JP3538145B2 - 位置検出装置 - Google Patents
位置検出装置Info
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01D—MEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01D5/00—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable
- G01D5/12—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means
- G01D5/244—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing characteristics of pulses or pulse trains; generating pulses or pulse trains
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Description
被測定物の位置を検出するためのセンサの出力から被測
定物の位置を表すデータが算出される位置検出装置に関
するものである。
被測定物の位置を表すデータが算出される装置、すなわ
ち、センサの出力から位置データを求めるのにある程度
の(無視できない)時間が必要とされる装置が存在して
いる。
装置の一例を示す。この位置検出装置110は、いわゆ
る光学式ロータリエンコーダであり、シリアル伝送路1
31によってモータコントローラ132と接続されるタ
イプのものである。図示してあるように、位置検出装置
110は、発光回路111、受光回路112、スケール
板113、増幅部114を備える。また、位置検出装置
110は、サンプルホールド部115、マルチプレクサ
116、A/D変換器117、マイクロコンピュータ1
18、シリアル信号変換回路119、シリアル信号送受
信回路120を備える。
光素子121を含む回路である。受光回路112は、発
光回路111内のM個の発光素子121からの光を、そ
れぞれ、電気信号(アナログ信号)に変換するM個の受
光素子122を含む回路となっている。スケール板11
3(スリット板、コード板とも呼ばれる)は、その状態
(回転角)によって、受光回路112内のM個の受光素
子122に入射される光の強度が変化するように加工さ
れた回転板であり、このスケール板113の回転によ
り、受光回路112内のM個の受光素子122から周期
または位相の異なるM個の正弦波信号または三角波信号
が出力される。正弦波信号を出力するためには、正弦波
スリットが切られたスケール板113を用いるが、矩形
スリットが切られたものを用いても、光の回折効果によ
り正弦波に近い信号(疑似正弦波信号)が得られるの
で、これを用いるようにしてもよい。なお、スケール板
113は、通常、モータコントローラ132によって制
御されるモータの回転軸に取り付けられる。
光素子122の出力を増幅する回路である。すなわち、
増幅部114は、M個のアナログ信号を出力する回路と
なっている。サンプルホールド部115は、増幅部11
4内のM個の増幅回路とそれぞれ接続されたM個のサン
プルホールド回路を含む。サンプルホールド部115内
の全サンプルホールド回路には、マイクロコンピュータ
118からのサンプルホールド信号が供給されるように
なっている。すなわち、サンプルホールド部115は、
増幅部114から出力される時間的に変化するM個の信
号を、ホールド動作を命ずるサンプルホールド信号が入
力されたときに、同時にホールドし、ホールドしたM個
の信号を、その後、出力し続ける回路となっている。
ド部115から出力されるM個の信号の中から、マイク
ロコンピュータ118によって指定された信号を出力す
る回路である。A/D変換器117は、マルチプレクサ
116から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変
換する回路であり、A/D変換器117の動作タイミン
グの制御もマイクロコンピュータ118によって行われ
る。
コンピュータ118からのパラレル信号をシリアル信号
に変換してシリアル信号送受信回路120に供給する処
理と、その逆の処理を行う回路である。また、シリアル
信号変換回路119は、所定の信号がシリアル信号送受
信回路120から供給された場合(リクエスト信号がシ
リアル信号送受信回路120に受信され、そのリクエス
ト信号に応じた信号がシリアル信号送受信回路120か
ら供給された場合)、その旨を通知するための信号をマ
イクロコンピュータ118に対して出力する。
コントローラ132とのインタフェース回路であり、シ
リアル信号変換回路119から与えられるシリアル信号
に所定の処理(CRCの算出、スタートビット、ストッ
プビットの付加等)を施すことによって伝送用信号を作
成し、作成した伝送用信号をシリアル伝送路131を介
してモータコントローラ132に供給する。シリアル信
号送受信回路120は、モータコントローラ132から
受信した伝送用信号に応じたシリアル信号を作成する処
理も行う。
123、出力回路124、CPU125、タイマ126
を含む、位置検出装置110の制御回路であり、A/D
変換器117の出力は、入力回路124を介してCPU
125に与えられている。また、サンプルホールド信号
は、CPU125によって制御される出力回路124か
ら出力されており、シリアル信号変換回路119は、C
PU125と接続されている。
置110には、受光回路112内の特定の受光素子12
2の出力から、スケール板113が1回転したことを検
出するための回路や、その回路の検出結果に基づきスケ
ール板113が何回転したかをカウントする多回転カウ
ンタが設けられており、その多回転カウンタも、CPU
125と接続されている。
出装置110の全体的な動作を説明する。なお、第11
図において、(A)は、位置検出装置110が、モータ
コントローラ132からリクエスト信号を受信するタイ
ミングを示した図であり、(B)は、マイクロコンピュ
ータ118内のタイマ126の値の時間変化を示した図
である。また、(C)は、マイクロコンピュータ118
からサンプルホールド部115へ出されるサンプルホー
ルド信号の時間変化を示した図であり、(D)は、CP
U125が実行する処理の内容の時間変化を示した図で
ある。そして、(E)は、位置検出装置110から位置
信号が送信されるタイミングを示した図である。
路131を介してモータコントローラ132からのリク
エスト信号を受信した際に、その時点におけるスケール
板113の位置を表す位置データを保持した位置信号
を、そのリクエスト信号に対する応答としてシリアル伝
送路131を介してモータコントローラ132に供給す
る装置である。
データは、スケール板113がそれまでに何回転したか
を示す2バイトのデータと、スケール板113の回転角
に関する2バイトのデータとからなる。前者のデータ
は、多回転カウンタから得られるものであるため、必要
となった時刻に関するデータを即座に取得することがで
きる。しかし、回転角に関するデータは、受光回路11
2の出力を基とした数値演算によって算出されるもので
あるため、その取得のための処理が完了するのには比較
的長い時間が必要とされる。従って、リクエスト信号受
信時に当該処理を開始するように構成しておいたので
は、モータコントローラ132が、リクエスト信号の送
信後、暫くしてから、リクエスト信号送信時刻における
スリット板113の位置を表す位置データを受け取るこ
とになってしまう。
クエスト信号を送出したときに、その時点におけるスケ
ール板113の位置を表す位置データが得られる方が何
かと都合が良いので、この位置検出装置110では、リ
クエスト信号受信時にモータコントローラ132に渡す
位置データを、そのリクエスト信号を受信する前に求め
ておくことが行われている。なお、測定値から導き出し
た位置データから、送出時刻についての位置データを算
出(推定)し、その位置データを次のリクエスト信号の
受信を待たずに送出する位置検出装置も知られている。
U125は、第11図(A)、(B)に示してあるよう
に、リクエスト信号が受信されたことを検出するたび
に、タイマ126を0クリアする。そして、CPU12
5は、タイマ126の値がTMSETなったときに、位置
データを求めるための処理を開始する。なお、TMSET
は、CPU125に予め与えられているデータである。
刻が時刻tbであった場合、CPU125は、時刻tb
から時間TMSETが経過した時刻tcに、位置データを
求める処理を開始する。
あるように、この処理時、CPU125は、まず、サン
プルホールド信号を“L”とすることによって、サンプ
ルホールド部115に、増幅部114が出力しているM
個の信号をホールドさせる。次いで、マルチプレクサ1
16、A/D変換器117等の制御を行い、M個の受光
素子の出力に応じたM個のデータを得る。そして、CP
U125は、サンプルホールド信号を“H”に戻し、取
得したM個のデータ並びに多回転カウンタの値から、サ
ンプルホールド信号が“L”とされた(A/D変換器1
17に対してホールド命令が出された)時刻である時刻
tbにおける位置データDT0を算出する。なお、この
処理において、M個のデータから求められるのは、M′
(この装置では、M′=16)ビットの、回転角を表す
データであり、そのデータと多回転カウンタ値とからな
るデータが位置データDT0とされる。
ことになるリクエスト信号への応答としてモータコント
ローラ132に通知する位置データである送信位置デー
タSD0を得るために、次式(以下、補正式と表記す
る)を用いた演算を行う。 SD0=DT0+(SD-1−SD-2)×(TMRQ−TMSET)/TMRQ ここで、SD-1、SD-2は、それぞれ、前回、前々回、
算出(送信)した送信位置データであり、TMRQは、位
置検出装置110に接続されるモータコントローラ13
2が出力するリクエスト信号の周期としてCPU125
に予め与えられているデータである。
を、その後にリクエスト信号が受信されたときに、シリ
アル信号変換回路119を介してシリアル信号送受信回
路120に供給し、その結果として、SD0を保持した
位置信号がシリアル伝送路131上へ送信されることに
なる(第11図(E)参照)。
タSD0を得ている理由を簡単に説明しておく。この位
置検出装置110において、ホールド命令が出された時
刻tcは、リクエスト信号の受信時刻tbから時間TM
SETが経過した時刻であり、次にリクエスト信号が受信
されるのは、時刻tbから時間TMRQが経過した時刻t
dとなるはずである。従って、次回のリクエスト信号受
信時に送信すべき送信位置データSD0は、時刻tc〜
td間におけるスケール板113の位置の変化速度(単
位時間あたりの変化量)Vとすれば、次式で表される。 SD0=DT0+(td−tc)×V =DT0+(TMRQ−TMSET)×V そして、Vが、時刻ta〜tb間におけるスケール板1
13の位置の変化速度(すなわち、(SD-1−SD-2)
/TMRQ)と同じであるとすると、上記した補正式が成
立することになるので、位置検出装置110では、当該
補正式によってSD0を算出しているのである。
したように動作するため、モータコントローラ132か
らのリクエスト信号の周期が正確にTMRQと一致してい
る場合には、リクエスト信号を受信した際に、その時点
におけるスケール板113の位置を表す位置データをモ
ータコントローラに通知することができる。
がTMRQとは異なるモータコントローラに接続されて使
用された場合、位置検出装置110は、リクエスト信号
を受信した際に、その時点におけるスケール板131の
位置を表す位置データをモータコントローラ132に通
知することができない。何故ならば、CPU125が算
出している送信位置データは、前回のリクエスト信号受
信時から時間TMRQが経過した時点におけるスケール板
113の位置を表す位置データであり、時間IRQが経過
した時点におけるものではないからである。
リクエスト信号周期の異なる他のモータコントローラと
組み合わせて使用することや、リクエスト信号周期を自
ら変更するようなモータコントローラと組み合わせて使
用することができないものとなっていた。
は、リクエスト信号の送出タイミングがハードウェアと
ソフトウェアとによって管理されている。すなわち、数
回に1回のリクエスト信号の送出は、ハードウェアが出
力する正確な周期の信号に同期した形で行われ、その他
のリクエスト信号の送出は、ソフトウェアによってその
タイミングが管理されていることが多い。そのようなモ
ータコントローラと接続された場合、位置検出装置11
0に入力されるリクエスト信号の間隔が変動することに
なる。リクエスト信号の間隔が変動した場合、上記動作
手順から明らかなように、従来の位置検出装置110
は、誤った送信位置データを出力してしまうので、モー
タの制御が適切に行われなくなる場合があった。
ータコントローラに、高い精度の(ビット数の多い)位
置データを、短い周期で供給できることが望ましい。特
に、同期モータは、高速回転中はその界磁に使用される
永久磁石の磁極の位置が高速に変化するため、モータコ
ントローラに、短い周期でその磁極の位置を通知できる
ことが必要とされる。
は、モータコントローラ132に位置データを供給でき
る周期が、送信位置データのビット数によって定まる位
置信号の送信時間、或いは、送信位置データの算出に要
する時間によって制限されており、その結果として、モ
ータ等の制御が適切に行えない場合がある装置となって
いた。
2図に示したようにコントロール信号(CD)801、
4バイトの送信位置データ信号(SD0)902、アラ
ーム信号(ALM)903、巡回冗長検査信号(CR
C)904からなる合計7フレームの信号を位置信号と
してモータコントローラ132に送信する装置となって
いる。なお、図中、左側に示してあるフレームが先に送
信されるものである。
タの前後にスタートビットとストップビットを付加した
ものであるので、この信号の全ビット数は、図示してあ
るように70ビットとなる。この70ビットの信号の伝
送に必要な時間は、シリアル通信の転送速度が2.5M
bpsである場合、28μs(=70/(2.5×10
6))となるので、位置検出装置110は、この時間よ
りも短い周期で位置データをモータコントローラ132
に通知することはできないことになる。なお、シリアル
通信のデータ転送速度を速くすれば周期を短くできるこ
とにはなるが、転送速度を現在以上のものとすること
は、シリアル伝送路上で信号がなまるので実際上不可能
である。
間も、第11図中に模式的に示してあるように、位置信
号の伝送に要する時間と同オーダの時間であるため、従
来における位置検出装置110を用いてモータ等を制御
する際、その制御内容によっては、当該制御に必要とさ
れる周期で位置データを得ることができない場合があっ
た。
させるモータ等の被制御装置を、より適切に制御できる
位置検出装置を提供することを目的としている。
物の位置を表す位置データを出力する位置検出装置にお
いて、位置データの出力を要求するリクエスト信号の受
信を検出する検出手段と、この検出手段によってリクエ
スト信号の受信が検出されてから所定時間が経過したと
きに、前記被測定物の位置を検出するためにセンサの出
力を測定するセンサ出力測定手段と、このセンサ出力測
定手段によって測定された出力に基づき、測定が行われ
た時点における前記被測定物の位置を表す位置データを
算出する位置データ算出手段と、前記リクエスト信号の
受信間隔を測定する受信間隔測定手段と、前記受信間隔
測定手段により測定されたリクエスト信号の受信間隔と
前記所定時間と前記位置データ算出手段によって算出さ
れる位置データと前記被測定物の推定される速度とを用
いて、その受信間隔の測定が行われたリクエスト信号の
受信時における前記被測定物の位置を表す位置データで
ある補正位置データを算出する補正位置データ算出手段
と、この補正位置データ算出手段によって算出された補
正位置データを、前記リクエスト信号に対する応答とし
て出力する出力手段と、を備えるものである。
補正位置データ出力手段によって最初に出力された補正
位置データに関しては、その補正位置データを表す第1
所定ビット数の信号を、前記リクエスト信号を出力する
機器が接続されたシリアル伝送路上に検出結果として送
出し、前記補正位置データ出力手段によって2番目以降
に出力された補正位置データに関しては、その補正位置
データと前回、出力された補正位置データの差を表す、
前記第1所定ビット数よりも少ない第2所定ビット数の
信号を、および/または、今回出力した信号の一部を付
加した信号を、前記シリアル伝送路上に検出結果として
送出する送出手段を、さらに備えるものである。
定物の位置を表す位置データを出力する位置検出装置に
おいて、位置データの出力を要求するリクエスト信号の
受信を検出する検出手段と、前記リクエスト信号の受信
間隔を測定する受信間隔測定手段と、前記検出手段によ
ってリクエスト信号の受信が検出されるたびに、そのリ
クエスト信号が検出されてから所定時間が経過した後、
前記受信間隔測定手段によって測定した受信間隔の調整
分の一の時間(出力周期)が経過するたびに、前記被測
定物の位置を検出するためのセンサの出力を測定する処
理を実行する測定処理実行手段と、この測定処理実行手
段によって前記センサの出力が測定されるたびに、その
測定された出力を用いて、測定が行われた時点における
前記被測定物の位置を表す位置データを算出する位置デ
ータ算出手段と、この位置データ算出手段によって位置
データが算出されるたびに、その算出された位置データ
と前記出力周期と前記所定時間と前記被測定物の推定さ
れる位置の変化速度とを用いて、前記リクエスト信号の
受信時から前記出力周期の整数倍の時間が経過した時点
であって、前記センサ出力測定手段による出力の測定後
に最初に到達する時点における前記被測定物の位置を表
す位置データである補正位置データを算出する補正位置
データ算出手段と、前記補正位置データ算出手段によっ
て補正位置データが算出されるたびに、算出された補正
位置データを、その補正位置データが位置を表している
時刻に出力する補正位置データ出力手段と、を備えるも
のである。
補正位置データ出力手段によって最初に出力された補正
位置データに関しては、その補正位置データを表す第1
所定ビット数の信号を、前記リクエスト信号を出力する
機器が接続されたシリアル伝送路上に検出結果として送
出し、前記補正位置データ出力手段によって2番目以降
に出力された補正位置データに関しては、その補正位置
データと前回、出力された補正位置データの差を表す、
前記第1所定ビット数よりも少ない第2所定ビット数の
信号を、および/または、今回出力した信号の一部を付
加した信号を、前記シリアル伝送路上に検出結果として
送出する送出手段を、さらに備えるものである。
被測定物の位置の変化速度を監視する監視手段と、この
監視手段による監視結果に応じて、前記出力周期の値
を、前記受信間隔の整数分の一である他の値に変更する
出力周期変更手段と、をさらに備えるものである。
補正位置データ出力手段によって最初に出力された補正
位置データに関しては、その補正位置データを表す第1
所定ビット数の信号を、前記リクエスト信号を出力する
機器が接続されたシリアル伝送路上に検出結果として送
出し、前記補正位置データ出力手段によって2番目以降
に出力された補正位置データに関しては、その補正位置
データと前回、出力された補正位置データの差を表す、
前記第1所定ビット数よりも少ない第2所定ビット数の
信号を、および/または、今回出力した信号の一部を付
加した信号を、前記シリアル伝送路上に検出結果として
送出する送出手段を、さらに備えるものである。
監視手段による監視結果に応じて、シリアル伝送路上に
送出する位置データのビット長を変更するビット長変更
手段を、さらに備えるものである。
補正位置データ出力手段によって最初に出力された補正
位置データに関しては、その補正位置データを表す第1
所定ビット数の信号を、前記リクエスト信号を出力する
機器が接続されたシリアル伝送路上に検出結果として送
出し、前記補正位置データ出力手段によって2番目以降
に出力された補正位置データに関しては、その補正位置
データと前回、出力された補正位置データの差を表す、
前記第1所定ビット数よりも少ない第2所定ビット数の
信号を、および/または、今回出力した信号の一部を付
加した信号を、前記シリアル伝送路上に検出結果として
送出する送出手段を、さらに備えるものである。
リクエスト信号は、前記出力周期を指定する指定情報を
含み、前記検出手段によって検出された前記リクエスト
信号に含まれる指定情報に応じて、前記出力周期の値
を、前記受信間隔の整数分の一である他の値に変更する
出力周期変更手段を、さらに備えるものである。
補正位置データ出力手段によって最初に出力された補正
位置データに関しては、その補正位置データを表す第1
所定ビット数の信号を、前記リクエスト信号を出力する
機器が接続されたシリアル伝送路上に検出結果として送
出し、前記補正位置データ出力手段によって2番目以降
に出力された補正位置データに関しては、その補正位置
データと前回、出力された補正位置データの差を表す、
前記第1所定ビット数よりも少ない第2所定ビット数の
信号を、および/または、今回出力した信号の一部を付
加した信号を、前記シリアル伝送路上に検出結果として
送出する送出手段を、さらに備えるものである。
定物の位置を表す位置データを出力する位置検出装置で
あって、位置データの出力を要求するリクエスト信号の
受信を検出するとともに、受信を検出したリクエスト信
号が、第1種リクエスト信号であるか第2種リクエスト
信号であるかを判別する検出判別手段と、前記第1種リ
クエスト信号の受信間隔を測定する受信間隔測定手段
と、前記検出判別手段によって第1種リクエスト信号の
受信が検出されるたびに、その第1種リクエスト信号の
受信が検出されてから所定時間が経過した後、前記受信
間隔測定手段によって測定された受信間隔の整数分の一
の時間(出力周期)が経過するたびに、前記被測定物の
位置を検出するためのセンサの出力を測定する処理を実
行する測定処理実行手段と、この測定処理実行手段によ
って前記センサの出力が測定されるたびに、その測定さ
れた出力を用いて、測定が行われた時点における前記被
測定物の位置を表す位置データを算出する位置データ算
出手段と、この位置データ算出手段によって位置データ
が算出されるたびに、その位置データと前記出力周期と
前記所定時間と前記被測定物の推定される位置の変化速
度とを用いて、前記第1種リクエスト信号の受信時から
前記出力周期の整数倍の時間が経過した時点であって、
前記センサ出力測定手段による出力の測定後に最初に到
達する時点における前記被測定物の位置を表す位置デー
タである補正位置データを算出する補正位置データ算出
手段と、前記補正位置データ算出手段によって補正位置
データが算出されるたびに算出された補正位置データ
を、その算出後、前記検出判別手段によって受信が検出
された第1種リクエスト信号或いは第2種リクエスト信
号に対する応答として出力する補正位置データ出力手段
と、を備えるものである。
補正位置データ出力手段によって最初に出力された補正
位置データに関しては、その補正位置データを表す第1
所定ビット数の信号を、前記リクエスト信号を出力する
機器が接続されたシリアル伝送路上に検出結果として送
出し、前記補正位置データ出力手段によって2番目以降
に出力された補正位置データに関しては、その補正位置
データと前回、出力された補正位置データの差を表す、
前記第1所定ビット数よりも少ない第2所定ビット数の
信号を、および/または、今回出力した信号の一部を付
加した信号を、前記シリアル伝送路上に検出結果として
送出する送出手段を、さらに備えるものである。
に詳述するために、添付の図面に従ってこれを説明す
る。第1図に、本発明の実施の形態1にかかる位置検出
装置の概略構成を示す。実施の形態1にかかる位置検出
装置10は、いわゆる光学式ロータリエンコーダであ
り、発光回路11、受光回路12、スケール板13、増
幅部14を備える。さらに、位置検出装置10は、サン
プルホールド部15、マルチプレクサ16、A/D変換
器17、マイクロコンピュータ18、シリアル信号変換
回路19、シリアル信号送受信回路20をも備える。さ
らに、位置検出装置10は、特定の受光素子22の出力
からスケール板が1回転したことを検出する回路(図示
せず)、当該回路がスケール板13が1回転したことを
検出するたびにカウントアップを行うカウンタであっ
て、CPU25に接続されたカウンタである多回転カウ
ンタ(図示せず)を備える。そして、位置検出装置10
は、シリアル伝送路31によってモータコントローラ3
2と接続されて使用される。
タ18を除く各部は、位置検出装置110内の同じ名称
の部と同じ動作をするものである。このため、以下で
は、マイクロコンピュータ18(CPU25)による制
御動作を中心として、第2図および第3図を用いて、位
置検出装置10の動作を説明することにする。なお、第
2図は、マイクロコンピュータ18(CPU25)の動
作手順を示すフローチャートである。第3図(A)は、
位置検出装置10がモータコントローラ32からリクエ
スト信号を受信するタイミングを示した図であり、
(B)は、マイクロコンピュータ18内のタイマ26の
値の時間変化を示した図である。また、(C)は、マイ
クロコンピュータ18からサンプルホールド部15へサ
ンプルホールド信号が出力されるタイミングを示した図
であり、(D)は、CPU25が実行する処理の内容の
時間変化を示した図である。そして、(E)は、位置検
出装置10から送信位置データを保持した位置信号が送
信されるタイミングを示した図である。
する処理は、タイマ26の値が予め定められた値TM
SETになったときに開始される第1分岐処理(ステップ
S110)と、リクエスト信号が受信されたときに開始
される第2分岐処理(ステップS120)と、各分岐処
理が行われていないときに行われる処理である他のソフ
トウェア処理(ステップS130)に大別されている。
について説明する。タイマ26の値が所定値TMSETに
なったとき、CPU25は、実行中の他のソフトウェア
処理を中断して、まず、サンプルホールド信号を“L”
とすることによって、サンプルホールド部15に、増幅
部14からのM個の信号をホールドさせる(ステップS
111)。すなわち、CPU25は、マルチプレクサ1
6に入力される信号を、タイマ26の値がTMSETとな
ったときにおけるスケール板13の状態を表す信号に固
定する。
6に所定の選択信号を供給することによって、マルチプ
レクサ16に入力されているM個の信号のうちの1つ
が、A/D変換器17に供給されるようにする(ステッ
プS112)。次いで、CPU25は、A/D変換器1
7を動作させ、その結果、A/D変換器17が出力する
データを記憶する(ステップS113)。その後、CP
U25は、マルチプレクサ16が出力する信号の中に、
ステップS112、113の処理を行っていない信号が
残っていた場合(ステップS114;No)には、ステ
ップS112に戻り、未処理の信号に対する処理を行
う。
する全て(M個)の信号のA/D変換結果の取得が完了
したとき(ステップS114;Yes)、サンプルホー
ルド信号を“H”に戻し(ステップS115)、得られ
たM個のデータと多回転カウンタの値とから、タイマ2
6の値がTMSETであったときにおける位置データDT
0を算出、記憶する(ステップS116)。そして、C
PU25は、第1分岐処理を終了し、他のソフトウェア
処理を開始する。
受信された場合、CPU25は、時刻tc(=tb+T
MSET)に、第1分岐処理を開始する。すなわち、第3
図(C)、(D)に模式的に示してあるように、CPU
25は、時刻tcにサンプルホールド信号を“L”とす
るとともに、マルチプレクサ16、A/D変換器17等
の制御を開始し、M個のデータを得る。次いで、CPU
25は、サンプルホールド信号を“H”に戻し、取得し
たM個のデータから、時刻tcにおける位置データDT
0を算出する。そして、第1分岐処理を終了し、その他
の処理を開始する。
CPU25の動作を説明する。リクエスト信号が受信さ
れたことを検出した場合、CPU25は、第2分岐処理
(ステップS120)を開始し、まず、その時点におけ
るタイマ26の値を読み込み、TM0として記憶する
(ステップS121)。次いで、CPU25は、タイマ
26を、0クリアする(ステップS122)。
に加算することによって送信位置データSD0が得られ
る値である補正量の算出を行う(ステップS123)。
具体的には、前回、算出した送信位置データSD-1、前
々回、算出した送信位置データSD-2、前回の第2分岐
処理実行時に読み込んだタイマ値TM-1、今回、読み込
んだタイマ値TM0、並びに、TMSETから、次式を用
いて、補正量DTDを算出する。 DTD=(SD-1−SD-2)×(TM0−TMSET)/TM-1
り、補正量(SD0とDT0の差)が算出される理由を
簡単に説明しておく。時刻tdに受信されたリクエスト
信号に対する応答として送信されるべき送信位置データ
SD0は、位置データDT0に、時刻tc〜td間にお
ける位置の変化量を加えることによって得ることができ
るデータである。そして、その変化量(すなわち、補正
量DTD)は、時刻tc〜td間における、位置の変化
速度(単位時間あたりの変化量)をVとすると、次式で
表されることになる。 DTD=(td−tc)×V ここで、tc=tb+TMSET、td=tc+TM0で
あるので、td−tc=TM0−TMSETが成立する。
また、Vは、たとえば、時刻ta〜tb間の速度と同一
であると仮定できるため、V=(SD-1−SD-2)/T
M-1とすることができ、結局、DTDを、TM0、TM
SET、SD-1、SD-2、TM-1から、上記した式で算出
できることになる。
PU25の動作を説明する。補正量DTDの算出後、C
PU25は、算出したDTDと、第1分岐処理時に算出
した位置データDT0を加算することによって、送信位
置データSD0を作成する(ステップS124)。な
お、CPU25は、このステップにおいて、それまで送
信位置データSD-1、送信位置データSD0として記憶
していたデータを、それぞれ、送信位置データSD-2、
送信位置データSD-1とする処理も実行する。
データSD0を、シリアル信号変換回路19に供給する
ことによって、送信位置データSD0を保持した従来の
同様のフォーマットの位置信号(第12図参照)を、シ
リアル信号送受信回路20に送信させ(ステップS12
5)、第2分岐処理を終了する。
出装置10では、リクエスト信号の受信間隔(TM0)
が測定され、その測定された受信間隔を用いて位置デー
タDT0から送信位置データSD0が算出される。この
ため、位置検出装置10は、リクエスト信号周期の異な
る他のモータコントローラに接続された場合も、正確な
位置データを出力することができる。換言すれば、位置
検出装置10は、スリット板13の正確な位置を、必要
とされている頻度で(ただし、頻度の上限はある)出力
できる装置となっている。従って、本位置検出装置10
を用いれば、スリット板13の位置(回転角)を変化さ
せているモータの制御をより適切に行えることになる。
D-2)/TM-1を変化速度Vとして用いてDTDを算出
するように構成されているが、(SD-1−SD-2)/T
M-1の代わりに、(DT0−DT-1)/TM-1(DT-1
は、前回の第1分岐処理で算出された位置データ)、或
いは、(DT0−SD-1)/TMSETを用いることもで
きる。すなわち、第3図における時刻ta+TMSET〜
tc(=tb+TMSET=ta+TM-1+TMSET)間の
変化速度、或いは、時刻tb〜tc(=tb+T
MSET)間の変化速度を用いてDTDが算出されるよう
に位置検出装置10を変形しても良い。
置のハードウェア構成は、実施の形態1にかかる位置検
出装置10のそれと同一であるため、その構成を示す図
として、第1図を用いることとする。
クエスト信号を周期IRQで送信するモータコントローラ
32であって、リクエスト信号を送信していないときで
も、位置データを受信することができるモータコントロ
ーラ32と接続されて使用される。また、位置検出装置
内のCPU25には、位置検出装置の使用を開始する前
に、TMSET、並びに、IRQ/N(Nは、2以上の整
数)とその値が一致するTMLMT(>TMSET)が与えら
れる。
際、CPU25は、第4図に示したように、第1分岐処
理(ステップS210)、第2分岐処理(ステップS2
20)、他のソフトウェア処理(ステップS230)の
いずれかを実行する。
がTMSETになったときには、それまで行っていた他の
ソフトウェア処理(ステップS230)を中断して、第
1分岐処理(ステップS210)を実行する。また、モ
ータコントローラ32からのリクエスト信号が受信され
たときと、タイマ26の値がTMLMTとなったときに
は、第2分岐処理を実行する。
時、CPU25は、まず、サンプルホールド信号を
“L”とすることによって、サンプルホールド部15
に、増幅部14からのM個の信号をホールドさせる(ス
テップS211)。すなわち、CPU25は、マルチプ
レクサ16に入力される信号を、タイマ26の値がTM
SETとなったときにおけるスケール板13の状態を表す
信号に固定する。
6に所定の選択信号を供給することによって、マルチプ
レクサ16に入力されているM個の信号のうちの1つ
が、A/D変換器17に供給されるようにする(ステッ
プS212)。次いで、CPU25は、A/D変換器1
7を動作させ、その結果、A/D変換器17が出力する
データを記憶する(ステップS213)。そして、ステ
ップS212、213の処理を行っていない信号が残っ
ていた場合(ステップS214;No)には、ステップ
S212に戻り、未処理の信号に対する処理を行う。そ
して、全て(M個)の信号に対する処理が完了したとき
(ステップS214;Yes)に、CPU25は、サン
プルホールド信号を“H”に戻し(ステップS21
5)、得られたM個のデータから、タイマ26の値がT
MSETであったときにおける位置データDT0を算出す
る(ステップS216)。
T0に対する補正量DTDの算出を行う(ステップS2
17)。具体的には、このステップS217において、
CPU25は、前回の送信した送信位置データSD
-1と、前々回、送信した送信位置データSD-2、TM
LMTと、TMSETとから、次式を用いて、補正量DTDを
算出する。 DTD=(SD-1−SD-2)×(TMLMT−TMSET)/TMLMT
TDと、位置データDT0とを加算することによって、
今回の送信位置データSD0を作成、記憶する(ステッ
プS218)。そして、CPU25は、第1分岐処理を
終了し、その他のソフトウェア処理(ステップS23
0)を開始する。
き、或いは、タイマ26の値がTMLMTとなったとき、
CPU25は、第2分岐処理(ステップS220)を開
始し、まず、タイマ26を0クリアする(ステップS2
21)。
リクエスト信号の受信であった場合(ステップS22
2;Yes)、CPUは、周期番号を“0”とする(ス
テップS223)。一方、当該原因が、タイマ26の値
とTMLMTとの一致であった場合(ステップS222;
No)には、周期番号を“1”インクリメントする(ス
テップS224)。
周期番号とを含む送信用データを作成する(ステップS
225)。そして、その送信用データを保持した位置信
号を、シリアル信号変換回路19等を利用してシリアル
信号送受信回路20に送信させる(ステップS22
6)。すなわち、リクエスト信号の受信以後に送信され
た位置信号の数を表す情報であり、0〜N−1(N=I
RQ/TMLMT)のいずれかの値をとる周期番号をも含め
た位置信号を、その位置信号に対する処理がモータコン
トローラ32側で容易に行えるようにするために、送信
する。そして、第2分岐処理を終了する。
RQの場合)を例に、第5図を用いて、実施の形態2にか
かる位置検出装置の動作を、さらに具体的に説明する。
既に行った説明から明らかなように、リクエスト信号の
受信を検出した際(第2分岐処理時)、CPU25は、
タイマ26を0クリアする。そして、CPU25は、タ
イマ26の値がTMSETとなったときに、第1分岐処理
を開始する。
された場合、時刻taにタイマが0クリアされるので、
CPU25は、時刻tb(=ta+TMSET)に、第1
分岐処理を開始することになる。
プルホールド信号を“L”とするとともに、マルチプレ
クサ16、A/D変換器17等の制御を行い、M個のデ
ータを得る。次いで、CPU25は、サンプルホールド
信号を“H”に戻し、取得したM個のデータから、時刻
tbにおける位置を表す位置データDT0を算出する。
さらに、CPU25は、時刻tbから時刻tcまでの間
の位置変化量の推定値(すなわち、補正量DTD)を求
め、その推定値を位置データDTに加算することによっ
て、時刻tcにおけるスリット板13の位置を表す送信
位置データSD0を得ておく。
信号が受信される前に、タイマ26の値がTMLMTとな
る。従って、CPU25は、タイマ26を0クリアした
後、周期番号を“1”インクリメントする。その結果、
周期番号は、送信位置データがリクエスト信号受信によ
らないデータの1番目であることを示す“1”となり、
CPU125は、その周期番号と送信位置データとを含
む送信用データを作成する。そして、その送信用データ
をシリアル信号変換回路19に供給することによって、
当該送信用データを保持した位置信号をシリアル信号送
受信回路20に送信させる。
置信号に含まれる周期番号から送信された位置データが
どの時間でのデータなのかを認識することができる。そ
の後、時刻td(tc+TMSET=ta+TMLMT+TM
SET)に、タイマ26の値がTMSETとなるため、CPU
25は、再び第1分岐処理を開始し、新たな送信位置デ
ータSD0を得る。その後、時刻teには、リクエスト
信号が受信されるので、CPU25は、タイマ26を0
クリアした後、周期番号を“0”とする。そして、CP
U25は、送信位置データがリクエスト信号受信による
データであることを示しているその周期番号を含む送信
用データを作成し、当該送信用データをシリアル信号変
換回路19に供給することによって、当該送信用データ
に応じた位置信号をシリアル信号送受信回路20に送信
させる。
る位置検出装置は、リクエスト信号の受信周期で同期が
とられた、予め与えられた周期TMSETで、位置データ
の算出・送信を行う。従って、実施の形態2にかかる位
置検出装置を、たとえば、そのハードウェアにより時間
管理される正確な周期のリクエスト信号のみを送信する
モータコントローラと組み合わせれば、リクエスト信号
の送信(受信)間隔がばらつくことに因るモータ制御へ
の悪影響を最小限のものとすることができることにな
る。
は、リクエスト信号受信から何周期目の位置データであ
るのかを示す周期番号を含む位置信号を送信する装置と
なっているが、これは、モータコントローラ側での処理
負荷を増やさないためであるので、周期番号を含まない
信号を送信するように位置検出装置を構成することもで
きる。
置のハードウェア構成は、実施の形態1にかかる位置検
出装置10のそれと同一である。ただし、位置検出装置
内のCPU25は、実施の形態1にかかる位置検出装置
内のCPU25とは異なる動作をするようにプログラム
されている。また、CPU25には、位置検出装置の使
用を開始する前に、TMSETと、リクエスト信号周期と
その値が一致するTMLMT(>TMSET)が与えられる。
さらに、タイマ26にも、TMSETとTMLMTとが与えら
れており、タイマ26は、その値がTMSETになったと
き、その旨をCPU25に通知し、その値がTMLMTと
なったときには、自身を0クリアする。
は、リクエスト判別ビットと名付けた情報を含むリクエ
スト信号を送信するモータコントローラ32と接続され
て使用される。リクエスト判別ビットは、リクエスト信
号が、モータコントローラ内のハードウェアにより時間
管理された正確な周期のリクエスト信号であるか否かを
示す情報である。以下では、説明の便宜上、正確な周期
のリクエスト信号をRQ0と、そうでないリクエスト信
号をRQ1と表記することにする。
置内のCPU25は、第6図に示したように、タイマ2
6の値がTMSETになったときには、それまで行ってい
た他のソフトウェア処理(S330)を中断して、第1
分岐処理(ステップS310;ステップS311〜S3
18)を実行する。この第1分岐処理は、第4図を用い
て説明した、実施の形態2にかかる位置検出装置内のC
PUが実行する第1分岐処理と全く同じものであるの
で、その説明は省略する。
受信された際には、第2分岐処理(ステップS320)
を開始し、まず、受信されたリクエスト信号に含まれる
リクエスト判別ビットに基づき、そのリクエスト信号
が、正確な周期のリクエスト信号RQ0であるか、正確
な周期であるとは限らないリクエスト信号RQ1である
かを判断する(ステップS321)。
号RQ0であった場合(ステップS321;Yes)、
CPU25は、タイマ26を0クリア(ステップS32
2)してから、位置信号の送信を行い(ステップS32
3)、第2分岐処理を終了する。一方、受信されたリク
エスト信号がリクエスト信号RQ0でなかった場合(ス
テップS321;No)には、タイマ26を0クリアす
ることなく、位置信号の送信を行い(ステップS32
3)、第2分岐処理を終了する。
ト信号RQ0とリクエスト信号RQ1を交互に出力する
ものであった場合を例に、第7図を用いて、実施の形態
3にかかる位置検出装置の動作をさらに具体的に説明す
る。なお、第7図において、(A)は、位置検出装置1
0がモータコントローラ32からリクエスト信号を受信
するタイミングを示した図であり、(B)は、マイクロ
コンピュータ18内のタイマ26の値の時間変化を示し
た図である。また、(C)は、マイクロコンピュータ1
8からサンプルホールド部15へサンプルホールド信号
が出力されるタイミングを示した図であり、(D)は、
CPU25が実行する処理の内容の時間変化を示した図
である。そして、(E)は、位置検出装置10から位置
信号が送信されるタイミングを示した図である。
刻taに受信された場合、送信位置データSD-2を保持
した位置信号の送信が行われる。そして、受信したリク
エスト信号がリクエスト信号RQ0であるので、その受
信時刻から時間TMSETが経過した時刻である時刻tb
(=ta+TMSET)に、送信位置データSD-1を取得
するための処理が開始される。
されると、送信位置データSD-1の送信が行われる。た
だし、当該リクエスト信号はリクエスト信号RQ1であ
るため、送信位置データSD0を取得するための処理
は、時刻tcから時間TMSETが経過した時刻ではなく
(リクエスト信号RQ1の受信を契機としてではな
く)、リクエスト信号RQ0の受信時刻taから時間T
MLMT+TMSETが経過した時刻tdに開始される。
出装置では、リクエスト信号RQ0は、位置データを取
得するための処理を開始するタイミングを定める信号並
びにモータコントローラへのデータ送信を実行するタイ
ミングを定める信号として使用される。一方、リクエス
ト信号RQ1は、モータコントローラへのデータ送信を
実行するタイミングを定める信号としてのみ使用され、
そのデータ送信時に送信される位置データの取得するた
めの処理の開始タイミングは、リクエスト信号RQ0の
受信時刻を基準に定められる。
アによる正確な周期のリクエスト信号には、正確な周期
の信号であることを示すリクエスト判別ビットを付加
し、ソフトウェア管理によるリクエスト信号には、正確
な周期の信号とは限らないことを示すリクエスト判別ビ
ットを付加するモータコントローラと組み合わせれば、
ソフトウェア管理によるリクエスト信号の送信タイミン
グに変動があっても、モータ自体の制御は正確に行える
ことになる、なお、そのようなモータコントローラは、
従来のモータコントローラの僅かな変形で実現すること
ができる。
置は、実施の形態1にかかる位置検出装置を変形したも
のであるので、ここでは、動作が異なる部分のみを説明
することにする。
来の位置検出装置と同様に、リクエスト信号の受信毎
に、7フレームからなる位置信号を送出する装置であっ
たが、実施の形態4にかかる位置検出装置は、モータコ
ントローラとの初回通信時には、7フレームの位置信号
を送出し、その後の通信時には、5フレームの位置信号
を送出する装置となっている。
かる位置検出装置が送出する位置信号のフォーマット並
びにその送出手順を説明する。なお、図において、左側
に示してあるフレーム(データ)、位置信号が先に送出
されるものである。また、以下に記すCPU25の制御
動作は、第2図のステップS124、S125相当のス
テップで行われるものである。
形態4にかかる位置検出装置が送出する信号は、従来の
位置検出装置が送出する信号(第12図参照)と同様
に、CDで始まり、ALMとCRCで終わる信号となっ
ている。ただし、本位置検出装置は、CDとして、第8
図(B)に示してあるように、通信エラー保護信号とし
て利用されていなかった部分を、判別信号として利用し
たものを用いている。
ントローラ32と初めて通信する際(モータコントロー
ラ32に、最初に位置データを通知する際)には、第8
図(A)に示してあるように、従来の位置検出装置と同
様に、CDとSD0とALMとCRCからなる7フレー
ムの信号(以下、初回通信信号と表記する)が送信され
るように各部(主に、シリアル信号変換回路19)を制
御する。なお、この際、CPU25は、CDとして、自
信号が初回通信信号であることを示す判別信号807を
含むCD8010が送信されるようにする。
は、SD0の代わりに、前回の送信位置データSD-1と
今回の送信位置データSD0の差“SD0−SD-1”を
表すバイトデータと、SD0を構成する4つのバイトデ
ータの1つを含む信号であって、SD0を構成する4つ
のバイトデータのうちいずれが含まれているかを示す判
別信号807が設定されたCD801を含む信号が送出
されるように各部を制御する。
信号の送出完了後、最初に送信位置データを出力する際
には、前回の送信位置データSD-1と今回の送信位置デ
ータSD0との差“SD0−SD-1”と、今回の送信位
置データSD0の第1バイトであるSD0LL803
と、SD0LLが含まれていることを示すCD8011
を含む信号が送信されるようにする。
には、前回の送信位置データSD-1と今回の送信位置デ
ータSD0との差“SD0−SD-1”と、今回の送信位
置データSD0の第2バイトであるSD0LH804
と、SD0LHが含まれていることを示すCD8012
を含む信号が送信されるようにする。その後、次に送信
位置データを出力する際には、“SD0−SD-1”と、
SD0の第3バイトであるSD0HL805と、SD0
HLが含まれていることを示すCD8013を含む信号
が送信されるようにする。
は、“SD0−SD-1”と、SD0の第4バイトである
SD0HH806と、SD0HHが含まれていることを
示すCD8014を含む信号が送信されるようにする。
そして、CPU25は、SD0HHを含む信号が送出さ
れた後、送信位置データを送出する際には、SD0LL
を含む信号が送出されるように各部を制御するものであ
る。
装置内のCPU25は、送信位置データの1回目の送出
時には、4バイトのSD0を含む7フレームの信号が送
信されるように各部を制御する。また、CPU25は、
送信位置データの“4×I−2”回目(Iは自然数)の
送出時には、SD0LLを含む信号が送信され、送信位
置データの“4×I−1”回目の送出時には、SD0L
Hを含む信号が送信されるように各部を制御する。ま
た、送信位置データの“4×I”回目の送出時には、S
D0HLを含む5フレーム信号が送信され、送信位置デ
ータの“4×I+1”回目の送出時には、SD0HHを
含む信号が送信されるように各部を制御する。
のように動作するように構成されているため、モータコ
ントローラに位置の検出結果を通知するのに必要とされ
る時間が従来よりも短くなっている。具体的には、シリ
アル通信の転送速度が2.5Mbpsであった場合、既
に説明したように従来の信号の伝送に必要とされる時間
は28μsである。これに対して、実施の形態4にかか
る位置検出装置が出力する信号の伝送に必要とされる時
間は、当該信号のビット数が50ビットであるので、2
0μs(=50/(2.5×106))となっている。
号で通知された送信位置データを絶対位置データとして
記憶し、その後、位置検出装置から位置信号が通知され
るたびに、その位置信号に含まれる差分データを絶対位
置データに加算していき、加算後の絶対位置データを、
スリット板13(に接続されているモータ)のその時点
における位置を表すデータとして取り扱うモータコント
ローラ32と組み合わせれば、従来よりも短いリクエス
ト信号周期で動作するシステム、換言すれば、モータ等
の制御用の情報をより頻繁に得ることができ、その結果
としてモータ等の制御がより適切に行えるシステムを構
築できることになる。
において、“SD0−SD-1”用に1フレームしか確保
していないのは、位置検出装置により位置を検出される
モータが一般的な最高回転数である4500RPMにて
回転中であり、モータコントローラからのリクエスト信
号周期が50μsであるとすると、本装置の回転角デー
タのビット数は16ビットであるので、50μs経過し
たときの位置データの変化量が1バイトで表せることに
なるからである(変化量は、4500/60×50×1
0-6×216=245データとなる)。“SD0−S
D-1”が1バイトで表せない条件で使用する場合には、
当然、“SD0−SD-1”用に2(あるいはそれ以上)
バイトが確保されることになる。
LL、SD0LH、SD0HL、SD0HHのいずれか
を含む信号を送出させているのは、モータコントローラ
側で、SD0LL等を用いた絶対位置データの検証が行
えるようにするためであるので、“SD0−SD-1”を
含み、SD0LL等を含まない信号が出力されるように
実施の形態4にかかる位置検出装置を変形することがで
きる。
施の形態2にかかる位置検出装置を変形したものであ
り、リクエスト信号を周期IRQで送信するモータコント
ローラ32であって、リクエスト信号を送信していない
ときでも、位置データを受信することができるモータコ
ントローラ32と接続されて使用される。また、位置検
出装置内のCPU25には、位置検出装置の使用を開始
する前に、TMSET、並びに、リクエスト信号送信周期
IRQとその値が一致するTMLMT(>TMSET)、位置変
化速度のしきい値Vtが与えられる。
かる位置検出装置の動作を説明する。なお、第9図にお
いて、(A)は、位置検出装置がモータコントローラ3
2からリクエスト信号を受信するタイミングを示した図
であり、(B)は、位置変化速度“(SD0−SD-1)
/TMLMT”の時間変化を示した図である。(C)は、
マイクロコンピュータ18内のタイマ26の値の時間変
化を示した図である。また、(D)は、CPU25が実
行する処理の内容の時間変化を示した図である。そし
て、(E)は、位置検出装置から位置信号が送信される
タイミングを示した図である。
通常モードと高速モードと名付けた2つの動作モードが
用意されている。通常モードは、(SD0−SD-1)/
TMLMTによって規定される位置変化速度がVt以下で
あるときに選択される動作モードであり、高速モード
は、位置変化速度がVtを越えているときに選択される
動作モードである。
5は、位置変化速度がVt以上であるか否かの判断を行
う点を除けば、従来の位置検出装置110内のCPU1
25と同じ動作をする。
エスト信号が受信された場合、CPU25は、タイマ2
6を0クリアするとともに、既に算出してある送信位置
データを含む位置信号がシリアル伝送路31上に送信さ
れるようにシリアル信号変換回路19等を制御する。ま
た、タイマ26の値がTMSETと一致した際(時刻
tb)には、サンプルホールド部15への“L”レベル
のサンプルホールド信号の供給で始まる処理を実行し、
送信位置データを算出する。そして、その後、リクエス
ト信号が受信されたときに(時刻tcに)、その送信位
置データを含む位置信号がシリアル伝送路31上に送信
されるようにシリアル信号変換回路19等を制御する。
25は、今回、算出した送信位置データSD0と前回、
算出した送信位置データのSD-1とから算出される位置
変化速度“(SD0−SD-1)/TMLMT”が、Vt以
下であるか否かの判断も行う。なお、この判断は、第9
図(B)に、丸印で模式的に示してあるように、位置デ
ータ算出処理の終了時に行われる。そして、リクエスト
信号受信時には、その判断結果に応じた制御が行われ
る。
きに、位置変化速度がVtを越えたことを検出した場
合、CPU25は、リクエスト信号受信時に、タイマ2
6を0クリアするとともに、TMLMTおよびTMSETの値
を、それぞれ1/2とする。また、動作モードを高速モ
ードに変換する。その後(高速モード時)、CPU25
は、N=2とされた実施の形態2にかかる位置検出装置
内のCPU25と同様の制御を実行する。
タイマ26の値が、変更後のTMSETと一致したとき
に、送信位置データを算出するための処理を開始し、当
該処理によって得られた送信位置データを含む信号を送
出させるための制御を、タイマ26の値が、変更後のT
MLMTと一致したときに行う(第12図の時刻tc以後
を参照されたい)。なお、CPU25は、この高速モー
ド時、M個の測定データから、M″ビットの回転角デー
タを算出する。ここで、M″は、通常モード時に算出さ
れる回転角データのビット数M′以下のビット数であ
り、リクエスト信号周期IRQの間に、2回、位置データ
を算出でき、かつ、当該位置データを含む位置信号が2
回送信できるように予め設定される。
変化速度がVt以下であるか否かの判断も行い、位置変
化速度がVt以下となっていると判断されている状態
で、リクエスト信号が受信された場合には、動作モード
を通常モードに変更する。すなわち、タイマ26を0ク
リアするとともに、TMLMTおよびTMSETの値を、それ
ぞれ、2倍する(初期値に戻す)。
ドであるか高速モードであるかを示す情報と周期番号と
からなる属性情報1005を送信位置データと共に含む
信号が位置信号として送信されるように各部を制御し、
モータコントローラ32は当該属性情報に基づき、受信
された位置信号に含まれる位置データを解釈する。
かる位置検出装置は、位置データの送信周期等を、スリ
ット板13の位置の変化速度に応じて自動的に変更す
る。このため、この位置検出装置と組み合わされたモー
タコントローラは、同期モータを高速で動作させている
ときには、荒い精度ではあるが、短い周期で同期モータ
内の永久磁石の磁極の位置を知ることができ、同期モー
タが通常の速度で動作させているときには、高精度、か
つ、適当な周期で同期モータ内の永久磁石の磁極の位置
を知ることができることになるので、結局、この位置検
出装置を用いれば、モータを効率良く制御できることに
なる。
は、TMLMT等を1/2とする装置であったが、TMLMT
等を1/K(Kは、3以上の整数)とする装置としても
良いことは当然である。また、実施の形態5にかかる位
置検出装置は、2つの動作モードを有するものであった
が、位置変化速度に関するしきい値を2つ以上設け、3
つ以上の動作モードを有する装置としても良い。
置は、測定(算出)した位置変化速度に応じて、動作モ
ードを変更する装置であったが、モータコントローラ
を、必要としている位置データの精度や送信周期を指定
する情報を含むリクエスト信号を送出するものとし、位
置検出装置を、リクエスト信号内に含まれる当該情報に
従った精度、送信周期で位置データを出力する装置とす
ることもできる。
した変形以外の変形を施すこともできる。
装置を変形して、位置信号の送信手順として、実施の形
態4にかかる位置検出装置で用いられている送信手順が
用いられる位置検出装置を構成することができる。ま
た、各実施の形態の位置検出装置を変形して、位置信号
がパラレル伝送路によってモータコントローラ等の制御
機器に送信される装置を構成することもできる。また、
各実施の形態の位置検出装置は、いわゆる、ロータリエ
ンコーダであったが、各実施の形態に示されている技術
を、回転角度以外を検出する装置に適用しても良いこと
は当然である。
位置検出装置は、被測定物を移動させている、同期モー
タ等の機器を制御するために必要とされる位置データの
出力源として有用であり、特に、高速な制御が望まれる
機器への位置データの供給に用いるのに適している。 [図面の簡単な説明]
置検出装置の構成を示す説明図である。
置内のCPUの動作手順を示すフローチャートである。
置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
置検出装置内のCPUの動作手順を示すフローチャート
である。
置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
置検出装置内のCPUの動作手順を示すフローチャート
である。
置の動作を説明するためのタイミングチャートである。
置検出装置内のCPUの動作手順を示すフローチャート
である。
置検出装置の動作を示す説明図である。
構成を示す説明図である。
動作を説明するためのタイミングチャートである。
モータコントローラに対して送出する信号を示す説明図
である。
Claims (12)
- 【請求項1】 被測定物の位置を表す位置データを出力
する位置検出装置において、 位置データの出力を要求するリクエスト信号の受信を検
出する検出手段と、 この検出手段によってリクエスト信号の受信が検出され
てから所定時間が経過したときに、前記被測定物の位置
を検出するためにセンサの出力を測定するセンサ出力測
定手段と、 このセンサ出力測定手段によって測定された出力に基づ
き、測定が行われた時点における前記被測定物の位置を
表す位置データを算出する位置データ算出手段と、 前記リクエスト信号の受信間隔を測定する受信間隔測定
手段と、 前記受信間隔測定手段により測定されたリクエスト信号
の受信間隔と前記所定時間と前記位置データ算出手段に
よって算出される位置データと前記被測定物の推定され
る速度とを用いて、その受信間隔の測定が行われたリク
エスト信号の受信時における前記被測定物の位置を表す
位置データである補正位置データを算出する補正位置デ
ータ算出手段と、 この補正位置データ算出手段によって算出された補正位
置データを、前記リクエスト信号に対する応答として出
力する出力手段と、 を備えることを特徴とする位置検出装置。 - 【請求項2】 前記補正位置データ出力手段によって最
初に出力された補正位置データに関しては、その補正位
置データを表す第1所定ビット数の信号を、前記リクエ
スト信号を出力する機器が接続されたシリアル伝送路上
に検出結果として送出し、前記補正位置データ出力手段
によって2番目以降に出力された補正位置データに関し
ては、その補正位置データと前回、出力された補正位置
データの差を表す、前記第1所定ビット数よりも少ない
第2所定ビット数の信号を、および/または、今回出力
した信号の一部を付加した信号を、前記シリアル伝送路
上に検出結果として送出する送出手段を、さらに備える
ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の位置検出装
置。 - 【請求項3】 被測定物の位置を表す位置データを出力
する位置検出装置において、 位置データを出力を要求するリクエスト信号の受信を検
出する検出手段と、 前記リクエスト信号の受信間隔を測定する受信間隔測定
手段と、 前記検出手段によってリクエスト信号の受信が検出され
るたびに、そのリクエスト信号が検出されてから所定時
間が経過した後、前記受信間隔測定手段によって測定し
た受信間隔の整数分の一の時間(出力周期)が経過する
たびに、前記被測定物の位置を検出するためのセンサの
出力を測定する処理を実行する測定処理実行手段と、 この測定処理実行手段によって前記センサの出力が測定
されるたびに、その測定された出力を用いて、測定が行
われた時点における前記被測定物の位置を表す位置デー
タを算出する位置データ算出手段と、 この位置データ算出手段によって位置データが算出され
るたびに、その算出された位置データと前記出力周期と
前記所定時間と前記被測定物の推定される位置の変化速
度とを用いて、前記リクエスト信号の受信時から前記出
力周期の整数倍の時間が経過した時点であって、前記セ
ンサ出力測定手段による出力の測定後に最初に到達する
時点における前記被測定物の位置を表す位置データであ
る補正位置データを算出する補正位置データ算出手段
と、 前記補正位置データ算出手段によって補正位置データが
算出されるたびに、算出された補正位置データを、その
補正位置データが位置を表している時刻に出力する補正
位置データ出力手段と、 を備えることを特徴とする位置検出装置。 - 【請求項4】 前記補正位置データ出力手段によって最
初に出力された補正位置データに関しては、その補正位
置データを表す第1所定ビット数の信号を、前記リクエ
スト信号を出力する機器が接続されたシリアル伝送路上
に検出結果として送出し、前記補正位置データ出力手段
によって2番目以降に出力された補正位置データに関し
ては、その補正位置データと前回、出力された補正位置
データの差を表す、前記第1所定ビット数よりも少ない
第2所定ビット数の信号を、および/または、今回出力
した信号の一部を付加した信号を、前記シリアル伝送路
上に検出結果として送出する送出手段を、さらに備える
ことを特徴とする請求の範囲第3項記載の位置検出装
置。 - 【請求項5】 前記被測定物の位置の変化速度を監視す
る監視手段と、この監視手段による監視結果に応じて、
前記出力周期の値を、前記受信間隔の整数分の一である
他の値に変更する出力周期変更手段と、をさらに備える
ことを特徴とする請求の範囲第3項記載の位置検出装
置。 - 【請求項6】 前記補正位置データ出力手段によって最
初に出力された補正位置データに関しては、その補正位
置データを表す第1所定ビット数の信号を、前記リクエ
スト信号を出力する機器が接続されたシリアル伝送路上
に検出結果として送出し、前記補正位置データ出力手段
によって2番目以降に出力された補正位置データに関し
ては、その補正位置データと前回、出力された補正位置
データの差を表す、前記第1所定ビット数よりも少ない
第2所定ビット数の信号を、および/または、今回出力
した信号の一部を付加した信号を、前記シリアル伝送路
上に検出結果として送出する送出手段を、さらに備える
ことを特徴とする請求の範囲第5項記載の位置検出装
置。 - 【請求項7】 前記監視手段による監視結果に応じて、
シリアル伝送路上に送出する位置データのビット長を変
更するビット長変更手段を、さらに備えることを特徴と
する請求の範囲第5項記載の位置検出装置。 - 【請求項8】 前記補正位置データ出力手段によって最
初に出力された補正位置データに関しては、その補正位
置データを表す第1所定ビット数の信号を、前記リクエ
スト信号を出力する機器が接続されたシリアル伝送路上
に検出結果として送出し、前記補正位置データ出力手段
によって2番目以降に出力された補正位置データに関し
ては、その補正位置データと前回、出力された補正位置
データの差を表す、前記第1所定ビット数よりも少ない
第2所定ビット数の信号を、および/または、今回出力
した信号の一部を付加した信号を、前記シリアル伝送路
上に検出結果として送出する送出手段を、さらに備える
ことを特徴とする請求の範囲第7項記載の位置検出装
置。 - 【請求項9】 前記リクエスト信号は、前記出力周期を
指定する指定情報を含み、前記検出手段によって検出さ
れた前記リクエスト信号に含まれる指定情報に応じて、
前記出力周期の値を、前記受信間隔の整数分の一である
他の値に変更する出力周期変更手段を、さらに備えるこ
とを特徴とする請求の範囲第3項記載の位置検出装置。 - 【請求項10】 前記補正位置データ出力手段によって
最初に出力された補正位置データに関しては、その補正
位置データを表す第1所定ビット数の信号を、前記リク
エスト信号を出力する機器が接続されたシリアル伝送路
上に検出結果として送出し、前記補正位置データ出力手
段によって2番目以降に出力された補正位置データに関
しては、その補正位置データと前回、出力された補正位
置データの差を表す、前記第1所定ビット数よりも少な
い第2所定ビット数の信号を、および/または、今回出
力した信号の一部を付加した信号を、前記シリアル伝送
路上に検出結果として送出する送出手段を、さらに備え
ることを特徴とする請求の範囲第9項記載の位置検出装
置。 - 【請求項11】 被測定物の位置を表す位置データを出
力する位置検出装置であって、 位置データの出力を要求するリクエスト信号の受信を検
出するとともに、受信を検出したリクエスト信号が、第
1種リクエスト信号であるか第2種リクエスト信号であ
るかを判別する検出判別手段と、 前記第1種リクエスト信号の受信間隔を測定する受信間
隔測定手段と、 前記検出判別手段によって第1種リクエスト信号の受信
が検出されるたびに、その第1種リクエスト信号の受信
が検出されてから所定時間が経過した後、前記受信間隔
測定手段によって測定された受信間隔の整数分の一の時
間(出力周期)が経過するたびに、前記被測定物の位置
を検出するためのセンサの出力を測定する処理を実行す
る測定処理実行手段と、 この測定処理実行手段によって前記センサの出力が測定
されるたびに、その測定された出力を用いて、測定が行
われた時点における前記被測定物の位置を表す位置デー
タを算出する位置データ算出手段と、 この位置データ算出手段によって位置データが算出され
るたびに、その位置データと前記出力周期と前記所定時
間と前記被測定物の推定される位置の変化速度とを用い
て、前記第1種リクエスト信号の受信時から前記出力周
期の整数倍の時間が経過した時点であって、前記センサ
出力測定手段による出力の測定後に最初に到達する時点
における前記被測定物の位置を表す位置データである補
正位置データを算出する補正位置データ算出手段と、 前記補正位置データ算出手段によって補正位置データが
算出されるたびに、算出された補正位置データを、その
算出後、前記検出判別手段によって受信が検出された第
1種リクエスト信号或いは第2種リクエスト信号に対す
る応答として出力する補正位置データ出力手段と、 を備えることを特徴とする位置検出装置。 - 【請求項12】 前記補正位置データ出力手段によって
最初に出力された補正位置データに関しては、その補正
位置データを表す第1所定ビット数の信号を、前記リク
エスト信号を出力する機器が接続されたシリアル伝送路
上に検出結果として送出し、前記補正位置データ出力手
段によって2番目以降に出力された補正位置データに関
しては、その補正位置データと前回、出力された補正位
置データの差を表す、前記第1所定ビット数よりも少な
い第2所定ビット数の信号を、および/または、今回出
力した信号の一部を付加した信号を、前記シリアル伝送
路上に検出結果として送出する送出手段を、さらに備え
ることを特徴とする請求の範囲第11項記載の位置検出
装置。
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