巻出機1を備えた巻出ユニ
ット1Aと、金属ストリップ材Sを巻き取る巻取機2を
備えた巻取ユニット2Aとの間に複数機、実施形態では
5機並設することによって一連の処理設備を構成してい
る。このうち、巻出機1から4機目までに配置した第1
乃至第4ストリップ材用処理装置100は処理液を使用
して金属ストリップ材Sの脱脂洗浄防錆処理を行うため
のものであり、一方、巻取機2の直前に配置した第5ス
トリップ材用処理装置100は金属ストリップ材Sの乾
燥処理を行うためのものであるが、互いに同等の構成を
有したものであるため、以下においては主に巻出機1の
直後に配置した第1ストリップ材用処理装置100につ
いて説明していく。
【0015】図3及び図4に示すように、上記ストリッ
プ材用処理装置100は、所定の設置域に設置した主フ
レーム枠10の内部に処理槽20を備えている。
【0016】主フレーム枠10は、設置域の四隅部から
立設した脚部フレーム11と、これら脚部フレーム11
の各上端部間を連結する主横設フレーム12とを有した
直方状を成すものである。
【0017】処理槽20は、横断面が矩形で、上面が開
口した容器状を呈するものであり、その上縁部外面を介
して主フレーム枠10の主横設フレーム12に固着して
ある。図からも明らかなように、処理槽20の底壁21
は、中央部に向けて漸次低くなるように傾斜しており、
その最低部が処理液排出通路22に接続してある。
【0018】また、この処理槽20には、その並設方向
に沿って上流側に位置する上流側壁23と下流側に位置
する下流側壁23とにそれぞれ通材用開口23aを設け
てある。通材用開口23aは、それぞれ金属ストリップ
材Sを水平方向に沿って通過させるためのものであり、
互いに同一の高さ位置となる部位に開口している。
【0019】ここで、図7に示すように、第1乃至第4
ストリップ材用処理装置100において隣接するストリ
ップ材用処理装置100に対向する側壁23に設けた通
材用開口23aには、当該隣接するストリップ材用処理
装置100の処理槽20との間を連通する連絡用通路2
5が接続してある。連絡用通路25は、通気性の無い材
質によって蛇腹の筒状に構成したものである。
【0020】これに対して、第1ストリップ材用処理装
置100において処理槽20の上流側壁23に設けた通
材用開口23a、第4ストリップ材用処理装置100に
おいて処理槽20の下流側壁23に設けた通材用開口2
3a及び第5ストリップ材用処理装置100において処
理槽20の両側壁23に設けた通材用開口23aには、
それぞれ金属ストリップ材Sの通過を可能とする一方、
処理槽20の内部雰囲気が外部に出ないよう、また外部
雰囲気が処理槽20の内部に入りにくくするための仕切
板26を配設してある。
【0021】さらに、上記処理槽20には、その上面を
覆うように蓋体30を配設してある。蓋体30は、図3
及び図4に示すように、処理槽20と同等の横断面で、
下面が開口した容器状を呈するものである。このうち、
第1乃至第4ストリップ材用処理装置100の蓋体30
には、その上壁に窒素等の不活性ガスを供給するための
ガス供給孔31を設けてある。この蓋体30は、その下
端縁に設けたフランジ32を介して主フレーム枠10の
主横設フレーム12に着脱可能に取り付けてあり、当該
主横設フレーム12を介して上記処理槽20との間に密
閉された処理空間を画成している。
【0022】上記のように構成した処理槽20には、主
横設フレーム12及び蓋体30との間に画成される処理
空間の内部にローラユニット40を収容してある。ロー
ラユニット40は、ユニットフレーム枠50と、このユ
ニットフレーム枠50に支持させた5段の駆動ローラ6
0及び流体噴射ノズル70とを備えて構成したものであ
る。
【0023】ユニットフレーム枠50は、それぞれ矩形
枠状を成すように結合した上部横設フレーム51及び下
部横設フレーム52と、これら両横設フレーム51,5
2の間の適宜位置を連結する複数の連結縦フレーム53
とを有した直方状を成すもので、上部横設フレーム51
を介して主フレーム枠10の主横設フレーム12に着脱
可能に取り付けてある。
【0024】5段の駆動ローラ60は、図3乃至図6に
示すように、互いにほぼ同一の外径で、かつユニットフ
レーム枠50に収まる長さを有した中空の円柱状を成す
もので、それぞれの両端部に細径の軸受部61を有して
おり、それぞれの軸心が金属ストリップ材Sの搬送方向
に直交し、かつ互いに平行となる状態でユニットフレー
ム枠50に回転可能に並設してある。
【0025】このうち、ユニットフレーム枠50の中央
に配置した駆動ローラ(以下、適宜中央駆動ローラ60
Aという)は、図3及び図6に示すように、下部横設フ
レーム52から上方に向けて突設した中央軸受ブラケッ
ト54に軸受部61を介して回転可能に支持させてあ
る。この中央駆動ローラ60Aは、処理槽20の通材用
開口23aを介して金属ストリップ材Sが水平に通過し
た場合に、上部周面を介して当該金属ストリップ材Sの
下部表面に当接するようにその高さ位置が規定してあ
る。
【0026】中央駆動ローラ60Aの両側に配置した駆
動ローラ(以下、適宜昇降駆動ローラ60Bと称する)
は、図3及び図5に示すように、ユニットフレーム枠5
0から独立した軸受ブラケット体55にそれぞれの軸受
部61を介して回転可能に支持させてある。軸受ブラケ
ット体55は、ユニットフレーム枠50との間に介在さ
せた昇降用エアシリンダアクチュエータ62の作動によ
って上下動可能であり、最も上動した場合に昇降駆動ロ
ーラ60Bの下部周面を中央駆動ローラ60Aの上部周
面よりも上方に配置させる一方、最も下動してユニット
フレーム枠50に当接した場合に昇降駆動ローラ60B
の下部周面を中央駆動ローラ60Aの下部周面よりも下
方に配置させるように機能する。
【0027】この軸受ブラケット体55には、上述した
上下動の際に常に昇降駆動ローラ60Bの軸心が水平状
態を維持するように、ユニットフレーム枠50との間に
ガイド手段が設けてある。具体的には、軸受ブラケット
体55に一対のガイドロッド56を設ける一方、ユニッ
トフレーム枠50に一対のガイドブッシュ57を設けて
あり、これらガイドロッド56をそれぞれガイドブッシ
ュ57に摺動可能に嵌挿させることによって当該軸受ブ
ラケット体55の上下動を案内するようにしている。さ
らに各ガイドロッド56の上端部にラック56aを設
け、これらラック56aにそれぞれピニオンギア58を
歯合させると共に、各ピニオンギア58を共通のピニオ
ン軸58aに固着してあり、両ガイドロッド56が、常
に連動するように構成してある。
【0028】ユニットフレーム枠50の両端に配置した
駆動ローラ(以下、適宜両端駆動ローラ60Cという)
は、図3及び図4に示すように、下部横設フレーム52
から上方に向けて突設した両端軸受ブラケット59にそ
れぞれ軸受部61を介して回転可能に支持させてある。
各両端駆動ローラ60Cは、それぞれの上部周面が上述
した中央駆動ローラ60Aの上部周面と同一の高さ位置
となるように個々の高さ位置が規定してある。
【0029】また、これら両端駆動ローラ60Cには、
それぞれ補助ローラ60sを設けてある。補助ローラ6
0sは、上述した昇降駆動ローラ60Bと同様に、ユニ
ットフレーム枠50から独立した補助軸受ブラケット体
55sにそれぞれの軸受部61を介して回転可能に支持
させてあり、ユニットフレーム枠50との間に介在させ
た補助昇降用エアシリンダアクチュエータ62sの作動
によって上下動可能である。これら補助ローラ60s
は、最も上動した場合にそれぞれの下部周面が対応する
両端駆動ローラ60Cの上部周面から離隔する一方、最
も下動した場合にそれぞれの下部周面が対応する両端駆
動ローラ60Cの上部周面に当接する位置に配置される
ことになる。なお、補助軸受ブラケット体55sとユニ
ットフレーム枠50との間にも、昇降駆動ローラ60B
の場合と同様のガイド手段を設けてある。すなわち、補
助軸受ブラケット体55sに一対の補助ガイドロッド5
6sを設ける一方、ユニットフレーム枠50に一対の補
助ガイドブッシュ57sを設けてあり、これら補助ガイ
ドロッド56sをそれぞれ補助ガイドブッシュ57sに
摺動可能に嵌挿させることによって当該補助軸受ブラケ
ット体55sの上下動を案内するようにしている。さら
に各補助ガイドロッド56sの上端部にラック56as
を設け、これらラック56asにそれぞれピニオンギア
58sを歯合させると共に、各ピニオンギア58sを共
通のピニオン軸58asに固着してあり、両補助ガイド
ロッド56sが、常に連動するように構成してある。
【0030】図からも明らかなように、上述した各駆動
ローラ60の軸受部61は、互いに同一側となる一方の
端部がそれぞれ中央軸受ブラケット54、軸受ブラケッ
ト体55、両端軸受ブラケット59を越えてユニットフ
レーム枠50から突出しており、それぞれの突出端部に
動力伝達体63を備えている。動力伝達体63は、図1
及び図2に示すように、軸受部61から径外方向に向け
て膨出した円板状を成し、各端面の複数箇所にそれぞれ
永久磁石64を複数枚ずつ埋設することによって構成し
たものである。永久磁石64は、それぞれ円板状を成し
ており、互いに同一の磁極が現れるように所定の円弧状
に沿って並設してある。
【0031】これら各駆動ローラ60の動力伝達体63
は、永久磁石64を埋設した端面を処理槽20の内壁面
に近接させた状態でそれぞれの軸受部61に固着し、各
永久磁石64の磁力作用が処理槽20の側壁23を通じ
て外部に到達するようにしてある。ここで、処理槽20
を透磁率の高い材質で構成した場合には問題ないが、処
理槽20を透磁率の低い材質で構成した場合には永久磁
石64の磁力作用が外部へ十分に到達しないため、少な
くともこの動力伝達体63が対向する部分を切り欠いた
後、透磁率の高い材質から成るプレートによってこれを
密閉しておくことが好ましい。
【0032】流体噴射ノズル70は、上述した駆動ロー
ラ60の相互間において処理液を金属ストリップ材Sの
上下両表面に噴射するためのもので、図3及び図6に示
すように、各駆動ローラ60の軸心に沿って配設した流
体供給管71の適宜位置に配置してある。この流体供給
管71は、ユニットフレーム枠50の下部横設フレーム
52や連結縦フレーム53に保持させたもので、図示せ
ぬ供給通路を通じて処理液の供給源に接続してある。な
お、流体供給管71を処理液の供給源に接続してあるの
は、金属ストリップ材Sの脱脂洗浄防錆処理を行う第1
乃至第4ストリップ材用処理装置100のみであり、乾
燥処理を行う第5ストリップ材用処理装置100にあっ
ては、流体供給管71に加熱源を介してエアブロー(図
示せず)を接続し、流体噴射ノズル70から金属ストリ
ップ材Sに対して温風を噴射するようにしてある。
【0033】一方、上記ストリップ材用処理装置100
には、上述した駆動ローラ60の駆動源として処理槽2
0の外部に電動モータ、あるいはエアモータ等の回転ア
クチュエータ80を設けてある。回転アクチュエータ8
0は、各処理槽20に収容させた駆動ローラ60に対し
て個別に設けられるもので、それぞれの出力軸81に動
力伝達体82を備えている。動力伝達体82は、図1及
び図2に示すように、各駆動ローラ60の軸受部61に
設けた動力伝達体63と同一の構成を有したものであ
る。但し、永久磁石83の向きに関しては、駆動ローラ
60の動力伝達体63に設けた永久磁石64との間に相
互の磁力作用によって吸引力が働くように反対の磁極が
現れるように配置してある。
【0034】これらのうち、中央駆動ローラ用の回転ア
クチュエータ80及び両端駆動ローラ用の回転アクチュ
エータ80は、それぞれ出力軸81の軸心を対応する駆
動ローラ60の軸心に合致させ、かつそれぞれ動力伝達
体82の端面を処理槽20の外壁面に近接させた状態で
主フレーム枠10に取り付けてある。一方、昇降駆動ロ
ーラ用の回転アクチュエータ80は、昇降駆動ローラ6
0Bがそれぞれ最も下動した場合を基準として出力軸8
1の軸心を該昇降駆動ローラ60Bの軸心に合致させ、
かつそれぞれ動力伝達体82の端面を処理槽20の外壁
面に近接させた状態で主フレーム枠10に取り付けてあ
る。
【0035】なお、図7中の符号200は、巻取機2に
巻き取る金属ストリップ材Sにエアのかみ込みなどによ
る巻き弛みが生じないようにするための張力付加用ロー
ラである。また、符号300は、巻取機2に巻き取る金
属ストリップ材Sの相互間に摩擦傷防止用の紙を供給す
るための装置である。
【0036】上記のように構成したストリップ材用処理
装置100では、巻出機1から巻き出された金属ストリ
ップ材Sが、巻取機2に巻き取られるまでの間において
それぞれ5段の駆動ローラ60に順次接するように搬送
され、この間、流体噴射ノズル70から処理液を噴射す
ることによって当該金属ストリップ材Sに脱脂洗浄防錆
処理が順次施され、さらに温風噴射ノズルから温風を噴
射することによって洗浄後の金属ストリップ材Sに乾燥
処理が施されることになる。この場合、第1乃至第4ス
トリップ材用処理装置100の処理槽20においては、
処理液を活性化させるべく処理槽20の内部を高温状態
に保持したり、蓋体30のガス供給孔31から窒素等の
不活性ガスを供給して内部を高圧状態に保持することが
好ましい。また、第1乃至第4ストリップ材用処理装置
100のすべて、あるいはその一部において、流体噴射
ノズル70から噴射した処理液を処理槽20の内部に貯
留させ、金属ストリップ材Sをその内部に浸漬させるこ
とによって脱脂洗浄防錆処理を実施するようにしてもよ
い。但し、貯留させる処理液は、通材用開口23aより
も十分下のレベルに留めるのはいうまでもない。またこ
のとき、特に、金属ストリップ材Sが形状的に自立の難
しい箔である場合には、昇降駆動ローラ60Bを下動さ
せることが好ましい。すなわち、昇降駆動ローラ60B
を下動させた場合には、各駆動ローラ60A,60B,
60Cによって構成される金属ストリップ材Sの搬送経
路が山と谷とを構成するようになるため、当該金属スト
リップ材Sを適切にガイドし、しわの発生、またはこれ
により引き起こされる破断といった事態を有効に防止す
ることが可能になる。
【0037】ここで、上述したストリップ材用処理装置
100によれば、それぞれの回転アクチュエータ80を
駆動すると、その回転力が出力軸81に設けた動力伝達
体82の永久磁石64と、各駆動ローラ60に設けた動
力伝達体63の永久磁石83との間の相互磁力作用によ
って当該駆動ローラ60に伝達されるようになる。
【0038】従って、両端駆動ローラ60Cと補助ロー
ラ60sとの間においては、金属ストリップ材Sに対し
て搬送力を与えることができるようになり、金属ストリ
ップ材Sの始端であってもこれを巻取機2まで容易に搬
送させ、この間の作業効率の向上を図ることが可能とな
る。
【0039】しかも、各駆動ローラ60は、回転アクチ
ュエータ80とは物理的に切り離された状態で回転駆動
するものであるため、巻き出しや巻き取りの速度が変化
した場合であっても金属ストリップ材Sに対して与える
メカニカルロスや慣性力の影響を可及的に小さいものと
することができる。従って、上述した回転アクチュエー
タ80として汎用の電動モータやエアモータを適用した
場合、さらには極簡単な制御法を用いて各駆動ローラ6
0の回転駆動を制御した場合であっても、金属ストリッ
プ材Sに有害な張力を与える虞れがない。この結果、適
用コストの著しい増加を招来することなくヘルパー制御
と同等の効果を得ることができ、例えば数μm程度のご
く薄い金属ストリップ材Sに対しても、これに破断を生
じさせることなく上述した脱脂洗浄防錆乾燥処理を施す
ことができるようになる。また昇降駆動ローラ60Bの
上下動に関しても、回転アクチュエータ80からは切り
離され、軸受ブラケット体55のみが連動する構成であ
るため、金属ストリップ材Sの通過状況に応じてその高
さ位置を迅速に変更することができるようになる。
【0040】さらに、処理槽20に対しては、駆動ロー
ラ60の軸受部61を外部に露出させるための孔やこれ
をシールするための手段をまったく設ける必要がない。
従って、処理槽20の内部に噴射・貯留された処理液の
みならず、そのヒュームやミストでさえも外部に漏出す
る虞れがなく、回転アクチュエータ80等の周辺装置に
悪影響を及ぼす事態や外部雰囲気を汚染する事態を有効
に防止できる。しかも、駆動ローラ60の保守や交換に
伴う分解作業にあっては、蓋体30を取り外して処理槽
20を開成させれば、5段の駆動ローラ60すべてをユ
ニットフレーム枠50ごと処理槽20から取り外すこと
ができるため、きわめて容易に実施可能である。
【0041】なお、上述した実施の形態では、圧延機に
よって圧延製造された後の金属ストリップ材に対して処
理を施す箔および条ストリップ材用処理装置を例示して
いるが、本発明は必ずしもこれに限らず、所望の処理を
施すストリップ材であれば、圧延製造されたもの以外の
金属ストリップ材、さらには紙、布帛、樹脂等、その他
のストリップ材に対しても適用可能であるのはいうまで
もない。また、5機の箔および条ストリップ材用処理装
置を並設することによって一連の処理を施すようにして
いるが、5以外の複数機並設して一連の処理を施すもの
であってもよいし、単独で処理を施すものでも構わな
い。さらに、処理槽として、横断面が矩形で上面が開口
し、かつ上面に蓋体を配置してその内部にほぼ密閉の処
理空間を画成するものを例示しているが、如何なる横断
面積を有するものであってもよく、また必ずしも蓋体を
配置する必要はない。例えば上面が開放したままの処理
槽に処理液を貯留させ、ストリップ材を順次この処理液
に浸漬させるようにしてもよい。
【0042】また、上述した実施の形態では、5段の駆
動ローラを備えた箔および条ストリップ材用処理装置を
例示しているが、必ずしも駆動ローラが5段である必要
はなく、駆動ローラは5以外の複数であっても唯一であ
っても構わない。また特に、板厚の大きなストリップ材
を処理する場合には、駆動ローラと非駆動ローラとが混
在するようにすることも可能である。なお、処理槽の内
部に複数のローラを備える場合に上述した実施の形態で
は、これらを互いに高さが異なるように配置している
が、特に板厚の大きなストリップ材を処理する場合等、
複数の駆動ローラを互いに同一の高さ位置となるように
配置してもよい。この場合、必ずしもローラが昇降する
必要もない。また、複数のローラを共通のユニットフレ
ーム枠に支持させるようにしているため、上述したよう
に、当該ローラの保守や交換に伴う分解作業をきわめて
容易に実施可能であるが、必ずしも共通のフレームに支
持させる必要はない。さらに、ストリップ材に搬送力を
与える駆動ローラを処理槽の両端に配置しているため、
つまり処理槽の最も上流側と下流側とにおいて駆動ロー
ラに補助ローラを当接させるようにしているため、これ
ら両ローラによる絞り作用により当該処理槽で使用した
処理液が次の処理槽に混入する事態を可及的に防止する
ことができ、例えば上述した実施形態の場合、上流側の
処理液の混入による下流側の処理液の汚損を可及的に防
止することができるが、必ずしもストリップ材に搬送力
を与える駆動ローラを処理槽の両端に配置する必要はな
い。
【0043】さらに、上述した実施の形態では、互いに
対向する動力伝達体の双方に永久磁石を配置するように
しているが、本発明ではこれに限定されない。例えば、
一方の動力伝達体にのみ配置した磁石の磁力によって他
方の動力伝達体との間に回転力を十分に伝達することが
可能であれば、当該他方の動力伝達体には鉄やニッケル
等の強磁性体のみを配置すれば十分である。また、永久
磁石の代わりに電磁石を配置し、回転力を伝達する場合
にのみ両動力伝達体の間に磁力を作用させるようにして
も構わない。さらに、永久磁石を適用する場合には動力
伝達体の相互離隔距離を変更できるように構成し、また
電磁石を適用する場合には動力伝達体の相互離隔距離を
変更できる構成に代え、あるいはこれに加えて磁力を変
化させるようにすれば、回転アクチュエータによるロー
ルの拘束力を適宜変更することができ、よりヘルパー制
御に近似した制御を行うことも可能になる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
動力伝達体の磁気作用を利用して、処理槽の外部に配置
した駆動源の回転力を処理槽の内部に配置したローラに
伝達させるようにしているため、該ローラの軸端部を外
部へ露出させるための孔を処理槽の壁に設ける必要がな
い。従って、処理液に浸漬されたローラに対してさえ
も、当該処理液の外部への漏出を招来することなくこれ
を回転駆動することができ、ストリップ材の始端を巻取
機に巻き取らせるまでの作業を効率良く実施することが
できる等、生産性の向上を図ることが可能となる。
【0045】また処理槽の壁に孔を設けないためシール
手段も不要となり、さらにローラが駆動源や処理槽から
物理的に切り離された状態となるため、当該ローラの保
守や交換に伴う分解作業をきわめて容易に行うことが可
能になる。
【0046】さらにローラがその駆動源から物理的に切
り離された状態で回転駆動しているため、ストリップ材
に対して与えるメカニカルロスや慣性力の影響を可及的
に小さいものとすることができ、たとえ駆動源として汎
用の電動モータやエアモータを適用した場合であって
も、当該ストリップ材に有害な張力を与える虞れがな
い。この結果、適用コストの著しい増加を招来すること
なくヘルパー制御と同等の効果を得ることができ、例え
ば数μm程度のごく薄いストリップ材に対しても、これ
に破断を生じさせることなく所望の処理を施すことがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る箔および条ストリップ材用処理装
置の要部を示した断面側面図である。
【図2】動力伝達体を拡大して示す断面斜視図である。
【図3】箔および条ストリップ材用処理装置の全体を示
す断面正面図である。
【図4】図3における4−4線断面図である。
【図5】図3における5−5線拡大断面図である。
【図6】図3における6−6線拡大断面図である。
【図7】図3に示した箔および条ストリップ材用処理装
置を適用した処理設備の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 巻出機 2 巻取機 10 主フレーム枠 11 脚部フレーム 12 主横設フレーム 20 処理槽 21 底壁 22 処理液排出通路 23 側壁 23a 通材用開口 25 連絡用通路 26 仕切板 30 蓋体 31 ガス供給孔 32 フランジ 40 ローラユニット 50 ユニットフレーム枠 51 上部横設フレーム 52 下部横設フレーム 53 連結縦フレーム 54 中央軸受ブラケット 55 軸受ブラケット体 55s 補助軸受ブラケット体 56 ガイドロッド 56a ラック 56as ラック 56s 補助ガイドロッド 57 ガイドブッシュ 57s 補助ガイドブッシュ 58 ピニオンギア 58a ピニオン軸 58as ピニオン軸 58s ピニオンギア 59 両端軸受ブラケット 60 駆動ローラ (60A 中央駆動ローラ) (60B 昇降駆動ローラ) (60C 両端駆動ローラ) (60s 補助ローラ) 61 軸受部 62 昇降用エアシリンダアクチュエータ 62s 補助昇降用エアシリンダアクチュエータ 63 動力伝達体 64 永久磁石 70 流体噴射ノズル 71 流体供給管 80 回転アクチュエータ 81 出力軸 82 動力伝達体 83 永久磁石 100 箔および条ストリップ材用処理装置 S 金属ストリップ材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 明 栃木県下都賀郡野木町大字友沼6510−1 (72)発明者 鈴木 仁 茨城県古河市本町2−5−25 (72)発明者 大塚 三男 茨城県猿島郡総和町久能1213−59 (56)参考文献 特開 平6−306559(JP,A) 特開 平7−89657(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 20/02 B65H 27/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラを介してストリップ材を処理槽の
    内部で搬送することにより、当該ストリップ材に所望の
    処理を施すようにした箔および条ストリップ材用処理装
    置において、 前記処理槽を構成する壁を挟んで互いに対向する部位に
    それぞれ相互の磁力作用によって回転力を伝達する動力
    伝達体を設け、前記処理槽の内部に設けた動力伝達体を
    前記ローラに連係させる一方、前記処理槽の外部に設け
    た動力伝達体を駆動源に連係させたことを特徴とする箔
    および条ストリップ材用処理装置。
  2. 【請求項2】 前記動力伝達体は、それぞれ互いに対向
    する部位の複数箇所に永久磁石を並設した円板状を成
    し、一方が前記ローラの軸端部に固着したものであると
    共に、他方が前記駆動源の出力軸端部に固着したもので
    ある請求項1記載の箔および条ストリップ材用処理装
    置。
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