JP3538540B2 - 壁体構造 - Google Patents

壁体構造

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JP3538540B2 JP14554098A JP14554098A JP3538540B2 JP 3538540 B2 JP3538540 B2 JP 3538540B2 JP 14554098 A JP14554098 A JP 14554098A JP 14554098 A JP14554098 A JP 14554098A JP 3538540 B2 JP3538540 B2 JP 3538540B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井材等の壁材を
支持するための支持材を兼ねる建築用構造材を用いた
体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建築物の天井に断熱材、化粧
材等を配設した構造としては、I型、或いはC型鋼から
なる母屋と呼ばれる構造材の上面に、天井材を載置する
構造が一般的に採用されている。また、例えば実公平7
−51536号公報等には、建築物の構造材上に構造材
に直交する方向にフレーム状の取付部材を配し、この取
付部材に網状の支持部材を配することで、取付部材と支
持材で矩形の受部を形成してこの受部内に天井材を配設
する構成が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記構
造材上に天井材を配設する方法では、天井材を配するた
めの取付部材が必要であり、特に実公平7−51536
号公報の構造では多種類の部材が必要であって、部材管
理の面で面倒となり、部材数が増加することで当然作業
の手間もかかっていた。しかも、構造材上に天井材を載
置する構成であるため、高さ方向の変化(天井材の有
無、天井材の厚さ等)に併せて梁材やフレームを変更し
なければならず、どのような構成の屋根にも対応できる
というものではなかった。即ち、天井材の有無や天井材
の厚さがその上方に施工される屋根構造に影響するもの
であった。例えば屋根材の谷部が天井材の上面に載置さ
れる仕様で成形されている場合、突然の施工変更等によ
り天井材のない仕様でその屋根材を用いると、谷部裏面
に天井材の厚さ分の隙間が形成されてしまう。また、逆
に屋根材の谷部が構造材上に載置される仕様で成形され
ている場合、天井材が配されるとフレーム等の屋根材用
支持部材に係合できなくなる。一方、構造材から天井材
を吊り下げる方法も提案されているが、天井材の重量が
制限され、作業に手間がかかるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み提
案されたもので、天井材等の壁材をその上面に支持する
支持部と、該支持部の左右に形成された立上り部とから
なり、少なくとも一方の立上り部の上方には外装材或い
は外装材用支持部材を固定するフランジ部が形成されて
いる建築用構造材を、主にC型鋼からなる母屋に代えて
配設し、隣接する建築用構造材の立上り部どうしを固定
すると共に支持部の上面に壁材を支持させ、前記建築用
構造材のフランジ部上に外装材或いは外装材用支持部材
を固定したことを特徴とする壁体構造に関するものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に用いる建築用構造材(以
下、単に構造材という)1は、主にC型鋼からなる母屋
に代わる躯体を構成する構造材であって、図1に示すよ
うに支持部11の左右に立上り部12、12’が形成さ
れ、少なくとも一方(図示実施例では両方)の立上り部
12の上方にはフランジ部(以下、便宜的に上フランジ
部という)121が形成されている構成である。尚、以
下の説明において、上フランジ部が形成されている側の
立上り部を一方の立上り部12とし、上フランジ部が形
成されていないか、或いは形成されていても上フランジ
部どうしの位置関係において下側に位置する側の立上り
部を他方の立上り部12’(上フランジ部121’)と
する。
【0006】図示実施例の支持部11は、図3(a)に
示すように鋼線を網状に連結した網部111と略面一状
に連結された下フランジ部112,112とからなり、
溶接等で一体化したものであるが、これらの構成に限定
されるものではなく、例えば金属メッシュ、パンチング
メタル等からなる構成でも良く、後述する天井材等の壁
材を支持できるものであればその他どのような構成でも
良い。また、図示実施例の立上り部12,12’のうち
一方の立上り部12は、前記下フランジ部112の端縁
から略鉛直状に立上り、その上端から外方へ略水平状に
上フランジ部121が延出し、その先端が内方へ折下げ
られ、他方の上フランジ部121’を覆う係合部122
を形成している構成である。他方の立上り部12’の上
フランジ部121’は内方へ延出し、施工状態において
隣接する構造材1の一方の上フランジ部121の下面に
重合状に沿う構成である。また、両立上り部12,1
2’には、横長の開口部123が複数形成されている。
本発明に用いる構造材1は、これら支持部11及び立上
り部12,12’が一体に形成されているものであっ
て、一部材にて形成しても良いし、図示実施例のように
溶接等で一体化させても良いし、他の固定具によって固
定する構成でも良い。
【0007】図2及び図3は、前記構成の構造材1を配
設した状態を示すものであり、梁材(図示せず)に固定
されたL字状の梁固定金具2に対して位置決めを行い、
隣接する構造材1,1の立上り部12,12’を側方か
らボルト止めにより固定した。この固定は、ボルト止め
に限らず溶接でも良いし、或いは両者の併用等によって
固定するものでも良い。また、構造材1の配設に際して
は、足場の確保と重量負担の軽減を目的とし、図3
(b)に示すように左方に位置する構造材1の他方の立
上り部12’に対して右方の構造材1の一方の立上り部
12(係合部122)を上方から引っかけるように回動
状に配し、左方から右方へ順に施工するようにした。
尚、右方の構造材1を配設する前に左方の構造材1の立
上り部12’を梁固定金具2にボルト止め等にて仮固定
しておき、右方の構造材1の配設後、一連にボルト止め
するようにした。
【0008】そして、図4に示すように天井材等の壁材
3を支持部11に支持させる。支持部11は作業者及び
材料等の落下を防止するので、この壁材3の敷設及び以
後の作業は簡易且つ安全に行うことができる。この壁材
3としては、グラスウール、発泡樹脂等の断熱材、各種
素材から構成される化粧材等を用いることができる。
尚、図示実施例では構造材1の開口部123が確保され
る程度の厚みとしたが、勿論開口部123の設置位置を
調整すれば壁材3を厚くすることも可能となり、例えば
断熱材としては構造材1の高さと同じ高さ(厚み)とし
ても、それ以下であっても良い。所望される断熱性によ
って適宜設定すればよい。また、詳細については後述す
るが、各構造材のフランジ部121は、外装材、外装材
用支持部材(吊子、タイトフレーム、垂木等)等の固定
箇所となる。
【0009】このような構造材1を用いることにより、
天井材等の壁材3の有無、その厚み等の変更があっても
他の構成に影響を及ぼすことなく、またそのために新た
な部材を設ける必要がない。また、この構造材1は一部
材で天井材等の壁材3を支持するための支持材を兼ねる
ので、別途に部材を取り付けたりする必要がなく、部材
管理が容易となる。さらに、構造材1の取付作業(躯体
工事)が終了すれば、別途に特別な作業を行うことな
く、天井材等の壁材3を配することができ、作業が簡易
となる。
【0010】また、図示実施例の構造材1には、開口部
123が形成されているため、図面上点線で示した建築
物としての電気配線、その他の配線・配管などを通すこ
とができる。
【0011】次に、本発明に用いる構造材1の立上り部
12,12’の構成について補足する。図5は、何れも
先に配設する構造材1(立上り部12’)をボルト止め
以外で仮固定する例であり、より詳しくは、予め設定さ
れた位置に係止されるような係止手段を有している例で
ある。同図(a)では、右側に配設される構造材1の立
上り部12’の上端に折り返し状の係止片124が形成
され、この係止片124は略L字状の梁固定金具2の上
端に係止される。同図(b)では、左側の構造材1の立
上り部12’の上端に一旦内方へ傾斜して外方へ水平状
に延出する係止部125が形成され、この係止部125
は略コ字状の梁固定金具2の上辺に係止される。同図
(c)では、右側の構造材1の立上り部12’に前記と
同様の係止部125が形成され、この係止部125は略
Z字状の梁固定金具2の上辺に係止される。尚、この係
止部125の上辺は上フランジ部121’と見なすこと
もでき、この上フランジ部121’は外方へ延出してい
る。また、同図(a)の立上り部12の上端には一旦内
方へ傾斜して外方へ水平状に延出し、さらに垂下させた
構成の係合部122が形成されているが、上フランジ部
121はこの係合部122の上辺として形成されてい
る。同図(b),(c)の係合部122は、外方へ延出
する上フランジ部121の先端が折下げられた構成であ
る。そして、何れの係合部122も上から下へ落とし込
むだけで、設定された位置に配設される。その後、立上
り部12,12’と梁固定金具2とを一連にボルト止め
等にて固定すればよい。このように一方の立上り部12
に設ける上フランジ部121は通常外方に延出するよう
に形成するが、他方の上フランジ部121’は内方に延
出するものでも外方に延出するものでも良い。
【0012】図6は、梁材(図示せず)に直接構造材1
を固定する例であり、何れも図面左側の構造材1(立上
り部12’)が先に配設される。同図(a)は、両立上
り部12,12’が略同一形状であって、ほぼ全面に亙
って面接触状となり、一方の立上り部12の上フランジ
部121及びその先端の片は係合部122を形成してい
る。立上り部12,12’は嵌合状に配設されていると
見なすこともできる。また、同図(b)〜(d)は、そ
れぞれ他方の立上り部12’が単なる起立片であり、一
方の立上り部12には他方の立上り部12’に挟着状に
係合する係合部122が形成され、各係合部122の先
端には他方の立上り部12’への装着を容易にする案内
片126が形成されている。そのため他方の立上り部1
2’を固定する際には複雑な形状が全く存在しないの
で、作業が容易となり、一方の立上り部12を配設する
際には上から下へ落とし込むだけで、設定された位置に
配設することができる。また、それぞれの上フランジ部
121は二重構造〔同図(b),(d)〕であったり、
傾斜しにくい構造〔同図(c)〕となっているので、前
述の梁固定金具(2)を用いなくても上フランジ部12
1に外装材や外装材用支持部材を固定することができ
る。このように隣接する構造材1,1(立上り部12,
12’)の接続に際しては、面接触状に配置されても、
嵌合状、係合状に配置されるものでも良いし、上フラン
ジ部121は何れか一方のみにでも、両方に形成しても
良い。
【0013】図7は、前記図3(b)の実施例と同様に
右方の構造材1の一方の立上り部12(係合部122)
を上方から引っかけるように回動状に配し、結果として
立上り部12,12’が嵌合状に配設される例である。
また、同図(a)では立上り部12,12’が傾斜状に
立上り、同図(b)〜(e)では中程まで鉛直状に立上
り、そののち傾斜状に立上るようにした。このように立
上り部12,12’の立上り角度は必ずしも鉛直状にす
る必要はなく、特に限定するものではない。図示実施例
では、立上り部12,12’がほぼ全面に亙って面接触
状であり、しかも立上り部12,12’の基端(垂線を
二点鎖線で示した)が上フランジ部121の中心に位置
するようにすると共に、回動させた際に引っかかり等を
生じないようにした。したがって、構造材1としての強
度が優れ、外装材や外装材用支持部材を固定する際の安
定性が高く、構造材1を配設する際の作業についても良
好なものとなる。
【0014】以下、構造材1の上フランジ部121上に
各種の外装材、外装材用支持部材を取り付けた本発明の
壁体構造の施工例を示すが、各種の外装材については図
面上同一符号“9”で示した。図8及び図9には、構造
材1の上フランジ部121上に横葺き外装構造を取り付
ける例であり、構造材1の立上り部12,12’は、建
築物の流れ方向に交わる方向に配されている。外装構造
としては、上フランジ部121上に下地材4を上下二部
材よりなる固定金具5と共に取り付け、この固定金具5
に跨るように流れ方向に長尺な垂木6(ハット型のボル
トレスタルキ)を取り付け、この垂木6の上面に吊子7
によってバックアップ材8及び外装材(横葺き屋根板)
9を取り付けた構成である。この場合、下地材4、固定
金具5、垂木6、吊子7が総じて外装材用支持部材であ
る。外装材(横葺き屋根板)9は、銅、アルミニウム、
ステンレス、鉄、チタン等の金属板及び表面化粧板、樹
脂材料またはこれらの複合素材により製作され、面板部
の軒縁に軒端折り下げ面を介して軒側係合部が形成さ
れ、棟縁に折返し傾斜状の軒端立ち上げ面を介して棟側
係合部が形成され、その施工時には、棟軒方向に隣接す
る外装材9,9の各係合部が係合し、顕著な毛細管現象
防止空間を有する構成である。また、下地材4及びバッ
クアップ材8は、ポリウレタン、ポリスチレン、フェノ
ール等の高い断熱性を備えた発泡樹脂素材、防火性を考
慮した木毛セメント板等が用いられる。尚、図中、40
は下地材4のつなぎ目を隠す目隠し材であり、41及び
81は下地材4及びバックアップ材8の表面に敷設され
るアスファルトルーフィング材である。この横葺き外装
構造については詳細を説明しないが、バックアップ材8
の裏面に空部が形成されているので、図示しない電気配
線、その他の配線・配管を通すことができる。また、壁
材(天井材)3の裏面にも開口部123によって軒棟方
向に連通する空部が形成され、同様に電気配線、その他
の配線・配管を通しても良いが、この空部は、空気等の
連通路(空気層)として用いるようにしても良い。
【0015】こうして施工された本発明の壁体構造は、
壁材3の上面レベルと構造材1の上フランジ部レベル
(外装構造の下面レベル)の間に空気層が形成されてい
るので、断熱性が高いものとなる。また、断熱性の一層
の向上を目的として壁材3を厚くする場合、例えば従来
の母屋上に同様の外装構造を施工したものでは、垂木6
の厚みを超えない範囲の断熱材を配することができる
が、本発明では構造材1の高さの範囲で調整することが
できるので、より高い断熱性を容易に得ることができ
る。
【0016】図10及び図11は、構造材1の上フラン
ジ部121上に前記図8及び図9とほぼ同様の横葺き外
装構造を取り付ける例であるが、この例では、構造材1
の立上り部12,12’は建築物の流れ方向に沿うよう
に(平行に)配されている。この図示実施例では、構造
材1の上フランジ部121の上面に、吊子7によってバ
ックアップ材8及び外装材(横葺き屋根板)9を取り付
けた構成であって、構造材1自体が垂木の役目を果たし
ている。この場合、吊子7が外装材用支持部材である。
このように構造材1の立上り部12、12’は、建築物
の流れ方向に交わる方向に配しても、流れ方向に沿うよ
うに配してもよく、構造材1上に敷設する外装構造の仕
様によって適宜選択することができる。
【0017】図12は、構造材1の上フランジ部121
上に、折板屋根と呼ばれる外装構造を取り付ける例であ
り、構造材1の立上り部12,12’は、建築物の流れ
方向に交わる方向に配されている。外装構造としては、
上フランジ部121上にタイトフレーム701と受具7
02とからなる保持部材70を固定し、この保持部材7
0に対して外装材(縦葺き折板)9を保持させると共に
カバー材90を取り付けた構成である。この場合、保持
部材70が外装材用支持部材である。このように折板屋
根を取り付けた壁体構造にあっても、折板屋根の構成に
影響をおよぼすことなく、またそのために新たな部材を
設ける必要なく適用することができる。
【0018】図13及び図14は、構造材1の上フラン
ジ部121上に、縦葺き外装構造(縦葺き屋根)を取り
付ける例であり、構造材1の立上り部12,12’は、
建築物の流れ方向に交わる方向に配されている。外装構
造としては、上フランジ部121上に下地材4を敷設
し、その下地材上の所定位置に下部保持部材71を配し
て上フランジ部121に一連に固定(固定ボルト71
1)し、外装材(縦葺き屋根板)9を保持させると共
に、上部保持部材72を取り付けた後、カバー材90を
冠着した構成である。この場合、下地材4及び下部保持
部材71が外装材用支持部材である。このように縦葺き
屋根を取り付けた壁体構造にあっても、縦葺き定尺屋根
の構成に影響をおよぼすことなく、またそのために新た
な部材を設ける必要なく適用することができる。
【0019】以上本発明を図面の実施の形態に基づいて
説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限
りどのようにでも実施することができる。例えば本発明
における壁材としては天井材(板)ばかりでなく、その
他の内壁材などにも適用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の壁体構造に
用いる建築用構造材は、天井材等の壁材を支持するため
の支持材を兼ねるものであって、従来の母屋の上面に天
井材等の壁材を載置する構造のように、壁材の有無、そ
の厚み等の変更があっても他の構成に影響を及ぼすこと
なく、またそのために新たな部材を設ける必要がなく、
部材管理も容易となる。さらに、この建築用構造材の取
付作業(躯体工事)が終了すれば、別途に特別な作業を
行うことなく、壁材を配することができ、作業が簡易と
なる。支持部の存在は作業者、材料等の落下防止とな
り、作業の安全性が向上する。そして、このような建築
用構造材を用いて施工された本発明の壁体構造は、壁材
の上面レベルと構造材の上フランジ部レベル(外装構造
の下面レベル)の間に空気層が形成されているので、断
熱性が高いものとなる。例えば従来の母屋上に外装構造
を施工したものでは、垂木等の厚みを超えない範囲の断
熱材を配することができるが、本発明では建築用構造材
の高さの範囲で調整することができるので、より高い断
熱性を容易に得ることができる。
【0021】また、立上り部に開口部を形成した建築用
構造材を用いると、壁材の裏面に、建築物としての電気
配線、その他の配線・配管を通すことができ、特に立上
り部を流れ方向に交わる方向に配した場合には、この開
口部は、空気等の連通路(空気層)となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる構造材の一例を示す正面図であ
る。
【図2】図1の構造材の施工状態を示す正面図である。
【図3】(a)図1の構造材の施工状態を示す斜視図、
(b)隣接する構造材の立上り部どうしの係合状況を示
す正面図である。
【図4】構造材の支持部に壁材を敷設した状態を示す斜
視図である。
【図5】(a)〜(c)構造材の立上り部のバリエーシ
ョンを示す正面図である。
【図6】(a)〜(d)構造材の立上り部のバリエーシ
ョンを示す正面図である。
【図7】(a)〜(e)構造材の立上り部のバリエーシ
ョンを示す正面図である。
【図8】横葺き屋根構造に適用した本発明の壁体構造の
一例を示す側断面図である。
【図9】図8の壁体構造を軒棟方向から見た断面図であ
る。
【図10】横葺き屋根構造に適用した本発明の壁体構造
の他の一例を示す軒棟方向から見た断面図である。
【図11】図10の壁体構造の側断面図である。
【図12】(a)折板屋根に適用した本発明の壁体構造
の一例を示す側断面図、(b)軒棟方向から見た断面図
である。
【図13】縦葺き屋根構造に適用した本発明の壁体構造
の一例を示す側断面図である。
【図14】図13の壁体構造を軒棟方向から見た断面図
である。
【符号の説明】
1 (建築用)構造材 11 支持部 111 網部 112 下フランジ部 12、12’ 立上り部 121,121’ 上フランジ部 122 係合部 123 開口部 124 係止片 125 係止部 2 梁固定金具 3 壁材 4 下地材 5 固定金具 6 垂木 7 吊子 70 保持部材 701 タイトフレーム 702 受具 71 下部保持部材 72 上部保持部材 8 バックアップ材 9 外装材 90 カバー材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−140690(JP,A) 特開 平1−260163(JP,A) 特開 平2−248565(JP,A) 特開 平6−240809(JP,A) 特開 平9−302854(JP,A) 実開 昭51−85517(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井材等の壁材をその上面に支持する支
    持部と、該支持部の左右に形成された立上り部とからな
    り、少なくとも一方の立上り部の上方には外装材或いは
    外装材用支持部材を固定するフランジ部が形成されてい
    る建築用構造材を、主にC型鋼からなる母屋に代えて配
    設し、隣接する建築用構造材の立上り部どうしを固定す
    ると共に支持部の上面に壁材を支持させ、前記建築用構
    造材のフランジ部上に外装材或いは外装材用支持部材を
    固定したことを特徴とする壁体構造。
  2. 【請求項2】 壁材は、その上面レベルが配設した建築
    用構造材のフランジ部の高さより下方にあることを特徴
    とする請求項1に記載の壁体構造。
  3. 【請求項3】 建築用構造材は、その立上り部に開口部
    が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の壁体構造。
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