JP3538578B2 - 壁材の取り付け構造 - Google Patents

壁材の取り付け構造

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JP3538578B2
JP3538578B2 JP37330499A JP37330499A JP3538578B2 JP 3538578 B2 JP3538578 B2 JP 3538578B2 JP 37330499 A JP37330499 A JP 37330499A JP 37330499 A JP37330499 A JP 37330499A JP 3538578 B2 JP3538578 B2 JP 3538578B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば法面などの
土留め用や、ビル壁や擁壁、河川の護岸壁などのコンク
リート打ち放し壁面の化粧用、その他、自動車道路や高
架鉄道などの路盤に備える遮音用や遮光用などとして用
いられる壁材の取り付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来では、例えば山地等の崩壊法面を復
旧するために、編柵工法によって山腹法面に、横長の壁
材を上下方向に重ね合わせて土留め用の壁体を構築し、
この壁体と崩壊法面との空間部に植栽土を充填して、郷
土種の樹木苗や苗木を移植し、法面の周辺景観との調和
や法面の永続的安定化、自然界への回復などを図るよう
にしている。
【0003】また、道路の建設や土地造成に伴って形成
される切り通しの法面は、平面的で殺風景であることか
ら、法面に凹凸や奥行きを付けたり、陰影造りをしたり
して緑化するためにも、上記の緑化形態がとられること
があり、更には、河川の護岸やトンネルの出入口の美観
を図ること等を目的にして、上記の緑化形態がとられる
こともある。
【0004】ここで、自然の環境を作る上で好適である
ことから、更に、経済性が優れる上に、林業の活性化を
図る観点から、壁体構築用の壁材として、間伐材や風倒
木などの材木を用いるのが一般的であって、このような
壁材を用いる土留め用壁体の構築工法として、例えば特
公平2−3858号公報に見られるように、木材を井桁
状に組み合わせて、これをボルト・ナットで締結し、更
に、控え材となる1〜2本の木材を、井桁の中央の間隙
に背面側から挿入して、これをボルト・ナットで締結し
て、一つの土留め柵ユニットを作製し、このユニットを
必要個数、縦横に繋ぎ合わせて、土留め用壁体とする構
築工法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の構築
工法では、土留め柵ユニットを作製する上で、ボルト・
ナットによる締結箇所が多いことから組み立てに手間が
かゝり、また、施工に際しては、ユニット単体が嵩高で
あって且つ山腹面での人力施工であることから、取り扱
い並びに運搬面で多大の労力を必要とし、人件費の高
騰、山林労働者の不足が問題となっている現状では、経
済性に乏しい工法であって、特に間伐材や風倒木などの
材木の用途を拡げて、林業の活性化を図る観点から、よ
り簡易で経済性に優れた壁材の取り付け構造の提案が待
たれているのが実情である。
【0006】この他にも、例えば造成地などに形成され
る擁壁や河川の護岸などのコンクリート打ち放しの人工
構造壁は、殺風景で冷たく感じられることから、これら
を間伐材や風倒木などの材木で化粧して、温かみのある
自然な景観に変貌させたい要望もあるが、間伐材などを
化粧用壁材として、これを経済性に優れた簡易な手段で
人工構造壁に取り付ける構造はなく、例えばコンクリー
ト壁に所定の間隔を隔ててアンカーボルトを打ち込んで
支柱を取り付け、かつ、隣り合う支柱にわたって1本ず
つ壁材を釘止めしているのが現状であって、施工に手間
がかゝる上にコストが高くことに変わりないのであっ
た。
【0007】本発明は、かゝる実情に鑑みて成されたも
のであって、その目的は、取り扱い面での作業性が優れ
る上に、簡易かつ経済的に壁体を施工できる壁材の取り
付け構造を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明が講じた技術的手段は次の通りである。即
ち、請求項1記載の発明による壁材の取り付け構造は、
横長の壁材を上下方向に重ね合わせて設置するための壁
材の取り付け構造であって、横長壁材の上下両側に第1
及び第2の係止片を形成する一方、複数個の壁材接続具
を上下方向に備えた保持部材を、壁材設置部の左右方向
に所定の間隔を隔てて配置し、かつ、上下方向で隣り合
う上部側の壁材接続具に、壁材の第1係止片を係止する
第1係止体を設けると共に、上下方向で隣り合う下部側
の壁材接続具には、壁材の第2係止片を係入保持する第
2係止体を設けて、壁材の第1係止片を上部側の壁材接
続具の第1係止体に係止させた状態で、壁材を下方に移
動させて、この壁材の第2係止片を下部側の壁材接続具
の第2係止体に係入させるように構成し、壁材の第1係
止片に、上方からの切り欠きを形成する一方、この切り
欠きを嵌合して横長壁材の長手方向への位置ずれを防止
するストッパーを壁材接続具に備えて成る点に特徴があ
る。上記の構成によれば、例えば法面やコンクリート擁
壁などの壁材設置部に対して、これの左右方向に所定の
間隔を隔てて保持部材を配置するだけで、後は鴨居と敷
居との間に襖を嵌 め込むように、壁材の第1係止片を上
部側の壁材接続具の第1係止体に係止させた状態で、こ
の壁材を下方に落とし込んで、壁材の第2係止片を下部
側の壁材接続具の第2係止体に係入させることで、1本
の壁材の設置を完了するのであって、壁材接続具間に壁
材を係入させる単純な作業の繰り返しにより、法面など
の壁材設置部に壁体を簡易に構築することができる。
【0009】また、請求項2記載の発明による壁材の取
り付け構造は、横長の壁材を上下方向に重ね合わせて設
置するための壁材の取り付け構造であって、横長壁材の
上下両側に第1及び第2の係止片を形成する一方、複数
個の壁材接続具を上下方向に備えた保持部材を、壁材設
置部の左右方向に所定の間隔を隔てて配置し、かつ、上
下方向で隣り合う上部側の壁材接続具に、壁材の第1係
止片を係止する第1係止体を設けると共に、上下方向で
隣り合う下部側の壁材接続具には、壁材の第2係止片を
係入保持する第2係止体を設けて、壁材の第1係止片を
上部側の壁材接続具の第1係止体に係止させた状態で、
壁材を下方に移動させて、この壁材の第2係止片を下部
側の壁材接続具の第2係止体に係入させるように構成
し、シート状部材に植物種子を担持させて成る張芝体
を、上下の壁材間に介装して成る点に特徴がある。
【0010】
【0011】請求項3記載の発明による壁材の取り付け
構造は、横長の壁材を上下方向に重ね合わせて設置する
ための壁材の取り付け構造であって、横長壁材の上下両
側に第1及び第2の係止片を形成する一方、複数個の壁
材接続具を上下方向に備えた保持部材を、壁材設置部の
左右方向に所定の間隔を隔てて配置し、かつ、上下方向
で隣り合う壁材接続具に、壁材の第1及び第2係止片を
係止する第1及び第2の係止体を設けて、壁材の第1及
び第2係止片を、上下の壁材接続具の第1及び第2係止
体に左右方向から差し込むように構成し、シート状部材
に植物種子を担持させて成る張芝体を、上下の壁材間に
介装して成る点に特徴がある。
【0012】かゝる構成の壁材取り付け構造において
も、法面などの壁材設置部に対して、これの左右方向に
所定の間隔を隔てて保持部材を配置するだけで、後は上
下の壁材接続具間に壁材を左右方向から差し込む単純な
作業を繰り返すことで、壁体が構築されるのであって、
請求項及び記載の何れの壁材取り付け構造において
も、壁材設置部に所定の間隔を隔てて保持部材を配置し
て、これに壁材を保持させるだけであることから、加え
て、保持部材は単体ではコンパクトな構成で取り扱いが
容易であると共に、壁材も単純な横長形状であることか
ら、保持部材の設置ならびに壁材の持ち込み施工を軽微
な労力で楽に行うことができるのであって、壁材の積み
重ねによる壁体の構築が簡易かつ経済的に達成される。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】上記の壁材は、法面の復旧用や緑化用、コ
ンクリート擁壁の化粧用に限られるものではなく、ビル
壁や河川の護岸壁、高架道路や高架鉄道の橋脚などのコ
ンクリート打ち放し壁面の化粧用や、自動車道路や高架
鉄道に備える遮音用や遮光用などの壁体として広範囲に
わたって利用可能であることは言うまでもない(請求項
)。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は壁材取り付け構造Aを示
し、この壁材取り付け構造Aは、横長の壁材1を法面N
の上下方向に重ね合わせて前倒れ姿勢の壁体Bを構築す
るものであって、この実施の形態では、壁体Bを一段ず
つ構築する度に、壁体Bと法面Nとの空間部に、植栽土
(例えばピートモスやバーク堆肥等の有機質の植生材料
に、必要に応じて化学肥料、植物性繊維、土壌改良材、
保水剤などを配合した植生基材)aと、必要に応じて現
地発生土bを充填し、かつ適宜、上記の植栽土aを苗床
にして樹木苗や苗木、草本cなどを移植し、法面Nの周
辺景観との調和や法面Nの永続的安定化、自然界への回
復などを図るようにしている。
【0018】図2〜図4は壁材取り付け構造Aの構成例
を示し、これらの図において、1は上記した横長の壁材
であって、図5に示すように、例えば間伐材や風倒木な
どの材木を製材して、角材部分2の背部に先狭まりの第
1係止片3を立ち上げる一方、この第1係止片3の下部
側に連ねる状態で、上方への切り込み形状の係止溝dを
備えた第2係止片4を形成して成り、かつ、第1係止片
3には上方からの切り欠きeを形成している。
【0019】尚、最上位に設置される壁材1aについて
は、角材部分2の背部に第2係止片4のみを形成してい
るが、第1及び第2係止片3,4を形成した壁材1を用
いても何ら差し支えはないのである。
【0020】5は例えば鋼板製の保持部材で、帯鋼など
による面材6に、上下方向に所定の間隔を隔てて複数個
(この実施の形態では6個としているが、個数は不問で
ある。)の壁材接続具7を備えて成る。
【0021】そして、前記面材6を垂直に配置するもの
と見做して、前記壁材接続具7の具体構造について説明
すると、この壁材接続具7は、やゝ前下がりの斜面板8
を面材6に連設すると共に、この斜面板8の延出端に前
面板9を鉛直状態に連設し、更に、斜面板8の下部側
に、第1係止片3の切り欠きeを係入させる板状のスト
ッパー10を設けて成るもので、前面板9の上方部分
を、壁材1の第2係止片4を係止する第2係止体12と
し、より具体的には、係止溝dを係止保持する第2係止
体12とし、前面板9の下方部分を、壁材1の第1係止
片3を係止保持する第1係止体11としている。
【0022】尚、前記面材6に対する壁材接続具7の配
置ピッチを、前記壁材1の角材部分2の上下寸法にほゞ
一致させる一方、前記面材6の最上位の壁材接続具7の
上方部位には、ドリリングビスfの挿通孔hを形成して
いる。
【0023】次に、前倒れ壁体Bの構築手順について説
明すると、先ずは図1および図2に示すように、例えば
切り崩し法面Nの法底N1に、丸鋼などの水平タイ材1
3を折り畳み保持させたグリッド材(高張力ネットであ
るが、エキスパンションメタルや溶接金網、繊維土木資
材であるジオテキスタイルなどに置き換えてもよい。)
14をペグ15によって張設すると共に、このグリッド
材4に連ねる状態で、例えばエキスパンションメタル
(溶接金網やグリッド材などであってよい。)を鈍角に
折り曲げた壁面材16を配設する。
【0024】そして、この壁面材16の上部側の膨出部
に、丸鋼などの腹起こし材17を配置して、この腹起こ
し材17と水平タイ材13とにわたって斜めタイ材18
を連結する一方、前記保持部材5を、法面(壁材設置
部)Nの左右方向に所定の間隔を隔てる状態で、前記壁
面材16の立ち上げ斜面部の外面側に取り付ける。
【0025】この際、保持部材5を予め壁面材16に取
り付けておいて、この壁面材16を配置してもよいので
あり、何れにしても、保持部材5に備えた壁材接続具7
の高さ位置が、法面Nの左右方向で一直線状になるよう
に位置設定することが肝要である。
【0026】次いで、図3および図4に示すように、法
面Nの左右方向で複数の保持部材5にわたって、それら
の上下方向で隣り合う壁材接続具7,7間に、順次下方
から壁材1を設置するのであるが、この際、最上位から
2番目の壁材1の設置状況に照らして明らかなように、
壁材1の第1係止片3の切り欠きeをストッパー10に
係入させつつ、この壁材1の第1係止片3を上部側の壁
材接続具7の第1係止体11に係止させ、この後、壁材
1を下方に落とし込んで、この壁材1の第2係止片4を
下部側の壁材接続具7の第2係止体12に係入保持させ
るのである。
【0027】そして、この壁材1を壁材接続具7に差し
込み保持させる作業を、最上位から2番目までの壁材1
について繰り返し行い、最終的に最上位の壁材1aの第
2係止片4を最上位の壁材接続具7の第2係止体12に
係止保持させて、面材6の挿通孔hにドリリングビスf
を通し、このビスfを壁材1にねじ込んで、壁材1の浮
き上がりを防止することで、第1段目の壁体Bの構築を
完了するのである。
【0028】上記の構成によれば、例えば鴨居と敷居と
の間に襖を嵌め込むように、上下の壁材接続具7,7間
に壁材1を差し込む簡単な作業の繰り返しによって、前
倒れ姿勢の壁体Bが構築されるのであって、冒頭で説明
した従来例のように、ボルト・ナットで木材を締結して
壁体を構築する場合に比して、極めて容易かつ経済的に
壁体Bを構築することができる。
【0029】ここで図1に戻って、壁体Bと法面Nとの
空間部に、植栽土aと必要に応じて現地発生土bとを充
填し、この後は、植栽土aと必要に応じて充填される現
地発生土bとの土面を法底と見做して、上記の作業を繰
り返し行うことで、上下多段にわたって前倒れ姿勢の壁
体Bが構築されるのであり、そして適宜、上記の植栽土
aを苗床にして、例えば郷土種の樹木苗や苗木、草本c
などを移植することで、法面Nの周辺景観との調和や法
面Nの永続的安定化、自然界への回復などが達成される
のである。
【0030】尚、上記壁体Bの構築に際して、壁材1の
左右方向への位置ずれを防止するために、法面Nの左右
方向に配置する保持部材5の全てにストッパー10を設
けているが、このように保持部材5の全てにストッパー
10を設けると、それに対応させて壁材1に切り欠きe
を形成する必要があることは当然であるが、壁材接続具
7に対するストッパー10の取り付け誤差や保持部材5
の設置誤差などに起因して、この全てのストッパー10
に切り欠きeを係入させることが困難になることが懸念
される。
【0031】而して、壁材1の位置ずれを防止するため
には、1本の壁材1に対して1組のストッパー構造を備
えさせれば済むことから、全ての壁材1にストッパー構
造を備える必要はないのであって、ストッパー10は、
1本の壁材1を保持する複数本の保持部材5の少なくと
も1本に備えさせればよいのであり、更に、上下方向に
重ね合わせる壁材1にしても、互いに位置ずれを防止し
合うことから、保持部材5の壁材接続具7の全てにスト
ッパー10を設ける必要はなく、例えば1個置きの壁材
接続具7にストッパー10を設けるようにしてもよいの
である。
【0032】また、上記の切り欠きeと板状のストッパ
ー10とによるストッパー構造に換えて、図4に仮想線
で示すように、壁材1を適宜ドリリングビスfaによっ
て面材6に固定するストッパー構造にしてもよいのであ
り、或いは、図5に仮想線で示すように、壁材接続具7
の斜面板8と壁材1の第1及び第2係止片3,4とに、
それぞれ上下方向の共通のストッパー孔(丸孔や角孔な
ど)10a,10bを形成して、壁材接続具7に壁材1
を係止保持させて後に、これらのストッパー孔10a,
10bに棒状などのストッパー10を挿通させるストッ
パー構造を採用してもよいのである。
【0033】更に、上記各種のストッパー構造を備える
ことは必須の条件ではなく、これを省略してもよいので
あって、このストッパー10を省略した場合は、壁材1
を上下の壁材接続具7,7間に水平方向から差し込ん
で、壁材1の第1及び第2係止片3,4を壁材接続具7
の第1及び第2係止体11,12に係入保持させる設置
形態をとることが可能である。
【0034】上記の実施の形態では、基本的には、壁材
取り付け構造Aの壁面材16によって土圧を受け止める
ものであって、壁体Bを構成する壁材1は、例えば鋼板
製の保持部材5や壁面材16などを隠蔽して、美観を向
上させる化粧材として機能させており、かゝる観点か
ら、壁材1を間伐材や風倒木などの材木から製材して、
壁体Bを恰かもログハウスの壁面を連ねたかの如き構成
にしているのであって、かゝる構成によれば、見栄えが
良好で環境に優しく、また、間伐材の用途が拡がること
から、林業の活性化を図る上で頗る好適である。
【0035】しかし、本発明は上記の構成に限られるも
のではなく、壁材1として、これを合成樹脂製や例えば
アルミサッシのような金属製の成形品としてもよいので
あり、好適には、周囲の景観にマッチするように、例え
ば茶色などの着色を施すことである。
【0036】ここで、前記面材6に対する壁材接続具7
の配置ピッチを、前記壁材1の角材部分2の上下寸法に
ほゞ一致させて、壁材1を上下方向に隙間なく重ね合わ
せるようにしているが、例えば間伐材などでは、その直
径が細くて、角材部分2と第1及び第2の係止片3,4
とを所定の形状に製材できないことがあり、この場合第
1及び第2係止片3,4の形状を変更してもよいのであ
るが、図6に示すように、壁材(具体的には角材部分
2)1を小さく製材することが壁材接続具7を共通化す
る上で好適である。
【0037】この際、上下の壁材1,1間に多少の隙間
Sが形成されることはやむないが、これとは別の観点か
ら、上下の壁材1,1間に多少の隙間Sを積極的に形成
してもよく、かつ、これらの隙間Sに、壁体Bの前面を
積極的に緑化するために張芝体19を介装してもよいの
である。
【0038】或いは図7に示すように、上下の壁材1,
1間に詰め壁材1aを介装してもよく、この際、詰め壁
材1aと下部側の壁材1とに凹凸m,nの嵌合構造を設
けて、詰め壁材1aの前方への抜け出しを防止している
が、上下の壁材1,1間に奥拡がりの空間を形成する一
方、詰め壁材1aの板厚を奥側ほど厚くするテーパー形
状にすることによっても、詰め壁材1aの前方への抜け
出しを防止すること可能である。
【0039】尚、張芝体19としては、早期に腐蝕して
環境に溶け込み容易なシート状部材20、例えば水溶性
紙や落綿などの腐食性材料とスフ等の薄綿との間に、肥
料や土壌改良材iなどと共に植物種子jを挟在させたも
のや、不織布を二つ折りにして、その間に肥料や土壌改
良材、植物種子などを挟在させたものなどが使用され
る。
【0040】上記の実施の形態では、上下多段の壁体B
がほゞ鉛直状態になるように、前倒れ姿勢の壁体Bを上
下方向に重ね合わせる構築形態をとっているが、図8に
示すように、前倒れ姿勢の壁体Bを法面Nの傾斜に沿わ
せるような構築形態をとることもできる。
【0041】この際の壁材取り付け構造Aとして、壁面
材16を鋭角に折り曲げる一方、保持部材5の面材6の
裏面側にホルダー21を設け、かつ、このホルダー21
に水平タイ材22を挿通し、この水平タイ材22と腹起
こし材17とにわたってフック部材23を連結して、壁
体Bを前倒れ姿勢に構築するようにしているが、上記の
フック部材23を短くして又は省略して、壁体Bを鉛直
姿勢や後倒れ姿勢に構築してもよいのである。
【0042】即ち、図9に示すように、例えば造成地の
切土擁壁Cなどを対象にして、壁体Bをほゞ鉛直に連ね
るように構築してもよいのであり、或いは図10に示す
ように、例えば補強盛土Dなどを対象にして、壁体Bを
後倒れ姿勢に構築してもよいのである。
【0043】この図10に示す壁体Bの構築に際して、
壁体Bを壁材取り付け構造Aの一段置きに構築している
が、壁材取り付け構造Aの全段に壁体Bを構築してもよ
く、好適には図示するように、壁体Bを構築しない壁材
取り付け構造Aに対して、それの壁面材16の内面側に
張芝体19などを設けて緑化を図ることであり、これに
よって盛土Dを帯状に緑化できるのであるが、壁体Bを
上下方向と左右方向とで位置を異ならせて配置すれば、
壁体Bと緑化域とによって市松模様を形成することがで
きる。
【0044】これまでは、法面Nや切土擁壁C、補強盛
土Dを対象にしての壁体Bの構築について説明したが、
これらに限らず、例えば図11及び図12に示すよう
に、人工構造物の護岸カゴEやコンクリート擁壁Fを対
象にして、これに壁体Bを構築し、人工構造壁を温かみ
のある自然な景観に化粧させることも好適である。
【0045】図11に示す護岸カゴEは、例えばL型ネ
ット25を箱状に設置して、この中にぐり石26を充填
し、かつ、上部をネット27で覆って成るもので、この
内のL型ネット25の鉛直面部(壁材設置部)に対し
て、それの左右方向に所定の間隔を隔てて、上記した保
持部材5を取り付けると共に、この保持部材5の上下方
向で隣り合う壁材接続具7,7間に、順次下方から壁材
1を設置して、壁体Bを構築しているが、水位の変動拘
らず、常に水没状態にある護岸カゴEには、特に壁体B
を設ける必要はないのである。
【0046】図12に示すコンクリート擁壁Fに対して
の壁体Bの構築は、例えば擁壁Fの左右方向に所定の間
隔を隔ててアンカーボルト28を打ち込んで、このボル
ト28に保持部材5を取り付け、この保持部材5の上下
方向で隣り合う壁材接続具7,7間に、順次下方から壁
材1を設置して、壁体Bを構築している。
【0047】この他に、図13に示すように、コンクリ
ート擁壁Fを構築する際に、コンクリート型枠29を打
ち放し型枠にして、これの型枠タイボルト30を利用し
て、これに保持部材5を取り付け、この保持部材5の上
下方向で隣り合う壁材接続具7,7間に、順次下方から
壁材1を設置する一方、型枠29,29間にコンクリー
トCoを打設して、コンクリート擁壁Fの構築と同時に
壁体Bを構築する形態をとることも可能である。
【0048】この際、コンクリート擁壁Fの構築を待っ
て保持部材5を取り付け、或いは予め、保持部材5を取
り付けておいて、最終的に壁材1を設置して壁体Bを構
築してもよいのである。
【0049】図14及び図15は本発明の他の実施の形
態を示している。この実施の形態による壁体Bは、縦長
の壁材31を法面の左右方向に並べて設置するタイプの
ものであって、壁材31の左右両側に係止片32,32
を形成する一方、複数個の壁材接続具33を左右方向に
備えた保持部材34を、それの面材35を平面視で外方
に湾曲させると共に、壁材接続具33に、壁材31の係
止片32,32を上方から係入保持する係止体36,3
6を設けて、壁材取り付け構造Aを構成している。
【0050】この壁材取り付け構造Aの設置に際して、
保持部材34を法面Nの上下方向に所定の間隔を隔てて
配置すると共に、壁体毎の壁材取り付け構造Aにおい
て、上記の湾曲させた保持部材34を、法面Nの左右方
向に半ピッチずらして配置しており、そして、左右方向
で隣り合う壁材接続具33,33間に壁材31を上方か
ら差し込んで、この壁材31の係止片32,32を壁材
接続具33の係止体36,36に係入保持させて、壁体
Bを構築しているのである。
【0051】尚、湾曲して隣り合う保持部材34,34
の繋ぎ部分に、壁材接続具33を上下方向に一列状態に
備えた保持部材34aを配置する一方、この保持部材3
4aと両隣の保持部材34,34とに対して、それの上
方から差し込む壁材1bには、係止体36に係止保持さ
れる係止片32aを形成して、隣り合う保持部材34,
34の繋ぎ部分からの植栽土の流失防止を図るようにし
ている。
【0052】上記の構成では、保持部材34の面材35
を、それに備えた係止体36を突出させるように、平面
視で外方に湾曲させているが、係止体36を湾曲内部に
納めるように、保持部材34の面材35を平面視で内方
に湾曲させてもよく、これら外方湾曲と内方湾曲の面材
35を連ねて、保持部材34を平面視でS字状に構成し
てもよく、或いは、フラットに構成してもよいのであっ
て、フラットと湾曲とに構成した保持部材を適宜交互に
配置した上で、縦長の壁材31を壁材接続具間に上方か
ら差し込み、かつ、植栽土を充填して、草本などを移植
した法面Nの化粧例を図16に示している。
【0053】図9及び図12では、横長壁材1のみを用
いて擁壁用の壁体Bを構築しているが、図17に示すよ
うに、擁壁の角部が湾曲している場合は、図14に示し
た外方湾曲の保持部材34と縦長壁材31とを用いて、
湾曲部分の壁体Bを構築するのであり、擁壁の湾曲した
凹所部分については、上記の図示を省略して説明した内
方に湾曲の保持部材34と縦長壁材31とを用いて、凹
所部分の壁体Bを構築するのであるが、擁壁のフラット
面部の壁体Bをも縦長壁材31を用いて構築可能であ
る。
【0054】即ち、フラットな面部については、横長壁
材1と縦長壁材31のいずれを用いても壁体Bを構築で
きるのであって、その構築例として、コンクリート打ち
放し壁面としたビルを対象にして、そのビル壁の正面部
に横長壁材1と縦長壁材31とを用いて壁体Bを構築
し、縦長壁材31を用いてビル壁の側面部に壁体Bを構
築した例を図17に示している。
【0055】図18は、高架道路の橋脚41を化粧対象
にした壁体Bの設置例を示しており、橋脚41のコンク
リート打ち放し壁面に保持部材(図示を省略)を取り付
けて、これに横長壁材1を取り付けているが、縦長壁材
31による壁体Bの設置も可能である。
【0056】図19は、高架の高速道路(路盤)の遮音
ならびに遮光を対象にした壁体Bの設置例を示してお
り、対向車からの投光を遮るために、壁材1,31によ
る遮光用の壁体Bを中央分離帯に設置し、道路側壁に
は、周辺への騒音防止のために壁材1,31による遮音
用の壁体Bを設置している。
【0057】高速道路に限らず、上記の遮音用壁体B
を、新幹線などの高架鉄道(路盤)の両側に設置しても
よく、この遮音用壁体Bの設置については、図17に示
した擁壁Bの構築に準ずることから説明を省略する。
【0058】遮光用壁体Bは、これを全て縦長壁材31
を用いて構築可能であるが、図19では、フラット面部
の構築に横長壁材1を用い、湾曲面部の構築に縦長壁材
31を用いた例を示している。
【0059】この遮光用壁体Bの構築に際して、路盤の
中央分離帯42に所定の間隔を隔ててポスト43を立設
し、フラット壁体Bの構築域のポスト43については、
それぞれ左右両側(車道側)に保持部材5を設けて、車
両の進行方向で隣り合うポスト43の保持部材5にわた
って、このポスト43を挟むように、横長壁材1を装着
するのである。
【0060】湾曲壁体Bの構築域では、外方湾曲の保持
部材(図14を参照)34と、図示を省略して上記した
内方湾曲の保持部材34とを、車両の進行方向で隣り合
うポスト43にわたって、このポスト43を挟むよう
に、かつ、道路のカーブに合わせて、上下に複数個を設
け、この上下の保持部材34にわたって縦長壁材31を
上方から差し込み装着するのである。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
保持部材の設置ならびに壁材の持ち込み施工を軽微な労
力で簡易に楽に行え、従って、取り扱い面での作業性が
優れる上に、経済面でも優れた壁材の取り付け構造が提
供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】上下多段にわたって構築した壁体の断面図であ
る。
【図2】壁材取り付け構造の斜視図である。
【図3】保持部材と壁材との相関関係を示す部分斜視図
である。
【図4】壁材の保持状況を示す断面図である。
【図5】壁材と壁材接続具との断面図である。
【図6】張芝体の介装状態を示す説明図である。
【図7】詰め壁材による隙間埋め構造の説明図である。
【図8】別の構成による壁材取り付け構造の断面図であ
る。
【図9】切土擁壁を対象にしてほゞ鉛直に構築した壁体
の断面図である。
【図10】補強盛土を対象にした壁体と緑化域との断面
図である。
【図11】護岸カゴを対象にして構築した壁体の断面図
である。
【図12】コンクリート擁壁を対象にして構築した壁体
の断面図である。
【図13】コンクリート擁壁と同時に構築した壁体の断
面図である。
【図14】湾曲に構成した別の実施の形態による壁材取
り付け構造の平面図である。
【図15】図9に示した壁材取り付け構造によって構築
した壁体の斜視図である。
【図16】湾曲構造とフラット構造の保持部材を交互に
配置して構築した壁体の斜視図である。
【図17】ビル壁と擁壁とのコンクリート打ち放し壁面
に壁体を構築した壁体構築例の斜視図である。
【図18】高架道路の橋脚に対する化粧壁体の構築例を
示す斜視図である。
【図19】高速道路の遮音用ならびに遮光用壁体の設置
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…横長の壁材、3…第1係止片、4…第2係止片、5
…保持部材、7…壁材接続具、10…ストッパー、11
…第1係止体、12…第2係止体、19…張芝体、20
…シート状部材、31…縦長の壁材、32…係止片、3
3…壁材接続具、34…保持部材、36…係止体、43
…ポスト、e…切り欠き、j…植物種子、C〜F,N…
壁材設置部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 信行 熊本県天草郡天草町高浜甲第897番地の 2 森商事有限会社内 (72)発明者 須山 泰行 大阪府大阪市中央区瓦町2丁目4番7号 蝶理株式会社内 (72)発明者 浅野 克規 熊本県熊本市上水前寺1丁目6−54 九 州日植株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−88714(JP,A) 特開 平10−103315(JP,A) 特開 平10−266140(JP,A) 特開 平5−33453(JP,A) 実開 昭63−23309(JP,U) 特許2612416(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/02 A01G 9/02 E02B 3/14 E04F 13/08 E04B 2/90

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横長の壁材を上下方向に重ね合わせて設
    置するための壁材の取り付け構造であって、横長壁材の
    上下両側に第1及び第2の係止片を形成する一方、複数
    個の壁材接続具を上下方向に備えた保持部材を、壁材設
    置部の左右方向に所定の間隔を隔てて配置し、かつ、上
    下方向で隣り合う上部側の壁材接続具に、壁材の第1係
    止片を係止する第1係止体を設けると共に、上下方向で
    隣り合う下部側の壁材接続具には、壁材の第2係止片を
    係入保持する第2係止体を設けて、壁材の第1係止片を
    上部側の壁材接続具の第1係止体に係止させた状態で、
    壁材を下方に移動させて、この壁材の第2係止片を下部
    側の壁材接続具の第2係止体に係入させるように構成
    し、壁材の第1係止片に、上方からの切り欠きを形成す
    る一方、この切り欠きを嵌合して横長壁材の長手方向へ
    の位置ずれを防止するストッパーを壁材接続具に備えて
    成ることを特徴とする壁材の取り付け構造。
  2. 【請求項2】 横長の壁材を上下方向に重ね合わせて設
    置するための壁材の取り付け構造であって、横長壁材の
    上下両側に第1及び第2の係止片を形成する一方、複数
    個の壁材接続具を上下方向に備えた保持部材を、壁材設
    置部の左右方向に所定の間隔を隔てて配置し、かつ、上
    下方向で隣り合う上部側の壁材接続具に、壁材の第1係
    止片を係止する第1係止体を設けると共に、上下方向で
    隣り合う下部側の壁材接続具には、壁材の第2係止片を
    係入保持する第2係止体を設けて、壁材の第1係止片を
    上部側の壁材接続具の第1係止体に係止させた状態で、
    壁材を下方に移動させて、この壁材の第2係止片を下部
    側の壁材接続具の第2係止体に係入させるように構成
    し、シート状部材に植物種子を担持させて成る張芝体
    を、上下の壁材間に介装して成ることを特徴とする壁材
    の取り付け構造。
  3. 【請求項3】 横長の壁材を上下方向に重ね合わせて設
    置するための壁材の取り付け構造であって、横長壁材の
    上下両側に第1及び第2の係止片を形成する一方、複数
    個の壁材接続具を上下方向に備えた保持部材を、壁材設
    置部の左右方向に所定の間隔を隔てて配置し、かつ、上
    下方向で隣り合う壁材接続具に、壁材の第1及び第2係
    止片を係止する第1及び第2の係止体を設けて、壁材の
    第1及び第2係止片を、上下の壁材接続具の第1及び第
    2係止体に左右方向から差し込むように構成し、シート
    状部材に植物種子を担持させて成る張芝体を、上下の壁
    材間に介装して成ることを特徴とする壁材の取り付け構
    造。
  4. 【請求項4】 壁材がコンクリート打ち放し壁面の化粧
    用壁材であって、前記保持部材をコンクリート打ち放し
    壁面に備えて成る請求項1〜のいずれかに記載された
    壁材の取り付け構造。
  5. 【請求項5】 壁材が路盤に設置される遮音用の壁材で
    あって、前記保持部材を所定の間隔を隔てて路盤に立設
    されるポストに備えて成る請求項1〜のいずれかに記
    載された壁材の取り付け構造。
  6. 【請求項6】 壁材が路盤に設置される遮光用の壁材で
    あって、前記保持部材を所定の間隔を隔てて路盤に立設
    されるポストに備えて成る請求項1〜のいずれかに記
    載された壁材の取り付け構造。
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