JP3538124B2 - 光コネクタフェルールの製造方法 - Google Patents
光コネクタフェルールの製造方法Info
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Description
部材とを一体に成形する光コネクタフェルールの製造方
法に関する。
示したように、光ファイバ心線の被覆を除去して露出さ
せた光ファイバ部分を挿入し接着剤等により固定する小
径孔bおよび外径cを精度良く仕上げたセラミックスリ
ーブdと、光ファイバ心線部分を挿入する大径孔eを形
成したフォルダ部材fとを別個に製作し、セラミックス
リーブdの後端をフォルダ部材f前端に嵌合、固定して
組み立てられる。
fの前端中心部に設けられた嵌合孔、hは、フォルダ部
材fの前端外周部に等間隔に設けられた複数個(図示例
では4個)の鍔部を各々示している。
コネクタフェルールaは、完成までに長時間を要し生産
性が悪いため、高価であった。
フェルールaに換えて、プラスチック製のスリーブd´
とフォルダ部材f´とを一体に成形したプラスチックモ
ールドタイプの光コネクタフェルールa´が開発されて
いる。図7はこのプラスチックモールドタイプの光コネ
クタフェルールを示す。
の光コネクタフェルールにおいても組み立て式光コネク
タフェルール同様、スリーブd´の小径孔内に光ファイ
バ部分を挿入し接着剤等により固定したのち、研磨機を
使ってスリーブd´の前端面iを研磨し、光ファイバ端
面を磨きあげ光の通りを良くする加工が施される。
ェルールa´は図3〜図5に示したような研磨機固定盤
B、B´により固定される。即ち、この固定盤B、B´
は、多角形状の固定盤本体11、11´の各辺部に複数
個のV字状溝12、12´を形成し、該各V字状溝1
2、12´内に光コネクタフェルールa´のスリーブd
´を挿入してから締着板13、13´に螺挿したボルト
14、14´で当該スリーブd´を挟持するよう構成さ
れている。
固定盤B´の本体11´は三角形に形成されているが、
その他の形状、例えば四角形や八角形等でも良い。ま
た、本体11、11´の各辺部に設けられたV字状溝1
2、12´の数も図示例では2個であるが、これに限ら
れるものでない。
の光コネクタフェルールa´を固定する場合、フォルダ
部材f´の鍔部h´の前端面をV字状溝12、12´外
縁の固定盤本体11、11´の一側面に当接し、固定盤
本体11、11´の裏面から突出する光コネクタフェル
ールa´(スリーブd´)先端の突き出し長さlを一定
に揃える。このように複数個の光コネクタフェルールa
´を固定盤B、B´に固定した状態で各スリーブd´の
先端面iを研磨機で研磨すれば、均一高精度の研磨が可
能となる。
たプラスチックモールドタイプの光コネクタフェルール
a´では、その成形時スリーブd´とフォルダ部材f´
との境界線部分、即ち図7に示すようにスリーブd´と
フォルダ部材f´の鍔部h´前端面の基部に、金型製作
上避けられない微細なフイレットmが形成される。
光コネクタフェルールa´を研磨する場合、次のような
問題を生ずる。既述した従来の組み立て式光コネクタフ
ェルールaにおいては図6に示したように、セラミック
スリーブdとフォルダ部材fが別部品により形成されて
いるため問題はないが、一般に出廻っている研磨機にお
いては、V字状溝12、12´と固定盤本体11、11
´の一側面が交わる角部15、15´が鋭角に形成され
ている研磨機固定盤も多数あり、このような固定盤を使
用した場合、光コネクタフェルールにフイレットmがあ
ると、前記角部15、15´にフイレットmが当接する
ことで固定盤の裏面から突出する光コネクタフェルール
a´(スリーブd´)先端の突き出し長さlがまちまち
になり、固定盤に多数個固定された光コネクタフェルー
ルa´の研磨状態にばらつきが生じてしまい、均一高精
度の研磨が不可能となる。
状溝角部の丸まり具合よりフイレットの方が小さい場合
は問題ないが、金型磨耗によってフイレットの方が大き
くなってくると、均一研磨上支障をきたすことになる。
一般に出廻っている研磨機固定盤の状態を個別的に把握
し、フイレットの大小に合せて面取りを行なうことは実
際上不可能である。
鋭く仕上げても、微視的にみればRは存在するし、さら
に、できるだけ鋭く仕上げた角部も、光コネクタフェル
ールの成形を行なううえで成形材料が当該角部をなめて
とおるため、成形を繰り返すうちに角が取れ、丸まって
くる。まして、成形材料中にも成形品(光コネクタフェ
ルール)の強度をアップするため、ガラス繊維その他の
金型磨耗を起こし易い添加物が多く含まれるので、一層
角部を丸める作用に拍車が掛かってしまうものである。
々の問題点に鑑みなされたもので、プラスチックモール
ドタイプの光コネクタフェルールにおいて、ホルダー部
材の鍔部前端面の基部に環状の窪みを設け、金型制作上
避けられないフイレットを前記窪み内に逃がすように製
作することで、研磨機固定盤に多数個の光コネクタフェ
ルール先端の突き出し長さを全て揃えて固定できるよう
して光コネクタフェルール(スリーブ)先端を均一高精
度に研磨できる光コネクタフェルールの製造方法を提供
することを目的とする。
光コネクタフェルールの製造方法は、スリーブとホルダ
部材とを一体に成形するプラスチックモールドタイプの
光コネクタフェルールの製造方法において、ホルダ部材
の鍔部前端面の基部に環状の窪みを、スリーブの外周に
沿ってモールド成形することを特徴とする。
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の方法により
製作された光コネクタフェルールの全体斜視図であり、
図2は同上の一部断面した側面図であり、図3は研磨機
固定盤の正面図であり、図4は他例の研磨機固定盤の使
用状態を示す上方よりみた斜視図であり、図5は同上の
下方よりみた斜視図である。
は、スリーブ1とホルダ部材2とを一体に成形するプラ
スチックモールドタイプの光コネクタフェルールAの製
造方法において、ホルダ部材2の鍔部2a前端面2bの
基部に環状の窪み3を、スリーブ1の外周に沿ってモー
ルド成形するものである。
イバ部分を挿入し接着剤等により固定する小径孔、2c
は、光ファイバの心線部分を挿入する大径孔であって、
両者は光コネクタフェルールA内において互いに連通し
て設けられている。
用いて光コネクタフェルールAを研磨する際は、研磨機
固定盤B´の締着板13´を緩めておいて、V字状溝1
2´、12´内に多数個の光コネクタフェルールAのス
リーブ1部分を順次挿入する。そして、各光コネクタフ
ェルールAの鍔部2a前端面2bが、V字状溝に12
´、12´外縁の研磨機固定盤B´の本体11´一側面
に当接した状態において、ボルト14´、14´を回動
して締着板13´でスリーブ1部分をV字状溝12´、
12´内面に圧接、挟持する。この状態において、研磨
機固定盤B´の本体11´裏面から突出する光コネクタ
フェルールAのスリーブ1先端を研磨機で研磨する。
ダ部材とを一体に成形するプラスチックモールドタイプ
の光コネクタフェルールの製造方法において、ホルダ部
材の鍔部前端面基部に環状の窪みを、スリーブの外周に
沿ってモールド成形するものであるから、研磨機固定盤
のV字状溝の角部がいかに鋭く形成されていても、スリ
ーブとフォルダ部材の鍔部前端面の基部に成形時にでき
るフイレットは、当該部分に設けられた環状窪み内に収
納状態で形成されることとなり、その結果研磨機固定盤
の本体の裏面から突出する光コネクタフェルールのスリ
ーブ先端の突き出し長さは常に一定に揃えられるため、
スリーブ1先端に対する均一高精度の研磨が可能とな
る。
ルールの全体斜視図である。
みた斜視図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】スリーブとホルダ部材とを一体に成形する
プラスチックモールドタイプの光コネクタフェルール製
造方法において、ホルダ部材の鍔部前端面の基部に環状
の窪みを、スリーブの外周に突出することがないように
スリーブ外周に沿ってモールド成形することを特徴とす
る光コネクタフェルールの製造方法。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000216096A JP3538124B2 (ja) | 2000-07-17 | 2000-07-17 | 光コネクタフェルールの製造方法 |
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Family Applications (1)
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Families Citing this family (3)
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